JP4018567B2 - 画像処理装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、測光開始の操作入力がなされた時点から撮影が実行される時点までのタイムラグを低水準に維持しつつ、高精度な露出制御を実現する画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、固体メモリ素子を有するメモリカードを記録媒体として、静止画像や動画像を記録再生する電子カメラ等の画像処理装置において、固体撮像素子のラチチュードは、銀塩カメラのフィルムに比して非常に狭いため、一層の露出精度が求められる。そこで、正確な露出値を決定するために、非常に複雑な演算処理を行ない、さらに銀塩カメラ以上に高精度な絞りやメカシャッターを必要とする。
【0003】
その結果、レリーズタイムラグが大きくなってしまうため、一般的にはSW1(シャッタレリーズボタンの第1ストロークでオンするスイッチ)を押したときに測光して高精度な露出演算を行ない、SW2(シャッタレリーズボタンの第2ストロークでオンするスイッチ)を押下したときに本露光が直ちに開始されることで、タイムラグの問題に対応してきた。しかし、現実的にはSW1やSW2を意識せずに一気にシャッタースイッチを押下す人が多いため、このようなカメラでは、結果として撮影者にタイムラグが大きいカメラであると思われがちである。
【0004】
そこで、一気にシャッタースイッチを押し込んで撮影するときに発生するタイムラグを減らすため、主な要因のひとつである自動露出制御手段の演算回数を減らして高速化を図るという手法が考えられてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、SW1やSW2を意識せずに一気にシャッタースイッチを押下したとき、自動露出制御手段の演算回数を減らして高速化を図るという手法では、従来、高精度な露出制御をおこなうことが出来ないという問題があった。
【0006】
本発明は、以上の事情に鑑みなされたもので、測光開始操作から撮影開始操作までの時間間隔が短く撮影準備が完了していない場合であっても、高速、高精度な撮影を可能にする画像処理装置等を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、測光開始を指示する第1の操作手段と、撮影開始を指示する第2の操作手段と、前記第1の操作手段の操作に応じて測光を開始すると共に前記第2の操作手段の操作に応じて撮影を開始するシステム制御手段を備え、前記システム制御手段は、前記測光に基づく第1の演算の完了後に前記第2の操作手段の操作により撮影の開始が指示された場合には、前記第1の演算の結果に基づいて前記撮影時の露光制御を行うと共に、前記測光に基づく前記第1の演算の完了前に前記第2の操作手段の操作により撮影の開始が指示された場合には、前記第1の演算よりも短い時間で第2の演算を行いその結果に基づいて前記撮影結果の画像信号の補正を行う補正手段を有することを特徴とする。
【0008】
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の画像処理装置の制御方法は、測光開始を指示する第1の操作工程と、撮影開始を指示する第2の操作工程と、前記第1の操作工程の操作に応じて測光を開始すると共に前記第2の操作工程の操作に応じて撮影を開始するシステム制御工程を備え、前記システム制御工程は、前記測光に基づく第1の演算の完了後に前記第2の操作工程の操作により撮影の開始が指示された場合には、前記第1の演算の結果に基づいて前記撮影時の露光制御を行うと共に、前記測光に基づく前記第1の演算の完了前に前記第2の操作手段の操作により撮影の開始が指示された場合には、前記第1の演算よりも短い時間で第2の演算を行いその結果に基づいて前記撮影結果の画像信号の補正を行う補正工程を有することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】
図1は、本発明の第1〜第5の実施形態に係る画像処理装置の概略構成を示すブロック図である。図1において、100は画像処理装置である。10は撮影レンズ、12は絞り機能を備えるシャッター、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子、120は撮像素子14のアナログ信号出力を増幅してカメラの感度を設定するゲインアンプ、16は撮像素子14のアナログ信号出力をディジタル信号に変換するA/D変換器である。
【0015】
18は撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。20は画像処理回路であり、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行ない、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御手段40、測距制御手段42に対して制御を行なう、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行っている。
【0016】
さらに、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行ない、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
【0017】
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16のデータが画像処理回路20、ャc叶ァ御回路22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
【0018】
また、システム制御回路50は露出制御手段122、輝度レベル演算手段123、補正ゲイン演算手段124を含み、122はメモリ制御回路22を介してTTLによって測光された輝度レベルを基に適正露出値を演算し露光制御手段40を制御する。123はメモリ制御回路22を介して撮像した画像データから輝度レベルを演算し、124は122によって測光された輝度レベルと123によって演算された輝度レベルを比較し適正レベルとなるよう補正値を演算して画像処理回路20によりデジタルゲイン補正を加える。
【0019】
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はTFT、LCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することが可能である。
【0020】
また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合には画像処理装置100の電力消費を大幅に低減することが出来る。30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
【0021】
32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。40は絞り機能を備えるシャッター12を制御する露光制御手段であり、フラッシュ48と連携することによりフラッシュ調光機能も有するものである。
【0022】
42は撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御手段、44は撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御手段、46はバリアである保護手段102の動作を制御するバリア制御手段である。48はフラッシュであり、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
【0023】
露光制御手段40、測距制御手段42はTTL方式を用いて制御されており、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御手段40、測距制御手段42に対して制御を行う。50は画像処理装置100全体を制御するシステム制御回路、52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
【0024】
54はシステム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカー等の表示部であり、画像処理装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダ104内に設置されている。
【0025】
表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示、等がある。
【0026】
また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、等がある。56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
【0027】
62、64、66、68及び70は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。
【0028】
62はシャッタースイッチSW1で、不図示のシャッタースイッチの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。64はシャッタースイッチSW2で、不図示のシャッタースイッチの操作完了でONとなり、撮像素子12から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200或いは210に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
【0029】
66は画像表示ON/OFFスイッチで、画像表示部28のON/OFFを設定することが出来る。この機能により、光学ファインダ104を用いて撮影を行う際に、TFT LCD等から成る画像表示部への電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。
【0030】
68はクイックレビューON/OFFスイッチで、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定する。なお、本実施形態では特に、画像表示部28をOFFとした場合におけるクイックレビュー機能の設定をする機能を備えるものとする。また、121は計時部で、シャッタースイッチ62が押されてからシャッタースイッチ64が押されるまでの時間を計測することが可能である。
【0031】
70は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部で、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等がある。
【0032】
80は電源制御手段で、電池検出回路、DC-DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC-DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
【0033】
82はコネクタ、84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる電源手段である。
【0034】
90及び94はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェース、92及び96はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタ、98はコネクタ92及び或いは96に記録媒体200或いは210が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知手段である。
【0035】
なお、本実施形態では記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明している。もちろん、記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタは、単数或いは複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインタフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。インタフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(R))カード等の規格に準拠したものを用いて構成して構わない。
【0036】
さらに、インタフェース90及び94、そしてコネクタ92及び96をPCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(R))カード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード、等の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことが出来る。
【0037】
102は、画像処理装置100のレンズ10を含む撮像部を覆う事により、撮像部の汚れや破損を防止するバリアである保護手段である。104は光学ファインダであり、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用すること無しに、光学ファインダのみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示などが設置されている。
【0038】
110は通信手段で、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信、等の各種通信機能を有する。112は通信手段110により画像処理装置100を他の機器と接続するコネクタ或いは無線通信の場合はアンテナである。200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。
【0039】
記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、画像処理装置100とのインタフェース204、画像処理装置100と接続を行うコネクタ206を備えている。210はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体210は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部212、画像処理装置100とのインタフェース214、画像処理装置100と接続を行うコネクタ216を備えている。
【0040】
(第1の実施形態)
次に、図2を参照して、第1の実施形態の動作を説明する。図2は本実施形態に係る画像処理装置100の主ルーチンのフローチャートを示す。図2を用いて、画像処理装置100の動作を説明する。
【0041】
62のシャッタースイッチSW1が押されると(S100でY)計時部121が計時を開始し(S101)、露出演算手段122によって測光値の輝度レベルを取り込む(S102)。続いて64のシャッタースイッチSW2が押された場合は(S103でY)、計時部121の計時を終了して(S104)62が押されてから64が押されるまでの時間を計時する。
【0042】
逆に、続いて64のシャッタースイッチSW2が押されなければ(S103でN)、露出演算処理が開始されていない時(S105でY)、露出演算処理を122で行ない(S106)、露出演算処理が開始されていれば(S105でN)シャッタースイッチ64が押されるまでは、なにも行なわれない。シャッタースイッチ64が押された後で、計時部121の計時を終了して(S104)62が押されてから64が押されるまでの時間を計時する。
【0043】
このとき、露出演算処理が終了するまでにシャッタースイッチ64が押された場合は、直ちに露出演算処理を中断し、刑事部21にて62が押されてから64が押されるまでの時間を計時する(S104)。計時された時間がある閾値tより長ければ(S107でN)、SW1が押された時点からSW2が押された時点までに露出制御値が既に算出されているとし、露出演算処理(S106)の結果を基に露出制御手段40によって露出制御を行い、本露光(S113)後に撮像処理を終了する。計時された時間がある閾値tより短ければ(S107でY)、SW1が押された時点からSW2が押された時点までに露出制御値がいまだ算出されていないとして、測光値の取り込み回数や取り込み量を制限した短時間で終了する簡易で高速化され露出演算処理(S108)を行い本露光する(S109)。
【0044】
本露光後、撮像した画像の輝度レベルの検出を輝度レベル演算手段123で行い(S110)上記測光の輝度レベルYと本露光時の画画像の輝度レベルY1を比較して補正ゲインαを算出する(S111)。
α=Y/T1(式1)
【0045】
上記比較の結果、得られた補正ゲインαで本露光時の画像の各画素値にゲインをかけて、輝度レベル補正を行う(S112)。このとき、上記測光の輝度レベルYや本露光時の画像の輝度レベルY1は同じ条件で算出された値で比較を行う。このときの輝度レベルは画面全体の平均輝度レベルでもよいし、中央部のみ、あるいは分離したエリアごとの輝度レベルの平均的な輝度などを用いても良い。
【0046】
上記一連の処理が終了すると、メモリ30に処理を終えた画像データを書き込む。そして、メモリ30に書き込まれた画像データを読み出して、設定したモードに応じた画像圧縮処理を圧縮・伸長回路32により行った後、インタフェース90或いは94、コネクタ92或いは96を介して、メモリカードやコンパクトフラッシュ(R)カード等の記録媒体200或いは210へ圧縮した画像データの書き込みを行なう。記録媒体への書き込みが終わったならば、撮像処理ルーチンを終了する。
【0047】
(第2の実施形態)
本実施形態では、高速露出演算処理(S108)として、図3に示すように、S201にて露出演算の追い込み目標範囲、即ち算出される露出制御値の許容範囲の幅を広げ、続いて、図2の露出演算処理(S106)が実行されたかを判定し(S202)、S106が実行されなかった場合は露出演算処理(S204)を行なう。
【0048】
S106が実行された場合は、S106の演算結果がS201で設定した追い込み目標範囲内であれば(S203でY)、その処理結果を使用し、追い込み目標範囲外であれば(S203でN)、露出演算処理(S204)を行なう。上記のような処理により、演算処理回数を減少させて、高速化された露出演算処理を行なっても良い。
【0049】
(第3の実施形態)
第2の実施形態では、露出演算処理の高速化のために、露出演算の追い込み目標範囲を広げたが、露出オーバーな方向にも上記目標範囲が広がってしまうため、露出オーバーな画像から輝度レベル補正を行なった場合には、飽和部分が多く、ラチチュードの狭い画像となる場合がある。
【0050】
そこで、図4に示すように、露出演算の追い込み目標範囲の上限値を例えば適正露出値以下になるように設定(S300)した後、第2の実施形態と同様に、露出演算の高速化のために追い込み目標範囲を広めに設定する(S301)。このようにして露出制御値を演算することで、後の処理でラチチュードが広く高輝度部分の情報量が多い画像を補正することが可能となる高速な露出演算処理を行なっても良い。
【0051】
(第4の実施形態)
第1から第3の実施形態では、シャッタースイッチSW1が押されてからシャッタースイッチSW2が押されるまでの時間によって、撮像処理の方法を選択していたが、露出制御値の演算処理に係る設定値である露出パラメータ(絞り値、シャッター速度、感度など)を撮影者が撮影前に設定した場合は、上記一連の輝度補正処理を行なう撮像処理を禁止するようにしても良い。
【0052】
(第5の実施形態)
上記実施形態では、シャッタースイッチSW1が押されてからシャッタースイッチSW2が押されるまでの時間を計時して、ある閾値tと計時した時間との比較により撮像処理の選択を行なっているが、図5に示すようにSW1が押されてから(S400)SW2が押される(S402)までの間に、露出演算処理が終了したか否かを判定することで(S405)、撮像処理の選択を行なっても良い。
【0053】
以上、図1から図5までの図を用いて本発明の実施形態の説明を行った。なお、上記の実施形態の説明に於いては、撮影モードは露出オートモードを前提に説明したが、露出オートモードとは一般に風景モードやポートレートモード、夜景モード、近接撮影モード、パンフォーカスモード、色効果モード、動画モードなどの撮影被写体に合わせた自動設定モードのことであり、第4の実施形態の説明において、撮影者が露出パラメータを設定した場合の撮影モードとは、一般にマニュアルモード、絞り優先モード、シャッター優先モード、プログラムシフトモードなどと呼ばれる撮影モードであるということは無論言うまでも無い。
【0054】
また、第3の実施形態の説明においては、露出演算の追い込み目標範囲の上限値を適正露出値以下になるように設定(S300)したが、露出演算の追い込み目標範囲の上限値を目標範囲を広げる前の上限値と同じ値とすることで、露出アンダー側に追い込み目標範囲を広げるようにしても勿論問題ない。
【0055】
また、露出演算処理が終了するまでにシャッタースイッチ64が押された場合は、直ちに露出演算処理を中断し、計時部121にて62が押されてから64が押されるまでの時間を計時する(S104)と説明しているが、計時された時間がある閾値t以上であった場合は、露出演算処理を途中で中断することなく露出制御値が得られるまで処理を続けても勿論問題ない。
【0056】
また、記録媒体200及び210がメモリカードとハードディスク等が一体となった複合媒体であっても勿論問題無い。さらに、その複合媒体から一部が着脱可能な構成としても勿論問題無い。
【0057】
そして、実施形態の説明に於いては、記録媒体200及び210は画像処理装置100と分離していて任意に接続可能なものとして説明したが、いずれか或いは全ての記録媒体が画像処理装置100に固定したままとなっていても勿論問題無い。また、画像処理装置100に記録媒体200或いは210が、単数或いは複数の任意の個数接続可能な構成であっても構わない。そして、画像処理装置100に記録媒体200及び210が装着する構成として説明したが、記録媒体は単数或いは複数の何れの組み合わせの構成であっても、勿論問題無い。
【0058】
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、SW1やSW2を意識せずに一気にシャッタースイッチを押下した場合において、自動露出制御手段(AE)の追い込み目標範囲を広げることで演算回数を減らして演算時間を短縮し、さらに、測光値の輝度レベルと予めアンダー露出で撮影した画像の輝度レベルの比に基づいて、本露光時に得られる画像信号を増加方向にゲイン補正することで、露出制御値の誤差や絞り、シャッターなどのメカにバラツキがあったとしても、タイムラグが少なく、適正な露光レベルの画像が撮影可能な画像処理装置及び画像処理装置制御方法を提供することが可能となる。
【0059】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0060】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0061】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることが出来る。
【0062】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0063】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、測光開始操作から撮影開始操作までの時間間隔が短く撮影準備が完了していない場合であっても、高速、高精度適正な撮影を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第5の実施形態に係る画像処理装置の概略構成を示したブロック図である。
【図2】第1の実施形態に係る画像処理装置の動作の流れを示したフローチャートである。
【図3】第2の実施形態に係る画像処理装置の動作の流れを示したフローチャートである。
【図4】第3の実施形態に係る画像処理装置の動作の流れを示したフローチャートである。
【図5】第5の実施形態に係る画像処理装置の動作の流れを示したフローチャートである。
【符号の説明】
10 撮影レンズ
12 シャッター
14 撮像素子
16 A/D変換器
18 タイミング発生回路
20 画像処理回路
22 メモリ制御回路
24 画像表示メモリ
26 D/A変換器
28 画像表示部
30 メモリ
32 画像圧縮・伸長回路
40 露光制御手段
42 測距制御手段
44 ズーム制御手段
46 バリア制御手段
48 フラッシュ
50 システム制御回路
52 メモリ
54 表示部
56 不揮発性メモリ
60 モードダイアルスイッチ
62 シャッタースイッチSW1
64 シャッタースイッチSW2
66 画像表示ON/OFFスイッチ
68 クイックレビューON/OFFスイッチ
70 操作部
80 電源制御手段
82 コネクタ
84 コネクタ
86 電源手段
90 インタフェース
92 コネクタ
94 インタフェース
96 コネクタ
98 記録媒体着脱検知手段
100 画像処理装置
102 保護手段
104 光学ファインダ
110 通信手段
112 コネクタ(またはアンテナ)
120 ゲインアンプ
121 計時部
122 露出演算手段
123 輝度レベル演算手段
124 補正ゲイン演算手段
200 記録媒体
202 記録部
204 インタフェース
206 コネクタ
210 記録媒体
212 記録部
214 インタフェース
216 コネクタ

Claims (16)

  1. 測光開始を指示する第1の操作手段と、撮影開始を指示する第2の操作手段と、前記第1の操作手段の操作に応じて測光を開始すると共に前記第2の操作手段の操作に応じて撮影を開始するシステム制御手段を備え、前記システム制御手段は、前記測光に基づく第1の演算の完了後に前記第2の操作手段の操作により撮影の開始が指示された場合には、前記第1の演算の結果に基づいて前記撮影時の露光制御を行うと共に、前記測光に基づく前記第1の演算の完了前に前記第2の操作手段の操作により撮影の開始が指示された場合には、前記第1の演算よりも短い時間で第2の演算を行いその結果に基づいて前記撮影結果の画像信号の補正を行う補正手段を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記第1の操作手段は、シャッターレリーズ部材の第1段階の操作に応じるスイッチを含み、前記第2の操作部手段は、前記シャッターレリーズ部材の第2段階の操作に応じるスイッチを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記システム制御手段は、前記露出準備動作として露出制御値の演算を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記システム制御手段は、前記第1の操作手段により測光開始が指示されてから一定時間経過する前に前記第2の操作手段により撮影開始が指示された場合には、前記測光に基づく前記第1の演算の完了前に前記第2の操作手段の操作により撮影開始が指示されたと判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記システム制御手段は、前記測光に基づく前記第1の演算の完了前に、前記第2の操作手段の操作により撮影開始が指示された場合には、前記第1の演算よりも短い時間で第2の演算を行った後に、前記第2の操作手段の操作により撮影を開始することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記第2の演算は、前記測光に基づく前記第1の演算の許容範囲を拡張したものであることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記第2の演算は、前記測光に基づく前記第1の演算の許容範囲の上限値を所定範囲に制限しつつ拡張したものであることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  8. 測光開始を指示する第1の操作工程と、撮影開始を指示する第2の操作工程と、前記第1の操作工程の操作に応じて測光を開始すると共に前記第2の操作工程の操作に応じて撮影を開始するシステム制御工程を備え、前記システム制御工程は、前記測光に基づく第1の演算の完了後に前記第2の操作工程の操作により撮影の開始が指示された場合には、前記第1の演算の結果に基づいて前記撮影時の露光制御を行うと共に、前記測光に基づく前記第1の演算の完了前に前記第2の操作手段の操作により撮影の開始が指示された場合には、前記第1の演算よりも短い時間で第2の演算を行いその結果に基づいて前記撮影結果の画像信号の補正を行う補正工程を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  9. 前記第1の操作工程は、シャッターレリーズ部材の第1段階の操作に応じるスイッチを含み、前記第2の操作部手段は、前記シャッターレリーズ部材の第2段階の操作に応じるスイッチを含むことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置の制御方法。
  10. 前記撮影工程は、前記露出準備動作として露出制御値の演算を行うことを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置の制御方法。
  11. 前記撮影工程は、前記第1の操作工程により撮影準備が指示されてから一定時間経過する前に前記第2の操作工程により撮影開始が指示された場合には、前記露出準備動作が完了状態になる前に前記第2の操作工程の操作により露出動作の開始が指示されたと判定することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置の制御方法。
  12. 前記撮影工程は、前記露出準備動作が完了状態になる前に、前記第2の操作工程の操作により露出動作の開始が指示された場合には、前記露出準備動作より短時間に完了する第2の露出準備動作を行った後に露出動作を開始することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置の制御方法。
  13. 前記第2の露出準備動作は露出制御値の許容範囲を拡張したものであることを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置の制御方法。
  14. 前記第2の露出準備動作は、露出制御値の許容範囲の上限値を所定範囲に制限しつつ拡張したものであることを特徴とする請求項12に記載の画像処理装置の制御方法。
  15. 請求項8に記載の制御方法をコンピューターに実行させるためのプログラム。
  16. 請求項15に記載のプログラムをコンピューター読み取り可能に記録したことを特徴とする記録媒体。
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