JP4022947B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の操作部品を備えた電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、液晶タブレットを備えペン操作により各種アプリケーションの実行が行えるよう構成された様々な電子機器が開発されている。このような電子機器においては画面上に表示されるアイコン、ボタン等の部品に対する操作性を向上させるための工夫が施されている。
【0003】
例えば、特公平7−95261号公報に示される「メニュー表示方式」においては、画面上に表示されるメニュー中の各アイコンの選択回数を記録し、メニュー表示の際に選択回数に比例した大きさで各アイコンを表示することにより、使用頻度の高いアイコンは大きくし、操作性の向上を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例に示した方法では、使用頻度により各アイコンの大きさが異なるため以下のような問題点を有している。
(1)使用するにつれて各アイコンの大きさが変化するため、画面デザイン上好ましくない場合があり、また、同一の操作を行うための操作位置にもずれが生じ、操作性の向上を阻害するおそれがある。
(2)画面領域が小さい場合には、アイコンの大きさを十分変化させることは困難であり、また様々な大きさのアイコンを画面上に配置すると画面の有効利用が困難となることも考えられる。
【0005】
本発明はかかる点に鑑み、アイコン等の操作部品の大きさは変化させず、その使用頻度等の操作履歴に基づいて、対応する機能を実行させるための操作の継続時間、操作の圧力等の操作方法に関わる条件を変化させることによって操作性の向上を実現する電子機器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、本発明の請求項1、3,5に記載の発明は、所定の条件を満たす操作に呼応して対応づけられた機能が実行されるよう構成されたキー等の操作部品を複数備えた操作部を持つ電子機器において、前記操作部品のそれぞれに対する操作頻度等の操作履歴にしたがって、ある操作部品への操作が行われた際に、前記操作の継続時間、操作部品に対する圧力、操作に対する実行履歴を元にその操作部品に対応づけられた機能を実行するか否かを判定し、実行すると判定された場合にはその機能を実行する。この構成により操作性を向上させた電子機器を提供することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態における電子機器のブロック図を示すものである。図1において、101は操作部、102は実行回数管理部、103は操作継続時間計測部、104は条件記憶部、105は判定部、106は機能実行部である。
【0017】
本実施の形態においては、操作部101は表示手段としての液晶画面と入力手段としてのタブレットとが一体化された入出力手段を持ち、液晶画面上に表示されたボタンなどの操作部品に対してペン等により操作を行うことにより操作が行えるよう構成する。図2は操作部101の外観図を示したものであり、201は液晶画面とタブレットが一体化された入出力手段であり、液晶画面上にボタン等の操作部品、テキストデータなどの情報が表示される。
【0018】
本実施の形態における電子機器では、複数のデータを作成、登録する機能、登録済みのデータを修正する機能、登録されている複数のデータを任意に切り替えて表示する機能、あるデータについてすべてを一度に画面上に表示できない場合には上下にスクロールして表示できる機能などを持つアプリケーションが搭載されている。
【0019】
202はこのアプリケーションに登録されているテキストによるデータであり、ここでは例としてある鉄道の時刻表が表示されているものを示している。
【0020】
203〜209は液晶画面上に表示された操作部品であり、それぞれタブレット上の対応する位置を押すことによって操作することができる。203は「新規ボタン」と呼ばれるボタンであり、新たなデータを作成するためのものである。204は「修正ボタン」と呼ばれるボタンであり、現在表示中の既存のデータを修正するためのものである。205は「終了ボタン」と呼ばれるボタンであり、このアプリケーションを終了するためのものである。206は「上スクロールボタン」と呼ばれるボタンであり、データが一度にすべて表示できない場合に、上部に隠れているデータを表示するためにデータを上方向にスクロールするためのものである。207は「下スクロールボタン」と呼ばれるボタンであり、同様にデータを下方向にスクロールするためのものである。208は「次ページボタン」と呼ばれるボタンであり、複数登録されているデータのうち、現在表示されているデータの次のデータを表示するためのものである。209は「前ページボタン」と呼ばれるボタンであり、同様に前のデータを表示するためのものである。
【0021】
実行回数管理部102は履歴管理部として機能し、各操作部品について、過去50回の全操作部品の機能実行のうち、それぞれの部品が機能実行された回数を管理するものである。図3は履歴管理部102が管理する履歴情報の例を示すものであり、それぞれの操作部品についての機能実行回数が記憶されている。
【0022】
操作継続時間計測部103は操作方法検出部として機能し、それぞれの操作部品が押されたときに、押されてから離されるまでの時間、つまり操作の継続時間を計測する。
【0023】
条件記憶部104は、操作部品が操作されたとき、その操作に呼応して対応する機能を実行すべきか否かの条件を記憶する。図4は条件記憶部104が記憶する条件の例を示すものであり、過去50回のすべての機能実行における各操作部品の機能実行の回数と、その操作部品の機能を実行するための最小の操作継続時間を記憶している。例えば、過去50回中0回〜3回しか機能実行されなかった操作部品は、対応する機能を実行するためには、その操作部品を0.30秒以上押し続ける必要があることを示している。また、過去50回中10回以上機能実行された操作部品については、0.05秒以上押し続けるだけで対応する機能を実行することができる。
【0024】
判定部105は、操作部101からの操作部品への操作に呼応して、操作継続時間計測部103によって計測された操作継続時間と実行回数管理部102が記憶する当該操作部品に対する過去50回中の機能実行回数とを用いて、条件記憶部104によって記憶される条件を満たすか否かを判定する。
【0025】
機能実行部106は、判定部105が条件を満たすと判定した場合に、当該操作部品に対応づけられた機能を実行する。
【0026】
以下、本実施の形態における電子機器について操作部101に対してある操作が行われたときの動作手順を図5に示すフローチャートにしたがって説明する。
(ステップ501)操作部101が、ペン等によって操作部品P1に対する操作を受け、(ステップ502)に進む。
(ステップ502)操作継続時間計測部103が、操作部品P1に対する操作の継続時間T1を計測し、(ステップ503)に進む。
(ステップ503)判定部105が、実行回数管理部102によって管理される操作部品P1の過去50回中の機能実行回数N1を取得し、(ステップ504)に進む。
(ステップ504)判定部105が、条件記憶部104の内容から、過去50回中の機能実行回数N1に対応する機能実行のための最小操作継続時間L1を取得し、(ステップ505)に進む。
(ステップ505)判定部105が、T1≧L1か否かを判定し、そうであれば(ステップ506)に進み、そうでなければ動作を終了する。
(ステップ506)機能実行部106が、操作部品P1に対応づけられた機能を実行し、動作を終了する。
【0027】
以上の手順により、操作部品P1に対する過去の機能実行回数N1と条件記憶部104によって記憶される情報から、操作部品P1に対する操作の継続時間T1が一定以上の場合、操作部品P1に対応づけられた機能が実行される。
【0028】
具体的な例として、条件記憶部104の内容が図4に示されるものであり、ある時点で操作部101が図2に示される状態、実行回数管理部102の内容が図3に示される状態であるとき、いくつかの操作部品に対して操作を行ったときの操作の継続時間と当該操作部品に対応づけられた機能が実行されるか否かの例を図6に示す。
【0029】
以上のように本実施の形態によれば、各操作部品等の形状、大きさ等の変化なしに、過去の機能実行回数が多い操作部品ほど短い時間の操作で対応する機能が実行されるため、操作頻度の高い操作部品ほど簡単な操作で機能を実行させることが可能となる。また、操作頻度が低い操作部品については、誤ってその操作部品に触れた場合などに機能が実行されることを防ぐことができる。
【0030】
なお、本実施の形態においては、実行回数管理部が管理する履歴を過去50回中の機能実行回数としたが、50回に限定されるものではなく、また、機能実行回数ではなく、機能が実行されなかった回数も含めた操作回数としてもよい。また、機能実行回数の総計が50に満たない場合も存在し得る。
【0031】
また、操作部は液晶画面とタブレットが一体化された入出力手段に含まれるものに限らず、例えば、操作部品として複数のキーが備えられた通常のキーボードとすることも可能である。
【0032】
さらに、本実施の形態では、操作方法検出部を操作継続時間計測部として操作の継続時間を検出するものを示したが、例えば、操作方法検出部が、ペンの単一のタップ、一定時間内の連続した2回、3回のタップ(ダブルタップ、トリプルタップ)、それ以外のいずれかを検出し、条件記憶部がタップ方法に基づいた条件を記憶するもの等であってもよい。あるいは、ペンの操作圧、ペンの傾き、ペンとタブレットとの距離等を操作方法として検出するよう構成することも可能である。
【0033】
また、本実施の形態では、当該操作部品に対する過去の操作履歴のみに基づいて条件の判定を行ったが、他の操作部品の過去の操作履歴を含めて条件の判定を行うよう構成してもよいことは言うまでもない。
【0034】
(第2の実施の形態)
図7は、本発明の第2の実施の形態における電子機器のブロック図を示すものである。図7において、701は操作部、702は操作部品一時記憶部、703は操作圧検出部、704は条件記憶部、705は判定部、706は機能実行部である。
【0035】
本実施の形態においては、操作部701は図8に示される外観を持つ電話機の操作パネルであり、「0」〜「9」、「*」、「#」および「登録1」のボタン801、「登録2」のボタン802、「登録3」のボタン803を備えている。
【0036】
ボタン801〜803は、使用する頻度の高い電話番号をそれぞれ1つあらかじめ定められた方法によって登録することができ、ボタンを押すことにより、電話番号のボタンを数字ごとに押すことなく、登録されている電話番号に発呼することができるよう構成されている。
【0037】
操作部品一時記憶部702は履歴管理部として機能し、ボタン801〜803の3つのボタンのうち、直前に押されたボタンがいずれであるかを記憶している。
【0038】
操作圧検出部703は操作方法検出部として機能し、ボタン801〜803が操作されたとき、その操作の圧力をボタンが押された距離として検出する。
【0039】
条件記憶部704は、ボタン801〜803が操作されたとき、その操作に呼応して対応する機能を実行すべきか否かの条件を記憶する。ここで、機能とは、それぞれのボタンに対応づけられた電話番号に電話をかけることである。条件記憶部704は、ボタン801〜803のうち直前に押されたボタンについては0.2cm以上、それ以外のボタンについては0.4cm以上それぞれ押されたときに、対応する機能を実行すべきことを条件として記憶している。
【0040】
判定部705は、操作部701からのボタン801〜803への操作に呼応して、操作圧検出部703によって検出されたボタンが押された距離と操作部品一時記憶部702が記憶するボタン801〜803のうち直前に押されたボタンの情報とを用いて、条件記憶部704によって記憶される条件を満たすか否かを判定する。
【0041】
機能実行部706は、判定部705が条件を満たすと判定した場合に、当該操作部品に対応づけられた機能、つまり登録された電話番号への発呼を実行する。
【0042】
以下、本実施の形態における電子機器についてボタン801〜803のうちいずれかに対してある操作が行われたときの動作手順を図9に示すフローチャートにしたがって説明する。
(ステップ901)操作部701が、ボタン801〜803のいずれかのボタンP2に対する操作を受け、(ステップ902)に進む。
(ステップ902)操作圧検出部703が、ボタンP2が押された距離D2を計測し、(ステップ903)に進む。
(ステップ903)判定部705が、操作部品一時記憶部702からボタン801〜803のうち直前に押されたボタンがいずれであるかを判定し(ボタンP3と判定されたとする。ただし、ボタン801〜803のいずれも操作されていない場合にはいずれでもない、と判定される)、(ステップ904)に進む。
(ステップ904)判定部705が、P2とP3が同一であるか否か(あるいはP2がボタン801〜803のうち初めて押されたボタンであるか否か)を判定し、その結果に応じて、条件記憶部704の内容から、機能実行のためのボタン押下の最小の距離D3を取得し、(ステップ905)に進む。
(ステップ905)判定部705が、D2≧D3か否かを判定し、そうであれば(ステップ906)に進み、そうでなければ動作を終了する。
(ステップ906)機能実行部706が、ボタンP2に対応づけられた機能を実行し、動作を終了する。
【0043】
以上の手順により、ボタン801〜803のうち直前に押されたボタンがボタンP2である場合およびそうでない場合とに対応して指定された距離D3以上ボタンP2が押下された場合、ボタンP2に対応づけられた機能が実行される。
【0044】
具体的には、例えば、ボタン801〜803のうち直前に押されたボタンがボタン801の場合、次にボタン802およびボタン803に対応づけられた機能を実行するためには、0.4cm以上押下する必要があるのに対して、続けてボタン801に対応づけられた機能を実行するためには、0.2cm以上押下するだけでよい。
【0045】
以上のように本実施の形態によれば、直前に押されたボタンを再び押すときには押下距離は少なくてよいため、例えば、同じ相手に連続して電話をかける場合などに、容易にボタンを押すことができ、操作性を向上させることができる。
【0046】
なお、本実施の形態においては、電話上のボタンの操作に関するものを示したが、通常のボタン、キー等が備えられた電子機器についても同様である。
【0047】
また、操作部品一時記憶部が直前に押下されたボタンのみを記憶している例を示したが、2回以上前に押下されたボタンに関する情報をも記憶し、それらの情報をもとに、機能実行のための最小のボタン押下距離を決定するよう構成することも可能である。
【0048】
(第3の実施の形態)
図10は、本発明の第3の実施の形態における電子機器のブロック図を示すものである。図10において、1001は操作部、1002は操作系列管理部、1003は操作継続時間計測部、1004は条件記憶部、1005は判定部、1006は機能実行部である。
【0049】
本実施の形態における操作部1001は第1の実施の形態における操作部101と同様のものであり、図11は操作部1001の外観図を示したものである。図11において、201は図2に示されたものと同様の入出力手段である。
【0050】
本実施の形態における電子機器では、人の名前、住所、電話番号等からなる個人情報を50音の各行(「あ」行、「か」行など)ごとに複数管理する機能を持つアドレス帳アプリケーションが搭載されており、図11において、1101〜1107はそれぞれこのアドレス帳アプリケーションによって管理されている個人情報のうち、ある50音の行(図の例の場合「さ」行)について名前と電話番号のみを1行に表示した「テキストボックス」と呼ばれる操作部品である。本実施の形態の説明では、1101〜1107をそれぞれ「テキストボックス1」〜「テキストボックス7」と呼ぶこととする。テキストボックスは、タブレット上の対応する位置を押すことによって1101〜1107のうち最大1つ選択される。選択されたテキストボックスは、1103のように白黒反転して表示される。1108は、それぞれ「タグボタン」と呼ばれ、表示する個人情報の50音の行を切り替えるためのタグの形状をしたボタン群(本実施の形態の説明では、それぞれ「あボタン」、「かボタン」、...、「他ボタン」と呼ぶ)であり、これらのうち1つを押すことによって対応する行の個人情報をテキストボックス1101〜1107に表示することができる。
【0051】
1109、1110はそれぞれ「上スクロールボタン」、「下スクロールボタン」と呼ばれるボタンであり、いずれも第1の実施の形態における同名のボタンと同様の機能を有する。
【0052】
1111は「詳細ボタン」と呼ばれるボタンであり、テキストボックス1101〜1107のうちいずれかを選択した状態で、これが押されると対応する個人情報の詳細が図12のように表示される。図12において、1201は「一覧ボタン」と呼ばれるボタンであり、このボタンを押すと、図11に示される個人情報の一覧表示に戻る。
【0053】
1112は「電話ボタン」と呼ばれるボタンである。本実施の形態における電子機器は電話機を内蔵しており、テキストボックス1101〜1107のうちいずれかを選択した状態で、ボタン1112が押されると、対応する人に電話をかけることができる。電話の切断は図示しない手段によって行うことができるよう構成されている。
【0054】
1113は「終了ボタン」と呼ばれるボタンであり、このアプリケーションを終了するためのものである。
【0055】
操作系列管理部1002は履歴管理部として機能し、操作部品への操作による過去10回の機能実行について、対応する操作部品の系列を記憶する。図13は操作系列管理部1002が管理する操作部品の系列の概念図である。1で示される操作部品が直前つまり1回前に機能実行された操作部品であり、同様に、2〜10で示される操作部品がそれぞれ2回前〜10回前に機能実行された操作部品であることを示している。つまり、この時点までに、「はボタン」→「テキストボックス4」→「電話ボタン」→「かボタン」→「テキストボックス6」→「詳細ボタン」→「一覧ボタン」→「電話ボタン」→「さボタン」→「テキストボックス3」と操作部品が操作され対応する機能が実行されたことを示している。
【0056】
操作継続時間計測部1003は操作方法検出部として機能し、それぞれの操作部品が押されたときに、押されてから離されるまでの時間、つまり操作の継続時間を計測する。
【0057】
条件記憶部1004は、操作部品が操作されたとき、その操作に呼応して対応する機能を実行すべきか否かの条件を記憶する。図14は条件記憶部1004が記憶する条件の例を示すものであり、直前の特定の操作系列の後、次の機能実行のためそれぞれの操作部品について必要な操作継続時間を示している。条件は、頻度の高い操作の系列を考慮し、次に操作される可能性の高い操作部品については、必要な操作継続時間は小さくなっている。例えば、直前の操作系列が「タグボタン」→「テキストボックス」であった場合、次に「電話ボタン」および「詳細ボタン」の機能を実行するためにはそれぞれ0.15秒以上の操作でよいが、それら以外の操作部品については0.30秒以上の操作が必要である。同様に「下スクロールボタン」の機能が連続して2回実行された場合には、次も「下スクロールボタン」の機能を実行するためには、0.15秒以上の操作でよいが、それ以外の操作部品については0.30秒以上の操作が必要である。
【0058】
判定部1005は、操作部1001からの操作部品への操作に呼応して、操作継続時間計測部1003によって計測された操作継続時間と操作系列管理部1002が管理する過去10回の機能実行の履歴とを用いて、条件記憶部1004によって記憶される条件を満たすか否かを判定する。
【0059】
機能実行部1006は、判定部1005が条件を満たすと判定した場合に、当該操作部品に対応づけられた機能を実行する。
【0060】
以下、本実施の形態における電子機器について操作部1001に対してある操作が行われたときの動作手順を図15に示すフローチャートにしたがって説明する。
(ステップ1501)操作部1001が、ペン等によって操作部品P3に対する操作を受け、(ステップ1502)に進む。
(ステップ1502)操作継続時間計測部1003が、操作部品P3に対する操作の継続時間T3を計測し、(ステップ1503)に進む。
(ステップ1503)判定部1005が、操作系列管理部1002によって管理される過去10回の機能実行に関する操作部品に対する操作の系列S3を取得し、(ステップ1504)に進む。
(ステップ1504)判定部1005が、条件記憶部1004の内容から、操作系列S3に対する操作部品P3の機能実行に必要な最小操作継続時間L3を取得し、(ステップ1505)に進む。
(ステップ1505)判定部1005が、T3≧L3か否かを判定し、そうであれば(ステップ1506)に進み、そうでなければ動作を終了する。
(ステップ1506)機能実行部1006が、操作部品P3に対応づけられた機能を実行し、動作を終了する。
【0061】
以上の手順により、過去の操作系列と条件記憶部1004によって記憶される情報から、操作部品P3に対する操作の継続時間T3が一定以上の場合、操作部品P3に対応づけられた機能が実行される。
【0062】
具体的な例として、条件記憶部1004の内容が図14に示されるものであり、操作系列管理部1002の内容が図13に示される状態であるとき、いくつかの操作部品に対して操作を行ったときの操作の継続時間と当該操作部品に対応づけられた機能が実行されるか否かの例を図16に示す。
【0063】
以上のように本実施の形態によれば、あらかじめ頻度の高い操作系列が記憶され短い操作継続時間で対応する機能が実行されるよう構成されているため、頻度の高い操作系列について簡単な操作で機能を実行させることが可能となる。
【0064】
なお、本実施の形態においては、操作系列管理部が管理する履歴を過去10回中の機能実行回数としたが、10回に限定されるものではない。また、機能実行回数の総計が10に満たない場合も存在し得る。
【0065】
また、条件記憶部が記憶する直前の操作系列については、本実施の形態における「タグボタン→テキストボックス」のような固定の形式によるもののみならず、「タグボタン→上スクロールボタンまたは下スクロールボタンが0回以上→テキストボックス」のような操作系列を記憶させ、それにしたがって、判定部を動作させるよう構成してもよい。
【0066】
さらに、条件記憶部の内容をユーザの使用方法に応じて、異なる条件となるよう登録できるよう構成することも可能である。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、使用頻度等の操作履歴をもとに、その操作部品への操作方法にしたがって機能を実行させるか否かを判定するので、部品の大きさを変えることによる見た目の悪さ、画面の有効利用の低下等の弊害をもたらすことなく、操作される可能性の高い操作部品は容易に機能を実行させることのできる電子機器を提供することができ、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における電子機器のブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態における操作部の外観図
【図3】本発明の第1の実施の形態における実行回数管理部が管理する履歴情報の例を示す概念図
【図4】本発明の第1の実施の形態における条件記憶部が記憶する条件の例を示す概念図
【図5】本発明の第1の実施の形態の動作を示すフローチャート
【図6】本発明の第1の実施の形態における動作例を示す図
【図7】本発明の第2の実施の形態における電子機器のブロック図
【図8】本発明の第2の実施の形態における操作部の外観図
【図9】本発明の第2の実施の形態の動作を示すフローチャート
【図10】本発明の第3の実施の形態における電子機器のブロック図
【図11】本発明の第3の実施の形態における操作部の外観図
【図12】本発明の第3の実施の形態における操作部の別の外観図
【図13】本発明の第3の実施の形態における操作系列管理部が管理する履歴情報の例を示す概念図
【図14】本発明の第3の実施の形態における条件記憶部が記憶する条件の例を示す概念図
【図15】本発明の第3の実施の形態の動作を示すフローチャート
【図16】本発明の第3の実施の形態における動作例を示す図
【符号の説明】
101 操作部
102 実行回数管理部
103 操作継続時間計測部
104 条件記憶部
105 判定部
106 機能実行部
701 操作部
702 操作部品一時記憶部
703 操作圧検出部
704 条件記憶部
705 判定部
706 機能実行部
1001 操作部
1002 操作系列管理部
1003 操作継続時間計測部
1004 条件記憶部
1005 判定部
1006 機能実行部

Claims (7)

  1. 所定の条件を満たす操作に呼応して対応づけられた機能が実行されるよう構成されたキー等の操作部品を複数備えた操作部を持つ電子機器において、
    前記操作部品のそれぞれに対応した機能が実行された回数を管理する実行回数管理部と、
    前記操作部品の操作の継続時間を計測する操作継続時間計測部と、
    前記操作部品が操作されたとき、当該操作に呼応して対応する機能を実行すべきか否かの条件として、
    前記実行回数管理部で管理されている過去の機能実行における各操作部品の機能実行回数に基づいて、それぞれの操作部品について必要な最小の操作継続時間を定め、記憶する条件記憶部と、
    前記操作部品への操作に呼応して、前記操作継続時間計測部によって計測された操作継続時間が前記条件記憶部によって記憶される条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が条件を満たすと判定した場合に、前記操作部品に対応づけられた機能を実行する機能実行部と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記実行回数管理部で管理されている過去の機能実行における各操作部品の機能実行の回数は、
    所定回数中における前記操作部品のそれぞれに対応した機能実行された回数であることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 所定の条件を満たす操作に呼応して対応づけられた機能が実行されるよう構成されたボタン等の操作部品を複数備えた操作部を持つ電子機器において、
    前記複数のボタンのうち、直前に押されたボタンがいずれであるかを記憶している操作部品一時記憶部と、
    前記複数のボタンのうちのひとつが操作されたとき、操作の圧力を当該ボタンが押された距離として検出する操作圧検出部と、
    前記操作部品が操作されたとき、当該操作に呼応して対応する機能を実行すべきか否かの条件として、
    前記操作部品一時記憶部が記憶するボタンうち直前に押されたボタンの情報に基づいて、機能を実行するためにボタンが押されるべき必要な最小距離を定め、記憶する条件記憶部と、
    前記操作部品への操作に呼応して、前記操作圧検出部によって検出されたボタンが押された距離が前記条件記憶部によって記憶される条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が条件を満たすと判定した場合に、前記操作部品に対応づけられた機能を実行する機能実行部と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  4. 前記条件記憶部に記憶された機能を実行するためにボタンが押されるべき必要な最小距離は、
    前記操作部品一時記憶部が記憶するボタンうち、所定のボタンが直前に押されたボタンの場合と、前記所定のボタン以外が直前に押されたボタンの場合とでは、次にボタンが押され当該ボタンに対応した機能が実行されるべき必要な最小距離が異なることを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  5. 所定の条件を満たす操作に呼応して対応づけられた機能が実行されるよう構成されたキー等の操作部品を複数備えた操作部を持つ電子機器において、
    前記操作部品への操作によって過去に機能実行された当該操作部品の系列を記憶する操作系列管理部と、
    前記操作部品の操作の継続時間を計測する操作継続時間計測部と、
    前記操作部品が操作されたとき、当該操作に呼応して対応する機能を実行すべきか否かの条件として、
    前記操作系列管理部に記憶された直前の特定の操作系列の後、次の機能実行をするためにそれぞれの操作部品について必要な最小の操作継続時間を定め、記憶する条件記憶部と、
    前記操作部品への操作に呼応して、前記操作継続時間計測部によって計測された操作継続時間が前記条件記憶部によって記憶される条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が条件を満たすと判定した場合に、前記操作部品に対応づけられた機能を実行する機能実行部と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  6. 前記条件記憶部では、
    前記操作系列管理部に記憶された直前の特定の操作系列に対する次の機能実行をするためにそれぞれの操作部品について必要な最小の操作継続時間を定め
    前記直前の特定の操作系列と、それ以外の操作系列とでは、次の機能実行のため各操作部品について必要な前記最小の操作継続時間が異なることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記操作部が液晶画面等の表示手段とタブレットとが一体化された入出力手段を備え、前記表示手段中に操作部品が表示され、前記タブレットへの操作が操作座標に対応づけられた操作部品への操作となるよう構成されていることを特徴とする請求項1または請求項5に記載の電子機器。
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