JP4019856B2 - 目用水蒸気発生温熱シート - Google Patents
目用水蒸気発生温熱シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP4019856B2 JP4019856B2 JP2002241135A JP2002241135A JP4019856B2 JP 4019856 B2 JP4019856 B2 JP 4019856B2 JP 2002241135 A JP2002241135 A JP 2002241135A JP 2002241135 A JP2002241135 A JP 2002241135A JP 4019856 B2 JP4019856 B2 JP 4019856B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- moisture
- water vapor
- eyes
- permeable sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F7/00—Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body
- A61F7/02—Compresses or poultices for effecting heating or cooling
- A61F7/03—Compresses or poultices for effecting heating or cooling thermophore, i.e. self-heating, e.g. using a chemical reaction
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F9/00—Methods or devices for treatment of the eyes; Devices for putting-in contact lenses; Devices to correct squinting; Apparatus to guide the blind; Protective devices for the eyes, carried on the body or in the hand
- A61F9/04—Eye-masks ; Devices to be worn on the face, not intended for looking through; Eye-pads for sunbathing
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F7/00—Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body
- A61F2007/0001—Body part
- A61F2007/0002—Head or parts thereof
- A61F2007/0004—Eyes or part of the face surrounding the eyes
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F7/00—Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body
- A61F2007/0059—Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body with an open fluid circuit
- A61F2007/006—Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body with an open fluid circuit of gas
- A61F2007/0062—Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body with an open fluid circuit of gas the gas being steam or water vapour
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F7/00—Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body
- A61F7/02—Compresses or poultices for effecting heating or cooling
- A61F2007/0244—Compresses or poultices for effecting heating or cooling with layers
- A61F2007/026—Compresses or poultices for effecting heating or cooling with layers with a fluid absorbing layer
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
- A61F7/00—Heating or cooling appliances for medical or therapeutic treatment of the human body
- A61F7/02—Compresses or poultices for effecting heating or cooling
- A61F7/03—Compresses or poultices for effecting heating or cooling thermophore, i.e. self-heating, e.g. using a chemical reaction
- A61F7/032—Compresses or poultices for effecting heating or cooling thermophore, i.e. self-heating, e.g. using a chemical reaction using oxygen from the air, e.g. pocket-stoves
- A61F7/034—Flameless
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Vascular Medicine (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Ophthalmology & Optometry (AREA)
- Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、目及び目の周囲に温熱水蒸気を供給することにより眼精疲労を緩和し、目の乾きを癒し、快適感を与える目用水蒸気発生温熱シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、眼精疲労を緩和し、また、目の乾きを癒すために、蒸しタオルを用いて目及び目の周囲に温熱水蒸気を供給することがなされている。また、より手軽に、随時、目及びその周囲に温熱水蒸気を供給できるようにするため、一般に化学カイロと称されている発熱体に利用されている組成物を、水蒸気発生組成物として利用する目枕が提案されている(特開2001−170096号公報、特開2001−245915号公報等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、目及びその周囲、特に瞼の皮膚は薄く熱に対して敏感であり、また、目は一旦傷つくと再生しにくい器官である。一方、水蒸気発生組成物から放出される水蒸気をそのまま目に供給すると水蒸気が高温のために安全上の問題が引き起こされるおそれがある。このため、水気発生組成物を用いた目枕では、水蒸気発生組成物から放出された水蒸気の温度制御が重要となる。そこで、従来の水蒸気発生組成物を用いた目枕では、目に供給する水蒸気の温度制御のために、水蒸気発生組成物を透湿性の袋に収容した後、さらに温度緩衝材として、不織布や紙等を幾層にも重ねることがなされている。
【0004】
しかしながら、温度緩衝材を幾層にも重ねて用いると目枕が厚く、嵩高いものとなり、このような目枕を目及びその周囲に当てると、目の周りは凹凸が大きいために使用感が悪くなり、また、携帯性が劣り、流通効率が低く、製造コストも高くなる。また、長期の保存中に温度緩衝材として用いられている紙等が黄変し、商品価値が低下するという問題もある。
【0005】
これに対し、本発明は、薄い形状に、低コストに製造でき、目及びその周囲に安全な温熱水蒸気を供給することのできる目用水蒸気発生温熱シートを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、水蒸気発生組成物を透湿性のシートで覆い、水蒸気を発生させるにあたり、その水蒸気発生面に少なくとも2枚の透湿性シートを使用し、それらの透湿度を制御することにより2枚の透湿性シートの間に水蒸気滞留空間が形成されるようにすると、幾層もの温熱緩衝材を使用することなく水蒸気温度を目に安全な温度に制御でき、また、水蒸気温度を均一化して適用面全体を均一に温めることができ、したがって、目及びその周囲への適用に好適な薄いシート状の目用水蒸気発生温熱シートを低コストに作製できることを見出した。
【0007】
即ち、本発明は、水蒸気発生組成物が内蔵され、該水蒸気発生組成物が少なくとも第1の透湿性シートと第2の透湿性シートで順次覆われてなり、密封保存される目用水蒸気発生温熱シートであって、
第1の透湿性シートは透湿度(ASTM E−96−80D法)600g/m2/24hr以上であり、
第2の透湿性シートは透湿度(ASTM E−96−80D法)700〜3000g/m2/24hrであり、
第1の透湿性シートと第2の透湿性シートとの間に、水蒸気放出状態において水蒸気滞留空間が生じ得るように、これらのシートの周縁部が互いに接合され且つこれらのシートの周縁部の内側が互いから離間可能となっており、
水蒸気発生組成物を覆う透湿性シートの少なくとも一つが耐水度400mm以上である目用水蒸気発生温熱シートを提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明を詳細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
【0009】
図1は、本発明の一実施例の目用水蒸気発生温熱シート1Aの密封時の平面図(a)、密封時の断面図(b)、包装材から取り出した後の水蒸気放出状態の断面図(c)である。
【0010】
この目用水蒸気発生温熱シート1Aは、水蒸気発生組成物2を、裏面シート6と第1の透湿性シート3との間に形成される空間に充填し、第1の透湿性シート3上を第2の透湿性シート4、表面シート5で順次覆ったものであり、目及びその周囲を適用部位として用いられるものである。ここで、第1の透湿性シート3と第2の透湿性シート4は、目用水蒸気発生温熱シート1Aが水蒸気放出状態においてこれらの間に水蒸気滞留空間8が形成されるように、周縁部3a、4aが接合され、接合部の内側が互いに離間可能となっている。なお、第1の透湿性シート3と第2の透湿性シート4の接合部は、水蒸気発生組成物2の充填部上には設けないことが好ましいが、周縁部3a、4aに限定されるものではない。
【0011】
この目用水蒸気発生温熱シート1Aは、保存時には包装材7で密封される。
【0012】
本発明においては、後に詳述するように、水蒸気発生組成物2の組成、水蒸気発生組成物2を覆うシート構成、各シートの透湿度等を調整することにより、この目用水蒸気発生温熱シート1Aを包装材7から取り出し、表面シート5を適用部位にあてた場合に、水蒸気発生組成物2の酸化反応による発熱が素早く実感され、かつその発熱反応が所定時間後に自然に止まって降温し、適用部位の皮膚に熱傷を負わすことなく、また、熱刺激による痛み等を感じさせることなく、適用部位に十分な量の水蒸気が供給されるようにする。
【0013】
より具体的には、包装材7を開封し、目用水蒸気発生温熱シート1Aを取り出した後5分以内に目用水蒸気発生温熱シート1Aの表面温度が、該表面からの水蒸気の放出により35〜65℃となるようにする。開封後5分以内に目用水蒸気発生温熱シート1Aの表面温度が65℃を超えると、適用部位に火傷のおそれが生じ、また温度の持続性が悪く、温熱水蒸気で適用部位を潤す十分な効果または実効感が得られない。
【0014】
反対に、開封後5分以内に目用水蒸気発生温熱シート1Aの表面温度が35℃に達しない場合には、なかなか温まらないため、使用者がじれったさや温度感に対する不満を感じ、目用水蒸気発生温熱シート1Aを適用部位に押しつけたり、長時間当て続けたりする。反応が進むにつれて発熱温度は徐々に高温側へシフトするため、目用水蒸気発生温熱シート1Aを開封後、長時間適用部位に当て続けると、適用部位は長時間体温より高い温度にさらされることとなり、低温火傷のおそれが生じる。
【0015】
また、目は特殊な部位であり、温めると眼精疲労の緩和等の様々な効果が得られるが、長時間、例えば1時間以上温めると、かえって低温火傷等の弊害がもたらされるおそれが生じる。一方、目を温めることによる眼精疲労の緩和等の効果を得るには、少なくとも5分間、好ましくは10〜15分間程度を適温に保つ必要がある。そこで、本発明の目用水蒸気発生温熱シート1Aでは、包装材7の開封後15分の表面温度が35℃以上となるようにする。また、低温火傷を防止するため、表面温度35℃以上となる持続時間は最大でも60分間とする。
【0016】
水蒸気は熱の伝達媒体でもあり、目用水蒸気発生温熱シート1Aから水蒸気が放出されている場合には適用部位はその水蒸気によって温まるが、目用水蒸気発生温熱シート1Aから水蒸気が放出されていない場合には、水蒸気発生組成物2からの熱は、主にシートと直接接している適用部位に伝達するので、適用部位は均一には温まらない。また、目用水蒸気発生温熱シート1Aからの水蒸気の放出量が、開封後10分間で10mg未満程度に少ない場合には、目用水蒸気発生温熱シート1Aの適用部位は均一には温まらず、目用水蒸気発生温熱シート1Aとの接触部が専ら温まるため、その接触部が熱刺激による弊害を受けやすくなると共に、適用部位に十分な水蒸気を供給することができない。水蒸気の放出量が不十分で適用部位が均一に温まらない場合には、目用水蒸気発生温熱シート1Aを適用部位から取り外した時に、使用実感が悪い。そこで、本発明の目用水蒸気発生温熱シート1Aにおいては、開封後10分間の総水蒸気放出量が10mg以上、好ましくは80mg以上とする。
【0017】
ここで、表面温度と水蒸気放出量は図2の装置30を用いて次のように測定される数値である。図2の装置30は、アルミニウム製の測定室(容積2.1L)31、測定室31の下部に除湿空気(湿度2%未満、流量2.1L/分)を流入させる流入路32、測定室31の上部から空気を流出させる流出路33、流入路32に設けられた入口温湿度計34と入口流量計35、流出路33に設けられた出口温湿度計36と出口流量計37、測定室31内に設けられた温度計(サーミスタ)38からなっている。温度計38としては、温度分解能が0.01℃程度のものを使用する。
【0018】
目用水蒸気発生温熱シート1Aの表面温度の測定は、測定環境温度30℃(30±1℃)において目用水蒸気発生温熱シート1Aを包装材7から取り出し、その水蒸気放出面を上にして測定室31に載置し、金属球(4.5g)をつけた温度計38をその上に載せて計測する。また、この状態で下部より除湿空気を流し、入口温湿度計34と出口温湿度計36で計測される温度及び湿度から測定室31に空気が流入する前後の絶対湿度の差を求め、さらに入口流量計35と出口流量計37で計測される流量から目用水蒸気発生温熱シート1Aが放出した水蒸気量を算出する。
【0019】
本発明において、水蒸気発生組成物2としては、▲1▼発熱主剤となる金属、▲2▼水蒸気発生原料となる水、▲3▼保水剤、▲4▼水溶性塩類からなる反応促進剤、▲5▼その他の反応促進剤からなる組成物を使用する。
【0020】
ここで、▲1▼金属としては、鉄、アルミニウム、亜鉛、銅等があげられる。
【0021】
▲3▼保水剤としては、バーミキュライト、ケイ酸カルシュウム、シリカゲル、アルミナ、パルプ、吸水性ポリマー等があげられる。
【0022】
▲4▼水溶性塩類からなる反応促進剤としては、塩化ナトリウム、塩化カリウム等のアルカリ金属の塩化物、塩化カルシウム、塩化マグネシウム等のアルカリ土類金属の塩化物等があげられる。
【0023】
▲5▼その他の反応促進剤としては、活性炭、カーボンブラック、黒鉛等があげられる。
【0024】
これら▲1▼〜▲5▼の成分は、それぞれ1種又は2種以上の成分の組み合わせとすることができる。
【0025】
本発明においては、包装材7から取り出した後の目用水蒸気発生温熱シート1Aの表面温度と水蒸気放出量を上述のようにするため、水蒸気発生組成物2には、高い水蒸気発生能が必要とされる。そこで、水蒸気発生組成物2は高含水粉体に調製することが好ましく、その組成範囲としては、▲1▼金属(鉄粉等)20〜80重量%、▲2▼水20〜60重量%、▲3▼保水剤(吸水性ポリマー、バーミキュライト等)3〜25重量%、▲4▼水溶性塩類からなる反応促進剤0.3〜12重量%、▲5▼その他の反応促進剤(活性炭等)3〜25重量%が好ましい。
【0026】
水蒸気発生組成物2の充填位置は、目用水蒸気発生温熱シート1Aを適用部位にあてた場合に、左眼と右眼の双方に温熱水蒸気を供給できるように配置することが好ましく、その充填量は、一方の目を覆う1箇所の部位当たり2〜7gとすることが好ましい。水蒸気発生組成物の充填率は、温度制御と温度の均一化の点から0.1〜0.4g/cm2 とすることが好ましい。
【0027】
また、目用水蒸気発生温熱シート1Aの平面図上、水蒸気発生組成物2の充填部(図1(a)において左下がりの斜線でハッチングした部分)の面積Aと、水蒸気滞留空間8の形成部(図1(a)において右下がりの斜線でハッチングした部分)の面積Bは、B/A=1.5/1〜5/1とすることが好ましく、特に1.5/1〜4/1とすることが好ましい。この比が小さすぎると水蒸気滞留空間8の広がりが狭く、水蒸気を十分に滞留させることができず、温度制御の効果が弱くなる。反対にこの比が大きすぎても、水蒸気滞留空間8の厚みが薄くなり、温度制御の効果が弱くなるので好ましくない。
【0028】
一方、裏面シート6は、シート状に薄く成形した目用水蒸気発生温熱シート1Aの一方の面からのみ水蒸気発生組成物2からの水蒸気が放出されるようにするために設けられており、非透湿性のものが使用される。裏面シート6としては、目用水蒸気発生温熱シート1Aの製造工程において第1の透湿性シート3と接合する便宜上、熱融着性のシート素材を使用することが好ましい。この裏面シート6としては、例えば、▲1▼ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチレン等からなるシート、▲2▼不織布又は合成紙と、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチレン等のフィルム材料とからなるラミネートシート等が使用される。
【0029】
第1の透湿性シート3は、水蒸気発生組成物2が系外から酸素を取り込み、発熱反応を起こし、水蒸気滞留空間8へ水蒸気が放出されるようにするため、透湿度600g/m2 /24hr以上、好ましくは1200g/m2 /24hr以上の高透湿性のものとする。
【0030】
ここで、透湿度は、Standard Test Methods for Water Vapor Transmission of Materialsにより、測定環境温度32.2℃、測定環境湿度50%RHにて、ASTM E−96−80D法に準じて測定される値である。
【0031】
また、第1の透湿性シート3は、水蒸気発生組成物2あるいはその反応生成物である水溶性成分(塩類、鉄イオン等)、コロイド様物質(水酸化鉄等)等の漏出を防止するため、耐水度400mm以上、好ましくは500mm以上の高耐水度のものとする。耐水度が400mm未満であると、水蒸気発生組成物2からの漏出物が目に入った場合、眼刺激、角膜損傷、失明等の重篤な症状になる場合がある。
【0032】
ここで、耐水度は、耐水度試験法により、測定環境温度20±2℃にて、JIS法 L−1092 耐水度試験静水圧A法に準じて測定される値である(水準装置速度60±3cm/min)。
【0033】
また、第1の透湿性シート3のシート素材は、水蒸気発生組成物及びその反応生成物の漏出防止のため、疎水性のものが好ましい。
【0034】
第1の透湿性シート3は、該シートに分布する孔径が0.2μm以下で、水分活性が0.6以下のものが好ましい。孔径0.2μm以下とすることにより、第1の透湿性シート3と裏面シート6とで囲まれた空間内に好気性細菌、酵母類、カビ類等の微生物類が侵入した場合でも、これらがこの空間外に出ることを防止することができる。また、一般に、細菌類は水分活性0.9以下で繁殖せず、酵母類は水分活性0.8以下で繁殖せず、カビ類は水分活性0.7以下で繁殖しないので、第1の透湿性シート3の水分活性を0.6以下とすることにより、カビ類等の微生物の繁殖を防止することができ、適用部位の衛生状態を良好に維持することができる。なお、水分活性は、ロトニックス水分活性計(20℃、40%RH)により測定される値である。
【0035】
さらに、第1の透湿性シート3は、上述の裏面シート6との接合の便宜上、熱融着性シートを使用することが好ましい。
【0036】
第1の透湿性シート3の具体的な構成材料としては、透湿度600g/m2 /24hr以上、耐水度400mm以上の、▲1▼不織布、▲2▼合成紙、▲3▼不織布と紙又は合成紙とのラミネートシート、▲4▼化学繊維とパルプで抄紙した物、▲5▼多孔性フィルム、▲6▼不織布と多孔性フィルムとのラミネートシート又はエンボス処理シート、▲7▼合成紙と多孔性フィルムとのラミネートシート又はエンボス処理シート、▲8▼不織布同士または合成紙同士のラミネートシート又はエンボス処理シート等をあげることができる。これらのシートの中でも、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチレン等を構成原料とするものが、疎水性が高い点で好ましい。
【0037】
一方、第2の透湿性シート4は、第1の透湿性シート3との間の空間に、水蒸気発生組成物2から放出された水蒸気を一旦充満させて、それにより第2の透湿性シート4表面の熱を均一化し、その後水蒸気を第2の透湿性シート4の全面から一様に透過させるために設けられている。このため、第2の透湿性シート4は、第1の透湿性シート3との間に水蒸気滞留空間8が生じ得るように離間可能に設け、その透湿度を700〜3000g/m2 /24hr、好ましくは1200〜3000g/m2 /24hrとする。ここで透湿度の測定方法は上述の通りである。透湿度が700/m2 /24hr未満であると、水蒸気発生組成物2が系外から酸素を取り込み難くなり、発熱反応が進まず、水蒸気の発生速度が遅く、第1の透湿性シート2と第2の透湿性シート4との間の空間に水蒸気が十分に滞留しない。反対に透湿度が3000g/m2 /24hrを超えると、第1の透湿性シート3を透過してきた水蒸気が直ちに第2の透湿性シート4も透過し、第1の透湿性シート2と第2の透湿性シート4との間の空間に水蒸気が十分に滞留せず、熱を均一化できなくなる。
【0038】
また、第2の透湿性シート4も、適用部位の衛生管理上、水分活性を0.6以下とすることが好ましく、第1の透湿性シート3との接合の便宜上、熱融着性シートとすることが好ましい。
【0039】
第2の透湿性シート4の具体的な構成材料としては、透湿度700〜3000g/m2 /24hrの、▲1▼不織布、▲2▼合成紙、▲3▼不織布と紙又は合成紙とのラミネートシート、▲4▼化学繊維とパルプで抄紙した物、▲5▼多孔性フィルム、▲6▼不織布と多孔性フィルムとのラミネートシート又はエンボス処理シート、▲7▼合成紙と多孔性フィルムとのラミネートシート又はエンボス処理シート、▲8▼不織布同士または合成紙同士のラミネートシート又はエンボス処理シート等があげられる。シートの構成原料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチレン等が、疎水性が高い点で好ましい。
【0040】
表面シート5は、第2の透湿性シート4と適用部位の皮膚との間に間隙を形成するために設けられている。第2の透湿性シート4と皮膚が直接接触し、その界面に結露した水が存在すると、水蒸気発生組成物2の酸化反応に必要な酸素が十分に供給されなくなる。また、表面シート5は、結露した水がべとつき等の不快感を使用者に与えないようにする感触向上の作用も果たしている。
【0041】
表面シート5は目用水蒸気発生温熱シート1Aの最外層に存在するため、第1の透湿性シート3と第2の透湿性シート4を透過した水蒸気の通過を妨げないよう、好ましくは第2の透湿性シート4よりも透湿度を高くし、透湿度2500g/m2 /24hr以上、より好ましくは3000g/m2 /24hr以上のものを使用する。
【0042】
また、表面シート5も、眼部位の衛生管理上、水分活性が0.6以下のシートとし、第2の透湿性シート4との接合の便宜上、熱融着性シートとすることが好ましい。
【0043】
表面シート5の具体的な構成材料としては、好ましくは、透湿度が2500g/m2 /24hr以上の、▲1▼不織布、▲2▼開孔フィルム、▲3▼不織布と紙又は合成紙とのラミネートシート又はエンボス処理シート、▲4▼不織布と開孔フィルムのラミネートシート又はエンボス処理シート、▲5▼合成紙と開孔フィルムとのラミネートシート又はエンボス処理シート、▲6▼不織布同士をラミネート又はエンボス処理した物等があげられる。これらの構成原料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチレン等が疎水性が高い点で好ましい。
【0044】
包装材7は、水蒸気発生組成物2を外界の酸素及び水分から遮断し、保存期間が長期にわたる場合でも、水蒸気発生組成物2の組成が変動せず、水蒸気発生能が安定して維持されるようにするために使用される。そのため、一般に化学カイロと称されているものを密封する包装材よりも酸素透過度及び透湿度が低いもの、好ましくは、包装材7の酸素透過度が0.1cc/m2 /24hr以下、透湿度が0.1g/m2 /24hr以下のものを使用する。
【0045】
ここで、酸素透過度は、プラスチックフィルム及びシートの気体透過度試験法により、測定環境温度23±2℃にて、JIS K7126−A法に準じて測定される値である。
【0046】
また、透湿度は、防湿包装材料の透湿度試験法により、測定環境温度40±0.5℃、測定環境湿度(相対湿度)90±2%にて、JIS Z0208法に準じて測定される値である。
【0047】
特に、包装材7としては、アルミ箔、アルミ合金箔等をラミネートした樹脂フィルム等を使用すると酸素透過度が十分に低く、外界の酸素の透過を実質上遮断できるので、目用水蒸気発生温熱シート1Aを包装材7に封入する際に、好気性細菌、酵母類、カビ類等が混入しても、水蒸気発生組成物2が包装材7内部の酸素を消費することにより好気性細菌、酵母類、カビ類等は生息できなくなるので、適用部位の衛生管理上好ましい。
【0048】
目用水蒸気発生温熱シート1Aを構成するシート材料は、上述した裏面シート6、第1の透湿性シート3、第2の透湿性シート4、表面シート5からなり、これ以外に温度緩衝材とする紙、不織布等は不要である。したがって、第1の透湿性シート3と第2の透湿性シート4との間に水蒸気滞留空間8が形成されない状態において、この目用水蒸気発生温熱シート1Aは最大厚2.5〜5mm、水蒸気発生組成物の非充填部の厚み0.5〜1.2mmの薄いシート状とすることができる。
【0049】
本発明の目用水蒸気発生温熱シートは、図示した態様の他に種々の態様をとることができる。水蒸気発生組成物2の充填空間の形状や大きさには特に制限はない。また水蒸気発生組物2の充填空間の個数は、必要な温度設定範囲と水蒸気量を得る事ができれば図1のように2つに限らず、図3の目用水蒸気発生温熱シート1Bのように1つとしてもよく、図4の目用水蒸気発生温熱シート1C、図5の目用水蒸気発生温熱シート1Dのように3つ以上としてもよい。
【0050】
また、図1の水蒸気発生温熱シート1Aでは、第1の透湿性シート3の耐水度を400mm以上としたが、第1の透湿性シート3に代えて、あるいは第1の透湿性シート3と共に、第2の透湿性シート4の耐水度を400mm以上としてもよい。
【0051】
【実施例】
実施例1
図1に示した目用水蒸気発生温熱シート1Aを次のように作製した。
【0052】
吸水性ポリマー(ダイヤポリアクリレート社、アクアパールA3)7重量部、活性炭(武田薬品工業社、カルボラフィン)10重量部、バーミキュライト(カキウチマテアリアル社、ひる石CW−1)7重量部に3重量%の食塩水46.5重量部を加えることにより、含水保水剤を調製した。この含水保水剤70.5重量部と還元鉄粉(同和鉄粉工業社、RKH)29.5重量部を混合し、水蒸気発生組成物Aを得た。
【0053】
一方、裏面シートとして、横20cm、縦10cmで、鼻に当たる部位に凹みを形成した略矩形のポリエチレン製非透湿性シート(坪量33g/m2 )を用い、第1の透湿性シートとして透湿性合成紙(透湿度2000g/m2 /24hr、耐水度700mm、坪量40g/m2 )を用い、これらを重ね合わせ、直径5cmの水蒸気発生組成物の充填部が2つ(両眼分として)形成されるように熱融着し、そこに前述の水蒸気発生組成物Aを1充填部あたり3.0gずつを詰めてシールした。
【0054】
第2の透湿性シートとして、第1の透湿性シートと同様の透湿性合成紙を第1の透湿性シート上に積層し、さらに表面シートとしてポリエチレン製不織布(透湿度2800g/m2 /24hr、坪量30g/m2 )を積層し、これらの外周部を熱融着して第1の透湿性シートと第2の透湿性シートとの間に水蒸気滞留空間が形成されるようにし、目用水蒸気発生温熱シートとした。この目用水蒸気発生温熱シートの水蒸気発生組成物の充填部の厚みは4mm、非充填部の厚みは1mmであった。
【0055】
こうして得た目用水蒸気発生温熱シートは、アルミニウムラミネート袋(酸素透過度0.1cc/m2 /24hr以下、透湿度が0.1g/m2 /24hr以下)を包装材とし、これに密封保存した。
【0056】
実施例2
図4に示した目用水蒸気発生温熱シート1Cを次のように作製した。
【0057】
吸水性ポリマー7重量部、活性炭10重量部、バーミキュライト7重量部に4.3重量%の食塩水23重量部を加えることにより、含水保水剤を調製した。この含水保水剤47重量部と還元鉄粉53重量部を混合し、水蒸気発生組成物Bを得た。なお、この水蒸気発生組成物Bの各構成成分は、前述の水蒸気発生組成物Aと同様のものを使用した。
【0058】
一方、裏面シートとして、横20cm、縦10cmで、鼻に当たる部位に凹みを形成した略矩形のポリエチレン製非透湿性シート(坪量33g/m2 )を用い、第1の透湿性シートとして、透湿性不織布(透湿度2600g/m2 /24hr、耐水度500mm)(透湿性不織布(坪量20g/m2 、三井化学社、シンテックスSB)と透湿性不織布(坪量30g/m2 、三井化学社、シンテックスMB)と透湿性不織布(坪量20g/m2 、三井化学社、シンテックスSB)を積層し、エンボス処理したもの)を用い、これらを重ね合わせ、一辺3cmの正方形の水蒸気発生組成物の充填部が4つ(片眼に2つとして)形成されるように熱融着し、各充填部に前述の水蒸気発生組成物Bを2.0gずつ詰めてシールした。
【0059】
第2の透湿性シートとして、第1の透湿性シートと同様の透湿性不織布を第1の透湿性シート上に積層し、さらに表面シートとしてポリエチレン製不織布(透湿度2900g/m2 /24hr、坪量25g/m2 )を積層し、これらの外周部を熱融着して第1の透湿性シートと第2の透湿性シートとの間に水蒸気滞留空間が形成されるようにし、目用水蒸気発生温熱シートとした。この目用水蒸気発生温熱シートの水蒸気発生組成物の充填部の厚みは4mm、非充填部の厚みは1mmであった。
【0060】
こうして得た目用水蒸気発生温熱シートは、アルミニウムラミネート密封袋(酸素透過度0.1cc/m2 /24hr以下、透湿度が0.1g/m2 /24h以下)に入れて保存した。
【0061】
実施例3
第2の透湿性シートとして透湿度1400g/m2 /24hrのシート(ポリエチレン製多孔性フィルム、坪量20g/m2 )を使用した以外は、実施例1と同様に目用水蒸気発生温熱シートを作製した。
【0062】
実施例4
水蒸気発生組成物1の充填量を1充填部あたり2.0gずつとした以外は、実施例1と同様に目用水蒸気発生温熱シートを作製した。
【0063】
比較例1
第1の透湿性シートと第2の透湿性シートの間に、温度制御を目的として紙(坪量32g/m2 )(クレシア社、JKワイパー)を更に8枚重ねて挿入した以外は、実施例1と同様に目用水蒸気発生温熱シートを作製した。
【0064】
比較例2
第2の透湿性シートを使用せず、表面シートを第1の透湿性シートに全面的に熱融着し、第1の透湿性シートと表面シートの間に水蒸気滞留空間が形成されないようにした以外は、実施例1と同様に目用水蒸気発生温熱シートを作製した。
【0065】
比較例3
第2の透湿性シートとして透湿度140g/m2 /24hrの透湿性シート(日本パイオニクス社製使い捨てカイロ、Hot & Slimに使用されている透湿性シート)を使用した以外は、実施例1と同様に目用水蒸気発生温熱シートを作製した。
【0066】
比較例4
第1の透湿性シートとして透湿度2600g/m2 /24hr、耐水度50mmのポリエチレン製不織布(坪量30g/m2 )を使用した以外は、実施例1と同様に目用水蒸気発生温熱シートを作製した。
【0067】
評価
各実施例及び比較例の目用水蒸気発生温熱シートを保存用の袋に3日間保管後、袋から取り出し、目用水蒸気発生温熱シートの表面温度が35℃になったときの開封後の時間を計り、開封後15分の表面温度、及び開封後10分以内における最高到達温度を測定し、開封後10分間の水蒸気放出量の合計を求めた。なお、この温度測定は、図2の装置により行った。
【0068】
また、開封後10分間における最大シート厚を充填部の中央部にて測定し、開封直後のシート厚との差から開封後10分間における水蒸気滞留空間の厚さを算出した。なお、水蒸気滞留空間の形成は外的環境の影響を受け易いため、無風状態かつ28℃前後の環境温度で、断熱材上に水蒸気放出面を上に向けて目用水蒸気発生温熱シートを載置し、その厚さを測定した。
【0069】
一方、各実施例及び比較例の目用水蒸気発生温熱シートを保存用の袋に3日間保管後、袋から取り出し、その直後に目用水蒸気発生温熱シートを目及びその周囲に当て、その上から不織布製のアイマスクを被せて固定し、開封後10分間目用水蒸気発生温熱シートを適用部位にあてた後の内容物の漏出の有無、粉漏れの有無を目視観察した。
【0070】
また、日常的に目の疲れを訴える女性10名をパネラーとし、4時間のOA作業後に、目用水蒸気発生温熱シートの使用実感を調べた。
【0071】
結果を表1に示す。
【0072】
なお、実施例1の目用水蒸気発生温熱シートについては、包装材に密封保存した目用水蒸気発生温熱シートを50℃の環境下に30日間保存した場合、及び不織布製アイマスクに代えて、目用水蒸気発生温熱シートの両端部にベルトをつけ、それを頭にまわして目用水蒸気発生温熱シートを固定した場合についても同様に評価した。
【0073】
【表1】
【0074】
表1の結果から、第1の透湿性シートと第2の透湿性シートを双方の間に温度制御材として紙を挿入した場合(比較例1)には、目用水蒸気発生温熱シートの厚みが厚くなるので目に当てづらく、フィット感が劣り、また温かさが伝わりにくいこと、第1の透湿性シートと第2の透湿性シートを双方の間に水蒸気滞留空間が形成されるように設けなかった場合(比較例2)には、局部的に熱さが感じられ、使用感が劣ること、第2の透湿性シートの透湿度が過度に低い場合(比較例3)には水蒸気発生組成物の酸化反応に必要な酸素が外気から供給されず、水蒸気が放出されないこと、第1の透湿性シートの耐水度が過度に低い場合(比較例4)には、内容物の漏出や粉漏れが生じること、これに対し、本発明の実施例1〜4では、水蒸気発生量や昇温速度が良好であり、目用水蒸気発生温熱シートの最大厚が薄く、内容物の漏出や粉漏れもなく、使用感が良好であることがわかる。
【0075】
【発明の効果】
本発明の目用水蒸気発生温熱シートは、包装材から取り出した後の水蒸気放出状態において、第1の透湿性シートと第2の透湿性シートとの間に水蒸気滞留空間が形成されるようにすることにより、目及びその周囲に供給する水蒸気温度を安全で、眼精疲労等の緩和に効果的な温度に調整し、かつその温熱水蒸気を適用部位全体に均一に供給するので、幾層もの温度緩衝材が不要となる。したがって、目用水蒸気発生温熱シートを薄く形成できるので、使用感、携帯性、流通効率が向上し、製造コストを抑えることが可能となる。
【0076】
また、本発明の目用水蒸気発生温熱シートによれば、包装材から開封後5分以内に水蒸気が目用水蒸気発生温熱シート表面から放出し、該表面の温度が35〜65℃になり、開封後15分の表面温度が35℃以上となり、開封後10分間の総水蒸気放出量が10mg以上となるので、温熱水蒸気により安全にかつ十分に目及び目の周囲を温めることができる。したがって、目の痛み、目の疲れ、目の乾き、目のかすみなどをもたらす眼精疲労の症状や、ドライアイの症状を緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の目用水蒸気発生温熱シートの密封時の平面図(a)、密封時の断面図(b)及び水蒸気放出時の断面図(c)である。
【図2】 目用水蒸気発生温熱シートの表面温度と水蒸気放出量の測定装置の説明図である。
【図3】 本発明の目用水蒸気発生温熱シートの平面図である。
【図4】 本発明の目用水蒸気発生温熱シートの平面図である。
【図5】 本発明の目用水蒸気発生温熱シートの平面図である。
【符号の説明】
1A、1B、1C、1D 目用水蒸気発生温熱シート
2 水蒸気発生組成物
3 第1の透湿性シート
4 第2の透湿性シート
5 表面シート
6 裏面シート
7 包装材
8 水蒸気滞留空間
30 温度及び湿度測定装置
31 測定室
32 流入路
33 流出路
34 入口温湿度計
35 入口流量計
36 出口温湿度計
37 出口流量計
38 温度計(サーミスタ)
Claims (4)
- 水蒸気発生組成物が内蔵され、該水蒸気発生組成物が少なくとも第1の透湿性シートと第2の透湿性シートで順次覆われてなり、密封保存される目用水蒸気発生温熱シートであって、
第1の透湿性シートは透湿度(ASTM E−96−80D法)600g/m2/24hr以上であり、
第2の透湿性シートは透湿度(ASTM E−96−80D法)700〜3000g/m2/24hrであり、
第1の透湿性シートと第2の透湿性シートとの間に、水蒸気放出状態において水蒸気滞留空間が生じ得るように、これらのシートの周縁部が互いに接合され且つこれらのシートの周縁部の内側が互いから離間可能となっており、
水蒸気発生組成物を覆う透湿性シートの少なくとも一つが耐水度400mm以上である目用水蒸気発生温熱シート。 - 密封保存状態から開封後5分以内に目用水蒸気発生温熱シートの表面温度が35〜65℃となり、開封後15分における該表面温度が35℃以上であり、開封後10分間の総水蒸気放出量が10mg以上である請求項1記載の目用水蒸気発生温熱シート。
- 目用水蒸気発生温熱シートを密封保存する包装材の酸素透過度(JIS K7126−A法)が0.1cc/m2/24hr以下、透湿度(JIS Z0208法)が0.1g/m2/24hr以下である請求項1又は2記載の目用水蒸気発生温熱シート。
- 第1の透湿性シートの孔径が0.2μm以下であり、第1の透湿性シート及び第2の透湿性シートの水分活性が0.6以下である請求項1〜3のいずれかに記載の目用水蒸気発生温熱シート。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002241135A JP4019856B2 (ja) | 2002-08-21 | 2002-08-21 | 目用水蒸気発生温熱シート |
DE60301459T DE60301459T2 (de) | 2002-08-21 | 2003-01-31 | Wärmefilm mit Dampferzeugung für die Augen |
EP03002140A EP1393699B1 (en) | 2002-08-21 | 2003-01-31 | Steam-generating heating sheet for the eyes |
AT03002140T ATE303114T1 (de) | 2002-08-21 | 2003-01-31 | Wärmefilm mit dampferzeugung für die augen |
ES03002140T ES2243811T3 (es) | 2002-08-21 | 2003-01-31 | Hoja de calentamiento que genera vapor de agua para los ojos. |
US10/358,162 US6823860B2 (en) | 2002-08-21 | 2003-02-05 | Steam-generating heating sheet for the eyes |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002241135A JP4019856B2 (ja) | 2002-08-21 | 2002-08-21 | 目用水蒸気発生温熱シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004073688A JP2004073688A (ja) | 2004-03-11 |
JP4019856B2 true JP4019856B2 (ja) | 2007-12-12 |
Family
ID=31492491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002241135A Expired - Fee Related JP4019856B2 (ja) | 2002-08-21 | 2002-08-21 | 目用水蒸気発生温熱シート |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6823860B2 (ja) |
EP (1) | EP1393699B1 (ja) |
JP (1) | JP4019856B2 (ja) |
AT (1) | ATE303114T1 (ja) |
DE (1) | DE60301459T2 (ja) |
ES (1) | ES2243811T3 (ja) |
Families Citing this family (58)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9925087B2 (en) | 2000-09-15 | 2018-03-27 | Bruder Healthcare Company, Llc | Wound and therapy compress and dressing |
US10105259B2 (en) | 2000-09-15 | 2018-10-23 | Bruder Healthcare Company, Llc | Wound and therapy compress and dressing |
EP1328225B1 (en) | 2000-09-15 | 2010-03-10 | Bruder Healthcare Company | Wound and therapy compress and dressing |
EP1695679B1 (en) | 2003-12-16 | 2019-01-23 | Kao Corporation | Steam warmer |
US6974470B2 (en) * | 2004-02-27 | 2005-12-13 | Kao Corporation | Heat-generative, steam generation sheet for face |
US7749401B2 (en) | 2004-05-27 | 2010-07-06 | The Procter & Gamble Company | Self-steaming benefit composition |
TW200624103A (en) * | 2004-08-06 | 2006-07-16 | Uni Charm Corp | Warmer |
TWI289056B (en) * | 2004-08-06 | 2007-11-01 | Uni Charm Corp | Humidifier |
JP4789585B2 (ja) * | 2004-12-13 | 2011-10-12 | 花王株式会社 | 生理機能改善具 |
JP4651376B2 (ja) * | 2004-12-17 | 2011-03-16 | 花王株式会社 | 発熱具 |
JP4757062B2 (ja) * | 2005-03-04 | 2011-08-24 | 花王株式会社 | 生理機能改善器具 |
JP4761844B2 (ja) * | 2005-06-09 | 2011-08-31 | 花王株式会社 | 目周囲の肌色改善器具 |
JP4662815B2 (ja) * | 2005-06-15 | 2011-03-30 | 花王株式会社 | 水蒸気発生体 |
JP2007144494A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-14 | Tokyo Electron Ltd | レーザー処理装置及びレーザー処理方法 |
JP4850109B2 (ja) * | 2006-03-31 | 2012-01-11 | 花王株式会社 | 目用水蒸気発生体 |
WO2007114352A1 (ja) | 2006-03-31 | 2007-10-11 | Kao Corporation | 目用水蒸気発生体 |
JP4746486B2 (ja) * | 2006-06-21 | 2011-08-10 | 旭化成せんい株式会社 | 使い捨てカイロ |
US7846332B1 (en) * | 2006-06-23 | 2010-12-07 | Mainstream Engineering Corporation | Apparatus and method for self-heating and self-hydrating foods and beverages |
KR200430299Y1 (ko) * | 2006-08-01 | 2006-11-13 | (주)아모레퍼시픽 | 눈 전용 워밍 팩 |
US7707655B2 (en) * | 2006-12-15 | 2010-05-04 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Self warming mask |
JP4948201B2 (ja) * | 2007-02-22 | 2012-06-06 | 花王株式会社 | 温熱化粧具 |
JP5074126B2 (ja) * | 2007-08-10 | 2012-11-14 | 花王株式会社 | 蒸気温熱具 |
US8636786B2 (en) | 2008-05-16 | 2014-01-28 | Seth A. Biser | Thermal compress system and methods of using the same |
US11076983B2 (en) | 2008-05-16 | 2021-08-03 | Seth A. Biser | Thermal eye compress systems and methods of use |
US20090287283A1 (en) * | 2008-05-16 | 2009-11-19 | Seth Biser | Thermal compress assembly and system with external frame |
JP5290716B2 (ja) * | 2008-12-02 | 2013-09-18 | 花王株式会社 | 目用温熱具 |
JP2010136782A (ja) * | 2008-12-10 | 2010-06-24 | Sanpo Kagaku Kk | 発熱体 |
US20120145189A1 (en) * | 2010-12-08 | 2012-06-14 | Knopow Jeremy F | Portable Self-Heating Steam Generating Device |
JP5079117B2 (ja) * | 2011-04-04 | 2012-11-21 | 花王株式会社 | 目周囲の肌色改善器具 |
US9107737B2 (en) * | 2011-11-21 | 2015-08-18 | Alan Schwartz | Goggles with facial conforming eyepieces |
JP2013123534A (ja) * | 2011-12-14 | 2013-06-24 | Panasonic Corp | 目元用美容器具 |
CN104010599B (zh) | 2011-12-21 | 2015-09-30 | 花王株式会社 | 蒸气温热器具 |
WO2014143139A1 (en) | 2013-03-15 | 2014-09-18 | Bruder Healthcare Company | Wound and therapy compress and dressing |
CN103190984B (zh) * | 2013-04-11 | 2015-03-04 | 天津富勤科技有限公司 | 一种蒸汽热敷眼罩 |
US10744030B2 (en) * | 2013-06-10 | 2020-08-18 | Kao Corporation | Heating implement |
USD827925S1 (en) | 2014-04-02 | 2018-09-04 | Paolo Marchica | Set of peel away eyeliner stencils |
USD809199S1 (en) | 2014-04-02 | 2018-01-30 | Paolo Marchica | Set of peel away eyeliner stencils |
USD800963S1 (en) | 2014-04-02 | 2017-10-24 | Paolo Marchica | Set of peel away eyeliner stencils |
USD814698S1 (en) | 2014-04-02 | 2018-04-03 | Paolo Marchica | Eyeliner stencil |
USD811655S1 (en) | 2014-04-02 | 2018-02-27 | Paolo Marchica | Set of peel away eyeliner stencils |
USD814697S1 (en) | 2014-04-02 | 2018-04-03 | Paolo Marchica | Eyeliner stencil |
USD787116S1 (en) | 2014-04-02 | 2017-05-16 | Paolo Marchica | Set of peel away eyeliner stencils |
CN105982784A (zh) * | 2015-03-06 | 2016-10-05 | 上海暖友实业有限公司 | 用于治疗干眼症的器具 |
CN105534641B (zh) * | 2016-01-06 | 2018-07-27 | 天津富勤科技股份有限公司 | 一种自发热保健眼罩 |
WO2017151480A1 (en) * | 2016-03-01 | 2017-09-08 | Bruder Healthcare Company, Llc | Therapeutic eye mask system |
US12011388B2 (en) * | 2016-03-01 | 2024-06-18 | The Hilsinger Company Parent, Llc | Therapeutic thermal compress with phase-change material |
US20190216639A1 (en) * | 2016-03-01 | 2019-07-18 | Bruder Healthcare Company, Llc | Therapeutic eye compress system |
US11998480B2 (en) * | 2016-03-01 | 2024-06-04 | The Hilsinger Company Parent, Llc | Self-heating compress for moist heat delivery |
US12029681B2 (en) | 2016-03-01 | 2024-07-09 | The Hilsinger Company Parent, Llc | Therapeutic eye mask system |
FR3058633B1 (fr) | 2016-11-17 | 2020-10-09 | Thea Lab | Masque de traitement de la secheresse oculaire |
USD871598S1 (en) | 2016-11-30 | 2019-12-31 | Bruder Healthcare Company, Llc | Therapeutic eye mask |
USD844795S1 (en) | 2016-11-30 | 2019-04-02 | Bruder Healthcare Company, Llc | Therapeutic eye mask |
US10893977B2 (en) * | 2017-01-17 | 2021-01-19 | Omera Medical, Inc. | Device and method to treat eye conditions, eyelids conditions, or both |
CN107997871B (zh) * | 2017-11-27 | 2020-09-15 | 江西珍视明药业有限公司 | 一种眼部护理发热片及制备方法 |
CN108714074B (zh) * | 2018-04-04 | 2020-09-22 | 广州市兴世机械制造有限公司 | 发热眼罩成型方法及发热眼罩 |
JP7296721B2 (ja) * | 2018-12-27 | 2023-06-23 | 小林製薬株式会社 | 鼻通り改善具 |
CN110652394A (zh) * | 2019-08-14 | 2020-01-07 | 广州三森健康产业科技有限公司 | 双层蒸汽眼罩及其制备方法 |
KR20240012350A (ko) | 2021-05-24 | 2024-01-29 | 카오카부시키가이샤 | 온열구 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2318420A (en) * | 1942-09-11 | 1943-05-04 | W G Shelton Company | Exothermic device |
USRE32026E (en) * | 1973-07-04 | 1985-11-12 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Structure of warmer |
US4573447A (en) * | 1985-02-19 | 1986-03-04 | Sunbelt America Corporation | Chemical heater |
US4756299A (en) * | 1986-12-15 | 1988-07-12 | Hypertherm Technologies, Inc. | Chemical heating pad with differing air-admitting perforation sets for different heat-generation levels |
US5233981A (en) * | 1987-12-07 | 1993-08-10 | Ferric Inc. | Hot compress structure |
US5376392A (en) * | 1990-08-13 | 1994-12-27 | Kohjin Co., Ltd. | Food packaging bag |
JP2929468B2 (ja) * | 1994-09-16 | 1999-08-03 | 東藏 西田 | 水蒸気加熱装置 |
KR970706771A (ko) * | 1994-10-14 | 1997-12-01 | 야마자키 요오이찌 | 시이트형상 발열체 및 그 제조방법(sheet type heating element and method of manufacturing the same) |
JP3521855B2 (ja) | 1999-10-07 | 2004-04-26 | 花王株式会社 | 目 枕 |
US6409746B1 (en) | 1999-10-07 | 2002-06-25 | Kao Corporation | Eye pillow |
JP3521856B2 (ja) | 1999-12-27 | 2004-04-26 | 花王株式会社 | 冷却・温熱目枕 |
EP1147752B1 (en) * | 2000-04-18 | 2005-02-16 | Kao Corporation | Steam generating unit, mask and eye pillow respectively containing the same, and use thereof |
JP3757132B2 (ja) * | 2001-06-05 | 2006-03-22 | 織田寝装株式会社 | 水蒸気発生具 |
-
2002
- 2002-08-21 JP JP2002241135A patent/JP4019856B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2003
- 2003-01-31 DE DE60301459T patent/DE60301459T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2003-01-31 EP EP03002140A patent/EP1393699B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2003-01-31 AT AT03002140T patent/ATE303114T1/de not_active IP Right Cessation
- 2003-01-31 ES ES03002140T patent/ES2243811T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2003-02-05 US US10/358,162 patent/US6823860B2/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1393699A1 (en) | 2004-03-03 |
ATE303114T1 (de) | 2005-09-15 |
DE60301459T2 (de) | 2006-06-14 |
US6823860B2 (en) | 2004-11-30 |
EP1393699B1 (en) | 2005-08-31 |
JP2004073688A (ja) | 2004-03-11 |
US20040035410A1 (en) | 2004-02-26 |
DE60301459D1 (de) | 2005-10-06 |
ES2243811T3 (es) | 2005-12-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4019856B2 (ja) | 目用水蒸気発生温熱シート | |
JP3049707B2 (ja) | 水蒸気発生体 | |
JP3629956B2 (ja) | 目用水蒸気発生体 | |
JP3690258B2 (ja) | マイボーム腺機能改善治療具 | |
EP1587468B1 (en) | Eyelid margin wipes comprising chemical means for temperature adjustment | |
EP1181911B1 (en) | Steam generating cell with adhesive application layer | |
WO2007114352A1 (ja) | 目用水蒸気発生体 | |
SA109300294B1 (ar) | نظام للتسخين الرطب قابل للحمل | |
EP1632202A1 (en) | Humidifying body for installation on face | |
JP4850109B2 (ja) | 目用水蒸気発生体 | |
KR102072369B1 (ko) | 발열구 및 그 제조 방법 | |
JP2002078728A (ja) | 水蒸気発生体 | |
JP4761844B2 (ja) | 目周囲の肌色改善器具 | |
JP2826667B2 (ja) | 吸汗性温熱体構造物 | |
JP2011136060A (ja) | マスク用鼻部温熱具 | |
JP3521856B2 (ja) | 冷却・温熱目枕 | |
EP1147752B1 (en) | Steam generating unit, mask and eye pillow respectively containing the same, and use thereof | |
JP2004149476A (ja) | 発熱体 | |
JP3521855B2 (ja) | 目 枕 | |
JP3685019B2 (ja) | 視力改善治療具 | |
JP5079117B2 (ja) | 目周囲の肌色改善器具 | |
JP2002000634A (ja) | 医療用温熱剤収納袋 | |
JPH0737124U (ja) | 医療用温熱剤収納袋 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041210 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20041210 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060907 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060919 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070227 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070427 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20070619 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070904 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070917 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005 Year of fee payment: 3 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4019856 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111005 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131005 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |