JP3879470B2 - 撮像信号の基準レベル調整装置およびプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、CCD(電荷結合素子;Charge Coupled Device) などの撮像素子から出力された撮像信号の基準レベルを調整するための基準レベル調整装置、およびコンピュータを利用して撮像信号の基準レベル調整を実現するためのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
CCDなどの撮像素子を利用して画像を形成する場合、撮像素子から出力された撮像信号のダイナミックレンジを有効に使用するために、ゲイン調整やオフセットレベル(オプティカルブラックレベル)調整をして、次ブロックに信号を渡している。またデジタル画像処理をする場合におけるオフセット調整の際には、撮像信号のダイナミックレンジがA/D変換器の入力レンジと略同じになるように、たとえば最小光量がA/D変換器の入力レンジの最小レベルになるように、撮像素子の光学的な黒画素の信号レベル、いわゆるオプティカルブラックレベルをクランプする。また、撮像信号の1画素分におけるリセットノイズ成分の影響を受けないように、光に応じたレベルを呈する画素信号部分のみをサンプリングした結果をクランプ部に負帰還させることで、オプティカルブラックレベルをA/D変換器のボトム基準電圧と略等しくレベル調整する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなレベル調整の際には、制御系の定数によっては、応答が遅くなったり、逆に発振気味になったりするなど、制御が不安定になり、オプティカルブラックレベルを所望とする基準電位に適正にクランプ調整することができなくなることがある。たとえば、大きなゲイン設定をしたときや、システムクロックや1ラインの周期を切り替えることで、動作速度や解像度などを切り替える場合などである。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ゲイン設定、あるいは動作速度や解像度などを切り替える際にも、撮像信号の基準レベルを安定して調整することができる基準レベル調整装置、並びにコンピュータを利用してソフトウェア的に撮像信号の基準レベル調整を実現するプログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明に係る基準レベル調整装置は、CCDなどの撮像素子から出力された撮像信号の基準レベルを調整するための基準レベル調整装置であって、撮像信号におけるラインごとの光学的な基準レベルをクランプするクランプ部と、撮像素子を構成する受光素子の出力信号のうちの、光に応じたレベルを呈する画素信号部分の信号レベルをサンプリングするサンプリング部と、サンプリング部によるサンプリングにより得られた画素信号電圧を所定レベルに増幅する少なくとも1段のゲイン設定増幅器と、サンプリング部によるサンプリングの結果を撮像信号に帰還させる帰還制御部とを備える。帰還制御部は、出力電圧をクランプ部に入力する負帰還増幅器と、ゲイン設定増幅器への入力信号またはゲイン設定増幅器の出力信号のうちの何れか1つを選択して負帰還増幅器に入力する帰還信号切替部とを有する。
【0006】
また従属項に記載された発明は、本発明に係る基準レベル調整装置のさらなる有利な具体例を規定する。さらに、本発明に係るプログラムは、本発明に係る基準レベル調整装置を、電子計算機(コンピュータ)を用いてソフトウェアで実現するために好適なものである。なお、プログラムは、コンピュータ読取り可能な記憶媒体に格納されて提供されてもよいし、有線あるいは無線による通信手段を介して配信されてもよい。
【0007】
【作用】
上記構成の基準レベル調整装置において、帰還信号切替部は、ゲイン設定増幅器への入力信号またはその出力信号のうちの何れか1つを選択して負帰還増幅器に入力する。帰還信号切替部の切替動作は、撮像信号の読出速度に応じて、あるいは増幅器出力の安定度に応じて、自動もしくは人手によるマニュアル操作で制御すればよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0009】
図1は、本発明に係る基準レベル調整装置の一実施形態を搭載したカラー複写機の一例の機構図である。このカラー複写機は、画像読取システムの一例である画像取得部10、画像処理部20、画像出力部(画像記録部)30、ユーザインタフェース50、およびエディットパッド60を備える。
【0010】
画像取得部10は、プラテンガラス11上に載置された原稿を読み取って得た入力画像を赤、緑、青の各色成分のデジタル画像データに変換する。たとえばハロゲンランプを有する光源12からの光がプラテンガラス11上に載置された原稿を照射し、反対光が図示しない光学系を介して赤、緑、青の各色に分光される。そして各色光が、各色光用に分けられた、固体撮像素子の一例であるCCDからなるラインセンサ13に入射し、入力画像がたとえば400dpi(400ドット/1インチ)の解像度で読み取られることによって、赤、緑、青の各色成分のアナログの画像信号が得られる。なお、本実施形態の画像取得部10は、システムクロックや1ラインの周期を切り替えることで、動作速度や解像度などの動作モードを切替可能なものであり、動作モードに応じてCCDの読出速度が切り替えられるように構成されている。たとえばCCDの読出速度が、18MHz程度以下の低速読出モードと、25MHz程度以上の高速読出モードとに切り替え可能に構成される。
さらに、本発明に係る基準レベル調整装置が組み込まれた信号処理部14において、図示しない増幅部がラインセンサ13からの赤、緑、青の各画像信号を所定のレベルまで増幅し、さらに図示しないA/Dコンバータがデジタルデータに変換することにより、赤、緑、青のデジタル画像データR,G,BがA/Dコンバータから得られる。この赤、緑、青の画像データR,G,Bは、ケーブル15を通じて画像処理部20に送られる。
【0011】
この読取り時には、光源12からの光が原稿を全面に亘って照射し、ラインセンサ13が入力画像を全面に亘って読み取るように、光源12を含む光学系、ラインセンサ13および信号処理部14は、矢印16で示すように図1中の左方から右方に移動させられる。
【0012】
画像処理部20は、画像取得部10の信号処理部14からの赤、緑、青の画像データR,G,Bに基づいて、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のオンオフ2値化トナー信号を得、各トナー信号を画像出力部30に出力する。
【0013】
画像出力部30は、一方向に順次一定間隔をおいて並置されたK,Y,M,Cの各色の画像形成部31K,31Y,31M,31Cを有する。先端検出器44が、用紙カセット41から各画像形成部に搬送される用紙の搬送経路上に近接して設けられている。この先端検出器44は、用紙カセット41からレジストローラ42を通じて転写ベルト43上に送り出された用紙の先端をたとえば光学的に検出して先端検出信号を得、この先端検出信号を画像処理部20に送る。画像処理部20は、入力された先端検出信号に同期して、K,Y,M,Cの各色のオンオフ2値化トナー信号を順次一定間隔をおいて得る。
【0014】
画像出力部30においては先ず、半導体レーザ38Kは、画像処理部20からのブラックのオンオフ2値化トナー信号によって駆動されることにより、ブラックのオンオフ2値化トナー信号を光信号に変換し、この変換されたレーザ光をポリゴンミラー39に向けて照射する。このレーザ光は、さらに反射ミラー47K,48K,49Kを介して一次帯電器33Kによって帯電された感光体ドラム32K上を走査することにより、感光体ドラム32K上に静電潜像を形成する。この静電潜像は、ブラックのトナーが供給される現像器34Kによってトナー像とされ、このトナー像は、転写ベルト43上の用紙が感光体ドラム32Kを通過する間に転写帯電器35Kによって用紙上に転写される。そして転写後は、クリーナ36Kによって感光体ドラム32K上から余分なトナーが除去される。
【0015】
同様に、半導体レーザ38Y,38M,38Cは、画像処理部20からブラックのオンオフ2値化トナー信号に対して順次一定間隔をおいて得られる対応するY,M,Cの各色のオンオフ2値化トナー信号によって駆動されることにより、各色のオンオフ2値化トナー信号を光信号に変換し、この変換されたレーザ光をポリゴンミラー39に向けて照射する。このレーザ光は、さらに反射ミラー47Y〜49Y,47M〜49M,47C〜49Cを介して一次帯電器33Y,33M,33Cによって帯電された感光体ドラム32K上を走査することにより、感光体ドラム32Y,32M,32C上に静電潜像を順次形成する。各静電潜像は、各色のトナーが供給される現像器34Y,34M,34Cによって順次トナー像とされ、各トナー像は、転写ベルト43上の用紙が対応する感光体ドラム32Y,32M,32Cを通過する間に対応する転写帯電器35Y,35M,35Cによって用紙上に順次転写される。
【0016】
このようにK,Y,M,Cの各色のトナー像が順次多重転写された用紙は、転写ベルト43上から剥離され、定着ローラ45によってトナーが定着されて、複写機の外部に排出される。
【0017】
ユーザインタフェース50は、ユーザが所望の機能を選択して、その実行を指示するもので、この例においては、カラーCRTディスプレイ51およびハードコントロールパネル52を備え、さらに赤外線タッチボード53が組み合わされて、画面上のソフトボタンによって直接、条件を指示できるようにされる。エディットパッド60は、これによって編集を施す領域を設定することができる。
【0018】
図2は、本発明に係る基準レベル調整装置の一実施形態を示す回路ブロック図である。この基準レベル調整装置は、前述のように信号処理部14の一部に組み込まれる。この基準レベル調整装置101は、撮像素子の一例である図示しないCCDから出力された撮像信号S0におけるラインごとの光学的な基準レベル(オプティカルブラックレベル)をクランプするクランプ部110と、クランプ部110によるクランプ動作期間内における画素信号部分の信号レベルをサンプリングするサンプリング部120と、サンプリング部120によるサンプリングにより得られた画素信号電圧を所定レベルに増幅するゲイン設定増幅器134と、サンプリング部120によるサンプリング動作により得られた画素信号電圧S2を所定レベルに増幅しクランプ部110に入力することで、サンプリング結果をCCDから出力された撮像信号S0に帰還させる帰還制御部130とを備える。
【0019】
クランプ部110は、撮像信号S0の直流成分をカットするコンデンサC110と、FETなどのスイッチング素子112とを有する。スイッチング素子112は、クランプパルスOBCPに基づいて撮像信号S0を所定レベルにクランプする主要部であり、その一端T1はコンデンサC110の出力側(クランプ済の撮像信号S1側)と接続され、他端T2には帰還制御部130の帰還出力信号S6が入力されている。このスイッチング素子112は、クランプパルスOBCP(アクティブH)が入力されるとオンすることで、撮像信号S1の所定位置(オプティカルブラック)を帰還出力信号S6と同電位にしようとする。
【0020】
サンプリング部120は、その主要部であるサンプリングアンプ122と、このサンプリングアンプ122の一方の端子T1に接続されたホールド用のコンデンサC124とを有する。サンプリングアンプ122には、画素信号部分をサンプリングするためのサンプリングパルスSMPL(アクティブH)が入力される。サンプリングアンプ122の他方の端子T2にはクランプ済の撮像信号S1が入力されている。サンプリングアンプ122は、サンプリングパルスSMPLが入力されるとオンすることで、クランプ済の撮像信号S1の画素信号部分の信号レベルをサンプリングし、このサンプリングにより得た画素信号電圧S2をホールド用のコンデンサC124に保持する。
【0021】
ゲイン設定増幅器134、サンプリング部120から出力された画素信号電圧S2を所定レベルに増幅する複数段のゲイン設定増幅器134(各段を順に、134a,134b,…とする)を有する。本実施形態のゲイン設定増幅器134は2段の増幅器から構成されている。初段のゲイン設定増幅器134aは可変ゲインタイプであり、内部にゲインを調整するゲイン調整部135aを有する。一方、2段目のゲイン設定増幅器134bはゲインが固定のタイプである。
【0022】
帰還制御部130は、オペアンプなどで構成された負帰還増幅器132と、負帰還増幅器132を主要部とするフィードバック回路149の帰還係数を切替える帰還係数切替部140とを有する。帰還係数切替部140は、一方の端子が負帰還増幅器132の反転入力端子(−)と接続されかつ他方の端子に基準電位Vrefが入力された抵抗回路R141と、負帰還増幅器132の反転入力端子(−)と出力端子との間に並列接続された抵抗回路R142およびコンデンサ回路C141を有する。負帰還増幅器132の出力である帰還出力信号S6はクランプ部110のスイッチング素子112の端子T2に入力される。基準電位Vrefとしては、たとえば、基準レベル調整装置101の後段に接続される図示しないA/D変換器のボトム基準電圧が設定される。これにより、基準レベル調整装置101は、撮像信号S1の最小光量レベルがA/D変換器の入力レンジの最小レベルになるようにレベル調整するようになる。
【0023】
また帰還制御部130は、複数段のゲイン設定増幅器134a,134bへの入力信号または各段のゲイン設定増幅器134の出力信号(画素信号電圧S2,S3,S4,…)のうちの何れか1つを選択し、選択済の画素信号電圧S5を抵抗素子R130を介して負帰還増幅器132の正転入力端子(+)に入力する帰還信号切替部136を有する。また帰還制御部130は、ゲイン調整部135aを制御することで初段のゲイン設定増幅器134aのゲインを調整するとともに、帰還信号切替部136および帰還係数切替部140の切替動作を制御する切替制御部142を有する。
【0024】
図3は、上記構成の基準レベル調整装置101の詳細を説明するための参照図であって、撮像信号の一例を示す。基準レベル調整装置101は、撮像信号S0におけるオプティカルブラックレベルをラインごとにクランプ部110でクランプし、このクランプ部110によるクランプ動作期間内における画素信号部分の信号レベルをサンプリング部120によりサンプリングし、さらにこのサンプリング部120から出力された画素信号電圧S2を所定レベルに増幅してクランプ部110に負帰還入力することで、撮像信号S1の最小光量レベルをA/D変換器の入力レンジの最小レベルになるようにレベル調整する。
【0025】
撮像信号S0を、ラインごとに、光学的黒画素直前の所定位置をクランプするラインクランプモードで動作させると、図3(A)に示すように、ラインごとに光学的黒画素のレベルが大きくバラ付いてしまう。したがって、このクランプ済の撮像信号をA/D変換器に入力すると、A/D変換器の規定入力範囲(ボトム基準電圧〜トップ基準電圧)からはみ出してしまい、A/D変換処理を正しくできず、後段のデジタル信号処理に不都合を生じる。
【0026】
これを避けるために、本実施形態の基準レベル調整装置101では、クランプ部110が、図3(B)に示すように、光学的黒画素部分の電圧(オプティカルブラックレベル)をクランプ目標電位である基準電位Vrefにクランプするように機能する。一般にこのクランプ処理をOBクランプという。基準電位Vrefとして、たとえばA/D変換器のボトム基準電圧が設定される。
【0027】
また撮像信号S0は、1画素ごとについてみると、図3(C)に示すように、光量に応じたレベルを呈する画素信号部分とその画素信号部分の情報をリセットする部分によるリセットノイズ成分とがある。撮像信号S0におけるCCDの読出速度が、たとえば18MHzなどの20MHz以下の比較的低速の場合には、CDS(相関ダブルサンプリング)などの手法により、このリセットノイズ成分を除いた画素信号部分のみからなる撮像信号にしてからOBクランプをするので、通常はリセットノイズ成分がOBクランプに問題を与えることは少ない。しかしながら、CDSなどによってもリセットノイズ成分を完全に除去できない場合もあり、また前記CCDの読出速度がたとえば25MHzなどの比較的高速の場合にはCDSなどの手法を用いることが困難になるため、図3(C)に示すリセットノイズ成分をそのまま含んだ信号でOBクランプをせざるを得ない場合もある。これらの場合には、前記リセットノイズ成分により、光学的黒画素のレベルをクランプ目標電位に近づけようとすることができない、つまりオプティカルブラックレベルを正しくクランプ調整することができない場合が生じる。
【0028】
これを避けるために、本実施形態の基準レベル調整装置101では、サンプリング部120により画素信号部分のみをサンプリングした結果(画素信号電圧S2)をゲイン設定増幅器134により適度に増幅し、負帰還増幅器132を介してクランプ部110に負帰還させることで、オプティカルブラックレベルをA/D変換器のボトム基準電圧と略等しくレベル調整する構成としている。
【0029】
また基準レベル調整装置101は、上述のように、システムクロックや1ラインの周期を切り替えることで、動作速度や解像度などの動作モードを切替可能な画像取得部10(図1参照)に適用される。この場合、撮像素子の光学的黒画素エリアには限りがあるので、負帰還増幅器132を主要部とするフィードバック回路149の定数によっては、図3(D)に示すように応答が遅くなったり、逆に発振気味になったりするなど、制御が不安定になり、オプティカルブラックレベルを基準電位Vrefに適正にクランプ調整することができないという問題が生じ得る。そこで本実施形態の基準レベル調整装置101は、フィードバック回路149の定数をシステム要求仕様に応じて可変できるようにすることで、システムに最適なレベル調整ができるようにしている。
【0030】
具体的には、先ず、フィードバック回路149の定数を変更して帰還係数を切替えるために、抵抗回路R141、抵抗回路R142、およびコンデンサ回路C141を有する帰還係数切替部140を、負帰還増幅器132に接続した。抵抗回路R141,R142は、図示しない複数の抵抗素子を有し、抵抗素子を切替選択することで、負帰還増幅器132と帰還係数切替部140とで構成されるフィードバック回路149の帰還ゲインを切替可能になっている。また、コンデンサ回路C141は、図示しない複数のコンデンサを有し、コンデンサを切替選択することで、前記フィードバック回路149の帰還応答性を切替可能になっている。つまり、帰還係数切替部140は、帰還ゲインおよび帰還応答性の両方を切替えることで、フィードバック回路149の総合応答性を切替可能に構成されている。この抵抗回路R141、抵抗回路R142、およびコンデンサ回路C141の、それぞれの切替動作は、切替制御部142からの制御信号C3に基づいてなされる。この際切替制御部142は、画像読取システムの動作モードや、ゲイン設定増幅器134の出力である画素信号電圧S3,S4を参照して、帰還係数切替部140の切替動作を制御する。
【0031】
また、基準レベル調整装置101は、ゲイン設定増幅器134のうちの、初段のゲイン設定増幅器134aを可変ゲインタイプにした。ゲインを切り替えるためのゲイン調整部135aは、レジスタ設定値でそのゲインを切り替えることができるようにしたものである。このゲイン調整部135aのゲイン切替動作は、切替制御部142からの制御信号C2に基づいてなされる。この際切替制御部142は、画像読取システムの動作モードや、ゲイン設定増幅器134の出力である画素信号電圧S3,S4を参照して、ゲイン調整部135aのゲインを設定する。
【0032】
さらに、基準レベル調整装置101は、ゲイン設定増幅器134a,134bへの入力信号または出力信号(画素信号電圧S2,S3,S4)のうちの何れか1つを選択し負帰還増幅器132に入力する帰還信号切替部136を備えた。帰還信号切替部136は、たとえば3入力−1出力タイプのマルチプレクサを有する。この帰還信号切替部136の信号選択切替動作は、切替制御部142からの制御信号C1に基づいてなされる。この際切替制御部142は、画像読取システムの動作モードや、ゲイン設定増幅器134の出力である画素信号電圧S3,S4を参照して、帰還信号切替部136の切替動作を制御する。
【0033】
図4は、上記構成の基準レベル調整装置101の作用、特に、切替制御部142による制御方法を説明するフローチャートである。先ず切替制御部142は、ゲイン調整部135aおよび帰還係数切替部140を制御して、動作モードに応じた特性を満たすように、ゲイン設定増幅器134aのゲインと帰還係数切替部140の帰還係数を設定する(S100)。ところで、上述のようにゲイン調整用のゲイン設定増幅器134は、2段で構成されている。各ゲイン設定増幅器134a,134bは、それぞれオフセット誤差を持つので、この誤差がレベル調整に悪影響を与える虞れがある。その誤差をキャンセルするためには、できるだけ後段の信号を取り出し、負帰還増幅器132に供給してフィードバックをかけた方がよい。このため、切替制御部142は、通常は、2段目のゲイン設定増幅器134bからの画素信号電圧S4を選択して負帰還増幅器132に供給するよう、帰還信号切替部136を制御する(S102)。
【0034】
ところが、ゲイン設定増幅器134aにおける、ゲイン設定対出力レベルの関係が不連続で急激にレベル変動してしまうポイントが発生してしまうことがある。たとえば、ゲイン調整部135aのレジスタ設定値の最大値が255である場合、128以上の値を設定すると、ゲイン設定増幅器134aの出力が急激に増加することがある。ゲインが急激に増えるゲイン設定増幅器134aの出力から画素信号電圧S3を取り出しフィードバックをかけると発振をして不安定になり、正常動作しないことがある。このため、切替制御部142は、ゲイン設定増幅器134aのゲイン調整をする際には、画素信号電圧S3,S4を参照しながら、制御系が安定であるか否かを監視する(S104)。そして、制御系が不安定になったことを検知したら(S104−NO)、帰還信号切替部136を制御してゲインが急激に増える初段のゲイン設定増幅器134aに入力される画素信号電圧S2を取り出して負帰還増幅器132に供給させる(S106)。そして、フィードバック定数を応答が遅くなるように帰還係数切替部140の帰還係数を設定し(S108)、必要に応じて、この状態でゲイン設定増幅器134aのゲインを再設定する(S110)。
【0035】
この後、帰還信号切替部136を制御して、ゲイン設定増幅器134aの後段側の信号である画素信号電圧S3もしくは画素信号電圧S4を取り出して、負帰還増幅器132に供給させる(S112)。なお制御系を作動させた状態のままで負帰還増幅器132への帰還信号を切り替えると、帰還制御系のループゲインが当然に大きくなるので制御系の安定度がさらに変化し、不安定になることが懸念される。そこで回路作動状態のままこの切替えをする際には、切替制御部142は、画素信号電圧S3,S4を参照しながら、制御系が不安定にならないよう監視するのが好ましい。また切替制御部142は、画素信号電圧S4を負帰還増幅器132に直ちに供給するのではなく、先ず画素信号電圧S3を負帰還増幅器132に供給し安定状態を維持できたら(S112−1)、次に画素信号電圧S4を負帰還増幅器132に供給するように切替制御するとよい(S112−2)。これにより、制御系が不安定にならないようにしつつ、負帰還増幅器132への帰還信号を切り替えることができる。また最終的には、2段目のゲイン設定増幅器134bからの画素信号電圧S4を選択して負帰還増幅器132に入力するようにすれば、ゲイン設定増幅器134a,134bが持つオフセットの影響を受けない。つまり精度よいオプティカルブラックレベル調整(OB調整)ができる。
【0036】
以上説明したように、上記実施形態の基準レベル調整装置101によれば、システムクロックや1ラインの周期を変える画像読取システムを実現する際、フィードバック回路149の定数をシステムに応じて可変でき、しかもシステムに最適なオプティカルブラックレベル調整をすることができる。
【0037】
また、大きなゲイン設定をすべきときは、その設定値で出力レベルが急激に大きくなる増幅器の前段から信号をフィードバックさせ応答速度を調整した後で、より後段の信号をフィードバックするように切り替えることで、安定かつ精度のよいオプティカルブラックレベル調整を実現することができる。
【0038】
図5は、CPUやメモリを利用して、ソフトウェア的に基準レベル調整装置101、特に切替制御部142を構成する、すなわち電子計算機(コンピュータ)を用いて構成する場合のハードウェア構成の一例を示した図である。
【0039】
この基準レベル調整装置101は、CPU902、ROM(Read Only Memory)904、RAM906、および通信I/F(インターフェース)908を備える。また、たとえばハードディスク装置914、フレキシブルディスク(FD)ドライブ916、あるいはCD−ROM(Compact Disk ROM)ドライブ918などの、記憶媒体からデータを読み出したり記録するための記録・読取装置を備えてもよい。ハードディスク装置914、FDドライブ916、あるいはCD−ROMドライブ918は、たとえば、CPU902にソフトウェア処理をさせるためのプログラムデータを登録するなどのために利用される。通信I/F908は、インターネットなどの通信網との間の通信データの受け渡しを仲介する。クランプ部110と、サンプリング部120と、ゲイン設定増幅器134と、負帰還増幅器132および帰還係数切替部140からなるフィードバック回路149と、帰還信号切替部136とは、上記図2に示したものと同様のハードウェア構成および機能を有する。
【0040】
このような構成の基準レベル調整装置101における作用は、上記実施形態に示した動作と同様とすることができる。また、上述した処理手順をコンピュータに実行させるプログラムは、CD−ROM922などの記録媒体を通じて配布される。あるいは、前記プログラムは、CD−ROM922ではなくFD920に格納されてもよい。また、MOドライブを設け、MOに前記プログラムを格納してもよく、またフラッシュメモリなどの不揮発性の半導体メモリカード924などのその他の記録媒体に前記プログラムを格納してもよい。さらに、他のサーバなどからインターネットなどの通信網を経由して前記プログラムをダウンロードして取得したり、あるいは更新してもよい。なお、記録媒体としては、FD920やCD−ROM922などの他にも、DVDなどの光学記録媒体、MDなどの磁気記録媒体、PDなどの光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、ICカードやミニチュアーカードなどの半導体メモリーを用いることができる。
【0041】
記録媒体の一例としてのFD920やCD−ROM922などには、上記実施形態で説明した基準レベル調整装置101における処理手順を示したフローチャートの一部または全ての機能を格納することができる。したがって、以下のプログラムや当該プログラムを格納した記憶媒体を提供することができる。たとえば、基準レベル調整装置101用のプログラム、すなわちRAM906などにインストールされるソフトウェアは、上記実施形態に示された基準レベル調整装置101と同様に、切替制御部142の機能部、たとえばゲイン設定増幅器134に対するゲイン設定、帰還信号切替部136による帰還信号の切替選択、あるいは帰還係数切替部140における帰還係数の設定の機能をソフトウェアとして備える。
【0042】
そしてたとえば基準レベル調整装置101をコンピュータにより構成する場合、CD−ROMドライブ918は、CD−ROM922からデータまたはプログラムを読み取ってCPU902に渡す。そしてソフトウエアはCD−ROM922からハードディスク装置914にインストールされる。ハードディスク装置914は、FDドライブ916またはCD−ROMドライブ918によって読み出されたデータまたはプログラムや、CPU902がプログラムを実行することにより作成されたデータを記憶するとともに、記憶したデータまたはプログラムを読み取ってCPU902に渡す。ハードディスク装置914に格納されたソフトウエアは、RAM906に読み出された後にCPU902により実行される。たとえばCPU902は、記録媒体の一例であるROM904およびRAM906に格納されたプログラムに基づいて上記の処理手順を実行することにより、上記処理手順における撮像信号のレベル調整処理ための機能をソフトウェア的に実現することができる。
【0043】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることができ、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記の実施形態は、クレームにかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0044】
たとえば、上記実施形態では、帰還係数切替部140を構成する抵抗回路R141,R142の双方が複数の抵抗素子を有し、これら素子を切替選択することで帰還ゲインを切り替え、かつコンデンサ回路C141が複数のコンデンサを有し、このコンデンサ素子を切替選択することで帰還応答性を切り替えて、フィードバック回路149の総合応答性を切り替えていたが、抵抗回路R141,R142およびコンデンサ回路C141のうちのいずれか1つのみを切替可能に構成してもよい。
【0045】
また抵抗回路R141,R142は、何れか一方のみが抵抗値を切替可能な構成であってもよい。また必ずしも複数の抵抗素子を有するものでなくてもよい。たとえば複数の抵抗素子の代わりにFETを設け、このFETのゲート電圧を制御してオン抵抗を変化させる構成としてもよい。またコンデンサ回路C141は、容量値を切替可能な構成であればよく、必ずしも複数のコンデンサを有するものでなくてもよい。たとえば回転角を機械的に制御することでその容量値を変化させることが可能なバリキャップや、両端電圧を制御することでその容量値を変化させることが可能な可変容量ダイオードを、複数のコンデンサの代わりに設けてもよい。
【0046】
また上記実施形態では、負帰還増幅器132を主要部とするフィードバック回路149の増幅度および応答性のうちの少なくとも一方を切替える帰還係数切替部140を備えた帰還制御部130とするとともに、切替制御部142により、帰還係数切替部140および帰還信号切替部136の双方の切替動作を自動制御するようにしていたが、たとえば帰還係数切替部140を備えない帰還制御部130としてもよい。この場合、負帰還増幅器132を構成する部材である増幅度設定用の抵抗素子や応答性設定用の容量素子(コンデンサ)の定数を、人手によってマニュアルで切り替える構成とする。そして、切替制御部142は、人手による切替動作におけるゲイン設定増幅器134の出力信号を参照して、帰還信号切替部136の切替動作を自動制御する。つまり、切替制御部142は、撮像信号レベルの基準レベル調整を半自動で制御する。
【0047】
また、たとえば帰還係数切替部140および切替制御部142を備えない帰還制御部130としてもよい。この場合、負帰還増幅器132を構成する部材である増幅度設定用の抵抗素子や応答性設定用の容量素子の定数だけでなく、帰還信号切替部136の切替動作をも、人手によって変更するとよい。つまりゲイン設定増幅器134の出力信号を参照して、撮像信号レベルの基準レベル調整をフルマニュアルで制御する。
【0048】
また、上記実施形態では、デジタル画像処理のために、撮像信号のダイナミックレンジがA/D変換器の入力レンジと略同じになるようにオプティカルブラックレベルをクランプ調整していたが、アナログ画像処理において、オプティカルブラックレベルを所望の電位に調整する際にも、上記実施形態で述べた手法を同様に適用することができる。また、本願発明が処理対象とする撮像信号は、CCDから出力されたものに限らない。たとえばC−MOSタイプの撮像素子から出力された撮像信号であってもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、帰還信号切替部を設けて、ゲイン設定増幅器への入力信号またはその出力信号のうちの何れか1つを選択して負帰還増幅器に入力することができる構成としたので、たとえば、ゲイン設定増幅器の出力信号の安定性を監視しながら、あるいは撮像信号の読出速度に応じて、自動もしくはマニュアルで帰還信号切替部を制御することができる。これにより、ゲイン設定、あるいは動作速度や解像度などを切り替える際にも、撮像信号の基準レベルを安定して調整することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る基準レベル調整装置の一実施形態を搭載したカラー複写機の一例の機構図である。
【図2】 本発明に係る基準レベル調整装置の一実施形態を示す回路ブロック図である。
【図3】 基準レベル調整装置の詳細を説明するための参照図であって、撮像信号の一例を示す図である。
【図4】 切替制御部による制御方法を説明するフローチャートである。
【図5】 CPUやメモリを利用してソフトウェア的に基準レベル調整装置を構成する場合のハードウェア構成の一例を示した図である。
【符号の説明】
101…基準レベル調整装置、110…クランプ部、112…スイッチング素子、120…サンプリング部、122…サンプリングアンプ、124…基準電位設定部、130…帰還制御部、132…負帰還増幅器、134…ゲイン設定増幅器、136…帰還信号切替部、140…帰還係数切替部、142…切替制御部、C141…コンデンサ回路、R141…抵抗回路、R142…抵抗回路、S0〜S5…画素信号電圧、S6…帰還出力信号、OBCP…クランプパルス、SMPL…サンプリングパルス
Claims (6)
- 撮像素子から出力された撮像信号の基準レベルを調整するための基準レベル調整装置であって、
前記撮像素子から出力された撮像信号におけるラインごとの光学的な基準レベルをクランプするクランプ部と、
前記撮像素子を構成する受光素子の出力信号のうちの、光に応じたレベルを呈する画素信号部分の信号レベルをサンプリングするサンプリング部と、当該サンプリング部による前記サンプリングにより得られた画素信号電圧を所定レベルに増幅する少なくとも1段のゲイン設定増幅器と、前記サンプリング部による前記サンプリングの結果を前記撮像信号に帰還させる帰還制御部とを備え、
前記帰還制御部は、出力電圧を前記クランプ部に入力する負帰還増幅器と、前記ゲイン設定増幅器への入力信号または当該ゲイン設定増幅器の出力信号のうちの何れか1つを選択して前記負帰還増幅器に入力する帰還信号切替部とを有することを特徴とする基準レベル調整装置。 - 前記帰還制御部は、前記撮像素子から出力された撮像信号の読出速度および前記ゲイン設定増幅器の出力信号のうちの少なくとも一方を参照して、前記帰還信号切替部の切替動作を制御する切替制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の基準レベル調整装置。
- 前記ゲイン設定増幅器は、当該ゲイン設定増幅器のゲインを調整するゲイン調整部を有し、
前記帰還制御部は、前記ゲイン調整部を制御して前記ゲイン設定増幅器のゲインを調整するとともに、前記帰還信号切替部の切替動作を制御することを特徴とする請求項2記載の基準レベル調整装置。 - 前記帰還制御部は、前記負帰還増幅器を含むフィードバック回路の増幅度および応答性のうちの少なくとも一方を切替える帰還係数切替部をさらに有し、
前記切替制御部は、前記帰還係数切替部および前記帰還信号切替部の切替動作を制御することを特徴とする請求項2または3記載の基準レベル調整装置。 - 撮像素子から出力された撮像信号の基準レベルを調整するための基準レベル調整装置を自動制御するプログラムであって、
前記基準レベル調整装置は、前記撮像素子から出力された撮像信号におけるラインごとの光学的な基準レベルをクランプするクランプ部と、前記撮像素子を構成する受光素子の出力信号のうちの、光に応じたレベルを呈する画素信号部分の信号レベルをサンプリングするサンプリング部と、前記画素信号電圧を所定レベルに増幅する少なくとも1段のゲイン設定増幅器と、出力電圧を前記クランプ部に入力する負帰還増幅器と、前記ゲイン設定増幅器への入力信号または当該ゲイン設定増幅器の出力信号のうちの何れか1つを選択して前記負帰還増幅器に入力する帰還信号切替部とを備え、
前記プログラムは、コンピュータを、
前記撮像素子から出力された撮像信号の読出速度および前記ゲイン設定増幅器の出力信号のうちの少なくとも一方を参照して、前記帰還信号切替部の切替動作を制御する切替制御部
として機能させることを特徴とするプログラム。 - 前記基準レベル調整装置は、前記ゲイン設定増幅器が当該ゲイン設定増幅器のゲインを調整するゲイン調整部、および/または、前記負帰還増幅器を含むフィードバック回路の増幅度および応答性のうちの少なくとも一方を切替える帰還係数切替部をさらに有しており、
前記プログラムは、コンピュータを、
前記ゲイン調整部を制御して前記ゲイン設定増幅器のゲインを調整するとともに、前記帰還係数切替部および前記帰還信号切替部の少なくとも一方の切替動作を制御することを特徴とする請求項5記載のプログラム。
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