JP4015894B2 - 冷蔵庫用ガスケット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵庫の扉に用いられるガスケットの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
冷蔵庫では、図5に示すように、断熱箱体1の前面の開口を開閉する扉2は、断熱箱体1にヒンジによって取り付けられ、支軸3周りに回動する。扉2には、断熱箱体1の開口の周縁に密着して、冷気の漏れを防ぐガスケット4が装着されている。
【0003】
ガスケット4は、図6に示すように、扉2に嵌め込まれる取付部5と、磁石6を内蔵した密着部7と、密着部7と取付部5とを連結する緩衝部8とから構成される。緩衝部8は、取付部5と密着部7との間に位置して、中空とされ、可撓性を有する。扉2の内板9には取付溝10が形成され、取付部5が嵌め込まれる。
【0004】
断熱箱体1は、内箱11と外箱12との間に発泡断熱材を充填して構成され、外箱12を構成する鋼板を折り曲げることによりフランジ13が形成され、フランジ13が扉2に対向する。
【0005】
扉2は、開くとき支軸3を中心にして反時計周りに回転し、閉じるとき時計周りに回転する。すなわち、扉2を閉じるとき、ガスケット4は、断熱箱体1の内側から外側に向かってフランジ13に近づいていく。ガスケット4の磁石6がフランジ13に吸着して、密着部7がフランジ13に密着する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
密着部7は棒状の磁石6を内蔵しているため、4隅に角がある。また、フランジ13は、内箱11から扉2の方向に向かって突出しており、フランジ13の端面14が段差となる。このような構造であると、扉2を閉じるとき、図7に示すように、ガスケット4の密着部7の外側の角14がフランジ13の端面15に接触する。密着部7の角14やフランジ13の端面15には、丸みが付けられているので、密着部7が押されて緩衝部8が撓むことにより、ガスケット4が引っ掛からずに扉2は閉まる。
【0007】
しかしながら、緩衝部8の撓み具合によっては、図8に示すように、密着部7の角14がフランジ13の端面15に引っ掛かることがある。すると、扉2がさらに閉められることにより、密着部7が断熱箱体1の内側に向かって巻き込まれ、扉2が閉じられたときガスケット4がフランジ13に密着しなくなる。これによって、冷気が外部に漏れ、冷蔵庫の室内の温度が上昇するので、冷却運転の時間が長くなり、消費電力が増大する。
【0008】
そこで、本発明は、上記に鑑み、扉を閉じるときに密着部が断熱箱体のフランジに引っ掛かって巻き込まれることを防ぐ構造とした冷蔵庫用ガスケットの提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明による課題解決手段は、断熱箱体の開口を開閉する扉に取り付けられ、該扉を閉めたとき磁石を内蔵した密着部が前記断熱箱体のフランジに密着する冷蔵庫用ガスケットに対して、前記扉を閉めるときに前記密着部よりも先に前記フランジに接触する緩衝部を設けたものである。
【0010】
これによって、扉を閉めるときに緩衝部が密着部よりも先にフランジに接触する。したがって、密着部の角がフランジに引っ掛かることを防げる。
【0011】
緩衝部としては、扉閉時の回転方向において密着部よりも前側に中空の部材を配置する。このように独立した緩衝部とする代わりに、緩衝部は、扉に嵌め込まれる取付部と密着部とを連結するものとし、この緩衝部の一部が扉閉時の回転方向において密着部よりも前側に位置するように、緩衝部を前側に突出するように形成する。したがって、既存の部材の形状を変更するだけで対応することができ、構造が複雑にならない。
【0012】
具体的には、緩衝部の外面が、密着部の角から前側方向に延びるように形成され、緩衝部によって密着部の外面が覆われることになる。さらに、緩衝部の外面の一部が、断熱箱体のフランジに対して傾斜した平坦な傾斜面とされる。また、緩衝部の傾斜による段差が、フランジの端面の段差よりも大とされる。
【0013】
このような外面を緩衝部に形成することによって、緩衝部がフランジに接触しても、扉を閉めるとき、スムーズに緩衝部が移動して、扉の回転に伴うガスケットの移動を妨げない。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態の冷蔵庫に使用されるガスケット4を図1に示す。本ガスケット4は、扉2に嵌め込まれる取付部5と、磁石6を内蔵した密着部7と、密着部7と取付部5とを連結する緩衝部8とから構成され、従来のものと基本的には同じ構造である。しかし、本ガスケットでは、緩衝部8の一部が拡張され、密着部7よりも外側(前側)に位置するように形成されている。なお、この外側は、扉閉時の回転方向における前側である。
【0015】
緩衝部8の外面は、密着部7の外側の角14を始点にして外側方向に向かって湾曲して形成され、緩衝部8は密着部7の外面を覆う。この緩衝部8の外面の詳細な形状としては、密着部7におけるフランジ13に対向する密着面20から外面にかけて形成される角14の曲面に連続して傾斜面21が形成され、この傾斜面21に連続して湾曲面22が形成され、湾曲面22が取付部5に連結される。傾斜面21は、平坦な面とされ、扉2が閉じたときフランジ13に対して傾斜している。すなわち、緩衝部8の外面の一部が傾斜面21とされる。
【0016】
また、緩衝部8の外面の他の形状として、図2に示すように、密着部7の外側の角14から形成されるが、角14の曲面が平面になるところを始点として平坦な傾斜面21が形成される。その他の形状は上記と同じである。
【0017】
上記のようなガスケット4の構造において、扉2を閉じるとき、図3に示すように、ガスケット4が断熱箱体1のフランジ13に近づき、フランジ13の端面15にガスケット4の緩衝部8が最初に当接する。このとき、緩衝部8の外面のうち傾斜面21がフランジ13の端面15に当接する。
【0018】
扉2の回転に伴って、傾斜面21がフランジ13の端面15に接触しながら移動していく。傾斜面21は平坦であるので、フランジ13の端面15に引っ掛かることなくガスケット4はスムーズにフランジ13に沿って移動する。そして、扉2が完全に閉じられると、ガスケット4の密着部20がフランジ13に対向して密着する。
【0019】
このように、扉2を閉じるとき、ガスケット4の密着部7の角14は先にフランジ13の端面15に接触しない。しかも、ガスケット4の外面に角がない構造となるので、ガスケット4がフランジ13に引っ掛からず、ガスケット4が内側方向に巻き込まれることを防止できる。
【0020】
なお、中空の緩衝部8の代わりに、密着部7の角14から外側方向に突出するようにスカート状のひれを形成することも考えられる。ただし、ひれにすると、隙間ができるので、清掃しにくく、埃等が溜まって衛生的でなくなる。したがって、緩衝部8としては、ひれよりも閉じた空間を形成する中空状にすることが好ましい。
【0021】
ここで、図4に示すように、傾斜面21による段差の寸法Xは、フランジ13の端面15の段差の寸法Y以上(X≧Y)とされる。これによって、扉2を閉じるとき、フランジ13の端面15に傾斜面21が確実に当接することになり、扉2の回転に伴うガスケット4の移動がスムーズになる。傾斜面21の段差寸法Xがフランジ13の端面15の段差寸法Yより小さいと、フランジ13の端面15に緩衝部8の外面のうち湾曲面22が当接することになり、緩衝部8が押されて変形し、ガスケット4の移動が妨げられ、ガスケット4が引っ掛かりやすくなる。
【0022】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。上記実施形態では、図6に示した従来の緩衝部の一部を外側方向に拡張したが、従来の緩衝部の外側に独立した第2の緩衝部を形成して、密着部の外側を覆うような構造にしてもよい。
【0023】
【発明の効果】
以上の説明から明らかな通り、本発明によると、ガスケットの角が断熱箱体のフランジの端面に引っ掛からなくなるので、扉を閉じるときにガスケットを巻き込むことを防止できる。したがって、ガスケットが確実にフランジに密着することなり、冷気漏れがなくなって、庫内の温度低下を防止でき、不要な電力消費を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の扉が閉じているときのガスケットの断面図
【図2】 他の形態のガスケットの断面図
【図3】 扉が閉じる途中におけるガスケットの断面図
【図4】 ガスケットの緩衝部の要部拡大図
【図5】 冷蔵庫の扉の開閉を示す図
【図6】 従来の扉が閉じているときのガスケットの断面図
【図7】 従来の扉が閉じる途中におけるガスケットの断面図
【図8】 従来のガスケットがフランジに引っ掛かったときの状態を示す図
【符号の説明】
1 断熱箱体
2 扉
3 支軸
4 ガスケット
5 取付部
7 密着部
8 緩衝部
13 フランジ
14 角
15 端面
21 傾斜面

Claims (5)

  1. 断熱箱体にヒンジによって取り付けられ支軸周りに回動する扉に取り付けられ、該扉を閉めたとき磁石を内蔵した密着部が前記断熱箱体の内箱から扉の方向に突出したフランジに密着する冷蔵庫用ガスケットであって、前記密着部における前記フランジに対向する密着面は、前記フランジ側に突出し、前記密着部よりも扉閉時の回転方向における前側に位置して密着部の外面を覆う緩衝部が設けられ、前記緩衝部の外面が、前記密着部の角を始点にして前側に向かって湾曲して形成され、前記外面の一部が、前記角に連続して形成された傾斜面とされ、前記傾斜面が、扉を閉じるとき前記フランジの端面に最初に接触するようにされたことを特徴とする冷蔵庫用ガスケット。
  2. 断熱箱体にヒンジによって取り付けられ支軸周りに回動する扉に取り付けられ、磁石を内蔵した密着部が、該扉を閉めたときに前記断熱箱体の内箱から扉の方向に突出したフランジと前記支軸との間に挟まれるように密着する冷蔵庫用ガスケットであって、扉閉時の回転方向において前記密着部よりも前側に緩衝部が設けられ、前記密着部における前記フランジに対向する密着面が、前記緩衝部の外面よりも前記フランジ側に突出し、前記緩衝部の外面が、前記扉を閉めるときに前記密着部よりも先に前記フランジに接触するように、前記密着部の角から前側方向に延びるように傾斜して形成されたことを特徴とする冷蔵庫用ガスケット。
  3. 緩衝部の傾斜面による段差の寸法が、フランジの端面の段差の寸法以上とされたことを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫用ガスケット。
  4. 扉に嵌め込まれる取付部が設けられ、該取付部と密着部とが緩衝部によって連結されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の冷蔵庫用ガスケット。
  5. 緩衝部の傾斜面は、扉を閉めるとき扉の回転に伴ってフランジの端面に接触しながらスムーズに移動するように、平坦とされたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の冷蔵庫用ガスケット。
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