JP4022458B2 - 画像読取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、MFP(マルチファンクションプリンタ)等に用いられる画像読取装置に関し、特にアナログ画像信号を増幅する増幅回路のゲイン調整の調整タイミングを適切に行う画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図9に示すようなディジタル複写機が知られている。このディジタル複写機は、画像読取装置1と、画像処理装置2と、画像形成装置3と、これらを制御する制御部4から構成されている。又、近年のディジタル複写機には、コピーモードの他に、電話線に接続することによりFAXとして機能するFAXモード、ネットワークに接続することにより、プリンタとして機能するネットワークプリンタモード及びスキャナとして機能するネットワークスキャナモード等、多種のモードを持たせるために、公衆回線インタフェース5,ネットワークインタフェース6が付設されている。
【0003】
画像読取装置1では、イメージセンサであるCCD或いはCISにより画像を読み取り、アナログ信号として得られた電気的画像信号(以下画像信号という)を増幅処理し、ディジタル信号として出力する。画像処理装置2では、画像信号を加工処理して出力する。画像形成装置3では、紙に記録、印字する。
【0004】
図10は、画像読取装置1の従来例の構成を示す図である。画像読取装置1は、CCD,CIS11と、バッファ12と、アナログIC13と、A/Dコンバータ14と、ASIC15と、SCN制御CPU16と、EEPROM17と、SRAM18から構成されている。原稿表面読み込み用のイメージセンサであるCCD(Charge Coupled Device)と、原稿裏面読み込み用の密着型イメージセンサであるCIS(Contact Image Sensor)は、その光源光量、光源変換効率、及び出力信号レベル等がそれぞれ異なるため、それぞれ専用のアナログ信号処理部を設けている。アナログ信号処理部は、原稿から読み取ったアナログ画像信号からリセットノイズ等の高周波成分を除去するバッファ12と、アナログ画像信号をサンプルホールドし、次段のA/Dコンバータ14の入力に適したレベルに増幅するアナログIC13と、アナログ画像信号をディジタル画像信号に変換するA/Dコンバータ14から構成されている。なお、アナログIC13はICの代わりに個別素子で回路を構成しでも良い。又、図10では、CCD11とそのアナログ信号処理部及びCIS11とそのアナログ信号処理部を各1系統のみ表示しているが、高速タイプのCCDでは2系統或いは4系統であっても良い。
【0005】
CCD,CIS11は、原稿からの反射光を主走査1ライン分検知してアナログ画像信号に変換する。バッファ12は、原稿から読み取ったアナログ画像信号からリセットノイズ等の高周波成分を除去する。アナログIC13は、エミッタフォロア回路からなり、アナログ画像信号をサンプルホールドし、次段のA/Dコンバータ14の入力に適したレベルに増幅する。A/Dコンバータ14は、アナログ画像信号をディジタル画像信号に変換し、画像処理装置2へディジタル画像信号として出力する。
【0006】
そして、アナログIC13の増幅器のゲイン(増幅率)は、それが大きすぎてA/Dコンバータ14の入力レンジをオーバーすると、オーバーした分はディジタル出力として判別できなくなり使用できないし、又、反対に小さすぎるとA/Dコンバータ14の分解能を十分活用できなくなるので、アナログ画像信号の最大値をA/Dコンバータ14の変換可能な最大入力値に合わせるように調整される。アナログIC13のゲインを調整するために、ASIC15と、SCN制御CPU16と、EEPROM17と、SRAM18が設けられている。
【0007】
ASIC15は、A/Dコンバータ14から得たディジタル画像信号をSCN(スキャナー)制御CPU16へ出力すると共に、SCN(スキャナー)制御CPU16を介してSRAM18から得たゲイン調整値をアナログIC13へ出力する。
【0008】
SCN制御CPU16は、画像読取装置1全体の回路動作を制御するものであるが、主として、ゲイン調整値を得るために図11,12に示すフローチャートの動作を行う。EEPROM17は、基準値「BASE」を格納するものであり、不揮発性のメモリであれば良い。SRAM18は、ディジタル画像信号の平均値「RES」及び「ゲイン調整値」を格納するものであり、揮発性のメモリであれば良い。
【0009】
SCN制御CPU16のゲイン調整の動作を、図11,12に示すフローチャートを用いて説明する。図11はCCD系のアナログIC13のゲインを調整するゲイン調整処理(CCD)のフローチャートであり、図12はCIS系のアナログIC13のゲインを調整するゲイン調整処理(CIS)のフローチャートである。
【0010】
ゲイン調整処理(CCD)では、図11において、SCN制御CPU16は、先ず、キャリッジを基準白板位置へ移動し(S111)、CCD11の光源を点灯する(S112)。次に、CCD11を用いて基準白板に対して主走査1ラインを複数回読み込み、その平均値「RES」を算出してSRAM18に記録する(S113)。次に、平均値「RES」と、EEPR0M17に記録されている基準値「BASE」とを比較する(S114)。基準値「BASE」と平均値「RES」の差の絶対値が所定値N以上、即ち平均値「RES」が基準値「BASE」の許容範囲外である場合は、ステップS115で平均値「RES」が基準値「BASE」より小さいか否かを判断し、小さい場合は、SRAM18に記憶されている「ゲイン調整値」を△G増加して、SRAM18に再度記憶し(S116)、ステップS113へ戻る。大きい場合は、SRAM18に記憶されている「ゲイン調整値」を△G減少して、SRAM18に再度記憶し(S117)、ステップS113へ戻る。基準値「BASE」と平均値「RES」の差の絶対値が所定値N以下、即ち平均値「RES」が基準値「BASE」の許容範囲内である場合は、最適なゲイン調整値が得られたので、CCD11の光源を消灯し(S118)、キャリッジをホームポジションへ移動し(S119)、ゲイン調整処理(CDD)を終了する。
【0011】
ゲイン調整処理(CIS)は、図11のゲイン調整処理(CDD)と以下の点が異なる。即ち、ゲイン調整処理(CIS)は、(1)「両面読み込み」時のみであり、(2)CIS11が固定されて設けられているので、キャリッジを移動する必要がなく、(3)CDD系のタイマと異なるタイマを使用する。
【0012】
ゲイン調整処理(CIS)では、図12において、SCN制御CPU16は、先ず、モードが両面読み込みであるか否かを判断し(S121)、モードが両面読み込みでない場合はゲイン調整処理(CIS)を終了する。モードが両面読み込みである場合はCIS11の光源を点灯し(S122)、CIS11を用いて基準白板に対して主走査1ラインを複数回読み込み、その平均値「RES」を算出してSRAM18に記録する(S123)。次に、平均値「RES」と、EEPR0M17に記録されている基準値「BASE」とを比較する(S124)。基準値「BASE」と平均値「RES」の差の絶対値が所定値N以上、即ち平均値「RES」が基準値「BASE」の許容範囲外である場合は、ステップS125で平均値「RES」が基準値「BASE」より小さいか否かを判断し、小さい場合は、SRAM18に記憶されている「ゲイン調整値」を△G増加して、SRAM18に再度記憶し(S126)、ステップS123へ戻る。大きい場合は、SRAM18に記憶されている「ゲイン調整値」を△G減少して、SRAM18に再度記憶し(S127)、ステップS123へ戻る。基準値「BASE」と平均値「RES」の差の絶対値が所定値N以下、即ち平均値「RES」が基準値「BASE」の許容範囲内である場合は、最適なゲイン調整値が得られたので、CIS11の光源を消灯し(S128)、ゲイン調整処理(CIS)を終了する。
【0013】
なお、ステップS113,S123では、アナログ画像信号の最大値を推定する演算として、ディジタル画像信号の平均値を算出して行った(A/Dコンバータ14の入力レンジをオーバーしたアナログ画像信号がディジタル値としては反映されていないため)が、所定レベル以上のディジタル画像信号の画素数をカウントすることも考えられる。
【0014】
なお、画像読取装置1が無操作状態である時間が長く続く場合の電力消費を少なくするために、タイマAを設けて、タイマAの時間が所定値T0以上であると判断した場合に、画像読取装置1をスリープモードにし待機状態とすることは周知の通りである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、アナログ画像信号は、照明光の強度やラインセンサの特性が温度によって変動する。特に、CISは温度変化によるアナログ画像信号出力の変動が大きく、又CCDにおいても今後の更なる高速化対応を想定した場合照明光量の増大によりアナログ画像信号出力の変動増大が予想される。そのため、適切なタイミングでゲイン調整する必要がある。ゲイン調整を行うタイミングは、原稿を読み取る直前に行うのが望ましい。しかし、原稿を読み取る直前に行えば最適な画像信号が得られるものの、ゲイン調整に手間取った場合はコピーの完了までに時間が掛かってファーストコピーが長くなる。又、ゲイン調整を始終行えば最適な画像信号が得られるものの、温度によるアナログ画像信号の変動は比較的長い時間で生ずるので無駄なゲイン調整を行うことになりかねず、ゲイン調整部の部品の寿命や電力消費も無視できない。又逆に、主電源投入時にのみ1回ゲイン調整を行ってゲイン調整値を保存しておき、このゲイン調整値を利用するようにすれば、ファーストコピーは短縮出来、多数回のゲイン調整によるゲイン調整部の部品の寿命や電力消費の問題は無くなるものの、温度によるアナログ画像信号の変動に対処できず最適な画像信号が得られない。
【0016】
本発明は、前述した課題を解決するためになされたものであり、ゲイン調整を、「スタートキー」入力操作前に且つ必要最小限で行うことにより、温度によるアナログ画像信号の変動に対処すると共にファーストコピーを短縮し、ゲイン調整部の部品の寿命を延命し電力消費を少なくすることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、
請求項1に係る発明は、
イメージセンサと、アナログ信号処理部と、CPUと、タイマと、メモリとを含んで構成される画像読取装置であって、前記CPUが、
キー入力の操作があったときにそのキー入力の操作が「スタートキー」以外の「キー」入力の操作であり、かつ、ゲイン調整処理が完了した際にリセットされる前記タイマの計測時間が所定時間T以上である場合には、ゲイン調整処理中でないことを確認して、アナログ信号処理部からのディジタル画像信号を用いてゲイン調整を行ってゲイン調整値をアナログ信号処理部のアナログICへ出力するゲイン調整処理を起動し、
キー入力の操作があったときにそのキー入力の操作が「スタートキー」入力の操作であり、かつ、前記タイマの計測時間が前記所定時間T以上である場合には、ゲイン調整処理中でないことを確認して、前記ゲイン調整処理を起動し、このゲイン調整処理が終了してから原稿の読み込み動作を起動するように制御する、
ことを特徴とする
【0018】
請求項2に係る発明は、
原稿の表面用イメージセンサと、原稿の裏面用イメージセンサと、アナログ信号処理部と、CPUと、タイマBと、タイマCと、メモリとを含んで構成される画像読取装置であって、前記CPUが、
キー入力の操作があったときにそのキー入力の操作が「スタートキー」および「両面キー」以外の「キー」入力の操作であり、かつ、表面用イメージセンサ系のゲイン調整処理が完了した際にリセットされる前記タイマBの計測時間が所定時間T1以上である場合には、表面用イメージセンサ系のゲイン調整処理中でないことを確認して、アナログ信号処理部からのディジタル画像信号を用いて表面用イメージセンサ系のゲイン調整を行ってゲイン調整値をアナログ信号処理部のアナログICへ出力するゲイン調整処理を起動し、
キー入力の操作があったときにそのキー入力の操作が「両面キー」入力の操作であり、かつ、裏面用イメージセンサ系のゲイン調整処理が完了した際にリセットされる前記タイマCの計測時間が所定時間T2以上である場合には、裏面用イメージセンサ系のゲイン調整処理中でないことを確認して、アナログ信号処理部からのディジタル画像信号を用いて裏面用イメージセンサ系のゲイン調整を行ってゲイン調整値をアナログ信号処理部のアナログICへ出力するゲイン調整処理を起動し、
キー入力の操作があったときにそのキー入力の操作が「スタートキー」入力の操作であり、かつ、前記タイマBの計測時間が前記所定時間T1以上である場合には、表面用イメージセンサ系のゲイン調整処理中でないことを確認して、前記した表面用イメージセンサ系のゲイン調整処理を行い、キー入力の操作があったときにそのキー入力の操作が「スタートキー」入力の操作であり、かつ、前記タイマCの計測時間が前記所定時間T2以上である場合には、裏面用イメージセンサ系のゲイン調整処理中でないことを確認して、前記した裏面用イメージセンサ系のゲイン調整処理を行い、「スタートキー」入力の操作を契機に起動された前記の表面用イメージセンサ系のゲイン調整処理および/または前記の裏面用イメージセンサ系のゲイン調整処理によって、前記タイマBおよび/または前記タイマCがリセットされたことが確認されると、原稿の読み込み動作を起動するように制御する、
ことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の画像読取装置1を、図1〜図8を用いて説明する。図1は本発明の画像読取装置1の構成を、図2はSCN制御CPU19の動作のフローチャートを、図3はカバー閉じ検知処理(S23)のフローチャートを、図4はコピーキー入力処理(S26)のフローチャートを、図5は両面キー入力処理(S27)のフローチャートを、図6はスタートキー入力処理(S28)のフローチャートを、図7は本発明のゲイン調整処理(CCD)のフローチャートを、図8は本発明のゲイン調整処理(CIS)のフローチャートを、それぞれ示す図である。
【0023】
本発明の画像読取装置1は、図10に示した従来例の画像読取装置1のSCN制御CPU16の代わりに新しいSCN制御CPU19を設け、制御部4のパネル操作部41から出力される操作信号をSCN制御CPU19に入力するようにすると共に、SCN制御CPU19にタイマB及びタイマCを設けるようにしたものである。そのタイマB及びタイマCは、リセットすると0にセットされ、時間の経過と共に順次カウントアップされるものである。
【0024】
図1において、本発明の画像読取装置1は、CCD,CIS11と、バッファ12と、アナログIC13と、A/Dコンバータ14と、ASIC15と、EEPROM17と、SRAM18と、SCN制御CPU19から構成される。SCN制御CPU19には、制御部4のパネル操作部41から出力される、「スタートキー」入力、「両面キー」入力、「コピーキー」入力、その他の「キー」入力、「カバー閉じ」の各操作信号が入力される。
【0025】
本発明のSCN制御CPU19の動作のフローチャートを、図2〜図6を用いて説明する。SCN制御CPU19は、主電源を投入した時、又はパネル操作部41から各操作信号を得た時、ゲイン調整処理をスタートする。
【0026】
図2において、SCN制御CPU19は、スタートすると、ステップS21において、タイマAより検出した時間が所定値T0以上であるか否かを判断し、タイマAの時間が所定値T0以上であると判断した時は、画像読取装置1を待機状態とするためのスリープモード処理を行い(ステップS10)、処理を終了する。スリープモード処理は周知であるので、ここでは説明を省略する。なお、前記所定値T0はユーザが設定するように構成され、5分/10分/30分/60分/・・等に設定される。例えば、30分に設定される。
【0027】
ステップS21において、タイマAの時間が所定値T0以下であると判断した場合は、次に原稿カバーが閉じたか否かを判断し(ステップS22)、原稿カバーが開いたまま、閉じたまま、或いは閉から開に変化した(開から閉に変化した以外)と判断した場合は、ステップS24に進む。ステップS22で原稿カバーが閉じた(開から閉に変化した)と判断した場合は、カバー閉じ検知処理を行った(ステップS23)後、ステップS29に進んでタイマAをリセットして、ステップS21に戻る。カバー閉じ検知処理については、図3を用いて後で説明する。
【0028】
ステップS24においては、キー入力が有るか否かを判断し、キー入力が無いと判断した場合はステップS21に戻り、ステップS21以降の処理を繰り返す。
ステップS24でキー入力が有ると判断した場合は、ステップS25において、操作信号を用いてキー入力の内容を調べ、キー入力が「コピーキー」入力である場合はコピーキー入力処理を行い(ステップS26)、キー入力が「両面キー」入力である場合は両面キー入力処理を行い(ステップS27)、キー入力が「スタートキー」入力である場合はスタートキー入力処理を行う(ステップS28)。続いて、タイマAをリセットして(ステップS29)、ステップS21に戻る。
【0029】
なお、その他の「キー入力」として、「FAXキー」や「ネットワークスキャナキー」が考えられる。「FAXキー」は、ディジタル複写機から公衆回線インタフェース5を用いて他のFAX装置にFAX送信する際に押すキーであり、「ネットワークスキャナキー」はディジタル複写機からネットワークインタフェース6を用いてネットワークを介する他の機器に画像信号を送信する際に押すキーである。これらのキー入力を含める場合は、ステップS26のコピーキー入力処理(図4参照)と同じ入力処理を、図2のステップS28の右側に並列的に追加することで対処する。
【0030】
次に、図3を用いて、カバー閉じ検知処理(ステップS23)を説明する。カバー閉じ検知処理では、「スタートキー」入力操作に先立ち、原稿がセットされたことを検知した時、CCD11を用いて、タイマBが所定値T1より大きい場合で且つゲイン調整処理(CCD)中で無い場合のみ、ゲイン調整処理(CCD)を起動する。CIS11については「両面キー」入力操作時に行うのでここでは行わない。なお、前記所定値T1は、CCDをゲイン調整して得られた調整値がゲイン調整してから無効になるまでの時間であり、例えば60分又は120分に設定される。
【0031】
図3において、SCN制御CPU19は、先ず、読み込み原稿が画像読取装置1にセットされているか否かを判断する(ステップS31)。原稿がセットされていないと判断した場合は、カバー閉じ検知処理を終了する。原稿がセットされていると判断した場合は、タイマBの時間が所定値T1以上であるか否かを判断し(ステップS32)、タイマBの時間が所定値T1以下であると判断した場合は、カバー閉じ検知処理を終了する。タイマBの時間が所定値T1以上であると判断した場合は、続いてゲイン調整処理(CCD)中であるか否かを判断し(ステップS33)、ゲイン調整処理(CCD)中であると判断した場合は、カバー閉じ検知処理を終了する。ゲイン調整処理(CCD)中で無いと判断した場合は、ゲイン調整処理(CCD)を起動して(ステップS34)から、カバー閉じ検知処理を終了する。ステップS34で起動されるゲイン調整処理(CCD)は、図7に示すように、図11のゲイン調整処理(CCD)(ステップS71)と、それに続くタイマBのリセット処理(ステップS72)から構成される。
【0032】
次に、図4を用いて、コピーキー入力処理(ステップS26)を説明する。コピーキー入力処理では「スタートキー」入力操作に先立ち、「コピーキー」入力の操作信号が入力されたことを検知した時、CCD11を用いて、タイマBが所定値T1より大きい場合で且つゲイン調整処理(CCD)中で無い場合のみ、ゲイン調整処理(CCD)を起動する。CIS11については「両面キー」入力操作時に行うのでここでは行わない。
【0033】
図4において、SCN制御CPU19は、先ず、画像読取装置1をコピーモードへ切り替える(ステップS41)。次に、タイマBの時間が所定値T1以上であるか否かを判断し(ステップS42)、タイマBの時間が所定値T1以下であると判断した場合は、コピーキー入力処理を終了する。タイマBの時間が所定値T1以上であると判断した場合は、続いてゲイン調整処理(CCD)中であるか否かを判断し(ステップS43)、ゲイン調整処理(CCD)中であると判断した場合は、コピーキー入力処理を終了する。ゲイン調整処理(CCD)中で無いと判断した場合は、ゲイン調整処理(CCD)を起動して(ステップS44)から、コピーキー入力処理を終了する。ステップS44で起動されるゲイン調整処理(CCD)は、ステップS34で起動されるゲイン調整処理(CCD)と同じである。
【0034】
以上述べた図3のカバー閉じ検知処理及び図4のコピーキー入力処理により、CCD11を用いて表面を読み取る場合、CCD11のゲイン調整を「スタートキー」の入力操作に先立って予め行うことができる。
【0035】
次に、図5を用いて、両面キー入力処理(ステップS27)を説明する。両面キー入力処理では「スタートキー」入力操作に先立ち、「両面キー」入力の操作信号が入力されたことを検知した時、CIS11を用いて、タイマCが所定値T2より大きい場合で且つゲイン調整処理(CIS)中で無い場合のみ、ゲイン調整処理(CIS)を起動する。CCD11については「コピーキー」入力操作時に行うのでここでは行わない。これにより、CIS11を用いて裏面を読み取る場合のみ、CIS11のゲイン調整を予め行うことができる。なお、前記所定値T2は、CISをゲイン調整して得られた調整値がゲイン調整してから無効になるまでの時間であり、例えば60分に設定される。
【0036】
図5において、SCN制御CPU19は、スタートすると、先ず、ステップS51において、画像読取装置1を両面モードへ切り替える。次に、タイマCの時間が所定値T2以上であるか否かを判断し(ステップS52)、タイマCの時間が所定値T2以下であると判断した場合は、両面キー入力処理を終了する。タイマCの時間が所定値T2以上であると判断した場合は、続いてゲイン調整処理(CIS)中であるか否かを判断し(ステップS53)、ゲイン調整処理(CIS)中であると判断した場合は、両面キー入力処理を終了する。ゲイン調整処理(CIS)中で無いと判断した場合は、ゲイン調整処理(CIS)を起動して(ステップS54)から、両面キー入力処理を終了する。ステップS54で起動されるゲイン調整処理(CIS)は、図8に示すように、図12のゲイン調整処理(CIS)(ステップS81)と、それに続くタイマCのリセット処理(ステップS82)から構成される。
【0037】
次に、図6を用いて、スタートキー入力処理(ステップS28)を説明する。図6において、SCN制御CPU19は、先ず、ステップS61及びS65において、タイマB,Cから検出した各時間が所定値T1,T2以上であるか否かを判断し、タイマB或いはタイマCの時間が所定値T1或いは所定値T2以下であると判断した場合は、ステップS69へ進む。タイマB或いはタイマCの時間が所定値T1或いは所定値T2以上であると判断した場合は、続いてゲイン調整処理(CCD)中或いはゲイン調整処理(CIS)中であるか否かを判断し(ステップS62,S66)、ゲイン調整処理(CCD)中或いはゲイン調整処理(CIS)中であると判断した場合は、ステップS64,S68へ進む。ゲイン調整処理(CCD)中或いはゲイン調整処理(CIS)中で無いと判断した場合は、ゲイン調整処理(CCD)或いはゲイン調整処理(CIS)を起動して(ステップS63,S67)から、ステップS64,S68へ進む。ステップS63で起動されるゲイン調整処理(CCD)は、図3のステップS34で起動されるゲイン調整処理(CCD)と同じであり、又ステップS67で起動されるゲイン調整処理(CIS)は、図5のステップS54で起動されるゲイン調整処理(CIS)と同じである。ステップS64,S68では、タイマB或いはタイマCがリセットされたか否かを判断し、リセットされてからステップS69へ進む。
【0038】
ステップS61〜S64及びステップS65〜S68の両方の処理を並行して行う。両方の処理が終了してから画像読み込み動作を起動し(S69)、スタートキー入力処理を終了する。
【0039】
以上述べたように、本発明のゲイン調整処理(CCD,CIS)は、ゲイン調整処理(CCD,CIS)中である時、及び前回のゲイン調整から所定時間経過するまで、処理を行わないようにしているので、「スタートキー」入力操作に先だって前述した「原稿のセット」、「コピーキー」入力、「両面キー」入力、その他の「キー」入力、の各操作が行われれば、その操作後「スタートキー」を押した場合にゲイン調整は省略されて、直ちに読み取り動作が起動されることになる。そして、前記所定時間T1、T2を適切に定めることにより、温度によるアナログ画像信号の変動に対処しながら、ファーストコピーを短縮し電力消費を少なくすることが可能になる。また、操作ミスによるモード切替が為された場合に、短時間でゲイン調整を繰り返すことも防止できる。
【0040】
なお、以上の説明では、ゲイン調整処理(SCN制御CPU19の動作)は、主電源を投入した時、又はパネル操作部41から各操作信号を得た時、スタートさせていたが、タイマB又はタイマCがある時間TNを超えた時にも、スタートさせるようにすることも考えられる。このようにすれば、画像読取装置1が長い時間待機状態となっても、タイマB及びタイマCによるゲイン調整が時間TN毎に定期的に行われるので、「原稿のセット」や「キー」入力のような各操作が為された場合にゲイン調整が省略される可能性が高く、直ちに読み取り動作が起動されることになる。なお、前記所定値TNは、CCD及びCISのゲイン調整に適切と思われる、例えば60分が設定される。
【0041】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明は、ゲイン調整を、「スタートキー」入力操作前に且つ必要最小限で行うことにより、温度によるアナログ画像信号の変動に対処すると共にファーストコピーを短縮し、ゲイン調整部の部品の寿命を延命し電力消費を少なくすることが可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像読取装置1の構成を示す図である。
【図2】本発明のSCN制御CPU19の動作のフローチャートを示す図である。
【図3】本発明のカバー閉じ検知処理(S23)のフローチャートを示す図である。
【図4】本発明のコピーキー入力処理(S26)のフローチャートを示す図である。
【図5】本発明の両面キー入力処理(S27)のフローチャートを示す図である。
【図6】本発明のスタートキー入力処理(S28)のフローチャートを示す図である。
【図7】本発明のゲイン調整処理(CCD)のフローチャートを示す図である。
【図8】本発明のゲイン調整処理(CIS)のフローチャートを示す図である。
【図9】ディジタル複写機の構成を示す図である。
【図10】画像読取装置1の従来例の構成を示す図である。
【図11】SCN制御CPU16の動作のゲイン調整処理(CCD)のフローチャートを示す図である。
【図12】ゲイン調整処理(CIS)のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1 画像読取装置
2 画像処理装置
3 画像形成装置
4 制御部
5 公衆回線インタフェース
6 ネットワークインタフェース
11 CCD,CIS
12 バッファ
13 アナログIC
14 A/Dコンバータ
15 ASIC
16 SCN制御CPU
17 EEPROM
18 SRAM
19 SCN制御CPU
41 パネル操作部

Claims (2)

  1. イメージセンサと、アナログ信号処理部と、CPUと、タイマと、メモリとを含んで構成される画像読取装置であって、前記CPUが、
    キー入力の操作があったときにそのキー入力の操作が「スタートキー」以外の「キー」入力の操作であり、かつ、ゲイン調整処理が完了した際にリセットされる前記タイマの計測時間が所定時間T以上である場合には、ゲイン調整処理中でないことを確認して、アナログ信号処理部からのディジタル画像信号を用いてゲイン調整を行ってゲイン調整値をアナログ信号処理部のアナログICへ出力するゲイン調整処理を起動し、
    キー入力の操作があったときにそのキー入力の操作が「スタートキー」入力の操作であり、かつ、前記タイマの計測時間が前記所定時間T以上である場合には、ゲイン調整処理中でないことを確認して、前記ゲイン調整処理を起動し、このゲイン調整処理が終了してから原稿の読み込み動作を起動するように制御する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 原稿の表面用イメージセンサと、原稿の裏面用イメージセンサと、アナログ信号処理部と、CPUと、タイマBと、タイマCと、メモリとを含んで構成される画像読取装置であって、前記CPUが、
    キー入力の操作があったときにそのキー入力の操作が「スタートキー」および「両面キー」以外の「キー」入力の操作であり、かつ、表面用イメージセンサ系のゲイン調整処理が完了した際にリセットされる前記タイマBの計測時間が所定時間T1以上である場合には、表面用イメージセンサ系のゲイン調整処理中でないことを確認して、アナログ信号処理部からのディジタル画像信号を用いて表面用イメージセンサ系のゲイン調整を行ってゲイン調整値をアナログ信号処理部のアナログICへ出力するゲイン調整処理を起動し、
    キー入力の操作があったときにそのキー入力の操作が「両面キー」入力の操作であり、かつ、裏面用イメージセンサ系のゲイン調整処理が完了した際にリセットされる前記タイマCの計測時間が所定時間T2以上である場合には、裏面用イメージセンサ系のゲイン調整処理中でないことを確認して、アナログ信号処理部からのディジタル画像信号を用いて裏面用イメージセンサ系のゲイン調整を行ってゲイン調整値をアナログ信号処理部のアナログICへ出力するゲイン調整処理を起動し、
    キー入力の操作があったときにそのキー入力の操作が「スタートキー」入力の操作であり、かつ、前記タイマBの計測時間が前記所定時間T1以上である場合には、表面用イメージセンサ系のゲイン調整処理中でないことを確認して、前記した表面用イメージセンサ系のゲイン調整処理を行い、キー入力の操作があったときにそのキー入力の操作が「スタートキー」入力の操作であり、かつ、前記タイマCの計測時間が前記所定時間T2以上である場合には、裏面用イメージセンサ系のゲイン調整処理中でないことを確認して、前記した裏面用イメージセンサ系のゲイン調整処理を行い、「スタートキー」入力の操作を契機に起動された前記の表面用イメージセンサ系のゲイン調整処理および/または前記の裏面用イメージセンサ系のゲイン調整処理によって、前記タイマBおよび/または前記タイマCがリセットされたことが確認されると、原稿の読み込み動作を起動するように制御する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
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