JP4020868B2 - 電線用防水ゴム脱油装置 - Google Patents

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本発明は、電線の端部に装着される防水ゴムに付着した余分な油を除去することのできる電線用防水ゴム脱油装置に関するものである。
従来より、自動車などに用いられる電送ケーブル等の電線の端部を加工処理するものとして、例えば、端子圧着装置が知られている。この端子圧着装置は、電線の端部の切断、ストリップ(被覆材の除去)、撚り、半田付け、及び接続端子の圧着等の加工を高精度且つ短時間で行うものであり、この加工の際に、電線の端部に防水ゴムを挿入・装着することもできるものである。この防水ゴムは、電送ケーブル等の防水対策に用いられるものである。
端子圧着装置には、例えば、本願出願人の先の出願である特開2003−197342号公報に示すような、複数の防水ゴムを縦向きの姿勢で整列させた上で、振動により搬送するパーツフィーダや、同じく本願出願人の先の出願である特願2003−102530に記載したような、回転する円盤上に形成された複数の溝内に防水ゴムが嵌ることで、防水ゴムを所定の向きに整列させた上で、防水ゴムを溝から取り出して所定の加工部位に供給するパーツフィーダ等が備えられている。
そして、端子圧着装置では、パーツフィーダから供給された防水ゴムを電線の端部に装着する。なお、防水ゴムは、その形状が筒形状とされ、予めその内外に油が付着しており、この油により、その内部に電線を挿入したり、防水ゴムをコネクタに挿入したりする際に、挿入性が良いものとなっている。
出願人は、本願出願時において、以上の技術情報が記載されている文献として、以下のものを知見している。
特開2003−197342号 特願2003−102530号
しかしながら、防水ゴムに油を適度に付着させることは手間がかかると共に困難を要するものであり、油の付着量が不足していると、防水ゴムの挿入作業性が悪くなるため、蓋然的に防水ゴムには必要以上の油が付着している。そして、この油により、パーツフィーダが汚れてしまい、油や汚れにより防水ゴムが上手く搬送されなかったり、センサ等が正常に作動しなくなったりする問題があった。
そのため、防水ゴムをパーツフィーダに投入する前に、防水ゴムに付着した油をウエス等に吸い取らせることで、余分な油を除去することが行われているが、沢山の防水ゴムをウエスの上に広げて、油がウエスに吸い取られるように防水ゴムを手でこねたり撹拌したりしなければならず、作業に手間がかかると共に、時間もかかっていた。
また、横向きに回転するドラムの内側に油を吸収し易い吸取紙等を敷き、そのドラム内に油の付着した防水ゴムを投入し、ドラムを回転させることで、防水ゴムを転動させて防水ゴムに付着した余分な油を吸取紙等に吸収させる方法も考えられる。しかしながら、この場合でも、防水ゴムに付着した余分な油を除去するのには、ある程度の時間ドラム内で転動させなければならず、時間がかかると言う問題があった。また、防水ゴムの内側に付着した余分な油を除去することは困難であった。
そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、電線の端部に装着する防水ゴムに付着している余分な油を、手間をかけずに且つ短時間で除去することの可能な電線用防水ゴム脱油装置の提供を課題とするものである。
本発明に係る電線用防水ゴム脱油装置は、「電線の端部に装着される防水ゴムに付着している余分な油を除去する電線用防水ゴム脱油装置であって、複数の前記防水ゴムを収容可能な回転体と、該回転体を回転駆動する回転駆動手段と、該回転駆動手段を支持すると共に、前記回転体を回転可能に支持する装置本体と、該装置本体に取り付けられ前記回転体を覆うカバーとを具備し、前記回転体は、油の通過を許容するように構成され、前記回転駆動手段により前記回転体を回転させることで、該回転体に収容された前記防水ゴムに付着している余分な油を前記回転体の外部へ排出する」構成とするものである。
ここで、カバーとしては、具体的な構成を何ら限定するものではないが、少なくとも回転体の外周を覆うものが好ましく、特に回転体全体を覆うものがより好ましい。なお、カバーに蓋を設けて、回転体の回転が停止状態以外は、蓋が開かないようにしても良い。
また、油の通過を許容する構成としては、具体的な構成を何ら限定するものではないが、防水ゴムが通過することのできない大きさの網目を有した網材からなるもの、防水ゴムが通過することのできない大きさの孔が複数設けられたもの、織布、不織布や紙等からなるもの、或いは、それらを適宜組み合わせた構成としたもの等を例示することができる。さらに、防水ゴムに付着している油を所望の量とする方法としては、具体的な構成を何ら限定するものではないが、回転駆動手段による回転体の回転速度と、回転時間とを適宜設定することで、防水ゴムに付着している油を所望の良とすることができる。
本発明の電線用防水ゴム脱油装置によると、回転体に余分な油が付着している防水ゴムを投入し、回転駆動手段により回転体を回転させることで、防水ゴムに対して遠心力が作用し、防水ゴムの内外に付着した油が、その遠心力により回転体の外部へと排出されると共に、カバーにより排出された油が飛び散るのが防止される。そして、防水ゴムに付着している油が所望の量となったら回転体の回転を停止させることで、所望の量の油が付着した防水ゴムを得ることができる。これにより、回転体に防水ゴムを投入して、回転体を回転させるだけで、防水ゴムに付着している余分な油を除去することができるので、余分な油を除去する手間を簡便なものとすることができると共に、短時間で余分な油を除去することが可能となる。
また、防水ゴムに余分な油が付着していないので、この防水ゴムをパーツフィーダに投入しても、パーツフィーダが油等により汚れることが無く、油や汚れにより、防水ゴムが上手く搬送されなかったり、パーツフィーダが正常に作動しなくなると言ったことを防止することができる。また、防水ゴムに付着している油を全部除去するのではなく、所望の量の油が付着した状態に除去できるので、防水ゴムに電線を挿入する際や、コネクタに防水ゴムを挿入する際等の作業性を良好に維持することができる。
なお、カバーを、回転体全体を覆うと共に開閉可能な蓋を備え、回転体が停止状態以外では蓋が開かないように構成されたものとした場合、回転体が回転中は、カバーの蓋が開かず、回転体全体がカバーで覆われた状態となっているので、回転体から防水ゴムが飛び出したり、回転する回転体に他の物等が接触したりするのを防止することができ、安全性を高めることができる。
本発明に係る電線用防水ゴム脱油装置は、「前記回転体は、油の通過を許容し前記防水ゴムを収容可能な容器と、該容器を保持し前記回転駆動手段により回転駆動される容器保持部材とから構成され、前記容器は、前記容器保持部材に着脱自在に保持されている」構成とすることもできる。
本発明の電線用防水ゴム脱油装置によると、回転体を構成し防水ゴムを収容可能な容器を、着脱することができる。これにより、容器に防水ゴムを収容する際や、容器から防水ゴムを取り出す際に、電線用防水ゴム脱油装置から容器を取り外して行うことができるので、それらの作業を簡単に行うことができる。また、容器を複数用意しておくことで、電線用防水ゴム脱油装置に容器を取り付けて容器を回転させて、防水ゴムに付着した余分な油を除去しながら、他の容器に防水ゴムを収容する作業を行ったり、余分な油を除去し終えた防水ゴムを容器から取り出したりする作業を行うことができ、作業効率を高めることができる。
上記のように本発明によると、電線の端部に装着する防水ゴムに付着している余分な油を、手間をかけずに且つ短時間で除去することの可能な電線用防水ゴム脱油装置を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態である電線用防水ゴム脱油装置について、図1乃至図3に基づき説明する。図1は本発明の一実施形態である電線用防水ゴム脱油装置を蓋を開けた状態で示す斜視図であり、図2(A)は電線の端部に装着された防水ゴムを示す図であり、同図(B)は電線用防水ゴム脱油装置の断面図であり、図3は電線用防水ゴム脱油装置の一部を切断すると共に容器を分離した状態で示す斜視図である。
本実施形態の電線用防水ゴム脱油装置1は、電線2の端部に装着する防水ゴム3に、予め付着している余分な油を除去するためのものである(図2(A)参照)。この電線用防水ゴム脱油装置1は、複数の防水ゴム3を収容可能な回転体4と、回転体4を回転駆動する回転駆動手段5と、回転駆動手段5を支持すると共に、回転体4を回転可能に支持する装置本体6と、装置本体6に取り付けられ回転体4を覆うカバー7とから構成されている。
回転体4は、防水ゴム3を収容可能な有底筒状の容器8と、容器8を着脱可能に保持し後述の回転駆動手段5によって回転駆動させられる容器保持部材9とから構成されている。容器8は、図3に示すように、上端にリング状のフランジ部10を備え、その下側には網を筒状にした筒状部11が設けられ、さらに、その下端には筒状部11を閉鎖する板状の底部12が設けられている。底部12には、所定の大きさの貫通孔13が複数穿設されており、この貫通孔13及び筒状部11の網目の大きさは、防水ゴム3が通過することのない大きさとされている。これにより、容器8は、防水ゴム3を収容しつつ、油の通過が許容されたものとなっている。
回転体4における容器保持部材9は、円盤状のベース部材14と、ベース部材14の上方に複数配置される環状の保持リング15と、ベース部材14に保持リング15を固定する固定部材16とから構成されている。本例では、保持リング15は、三つ備えられており、ベース部材14の上方に、ベース部材14も含めて略同軸上且つ略等間隔に固定部材16によりベース部材に固定されている。また、保持リング15の内径は、容器8における筒状部11の外径と略同じ径とされている。
回転駆動手段5は、回転体4における容器保持部材9のベース部材14に取り付け固定される軸部材17と、動力源となるモータ18と、モータ18の駆動力を軸部材17に伝達する伝達機構19とを備えている。本例では、伝達機構19は、軸部材17に取り付けられる従動プーリ20と、モータ18の回転軸に取り付けられる駆動プーリ21と、従動プーリ20と駆動プーリ21とに巻き掛けられるベルト22とから構成されている。
装置本体6は、平板状のベースプレート23と、ベースプレート23の上方に配置され回転体4の容器8を挿通可能な大きさの開口24が形成された上部プレート25と、ベースプレート23と上部プレート25とを連結する柱状の連結部材26と、ベースプレート23の下方に配置され回転駆動手段5を支持するブラケット27と、ベースプレート23から下方に延びだした脚部材28とから構成されている。装置本体6のベースプレート23と上部プレート25との間隔は、その間に回転体4を収容できるように回転体4の高さ方向の距離よりも若干長い距離となるように設定されている。
装置本体6のブラケット27は、図2にも示すように、横長のロ字形状をしており、上下方向に所定距離離間した二つの水平部材29と、水平部材29の両端に固定される垂直部材30とから構成されている。下側の水平部材29の上面には、モータ18が取付けられており、モータ18から延びだした回転軸は、下側の水平部材29を貫通して下方に延びだすと共に、その先端部に駆動プーリ21が取り付けられている。
ブラケット27の下側及び上側の水平部材29には、回転駆動手段5の軸部材17を回転可能に支持する軸受31が取り付けられている。軸部材17の上端部は、上側の水平部材29及びベースプレート23を貫通して上方に延びだすと共に、その上端部に回転体4のベース部材14が取り付け固定されている。一方、軸部材17の下端部は、下側の水平部材29を貫通して下方に延びだすと共に、その下端部に従動プーリ20が取り付けられている。なお、図示は省略するが、装置本体6には、軸部材17の上下方向の移動を規制する移動規制手段が備えられている。
カバー7は、回転体4の外周を覆う筒状の外筒部材32と、上部プレート25の開口24を開閉する蓋33とから構成されている。外筒部材32は、装置本体6のベースプレート23と上部プレート25との間に配置されている。また、蓋33は、上部プレート25にヒンジ34により回動可能に取り付けられていると共に、その上面には開閉用の取っ手35が設けられている。なお、図示は省略するが、蓋33と装置本体6には、蓋33の開閉を規制するロック機構が設けられており、このロック機構により少なくとも回転体4が回転中は蓋33が開かないようにロックされるようになっている。
なお、図中符号36は、ベースプレート23に形成された油の排出口であり、符号37は、装置本体6の傾きなどの姿勢を調整すると共に、振動が伝わるのを防止する防振部材である。また、本例では、モータ18の回転速度は、およそ6000rpmであり、回転時間は、防水ゴム3に付着している油の量に応じて適宜設定できるようになっている。また、ロック機構による蓋33のロック解除は、モータ18への電力供給停止から回転体4が十分に回転停止できる所定時間後にロックが解除されるようになっている。
次に、本実施形態の電線用防水ゴム脱油装置1の動作について図面を基に説明する。まず、容器8を容器保持部材9に保持させた状態で、回転ムラが発生しないように、余分な油が付着した防水ゴム3がおおよそ均一になるように、容器8内に防水ゴム3を投入する。続いて、蓋33を閉め、図示しないスイッチをオンすると、蓋33は、ロック機構により開くのがロックされた後に、モータ18が回転を開始する。そして、モータ18が回転することにより、その回転駆動力が伝達機構19及び軸部材17を介して回転体4に伝達され、回転体4すなわち容器保持部材9に保持された容器8が回転する。
容器8と共に、その内部に収容された防水ゴム3も回転し、その回転速度(回転数)が速くなるほど遠心力も大きくなり、その遠心力は、防水ゴム3及び防水ゴム3に付着した油にも作用する。このとき、容器8の筒状部11及び底部12は、防水ゴム3が通過することのない大きさの網目及び貫通孔13が形成されており、防水ゴム3に遠心力が作用しても筒状部11及び底部12を通ることができず、防水ゴム3は容器8内に保持され続ける。一方、防水ゴム3に付着している油は、筒状部11及び底部12を通過することができるので、油のみが遠心力により容器8の外部に排出される。
そして、容器8を回転させ続けることで、防水ゴム3に付着している油が徐々に除去され、防水ゴム3に付着している油が所望の量となるように、所定時間後にモータ8への電力供給が停止され、容器8すなわち回転体4は、その回転速度が徐々に遅くなりやがて回転が停止する。その後、ロック機構により蓋33のロックが解除されると、蓋33を開けて、容器8を取り出し、所望の量の油が付着した防水ゴム3をパーツフィーダ等に供給する。なお、容器8の外部に排出された油は、ベースプレート23に形成された排出口36から電線用防水ゴム脱油装置1の外部に排出される。
このように、本実施形態の電線用防水ゴム脱油装置1では、回転体4における容器8内に防水ゴム8を投入して、回転体4を回転させるだけで、防水ゴム3に付着している余分な油を除去することができるので、余分な油を除去する手間を簡便なものとすることができると共に、短時間で余分な油を除去することが可能となる。これにより、防水ゴム3に余分な油が付着していないので、この防水ゴム3をパーツフィーダに投入しても、パーツフィーダが油等により汚れることが無く、油や汚れにより、防水ゴム3が上手く搬送されなかったり、パーツフィーダが正常に作動しなくなると言ったことを防止することができる。また、防水ゴム3に付着している油を全部除去するのではなく、所望の量の油が付着した状態に除去できるので、防水ゴム3に電線2を挿入する際や、コネクタに防水ゴム3を挿入する際等の作業性を良好に維持することができる。
また、本実施形態の電線用防水ゴム脱油装置1では、回転体4が回転中は、ロック機構によりカバー7の蓋33が開かないようにロックされているので、回転体4から防水ゴム3が飛び出したり、回転する回転体4に他の物等が接触したりするのを防止することができ、安全性を高めることができる。
さらに、本実施形態の電線用防水ゴム脱油装置1では、容器8を着脱することができるので、容器8に防水ゴム3を収容する際や、容器8から防水ゴム3を取り出す際に、装置から容器8を取り外して作業行うことができるので、それらの作業を簡単に行うことができる。また、容器8を複数用意しておくことで、電線用防水ゴム脱油装置1に容器8を取り付けて容器8を回転させて、防水ゴム3に付着した余分な油を除去しながら、他の容器8に防水ゴム3を収容する作業を行ったり、余分な油を除去し終えた防水ゴム3を容器8から取り出したりする作業を行うことができ、作業効率を高めることができる。
また、本実施形態の電線用防水ゴム脱油装置1に、回転体4が回転中、或いは、ロック機構が蓋33をロック中であることをランプ等からなる表示手段により表示するようにしても良く、これにより、電線用防水ゴム脱油装置1が作動中であることが判ると共に、蓋33を開ける時期が判り、装置の使い勝手が良くなる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
すなわち、上記の電線用防水ゴム脱油装置1では、回転体4を容器8と容器保持部材9とで構成し、容器8を着脱可能にしたものを示したが、これに限定するものではなく、例えば、容器が容器保持部材と一体となり、着脱不能に構成したものであっても良い。これにより、回転体4の構成を簡単なものとすることができ、製造に係るコストを低減させることができる。
また、本実施形態の電線用防水ゴム脱油装置1では、回転体4の容器8として、網からなる筒状部11と、複数の貫通孔13が穿設された板状の底部12とを備えたものを示したが、これに限定するものではなく、容器8を全て網、或いは、貫通孔が穿設された板で構成するようにしても良い。また、容器を、織布、不織布や紙等を用いて構成しても良い。さらに、それらを組み合わせて容器を構成するようにしても良い。
さらに、本実施形態の電線用防水ゴム脱油装置1では、カバー7の蓋33にロック機構を設けて、モータ18への電源が切れてから所定時間は蓋33が開かないようにしたものを示したが、これに限定するものではなく、例えば、回転体の回転を検知する検知手段を設け、回転体が停止したのを検知することで、蓋のロックを解除するもの、或いは、回転体の回転を静止させる制動手段を設けて、蓋を開けると回転体の回転が停止するようにしても良い。なお、本例のように、時間によりロックを解除するようにすることで、簡単な構成とすることができ、製造に係るコストを低く抑えることができる。
また、本実施形態の電線用防水ゴム脱油装置1を、防水ゴム3に予め付着している余分な油を除去するものとして示したが、これに限定するものではなく、例えば、油の付着していない防水ゴム、或いは、油を除去しすぎた防水ゴムを回転体に収容して、さらに油を回転体に投入した上で、回転体を回転させて、所望の量の油が付着した防水ゴムを得るように用いることもできる。つまり防水ゴムの脱油装置ではなく、防水ゴムに油を付着させる油付着装置とすることもできる。
本発明の一実施形態である電線用防水ゴム脱油装置を蓋を開けた状態で示す斜視図である。 (A)は電線の端部に装着された防水ゴムを示す図であり、(B)は電線用防水ゴム脱油装置の断面図である。 電線用防水ゴム脱油装置の一部を切断すると共に容器を分離した状態で示す斜視図である。
符号の説明
1 電線用防水ゴム脱油装置
3 防水ゴム
4 回転体
5 回転駆動手段
6 装置本体
7 カバー
8 容器
9 容器保持部材

Claims (2)

  1. 電線の端部に装着される防水ゴムに付着している余分な油を除去する電線用防水ゴム脱油装置であって、
    複数の前記防水ゴムを収容可能な回転体と、
    該回転体を回転駆動する回転駆動手段と、
    該回転駆動手段を支持すると共に、前記回転体を回転可能に支持する装置本体と、
    該装置本体に取り付けられ前記回転体を覆うカバーとを具備し、
    前記回転体は、油の通過を許容するように構成され、前記回転駆動手段により前記回転体を回転させることで、該回転体に収容された前記防水ゴムに付着している余分な油を前記回転体の外部へ排出することを特徴とする電線用防水ゴム脱油装置。
  2. 前記回転体は、油の通過を許容し前記防水ゴムを収容可能な容器と、該容器を保持し前記回転駆動手段により回転駆動される容器保持部材とから構成され、
    前記容器は、前記容器保持部材に着脱自在に保持されていることを特徴とする請求項1に記載の電線用防水ゴム脱油装置。
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