JP4017789B2 - 皮膚洗浄料 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用性、感触、携帯性に優れた粒子状の皮膚洗浄料に関する。さらに詳しく
は、2〜12mmという大きな粒子からなる粒子状皮膚洗浄料(特に洗顔料)であるので携帯性に優れ、手に粒子を取り水で馴染ませた後に皮膚の洗浄を行うことで使用感にも優れ、特に高吸水性ポリマーを配合した場合には、手の中でエッセンス状に変化し、クレンジング効果をも有する皮膚洗浄料に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の市販の洗顔パウダーなどの粉末状洗浄料は、界面活性剤を結合剤などを用いて1mm以下に造粒したものであり、水を加えた場合に容易に石鹸水が形成され、固形石鹸や洗顔フォームと比べて泡立てるまでの手間が少ないこと、更に皮膚洗浄料の中では、さっぱり、あっさりした感触を持つことが特徴である。また、この造粒に関して、ポリアクリル酸を造粒のための結合剤として用いた洗顔パウダーが特開昭60−222405号公報や特開昭61−141797号公報などにて知られている。しかし、上記ポリアクリル酸は、単に結合剤として使用するものであって、洗浄料としての機能性を付与するものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の粉末状皮膚洗浄料の製品は、ボトル容器かポーションパック容器等に粉末を充填されているが、ボトル容器では携帯性が悪く、またポーションパック容器では生産加工コストが高く、1回毎の使用後に容器のごみが発生するなどの問題があった。また、従来の粉末状皮膚洗顔料にはデザイン的にもおしゃれな要素はなく、機能面に偏った商品となっていた。そのため、従来このジャンルの製品は、添加する有効成分で差別化を行っているが、本質的な機能の差別化が行われていなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明人らは、これらの問題に鑑み、携帯性を高めるため、従来の粉末状洗浄料の粒子径を大幅に大きくし、一回の使用に際して1〜数個の粒子を手にとり使用する形態を考案したところ、携帯性に優れるだけでなく、適切な使用量が得られることから使用性も改善することができた。そして、高吸水性ポリマーと組み合わせてみたところ、使用時にパウダーがエッセンス状のゲルに変化する結果、こくのあるリッチな感触と、肌をやさしく保護する効果を持たせることも可能となることを見出し、本発明を完成した。
【0005】
第1の本発明は、界面活性剤と高吸水性ポリマーを含む粒子状洗浄料であって、高吸水性ポリマーのイオン交換水に対する吸水率が130〜1000g/gの範囲にあり、粒子一粒の大きさが2〜12mmの範囲になるように造粒または打型し、使用時に水を加えてゲルとなることを特徴とする皮膚洗浄料にある。
【0006】
第2の本発明は、色された粒子状洗浄料であことを特徴とする皮膚洗浄料にある。
【0007】
の本発明は、 高吸水性ポリマーが、アクリル酸およびその塩、メタクリル酸、アクリルアミドから選ばれる骨格を有し、かつ架橋構造を有するポリマーであることを特徴とする上記の皮膚洗浄料にある。
【0008】
の本発明は、高吸水性ポリマーが皮膚洗浄料100重量部に対して5〜60重量部配合されていることを特徴とする上記の皮膚洗浄料にある。
【0009】
の本発明は、界面活性剤がアルキルスルホコハク酸塩、N−アシルグルタミン酸塩、アシル乳酸塩の1種以上から選ばれることを特徴とする上記の皮膚洗浄料にある。
【0010】
の本発明は、造粒または打型した粒子の形状が、球形、フットボール型(楕円体)、紡錘型、星型、ハート型、菱型、略直方体から選ばれることを特徴とする上記の皮膚洗
浄料にある。
【0011】
の本発明は、造粒または打型された多色の粒子状洗浄料が、一つの容器内に充填されていることを特徴とする上記の皮膚洗浄料にある。
【0012】
の本発明は、粒子が、造粒した子粒子をさらに造粒または打型して得られるものであることを特徴とする上記の皮膚洗浄料にある。
【0013】
の本発明は、着色された粒子が、着色された板状粉末および有機色素から選ばれることを特徴とする上記の皮膚洗浄料にある。
【0014】
10の本発明は、更にタルク、マイカ、セリサイト、カオリンおよびそれらの着色粉末から選ばれる板状粉末が皮膚洗浄料100重量部に対して、1〜30重量部含まれることを特徴とする上記の皮膚洗浄料にある。
【0015】
11の本発明は、皮膚洗浄料が、クレンジング効果を有する洗顔料であることを特徴とする上記の皮膚洗浄料にある。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳述する。本発明は界面活性剤を含む粒子状洗浄料である。本発明で用いる界面活性剤は、化粧品で使用されるものであれば、イオン性の有無に拘わらず使用可能であり、固体状の界面活性剤が好ましいが、液体状界面活性剤であっても固体状の界面活性剤や結合剤等を併用することによって固体化できれば使用可能である。界面活性剤の例としては、カルボン酸塩、スルホン酸塩、硫酸エステル塩、リン酸エステル塩等のアニオン界面活性剤、脂肪族アミン塩、芳香族四級アンモニウム塩、ピリジニウム塩、イミダゾリウム塩等のカチオン界面活性剤、ベタイン、アミノカルボン酸塩、イミダゾリン誘導体等の両性界面活性剤、多価アルコール脂肪族エステル、多価アルコールアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、含窒素誘導体等の非イオン界面活性剤、パーフルオロアルキルリン酸エステル等のフッ素系界面活性剤、ポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン系界面活性剤、ポリペプチド誘導体、糖系界面活性剤等の天然系界面活性剤等が挙げられる。この内、特にアニオン界面活性剤の一種であるアルキルスルホコハク酸塩、N−アシルグルタミン酸塩、アシル乳酸塩の1種以上からなる界面活性剤が好ましい。これらの界面活性剤は、本発明で好ましく用いられる高吸水性高分子の吸水をあまり阻害せず、なめらかなゲルを形成しながら、起泡力にも優れ、かつ皮膚刺激が少ない特徴がある。
【0017】
本発明における界面活性剤の配合量は、皮膚洗浄料100重量部に対して10〜80重量部が好ましく、さらに好ましくは15〜65重量部である。この範囲であると、洗浄性と使用感の両立が図れる。
【0018】
本発明では、上記の界面活性剤と共に生理活性成分を用いることが好ましい。生理活性成分としては、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例えば、美白成分、抗炎症剤、老化防止剤、紫外線防御剤、スリミング剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、植物抽出物等が挙げられる。
【0019】
これらの成分の例としては、例えばアシタバエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カルカデエキス、カキョクエキス、キウイエキス、キナエキス、キューカンバーエキス、グアノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、パセリエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
【0020】
また、デオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜等の生体高分子、アミノ酸、ザルコシン、N−メチル−L−セリン等のアミノ酸誘導体、多価アルコール、糖類、乳酸ナトリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイ等の保湿剤、スフィンゴ脂質、セラミド、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂質等の油性成分、ε−アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β−グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコルチゾン等の抗炎症剤、ビタミンA、B2、B6、C、D、E、パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル等のビタミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロ酢酸、4−アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分、ビタミンC、ビタミンC誘導体、アルブチン、コウジ酸、エラグ酸、油溶性カンゾウエキス、ロドデンドロール、ロドデンドロール配糖体、ラズベリーケトン、ラズベリーケトン配糖体等の美白剤、トコフェロール、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤、α−ヒドロキシ酸およびその塩、β−ヒドロキシ酸およびその塩等の細胞賦活剤、γ−オリザノール、ビタミンE誘導体等の血行促進剤、レチノール、レチノール誘導体等の創傷治癒剤、ヒノキチオール、カンフル、l−メントール、γ−アミノ酪酸等が挙げられる。
【0021】
これらの成分の中でも、洗浄効果、感触、洗浄後の皮膚機能亢進等の点から、特に酵素、保湿剤、美白剤、抗酸化剤、α−ヒドロキシ酸およびその塩(ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、有機アミン塩等)、陸上植物、海藻の植物抽出物から選ばれる一種以上の生理活性成分が好ましい。ここで、本発明で用いる酵素としては、パパインなどのプロテアーゼやリパーゼなどが好ましいが、特に好ましくはパパインがコスト、供給面に優れることから挙げられる。さらに、酵素は固定化、修飾、高分子への埋包など安定性向上のための操作が行われていることが好ましい。例えば、高分子や高分子ゲル中に固定化したりする方法が挙げられる。本発明で酵素を用いる場合の配合量は、最低限酵素の活性が確認できる量が配合されていることが好ましい。酵素の配合量は酵素の活性に依存するため一概には言えないが、皮膚洗浄料100重量部に対して、酵素重量換算で0.01重量部以上、好ましくは0.1重量部以上配合してあることが好ましい。
【0022】
本発明における酵素以外の前記生理活性成分の配合量は、その有効成分濃度により異なるが、皮膚洗浄料100重量部に対して、0.001〜30重量部が好ましく、さらに好ましくは0.1〜20重量部である。
【0023】
本発明では、界面活性剤と共に高吸水性ポリマーを用いることが好ましい。本発明で用いる高吸水性ポリマーは、水を吸水し膨潤するが水不溶性のポリマーであり、イオン交換水に対する吸水率として130〜1000g/g(ポリマー重量)の範囲にあるものが感触的に好ましく、さらに好ましくは180〜300g/g(ポリマー重量)の範囲にあるものが好ましい。吸水率が130g/g未満では吸水時でも感触が硬くなる場合がある。また、1000g/gを超えると、粒子状皮膚洗浄料に水を加えた時に、高吸水性ポリマーが水を吸いすぎるためにエッセンス状の感触となりにくい場合がある。この領域であれば、界面活性剤など吸水倍率に影響のある要素を考慮しても、エッセンス状の外観を形成し、感触を改善するのに適している。尚、本発明でいう吸水率とは、25℃のイオン交換水100gに試料0.2gを攪拌しない状態で加え、10分経過後、80メッシュのナイロン網でろ過し、10分間水切りをした後の重量を5倍(1gあたりの吸水率に変換)して測定した値を言う。
【0024】
また、高吸水性ポリマーのゲル強度が0.10×1000〜0.35×1000N/m2の範囲にあるものが好ましい。この範囲であると、水を加えたときの感触が優れる。ここで言うゲル強度は、飯尾電気製のカードメーター(CURDMETER MAX型)を用いて測定した値である。イオン交換水60gに試料0.6gをマグネチックスターラーで攪拌しながら加え、100倍のゲルを作製し、これを30℃のインキュベーター中で8時間放置後、上記カードメーターを用いてゲル強度の測定を行う。
【0025】
本発明で用いる高吸水性ポリマーの形状としては、球状、不定形状、板状、不定形状等が挙げられるが特に問わない。また、本発明で用いる高吸水性ポリマーの粒子径としては、乾燥時の粒径としては、0.1〜1000ミクロンが好ましく、さらに好ましくは0.5〜500ミクロンである。この領域であればゲル化が効果的に行える。粒子径が0.1ミクロン未満では経済的に好ましくなく、また1000ミクロンを超えると、ゲル化時に高吸水性ポリマーのみが水を吸ってしまい感触が悪化する場合がある。さらに、本発明で用いる高吸水性ポリマーのイオン交換水吸水時の粒子径としては、50ミクロン〜2mmの範囲にあることが好ましく、さらには50〜1mmの範囲にあること好ましい。この範囲にあれば感触的になめらかで好ましい特徴が得られる。粒子径が2mmを超えると、スクラブ感が発生するので好ましくない。本発明の高吸水性高分子は、吸水倍率が高く、かつ微架橋のタイプを使用するため、一度吸い込んだ水は圧力などにより再び排出する傾向を有し、また形状も崩れやすい(スクラブ感を有さないか、もしくはスクラブ感が僅かである)特徴を持つ点が従来の紙おむつなどに使用されてきた吸水性高分子と異なる点である。
【0026】
本発明で用いる高吸水性ポリマーは、アクリル酸、メタクリル酸およびその塩、アクリルアミド、ビニルピロリドン、ビニルアルコール、ビニルメチルエーテル、2−ヒドロキシメタクリレート、スチレンスルホン酸およびその塩、2−メタクリロイルエタンスルホン酸およびその塩、N−置換メタアクリルアミド、ポリエチレンオキシドメタクリル酸エステル、酢酸ビニル、無水マレイン酸等の1種または2種以上の(共)重合体、カラギーナン、ゼラチン、寒天、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ビスコース、エチルセルロース等で架橋構造を有するものが挙げられる。この内、特にアクリル酸およびその塩、メタクリル酸、アクリルアミドから選ばれる骨格を有し、架橋構造を有するものが好ましい。さらに好ましくはアクリル酸およびその塩を微架橋させたものが好ましい。尚、合成方法、架橋剤(例えば、エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル等のエポキシ系架橋剤、N’,N’−メチレンビスアクリルアミド等の架橋剤)の使用などは常法に従ったもので充分である。また、合成後の粉砕・分級時にタルクなどの板状粉体を配合することも可能である。本発明で用いる高吸水性ポリマーの吸水性、ゲル強度は、上記単量体と架橋剤の種類と量比によって調整できる。
【0027】
本発明での高吸水性ポリマーの配合量としては、皮膚洗浄料100重量部に対して5〜60重量部が好ましく、さらに好ましくは15〜55重量部である。この範囲であれば、感触と洗浄力を両立できる。高吸水性ポリマーの配合量が5重量部未満では、感触に与える効果が少なく、かつエッセンス状のゲル化の度合いが少なくなる場合があり、60重量部を超えると、相対的に界面活性剤の配合量が減るため、洗浄力の低下などの問題が発生する場合がある。
【0028】
本発明では界面活性剤を何らかの形で造粒または打型してあることが必要である。これは界面活性剤の凝集を防ぎ、かつ界面活性剤の粉末の飛散による人体内部への吸入刺激を抑制するためである。造粒の方法としては、スプレードライヤーを用いる方法、送風流動造粒装置を用いる方法、ヘンシェルミキサーやスーパーミキサーを造粒装置として用いる方法などが挙げられる。造粒ための結合剤としては、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドンカルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、カゼイン、ぺクチン、デンプン、アルギン酸ナトリウム、ローカストビーンガム、カラギーナン、寒天、ヒドロキシアパタイトなど既知の水溶性ポリマー、多価アルコール類、糖類等が好ましい。また、造粒する場合には、界面活性剤と同時にタルク、アルミン酸ケイ酸ナトリウム、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等の粉体等の第3の成分と共に造粒することが好ましい。また、打型の方法としては、界面活性剤、必要によっては結合剤等を混合したものを一定形状の雌形金型内に投入した後、雄型金型で圧縮するなどの打型方法が挙げられる。
【0029】
本発明の皮膚洗浄料は、界面活性剤と上記の各成分を、造粒または打型により、粒子の一粒の大きさ(不定形の場合は短径とする。)を2〜12mmの大きさとした粒子からなる。その中でも3〜10mmの範囲の粒子の大きさが好ましく、さらに好ましくは4〜8mmの範囲が好ましい。この大きさであると、粒子1粒〜数粒を手にとることが可能であり、洗浄料の使用量のコントロールが行いやすい。特に、高吸水性ポリマーを使用した場合には、洗浄料の量が少ないと高吸水性ポリマーの効果が得られにくい問題があるが、この大きさであれば使用量がコントロールできるため好ましい。
【0030】
本発明の皮膚洗浄料において、界面活性剤と上記の各成分を造粒または打型する場合、特に使用時の感触や溶解性等の点から、球形、フットボール型(楕円体)、紡錘型、星型、ハート型、菱型、略直方体の形状が好ましい。
【0031】
本発明の皮膚洗浄料において、界面活性剤と上記の各成分を造粒または打型する場合、水溶性または非水溶性の結合剤、表面コート剤、着色成分、板状粉体から選ばれる成分を使用することが好ましい。さらに、着色成分を含み、粒子ごとに色を変化させた多色の粒子が一つの容器内に設置、または充填し収納されていることが好ましい。着色成分としては、酸化鉄、水酸化鉄、酸化コバルト、酸化セリウム、群青、紺青等の有色顔料、天然色素を含む有機色素、有色顔料や有機色素をコーティングした着色板状粉末などが挙げられる。この内、有機色素や着色板状粉末の使用が好ましい。板状粉末としては、例えばタルク、マイカ、セリサイト、カオリンが挙げられる。
【0032】
また、本発明の皮膚洗浄料において、界面活性剤と上記の各成分を造粒または打型する場合に、造粒した子粒子をさらに造粒または打型して粒子を得ることが好ましい。この場合、界面活性剤が飛散して使用時に吸入して刺激となったり、製造時に界面活性剤が飛散したりすることが大幅に低減できるメリットがある。
【0033】
また、本発明の皮膚洗浄料において、界面活性剤と上記の各成分を造粒または打型する場合、特に造粒する場合には、界面活性剤と共にタルク、マイカ、セリサイト、カオリンの板状粉末およびそれらの着色物、またはシリカ、アルミナから選ばれる粉末、好ましくは感触に優れるタルク、マイカ、セリサイト、カオリンの板状粉末およびそれらの着色物が皮膚洗浄料100重量部に対して、1〜30重量部含まれることが好ましい。この範囲であると、粒子同士が密着してしまう現象を軽減することができる。
【0034】
本発明の皮膚洗浄料では、上記の各成分以外に、通常化粧料に用いられる油剤、防腐剤、香料、塩類、キレート剤、中和剤、pH調整剤、他の粉体等の成分を使用することができる。特に粉体としては、高吸水性ポリマーを用いない場合では、各種の化粧品で使用可能な粉末、特にナイロン、ポリメタクリル酸メチル、ポリウレタン、シルク、シリカビーズ等の球状粉末を使用すると感触に特徴のある製品が得られる場合が多い。
【0035】
本発明の皮膚洗浄料は、上記の各成分を一定の大きさに造粒または打型して得られる。造粒する際には、市販の造粒装置を用いて造粒することが好ましい。この際に、水、低級アルコールを使用することが可能である。特に回転する円盤を用いて、球状に造粒する方法が好ましい。
【0036】
本発明で高吸水性ポリマーを用いた場合には、メイクアップ化粧料等の化粧料を洗い落とすクレンジング効果に優れた製品が得られる特徴がある。なお、本発明の皮膚洗浄料とは、顔面の洗浄以外に、頭髪・頭皮、全身、人体の局所の洗浄料を含むものである。
【0037】
【実施例】
以下、実施例及び比較例によって本発明を詳細に説明する。また、実施例及び比較例で得られた皮膚洗浄料の各種特性に対する評価方法を以下に示す。
【0038】
(1)有用性評価
専門パネラーを各評価品目ごとに10名ずつ用意し(但し、品目によりパネラーが重複する場合もある)、表1に示す評価基準に従って評価を行い、全パネラーの合計点数を以て評価結果とした。従って、点数が高いほど評価項目に対する有用性が高いことを示す。(満点:50点)
【0039】
(表1)
基 準 点 数
--------------------------------------
効果が高く感じられる 5
効果が感じられる 4
効果がやや感じられる 3
効果がわずかしか感じられない 2
効果が感じられない 1
【0040】
実施例1 洗顔パウダー
高吸水性ポリマーとして、ポリアクリル酸・ポリアクリル酸ナトリウムの共重合体からなり、メチレンビスアクリルアミド0.01重量%を用い微架橋を行った高吸水性ポリマーであって、乾燥時の粒子径が200メッシュパスであって、吸水率が225倍(g/g)であり、ゲル強度が0.258×1000N/m2で、イオン交換水吸水時(220倍吸水時)の平均粒子径が約500ミクロンのものを用いた。まず、表2に示す組成物を事前にヘンシェルミキサーを用いて0.2重量%のポリアクリル酸を結合剤として用いて造粒し、混合粒子Aを得た。次に、表3に示す処方に従い、酵素はパパイン酵素15重量%をヒドロキシプロピルセルロース中に内包した酵素パウダーを用い、キウイエキス、ハイビスカスエキスはそれぞれ10重量%の抽出エキスを、食用色素と共に上記高吸水性ポリマーに吸収させた後、乾燥させた着色粒子を用い、0.4重量%のポリアクリル酸・ポリメタクリル酸共重合体を結合剤として用いて、球状で、平均直径7mmに造粒した。表2の着色タルクの色を赤、ピンク、黄、緑、青、白(無着色のタルクを使用)の6色を用意し、それぞれの造粒した粒子を得た後、乾燥し、ついでコンパクト型容器に各色をランダムに選択してセットし、製品とした。
【0041】
(表2)
混合粒子Aの組成
成 分 配合量(重量%)
--------------------------------------------------------
スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム 残量
着色タルク 3
タルク 7
ラウロイルメチルタウリンナトリウム 10
2−アルキル−N−カルボキシメチル−N
−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン 6
防腐剤 適量
【0042】
(表3)
成 分 配合量(重量%)
--------------------------------------------------------
高吸水性ポリマー 45
混合粒子A 残量
酵素パウダー 3
キウイエキスパウダー 1
ハイビスカスエキスパウダー 1
タルク 5
【0043】
比較例1
実施例1の混合粒子Aの造粒と、表3の成分の造粒を実施せず、各成分を単純に混合して、平均粒子径2mm未満の洗顔パウダーを得た。ボトルに充填して製品を得た。
【0044】
比較例2
実施例1の組成を維持したまま、表3の造粒を実施せずに、平均粒子径を約1mmとしたものを作製し洗顔パウダーを得た。ボトルに充填して製品を得た。
【0045】
比較例3
実施例1の表3の成分の造粒時の結合剤の量を1重量%に増量し、平均粒子径で15mmの不定形状粒子を得た。ガラスびんに入れて製品とした。
【0046】
表4、5に実施例及び比較例の評価結果を示す。
【0047】
(表4)
携帯性に優れる 使用性に優れる おしゃれである 使用時に刺激がない
----------------------------------------------------------------------------
実施例1 50 43 47 46
比較例1 10 10 10 10
比較例2 10 36 10 47
比較例3 10 10 28 48
【0048】
(表5)
感触がなめらか 肌がなめらかになる
------------------------------------------
実施例1 43 42
比較例1 37 34
比較例2 42 42
比較例3 30 26
【0049】
本実施例および比較例は、手のひらにサンプルを適量とり、これに水を加えてゲル化させた後、このゲルを用いて洗顔とマッサージを行い、水洗いするというコースで試験を実施した。表4および表5の結果より、実施例1は各比較例と比べて携帯性、使用性に優れ、かつ外観がカラフルでおしゃれに見え、安全性に問題がなく、かつエッセンス状に変化し、感触に優れていることが判った。これに対して比較例1は造粒を行わなかった場合であるが、界面活性剤の粉末の刺激により、せき込むなどの例が多く発生し問題であった。比較例2は1mm程度に造粒した例であるが、活性剤による刺激はなく、使用感も優れていたが、面白さ、おしゃれといった点で評価が悪かった。比較例3は大きく造粒した例であるが、大きすぎて吸水量が多くなり、ハンドリングが悪かったため、全般に結果が悪くなった。また、実施例1はファンデーションのクレンジング効果にも優れていた。
【0050】
【発明の効果】
以上のことから、2〜12mmという大きな粒子からなる本発明の皮膚洗浄料(特に洗顔料)は、携帯性に優れ、手に粒子を取り水で馴染ませた後に皮膚の洗浄を行うことで使用感にも優れ、特に、高吸水性ポリマーを配合した場合には、手の中でエッセンス状に変化し、クレンジング効果も有することは明らかである。

Claims (11)

  1. 界面活性剤と高吸水性ポリマーを含む粒子状洗浄料であって、高吸水性ポリマーのイオン交換水に対する吸水率が130〜1000g/gの範囲にあり、粒子一粒の大きさが2〜12mmの範囲になるように造粒または打型し、使用時に水を加えてゲルとなることを特徴とする皮膚洗浄料。
  2. 色された粒子状洗浄料であことを特徴とする請求項1に記載の皮膚洗浄料。
  3. 高吸水性ポリマーが、アクリル酸およびその塩、メタクリル酸、アクリルアミドから選ばれる骨格を有し、かつ架橋構造を有するポリマーであることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の皮膚洗浄料。
  4. 高吸水性ポリマーが皮膚洗浄料100重量部に対して5〜60重量部配合されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の皮膚洗浄料。
  5. 界面活性剤がアルキルスルホコハク酸塩、N−アシルグルタミン酸塩、アシル乳酸塩の1種以上から選ばれることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の皮膚洗浄料。
  6. 造粒または打型したものの形状が、球形、フットボール型(楕円体)、紡錘型、星型、ハート型、菱型、略直方体から選ばれることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の皮膚洗浄料。
  7. 造粒または打型された多色の粒子状洗浄料が、一つの容器内に収納されていることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の皮膚洗浄料。
  8. 粒子が、造粒した子粒子をさらに造粒または打型して得られるものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の皮膚洗浄料。
  9. 着色された粒子が、着色された板状粉末および有機色素から選ばれることを特徴とする請求項2〜8のいずれか1項に記載の皮膚洗浄料。
  10. 更にタルク、マイカ、セリサイト、カオリンおよびそれらの着色粉末から選ばれる板状粉末が皮膚洗浄料100重量部に対して、1〜30重量部含まれることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の皮膚洗浄料。
  11. 皮膚洗浄料が、クレンジング効果を有する洗顔料であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の皮膚洗浄料。
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