JP4016047B2 - 回転電機の回転子およびその製造方法 - Google Patents

回転電機の回転子およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4016047B2
JP4016047B2 JP2006015743A JP2006015743A JP4016047B2 JP 4016047 B2 JP4016047 B2 JP 4016047B2 JP 2006015743 A JP2006015743 A JP 2006015743A JP 2006015743 A JP2006015743 A JP 2006015743A JP 4016047 B2 JP4016047 B2 JP 4016047B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
claw
shaped magnetic
rotor
permanent magnet
magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006015743A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007202252A (ja
Inventor
直秀 前田
暢彦 藤田
淑人 浅尾
隆広 園田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2006015743A priority Critical patent/JP4016047B2/ja
Publication of JP2007202252A publication Critical patent/JP2007202252A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4016047B2 publication Critical patent/JP4016047B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Synchronous Machinery (AREA)

Description

この発明は、回転電機の回転子およびその製造方法、特に、車両用回転電機の回転子構造およびその製造方法に関するものである。
従来技術においても、その回転電機の回転子の全体構成は、この発明による実施の形態1において図1および図2に示す回転電機の回転子の全体構成と同様である。
図1に示すように、この回転電機は、アルミニウム製のフロントブラケット1およびリヤブラケット2から構成されたケース3と、このケース3内に設けられ、一端部にプーリ4が固定されたシャフト6と、このシャフト6に固定されたクローポール型の回転子7と、回転子7の両端面に固定されたファン5と、ケース3内の内壁面に固定された固定子8と、シャフト6の他端部に固定され回転子7に電流を供給するスリップリング9と、スリップリング9に摺動する一対のブラシ10と、このブラシ10を収納したブラシホルダ11と、固定子8に電気的に接続され固定子8で生じた交流を直流に整流する整流器12と、ブラシホルダ11に嵌着されたヒートシンク19と、このヒートシンク19に接着され固定子8で生じた電力の大きさを調整するレギュレータ20とを備えている。
回転子7は、電流を流して磁束を発生する円筒状の回転子巻線13と、この回転子巻線13を覆って設けられ、その磁束によって磁極が形成されるポールコア14とを備えている。固定子8は、固定子コア15と、この固定子コア15に巻回され、回転子7の回転に伴って回転子巻線13からの磁束の変化で交流が生じる固定子巻線16とを備えている。ポールコア14は、一対の交互に噛み合った第1のポールコア体21および第2のポールコア体22から構成されている。ポールコア体21およびポールコア体22は通常鉄製であり、回転子巻線13が巻装される円筒部21e,22eと、この円筒部21e,22eが突設された円盤状の根元部21k,22kより成る。根元部21k,22kの外縁には、回転子巻線13の外周と固定子8の内周との間の位置に、相互に噛み合う爪状磁極23,24をそれぞれ複数有している。上記爪状磁極23,24は、根元部21k,22k側の厚みおよび幅が大きく、先端部にいくに従って厚みおよび幅が細くなる形状である。爪状磁極23,24の内径面23a,24aは、先端にいくにつれ厚みが薄くなり、外周面23b,24bは、固定子8の内径面に沿った弧状である。爪状磁極23,24は回転子7の周方向に対して台形状の2つの側面23c,24cを有する。各爪状磁極23,24は、その先端を向かい合わせて交互に噛み合わせられるので、爪状磁極23,24の内径面23a,24aの傾斜が周方向に互い違いで並ぶことになる。また、爪状磁極23,24の側面23c,24cは、根元側から先端側にいくにつれて先端側が細くなるように爪状磁極23,24の中心側に傾いている。
従来技術では、爪状磁極を持つポールコア体を噛み合わせた回転子を有する回転電機の出力を向上させる技術として、回転子の周方向に隣りあって配置される爪状磁極間に永久磁石を装着する技術が知られている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
ポールコアの爪状磁極に磁束漏洩防止用あるいはポールコアの磁気飽和緩和用の永久磁石を装着する製造方法に関するものである。
特許文献1:特許2865091号公報では、永久磁石を磁石保持部材によって周方向に連結した組立体とし、この組立体をポールコアに装着するという構成を採用している。 特許文献2:特許3144567号公報では、爪状磁極に鍔部を付け、ポールコアを噛み合わせることで磁石固定部が構成され、軸方向にある開口部から永久磁石を挿入することで回転子を製造する。また、永久磁石の軸方向からの脱落防止のための保持部材として回転子の軸方向端部にプレートを取付けている。
特許第2865091号公報 特許第3144567号公報
このような回転電機では、回転子巻線に電流を流してポールコアおよび爪状磁極に磁束を発生させ、エンジンなど外部からの回転力によって回転子を回転させることで、固定子巻線に鎖交する磁束を時間変化させ、その結果固定子巻線に起電力を発生させて発電させることができ。逆に、固定子巻線の各相に接続されたそれぞれの端子に交互に電圧を印加して電流を流すことにより固定子に回転磁界を発生させ、固定子の回転磁界が回転子を電磁力で回転させることで電動機として使用することもできる。
これら回転電機の出力は回転子と固定子に発生する磁束量に関係する。永久磁石が装着されていない回転子では爪状磁極側面や爪状磁極内周面から隣りあう爪状磁極に漏洩する磁束が生じている。これらの漏洩磁束は固定子巻線と鎖交しない、あるいは固定子との電磁力を発生させないために回転電機の出力には寄与せず、回転電機の出力効率を下げる。また、出力を上げるために回転子巻線の電流を増加させるとポールコアを通過する主磁気回路の磁束量が大きくなるためにポールコアの磁気回路の断面積が小さな部分で磁気飽和が発生して出力が飽和してしまう。
このため、爪状磁極間の漏洩磁束を妨げる向きに永久磁石を配置することで漏洩磁束を減少させ、また、永久磁石により主磁気回路に回転子巻線の作る起磁力とは逆方向の起磁力を印加してポールコアの磁気飽和を緩和させて有効磁束量を増加させ、出力を向上させるという手段が取られている。複数の永久磁石を爪状磁極間に配置する場合の保持方法や製造方法として、例えば特許文献1:特許2865091号公報では永久磁石を磁石保持部材に組付け、磁石保持部材を連結して組立体とし、組立体をポールコアに組付ける方法をとっている。
しかし、磁石保持部材を周方向に延ばして連結しているために複数の永久磁石が一定の間隔で離間されており、片側のポールコア体の爪状磁極間寸法ばらつきや、ポールコア体を組み合わせた後の隣り合う爪状磁極の永久磁石装着部の寸法ばらつきを小さくしなければ、磁石組立体が装着できない問題がある。寸法のばらつきを小さくするためには、切削加工や組立後の後加工を行う必要があり、ポールコアを安価に製造できる鍛造加工のみで加工を完了することができず高価となってしまう。
また、永久磁石が装着できない問題を解決するために寸法ばらつきを考慮して磁石組立体を小さめに製作すると、組立体と爪状磁極の隙間が大きくなりすぎてしまうので永久磁石が爪状磁極の側面から離間し漏洩磁束を低減するという効果が得られなくなる。また、永久磁石が爪状磁極の側面から離間すると、遠心力や振動により永久磁石ががたつき、磨耗したり破損に至ったりする問題がある。
さらに、隙間ができる問題を解決するために磁石保持部材を変形可能な材料で構成すると、磁石保持部材は回転子の回転によって発生する永久磁石の遠心力を受けるために、樹脂などの変形可能な柔らかい材料では強度が不足してしまう。このため降伏応力の高いバネ用ステンレス鋼や工具鋼などの高強度材が必須となるが、周方向に延在しかつポールの凹凸に沿うような形状をプレス加工により精度良く製作するのは困難であり、磁石組立体が装着できない問題がある。
特許文献2:特許3144567号公報では、爪状磁極に鍔部を付けて、ポールコアを噛み合わせることで磁石固定部を形成している。爪状磁極に鍔部を付けるためには従来の鍛造加工のみでは困難であり、切削加工を行う必要があり高価となる。また開口部からの永久磁石の脱落を防止するための保持部材を付けるなどの対策が必要である。
この特許文献2:特許3144567号公報では、回転子両端に付けられている冷却ファンの下にプレートを取付ける例を挙げている。しかしこのプレートが永久磁石の脱落を防止すると同時に回転子周辺部の空気の流れを阻害してしまうために、回転子の冷却効果が悪くなり、永久磁石への熱による悪影響の懸念がある。
この発明は、磁石保持部材による永久磁石の爪状磁極への装着を厳格な寸法精度の必要なく確実に行える回転電機の回転子およびその製造方法を提供しようとするものである。
この発明に係る回転電機の回転子では、磁束を発生する回転子巻線と、この回転子巻線を覆って設けられ交互に噛み合うように突出される爪状磁極をそれぞれ有する第1のポールコア体および第2のポールコア体を組み合わせて構成されたポールコアと、前記爪状磁極の両側面側に配置され隣り合う爪状磁極の側面間の漏洩磁束を低減するとともにポールコアの磁気飽和を緩和させて磁束を増加させる永久磁石と、前記爪状磁極の延在方向に順次配設される複数の磁石保持部材とを備え、前記複数の磁石保持部材を共通の前記爪状磁極に装着し前記永久磁石を前記爪状磁極に保持するものである。
この発明に係る回転電機の回転子の製造方法では、磁束を発生する回転子巻線と、この回転子巻線を覆って設けられ交互に噛み合うように突出される爪状磁極をそれぞれ有する第1のポールコア体および第2のポールコア体を組み合わせて構成されたポールコアと、前記爪状磁極の両側面側に配置され隣り合う爪状磁極の側面間の漏洩磁束を低減するとともにポールコアの磁気飽和を緩和させて磁束を増加させる永久磁石と、前記爪状磁極の延在方向に順次配設される複数の磁石保持部材とを備え、前記複数の磁石保持部材を共通の前記爪状磁極に装着し前記永久磁石を前記爪状磁極に保持する回転電機の回転子を製造するにあたり、前記永久磁石は磁化されていない状態で前記磁石保持部材により前記爪状磁極に装着され、前記回転子の各部の機械加工が完了した後に前記永久磁石を磁化するものである。
この発明によれば、磁石保持部材による永久磁石の爪状磁極への装着を厳格な寸法精度の必要なく確実に行える回転電機の回転子およびその製造方法を提供することができる。
実施の形態1.
この発明による実施の形態1を図1から図4までについて説明する。図1は実施の形態1における回転電機の全体構成を示す側断面図である。図2は実施の形態1における回転子の全体構成を示す斜視図である。図3は実施の形態1における回転子の要部構成を示す斜視図である。図4は実施の形態1における爪状磁極の構成を拡大して示す底面図である。
図1に示すように、この回転電機は、アルミニウム製のフロントブラケット1およびリヤブラケット2から構成されたケース3と、このケース3内に設けられ、一端部にプーリ4が固定されたシャフト6と、このシャフト6に固定されたクローポール型の回転子7と、回転子7の両端面に固定されたファン5と、ケース3内の内壁面に固定された固定子8と、シャフト6の他端部に固定され回転子7に電流を供給するスリップリング9と、スリップリング9に摺動する一対のブラシ10と、このブラシ10を収納したブラシホルダ11と、固定子8に電気的に接続され固定子8で生じた交流を直流に整流する整流器12と、ブラシホルダ11に嵌着されたヒートシンク19と、このヒートシンク19に接着され固定子8で生じた電力の大きさを調整するレギュレータ20とを備えている。
回転子7は、電流を流して磁束を発生する円筒状の回転子巻線13と、この回転子巻線13を覆って設けられ、その磁束によって磁極が形成されるポールコア14とを備えている。固定子8は、固定子コア15と、この固定子コア15に巻回され、回転子7の回転に伴って回転子巻線13からの磁束の変化で交流が生じる固定子巻線16とを備えている。ポールコア14は、一対の交互に噛み合った第1のポールコア体21および第2のポールコア体22から構成されている。ポールコア体21およびポールコア体22は通常鉄製であり、回転子巻線13が巻装される円筒部21e,22eと、この円筒部21e,22eが突設された円盤状の根元部21k,22kより成る。根元部21k,22kの外縁には、回転子巻線13の外周と固定子8の内周との間の位置に、相互に噛み合う爪状磁極23,24をそれぞれ複数有している。上記爪状磁極23,24は、根元部21k,22k側の厚みおよび幅が大きく、先端部にいくに従って厚みおよび幅が細くなる形状である。爪状磁極23,24の内径面23a,24aは、先端にいくにつれ厚みが薄くなり、外周面23b,24bは、固定子8の内径面に沿った弧状である。爪状磁極23,24は回転子7の周方向に対して台形状の2つの側面23c,24cを有する。各爪状磁極23,24は、その先端を向かい合わせて交互に噛み合わせられるので、爪状磁極23,24の内径面23a,24aの傾斜が周方向に互い違いで並ぶことになる。また、爪状磁極23,24の側面23c,24cは、根元側から先端側にいくにつれて先端側が細くなるように爪状磁極23,24の中心側に傾いている。
動作を以下に説明する。
バッテリ(図示せず)からブラシ10およびスリップリング9を通じて回転子巻線13に電流が供給されて磁束が発生し、第1のポールコア体21の爪状磁極23にはS極が着磁され、第2のポールコア体22の爪状磁極24にはN極が着磁される。極性N,Sは逆でも良い。磁極が着磁された状態で、エンジンの回転力をベルトにより伝えることでプーリ4が回転し、シャフト6を介して回転子7が回転することで固定子巻線16に起電力が生じる。この交流の起電力は、整流器12を通って直流電流に整流されるとともに、レギュレータ20により電流の大きさが調整されて、図外のバッテリに充電される。
交流を直流に整流する整流器12の代わりに、逆に直流を交流に変換する直流交流変換器を使用することで固定子のそれぞれの相に交流電流を流して電動機として使用してもよい。直流交流相互変換器を使用すれば、発電機と電動機の双方の機能を持たせることもできる。
図3および図4は、この発明の実施の形態1に関わる回転子の構造を車両用回転電機の回転子に用いた場合を示し、図3は回転子の要部斜視図、図4は1つの爪状磁極23,24の拡大図である。図1ないし図2と共通のものは同一符号を用いている。図3および図4に示すように、永久磁石25と永久磁石25を爪状磁極23,24に保持する磁石保持部材26,27が1つの爪状磁極23,24に対して各2個ずつ装着されている。
この実施の形態では磁石保持部材26,27は爪状磁極23,24の突出延在方向すなわち回転子7の軸方向に2つに分割されて装着されている。図に示す上下の磁石保持部材26,27で掛かる遠心力の大小の差で両者の材料を変えることで、磁石保持部材26,27の製作費用を削減することができる。さらに図示のように上下に分割することで永久磁石25の軸方向を規制する係止部を永久磁石25に当接させることができ、確実に永久磁石25を固定することができる。
この発明による実施の形態1によれば、磁束を発生する回転子巻線13と、この回転子巻線13を覆って設けられ交互に噛み合うように突出される爪状磁極23,24をそれぞれ有する第1のポールコア体21および第2のポールコア体22を組み合わせて構成されたポールコア14と、前記爪状磁極23,24の両側面側に配置され隣り合う爪状磁極23,24の側面間の漏洩磁束を低減するとともにポールコア14の磁気飽和を緩和させて磁束を増加させる永久磁石25と、前記爪状磁極23,24の延在方向に順次配設される複数の磁石保持部材26,27とを備え、前記複数の磁石保持部材26,27を共通の前記爪状磁極23,24に装着し前記永久磁石25を前記爪状磁極23,24に保持するので、磁石保持部材26,27による永久磁石25の爪状磁極23,24への装着を厳格な寸法精度の必要なく確実に行える回転電機の回転子を提供することができる。
すなわち、磁束を発生する回転子巻線13と、この回転子巻線13を覆って設けられ、交互に噛み合うように突出される爪状磁極23,24をそれぞれ有する第1のポールコア体21および第2のポールコア体22から構成されたポールコア14を有する回転電機の回転子において、爪状磁極23,24の両側面側に配置され隣り合う爪状磁極23,24の側面間の漏洩磁束を低減するとともに主磁気回路の飽和を緩和させて起磁力を向上する永久磁石25と、永久磁石25を覆って保護する磁石保持部材26,27が1つの爪状磁極23,24に対して2つ以上装着されている。このようにして、ポールコア14の爪状磁極23,24の寸法がばらついても磁石保持部材26,27が個別に装着されるので、保持部材26,27の寸法が合わずに装着できないということがない。また、ポールコア14の爪状磁極23,24の寸法精度が低くても良いので、切削加工や組立後の後加工を行う必要がなく、ポールコア14の加工を鍛造加工のみで完了することができ、安価かつ短時間で製造できる。また、永久磁石25を爪状磁極23,24の側面に離間なく装着することができ、遠心力や振動により永久磁石25が揺動して磨耗したり破損に至ったりすることがない。また、磁石保持部材26,27を降伏応力の高いバネ用ステンレス鋼や工具鋼などの高強度材としても、若干の寸法のずれが許容できるためにプレス加工により製作可能となり、安価で装着容易な磁石組立体を構成できる。
実施の形態2.
この発明による実施の形態2を図5および図6について説明する。図5は実施の形態2における回転子のポールコアと磁石保持部材の構造を示す回転子の斜視図である。図6は実施の形態2における回転子のポールコアと磁石保持部材の構造を示す回転子の爪状磁極23,24の内面斜視図である。
この実施の形態2において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1における構成と同一の構成内容を具備し同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
図5および図6に、この発明の実施の形態2に関わる回転子の構造を車両用回転電機の回転子に用いた場合を示し、図5は回転子の要部斜視図、図6は1つの爪状磁極23,24の拡大図である。
この実施の形態2では、爪状磁極23,24の各側面に配置された1個の永久磁石25に対して磁石保持部材26,27が1つずつ覆うように装着されている。この実施の形態2のように磁石保持部材26,27を配置することにより、永久磁石25と爪状磁極23,24の寸法ばらつきによる隙間があっても、磁石保持部材26,27が側面を覆うように個別に装着されるので、磁石保持部材26,27の固定位置を周方向に移動させて調整し吸収することができ、永久磁石25と爪状磁極23,24の隙間がないように、また、永久磁石保持部材26,27と永久磁石の隙間がないように確実に永久磁石25を保持することができる。
この発明による実施の形態2によれば、磁束を発生する回転子巻線13と、この回転子巻線13を覆って設けられ交互に噛み合うように突出される爪状磁極23,24をそれぞれ有する第1のポールコア体21および第2のポールコア体22を組み合わせて構成されたポールコア14と、前記爪状磁極23,24の両側面側に配置され隣り合う爪状磁極23,24の側面間の漏洩磁束を低減するとともにポールコア14の磁気飽和を緩和させて磁束を増加させる永久磁石25と、前記爪状磁極23,24の両側面側に配置される前記永久磁石25のそれぞれを個別に保持する磁石保持部材26,27とを備え、前記爪状磁極23,24の両側面側に配置される前記永久磁石25を個別に保持する各磁石保持部材26,27を共通の前記爪状磁極23,24に装着し前記永久磁石25を前記爪状磁極23,24に保持するので、磁石保持部材26,27による永久磁石25の爪状磁極23,24への装着を厳格な寸法精度の必要なく確実に行える回転電機の回転子を提供することができる。
すなわち、永久磁石25の1つに対して磁石保持部材26,27が1つずつ装着されており、永久磁石25に被せるように磁石保持部材26,27を装着できるので、永久磁石25に傷をつけることなく装着が可能となる。
実施の形態3.
この発明による実施の形態3を説明する。
この実施の形態3において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1および実施の形態2における構成と同一の構成内容を具備し同様の作用を奏するものである。
この実施の形態3では永久磁石25と磁石保持部材26,27が接着剤等での樹脂で接着されている。樹脂等で接着することで、簡易かつ安価に永久磁石25と磁石保持部材26,27を固定することができる。また、固定されることにより永久磁石25に掛かる遠心力や爪状磁極23,24の振動による永久磁石25の揺動を防ぐことができ、永久磁石25の破損などを防止することができる。また、永久磁石25と磁石保持部材26,27をカシメや溶接によって接合されてもよい。この場合より強固に永久磁石25と磁石保持部材26,27を固定することができる。
この発明による実施の形態3によれば、実施の形態1または実施の形態2における構成において、前記磁石保持部材26,27と前記永久磁石25は、接合や接着などにより互いに機械的に結合され固定されるので、磁石保持部材26,27による永久磁石25の爪状磁極23,24への装着を厳格な寸法精度の必要なく確実に行える回転電機の回転子を提供することができる。
すなわち、磁石保持部材26,27と永久磁石25が、接合あるいは接着などにより機械的に固定されており、永久磁石25にかかる遠心力や爪状磁極23,24の振動による永久磁石25の揺動を防ぐことができるので永久磁石25の破損や磨耗を防ぐことができる。
実施の形態4.
この発明による実施の形態4を図7について説明する。図7は実施の形態4における回転子のポールコアと磁石保持部材の構造を示す回転子の爪状磁極の内面斜視図である。
この実施の形態4において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1から実施の形態3までのいずれかにおける構成と同一の構成内容を具備し同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
図7に示すように、この実施の形態4では、磁石保持部材26,27が爪状磁極23,24に溶接部WPにおける溶接によって接合されている。
図7(a)では、磁石保持部材26,27のそれぞれが爪状磁極23,24に溶接部WPにおける溶接によって複数個所で接合されている。
図7(b)では、磁石保持部材26,27が爪状磁極23,24に磁石保持部材26,27にまたがる溶接部WPにおける溶接によって接合されている。
図7(c)では、磁石保持部材26,27が爪状磁極23,24に溶接部WPにおける溶接によって複数個所で接合され、かつ、磁石保持部材26,27が互いに溶接部WPにおける溶接によって複数個所で接合されている。
図7(d)では、磁石保持部材26,27が爪状磁極23,24に磁石保持部材26,27にまたがり爪状磁極23,24の突出延在方向に延びる連続した溶接部WPにおける溶接によって連続的に接合されている。
溶接により磁石保持部材26,27を強固に固定することで回転子が高回転する場合でも磁石保持部材26,27の脱落を防止でき、回転子の強度が向上する。溶接箇所は磁石保持部材26,27の境界部や、略回転子軸方向上端、中央、下端でもよく、また上記溶接箇所を複数組み合わせても良い。
そして、接合はカシメや嵌め合いや樹脂による接着でもよく、接合箇所はそれぞれの磁石保持部材26,27に対して複数でもよい。
この発明による実施の形態4によれば、実施の形態1から実施の形態3までのいずれかの構成において、前記磁石保持部材26,27は、前記爪状磁極23,24へ溶接等の接合や接着などにより機械的に結合され固定されるので、磁石保持部材26,27による永久磁石25の爪状磁極23,24への装着を厳格な寸法精度の必要なく確実に行える回転電機の回転子を提供することができる。
すなわち、磁石保持部材26,27が溶接等の接合や接着などにより爪状磁極23,24に接合されており、永久磁石25にかかる遠心力や振動に対抗して磁石保持部材26,27が爪状磁極23,24との接合部を基軸として永久磁石25を抑えるので永久磁石25の破損や磨耗を防ぐことができる。
また、この発明による実施の形態4によれば、実施の形態1から実施の形態3までのいずれかまたは前項の構成において、前記磁石保持部材26,27は、前記爪状磁極23,24に複数個所で接合されているので、磁石保持部材26,27による永久磁石25の爪状磁極23,24への装着を厳格な寸法精度の必要なく確実に行える回転電機の回転子を提供することができる。
すなわち、磁石保持部材26,27が爪状磁極23,24に複数箇所で接合されており、永久磁石25にかかる円心力や振動による永久磁石25の揺動をさらに低減することができるので永久磁石25の破損や磨耗を防ぐことができる。
実施の形態5.
この発明による実施の形態5を説明する。
この実施の形態5において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1から実施の形態4までのいずれかにおける構成と同一の構成内容を具備し同様の作用を奏するものである。
この実施の形態5では、回転子7を構成する全ての爪状磁極23,24にそれぞれ爪状磁極1つに対し複数の永久磁石25が装着され、各永久磁石25はそれぞれ磁石保持部材27,28で保持されている。このような構成にすることで、永久磁石25が配置され永久磁石25の各種効果が最大限に発揮される。また回転子7に均一に永久磁石25が配置されることで回転子のアンバランスの発生を防ぐことができる。
この発明による実施の形態5によれば、実施の形態1から実施の形態4までのいずれかの構成において、前記永久磁石25は、前記爪状磁極23,24の全てに装着され、複数の永久磁石25が共通の爪状磁極23,24に装着されているので、磁石保持部材26,27による永久磁石25の爪状磁極23,24への装着を厳格な寸法精度の必要なく確実に行える回転電機の回転子を提供することができる。
すなわち、全ての爪状磁極23,24に対して各々爪状磁極1つに対して永久磁石25が2つ以上装着されており、永久磁石25を爪状磁極23,24間に1つ配置する場合よりも、永久磁石25の形状をより効果的な形状にすることができ、また同じ量の永久磁石25を1つつける場合に比べて質量が分散されるために各永久磁石25に働く遠心力を低減することができ、永久磁石保持部材26,27にかかる応力を低減することができるので、永久磁石保持部材26,27や永久磁石25の疲労破壊を防ぐことができる。また、均一に永久磁石25を配置することで、回転子のアンバランスの発生を防ぐことができる。
実施の形態6.
この発明による実施の形態6を説明する。
この実施の形態6において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1から実施の形態5までのいずれかにおける構成と同一の構成内容を具備し同様の作用を奏するものである。
この実施の形態6は、磁石保持部材26,27は金属材料を曲げ加工することで製作されている。特に降伏応力の高いバネ用ステンレス鋼であるSUS301−CSPやSUS304−CSPなどの高強度材で曲げ加工により製作することで、安価で装着容易な磁石組立体を構成することができる。
この発明による実施の形態6によれば、実施の形態1から実施の形態4までのいずれかの構成において、前記磁石保持部材26,27は、金属板材を曲げて加工されているので、磁石保持部材26,27による永久磁石25の爪状磁極23,24への装着を厳格な寸法精度の必要なく確実に行える回転電機の回転子を提供することができる。
すなわち、磁石保持部材26,27が金属板材を曲げて加工されているので、製造が容易なため安価になり、圧延材料を使用できるために強度も高くできる。
また、この発明による実施の形態6によれば、実施の形態1から実施の形態4までのいずれかまたは前項の構成において、前記磁石保持部材26,27は、ステンレス鋼であることを特徴とするので、磁石保持部材26,27による永久磁石25の爪状磁極23,24への装着を厳格な寸法精度の必要なく確実に行える回転電機の回転子を提供することができる。
すなわち、前記磁石保持部材26,27がステンレス鋼であり、強度が高い上に湿気や水に対しても錆びずに、また、磁石保持部材26,27の透磁率も小さいので永久磁石25を磁気短絡して磁束密度を弱めることもないので特性を向上できる。
実施の形態7.
この発明による実施の形態7を図8について説明する。図8は実施の形態7における磁石保持部材の構造を示す磁石保持部材の主要部斜視図である。
この実施の形態7において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1から実施の形態6までのいずれかにおける構成と同一の構成内容を具備し同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
図8はこの発明による実施の形態7の磁石保持部材26,27の斜視図である。この実施の形態7では、回転子7(図1参照)において磁石保持部材26,27(図5および図6参照)の隣り合う永久磁石25に挟まれた部分に強磁性体材料でできた磁性プレート29を取り付ける。磁性プレート29を磁石保持部材26,27に嵌め合いで取り付けた場合には、簡易に取り付けられるため費用を安くすることができる。また磁性プレート29を溶接にて磁石保持部材26,27に取り付けてもよい。この場合には、より強固に磁石保持部材26,27と磁性プレート29が接合され、強度が増す。
この実施の形態の効果は永久磁石25間の磁石保持部材26,27を強磁性体にすることにより、永久磁石25間の磁気抵抗が下がり、永久磁石25の効果が高められる。
この発明による実施の形態7によれば、実施の形態1から実施の形態6までのいずれかの構成において、前記磁石保持部材26,27は、少なくとも隣り合う永久磁石25の間に挟まれた部分が強磁性体であるので、磁石保持部材26,27による永久磁石25の爪状磁極23,24への装着を厳格な寸法精度の必要なく確実に行える回転電機の回転子を提供することができる。
すなわち、隣り合う永久磁石25の間に挟まれた部分が強磁性体であり、隣り合う磁極23,24に装着された磁石同士の間を磁石保持部材26,27に設けられたプレート29からなる強磁性体が埋めるために磁気抵抗が下がり、永久磁石25の効果が高められる。
実施の形態8.
この発明による実施の形態8を説明する。
この実施の形態8において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1から実施の形態7までのいずれかにおける構成と同一の構成内容を具備し同様の作用を奏するものである。
この実施の形態8では、永久磁石25(図3参照)は未着磁の状態で磁石保持部材26,27により爪状磁極23,24に装着され、回転子の機械加工が完了した後に着磁される。永久磁石25が未着磁状態で機械加工が行われるので永久磁石25に加工時の切粉は付着しない。これにより切粉の付着による回転子のロックやコイルの断線を防ぐことができる。
この発明による実施の形態8によれば、実施の形態1から実施の形態6までのいずれかの構成を持つ回転電機の回転子を製造する製造方法であって、磁束を発生する回転子巻線13と、この回転子巻線13を覆って設けられ交互に噛み合うように突出される爪状磁極23,24をそれぞれ有する第1のポールコア体21および第2のポールコア体22を組み合わせて構成されたポールコア14と、前記爪状磁極23,24の両側面側に配置され隣り合う爪状磁極23,24の側面間の漏洩磁束を低減するとともにポールコア14の磁気飽和を緩和させて磁束を増加させる永久磁石25と、前記爪状磁極23,24の延在方向に順次配設される複数の磁石保持部材26,27とを備え、前記複数の磁石保持部材26,27を共通の前記爪状磁極23,24に装着し前記永久磁石25を前記爪状磁極23,24に保持する回転電機の回転子を製造するにあたり、前記永久磁石25は磁化されていない状態で前記磁石保持部材26,27により前記爪状磁極23,24に装着され、前記回転子の各部の機械加工が完了した後に前記永久磁石25を磁化しているので、磁石保持部材26,27による永久磁石25の爪状磁極23,24への装着を厳格な寸法精度の必要なく確実に行える回転電機の回転子の製造方法を提供することができる。
すなわち、前記永久磁石25が着磁していない状態で組立てられ、各部の切削加工が完了した後に着磁されており、着磁していない永久磁石25を装着するので、永久磁石25の装着時や磁石保持部材26,27の装着時に鉄粉等の不要物が永久磁石25や磁極23,24に付着することがない。また、回転子7の外周加工の際にも切り粉が永久磁石25に付着しない。鉄粉などが付着すると、回転電機として組立てたときに固定子と回転子の隙間に噛みこんでロックしたり、コイルに傷をつけて断線や短絡させる等の問題が起こる。
この発明による実施の形態1における回転電機の全体構成を示す側断面図である。 この発明による実施の形態1における回転電機の回転子の全体構成を示す斜視図である。 この発明による実施の形態1における回転子のポールコアと磁石保持部材の構造を示す回転子の斜視図である。 この発明による実施の形態1における回転子のポールコアと磁石保持部材の構造を示す回転子の爪状磁極の内面斜視図である。 この発明による実施の形態2における回転子のポールコアと磁石保持部材の構造を示す回転子の斜視図である。 この発明による実施の形態2における回転子のポールコアと磁石保持部材の構造を示す回転子の爪状磁極の内面斜視図である。 この発明による実施の形態4における回転子のポールコアと磁石保持部材の構造を示す回転子の爪状磁極の内面斜視図である。 この発明による実施の形態7における磁石保持部材の構造を示す磁石保持部材の主要部斜視図である。
符号の説明
1 フロントブラケット、2 リアブラケット、3 ケース、4 プーリ、5 ファン、6 シャフト、7 回転子、8 固定子、9 スリップリング、10 ブラシ、11 ブラシホルダ、12 整流器、13 回転子巻線、14 ポールコア、15 固定子コア、16 固定子巻線、19 ヒートシンク、20 レギュレータ、21,22 ポールコア体、23,24 爪状磁極、26,27 磁石保持部材、29 磁性プレート。

Claims (10)

  1. 磁束を発生する回転子巻線と、この回転子巻線を覆って設けられ交互に噛み合うように突出される爪状磁極をそれぞれ有する第1のポールコア体および第2のポールコア体を組み合わせて構成されたポールコアと、前記爪状磁極の両側面側に配置され隣り合う爪状磁極の側面間の漏洩磁束を低減するとともにポールコアの磁気飽和を緩和させて磁束を増加させる永久磁石と、前記爪状磁極の延在方向に順次配設される複数の磁石保持部材とを備え、前記複数の磁石保持部材を共通の前記爪状磁極に装着し前記永久磁石を前記爪状磁極に保持することを特徴とする回転電機の回転子。
  2. 磁束を発生する回転子巻線と、この回転子巻線を覆って設けられ交互に噛み合うように突出される爪状磁極をそれぞれ有する第1のポールコア体および第2のポールコア体を組み合わせて構成されたポールコアと、前記爪状磁極の両側面側に配置され隣り合う爪状磁極の側面間の漏洩磁束を低減するとともにポールコアの磁気飽和を緩和させて磁束を増加させる永久磁石と、前記爪状磁極の両側面側に配置される前記永久磁石のそれぞれを個別に保持する磁石保持部材とを備え、前記爪状磁極の両側面側に配置される前記永久磁石を個別に保持する各磁石保持部材を共通の前記爪状磁極に装着し前記永久磁石を前記爪状磁極に保持することを特徴とする回転電機の回転子。
  3. 前記磁石保持部材と前記永久磁石は、互いに機械的に結合され固定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転電機の回転子。
  4. 前記磁石保持部材は、前記爪状磁極へ機械的に結合され固定されことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の回転電機の回転子。
  5. 前記永久磁石は、前記爪状磁極の全てに装着され、複数の永久磁石が共通の爪状磁極に装着されていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の回転電機の回転子。
  6. 前記磁石保持部材は、金属板材を曲げて加工されていることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載の回転電機の回転子。
  7. 前記磁石保持部材は、ステンレス鋼であることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記載の回転電機の回転子。
  8. 前記磁石保持部材は、少なくとも隣り合う永久磁石の間に挟まれた部分が強磁性体であることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれかに記載の回転電機の回転子。
  9. 前記磁石保持部材は、前記爪状磁極に複数個所で接合されていることを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれかに記載の回転電機の回転子。
  10. 磁束を発生する回転子巻線と、この回転子巻線を覆って設けられ交互に噛み合うように突出される爪状磁極をそれぞれ有する第1のポールコア体および第2のポールコア体を組み合わせて構成されたポールコアと、前記爪状磁極の両側面側に配置され隣り合う爪状磁極の側面間の漏洩磁束を低減するとともにポールコアの磁気飽和を緩和させて磁束を増加させる永久磁石と、前記爪状磁極の延在方向に順次配設される複数の磁石保持部材とを備え、前記複数の磁石保持部材を共通の前記爪状磁極に装着し前記永久磁石を前記爪状磁極に保持する回転電機の回転子を製造するにあたり、前記永久磁石は磁化されていない状態で前記磁石保持部材により前記爪状磁極に装着され、前記回転子の各部の機械加工が完了した後に前記永久磁石を磁化することを特徴とする回転電機の回転子の製造方法。
JP2006015743A 2006-01-25 2006-01-25 回転電機の回転子およびその製造方法 Expired - Fee Related JP4016047B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006015743A JP4016047B2 (ja) 2006-01-25 2006-01-25 回転電機の回転子およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006015743A JP4016047B2 (ja) 2006-01-25 2006-01-25 回転電機の回転子およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007202252A JP2007202252A (ja) 2007-08-09
JP4016047B2 true JP4016047B2 (ja) 2007-12-05

Family

ID=38456280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006015743A Expired - Fee Related JP4016047B2 (ja) 2006-01-25 2006-01-25 回転電機の回転子およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4016047B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007202252A (ja) 2007-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3740375B2 (ja) 車両用交流発電機
JP4396471B2 (ja) 車両用回転電機およびその製造方法
JP3709590B2 (ja) 車両用交流発電機
US7211922B2 (en) Rotor for rotating electric machine
JP4692428B2 (ja) 車両用回転電機の回転子とその製造方法
JP3767135B2 (ja) 回転電機の回転子の製造方法
US8304950B2 (en) Dynamoelectric machine
WO2010052794A1 (ja) 回転電機およびその回転子の製造方法
JP4926276B2 (ja) 回転電機
JP2007288848A (ja) 回転電機のステータ及びその製造方法及び交流発電機
JP3964302B2 (ja) 回転電機の回転子
US6930432B2 (en) Rotor of dynamo-electric machine
KR101032187B1 (ko) 교류 발전기
JP3767136B2 (ja) 回転電機の回転子及びその製造方法
JP2010183694A (ja) 回転電機
CN108933487B (zh) 车用旋转电机
JP4016047B2 (ja) 回転電機の回転子およびその製造方法
JP4043932B2 (ja) 回転電機の回転子
JP4337837B2 (ja) 回転電機の回転子の製造方法
JP6641601B2 (ja) 回転電機用回転子
US7053518B2 (en) Rotor for dynamo-electric machine
JP5157291B2 (ja) 回転電機
JP2009124862A (ja) 回転電機およびそれに適用される回転子の製造方法
JP6684447B2 (ja) 回転電機
JP5312061B2 (ja) 回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070911

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070914

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100921

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4016047

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110921

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110921

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120921

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130921

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees