JPS63139108A - 皮膚化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は、含水アルギン酸カルシウムからなる弾性を有
する小球状物質を配合してなる、マツサージ効果、清浄
効果、整肌効果及び使用感に優れた皮膚化粧料に関する
。

（従来技術） 従来より、皮膚のマツサージ効果、整肌効果或いは洗浄
効果を高めるべく小粒子の果枝の粉砕物、合成ｋｌ　脂
粒子（例えば、７ブリコツトの核粉砕物、ポリエチレン
粒子）等が配合されたマツサージクリーム、クレンジン
グクリーム、クリーム状洗顔料などの皮膚化粧料が市販
されている。

また、特開昭５１−１２１５８０号公報には、「ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリスチロール等の合成樹脂
、又はこれらの発泡体、焼結体、中空体或いはアルミニ
ウムの如き軽金属等の球状物を配合する化粧料。」が提
案されている。

しかＬｌこれらの粉砕物及び小球状物は、硬い素材で形
成されているので、それらを配合した化粧料を皮膚に塗
布して手指でマツサージをする時に、ゴロゴロしたり、
ザラザラするなどの異和感を生じ、積極的にマツサージ
を行うには皮膚の痛みを伴うなど、好ましい使用感を得
られない欠点を有していた。

（発明の開示） そこで、本発明者は、上記の事情に鑑み鋭意研究した結
果、後記特定の弾性を有する小球状物質に皮膚に違和感
あるいは痛みを与えることなく、使用感に優れ、マツサ
ージ効果、洗浄効果及び整肌効果を＾めることを見出し
、本発明を完成した。

（発明の目的） 本発明の目的は、肌に対するマツサージ効果、壜浄効果
、整肌効果、及び使用感に優れた皮膚化粧料を提供する
にある。

（発明の構成） 即ち、本発明はアルギン酸のアルカリ金属塩の水溶液を
無機酸または有機酸のカルシウム塩の水溶液ｌヒ混合す
ると生成する含水アルギン酸カルシウムからなる小球状
物質を配合してなる皮膚化粧料である。

（構成の具体的な説明） 本発明に使用するアルギン酸のアルカリ金属塩は公知の
物質で例えばアルギン酸カリウム、７ルイン酸ナトリウ
ム等が挙げられる。

その分子量に関しては通常５，０００〜４００，０００
のものが供せられているが本発明に於いてはｔｏｏ、ｏ
ｏｏ〜４００，０００のものが好ましく、後述の優れた
弾性小球状物質が得られる。

アルギン酸のアルカリ金属塩水溶液中のアルギン酸アル
カリ金属塩の濃度は、０．１〜８嵐量％（以下ｗｔ％と
略記する）である。０．１　ｗｔ％よりも少ないと、上
記水溶液の粘度が低すぎるため、後記小球状物質の外径
を０．０５　ｍｍ以上とすることが、困難となる。又８
ｗｔ％を超えると、粘度が高すぎるため、小球状物質の
外径を５　ｍｍ　より小さくすることが困難となる。

本発明に使用する無機酸または有機酸のカルシウム塩と
しては、例えば、硫酸カルシウム、塩化カルシウム、ク
エン酸カルシウム、リン醒カルシウム等の水溶性カルシ
ウム塩が挙げられる。

その水溶液中の濃度は、０．１〜１０ｗｔ％であって、
所定量のアルギン酸アルカリ金属塩と反応してアルギン
酸カルシウムに転換するに充分なるカルシウム濃度にす
ることが必要である。

本発明に使用する含水アルギン酸カルシウムからなる小
球状物質の製造方法の一例は、次の通りである。

■　アルギン酸アルカリ金属塩の水浴液と、有機酸また
は無機酸のカルシウム塩水ｍ液をそれぞれ鉤裂する。

■　上記カルシウム塩水溶液中に、攪拌しながら、アル
ギン酸アルカリ金属塩水溶液をノズルから断続的に、所
定の大きさの小球状物質が生成するように滴下する。

■　滴下終了後、３０〜６０分間攪拌を行ない、含水し
た水不溶性アルギン酸カルシウムからなる小球状物質を
得られる。

（４）沈澱した上記小球状物質を炉別し、水で洗浄する
。

この様にして得られた含水アルギン酸カルシウムからな
る小球状物質を、本発明では含水状態または一部乾燥し
た状態で配合使用する。その含水箪は通常５０〜９０ｗ
ｔ％で、比重は１ｙ７ｍｇである。

また、その小球状物質の外径は０．０５〜５　ｍｍであ
る事が好ましい。外径がＣ１，０５ｍｍより小さいと、
皮膚のマツサージ効果や整肌効果が充分でなく、また５
　ｍｍを超えると、粒子が大きすぎるために肌に違和感
を感じたり、化粧料のすべりが悪かったりする。

本発明の皮膚化粧料を得るには、上記の小球状物質を公
知のクレンジングゲル、クレンジングクリーム、マツサ
ージクリーム、クリーム状洗顔料等に通常の方法で配合
すればよく、その配合量は当該皮膚洗浄用化粧料の総量
を基準として１〜１０ｗｔ％が好適である。１ｗｔ％未
満ではマツサージ効果及び洗浄効果が充分に得られず、
１０ｗｔ％を超えては、当該化粧料の剤型を整えること
が困難であるばかりか、マツサージの時に皮膚に異和感
を生じて好ましい使用感とならない。

また、小球状物質には他の原料であるセルローズパウダ
ー、シルクパウダー、ナイロンパウダー等の繊維粉末、
香料、着色料、皮膚栄養剤、抗酸化剤、硫黄粉末等を必
要に応じて配合することも可能である。

（実施例） 以下実施例に関し【説明する。

実施例に記載の評価試験を下記の通り実施した。

（１）マツサージ効果、清浄効果及び整肌効果の評価試
験 メイクアップ料を使用し【いる２０名の女子被試験者に
よっズ、朝夕１回ずつ１ケ月間、顔面の左右片側番こそ
れぞれ各別に実施例と比較例の試料を約０．５ノ塗布し
、通常の方法でマツサージと洗顔を実施した。その後、
被試験者本人が一対比較法で、１−マツサージの感触」
、「清浄効果」、「整肌効果」等の評価項目を評価した
。

評価結果は、上記の各評価項目に関し、比較例より実施
例の方が１マツサージが気持艮い。」、「メイクアップ
料が良く洗い落せて肌がさっばりした。」、［肌が滑ら
かとなり、肌の張りと艶が改善した。」と回答した者の
人数で示した。

製造例１〜４ 含水アルキン醒カルシウムからなる小球状物質の製造 第１表に示す種々の水溶性カルシウム塩とアルギン酸塩
とより、本発明に用いる前記の小球状物質を下記の通り
製造した。

■　水溶性カルシウム塩の４ｗｔ％水溶液１０１００Ｏ
の中へ撹拌しながら、アルギン酸塩０．５ｗｔ％水溶液
１００　ｍｌを注射器から所定の大きさになるように断
続的に押し出して滴下する。

■　４５分間攪拌後沈澱物を濾過して水洗した。

第　　　１　　　表 尚得られた小球状物質はフルイを用いて選別し、種々の
外径を有する小球状物質を得た。

　７　一 実施例１〜８．比較例１〜２ 〔クレンジンググル〕 下記の基本組成の中で小球状物質に、第２表に記載の如
く前記製造例の小球状物質及びアプリコツトの核粉砕物
を適用して各クレンジンググルを調製した。

（１）基本組成 （原料成分）　　　　　（配合量ｗｔ％）■小球状物質
等　　　　　　　第２表に記載■ポリビニルアルコ−／
Ｌ／　　　　　　　０．２■グリセリン　　　　　　　
　　　５．０■メチルパラベン　　　　　　　　　０．
１■ジイソプロパツールアミン　　　０．７■　　　　
水　　　　　　　　　総量を１００％とする残量（２）
調製方法 原料成分■の水に成分■〜■を順次溶解せしめた後、成
分■の小球状物質等を攪拌しながら均一に混合して各ク
レンジングゲルを調製した。

尚、アプリコツト核粉砕物は化粧料用原料として市販さ
れているものを適用した。

（３）特性 比較例１と実施例１，２、また比較例２と実施例８とを
各々一対比較して、前記の如く各評価項目に関して評価
した結果を第２表に記載した。

比較例ＩＧ二対して実施例１．２は明らかにマツサージ
の感触と整肌効果に優れてマツサージ効果が高いと共に
清浄効果も高いことが明らかに認められる。また、比較
例２の従来のアプリコツト核粉砕物はマツサージ時に肌
がチクチクして痛みをも生じて、積極的にマツサージが
出来ず、実施例８の方が顕著に良好な効果を示した。

実施例４〜６．比較例８ 〔クリーム状洗顔料〕 実施例１と同様に第２表に記載の如く製造例の小球状物
質を適用して各クリーム状洗顔料を調製した。

（１）基本処方 （原料成分）　　　　　（配合蓋ｗｔ％）０小球状物質
等　　　　　　第２表に記載（２）　　１１製方法 成分（４）、（８）を各々加熱溶解して温度を８０’０
にする。成分（ロ）に成分（４）を攪拌しながら徐々に
注入した後、１５分間攪拌する。攪拌しながら冷却し、
温度が４０℃になった時に小球状物質等を添加して、更
に８０’Ｃになるまで冷却する。

（３）特性 比較例８と実施例４〜６とを各々一対比較して、各評価
項目に関して評価した結果を第２表に記載した。

比較例３と比較して、本発明のクリーム状洗顔料は、マ
ツサージ効果、ヲ贋浄効果、整肌効果に優れたものであ
った。

実施例７．比較例４ 〔マツサージクリーム〕 第２衣に記載の如く製造例の小球状′＃質及びポリエチ
レン粒子を適用して各マツサージクリームを調製した。

（１）基本処方 （原料成分）　　　　　（配合量ｗｔ％）０小球状物質
等　　　　　　１２表に記載１ｌ− （２ン　調製方法 成分−，（６）を各々加熱溶解して温度を８０°Ｃにす
る。成分−に成分（６）を撹拌しながら注入し、均一な
乳化物を得、次いで撹拌しながら４０°Ｃまで冷却した
後、製造例の小球状物質或いはポリエチレン流子を均一
に攪拌混合せしめ、更に８０°Ｃまで冷却した。

尚、ポリエチレン粒子は市販の化粧料用原料であるもの
を適用した。

（３）特性 比較例４はマッサージ時に皮膚に違和感を生じ積極的に
マツサージを行うには皮膚に痛みを与える。実施例７の
方が各評価項目に関して良好なる結果を得た。

（以下余白） 第　　　２　　　表 （発明の効果） 以上に記載の如く、本発明は、マツサージ効果と清浄効
果に優れ、老化した角質層を積極的に取り除いて、皮膚
を滑らかにすると共に皮膚の張りと艶を改善する整肌効
果を有し、更には美しい外観を呈する、有用なる皮膚化
粧料を提供することは明らかである。

ｌｂ−

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）アルギン酸のアルカリ金属塩の水溶液を、無機酸
   または有機酸のカルシウム塩の水溶液と混合すると生成
   する含水アルギン酸カル シウムからなる小球状物質を配合してなる皮膚化粧料。
2. （２）上記の小球状物質が、外径が０．０５〜５ｍｍの
   ものである特許請求の範囲第（１）項に記載の皮膚化粧
   料。