JP4021423B2 - 車両ホイール懸架装置 - Google Patents

車両ホイール懸架装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4021423B2
JP4021423B2 JP2004098997A JP2004098997A JP4021423B2 JP 4021423 B2 JP4021423 B2 JP 4021423B2 JP 2004098997 A JP2004098997 A JP 2004098997A JP 2004098997 A JP2004098997 A JP 2004098997A JP 4021423 B2 JP4021423 B2 JP 4021423B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
spring
rim
support member
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004098997A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005014890A (ja
Inventor
嘉昌 木村
正 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Topy Industries Ltd
Original Assignee
Topy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Topy Industries Ltd filed Critical Topy Industries Ltd
Priority to JP2004098997A priority Critical patent/JP4021423B2/ja
Publication of JP2005014890A publication Critical patent/JP2005014890A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4021423B2 publication Critical patent/JP4021423B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

本発明は車両ホイールに内蔵される懸架装置に関する。
一般の車両ホイール懸架装置について、特許文献1の図26に示す駆動輪の場合を例にとって説明すると、車両の回転駆動系にはユニバーサルジョイント等で出力シャフトが連結され、この出力シャフトの先端にホイールのディスクが固定されている。そして、この出力シャフトを回転可能に支持する軸受部材が、ホイールより車両側に配置されたサスペンション要素とサスペンションアームを介して支持されている。
上記構成では、サスペンション要素とサスペンションアームを配置するスペースを必要とし、車両設計の自由度を制限したり、車両幅の増大,車室の狭小を招いていた。
そこで、本出願人は、特許文献1の図1,図2に示す懸架装置を開発した。詳述すると、この懸架装置は複数例えば12個の短いサスペンション要素を備えている。ホイールのディスクとリムとが独立した部品からなり、ディスクは回転駆動系に連結され、その周縁に短い支持筒部を有している。この支持筒部の外周とリムの内周との間に、上記サスペンション要素が周方向に等間隔をなして配置されている。
上記構成によれば、ディスクの回転は、12個のサスペンション要素を介してリムおよびリムに装着されたタイヤに伝達される。また、路面凹凸によりタイヤが衝撃を受けた時には、これらサスペンション要素のうち特に起立状態にあるサスペンション要素の流体ダンパが働いて衝撃を吸収する。サスペンション要素はリムの径方向内側に配置されているので、サスペンション要素のための配置スペースを省くことができる。
特開平2002−370503号公報(図1,図2,図26)
上記公報の図1,図2の懸架装置では、車両重量によりディスクの中心はリムの中心より若干量下方に変位することを余儀なくされる。そのため、路面に凹凸が無くても、サスペンション要素の流体ダンパは車両走行中に車輪が1回転する度に収縮を繰り返すことになり、エネルギーロスが生じるばかりか、流体ダンパの短寿命化ををもたらすことになる。また、リムとディスクの支持筒部と間のサスペンション要素のストロークを長くできない欠点もあった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その要旨は、
(イ)車体側に設けられホイールのリムの径方向内側まで延びる第1支持部材と、
(ロ)上記リムの径方向内側において上記ホイールにホイールの中心軸線を中心にして回転可能に連結された第2支持部材と、
(ハ)上記リムの径方向内側において上記第1支持部材と第2支持部材との間に起立状態で配置され、上下方向の振動や衝撃を吸収するサスペンション要素と、
を備えたことを特徴とする車両ホイール懸架装置にある。
上記構成によれば、サスペンション要素がホイールに内蔵されているため、ホイールの外のサスペンション要素の配置スペースを省略できる。また、常時起立状態にあるサスペンション要素により、路面の凹凸に起因する上下方向の振動や衝撃を吸収することができる。このサスペンション要素は車両ホイールの回転に伴う収縮がないので、エネルギーロスが小さくまたサスペンション機構の寿命を長くすることができる。さらにこのサスペンション要素はストロークを長くすることも可能である。
好ましくは、さらに、車体側に支持されて上記ホイールのリムの径方向内側に配置された回転部材と、上記リムの内周と上記回転部材の外周との間において周方向に等間隔をなして配置された複数のバネ要素を有するバネ機構と、を備える。これによれば、バネ機構により、上下方向,前後方向(車両の前後方向ないしは車両走行方向に沿う前後の方向、以下同じ)の衝撃の吸収,緩和を行なうことができる。
好ましくは、上記バネ機構が、上記リムの内周側に周方向に等間隔をなして複数設けられた第1バネ受部と、上記回転部材の外周側に周方向に等間隔をなして複数設けられた第2バネ受部と、第1,第2バネ受部間に配置された上記バネ要素としての圧縮コイルバネとを有する。これにより、簡単かつ安価なバネ機構を提供することができる。
好ましくは、上記圧縮コイルバネが5対で合計10個装備され、各対の圧縮コイルバネが、上記リムの中心線を中心とする正5角形の辺にそれぞれ配置されている。これによれば、車両走行時のホイール回転に伴う圧縮コイルバネの車両への荷重変動を大幅に抑制することができる。また、圧縮コイルバネの数を荷重変動の抑制を担保しつつ最小限にして、回転部材と車両ホイール間の許容される相対変位量を比較的大きくすることができる。
ホイールが駆動輪である場合には、上記回転部材が車両の回転駆動系に連結されて回転駆動され、上記バネ機構が上記回転部材の回転を上記ホイールに伝達する。これによれば、上下方向,前後方向の衝撃,振動を吸収,緩和しつつ、駆動トルクをホイールに伝達することができる。
好ましくは、上記第1支持部材が上記ホイールの中心軸線方向に延びて上記回転部材を貫通するシャフトと、このシャフトの先端部に設けられた第1ブラケットとを含み、上記第2支持部材が上記ホイールのディスクにホイールの中心軸線を中心にして回転可能に連結された第2ブラケットを含み、これら第1,第2ブラケットはホイールの中心部を挟んで互いに上下方向に対峙する受部を有し、上記サスペンション要素は、これら受部間に連結されるとともに、上記回転部材と上記ディスクとの間に配置されている。これにより、サスペンション要素をリムの内部空間に効率良く収容することができるとともに、回転部材とディスクとで保護することができる。
好ましくは、さらに、上記リムの径方向内側において、上記第1支持部材または回転部材のいずれか一方と上記ホイールまたは第2支持部材のいずれか一方との間に配置された横力支持機構を備え、この横力支持機構は、上記ホイールが車体に対してホイールの中心軸線と直交する面上を相対変位するのを許容し当該中心軸線方向の相対変位を禁じる。これによれば、ホイールの回転を安定して行なうことができる。
本発明によれば、サスペンション要素の配置スペースを省略できる。また、このサスペンション要素はホイールの回転に伴う収縮がないので、エネルギーロスが小さくまたサスペンション要素の寿命を長くすることができる。さらにこのサスペンション要素のストロークを長くすることが可能である。
以下、本発明の一実施形態をなす軽量電気自動車の車両ホイール懸架装置について、図面を参照しながら説明する。図1に示すように、ホイール10のための懸架装置は、回転部材20と、バネ機構30と、横力支持機構40(スラスト荷重支持機構)と、第1支持部材50と、第2支持部材60と、サスペンション要素70とを備えている。
図1,図3に示すように、ホイール10は、タイヤ(図示しない)を外周に装着するリム11と、このリム11の軸方向外側(車両の反対側)の縁に固定されたディスク12とを有している。ディスク12は中央に作業穴12aおよびその周囲に飾り穴12bを有している。この作業穴12aの周縁には軸方向内側(車両側)に突出する短い支持筒部12cが形成されている。
図2に示すように、上記回転部材20は、環状をなして上記リム11の径方向内側に配置されており、中央に穴21aを有するディスク部21と、このディスク部21の外周縁から軸方向内側に突出する短い支持筒部22と、ディスク部21から軸方向外側に突出する短い支持筒部23とを有している。なお、支持筒部23は支持筒部22より小径をなしている。ディスク部21は、ねじ25により、電気モータを駆動源とする車両の回転駆動系の末端部材(図示しない)に固定されており、モータの回転に伴って回転するようになっている。
上記ホイール10のリム11の内周と回転部材20の外周との間に、上記バネ機構30と、横力支持機構40が収容されている。バネ機構30はリム11において最も車両寄りに配置されており、横力支持機構40はバネ機構30の隣に配置されている。
図1,図2に示すように、バネ機構30は、外側バネ受リング31と、内側バネ受リング32と、同一規格の10個(複数個)の圧縮コイルバネ35(バネ要素)とを有している。外側バネ受リング31は、リム11の内周面に固定され、径方向,内方向に突出する5つ(複数)のバネ受部31a(第1バネ受部)を有している。これらバネ受部31aは周方向に等間隔で配置されている。バネ受部31aの周方向の両面には、座金33が固定されている。また、内側バネ受リング32は、回転部材20の支持筒部22の外周面に固定され、径方向,外方向に突出する5つ(複数)のバネ受部32a(第2バネ受部)を有している。これらバネ受部32aも周方向に等間隔で配置されている。バネ受部32aの周方向の両面には、座金34が固定されている。上記圧縮コイルバネ35は、上記リム11側のバネ受部31aの座金33と、回転部材20側のバネ受部32aの座金34との間に介在されている。
上記コイルバネ35の配置について詳述する。リム11側の5つのバネ受部31aは、リム11の中心線を中心とする正5角形(図2において符号39で示す)の角部に配置されており、周方向に隣合う2つのバネ受部31a間に内側バネ受リング32側の1つのバネ受部32aが配置されており、これらバネ受部31a,32a間に介在された2本のコイルバネ35が一直線上に配置されて対をなしている。各対のコイルバネ35は、上記正5角形39の各辺上に配置されることになる。
横力支持機構40は、単列5つのボール43(複列も可能)を備えており、リム11と回転部材20とを軸方向相対変位不能で、径方向,周方向に相対変位可能に連結しており、これにより、ホイール10は、車体に対して、ホイール10の中心軸線と直交する垂直面上を相対変位するのを許容され、当該中心軸線方向の相対変位を禁じられている。ホイール10からの横力は回転部材20で受け止めることができる。
図1,図3に示すように、上記第1支持部材50は、車体側から延出されたシャフト51と、ブラケット52(第1ブラケット)とからなる。このシャフト51は、ホイール10の中心軸線に沿って回転部材20を通り、その先端がリム11の幅方向のほぼ中央に位置している。ブラケット52は、その下端部がシャフト51の先端にねじ55により回動不能に固定され、上方に延びている。ブラケット52の幅広の上端部には軸方向外側(車両の反対側)に突出する円弧形状のボス部52a(受部)が形成されている。
他方、第2支持部材60は1つのブラケット(第2ブラケット)として構成され、リング形状をなし、その内周とホイール10のディスク12の支持筒部12c外周との間には、ラジアルベアリング80(回転支持手段)が介在しており、これにより第2支持部材60はホイール10に、ホイール10の中心軸線を中心にして回転可能に連結されている。第2支持部材60の下側には左右に離れた一対の脚部61が形成されている。この脚部61の下端には、軸方向内側(車両側)に突出するボス部61a(受部)が形成されている。
図1,図3に示すように、上記第1支持部材50と第2支持部材60との間には、2本の起立状態のサスペンション要素70が上方に向かって互いの距離を狭めるように傾斜して連結されている。すなわち、2本のサスペンション要素70は、垂直線に対して前後異なる方向に傾斜している。より詳しくは、前方のサスペンション要素70は、垂直線に対して後方に傾斜しており、後方のサスペンション要素70は前方に傾斜している。サスペンション要素70は、流体ダンパ71(ダンパ,ショックアブソーバ)と、復帰バネとしての圧縮コイルバネ76とからなる。流体ダンパ71は、オイル等の流体を収容したシリンダ72と、シリンダ72内に軸方向移動可能に収容されオリフィスを有するピストン(図示しない)と、基端がピストンに固定され先端がシリンダ72から突出して上方に延びるロッド73とを有している。シリンダ72の下端がラバーブッシュ74等を介して第2支持部材60の脚部61のボス部61aに回動可能に連結されており、ロッド73の先端がラバーブッシュ75等を介して第1支持部材50のボス部52aの左右両端部に回動可能に連結されている。
上記ラバーブッシュ75の下面には、筒形状のバネ受部材77が固定されている。なお、バネ受部材77はシリンダ72の上端部を被っているが、両者は軸方向に相対変位可能である。また、シリンダ72の下部外周にも環状のバネ受部材78が固定されている。そして両バネ受部材77,78間に圧縮コイルバネ76が介在されている。
懸架装置は、第1支持部材50のシャフト51を除いてホイール10に予め組み込まれる。そして、ホイール10と内蔵された懸架装置からなるホイール組立体は、最終的に第1支持部材50のブラケット52をシャフト51の先端部にねじ55で固定することにより、車体に装着されるようになっている。
上記車両ホイール組立体では、サスペンション要素70およびこれに付属するバネ機構30,横力支持機構40をリム11の径方向内側に内蔵しており、外部にサスペンション要素70のためのスペースを必要としない。
次に、上記構成をなす懸架装置の作用について説明する。車両の重量は第1支持部材50,サスペンション要素70の圧縮コイルバネ76,第2支持部材60、ラジアルベアリング80,ディスク12を介して、ホイール10のリム11に装着されたタイヤで支持される。
車両走行の際には、車両のモータからの回転トルクが、車両内の回転駆動系を経て回転部材22に伝達される。そして、回転部材22の回転が圧縮コイルバネ35を経てホイール10に伝達される。第1支持部材50,第2支持部材60、サスペンション要素70は回転せず、サスペンション要素70の起立姿勢は変わらない。ホイール10と第2支持部材60との間のラジアルベアリング80により、ホイール10の回転を許容する。
車両が凹凸のある路面を走行する際には、タイヤを介してホイール10に上下方向,前後の衝撃荷重が加わる。この際、横力支持機構40は、シャフト51,回転部材20に対するホイール10の上下方向,前後方向の相対変位を許容する。上下方向の衝撃荷重はラジアルベアリング80,第2支持部材60を介してサスペンション要素70の圧縮コイルバネ76及び流体ダンパ72で吸収され、第1支持部材50を経て車体に伝達される衝撃,振動を大幅に緩和することができる。また、サスペンション要素70は前後方向に傾斜しているので、前後方向の衝撃,振動も吸収し緩和することができる。
また、回転部材20とホイール10との間にはバネ機構30が介在されており、バネ機構30の10個のコイルバネ35の軸がそれぞれ上下方向,前後方向,傾斜方向に配置されているので、ホイール10から回転部材20への上下方向、前後方向の衝撃、振動も吸収,緩和することができる。
本実施形態の車両ホイール懸架装置では、サスペンション要素70はバネ機構30から独立しており、その圧縮コイルバネ76及び流体ダンパ71はほぼ起立状態で配置され、その姿勢を維持しながらタイヤからの衝撃荷重だけを吸収するようになっている。圧縮コイルバネ76及びダンパ71は先行技術のようにホイール11の回転に伴って伸縮を繰り返すことがないので、その寿命を延ばすことができる。
ところで、車両重量に起因して、ホイール10の中心線に対して回転部材20の回転中心は若干量下に位置する。そのため車両走行中、たとえ路面が平らであっても、ホイール10の回転に伴ってバネ機構30のバネ受部31aとバネ受部32aの相対的位置が変化し、コイルバネ35が伸縮を繰り返す。その結果、コイルバネ35は車両に対して垂直方向の変動荷重を与えることになる。しかし、本実施形態では、対をなすコイルバネ35が正5角形の辺上に配置されているため、図4(C)に示すように荷重変動が極めて小さい。これに比べて、図4(A)に示すようにコイルバネ35が合計6個用いられ対をなすコイルバネ35が正3角形の各辺に位置する場合、図4(B)に示すようにコイルバネ35が合計8個用いられ対をなすコイルバネ35が正方形の各辺に位置する場合、図4(D)に示すようにコイルバネ35が合計12個用いられ対をなすコイルバネ35が正6角形の各辺に位置する場合には、大きな荷重変動が生じてしまう。なお、コイルバネ35が合計14個用いられ対をなすコイルバネ35が正7角形の各辺に位置する場合や、図4(E)に示すようにコイルバネ35が合計16個用いられ対をなすコイルバネ35が正8角形の各辺に位置する場合には、荷重変動が抑制されるが、本実施形態より多くのコイルバネ35を必要とし、回転部材20とリム11との間の相対変位の許容量が小さくなる。
本発明は上記実施形態に制約されず、種々の態様が可能である。例えば、バネ機構は2組例えば横力支持機構の両側に配置してもよい。この場合には、両バネ機構のバネ受部を周方向にずらすことにより、たとえコイルバネが4対,6対であっても荷重変動を抑えることができる。
バネ機構の対をなすコイルバネは、一直線に配置しなくてもよい。
上記実施形態は、ホイール10が軽量電気自動車における駆動輪の場合の実施形態であるが、通常のエンジン自動車の駆動輪にも適用できる。又、本発明はホイールが従動輪の場合にも適用できる。この場合、回転部材20は、シャフト51にベアリングを介して回転可能に支持される(車両側に支持される)。また、回転部材20は、ブレーキ機構を内蔵したブレーキドラムであってもよい。この場合、ブレーキが非作動の時にはブレーキドラムはシャフト51に回転可能に支持され、ブレーキ作動時にはシャフト51に固定される。
上記実施形態では、2本のサスペンション要素を用いたが、垂直をなす1本のサスペンション要素を用いてもよい。
横力支持機構は、ホイールの車体に対する上下方向,前後方向の移動を許容し,ホイールの軸方向移動を禁じるものであれば、どのような構造,配置であってもよい。例えば、リムと第1支持部材との間に設けてもよいし、第1支持部材と第2支持部材との間に設けてもよい。第1,第2支持部材間に設ける場合には、横力支持機構は、リンク機構にすることができる。例えば、このリンク機構は、第1,第2リンクと、第1リンクを第1支持部材に連結するアンギュラーベアリングと、第2リンクを第2支持部材に連結するアンギュラーベアリングと、第1,第2リンクを連結するアンギュラーベアリングとを有する。なお、これらアンギュラーベアリングの代わりにラバーブッシュを用いることもできる。
本発明の一実施形態に係わる車両ホイール懸架装置の縦断面図である。 同懸架措置を図1においてII方向、すなわち軸方向内側から見た図である。 同懸架装置を図1においてIII方向、すなわち軸方向外側から見た図である。 同懸架装置においてバネ機構のコイルバネによる垂直方向の変動荷重を示すグラフであり、(A)〜(E)はそれぞれ異なる数のコイルバネを用いた場合について示す。
符号の説明
10 ホイール
11 リム
12 ディスク
20 回転部材
30 バネ機構
31a,32a バネ受部
35 圧縮コイルバネ(バネ要素)
40 横力支持機構
50 第1支持部材
51 シャフト
52 第1ブラケット
60 第2支持部材(第2ブラケット)
70 サスペンション要素
71 流体ダンパ(ダンパ,ショックアブソーバ)
76 圧縮コイルバネ(復帰バネ)

Claims (6)

  1. (イ)車体側に設けられホイールのリムの径方向内側まで延びる第1支持部材と、
    (ロ)上記リムの径方向内側において上記ホイールにホイールの中心軸線を中心にして回転可能に連結された第2支持部材と、
    (ハ)上記リムの径方向内側において上記第1支持部材と第2支持部材との間に起立状態で配置され、上下方向の振動や衝撃を吸収するサスペンション要素と、
    (ニ)車体側に支持されて上記ホイールのリムの径方向内側に配置された回転部材と、
    (ホ)上記リムの内周と上記回転部材の外周との間において周方向に間隔をおいて配置された複数のバネ要素を有するバネ機構とを備え、
    (へ)上記ホイールを上記第1支持部材および上記回転部材に対して上下方向、前後方向に変位可能にしたことを特徴とする車両ホイール懸架装置。
  2. 上記バネ機構が、上記リムの内周側に周方向に等間隔をなして複数設けられた第1バネ受部と、上記回転部材の外周側に周方向に等間隔をなして複数設けられた第2バネ受部と、第1,第2バネ受部間に配置された上記バネ要素としての圧縮コイルバネとを有することを特徴とする請求項に記載の車両ホイール懸架装置。
  3. 上記圧縮コイルバネが5対で合計10個装備され、各対の圧縮コイルバネが、上記リムの中心線を中心とする正5角形の辺にそれぞれ配置されていることを特徴とする請求項に記載の車両ホイール懸架装置。
  4. 上記回転部材が車両の回転駆動系に連結されて回転駆動され、上記バネ機構が上記回転部材の回転を上記ホイールに伝達することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両ホイール懸架装置。
  5. 上記第1支持部材が上記ホイールの中心軸線方向に延びて上記回転部材を貫通するシャフトと、このシャフトの先端部に設けられた第1ブラケットとを含み、上記第2支持部材が上記ホイールのディスクにホイールの中心軸線を中心として回転可能に連結された第2ブラケットを含み、これら第1,第2ブラケットはホイールの中心部を挟んで互いに上下方向に対峙する受部を有し、上記サスペンション要素は、これら受部間に連結されるとともに、上記回転部材と上記ディスクとの間に配置されていることを特徴とする請求項1〜4に記載の懸架装置。
  6. さらに、上記リムの径方向内側において、上記第1支持部材または回転部材のいずれか一方と上記ホイールまたは第2支持部材のいずれか一方との間に配置された横力支持機構を備え、この横力支持機構は、上記ホイールが車体に対してホイールの中心軸線と直交する面上を相対変位するのを許容し当該中心軸線方向の相対変位を禁じることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の車両ホイール懸架装置。
JP2004098997A 2003-06-05 2004-03-30 車両ホイール懸架装置 Expired - Lifetime JP4021423B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004098997A JP4021423B2 (ja) 2003-06-05 2004-03-30 車両ホイール懸架装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003161153 2003-06-05
JP2004098997A JP4021423B2 (ja) 2003-06-05 2004-03-30 車両ホイール懸架装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005014890A JP2005014890A (ja) 2005-01-20
JP4021423B2 true JP4021423B2 (ja) 2007-12-12

Family

ID=34196789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004098997A Expired - Lifetime JP4021423B2 (ja) 2003-06-05 2004-03-30 車両ホイール懸架装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4021423B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005313815A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Topy Ind Ltd ホイールアッセンブリ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005014890A (ja) 2005-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4133186B2 (ja) 操舵輪用インホイールモータシステム
JP6670571B2 (ja) インホイールモータ駆動装置とストラット式サスペンション装置の連結構造
JP2005289324A (ja) 後輪補助駆動用モータ付車輌
JP2017065666A (ja) インホイールモータ駆動装置、およびインホイールモータ駆動装置とサスペンション装置の連結構造
WO2006030715A1 (ja) フレキシブルカップリング、及び、インホイールモータシステム
KR102550519B1 (ko) 서스펜션
US20070057481A1 (en) Wheel assembly
JP5133572B2 (ja) 動的吸振装置及びインホイールモータの取付方法と取付構造
JP4021423B2 (ja) 車両ホイール懸架装置
JP4213028B2 (ja) インホイールモータシステム
JP3999213B2 (ja) 車両ホイール懸架装置
JP3977346B2 (ja) 車両ホイール懸架装置。
JP2005153547A (ja) 自動車のモータ駆動システム
JP2007186052A (ja) インホイールモータシステム
JP3977345B2 (ja) 車両ホイール懸架装置。
JP4021426B2 (ja) ホイールアッセンブリの組立方法
JP4021425B2 (ja) ホイールアッセンブリ
JP4008874B2 (ja) 連結装置を組み込んだホイール支持装置
JP2005313815A (ja) ホイールアッセンブリ
JP4167616B2 (ja) サスペンション内蔵ホイール
KR102627503B1 (ko) 차량용 충격 흡수장치
JP2010286099A (ja) マウント
WO2020022450A1 (ja) インホイールモータ駆動装置用サスペンション構造
JP2021062672A (ja) 支持装置
JP2012001017A (ja) 車両用駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070522

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070524

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070718

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070925

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070926

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4021423

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111005

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131005

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250