JP4021013B2 - カード処理装置、カード処理方法およびカード処理システム - Google Patents

カード処理装置、カード処理方法およびカード処理システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、SFカードのセキュリティを確保するためのカード処理装置、カード処理方法およびカード処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動改札機、券売機、精算機等のようにSF(Stored Fare)カードの読み取り等を行うことが可能なカード処理装置において用いられるSFカードにおいては、セキュリティのためのキーワード情報として、SFカードに記録されている情報(例えば、磁気バーコード、SFカード利用日等)に対して所定の演算処理がなされることによって得られる値を用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、SFカードに記録されている情報を基にして得られる値を用いるだけではSFカードのセキュリティの確保が十分ではなかった。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、SFカードに記録されている磁気バーコードや利用日等の情報だけでなく上位機種からDLL(Down Line Load)されたセキュリティのためのキーワード情報も用いてSFカードに対するセキュリティの向上を図ったカード処理装置、カード処理方法およびカード処理システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、セキュリティ情報を有するカードを処理するカード処理装置において、上位機種から第1のキーワード情報が与えられている場合には、当該第1のキーワード情報を記憶するとともに、予め設定された第2のキーワード情報を記憶する記憶手段を有するカード処理機と、上位機種から第1のキーワード情報が与えられていない場合には、予め設定された第2のキーワード情報を記憶する記憶手段を有するカード処理機とを有し、前記カードに対する書き込み時において、上位機種から前記第1のキーワード情報が与えられている場合には、前記第1のキーワード情報を基にしてセキュリティ情報を前記カードに書き込み、上位機種から前記第1のキーワード情報が与えられていない場合には、前記第2のキーワード情報を基にしてセキュリティ情報を前記カードに書き込み、前記カードに対する読み取り時において、前記カードに書き込まれたセキュリティ関連のビット情報を参照する参照手段と、前記セキュリティ関連のビット情報が前記第1のキーワード情報の選択を示しているカードに対処する場合には、カード処理装置自身が、前記第1のキーワード情報を有しているか否かを判断し、有していると判断された場合には、選択されたキーワード情報である前記第1のキーワード情報を基にしてカードのセキュリティ判定を行う一方、有していないと判断された場合は、前記セキュリティ関連のビット情報にかかわらず、前記第2のキーワード情報を基にしてカードのセキュリティ判定を行い、前記セキュリティ関連のビット情報が前記第1のキーワード情報の選択を示していないカードに対処する場合には、前記第2のキーワード情報を基にしてカードのセキュリティ判定を行う判定手段と、を有することを特徴とする。
【0008】
さらに、上記カード処理装置において、本発明は、前記判定手段によるセキュリティ判定の結果を表示する手段を有することを特徴とする。
【0009】
さらにまた、上記カード処理装置において、本発明は、前記カード処理装置は、改札機、券売機、精算機のいずれかであることを特徴とする。
【0010】
また、上記課題を解決するために、本発明は、セキュリティ情報を有するカードを処理するカード処理方法において、セキュリティ情報を有するカードを処理するカード処理方法において、上位機種から第1のキーワード情報が与えられている場合には、当該第1のキーワード情報を記憶するとともに、予め設定された第2のキーワード情報を記憶する記憶工程と、上位機種から第1のキーワード情報が与えられていない場合には、予め設定された第2のキーワード情報を記憶する記憶工程と、前記カードに対する書き込み時において、上位機種から前記第1のキーワード情報が与えられている場合には、前記第1のキーワード情報を基にしてセキュリティ情報を前記カードに書き込み、上位機種から前記第1のキーワード情報が与えられていない場合には、前記第2のキーワード情報を基にしてセキュリティ情報を前記カードに書き込む書き込み工程と、前記カードに対する読み取り時において、前記カードに書き込まれたセキュリティ関連のビット情報を参照する参照工程と、前記セキュリティ関連のビット情報が前記第1のキーワード情報の選択を示しているカードに対処する場合には、カード処理装置自身が、前記第1のキーワード情報を有しているか否かを判断し、有していると判断された場合には、選択されたキーワード情報である前記第1のキーワード情報を基にしてカードのセキュリティ判定を行う一方、有していないと判断された場合は、前記セキュリティ関連のビット情報にかかわらず、前記第2のキーワード情報を基にしてカードのセキュリティ判定を行い、前記セキュリティ関連のビット情報が前記第1のキーワード情報の選択を示していないカードに対処する場合には、前記第2のキーワード情報を基にしてカードのセキュリティ判定を行う判定工程と、を含むことを特徴とする。
【0014】
さらに、上記課題を解決するために、本発明は、セキュリティ情報を有するカードを処理するカード処理システムにおいて、上位機種から第1のキーワード情報が与えられている場合には、当該第1のキーワード情報を記憶するとともに、予め設定された第2のキーワード情報を記憶する記憶手段を有するカード処理機と、上位機種から第1のキーワード情報が与えられていない場合には、予め設定された第2のキーワード情報を記憶する記憶手段を有するカード処理機とを有し、前記カードに対する書き込み時において、上位機種から前記第1のキーワード情報が与えられている場合には、前記第1のキーワード情報を基にしてセキュリティ情報を前記カードに書き込み、上位機種から前記第1のキーワード情報が与えられていない場合には、前記第2のキーワード情報を基にしてセキュリティ情報を前記カードに書き込み、前記カードに対する読み取り時において、前記カードに書き込まれたセキュリティ関連のビット情報を参照する参照手段と、前記セキュリティ関連のビット情報が前記第1のキーワード情報の選択を示しているカードに対処する場合には、カード処理装置自身が、前記第1のキーワード情報を有しているか否かを判断し、有していると判断された場合には、選択されたキーワード情報である前記第1のキーワード情報を基にしてカードのセキュリティ判定を行う一方、有していないと判断された場合は、前記セキュリティ関連のビット情報にかかわらず、前記第2のキーワード情報を基にしてカードのセキュリティ判定を行い、前記セキュリティ関連のビット情報が前記第1のキーワード情報の選択を示していないカードに対処する場合には、前記第2のキーワード情報を基にしてカードのセキュリティ判定を行う判定手段と、を有することを特徴とする。
【0016】
また、上記カード処理システムにおいて、本発明は、前記セキュリティ判定の結果を表示する手段を有することを特徴とする。
【0017】
さらに、上記カード処理システムにおいて、本発明は、前記カード処理手段は、改札機、券売機、精算機のいずれかであることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0019】
図1は本発明の実施の形態のカード処理システムの概略構成を示すブロック図である。図1において、本発明の実施の形態のカード処理システムは、システムの上位機種であるホストコンピュータ等のセンタ1、遠隔監視装置2、自動改札機、券売機、精算機等のように磁気情報が記録されたSF(Stored Fare)カード等に対する読み取り/書き込み等の処理を行う下位機種のカード処理機3、4、5、および各カード処理機3、4、5にそれぞれ接続され、係員による操作が可能な係員PDP(プラズマディスプレイパネル)6、7、8から構成されている。
【0020】
センタ1には遠隔監視装置2およびカード処理機3および4が接続されているが、カード処理機5はセンタ1とは接続されておらず、単体で動作するものとする。
【0021】
センタ1はSFカードのセキュリティのために用いられるキーワード情報(日別、時間帯別、機種別等に乱数等により設定され、例えば過去1年分以上のキーワードから構成されている)を保有している。以下、センタ1が保有するキーワード情報をマスタデータAとする。カード処理機3および4が電源投入された場合、センタ1はマスタデータAをカード処理機3および4にDLL(Down Line Load)する。
【0022】
各カード処理装置3、4、5は、それぞれ、SFカードに対する読み取り/書き込み等の処理を行うCPU(中央処理ユニット)3a、4a、5a、SFカードのセキュリティのためのキーワード情報等を記憶するメモリ3b、4b、5b等を有する。
【0023】
カード処理機3および4では、それぞれの電源投入時にセンタ1からDLLされたマスタデータAを受信し、受信したマスタデータAをメモリ3bおよび4bに記憶する。
【0024】
また、各カード処理機3、4、5は、SFカードのセキュリティのためのマスタデータAとは別のキーワード情報(以下、マスタデータBとする)を予め保有しており、メモリ3b、4b、5bにそれぞれ記憶している。従って、カード処理機5は、単体で動作するので、マスタデータBのみ保有する。なお、マスタデータAおよびBはそれぞれ複数個設定してもよい。
【0025】
なお、カード処理機3、4、5において処理されるSFカードに記録されているエンコード情報としてDLLセキュリティなしビットが用いられている。このDLLセキュリティなしビットがONの場合にはSFカードに対するエンコード書き込み時にマスタデータBが用いられたことを意味し、このDLLセキュリティなしビットがOFFの場合にはSFカードに対するエンコード書き込み時にマスタデータAが用いられたことを意味している。従って、このDLLセキュリティなしビットがONの場合には、マスタデータAを基にしたSFカードに対するセキュリティ判定は行わないものとしている。
【0026】
次に、本発明の実施の形態のカード処理装置の動作について説明する。
【0027】
図2は、本発明の実施の形態のカード処理装置であるカード処理機のCPUによるSFカードに対する書き込み処理を示すフローチャートである。
【0028】
図2において、例えば、SFカードがカード処理機3に挿入された場合、ステップA1では、上位機種であるセンタ1からDLLされたマスタデータAがメモリ3bに記憶されているかどうかが判断される。すなわち、カード処理機3がマスタデータAを保有しているかどうかが判断される。
【0029】
ステップA1において、センタ1からDLLされたマスタデータAがメモリ3bに記憶されている場合、マスタデータAと利用日時を基にSFカードにセキュリティ情報を付加し(ステップA2)、さらに、SFカードのDLLセキュリティなしビットをOFFにする(ステップA3)。
【0030】
一方、例えば、SFカードがカード処理機5に挿入された場合、カード処理機5は単体で動作しているため、ステップA1においてマスタデータAはメモリ5bに記憶されていないと判断されるので、カード処理機5が予め保有しているマスタデータBと利用日時を基にSFカードにセキュリティ情報を付加し(ステップA4)、さらに、SFカードのDLLセキュリティなしビットをONにする(ステップA5)。
【0031】
以上のような処理により、SFカードにセキュリティ情報が書き込まれる。
【0032】
図3および図4は、本発明の形態の実施のカード処理装置であるカード処理機のCPUによるSFカードに対する読み取り判定処理を示すフローチャートである。
【0033】
図3において、ステップB1では、挿入されたSFカードのDLLセキュリティなしビットがOFFになっているかどうかが判断される。ステップB1においてDLLセキュリティなしビットがOFFになっている場合には、SFカードにはセンタ1からDLLされたマスタデータAを保有したカード処理機によってセキュリティ情報がすでに書き込まれていることになり、ステップB2において、例えば、SFカードがカード処理機3に挿入された場合、カード処理機3がセンタ1からDLLされたマスタデータAをメモリ3bに保有しているかどうかが判断される。すなわち、ステップB2では、SFカードが挿入されたカード処理機が単体で動作しているものであるかどうかが判断される。
【0034】
なお、ステップB1においてDLLセキュリティなしビットがOFFになっていない(ONになっている)場合には、SFカードには単体で動作するマスタデータBを保有したカード処理機によってセキュリティ情報が書き込まれていることになる。
【0035】
ステップB2においては、カード処理機3はマスタデータAを保有していると判断されるので、そのマスタデータAを基にしてSFカードに書き込まれているセキュリティ情報を用いてSFカードに対するセキュリティ判定を行う(ステップB3)。
【0036】
ステップB4においてセキュリティ判定の結果がOKとなった場合、SFカードの判定がOKとなり(ステップB5)、SFカードに対するデータの読み取りが可能となる。一方、ステップB4においてセキュリティ判定の結果がNGとなった場合、NGビット=1とする(ステップB6)。
【0037】
ステップB1においてDLLセキュリティなしビットがOFFになっていない場合またはステップB6の処理の後、カード処理機に予め保有されている全てのマスタデータBを基にしてSFカードに書き込まれているセキュリティ情報を用いてSFカードに対するセキュリティ判定を行う(ステップB7、B8、B9、B10、およびB11)。なお、ステップB8において、各マスタデータBについてセキュリティ判定の結果がOKとなった場合にはそれぞれOKビット=1とし(ステップB9)、各マスタデータBについてセキュリティ判定の結果がNGとなった場合にはそれぞれNGビット=1とする(ステップB10)。
【0038】
ステップB12では、少なくとも1つのマスタデータBについてOKビット=1となっているかどうかが判断される。ステップB12においてどのマスタデータBについてもOKビット=1となっていない場合、SFカードの判定はNGとなり(ステップB13)、SFカードに対するデータの読み取りを行うことができない。
【0039】
一方、ステップB12において少なくとも1つのマスタデータBについてOKビット=1となっている場合、ステップB14では少なくとも1つのマスタデータBについてNGビット=1となっているかどうかが判断される。ステップB14においてどのマスタデータBについてもNGビット=1となっていない場合、SFカードの判定はOKとなり(ステップB15)、SFカードに対するデータの読み取りが可能となる。
【0040】
ステップB14において少なくとも1つのマスタデータBについてNGビット=1となっている場合、どのマスタデータBについてのセキュリティ判定においてNGビット=1となったかを示す判定結果をSFカードが挿入されたカード処理機に接続されている係員PDPに表示してSFカードの判定をOKにし、または、遠隔監視装置2にその判定結果を通知してSFカードの判定を促す(ステップB16)。
【0041】
ところで、ステップB2において、例えば、SFカードがカード処理機5に挿入された場合、単体で動作しているカード処理機5はセンタ1からDLLされたマスタデータAをメモリ5bに保有していないので、カード処理機に予め保有されている全てのマスタデータBを基にしてSFカードに書き込まれているセキュリティ情報を用いてSFカードに対するセキュリティ判定を行う(ステップB17、B18、B19、およびB20)。なお、ステップB18において、各マスタデータBについてセキュリティ判定の結果がOKとなった場合にはそれぞれOKビット=1とする(ステップB19)。
【0042】
ステップB21では、少なくとも1つのマスタデータBについてOKビット=1となっているかどうかが判断される。ステップB21において少なくとも1つのマスタデータBについてOKビット=1となっている場合、DLLセキュリティなしビットがONになっているにもかかわらず、マスタデータBを基にしたセキュリティ判定においてSFカードの判定がOKとなっていることをSFカードが挿入されたカード処理機に接続されている係員PDPに表示し、または、遠隔監視装置2にその旨を出力しSFカードの判定を促す(ステップB22)。
【0043】
一方、ステップB21においてどのマスタデータBについてもOKビット=1となっていない場合、SFカードの判定をOKとする(ステップB23)。または、一致するマスタデータBがなかったことを示す判定結果をSFカードが挿入されたカード処理機に接続されている係員PDPに表示し、または、遠隔監視装置2にその判定結果を出力してSFカードの判定を促す(ステップB23)。
【0044】
【発明の効果】
以上、上述したように、本発明によれば、上位機種のセンタと接続されている下位機種のカード処理機では、センタからDLLされたキーワード情報であるマスタデータを基にしてセキュリティ情報をSFカードに付加し、SFカードに対する読み取り時にはカード処理機が保有しているマスタデータを基にしてSFカードに対してセキュリティ判定を行い、必要に応じてその判定結果を係員PDPや遠隔監視装置に出力しているので、SFカードに対するセキュリティをさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のカード処理システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態のカード処理装置であるカード処理機のCPUによるSFカードに対する書き込み処理を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態のカード処理装置であるカード処理機のCPUによるSFカードに対する読み取り判定処理を示すフローチャート図である。
【図4】本発明の実施の形態のカード処理装置であるカード処理機のCPUによるSFカードに対する読み取り判定処理を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 センタ
2 遠隔監視装置
3、4、5 カード処理機
3a、4a、5a CPU
3b、4b、5b メモリ
6、7、8 係員PDP

Claims (7)

  1. セキュリティ情報を有するカードを処理するカード処理装置において、
    上位機種から第1のキーワード情報が与えられている場合には、当該第1のキーワード情報を記憶するとともに、予め設定された第2のキーワード情報を記憶する記憶手段を有するカード処理機と、上位機種から第1のキーワード情報が与えられていない場合には、予め設定された第2のキーワード情報を記憶する記憶手段を有するカード処理機とを有し、前記カードに対する書き込み時において、上位機種から前記第1のキーワード情報が与えられている場合には、前記第1のキーワード情報を基にしてセキュリティ情報を前記カードに書き込み、上位機種から前記第1のキーワード情報が与えられていない場合には、前記第2のキーワード情報を基にしてセキュリティ情報を前記カードに書き込み、
    前記カードに対する読み取り時において、前記カードに書き込まれたセキュリティ関連のビット情報を参照する参照手段と、
    前記セキュリティ関連のビット情報が前記第1のキーワード情報の選択を示しているカードに対処する場合には、カード処理装置自身が、前記第1のキーワード情報を有しているか否かを判断し、有していると判断された場合には、選択されたキーワード情報である前記第1のキーワード情報を基にしてカードのセキュリティ判定を行う一方、有していないと判断された場合は、前記セキュリティ関連のビット情報にかかわらず、前記第2のキーワード情報を基にしてカードのセキュリティ判定を行い、前記セキュリティ関連のビット情報が前記第1のキーワード情報の選択を示していないカードに対処する場合には、前記第2のキーワード情報を基にしてカードのセキュリティ判定を行う判定手段と、を有することを特徴とするカード処理装置。
  2. 前記判定手段によるセキュリティ判定の結果を表示する手段を有することを特徴とする請求項1に記載のカード処理装置。
  3. 前記カード処理装置は、改札機、券売機、精算機のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載のカード処理装置。
  4. セキュリティ情報を有するカードを処理するカード処理方法において、
    上位機種から第1のキーワード情報が与えられている場合には、当該第1のキーワード情報を記憶するとともに、予め設定された第2のキーワード情報を記憶する記憶工程と、上位機種から第1のキーワード情報が与えられていない場合には、予め設定された第2のキーワード情報を記憶する記憶工程と、
    前記カードに対する書き込み時において、上位機種から前記第1のキーワード情報が与えられている場合には、前記第1のキーワード情報を基にしてセキュリティ情報を前記カードに書き込み、上位機種から前記第1のキーワード情報が与えられていない場合には、前記第2のキーワード情報を基にしてセキュリティ情報を前記カードに書き込む書き込み工程と、
    前記カードに対する読み取り時において、前記カードに書き込まれたセキュリティ関連のビット情報を参照する参照工程と、
    前記セキュリティ関連のビット情報が前記第1のキーワード情報の選択を示しているカードに対処する場合には、カード処理装置自身が、前記第1のキーワード情報を有しているか否かを判断し、有していると判断された場合には、選択されたキーワード情報である前記第1のキーワード情報を基にしてカードのセキュリティ判定を行う一方、有していないと判断された場合は、前記セキュリティ関連のビット情報にかかわらず、前記第2のキーワード情報を基にしてカードのセキュリティ判定を行い、前記セキュリティ関連のビット情報が前記第1のキーワード情報の選択を示していないカードに対処する場合には、前記第2のキーワード情報を基にしてカードのセキュリティ判定を行う判定工程と、を含むことを特徴とするカード処理方法。
  5. セキュリティ情報を有するカードを処理するカード処理システムにおいて、
    上位機種から第1のキーワード情報が与えられている場合には、当該第1のキーワード情報を記憶するとともに、予め設定された第2のキーワード情報を記憶する記憶手段を有するカード処理機と、上位機種から第1のキーワード情報が与えられていない場合には、予め設定された第2のキーワード情報を記憶する記憶手段を有するカード処理機とを有し、
    前記カードに対する書き込み時において、上位機種から前記第1のキーワード情報が与えられている場合には、前記第1のキーワード情報を基にしてセキュリティ情報を前記カードに書き込み、上位機種から前記第1のキーワード情報が与えられていない場合には、前記第2のキーワード情報を基にしてセキュリティ情報を前記カードに書き込み、
    前記カードに対する読み取り時において、前記カードに書き込まれたセキュリティ関連のビット情報を参照する参照手段と、
    前記セキュリティ関連のビット情報が前記第1のキーワード情報の選択を示しているカードに対処する場合には、カード処理装置自身が、前記第1のキーワード情報を有しているか否かを判断し、有していると判断された場合には、選択されたキーワード情報である前記第1のキーワード情報を基にしてカードのセキュリティ判定を行う一方、有していないと判断された場合は、前記セキュリティ関連のビット情報にかかわらず、前記第2のキーワード情報を基にしてカードのセキュリティ判定を行い、前記セキュリティ関連のビット情報が前記第1のキーワード情報の選択を示していないカードに対処する場合には、前記第2のキーワード情報を基にしてカードのセキュリティ判定を行う判定手段と、を有することを特徴とするカード処理システム。
  6. 前記セキュリティ判定の結果を表示する手段を有することを特徴とする請求項5に記載のカード処理システム。
  7. 前記カード処理手段は、改札機、券売機、精算機のいずれかであることを特徴とする請求項5に記載のカード処理システム。
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