JP2001053937A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2001053937A JP11229938A JP22993899A JP2001053937A JP 2001053937 A JP2001053937 A JP 2001053937A JP 11229938 A JP11229938 A JP 11229938A JP 22993899 A JP22993899 A JP 22993899A JP 2001053937 A JP2001053937 A JP 2001053937A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 待機状態からの復帰時間が必要以上に長くな
らず、ユーザに不快感を与えない画像読取装置を提供す
る。 【解決手段】 画像読取装置の電源をオンにした(ステ
ップS2)後、アナログ画像信号の基準となるDCレベ
ルを任意の値になるように調整し(ステップS6)、ま
た、基準白板を読み取った際の出力値が任意の値になる
ようにゲインを調整する(ステップS8)。この基準レ
ベル調整値およびゲイン調整値はマイコンのRAMなど
に保存する(ステップS9)。その後、画像読取動作が
なされることなく所定時間が経過したときは、画像読取
装置の所定の電源をオフにする(ステップS12)。そ
の後、圧板の開放やADFへの原稿のセットがなされた
ときは(ステップS13)、ステップS12でオフにし
た電源を再度オンにして(ステップS14)、ステップ
S9で保存していた値をゲインアンプ、オフセット設定
部に設定する(ステップS15)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定の走査光学
系で原稿を読取走査し、この読取走査した光を光電変換
素子で受光して、原稿の画像を読み取る画像読取装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境保護、省エネルギーが叫ばれ
て、複写機にはエナジースター、ZESM等の規格が規
定されている。これらの規格は省エネルギーを目的と
し、複写機の待機時の消費エネルギーに制限を設けたも
のである。
【0003】これらを受けて、複写機の待機時には、消
費電力の大きい定着ヒータをはじめ、操作パネル等の電
源は、オフされあるいは低電力運転に切り替えられる。
複写機に搭載されているイメージスキャナにおいては電
源を一括してオフすることが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来技術
において、待機状態にある複写機を使用する場合は、電
源をオン状態に戻し、あるいは、低電力運転から通常運
転状態に戻して、複写機が使用可能な状態になるまでユ
ーザに待って頂いていたが、この待ち時間はユーザにと
っては実際以上に長く感じられ、ストレスを与えること
につながっていた。
【0005】特開平6−326867号公報開示されて
いるように、複写機のイメージスキャナにおいては、得
られたアナログ画像信号が精度良くデジタル画像信号に
変換されるように、電源をオンにした後に以下の調整を
行っている。
【0006】.アナログ画像信号を程よい大きさに増
幅するための増幅率の調整。
【0007】.黒レベルが最適な値になるように基準
レベルの調整。
【0008】すなわち、従来の複写機においては、待機
状態からの復帰時に上記調整を行っているので、前記の
ように待機状態からの復帰に長い時間が必要となり、ユ
ーザをより長く待たせる結果につながるという不具合が
あった。
【0009】この発明の目的は、待機状態からの復帰時
間が必要以上に長くならず、ユーザに不快感を与えない
画像読取装置を提供することである。
【0010】この発明の別の目的は、画像読取装置が待
機状態のときに露光走査用の光源やシェーディング補正
用の白基準板を交換した場合でも、それに応じた特性が
得られて、安定した画像読取を行うことができるように
することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、所定の走査光学系で原稿を読取走査し、この読取走
査した光を光電変換素子で受光して、前記原稿の画像を
読み取る画像読取装置において、前記光電変換素子が出
力するアナログ画像信号に対し当該アナログ画像信号を
A/D変換するための前処理を行う前処理装置と、この
前処理装置に電力を供給する電源部と、装置本体の主電
源スイッチをオンにしたときには前記前処理装置に電力
の供給を行うように前記電源部を制御する第1の制御手
段と、この電力の供給開始後に前記画像読取の動作が行
われることなく所定の時間が経過したときは前記前処理
装置への電力の供給を停止するように前記電源部を制御
する第2の制御手段と、前記電力供給停止後に前記画像
読取を再開するときになされる所定の操作がされたこと
を検出するセンサと、この検出がなされたときは前記前
処理装置への電力の供給を再開するように前記電源部を
制御する第3の制御手段と、前記電力の供給開始の際に
前記前処理を実行するために前記前処理装置に設定した
値を記憶する記憶手段と、この記憶した値を前記電力の
供給再開の際に前記前処理装置に設定する設定手段とを
備えていることを特徴とする画像読取装置である。
【0012】したがって、前処理装置への電力の供給開
始の際に前処理を実行するために設定した値をあらかじ
め記憶しておき、その後画像読取の動作が行われること
なく所定の時間が経過したために前処理装置への電力の
供給が停止されて後、画像読取を再開するために前処理
装置への電力の供給が再開された際に、あらかじめ記憶
しておいた値を前処理装置に設定するので、前処理を実
行するために前処理装置に設定する値を再度決定する必
要がなく、画像読取装置の待機状態からの復帰時間が必
要以上に長くならず、ユーザに不快感を与えない。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の画像読取装置において、前記設定手段により前記前処
理装置に設定した値が適切か否かを前記電力の供給再開
後に前記A/D変換に必要な諸特性を検出することによ
り判断する検査手段を備えていることを特徴とする。
【0014】したがって、あらかじめ記憶しておいて前
処理装置に設定した値が適切か否かを電力の供給再開後
に判断するので、画像読取装置が待機状態のときに露光
走査用の光源やシェーディング補正用の白基準板を交換
した場合でも、それに応じた特性が得られて、安定した
画像読取を行うことができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の画像読取装置において、前記前処理装置は、
前記アナログ画像信号の増幅率の調整および基準となる
DCレベルの調整を前記前処理として行うことを特徴と
する。
【0016】したがって、アナログ画像信号をA/D変
換するための前処理として、アナログ画像信号の増幅率
の調整および基準となるDCレベルの調整を行うことが
できる。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかの一に記載の画像読取装置において、前記セン
サは、コンタクトガラス上の前記原稿を押さえる圧板の
開放と前記コンタクトガラス上に前記原稿を供給するA
DFへの原稿のセットとのうち少なくとも前者を前記所
定の操作として検出することを特徴とする。
【0018】したがって、コンタクトガラス上の原稿を
押さえる圧板の開放やコンタクトガラス上に原稿を供給
するADFへの原稿のセットがなされたときに、前処理
装置への電力の供給を再開することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】[発明の実施の形態1]図1は、
この発明の実施の形態1である画像読取装置の概略構成
を示す概念図である。この画像読取装置1の筐体の上面
部には、原稿2を載置するコンタクトガラス3と、シェ
ーディング補正用の白基準板4とが設けられている。白
基準板4はシェーディング補正時の補正データを得るた
め、主走査方向に設けられた均一濃度のほぼ白色の部材
である。原稿2は上から図示しない圧板によりコンタク
トガラス3から浮きあがらないように抑えられる。ま
た、画像読取装置1には図示しない周知のADF(オー
トドキュメントフィーダ)が設けられている。光源5
は、白基準板4やコンタクトガラス3の読取面に対して
ある角度で光を照射し、白基準板4または原稿2で反射
した光は、走査光学系である3枚のミラー6,7,8お
よびレンズ9を経由して光電変換素子であるCCD10
に入射する。
【0020】光源5とミラー6,7,8は、図示しない
第1および第2走行体を形成し、モータ13の駆動によ
り、原稿2の読取面とCCD10との間の距離を一定に
保ちながら副走査方向に移動する。
【0021】CCD10は入射光量に対応した電圧をア
ナログ画像信号として出力し、このアナログ画像信号
は、CCD10が設けられているセンサボード11上の
回路でA/D変換等の所定の処理を行った後に、デジタ
ル画像信号として画像処理部12に転送される。
【0022】図2は、画像読取装置1の電気的な接続を
示すブロック図である。図2に示すように、CCD10
は原稿からの反射光をアナログ画像信号に変換する。図
2ではCCD10からの出力は1系統のみ記載してある
が、高速タイプのCCDでは2系統あるいは4系統の出
力タイプも存在しており、これらのCCDを用いるもの
であってもよい。
【0023】アナログ画像信号はバッファ14でドライ
ブされて、サンプリング回路15にてサンプルホールド
され、リセットノイズ等の高周波成分が除去される。前
処理装置であるゲインアンプ16はコントロール端子に
印加される電圧Vgにてゲインを制御出来るアンプであ
り(図3に電圧Vgとゲインとの関係を示す)、同じく
前処理装置であるオフセット設定部17はコントロール
端子に印加される電圧Vofにてオフセットを設ける機
能を有する(図4に電圧Vofとオフセット量との関係
を示す)。
【0024】A/Dコンバータ18はアナログ画像信号
を上限基準値、下限基準値に基づいて所定の分解能(例
えば8bit)でデジタル画像信号に変換する。 A/
Dコンバータ18の精度を十分に発揮させる為には、ア
ナログ画像信号がA/Dコンバータ18の上限基準値と
下限基準値の間を広く使って変化する様に、ゲインアン
プ16でのゲイン量とオフセット設定部17でのオフセ
ット量とを調整する必要がある。
【0025】黒レベル検出回路19は、範囲指定信号x
opbにて指示されるCCD10のOPB画素に対応し
た期間にその出力レベルを取り込んで保存する機能を有
する。保存される黒レベルは複数のOPB画素を取り込
んだ平均値であり、CCD10の出力チャネル毎に保存
される(図5にタイミング例を示す)。
【0026】黒レベル減算回路20は、CCD10の有
効画素が入力された際に黒レベル検出回路19に保存さ
れた値を減算する回路である。
【0027】白ピーク検出回路21は、範囲指定信号x
lgateにて指定された範囲内での出力レベルのピー
ク値を保存する回路である(図5にタイミング例を示
す)。
【0028】シェーディングデータFIFO22は、既
知の様に白基準板4を読み取った値を画素毎に平均化等
の処理を行いながら順次保存するメモリであり、シェー
ディング補正回路23も既知の様に画像を読み取ったデ
ジタル画像データとシェーディングデータFIFO22
に保存されている基準白板データとで補正演算を行う回
路である。
【0029】電源部24は大きく2種類の系統から成
る。一方は図示しない主電源スイッチにて出力がオン/
オフされる電源系統Vcnstであり、もう一方は外部
からの制御信号Voffにて出力が断たれる電源系統V
tempである。開閉センサ25は、前記の図示しない
圧板の開閉を検知するセンサである。原稿センサ26は
前記の図示しないADFに原稿2がセットされたことを
検知するセンサである。マイコン27は、画像読取装置
1の全体を集中的に制御する。前記の電圧Vg、電圧V
ofは、マイコン27から出力され、それぞれD/Aコ
ンバータ28,29でD/A変換されて、ゲインアンプ
16、オフセット設定部17に与えられる。シェーディ
ング補正回路23の出力は画像処理部12に送られて所
定の画像処理がなされる。
【0030】図6は、画像読取装置1の電源構成を示す
ブロック図である。開閉センサ25、原稿センサ26、
マイコン27には電源Vcnst(図2参照)が供給さ
れている。この電源Vcnstは画像読取装置1の主電
源スイッチがオンされている状態の時に出力される電源
であり、本実施の形態では開閉センサ25、原稿センサ
26、マイコン27ならびに開閉センサ25および原稿
センサ26の出力をマイコン27に伝送するのに必要な
素子に供給される。
【0031】一方、スキャナ部30にはVtemp(図
2参照)が供給される。電源Vtempは主電源スイッ
チがオンされている状態でも画像読取装置1がある所定
の時間操作されないとVoff信号によって出力をオフ
される電源系統である。また、ここでいうスキャナ部3
0とは、光源5、モータ13、センサボード11上の回
路(図2の回路)および画像処理部12などである。
【0032】次に、図7のフローチャートを参照して、
画像読取装置1の動作について説明する。図7に示すよ
うに、主電源スイッチがオンされると(ステップS1の
Y)、電源部24より電源Vconstと電源Vtem
pが画像読取装置1の各部に供給される(ステップS
2)。このステップS2により第1の制御手段が実現さ
れる。マイコン27は、まず、画像読取装置1の初期設
定を行う(ステップS3)。この初期設定の内容で代表
的なものは以下の設定である。
【0033】・CCD10を駆動する為の各種パルスの
タイミング設定。
【0034】・サンプリング回路15でサンプリングす
るためのパルスのタイミング設定。
【0035】・ゲインアンプ16の初期ゲイン。
【0036】・オフセット設定部17の初期オフセット
量。
【0037】次に、光源5を点灯させると共に、図示し
ない第1および第2走行体のホームポジションを確定さ
せるためのホーミングを行い、第1および第2の走行体
をホームポジションに移動する(ステップS4)。
【0038】その後、基準レベルE/O差調整を行う
(ステップS5)。この調整はCCD10の出力が2系
統である場合に、even、odd画素毎に処理系統を
分けて処理する際のeven、odd間基準レベルを同
じ値になるように調整するものである。次に、アナログ
画像信号の基準となるDCレベルを任意の値になるよう
に調整する(ステップS6)。調整される基準レベルの
値としては、後に黒レベル減算を行うことを考慮して、
ノイズの影響があっても0を割り込まない様な値とする
のが一般的である。
【0039】そして、基準白板4の反射光がCCD10
に入射するように図示しない第1および第2走行体を移
動し(ステップS7)、基準白板4を読み取った際の出
力値が任意の値になるようにゲインを調整する(ステッ
プS8)。調整されるゲインの値としては、光源5の光
量等の変動要因を考慮してもA/Dコンバータ18の出
力値がオーバーフローしない範囲で大きめにする方が、
A/Dコンバータ18のパフォーマンスを引き出せる。
【0040】前記の基準レベル調整値およびゲイン調整
値はマイコン27のRAMなどに保存し(ステップS
9)、光源5を消灯すると共に、原稿読み取りに備え
て、図示しない第1および第2走行体をホームポジショ
ンに移動する(ステップS10)。ステップS9により
記憶手段を実現している。
【0041】その後、画像読取装置1が所定の時間使用
されず画像形成動作が行われなかった場合に(ステップ
S11のY)、マイコン27は、電源Vtempの出力
を遮断するVoff信号を有効にする(ステップS1
2)。このステップS12により第2の制御手段が実現
される。これにより、画像読取装置1の主だった箇所へ
の給電がオフされて画像読取装置1の消費する電力は著
しく低減される。
【0042】しかし、原稿2をコンタクトガラス3に置
く際に開閉される圧板を開放したことを検出する開閉セ
ンサ25やADFに原稿2がセットされたことを検知す
る原稿センサ26には電源Vcnstが給電されてお
り、センサの状態が変化すると、マイコン27が認識で
きる。開閉センサ25、原稿センサ26の出力に変化が
あった場合は(ステップS13のY)、マイコン27は
電源部24にVtempを出力する様にVoff信号を
操作し、画像読取装置1の各部に電源が供給される(ス
テップS14)。ステップS14により第3の制御手段
が実現される。
【0043】このとき、ステップS9で保存しておいた
基準レベル調整値およびゲイン調整値がゲインアンプ1
6およびオフセット設定部17に設定される(ステップ
S15)。このステップS15により設定手段を実現し
ている。したがって、画像読取装置1は不要な待ち時間
を最小限にとどめて使用可能になる。
【0044】[発明の実施の形態2]この発明の実施の
形態2の画像読取装置1が発明の実施の形態1と相違す
るのは、図7のフローチャートに示す処理に代えて図8
のフローチャートに示す処理を行っている点にある。そ
の他の事項については、発明の実施の形態1の場合と同
様であるため、以下の説明では発明の実施の形態1と同
様の符号を用い、詳細な説明は省略する。
【0045】図8において、ステップS1〜S15につ
いては、図7のフローチャートと同様の処理であるため
詳細な説明は省略する。図8において、ステップS15
の後、光源5を点灯させると共に、図示しない第1およ
び第2走行体のホームポジションを確定させるためのホ
ーミングを行い、第1および第2の走行体をホームポジ
ションに移動して(ステップS16)、基準レベル値を
読み取る(ステップS17)。そして、基準レベル値が
許容値内に入っていない場合は(ステップS18の
N)、ステップS5に戻って主電源スイッチのオン時の
基準レベル調整からやり直す。
【0046】基準レベル値が許容値内に入っている場合
は(ステップS18のY)第1および第2走行体を基準
白板4の位置に移動し(ステップS19)、白板データ
を読み取る(ステップS20)。この白板データの値が
許容値内に入っていない場合は(ステップS21の
N)、ステップS8に戻って主電源スイッチのオン時の
ゲイン調整からやり直す。白板データの値が許容値内に
入っている場合は(ステップS21のY)、ステップS
10に戻る。なお、ステップS18およびS21により
検査手段を実現している。
【0047】以上のように、基準レベルや白板データが
必要範囲内の値となっているか否かを確認するので(ス
テップS18,S21)、画像読取装置1が待機状態の
ときに光源5や白基準板4を交換した場合でも、それに
応じた特性が得られ、安定した画像読取を行うことがで
きる。
【0048】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、前処理装置へ
の電力の供給開始の際に前処理を実行するために設定し
た値をあらかじめ記憶しておき、その後画像読取の動作
が行われることなく所定の時間が経過したために前処理
装置への電力の供給が停止されて後、画像読取を再開す
るために前処理装置への電力の供給が再開された際に、
あらかじめ記憶しておいた値を前処理装置に設定するの
で、前処理を実行するために前処理装置に設定する値を
再度決定する必要がなく、画像読取装置の待機状態から
の復帰時間が必要以上に長くならず、ユーザに不快感を
与えない。
【0049】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の画像読取装置において、あらかじめ記憶しておいて前
処理装置に設定した値が適切か否かを電力の供給再開後
に判断するので、画像読取装置が待機状態のときに露光
走査用の光源やシェーディング補正用の白基準板を交換
した場合でも、それに応じた特性が得られて、安定した
画像読取を行うことができる。
【0050】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の画像読取装置において、アナログ画像信号を
A/D変換するための前処理として、アナログ画像信号
の増幅率の調整および基準となるDCレベルの調整を行
うことができる。
【0051】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかの一に記載の画像読取装置において、コンタク
トガラス上の原稿を押さえる圧板の開放やコンタクトガ
ラス上に原稿を供給するADFへの原稿のセットがなさ
れたときに、前処理装置への電力の供給を再開すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1である画像読取装置の
概略構成を示す概念図である。
【図2】前記画像読取装置の電気的な接続を示すブロッ
ク図である。
【図3】前記画像読取装置のゲインアンプにおける電圧
Vgとゲインとの関係を示すグラフである。
【図4】前記画像読取装置のオフセット設定部における
電圧Vofとオフセット量との関係を示すグラフであ
る。
【図5】前記画像読取装置のCCD、サンプリング回路
およびA/Dコンバータの出力などのタイミングチャー
トである。
【図6】前記画像読取装置の電気的な接続を示すブロッ
ク図である。
【図7】前記画像読取装置の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図8】この発明の実施の形態2である画像読取装置の
動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像読取装置 2 原稿 3 コンタクトガラス 5 走査光学系 6 走査光学系 7 走査光学系 8 走査光学系 9 走査光学系 10 光電変換素子 24 電源部 25 センサ 26 センサ
フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA01 BC23 CB02 CB30 DA01 DB01 DC06 5C062 AA05 AB02 AB33 AB43 AB49 AB51 AC22 AC27 AC58 AC61 AE15 5C072 AA01 BA06 BA08 CA02 DA02 DA04 EA05 FB12 FB15 LA07 LA15 RA02 RA16 UA02 UA05 UA06 XA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の走査光学系で原稿を読取走査し、
    この読取走査した光を光電変換素子で受光して、前記原
    稿の画像を読み取る画像読取装置において、 前記光電変換素子が出力するアナログ画像信号に対し当
    該アナログ画像信号をA/D変換するための前処理を行
    う前処理装置と、 この前処理装置に電力を供給する電源部と、 装置本体の主電源スイッチをオンにしたときには前記前
    処理装置に電力の供給を行うように前記電源部を制御す
    る第1の制御手段と、 この電力の供給開始後に前記画像読取の動作が行われる
    ことなく所定の時間が経過したときは前記前処理装置へ
    の電力の供給を停止するように前記電源部を制御する第
    2の制御手段と、 前記電力供給停止後に前記画像読取を再開するときにな
    される所定の操作がされたことを検出するセンサと、 この検出がなされたときは前記前処理装置への電力の供
    給を再開するように前記電源部を制御する第3の制御手
    段と、 前記電力の供給開始の際に前記前処理を実行するために
    前記前処理装置に設定した値を記憶する記憶手段と、 この記憶した値を前記電力の供給再開の際に前記前処理
    装置に設定する設定手段とを備えていることを特徴とす
    る画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記設定手段により前記前処理装置に設
    定した値が適切か否かを前記電力の供給再開後に前記A
    /D変換に必要な諸特性を検出することにより判断する
    検査手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載
    の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記前処理装置は、前記アナログ画像信
    号の増幅率の調整および基準となるDCレベルの調整を
    前記前処理として行うことを特徴とする請求項1または
    2に記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記センサは、コンタクトガラス上の前
    記原稿を押さえる圧板の開放と前記コンタクトガラス上
    に前記原稿を供給するADFへの原稿のセットとのうち
    少なくとも前者を前記所定の操作として検出することを
    特徴とする請求項1〜3のいずれかの一に記載の画像読
    取装置。
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JP2007060211A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Ricoh Co Ltd 原稿サイズ検出装置

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