JP4021425B2 - ホイールアッセンブリ - Google Patents
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Description
上記構成では、サスペンション要素とサスペンションアームを配置するスペースを必要とし、車両設計の自由度を制限したり、車両幅の増大,車室の狭小を招いていた。
(イ)リムと、リムの車両の反対側の周縁部に設けられたディスクとを有し、リムの幅方向中間部に径方向内方向に突出する環状の係止部を設けてなるホイールと、
(ロ)車体側に設けられ上記リムの径方向内側まで延びる第1支持部材と、
(ハ)上記リムの径方向内側において上記ホイールのディスクにホイールの中心軸線を中心にして回転可能に連結された第2支持部材と、
(ニ)上記リムの径方向内側において上記第1支持部材と第2支持部材との間にほぼ起立状態で配置され、上下方向の振動や衝撃を吸収するサスペンション要素と、
(ホ)車体側に支持されて上記リムの車体側の周縁部の径方向内側に配置された回転部材と、
(ヘ)上記リムの内周と上記回転部材の外周との間に配置されたバネ機構と、
(ト)上記リムの径方向内側において、上記回転部材と上記リムとの間に配置されたフラットベアリングとを備え、
上記フラットベアリングは、上記リムの内周に固定される外輪と、上記回転部材の外周に固定される内輪と、外輪に形成された径方向内方向に突出する受板部と内輪に形成された径方向外方向に突出する受板部との間に介在されたボールとを有し、これにより、上記ホイールが回転部材に対してホイールの中心軸線と直交する面上を相対変位するのを許容し当該中心軸線方向の相対変位を禁じており、
上記フラットベアリングの外輪が上記リムの係止部の側面に当たっていることを特徴とするホイールアッセンブリにある。
図1,図2に示すように、バネ機構30は、外側バネ受リング31と、内側バネ受リング32と、同一規格の10個(複数個)の圧縮コイルバネ35(バネ要素)とを有している。外側バネ受リング31は、リム11の内周面に溶接固定され(溶接部を図1,図4において符号31xで示す)、径方向,内方向に山形をなして突出する5つ(複数)のバネ受部31a(第1バネ受部)を有している。これらバネ受部31aは周方向に等間隔で配置されている。バネ受部31aの周方向の両面には、座金33(バネ受座)が固定されている。また、内側バネ受リング32は、回転部材20の支持筒部22の外周面に溶接固定され(溶接部を符号32xで示す)、径方向,外方向に山形をなして突出する5つ(複数)のバネ受部32a(第2バネ受部)を有している。これらバネ受部32aも周方向に等間隔で配置されている。各バネ受部32aは、隣接する2つのバネ受部31a間に配置されている。バネ受部32aの周方向の両面には、座金34が固定されている。上記圧縮コイルバネ35は、上記リム11側のバネ受部31aの座金33と、回転部材20側のバネ受部32aの座金34との間に介在されている。合計10個のコイルバネ35はホイール10の中心軸線を中心とする星形の各辺(図2において一点鎖線で示す)に配置されている。
上記ホイールアッセンブリでは、サスペンション要素70およびこれに付属するバネ機構30,フラットベアリング40をリム11の径方向内側に内蔵しており、外部にサスペンション要素70のためのスペースを必要としない。
F=(V×S/R)2×(M/S) …(1)
ここで、Vはホイールアッセンブリの周速度、Rはホイールアッセンブリの半径、Sはずれ量、Mはホイールアッセンブリの質量である。上記式において(V×S/R)は重心位置の周速度である。
上記遠心力Fによりバネ機構30の圧縮コイルバネ35が弾性変形すると、重心のずれ量がさらに増大することになる。そこで、バネ機構30による戻し力K・S(ただしKはバネ機構30全体のバネ定数である)を、下記式のように遠心力より大きくする必要がある。
K・S>F … (2)
上記式(1),(2)から下記式が導き出される。
K>(V×R)2×M
バネ機構30のバネ定数を上記式のように設定することにより、動的バランス試験において重心のずれ量を正確に測定でき、また車両走行も安定して行なえる。
ブレーキドラムの一部がリムの径方向,内側に入り込んで回転部材として提供されるようにしてもよい。この場合、車体に固定されてブレーキドラムを貫通する車軸が、第1支持部材のシャフトとして提供される。
上記実施形態では、ドロップを有するリムを用いたが、リムをほぼ円筒形状にしてタイヤを横装填し、このタイヤ装填の後にリムと別体をなすフランジを取り付けるようにしてもよい。この場合、リムの内周側に環状の突起を形成して、フラットベアリングのための係止部としてもよい。
11 リム
11c リムドロップ(係止部)
11d 側面
12 ディスク
20 回転部材
21 ディスク部の側面(段差面)
22 支持筒部
30 バネ機構
31 外側バネ受リング
32 内側バネ受リング
31a,32a バネ受部
35 圧縮コイルバネ(バネ要素)
40 フラットベアリング
41 外輪
42 内輪
41a,42a 受板部
45 ボール
50 第1支持部材
51 シャフト
52 第1ブラケット
60 第2支持部材
61 第2ブラケット
70 サスペンション要素
71 流体ダンパ(ダンパ,ショックアブソーバ)
76 圧縮コイルバネ(復帰バネ)
Claims (5)
- (イ)リムと、リムの車両の反対側の周縁部に設けられたディスクとを有し、リムの幅方向中間部に径方向内方向に突出する環状の係止部を設けてなるホイールと、
(ロ)車体側に設けられ上記リムの径方向内側まで延びる第1支持部材と、
(ハ)上記リムの径方向内側において上記ホイールのディスクにホイールの中心軸線を中心にして回転可能に連結された第2支持部材と、
(ニ)上記リムの径方向内側において上記第1支持部材と第2支持部材との間にほぼ起立状態で配置され、上下方向の振動や衝撃を吸収するサスペンション要素と、
(ホ)車体側に支持されて上記リムの車体側の周縁部の径方向内側に配置された回転部材と、
(ヘ)上記リムの内周と上記回転部材の外周との間に配置されたバネ機構と、
(ト)上記リムの径方向内側において、上記回転部材と上記リムとの間に配置されたフラットベアリングとを備え、
上記フラットベアリングは、上記リムの内周に固定される外輪と、上記回転部材の外周に固定される内輪と、外輪に形成された径方向内方向に突出する受板部と内輪に形成された径方向外方向に突出する受板部との間に介在されたボールとを有し、これにより、上記ホイールが回転部材に対してホイールの中心軸線と直交する面上を相対変位するのを許容し当該中心軸線方向の相対変位を禁じており、
上記フラットベアリングの外輪が上記リムの係止部の側面に当たっていることを特徴とするホイールアッセンブリ。 - 上記リムの係止部が、リムと一体をなす小径のリムドロップであることを特徴とする請求項1に記載のホイールアッセンブリ。
- 上記フラットベアリングの外輪と内輪には互いに接するシール板が固定されており、外輪側のシール板と上記リムドロップとの間に形成された環状の窪みには、充填材が充填されていることを特徴とする請求項2に記載のホイールアッセンブリ。
- 上記バネ機構は、上記リムの内周に固定された外側バネ受リングと上記回転部材の外周に固定された内側バネ受リングとを有し、上記外側バネ受リングの内周に径方向内方向に突出する複数の第1バネ受部が形成され、上記内側バネ受リングの外周に径方向,外方向に突出する複数の第2バネ受部が形成され、第1,第2バネ受部間にバネ要素が介在されており、
上記フラットベアリングの外輪は、上記係止部と上記外側バネ受リングとの間に挟まれて、上記リムに固定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のホイールアッセンブリ。 - 上記回転部材は、支持筒部と、この支持筒部と直交する段差面を有し、上記フラットベアリングの内輪はこの段差面に当たるようにして支持筒部に固定されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のホイールアッセンブリ。
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2004
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