JP2016103214A - タッチパネル装置及び画像表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】フリック又はなぞる操作などのできる十分な面積を有しない場合であっても、簡単に画像のスクロール表示に係る方向及び速度を決定することができるタッチパネル装置及び画像表示方法を提供する。【解決手段】被接触面を備え、該被接触面との接触により位置の指定を受け付けるタッチパネル装置において、接触の際前記被接触面に与えられる圧力値を検出する検出手段を備え、複数の位置の指定に係る位置に基づいて方向を決定し、前記検出手段の検出結果に基づいて速度を決定し、決定された方向及び速度に基づいて、画像をスクロール表示する。【選択図】図3

Description

本発明は、被接触面を備え、該被接触面との接触により位置の指定を受け付けるタッチパネル装置及び該タッチパネルを用いた画像表示方法に関する。
近年、画面に指、スタイラス等で触れることによって入力操作を行う、タッチパネルを搭載したユーザインタフェース装置が広く普及している。
一方、特許文献1においては、情報を表示する画面を具備する表示装置と、該画面上の押圧位置を検知する入力装置と、表示装置の前記画面内に表示されている表示情報を、前記入力装置が検知した複数の各押圧位置の相対関係に基づいて決定される基準軸に沿って移動又は回転させるべく、前記入力装置が検知した押圧位置に基づいて、前記表示装置の画面内に表示されている表示情報の動きを制御する制御装置とを備える情報端末について開示されている。
また、特許文献2においては、画像を表示するディスプレイと、指の接触位置を時間経過に応じて逐次出力するタッチパネルと、当該指により該タッチパネルに与えられた押圧力を検出する押圧力検出部とを備え、画像全体をスクロールさせるドラッグ操作が終了した後、ドラッグ操作以降における押圧力の最大値に応じて、画像全体を更にスクロールさせるユーザインタフェース装置が開示されている。
特開2013−25580号公報 特開2013−196464号公報
一方、例えば、表示画像をスクロール表示するような画像表示の操作においては、実質上、ユーザは斯かる画像移動の方向及び速度などを定める必要がある。これに関しては、例えば、タッチパネルをフリック又はなぞることにより、斯かる画像移動の方向及び速度を定める技術が開示されている。
しかしながら、このような技術は、タッチパネルがフリック又はなぞる操作などのできる十分な面積を有することを要求され、その適用が制限的である。また、上述したような特許文献1の情報端末及び特許文献2のユーザインタフェース装置では、このような問題を解決できない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、被接触面を備え、該被接触面との接触により位置の指定を受け付けるタッチパネル装置において、接触の際前記被接触面に与えられる圧力値を検出する検出手段を備え、複数の位置の指定に係る位置に基づいて方向を決定し、前記検出手段の検出結果に基づいて速度を決定し、決定された方向及び速度に基づいて、画像を移動表示することにより、フリック又はなぞる操作などのできる十分な面積を確保できないような場合であっても、簡単に画像の移動表示に係る方向及び速度を共に決定することができるタッチパネル装置及び画像表示方法を提供することにある。
本発明に係るタッチパネル装置は、被接触面を備え、該被接触面との接触により位置の指定を受け付けるタッチパネル装置において、接触の際前記被接触面に与えられる圧力値を検出する検出手段と、複数の位置の指定に係る位置に基づいて方向を決定する方向決定手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて速度を決定する速度決定手段と、決定された方向及び速度に基づいて、画像を移動表示する表示部とを備えることを特徴とする。
本発明に係るタッチパネル装置は、接触のまま接触の位置が変更する場合、該変更の間、前記検出手段は複数回検出を行い、前記方向決定手段は何れか2回の検出に係る位置に基づいて方向を決定し、前記速度決定手段は前記検出手段の検出結果に基づいて逐次速度を変更するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係るタッチパネル装置は、接触のまま接触の位置が変更する場合、該変更の間、前記検出手段は複数回検出を行い、前記方向決定手段は何れか2回の検出に係る位置に基づいて方向を決定し、最初回の前記検出手段による検出結果に基づいて、前記速度決定手段は、前記移動の間に係る画像の移動速度を決定するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係るタッチパネル装置は、所定の間隔にて複数の接触があった場合、前記方向決定手段は該複数の接触のうち、何れか2つの接触に基づいて方向を決定し、前記速度決定手段は1回目の接触に対する前記検出手段の検出結果に基づいて前記速度を決定するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係るタッチパネル装置は、所定の間隔にて複数の接触があった場合、前記方向決定手段は該複数の接触のうち、何れか2つの接触に基づいて方向を決定し、前記速度決定手段は2回目以降の何れかの接触に対する前記検出手段の検出結果に基づいて前記速度を決定するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係るタッチパネル装置は、複数の圧力値の範囲を定める閾値を記憶している記憶部を備え、前記速度決定手段は前記閾値に基づいて速度を決定するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る画像表示方法は、被接触面と、該被接触面への接触の際該被接触面に与えられる圧力値を検出する検出部とを備え、該被接触面との接触により位置の指定を受け付けるタッチパネル装置にて、画像を表示する画像表示方法において、複数の位置の指定に係る位置に基づいて方向を決定する方向決定ステップと、前記検出部による検出結果に基づいて速度を決定する速度決定ステップと、決定された方向及び速度に基づいて、画像を移動表示するステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、フリック又はなぞる操作などのできる十分な面積を有しない場合であっても、一つの操作にて簡単に画像の移動表示に係る方向と共に速度を決定し、ユーザの希望する画像の移動表示を実行することができる。
本発明の実施の形態1の複合機の要部構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態1の複合機における、制御部の要部構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態1の複合機における、スクロール表示の方向及び速度を調整する処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態1の複合機において、検出された圧力及び画像のスクロール表示の関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態2の複合機における、スクロール表示の方向及び速度を調整する処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態2の複合機において、検出された圧力及び画像のスクロール表示の関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態3の複合機における、スクロール表示の方向及び速度を調整する処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態3の複合機において、検出された圧力及び画像のスクロール表示の関係を示すグラフである。 本発明の実施の形態4の複合機における、スクロール表示の方向及び速度を調整する処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態4の複合機において、検出された圧力及び画像のスクロール表示の関係を示すグラフである。
以下に、本発明の実施の形態に係るタッチパネル装置及び画像表示方法を、いわゆるタッチパネルの機能を有する複合機に適用した場合を例として、図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の複合機100の要部構成を示す機能ブロック図である。複合機100は、制御部10と、画像入力部20と、画像処理部30と、画像出力部40と、送受信部50と、操作パネル60と、記憶部70とを備えている。
画像入力部20は、読み取り用の原稿に光を照射する光源、CCD(Charge Coupled Device)のようなイメージセンサ等を有し、該原稿の画像データの光学的読み取りを行なう。また、画像入力部20では、所定の読取り位置に載置された原稿からの反射光像を当該イメージセンサに結像させ、RGB(R : Red, G : Green, B : Blue)のアナログデータを出力する。
画像処理部30は、例えば、画像入力部20から入力されるアナログデータを基にデジタル形式の画像データを生成し、又は記憶部70に記憶されている画像データを読み出し、夫々の画像の種類に応じた処理を施した後、出力(印刷)すべき画像データを生成する。画像処理部30によって生成された出力用画像データは、画像出力部40に出力される。
画像出力部40は、画像処理部30から出力される画像データに基づく画像を記録用紙、OHPフィルム等の記録媒体上に印刷する。画像出力部40は、感光体ドラム、該感光体ドラムを所定の電位に帯電させる帯電器、外部から受付けた画像データに応じてレーザ光を発して感光体ドラム上に静電潜像を生成させるレーザ書込装置、感光体ドラム表面に形成された静電潜像にトナーを供給して現像化する現像器、感光体ドラム表面に形成されたトナー像を記録媒体上に転写する転写器等を備えており、例えば、電子写真方式にて画像を記録媒体上に出力する。
送受信部50は、外部に前記原稿のデータを送信するネットワークカード、モデム等を備えている。
また、操作パネル60は、複合機100における「ファックス」、「複写」、「印刷」、「メール」等の機能を切り替える機能ボタン、テンキー、スタートキー、キャンセルキー、受け付けた指示を確定するためのエンターキー等を備えている。また、操作パネル60はタッチパネル部61、圧力センサ部62(検出手段)及び表示部63を有する。
タッチパネル部61は、タッチパネル(図示せず)を有しており、該タッチパネル(被接触面)は表示部63の表示画面を覆うように設けられている。例えば、タッチパネル部61はマルチタッチ抵抗膜方式である。該マルチタッチ抵抗膜方式タッチパネルでは、ベースとなるガラス面上にスペーサ(5〜10μm)をはさみ、その表面にフィルム(厚さ200μm程度のPETシート)が貼り付けられており、前記ガラス及びフィルムの相互対向面には、ITOの透明な電極格子が設けられている。前記抵抗膜方式タッチパネルでは斯かるガラス面、又はフィルム面夫々の透明電極の抵抗による分圧比を測定することで接触された位置を検出するように構成されている
従って、タッチパネル部61は利用者によるタッチパネルの接触操作により表示部63の表示画面上における所定位置の指定を受け付けることができる。タッチパネル部61は接触の位置に対応する表示部63の表示画面上の座標を検出し、該座標を特定する信号を発生する。また、タッチパネル部61は、これに限るものでなく、ポインティングデバイス(例えば、スタイラスペン)等を用いる構成であっても良い。
表示部63は、例えば、LCD又はEL(Electroluminescence)パネル等からなり、画像出力部40を介して、所定の記録用紙へ出力(印刷)すべき画像が表示される。また、表示部63は、複合機100の状態、ジョブ処理の状況、画像入力部20が読み取った原稿の画像及び操作パネル60の操作内容の確認等、利用者に対して報知すべき情報を表示する。また、表示部63の表示画面はタッチパネル部61によって覆われている。
圧力センサ部62はタッチパネル部61及び表示部63の間に介在されている。圧力センサ部62はタッチパネル部61に印加される圧力を検知する。圧力センサ部62はタッチパネル部61(タッチパネル)に印加される圧力を、前記タッチパネルの全範囲において検知することができる。圧力センサ部62はタッチパネルに加わる圧力を検出し、圧力の大きさに応じた圧力値を電気信号として出力する。圧力センサ部62から出力された斯かる電気信号は制御部10に送られる。例えば、圧力センサ部62は公知のピエゾ抵抗方式のセンサを用いる。
記憶部70は、例えば、フラッシュメモリ、EEPROM(登録商標)、HDD、MRAM(磁気抵抗メモリ)、FeRAM(強誘電体メモリ)、又は、OUM等の不揮発性の記憶媒体により構成されている。
また、記憶部70は圧力値の閾値テーブルを記憶している。該圧力値の閾値テーブルには、複数の圧力値の閾値に、後述するスクロール表示の速度が対応付けられている。
図2は本発明の実施の形態1の複合機100における、制御部10の要部構成を示す機能ブロック図である。制御部10は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、表示制御部14と、方向決定部15と、速度決定部16とを有している。
ROM12には各種の制御プログラム、演算用のパラメータのうちの基本的に固定のデータ等が予め格納されており、RAM13はデータを一時的に記憶し、記憶順、記憶位置等に関係なく読み出すことが可能である。また、RAM13は、例えば、ROM12から読み出されたプログラム、該プログラムを実行することにより発生する各種データ、該実行の際適宜変化するパラメータ等を記憶する。
CPU11は、ROM12に予め格納されている制御プログラムをRAM13上にロードして実行することによって、上述した各種ハードウェアの制御を行ない、装置全体を本発明の複合機100として動作させる。また、CPU11は、タッチパネル部61を介して、利用者から所定処理の指示を受け付ける。
表示制御部14は表示部63への画像表示を制御する。例えば、表示部63に表示されている画像を、方向決定部15によって決定された方向に、速度決定部16によって決定された速度にてスクロール表示する。
方向決定部15は表示部63に表示される画像のスクロール表示に係る方向を決定する。より詳しくは、タッチパネル部61がユーザの接触操作によって複数の位置の指定を受け付けた場合、方向決定部15はこれら複数の位置の指定に係る位置に基づいて前記スクロール表示の方向を決定する。
例えば、ユーザの指先が前記タッチパネルに接触したまま接触の位置が変更する、いわゆるドラッグ操作の場合は、該ドラッグの間、圧力センサ部62は複数回検出を行う。より詳しくは、斯かるドラッグの間、圧力センサ部62は定期的又は非定期的間隔の検出タイミングにて検出を行い、方向決定部15は何れか2つのタイミングに係る位置に基づいて方向を決定する。すなわち、方向決定部15は何れか2つのタイミングに係る位置を直線に結ぶ方向を前記スクロール表示の方向として決定する。
また、ユーザの指先が所定間隔をおいて複数回タッチパネルと接触した場合は、斯かる複数の接触のうち、何れか2つの接触に係る位置に基づいて方向を決定する。例えば、1回目の接触に係る位置と、2回目以降の何れかの接触に係る位置とを直線に結ぶ方向を前記スクロール表示の方向として決定する。
速度決定部16は圧力センサ部62の検知結果に基づいて前記スクロール表示の速度を決定する。すなわち、速度決定部16は圧力センサ部62によって検知された圧力値の大小に応じて前記スクロール表示の速度を増減させる。例えば、速度決定部16は、圧力センサ部62によって検知された圧力値を前記圧力値の閾値テーブルに照らし合わせて対応する速度を決定する。
以上のような構成を有する本発明の実施の形態1に係る複合機100においては、ユーザのタッチ操作に応じて、簡単に表示部63における画像のスクロール表示の方向及び速度を調整することができる。
図3は本発明の実施の形態1の複合機100における、スクロール表示の方向及び速度を調整する処理を説明するフローチャートである。説明の便宜上、ユーザがいわゆるドラッグ操作を行い、表示部63に表示されている画像をスクロール表示する場合を例として説明する。また、該ドラッグの間、圧力センサ部62は定期的な検出タイミングにて検出を行い、方向決定部15は最初の接触に係る位置及び1回目のタイミングに係る位置に基づいて前記スクロール表示の方向を決定するものとする。なお、RAM13には圧力センサ部62による圧力の検出が行われるタイミングが記憶されている。
例えば、ユーザが表示部63の表示画面(タッチパネル)に指先を触れた場合、タッチパネル部61は、接触された位置を検出し、該位置の座標を特定する信号をCPU11に送出する。
CPU11はタッチパネル部61からの信号に基づいて、前記タッチパネルへの接触(タッチ)があったか判定する(ステップS101)。CPU11は前記タッチパネルへの接触がなかったと判定した場合(ステップS101:NO)、斯かる判定を繰り返して行う。
また、CPU11は、前記タッチパネルへの接触があったと判定した場合(ステップS101:YES)、タッチパネル部61からの信号に基づいて該接触に係る表示部63の表示画面上の位置(座標)を検出する(ステップS102)。
この際、CPU11は「N」に1を代入してRAM13に記憶しておく(ステップS103)。
CPU11は計時部(図示せず)の計時結果及びRAM13の検出タイミングに基づいて、圧力センサ部62による圧力の検出が行われるべきタイミングであるか否かを判定する(ステップS104)。
CPU11は圧力センサ部62による圧力の検出が行われるべきタイミングでないと判定した場合(ステップS104:NO)、繰り返して斯かる判定を行う。
一方、CPU11は圧力センサ部62による圧力の検出が行わるべきタイミングであると判定した場合(ステップS104:YES)、「N+1」を新たに「N」として代入してRAM13に記憶する(ステップS105)。すなわち、「N」の値として「2」がRAM13に記憶される。換言すれば、最初のステップS101での接触が以降の処理にて1回目の検出タイミングとして扱われる。
次いで、CPU11は、RAM13の記憶内容を参照して、「N」が「2」であるかを判定する(ステップS106)。CPU11が「N」を「2」でないと判定した場合(ステップS106:NO)、すなわち、3回目以降の検出のタイミングである場合、処理はステップS108に進む。
一方、現在2回目の検出のタイミングであるので「N」は「2」であり、CPU11は「N」が「2」であると判定する(ステップS106:YES)。この際、方向決定部15は1回目及び2回目の検出のタイミングに検出された接触の位置に基づいて、前記画像のスクロール表示に係る方向を決定する(ステップS107)。すなわち、該ドラッグの間、方向決定部15は1回目及び2回目の検出のタイミングに係る位置を直線に結ぶ方向を前記スクロール表示の方向として決定する。
次いで、圧力センサ部62は前記2回目の検出のタイミングに係る接触により前記タッチパネルに印加された圧力値を検出する(ステップS108)。また、速度決定部16は、圧力センサ部62によって検出された圧力値を前記圧力値の閾値テーブルに照らし合わせて対応する速度を、前記画像のスクロール表示の速度として決定する(ステップS109)。
また、表示制御部14は、方向決定部15によって決定された方向に、速度決定部16によって決定された速度にて、表示部63に表示されている画像をスクロール表示する(ステップS110)。
次いで、CPU11は、タッチパネル部61からの信号に基づいて、前記タッチパネルへの接触が外れたか判定する(ステップS111)。
CPU11は、前記タッチパネルへの接触が外れていないと判定した場合(ステップS111:NO)、すなわち継続してドラッグ操作が行われている場合は、処理をステップS104に戻す。
以降、ユーザのドラッグ操作が終了するまでステップS108からステップS110までの処理が繰り返して行われる。換言すれば、図4に示すように、ユーザのドラッグ操作の間、指先がタッチパネルを押圧する圧力の変化に応じて、逐次表示部63に表示されている画像をスクロール表示する速度が変更される。
一方、CPU11は、前記タッチパネルへの接触が外れたと判定した場合(ステップS111:YES)、処理を終了する。
以上のように、本発明の実施の形態1の複合機100においては、ユーザが指先をタッチパネルに押圧する操作のみで、斯かる画像のスクロール表示における、方向及び速度が定まるので、操作性を高めることができる。また、ユーザは前記押圧(圧力)の加減を適宜調整するのみで、その都度、斯かる画像のスクロール表示の速度を変えることができる。
(実施の形態2)
図5は本発明の実施の形態2の複合機100における、スクロール表示の方向及び速度を調整する処理を説明するフローチャートである。説明の便宜上、ユーザがいわゆるドラッグ操作を行い、表示部63に表示されている画像をスクロール表示する場合を例として説明する。また、該ドラッグの間、圧力センサ部62は定期的な検出タイミングにて検出を行い、方向決定部15は最初の接触に係る位置及び1回目のタイミングに係る位置に基づいて前記スクロール表示の方向を決定するものとする。なお、RAM13には圧力センサ部62による圧力の検出が行われるタイミングが記憶されている。
例えば、ユーザが表示部63の表示画面(タッチパネル)に指先を触れた場合、タッチパネル部61は、接触された位置を検出し、該位置の座標を特定する信号をCPU11に送出する。
CPU11はタッチパネル部61からの信号に基づいて、前記タッチパネルへの接触(タッチ)があったか判定する(ステップS201)。CPU11は前記タッチパネルへの接触がなかったと判定した場合(ステップS201:NO)、斯かる判定を繰り返して行う。
また、CPU11は、前記タッチパネルへの接触があったと判定した場合(ステップS201:YES)、タッチパネル部61からの信号に基づいて該接触に係る表示部63の表示画面上の位置(座標)を検出する(ステップS202)。
この際、圧力センサ部62は斯かる接触により前記タッチパネルに印加された圧力値を検出してRAM13に記憶する(ステップS203)。
以降、ステップS204からステップS209までの処理は図3のステップS103からステップS108までの処理と同様であり、詳しい説明を省略する。
ステップS208にて、圧力センサ部62が2回目の検出のタイミングに係る接触により前記タッチパネルに印加された圧力値を検出した場合、速度決定部16は圧力センサ部62によって検出された圧力値(以下、検出圧力値という。)に対応する前記圧力値の閾値テーブルに係る速度に、加重値を加えて、前記画像のスクロール表示の速度として決定する(ステップS210)。
すなわち、速度決定部16は、前記検出圧力値に応じて所定の加重値を定め、前記検出圧力値に対応する前記圧力値の閾値テーブルに係る速度に、定められた加重値を加えることにより、前記画像のスクロール表示の速度として決定する。
以降、ステップS211及びステップS212における処理は図3のステップS110及びステップS111における処理と同様であり、詳しい説明を省略する。
以上のように、本発明の実施の形態2の複合機100においては、ユーザによるドラッグ操作の際、最初のタッチ(接触)の際の圧力値に応じて、以降の画像のスクロール表示における速度の決定に加重値を加える。
図6は本発明の実施の形態2の複合機100において、検出された圧力及び画像のスクロール表示の関係を示すグラフである。図6において、太い実線、点線及び実線にて表示されたドラッグ操作は、初期の圧力値が相違するものの、以降における圧力値は同一である。
すなわち、本発明の実施の形態2の複合機100においては最初の接触の際の圧力値に応じて、たとえ以降の検出圧力値が同一である場合でも、画像のスクロール表示における速度が異なる。
これによって、本発明の実施の形態2の複合機100においては、一層速やかにユーザが希望する画像のスクロール表示の速度に達することができる。
(実施の形態3)
以上の記載においては、ユーザがドラッグ操作を行う場合を例として説明したが、本発明に係る複合機100はこれに限るものでなく、ユーザが所定の間隔にて複数のタッチ(接触)を行った場合も対応できるように構成されている。
図7は本発明の実施の形態3の複合機100における、スクロール表示の方向及び速度を調整する処理を説明するフローチャートである。説明の便宜上、ユーザが1回目のタッチ操作後、所定の時間間隔を置いて2回目のタッチ操作と共にドラッグ操作を行う場合を例として説明する。また、方向決定部15は1回目及び2回目のタッチ操作に係る位置に基づいて前記スクロール表示の方向を決定するものとする。
更に、本発明の実施の形態3の複合機100はユーザによるタッチ(接触)の回数をカウントする計数部(図示せず)を備えている。例えば、ユーザが表示部63の表示画面(タッチパネル)に指先を触れた場合、タッチパネル部61は、接触された位置を検出し、該位置の座標を特定する信号をCPU11に送出し、前記計数部は接触の回数をカウントする。
CPU11はタッチパネル部61からの信号に基づいて、前記タッチパネルへの接触(タッチ)があったか判定する(ステップS301)。CPU11は前記タッチパネルへの接触がなかったと判定した場合(ステップS301:NO)、斯かる判定を繰り返して行う。
また、CPU11は、前記タッチパネルへの接触があったと判定した場合(ステップS301:YES)、前記計数部のカウント結果に基づいて、当該接触が1回目の接触であるか否かを判定する(ステップS302)。
CPU11は、当該接触が1回目の接触であると判定した場合(ステップS302:YES)、タッチパネル部61からの信号に基づいて該接触に係る表示部63の表示画面上の位置(座標)を検出する(ステップS309)。以降、処理はステップS301に戻る。
また、CPU11によって、当該接触が1回目の接触でないと判定された場合(ステップS302:NO)、すなわち、本実施例においては2回目の接触である場合、方向決定部15は1回目及び2回目の接触の位置に基づいて、前記画像のスクロール表示に係る方向を決定する(ステップS303)。すなわち、方向決定部15は1回目及び2回目の接触に係る位置を直線に結ぶ方向を前記スクロール表示の方向として決定する。
次いで、圧力センサ部62は前記1回目の接触により前記タッチパネルに印加された圧力値を検出する(ステップS304)。また、速度決定部16は、圧力センサ部62によって検出された圧力値を前記圧力値の閾値テーブルに照らし合わせて対応する速度を、前記画像のスクロール表示の速度として決定する(ステップS305)。
この際、表示制御部14は、方向決定部15によって決定された方向に、速度決定部16によって決定された速度にて、表示部63に表示されている画像をスクロール表示する(ステップS306)。
上述したように、本実施例において、2回目のタッチ(接触)の際、ユーザはドラック操作を行うので、CPU11は、圧力センサ部62による圧力の検出を行うべきタイミングであるか否かを判定する(ステップS307)。一方、RAM13には圧力センサ部62による圧力の検出が行われるタイミングが記憶されている。
CPU11は、圧力センサ部62による圧力の検出を行うべきタイミングであると判定した場合(ステップS307:YES)、処理をステップS304に戻す。
一方、CPU11は、圧力センサ部62による圧力の検出を行うべきタイミングでないと判定した場合(ステップS307:NO)、タッチパネル部61からの信号に基づいて、前記タッチパネルへの接触が外れたか判定する(ステップS308)。
CPU11は、前記タッチパネルへの接触が外れていないと判定した場合(ステップS308:NO)、すなわち継続してドラッグ操作が行われている場合は、処理をステップS307に戻す。
以降、ユーザのドラッグ操作が終了するまでステップS304からステップS306までの処理が繰り返して行われる。従って、図8に示すように、ユーザのドラッグ操作の間、指先がタッチパネルを押圧する圧力の変化に応じて、逐次表示部63に表示されている画像をスクロール表示する速度が変更される。
一方、CPU11は、前記タッチパネルへの接触が外れたと判定した場合(ステップS308:YES)、処理を終了する。
以上のように、本発明の実施の形態3の複合機100においては、ユーザが所定の間隔にて複数のタッチ(接触)を行った場合においても対応できる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4の複合機100においても、ユーザが所定の間隔にて複数のタッチ(接触)を行った場合に対応できるように構成されている。
図9は本発明の実施の形態4の複合機100における、スクロール表示の方向及び速度を調整する処理を説明するフローチャートである。説明の便宜上、ユーザが所定の時間間隔を置いて複数回のタッチ操作を行う場合を例として説明する。また、方向決定部15は1回目及び2回目のタッチ操作に係る位置に基づいて前記スクロール表示の方向を決定するものとする。更に、本発明の実施の形態4の複合機100は前記計数部(図示せず)と、接触開始からの時間経過を測る計時部(図示せず)とを備えている。
を備えている。
例えば、ユーザが表示部63の表示画面(タッチパネル)に指先を触れた場合、タッチパネル部61は、接触された位置を検出し、該位置の座標を特定する信号をCPU11に送出する。また、前記計数部は接触の回数をカウントし、前記計時部は計時を開始する。
CPU11はタッチパネル部61からの信号に基づいて、前記タッチパネルへの接触(タッチ)があったか判定する(ステップS401)。CPU11は前記タッチパネルへの接触がなかったと判定した場合(ステップS401:NO)、斯かる判定を繰り返して行う。
また、CPU11は、前記タッチパネルへの接触があったと判定した場合(ステップS401:YES)、前記計時部の計時結果に基づいて、該接触に係る操作が所定時間以上続けているか否かを判定する。すなわち、CPU11は該接触に係る操作が長押しであるか否かを判定する(ステップS402)。
CPU11は該接触に係る操作が長押しであると判定した場合(ステップS402:YES)、処理を終了する。
一方、CPU11は該接触に係る操作が長押しでないと判定した場合(ステップS402:NO)、前記計数部のカウント結果に基づいて、当該接触が1回目の接触であるか否かを判定する(ステップS403)。
CPU11は、当該接触が1回目の接触であると判定した場合(ステップS403:YES)、タッチパネル部61からの信号に基づいて該接触に係る表示部63の表示画面上の位置(座標)を検出する(ステップS410)。
この際、圧力センサ部62は斯かる接触により前記タッチパネルに印加された圧力値を検出してRAM13に記憶する(ステップS411)。以降、処理はステップS401に戻る。
一方、CPU11は、当該接触が1回目の接触でないと判定した場合(ステップS403:NO)、前記計数部のカウント結果に基づいて、3回目以上の接触であるか否かを再び判定する(ステップS404)。
CPU11は当該接触が3回目以上の接触であると判定した場合(ステップS404:YES)、処理をステップS406に移す。
また、CPU11は、当該接触が3回目以上の接触でないと判定した場合(ステップS404:NO)、すなわち、2回目の接触である場合、方向決定部15は1回目及び2回目の接触の位置に基づいて、前記画像のスクロール表示に係る方向を決定する(ステップS405)。
次いで、圧力センサ部62は2回目又は3回目以上の接触により前記タッチパネルに印加された圧力値を検出する(ステップS406)。また、速度決定部16は圧力センサ部62によって検出された検出圧力値に対応する前記圧力値の閾値テーブルに係る速度に、加重値を加えて、前記画像のスクロール表示の速度として決定する(ステップS407)。
すなわち、速度決定部16は、1回目の接触に係る検出圧力値に応じて所定の加重値を定め、前記検出圧力値に対応する前記圧力値の閾値テーブルに係る速度に、定められた加重値を加えることにより、前記画像のスクロール表示の速度を決定する。
この際、表示制御部14は、方向決定部15によって決定された方向に、速度決定部16によって決定された速度にて、表示部63に表示されている画像をスクロール表示する(ステップS408)。
次いで、CPU11は、タッチパネル部61からの信号に基づいて、前記タッチパネルへの接触が外れたか判定する(ステップS409)。
CPU11は、前記タッチパネルへの接触が外れていないと判定した場合(ステップS409:NO)、処理をステップS408に戻す。
一方、CPU11は、前記タッチパネルへの接触が外れたと判定した場合(ステップS409:YES)、処理をステップS401に戻す。
以上のように、本発明の実施の形態4の複合機100においては、ユーザが所定の間隔にて複数のタッチ(接触)を行った場合に、斯かる接触の都度、指先が前記タッチパネルを押圧する圧力の変化に応じて、図10に示すように、逐次表示部63に表示されている画像をスクロール表示する速度を変更させる。
また、本発明の実施の形態4の複合機100においては、最初のタッチ(接触)の際の圧力値に応じて、以降の画像のスクロール表示における速度の決定に加重値を加える。従って、図10に示すように、最初の接触の際の圧力値に応じて、たとえ以降のタッチ操作に係る検出圧力値が同一である場合でも、画像のスクロール表示における速度が異なる。
これによって、本発明の実施の形態4の複合機100においては、一層速やかにユーザが希望する画像のスクロール表示の速度に達することができる。
(実施の形態5)
本発明の実施の形態5の複合機100は、実施の形態1〜4に係る複合機100と同様な構成を有しているが、記憶部70の構成において相違する。
本発明の実施の形態5の複合機100において、記憶部70の前記圧力値の閾値テーブルは複数の圧力値の範囲を定める閾値を記憶している。すなわち、複数の閾値が所定の間隔を有して圧力値の範囲を形成しており、圧力値範囲ごとに、画像のスクロール表示の速度が対応付けて記憶されている。
従って、本発明の実施の形態5の複合機100において、速度決定部16は、圧力センサ部62によって検知された圧力値を前記圧力値の閾値テーブルと照らし合わせて、検知された圧力値が含まれる圧力値範囲に対応付けられている速度を、画像のスクロール表示の速度として決定する。
これによって、本発明の実施の形態5の複合機100においては、安定してスクロール表示の速度の調整ができる。
すなわち、ユーザが指先にて前記タッチパネルを押圧する際、実際上、該タッチパネルが受ける圧力は一定でなく、微妙に変化する。従って、このような微妙な変化に応じて逐次スクロール表示の速度が変化するように構成した場合は、安定した速度でのスクロール表示が困難となる。
しかし、本発明の実施の形態5の複合機100では、前記圧力値の閾値テーブルにおいて、圧力値範囲ごとに速度が対応付けられている。従って、圧力センサ部62によって検知された圧力値の微妙な変化が、斯かる圧力値範囲を超えない限り、同じスクロール表示の速度を維持することができる。
なお、上述した方向決定部15及び速度決定部16は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、CPU11が所定のプログラムを実行することにより、ソフトウェア的に構築されてもよい。
また、以上においては、タッチパネル装置として複合機100を例として説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、電子書籍、PDA(Personal Digital Assistant)のようなユーザインタフェース装置、カメラ、テレビジョンなどに適用できることは言うまでもない。
更に、以上においては、ユーザが指先にてタッチ操作を行う場合を例として説明したが、本発明はこれに限るものでなく、例えば、スタイラス等でタッチ操作を行うように構成しても良い。
更に、以上においては、画像のスクロール表示を例として説明したが、本発明はこれに限るものでなく、画像の移動表示であれば適用可能であることは言うまでもない。該画像の移動表示としては、前記スクロール表示の以外にも、アイコンの移動、画面内に収まらない画像を移動させる場合などが含まれる。
本発明の実施態様1においては、被接触面を備え、該被接触面との接触により位置の指定を受け付けるタッチパネル装置100において、接触の際前記被接触面に与えられる圧力値を検出する検出手段62と、複数の位置の指定に係る位置に基づいて方向を決定する方向決定手段15と、前記検出手段62の検出結果に基づいて速度を決定する速度決定手段16と、決定された方向及び速度に基づいて、画像を移動表示する表示部63とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、前記方向決定手段が複数の位置の指定に係る位置に基づいて方向を決定し、前記検出手段による圧力値の検出結果に基づいて前記速度決定手段が速度を決定し、決定された方向及び速度に基づいて、前記表示部が画像を移動表示する。
本発明の実施態様2においては、接触のまま接触の位置が変更する場合、該変更の間、前記検出手段62は複数回検出を行い、前記方向決定手段15は何れか2回の検出に係る位置に基づいて方向を決定し、前記速度決定手段16は前記検出手段62の検出結果に基づいて逐次速度を変更するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、接触のまま接触の位置が移動する、例えばドラッグ操作の場合、該ドラッグの間、前記検出手段は複数回検出を行い、前記方向決定手段は例えば1回目及び2回目のタイミングに係る位置に基づいて方向を決定し、前記速度決定手段は前記検出手段の検出結果に基づいて逐次速度を変更する。
本発明の実施態様3においては、接触のまま接触の位置が変更する場合、該変更の間、前記検出手段62は複数回検出を行い、前記方向決定手段15は何れか2回の検出に係る位置に基づいて方向を決定し、最初回の前記検出手段62による検出結果に基づいて、前記速度決定手段16は、前記移動の間に係る画像の移動速度を決定するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、接触のまま接触の位置が移動する、例えばドラッグ操作の場合、該ドラッグの間、前記検出手段は複数回検出を行い、前記方向決定手段は例えば1回目及び2回目のタイミングに係る位置に基づいて方向を決定し、最初回の前記検出手段による検出結果に基づいて、前記速度決定手段は、前記ドラッグの間に係る画像の移動速度を決定する。
本発明の実施態様4においては、所定の間隔にて複数の接触があった場合、前記方向決定手段15は該複数の接触のうち、何れか2つの接触に基づいて方向を決定し、前記速度決定手段16は1回目の接触に対する前記検出手段62の検出結果に基づいて前記速度を決定するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが所定の間隔にて複数のタッチ操作を行った場合、前記方向決定手段は該複数のタッチ操作のうち、例えば、1回目及び2回目のタッチ操作に係る位置に基づいて方向を決定し、前記速度決定手段は1回目のタッチ操作に対する前記検出手段の検出結果に基づいて前記速度を決定する。
本発明の実施態様5においては、所定の間隔にて複数の接触があった場合、前記方向決定手段15は該複数の接触のうち、何れか2つの接触に基づいて方向を決定し、前記速度決定手段16は2回目以降の何れかの接触に対する前記検出手段62の検出結果に基づいて前記速度を決定するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが所定の間隔にて複数のタッチ操作を行った場合、前記方向決定手段は該複数のタッチ操作のうち、例えば、1回目及び2回目のタッチ操作に係る位置に基づいて方向を決定し、前記速度決定手段は、例えば、2回目のタッチ操作に対する前記検出手段の検出結果に基づいて前記速度を決定する。
本発明の実施態様6においては、複数の圧力値の範囲を定める閾値を記憶している記憶部70を備え、前記速度決定手段16は前記圧力値の範囲に基づいて速度を決定するように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、前記記憶部には複数の圧力値の範囲を定める閾値を記憶している。すなわち、該記憶部には複数の圧力値の範囲が定められており、各圧力値の範囲毎に画像の移動表示に係る速度が対応付けられている。
本発明の実施態様7においては、被接触面と、該被接触面への接触の際該被接触面に与えられる圧力値を検出する検出部62とを備え、該被接触面との接触により位置の指定を受け付けるタッチパネル装置100にて、画像を表示する画像表示方法において、複数の位置の指定に係る位置に基づいて方向を決定する方向決定ステップと、前記検出部による検出結果に基づいて速度を決定する速度決定ステップと、決定された方向及び速度に基づいて、画像を移動表示するステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、複数の位置の指定に係る位置に基づいて方向が決定され、かつ前記検出部による圧力値の検出結果に基づいて速度が決定され、決定された方向及び速度に基づいて、画像の移動表示が行われる。
10 制御部
11 CPU
15 方向決定部
16 速度決定部
61 タッチパネル部
62 圧力センサ部
63 表示部
70 記憶部
100 複合機

Claims (7)

  1. 被接触面を備え、該被接触面との接触により位置の指定を受け付けるタッチパネル装置において、
    接触の際前記被接触面に与えられる圧力値を検出する検出手段と、
    複数の位置の指定に係る位置に基づいて方向を決定する方向決定手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて速度を決定する速度決定手段と、
    決定された方向及び速度に基づいて、画像を移動表示する表示部と
    を備えることを特徴とするタッチパネル装置。
  2. 接触のまま接触の位置が変更する場合、該変更の間、前記検出手段は複数回検出を行い、
    前記方向決定手段は何れか2回の検出に係る位置に基づいて方向を決定し、
    前記速度決定手段は前記検出手段の検出結果に基づいて逐次速度を変更するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル装置。
  3. 接触のまま接触の位置が変更する場合、該変更の間、前記検出手段は複数回検出を行い、
    前記方向決定手段は何れか2回の検出に係る位置に基づいて方向を決定し、
    最初回の前記検出手段による検出結果に基づいて、前記速度決定手段は、前記移動の間に係る画像の移動速度を決定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル装置。
  4. 所定の間隔にて複数の接触があった場合、前記方向決定手段は該複数の接触のうち、何れか2つの接触に基づいて方向を決定し、
    前記速度決定手段は1回目の接触に対する前記検出手段の検出結果に基づいて前記速度を決定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル装置。
  5. 所定の間隔にて複数の接触があった場合、前記方向決定手段は該複数の接触のうち、何れか2つの接触に基づいて方向を決定し、
    前記速度決定手段は2回目以降の何れかの接触に対する前記検出手段の検出結果に基づいて前記速度を決定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル装置。
  6. 複数の圧力値の範囲を定める閾値を記憶している記憶部を備え、
    前記速度決定手段は前記閾値に基づいて速度を決定するように構成されていることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載のタッチパネル装置。
  7. 被接触面と、該被接触面への接触の際該被接触面に与えられる圧力値を検出する検出部とを備え、該被接触面との接触により位置の指定を受け付けるタッチパネル装置にて、画像を表示する画像表示方法において、
    複数の位置の指定に係る位置に基づいて方向を決定する方向決定ステップと、
    前記検出部による検出結果に基づいて速度を決定する速度決定ステップと、
    決定された方向及び速度に基づいて、画像を移動表示するステップと
    を含むことを特徴とする画像表示方法。
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