JP6003166B2 - タッチパネルシステム、タッチパネル装置及びプログラム - Google Patents

タッチパネルシステム、タッチパネル装置及びプログラム Download PDF

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本発明は、タッチパネルシステム、タッチパネル装置及びプログラムに関する。
従来、タッチパネルを用いて対象装置への指示入力を行うことが行なわれている。すなわち、例えば、複数の操作子(例えば、ボタン)を設けた操作画面を表示する表示パネルに重ねてタッチパネルを設け、当該タッチパネルにユーザがタッチした位置の座標を検出し、当該検出した座標が各操作子の検知領域のいずれに含まれるかを判別することでユーザによりタッチ操作された操作子を特定し、当該特定した操作子に割り当てられた処理を実行する、という具合である。
また、タッチパネルに対するタッチ操作に関し、これまでに種々の発明が提案されている。
例えば、特許文献1には、タッチ操作からの時間によってスクロールモードか否かを切り替える発明が開示されている。
例えば、特許文献2には、タッチの移動速度が速くなるとサンプリング周期も速くする発明が開示されている。
例えば、特許文献3には、タッチ状態の時間でドラッグとクリック、タッチを判断する発明が開示されている。
特開2011−170901号公報 特開2011−039709号公報 特開2002−091649号公報
本発明は、タッチパネルに対するタッチ操作の操作感の向上及び誤操作の低減を図ることが可能な技術を提案することを目的とする。
請求項1に係る本発明は、タッチパネル装置と、処理装置と、を有し、前記処理装置は、準継続時間を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された基準継続時間を前記タッチパネル装置へ通知する通知手段と、を備え、前記タッチパネル装置は、示パネルに表示された操作子へのタッチ状態の継続時間を計測する計測手段と、記計測された継続時間が前記基準継続時間を上回ると判定された場合に、前記操作子へのタッチがなされたことを示す情報を前記処理装置へ出力する出力手段と、を備え、前記通知手段は、複数の表示画面を遷移させながら行う一連の操作内で再表示する表示画面について、前記基準継続時間を短縮して前記タッチパネル装置へ通知することを特徴とするタッチパネルシステムである。
請求項2に係る本発明は、請求項1に係る本発明において、前記通知手段は、対象のユーザが単位時間内に操作した操作子数の平均値を予め求めておき、当該平均値に応じて基準継続時間を調整して前記タッチパネル装置へ通知する、ことを特徴とするタッチパネルシステムである。
請求項3に係る本発明は、請求項1又は請求項2に係る本発明において、前記通知手段は、操作子の種別毎にタッチ状態の継続時間の平均値を予め求めておき、当該平均値に応じて基準継続時間を調整して前記タッチパネル装置へ通知する、ことを特徴とするタッチパネルシステムである。
請求項に係る本発明は、示パネルに表示された操作子へのタッチ状態の継続時間を計測する計測手段と、記計測された継続時間が前記操作子について設定された基準継続時間を上回ると判定された場合に、前記操作子へのタッチがなされたことを示す情報を出力する出力手段と、を備え、複数の表示画面を遷移させながら行う一連の操作内で再表示する表示画面について、前記基準継続時間を短縮することを特徴とするタッチパネル装置である。
請求項に係る本発明は、コンピュータに、示パネルに表示された操作子へのタッチ状態の継続時間を計測する計測機能と、記計測された継続時間が前記操作子について設定された基準継続時間を上回ると判定された場合に、前記操作子へのタッチがなされたことを示す情報を出力する出力機能と、を実現させるためのプログラムであって、複数の表示画面を遷移させながら行う一連の操作内で再表示する表示画面について、前記基準継続時間を短縮することを特徴とするプログラムである。
請求項1,に係る本発明によれば、本発明を適用しない場合に比べて、タッチパネルに対するタッチ操作の操作感の向上及び誤操作の低減を図ることができる。また、ユーザが設定を再編集する作業の効率化を図ることができる。
請求項2に係る本発明によれば、ユーザの好みに合わせた操作感を実現することができる。
請求項3に係る本発明によれば、部品種別毎の操作傾向に合わせた操作感を実現することができる。
本発明に係るタッチパネルシステムの機能ブロックの例を示す図である。 (a)は画面情報の例を示す図であり、(b)は補助情報の例を示す図であり、(c)は領域管理情報の例を示す図である。 検知領域及び基準継続時間を設定する処理フローの例を示す図である。 タッチパネル押下時の処理フローの例を示す図である。 (a)は表示画面の例を示す図であり、(b)は検知領域の座標系の例を示す図である。
本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下では、本発明に係るタッチパネルシステムを、文書の印刷・複写・ファクシミリといった複数の機能を複合的に備えた複合機に設けた構成を例に挙げて説明する。
図1には、本発明に係るタッチパネルシステムの機能ブロックの例を示してある。
本例のタッチパネルシステムは、概略的に、タッチパネル1及びタッチパネル制御部2を含むタッチパネル装置と、画面アプリケーション部3及び共通情報記憶部4を含む複合機本体側装置(処理装置の一例)とで構成される。
ここで、タッチパネル装置のタッチパネル制御部2は、領域情報取得部21、領域情報記憶部22、タッチ情報取得部23、比較判定部24、検知領域通知部25を有する。
また、複合機本体側装置の画面アプリケーション部3は、画面情報記憶部31、領域情報通知部32、検知領域取得部33、処理実行制御部34を有する。なお、画面アプリケーション部3は、複合機の表示パネルへの表示対象となる表示画面に対応して設けられ、表示画面が複数の場合には画面アプリケーション部3も複数となる。
まず、複合機本体側装置における機能部のうち、画面アプリケーション部3の画面情報記憶部31及び領域情報通知部32と共通情報記憶部4について説明する。
画面情報記憶部31は、自己(画面アプリケーション部3)の表示画面についての画面情報を記憶する。この画面情報には、表示画面に配置された操作子毎に設定された、当該操作子の検知領域、当該検知領域に対するタッチの確定に要するタッチ状態の継続時間を規定した基準継続時間、当該操作子の種別を示す部品種別、といった情報が含まれる。
ここで、操作子とは、表示画面の構成要素となる部品(オブジェクト)の一種であり、ユーザからタッチ(押下操作)を受け付ける各種の部品(パラメータボタン、実行ボタン、スクロールエリア、スクロールバー等)が該当する。
すなわち、本例では、表示画面内の各操作子に対して個別に基準継続時間を設定することができ、基準継続時間が短い操作子ほど感度(反応速度)が高く、基準継続時間が長い操作子ほど感度(反応速度)が低いといえる。
図2(a)には、画面情報の例を示してある。同図の例では、表示画面内に配置されたボタンA、ボタンB、エリアCの3つの操作子の各々について、「検知領域」、「検知時間」(基準継続時間)、「部品種別」を設定してある。
共通情報記憶部4は、表示画面に依存しない共通情報を記憶する。この共通情報は、各表示画面に配置された操作子の基準継続時間の調整に用いられる。
図2(b)には、共通情報の例を示してある。なお、同図の共通情報については後述する。
領域情報通知部32は、自己(画面アプリケーション部3)の表示画面が有効(アクティブ)になる毎、すなわち、当該表示画面に切り替わる毎に、画面情報記憶部31に記憶された画面情報を参照して、当該表示画面に配置された各操作子についての領域情報をタッチパネル制御部2へ通知する。この領域情報には、表示画面に配置された操作子毎に設定された、当該操作子の検知領域、当該検知領域に対するタッチの確定に要するタッチ状態の継続時間を規定した基準継続時間、といった情報が含まれる。
ここで、領域情報に含める検知領域及び基準継続時間の情報としては、基本的に画面情報の内容をそのまま用いるが、後述するように、共通情報の設定に応じて基準継続時間に調整を施すことがある。
次に、タッチパネル装置(タッチパネル1及びタッチパネル制御部2)の機能部について説明する。
領域情報取得部21は、表示パネルに表示する表示画面の切り替わり毎に、切り替え後の表示画面に対応する画面アプリケーション部3から通知される領域情報を取得する。
領域情報記憶部22は、表示パネルに表示中の表示画面についての領域管理情報を記憶する。
この領域管理情報には、領域情報取得部21により取得された領域情報、すなわち、表示中の表示画面に配置された操作子毎に設定された検知領域及び基準継続時間の情報が含まれる。また、領域管理情報には、後述するタッチ情報取得部23により計測中のタッチ状態の継続時間の情報も含まれる。
図2(c)には、領域管理情報の例を示してある。
同図の例において、「検知領域数」は、表示画面内に配置された操作子の数(N)を示す。
また、i番目の「設定領域」、「設定押下時間」、「計測押下時間」、「設定種別」は、i番目の操作子に関する情報であり、それぞれ、検知領域、基準継続時間、計測中のタッチ状態の継続時間、部品種別を示す。ここで、iは、N(操作子の数)以下の自然数である。
タッチパネル1は、複合機の表示パネルに対してその表示面に重ねて設けられる面状の透明パネルであり、タッチ位置(物体の接触位置)を検出してその信号を出力する機能を有する。タッチパネル1としては、抵抗膜方式や静電容量方式といった種々の動作原理のものを用いることができる。
タッチ情報取得部23は、タッチパネル1から出力される信号に基づき、タッチパネル1に対するタッチ位置の座標を検出して、比較判定部24へ出力する。
ここで、本例では、表示パネルでの画像表示に用いる座標系と同じ座標系上でタッチ位置の座標を検出するが、どのような座標系を用いるかは任意である。
比較判定部24は、タッチ情報取得部23から出力されるタッチ位置の座標と領域情報記憶部22に記憶された領域管理情報に基づいて、タッチ位置の座標を含む検知領域についてタッチ状態の継続時間が基準継続時間を上回るか判定し、これを満たす検知領域の情報を検知領域通知部25へ出力する。
具体的には、タッチ位置の座標を含む検知領域が存在するか否かを判定し、存在する場合には、当該検知領域に対するタッチ状態の継続時間を計測する。そして、タッチ状態にある検知領域について計測した継続時間と当該検知領域について設定された基準継続時間とを比較し、計測した継続時間が基準継続時間を上回る場合に、当該検知領域に対してタッチがなされたと判定して、当該検知領域の情報を出力する。
ここで、検知領域通知部25へ出力する検知領域の情報は、当該検知領域へのタッチがなされたことを示す情報(以下、タッチ検知情報という)の一例である。なお、タッチ位置の座標から検知領域を特定できるので、タッチ位置の座標をタッチ検知情報として出力するようにしてもよい。また、検知領域に対応する操作子の識別情報をタッチパネル制御部2側で認識している場合には、当該操作子の識別情報をタッチ検知情報として出力するようにしてもよい。
検知領域通知部25は、比較判定部24から出力されるタッチ検知情報を、表示パネルに表示中の表示画面に対応する画面アプリケーション部3へ通知する。
次に、複合機本体側装置における残りの機能部(画面アプリケーション部3の検知領域取得部33及び処理実行制御部34)について説明する。
検知領域取得部33は、タッチパネル制御部2から通知されるタッチ検知情報を取得する。
処理実行制御部34は、検知領域取得部33によりタッチ検知情報が取得されたことに応じて、当該タッチ検知情報に対応する操作子に割り当てられた処理の実行を開始する制御を行う。
図3には、検知領域及び基準継続時間を設定する処理フローの例を示してある。
複合機の表示パネルへの表示対象となる表示画面の切り替わり毎に、切り替え後の表示画面に対応する画面アプリケーション部3の領域情報通知部32から領域情報が通知され、タッチパネル制御部2の領域情報取得部21により取得される(ステップS11)。
領域情報取得部21により取得された領域情報には、切り替え後の表示画面に配置された各操作子についての検知領域及び基準継続時間の情報が含まれており、その内容が領域情報記憶部22の記憶内容(領域管理情報)に追記される(ステップS22)。
以上のようにして、タッチパネル制御部2で保持する領域管理情報が、表示パネルに表示中の表示画面に応じた内容に更新される。
図4には、タッチパネル押下時の処理フローの例を示してある。
タッチパネル1に対してユーザがタッチを行うと、そのタッチ位置の座標がタッチ情報取得部23により取得され、比較判定部24へ出力される。
比較判定部24は、タッチ情報取得部23から出力されるタッチ位置の座標と領域情報記憶部22に記憶された領域管理情報に基づいて、タッチ位置の座標を含む検知領域が存在するか否かを判定する(ステップS21)。
タッチ位置の座標を含む検知領域が存在する場合には、当該検知領域に対するタッチ状態の継続時間を計測して、当該検知領域について設定された基準継続時間を超えたか否かを判定する(ステップS22)。
計測した継続時間が基準継続時間以下の場合には、継続時間の計測を継続する(ステップS23)。一方、計測した継続時間が基準継続時間を超えた場合には、タッチ検知情報を検知領域通知部25へ出力する(ステップS24)。このタッチ検知情報は、検知領域通知部25により画面アプリケーション部3へ通知される。
以上のように、本例では、表示画面に対応する各画面アプリケーション部3が、自己の表示画面に切り替わる毎に、画面情報記憶部31に記憶された画面情報に基づいて、当該表示画面に配置された各操作子についての領域情報をタッチパネル制御部2へ通知する。
タッチパネル制御部2では、領域情報取得部21が、切り替え後の表示画面に対応する画面アプリケーション部3から通知される領域情報を取得して領域情報記憶部22に記憶させる。そして、タッチ情報取得部23が、タッチパネル1に対するタッチ位置の座標を検出し、比較判定部24が、当該タッチ位置の座標を含む検知領域についてタッチ状態の継続時間が基準継続時間を上回るか否かを判定し、タッチ状態の継続時間が基準継続時間を上回る場合に、検知領域通知部25が、タッチ検知情報をタッチパネル制御部2へ通知する。
本例のタッチパネル装置の動作について具体例を挙げて説明する。
ここでは、図5(a)に示すように、印刷ボタン41、閉じるボタン42、プレビュー画像エリア43を配置した印刷プレビュー画面を例にして説明する。なお、印刷ボタン41及び閉じるボタン42の部品種別は実行ボタンであり、プレビュー画像エリア43の部品種別はスクロールエリアである。プレビュー画像エリア43では、当該エリア上を指等でタッチしてスライドする操作を行うことで、当該エリア内の表示のスライドや当該エリアに表示する文書ページの切り替え等を行うことができる。なお、プレビュー画像エリア43のようにユーザが大雑把な操作をしがちな操作子については、見た目の大きさ(表示領域)よりも検知領域を大きく(例えば10mm程度の拡張)することで、操作性の向上を図るようにしてもよい。
図5(b)には、検知領域の座標系の例を示してある。本例では、左上を原点として右下に広がるXY座標系を用いており、表示画面の左上を座標(X=0、Y=0)、表示画面の右下を座標(X=800、Y=600)に合わせてある。
ここで、印刷ボタン41については、検知領域の情報として、始点(左上)の座標(X=390、Y=3)と、終点(右下)の座標(X=490、Y=33)が設定され、基準継続時間の情報として、30msecが設定されているものとする。
また、閉じるボタン42については、検知領域の情報として、始点(左上)の座標(X=500、Y=3)と、終点(右下)の座標(X=600、Y=33)が設定され、基準継続時間の情報として、20msecが設定されているものとする。
また、プレビュー画像エリア43については、検知領域の情報として、始点(左上)の座標(X=20、Y=50)、終点(右下)の座標(X=700、Y=550)が設定され、基準継続時間の情報として、10msecが設定されているものとする。
これらの情報は、表示画面に対応した表示アプリケーション部3に保持されており、当該表示画面の表示の際にタッチパネル制御部2へ通知される。
ここで、タッチ位置の座標の検出が、10msec毎のサンプリングタイミングで行なわれるものとする。
或るサンプリングタイミングで座標(X=400、Y=10)へのタッチが検出された場合には、当該座標は印刷ボタン41の検知領域内なので、印刷ボタン41の検知領域についてタッチ状態の継続時間の計測が開始される。このとき、タッチ状態の継続時間の計測用の領域(図2(c)における「計測押下時間」)を0msecに初期化する。
次回以降のサンプリングタイミングで印刷ボタン41の検知領域内の座標へのタッチが継続して検出された場合には、サンプリングタイミング毎に、タッチ状態の継続時間の計測用の領域に10msecを加算していくことで、印刷ボタン41の検知領域に対するタッチ状態の継続時間を計測する。
そして、計測した継続時間を印刷ボタン41の検知領域に係る基準継続時間(本例では30msec)と比較し、基準継続時間を超えていない場合には、印刷ボタン41の検知領域へのタッチであると確定するには不十分な状態なので、タッチ検知情報は出力しない。一方、基準継続時間を超えた場合には、印刷ボタン41の検知領域へのタッチであると確定して、タッチ検知情報を出力する。
なお、印刷ボタン41の検知領域内の座標へのタッチが途絶えた場合には、タッチ状態の継続時間の計測用の領域を0msecに初期化する。
以上のように、本例では、操作子の検知領域内でタッチを検出したことを以って直ちに当該検知領域へのタッチと判断するのではなく、当該検知領域について計測したタッチ状態の継続時間が当該検知領域に係る基準継続時間を上回った場合に当該検知領域へのタッチと判断するようにしている。
そして、操作子毎に基準継続時間を調整できるので、敏感な操作が要求されるプレビュー画像エリア43については基準継続時間を短め(感度を高め)に設定することで操作感を向上させることができ、一方で、確実な操作が要求される印刷ボタン41については基準継続時間を長め(感度を低め)に設定することで誤操作を抑制することができる。
次に、共通情報記憶部4に記憶された共通情報に応じた基準継続時間の調整について説明する。
領域情報通知部32は、画面情報記憶部31を参照して表示画面内の各操作子に係る領域情報(検知領域及び基準継続時間)をタッチパネル制御部2へ通知するに際し、共通情報記憶部4を参照して基準継続時間に調整を施す。すなわち、共通情報記憶部4に記憶された共通情報内の各項目(種類別検知時間制御、機能再編集時速度アップ、平均操作速度制御、種類別平均速度制御)のうち、「有」を設定された項目が存在する場合には、当該項目に応じた調整を該当する操作子の基準継続時間に施し、その結果の情報を領域情報に含めるようにする。
図2(b)に例示した共通情報について説明する。
「種類別検知時間制御」は、図2(a)の画面情報における「検知時間」(基準継続時間)の設定がない操作子に対して、部品種別毎に予め規定された基準継続時間を設定するか否かを示し、「種類別検知時間」は、部品種別毎の基準継続時間を示す。
領域情報通知部32は、「種類別検知時間制御」が「有」の場合は、「種類別検知時間」の値を該当する操作子に対して基準継続時間として設定する。なお、「種類別検知時間制御」が「無」の場合は、予め規定された共通の基準継続時間(図示せず)を該当する操作子に対して設定する。
すなわち、「種類別検知時間制御」の設定を行うことで、操作子に対して個別に基準継続時間が設定されていない場合でも、その操作子の部品種別に応じた基準継続時間を設定することができ、基準継続時間を設定する作業の簡易化を図ることができる。
「機能再編集時速度アップ」は、各種設定の編集を行う表示画面について、当該表示画面を再表示した場合に当該表示画面内の操作子の基準継続時間を短縮するか(反応速度を速くするか)否かを示し、「アップ速度」は、基準継続時間の短縮量を示す。なお、ここでいう表示画面の再表示は、複数の表示画面を遷移させながら行う一連の操作内での再表示である。
領域情報通知部32は、「機能再編集時速度アップ」が「有」の場合は、各操作子の基準継続時間を「アップ速度」の値で短縮(減算)する調整を行う。
すなわち、各種の設定(例えば、綴じ代の設定)を編集する表示画面が一旦閉じられた後に再度呼び出された場合には、当該表示画面内の操作子の反応速度を速くすることで、ユーザが当該表示画面で設定を再編集する作業の効率化を図ることができる。
ユーザ別操作情報における「平均操作速度制御」は、当該ユーザの平均的な操作速度(単位時間内に操作した操作子数の平均値)に基づく基準継続時間の調整を行うか否かを示し、「平均速度」は、当該ユーザの平均的な操作速度を示す。なお、「平均速度」は、例えば、単位時間内にタッチパネル装置側から通知されたタッチ検知情報の数を平均することで算出することができる。
領域情報通知部32は、「平均操作速度制御」が「有」の場合には、該当するユーザについて、各操作子の基準継続時間を「平均速度」の値が小さいほど短縮し、「平均速度」の値が大きいほど延長する調整を行う。
すなわち、速めの操作を好むユーザについては各操作子の反応速度を速くし、ゆっくりした操作を好むユーザについては各操作子の反応速度を遅くするといったように、ユーザの操作速度に応じて各操作子の反応速度を調整することで、ユーザの好みに合わせた操作感を実現することができる。
ユーザ別操作情報における「種類別平均速度制御」は、当該ユーザについて部品種別毎に平均的なタッチ状態の継続時間を計測し、その結果に基づいて基準継続時間の調整を行うか否かを示し、「種類別検知時間」は、当該ユーザの部品種別毎に計測した平均的なタッチ状態の継続時間を示す。なお、「種類別検知時間」は、例えば、タッチパネル装置側から通知されたタッチ検知情報にタッチ状態の継続時間(計測値)を含めるようにし、これを平均することで算出することができる。
領域情報通知部32は、「種類別平均速度制御」が「有」の場合には、該当するユーザについて、各操作子の基準継続時間を「種類別検知時間」の値が小さいほど短縮し、「種類別検知時間」の値が大きいほど延長する調整を行う。
すなわち、ユーザが長めにタッチする傾向にある部品種別の操作子については反応速度を速くし、ユーザが短めにタッチする傾向にある部品種別の操作子については反応速度を遅くするといったように、各ユーザによる部品種別毎のタッチの傾向に応じて各操作子の反応速度を調整することで、各ユーザによる部品種別毎の操作傾向に合わせた操作感を実現することができる。なお、ユーザを識別せずに、部品種別毎に平均的なタッチ状態の継続時間を計測し、その結果に基づいて基準継続時間の調整を行うようにしてもよい。
なお、上述した各項目の制御は、複数を組み合わせて適用してもよい。この場合には、各項目を一律に適用してもよく、項目毎に重みを代えて適用してもよい。また、各項目を優先付けしておき、優先度の高いものを適用するようにしてもよい。
ここで、本例のタッチパネル装置及び複合機本体側装置(処理装置の一例)は、各種演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)、CPUの作業領域となるRAM(Random Access Memory)や基本的な制御プログラムなどを記録したROM(Read Only Memory)等の主記憶装置、各種のプログラムやデータを記憶する補助記憶装置、各種の情報を表示出力する表示パネル等の出力機器及び操作者により入力操作に用いられる操作ボタンやタッチパネル等の入力機器とのインタフェースである入出力I/F、他の装置との間で有線又は無線により通信を行うインタフェースである通信I/F、といったハードウェア資源を有するコンピュータにより構成されている。
そして、本発明に係るプログラムを補助記憶装置等から読み出してRAMに展開し、これをCPUにより実行させることで、本発明に係るタッチパネル装置及び複合機本体側装置の機能をサーバ装置のコンピュータ上に実現している。
すなわち、本発明に係る記憶手段の機能を画面情報記憶部31により実現し、本発明に係る通知手段の機能を領域情報通知部32(及び共通情報記憶部4)により実現し、本発明に係る検出手段の機能をタッチ情報取得部23により実現し、本発明に係る計測手段の機能を比較判定部24により実現し、本発明に係る判定手段の機能を比較判定部24及び領域情報記憶部22により実現し、本発明に係る出力手段の機能を検知情報通知部25により実現している。
なお、本例のようなソフトウェア構成により各機能部を実現するのではなく、各機能部を専用のハードウェアモジュールで実現するようにしてもよい。
ここで、以上の説明では、複合機を例にしてタッチパネルシステムの説明をしたが、本発明はこのような態様に限定するものではなく、種々の機器に適用することができ、例えば、携帯電話端末等の小型の機器にも適用することができる。
1:タッチパネル、 2:タッチパネル制御部、 3:画面アプリケーション部、 4:共通情報記憶部、
21:領域情報取得部、 22:領域情報記憶部、 23:タッチ情報取得部、 24:比較判定部、 25:検知情報通知部、
31:画面情報記憶部、 32:領域情報通知部、 33:検知情報取得部、 34:処理実行制御部

Claims (5)

  1. タッチパネル装置と、処理装置と、を有し、
    前記処理装置は、
    準継続時間を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された基準継続時間を前記タッチパネル装置へ通知する通知手段と、を備え、
    前記タッチパネル装置は、
    示パネルに表示された操作子へのタッチ状態の継続時間を計測する計測手段と、
    記計測された継続時間が前記基準継続時間を上回ると判定された場合に、前記操作子へのタッチがなされたことを示す情報を前記処理装置へ出力する出力手段と、
    を備え
    前記通知手段は、複数の表示画面を遷移させながら行う一連の操作内で再表示する表示画面について、前記基準継続時間を短縮して前記タッチパネル装置へ通知することを特徴とするタッチパネルシステム。
  2. 前記通知手段は、対象のユーザが単位時間内に操作した操作子数の平均値を予め求めておき、当該平均値に応じて基準継続時間を調整して前記タッチパネル装置へ通知する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のタッチパネルシステム。
  3. 前記通知手段は、操作子の種別毎にタッチ状態の継続時間の平均値を予め求めておき、当該平均値に応じて基準継続時間を調整して前記タッチパネル装置へ通知する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のタッチパネルシステム。
  4. 示パネルに表示された操作子へのタッチ状態の継続時間を計測する計測手段と、
    記計測された継続時間が前記操作子について設定された基準継続時間を上回ると判定された場合に、前記操作子へのタッチがなされたことを示す情報を出力する出力手段と、
    を備え
    複数の表示画面を遷移させながら行う一連の操作内で再表示する表示画面について、前記基準継続時間を短縮することを特徴とするタッチパネル装置。
  5. コンピュータに、
    示パネルに表示された操作子へのタッチ状態の継続時間を計測する計測機能と、
    記計測された継続時間が前記操作子について設定された基準継続時間を上回ると判定された場合に、前記操作子へのタッチがなされたことを示す情報を出力する出力機能と、
    を実現させるためのプログラムであって、
    複数の表示画面を遷移させながら行う一連の操作内で再表示する表示画面について、前記基準継続時間を短縮することを特徴とするプログラム。
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