JP4018606B2 - キャブレータ - Google Patents
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これらは、本発明と同様、次のようになっている。
図3または図4に示すように、ミキシングボディ(101)内に吸気通路(102)を設け、ミキシングボディ(101)の吸気通路壁(103)に燃料ポート(104)を開口させ、吸気通路壁(103)にネジ孔(105)をあけ、このネジ孔(105)に調節ネジ(106)を螺着し、この調節ネジ(106)の螺動調節で燃料ポート(104)からの燃料供給量を調節できるようにし、この調節ネジ(106)の外端寄りにバネ受けフランジ(107)を設け、このバネ受けフランジ(107)と吸気通路壁(103)との間に付勢バネ(108)を介設し、この付勢バネ(108)で調節ネジ(106)を外向きに付勢し、調節ネジ(106)に工具係合部(109)を設けている。
図3、図4のいずれのものも、破断用接続部(117)を、調節ネジ(106)のバネ受けフランジ(107)の外側に設け、破断用接続部(117)が破断しても、バネ受けフランジ(107)や付勢バネ(108)が、調節ネジ(106)のオネジ部(120)とともに残るようになっている。
《問題点》 燃料ポートからの燃料供給量を不正に調節されたキャブレータを継続的に使用されるおそれがある。
破断用接続部(117)が破断しても、バネ受けフランジ(107)や付勢バネ(108)が、調節ネジ(106)のオネジ部(120)とともに残るようになっているため、付勢バネ(108)の付勢力によりオネジ部(120)が一定の不正調節位置で安定して保持される。このため、燃料ポート(104)からの燃料供給量を不正に調節されたキャブレータを継続的に使用されるおそれがある。
請求項1に係る発明は、図1に示すように、ミキシングボディ(1)内に吸気通路(2)を設け、ミキシングボディ(1)の吸気通路壁(3)に燃料ポート(4)を開口させ、吸気通路壁(3)にネジ孔(5)をあけ、このネジ孔(5)に調節ネジ(6)を螺着し、この調節ネジ(6)の螺動調節で燃料ポート(4)からの燃料供給量を調節できるようにし、この調節ネジ(6)の外端寄りにバネ受けフランジ(7)を設け、このバネ受けフランジ(7)と吸気通路壁(3)との間に付勢バネ(8)を介設し、この付勢バネ(8)で調節ネジ(6)を外向きに付勢し、調節ネジ(6)に工具係合部(9)を設け、
調節ネジ(6)に調節制限具(10)を固定し、ミキシングボディ(1)に係止部(11)を設け、調節制限具(10)が係止部(11)に係止されない所定の許容範囲(12)内では、調節ネジ(6)を螺動調節できるようにし、調節ネジ(6)に破断用接続部(17)を設け、調節制限具(10)を係止部(11)に係止させたまま、調節制限具(10)に所定量以上の外力を加えると、破断用接続部(17)が破断することにより、調節ネジ(6)から調節制限具(10)が脱落するようにした、キャブレータにおいて、
バネ受けフランジ(7)から杆部(24)を外向きに突出させ、調節制限具(10)は杆部(24)に固定し、破断用接続部(17)を、調節ネジ(6)のオネジ部(20)とバネ受けフランジ(7)との間に設け、
調量制限具(10)を係止部(11)に係止させたまま、調節制限具(10)に所定量以上の外力を加え、係止部(11)に係止された調節制限具(10)の係止個所を支点として、調量制限具(10)が杆部(24)とともに調節ネジ(6)の径方向に揺動して、破断用接続部(17)が破断すると、
杆部(24)や調節制限具(10)とともにバネ受けフランジ(7)や付勢バネ(8)が、調節ネジ(6)のオネジ部(20)から脱落するようにしたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、図1に示すように、請求項1に記載したキャブレータにおいて、
破断用接続部(17)を、オネジ部(20)よりも外径の小さい小径部(21)で形成したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、図1に示すように、請求項1または請求項2に記載したキャブレータにおいて、
工具係合部(9)を工具係合溝(13)で構成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明は、次の効果を奏する。
《効果1》 燃料ポートからの燃料供給量を不正に調節されたキャブレータを継続的に使用されるおそれがない。
破断用接続部(17)が破断すると、杆部(24)や調節制限具(10)とともにバネ受けフランジ(7)や付勢バネ(8)が、調節ネジ(6)のオネジ部(20)から脱落するようにしたため、オネジ部(20)に付勢バネ(8)の付勢力がかからなくなり、オネジ部(20)が一定の不正調節位置で安定して保持されることがなく、エンジンを安定して運転することができなくなる。このため、燃料ポート(4)からの燃料供給量を不正に調節されたキャブレータを継続的に使用されるおそれがなくなる。
請求項2に係る発明は、次の効果を奏する。
《効果2》 破断用接続部を安価に形成することができる。
破断用接続部(17)を、オネジ部(20)よりも外径の小さい小径部(21)で形成したため、破断用接続部(17)を安価に形成することができる。
請求項3に係る発明は、次の効果を奏する。
《効果3》 工具係合部を安価に形成することができる。
工具係合部(9)を工具係合溝(13)で構成したため、工具係合部(9)を安価に形成することができる。
図1及び図2は実施形態に係るキャブレータを説明する図である。
図2(A)に示すように、ミキシングボディ(1)の下部に燃料カップ(25)を取り付け、この燃料カップ(25)内でミキシングボディ(1)からノズル収容ボス(26)を垂設し、このノズル収容ボス(26)内にメインノズル(27)とメイン計量ジェット(28)とを収容している。燃料カップ(25)内にはフロート弁(29)を収容している。ミキシングボディ(1)内に吸気通路(2)を設け、この吸気通路(2)の入口側にチョーク弁(30)を設け、出口側にスロットル弁(31)を設けている。チョーク弁(30)とスロットル弁(31)との間にはベンチュリ部(32)を設け、このベンチュリ部(32)にメインノズル(27)の出口を臨ませている。図2(A)(B)の矢印(37)は吸気の方向を示している。
図3(A)に示すように、調節ネジ(6)の外端寄りにバネ受けフランジ(7)を設け、このバネ受けフランジ(7)と吸気通路壁(3)との間に付勢バネ(8)を介設し、この付勢バネ(8)で調節ネジ(6)を外向きに付勢し、バネ受けフランジ(7)の外側に工具係合部(9)を設けている。バネ受けフランジ(7)から杆部(24)を外向きに突出させ、この杆部(24)の外端面に工具係合部(9)となる工具係合溝(13)を形成している。図1(B)に示すように、工具係合溝(13)はマイナスドライバを係合させるドライバ溝である。調節ネジ(6)の先端は、針弁となっており、調節ネジ(6)の螺動調節によって、アイドル燃料ポート(4)の開度を調節することができるようになっている。この調節ネジ(6)には調節制限具(10)を固定している。
図1(B)に示すように、ミキシングボディ(1)に係止部(11)を設け、調節制限具(10)が係止部(11)に係止されない所定の許容範囲(12)内では、調節ネジ(6)を螺動調節できるようにし、調節ネジ(6)に破断用接続部(17)を設け、調節制限具(10)を係止部(11)に係止させたまま、調節制限具(10)に所定量以上の外力を加えると、調節ネジ(6)から調節制限具(10)が脱落するようにしている。すなわち、調節ネジ(6)に破断用接続部(17)を設け、破断用接続部(17)が破断することにより、調節ネジ(6)から調節制限具(10)が脱落するようにしている。
図1(A)に示すように、調量制限具(10)は、キャップ状のもので、杆部(24)に被せ、接着剤で調節ネジ(6)の杆部(24)に固定している。図1(B)に示すように、調量制限具(10)の周側には円弧状の切欠き溝(23)を設け、この切欠き溝(23)の周方向両端部に係合面(22)を設け、この係合面(22)が係止部(11)に係止されるまでは調節ネジ(6)を螺動調節できるようになっている。バネ受けフランジ(7)から杆部(24)を外向きに突出させ、調節制限具(10)は杆部(24)に固定し、破断用接続部(17)を、調節ネジ(6)のオネジ部(20)とバネ受けフランジ(7)との間に設け、調量制限具(10)の係合面(22)を係止部(11)に係止させた状態で、調節制限具(10)を係止部(11)に係止させたまま、調節制限具(10)に所定量以上の外力を加え、係止部(11)に係止された係合面(22)の係止個所を支点として、調節制限具(10)が杆部(24)とともに調節ネジ(6)の径方向に揺動し、破断用接続部(17)が破断すると、杆部(24)や調節制限具(10)や工具係合部(9)とともにバネ受けフランジ(7)や付勢バネ(8)が、調節ネジ(6)のオネジ部(20)から脱落する。このため、オネジ部(20)に付勢バネ(8)の付勢力がかからなくなり、オネジ部(20)が一定の不正調節位置で安定して保持されることがなく、エンジンを安定して運転することができなくなる。
エンジンの排気ガス特性等を考慮して、アイドル燃料ポート(4)からの燃料供給量を調節ネジ(6)で調節し、調節ネジ(6)に調節制限具(10)を固定し、エンジン出荷後は、所定の許容範囲(12)内での部分的な調節は許すものの、調節制限具(10)を係止部(11)に係止させることにより、許容範囲(12)を越える範囲での調節ネジ(6)の調節を制限する。そして、この制限を守らず、不正に許容範囲(12)を越える調節を行うことを試みた場合には、調節ネジ(6)から調節制限具(10)が脱落し、不正調節の事実が残るため、その心理的作用により不正調節が抑制される。調節ネジ(6)から調節制限具(10)が脱落した場合には、オネジ部(20)に付勢バネ(8)の付勢力がかからなくなり、オネジ部(20)が一定の不正調節位置で安定して保持されることがなく、エンジンを安定して運転することができなくなる。このため、アイドル燃料ポート(4)からの燃料供給量を不正に調節されたキャブレータを継続的に使用されるおそれがなくなる。
Claims (3)
- ミキシングボディ(1)内に吸気通路(2)を設け、ミキシングボディ(1)の吸気通路壁(3)に燃料ポート(4)を開口させ、吸気通路壁(3)にネジ孔(5)をあけ、このネジ孔(5)に調節ネジ(6)を螺着し、この調節ネジ(6)の螺動調節で燃料ポート(4)からの燃料供給量を調節できるようにし、この調節ネジ(6)の外端寄りにバネ受けフランジ(7)を設け、このバネ受けフランジ(7)と吸気通路壁(3)との間に付勢バネ(8)を介設し、この付勢バネ(8)で調節ネジ(6)を外向きに付勢し、調節ネジ(6)に工具係合部(9)を設け、
調節ネジ(6)に調節制限具(10)を固定し、ミキシングボディ(1)に係止部(11)を設け、調節制限具(10)が係止部(11)に係止されない所定の許容範囲(12)内では、調節ネジ(6)を螺動調節できるようにし、調節ネジ(6)に破断用接続部(17)を設け、調節制限具(10)を係止部(11)に係止させたまま、調節制限具(10)に所定量以上の外力を加えると、破断用接続部(17)が破断することにより、調節ネジ(6)から調節制限具(10)が脱落するようにした、キャブレータにおいて、
バネ受けフランジ(7)から杆部(24)を外向きに突出させ、調節制限具(10)は杆部(24)に固定し、破断用接続部(17)を、調節ネジ(6)のオネジ部(20)とバネ受けフランジ(7)との間に設け、
調量制限具(10)を係止部(11)に係止させたまま、調節制限具(10)に所定量以上の外力を加え、係止部(11)に係止された調節制限具(10)の係止個所を支点として、調量制限具(10)が杆部(24)とともに調節ネジ(6)の径方向に揺動して、破断用接続部(17)が破断すると、
杆部(24)や調節制限具(10)とともにバネ受けフランジ(7)や付勢バネ(8)が、調節ネジ(6)のオネジ部(20)から脱落するようにした、ことを特徴とするキャブレータ。 - 請求項1に記載したキャブレータにおいて、
破断用接続部(17)を、オネジ部(20)よりも外径の小さい小径部(21)で形成した、ことを特徴とするキャブレータ。 - 請求項1または請求項2に記載したキャブレータにおいて、
工具係合部(9)を工具係合溝(13)で構成した、ことを特徴とするキャブレータ。
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