JP4015675B1 - パンツ - Google Patents

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Abstract

【課題】着用感を低下させることなく、尿吸収体をパンツを着用したまま容易に取り替えると共に、取り付けられた尿吸収体の位置ズレを効果的に防止するようにしたパンツを提供する。
【解決手段】表クロッチ布と裏クロッチ布とを少なくとも備えたパンツPにおいて、表クロッチ布と裏クロッチ布を重ねて縫合して尿吸収体を収容するクロッチポケットCPを形成すると共に、クロッチポケットに表開き口ASと裏開き口AS’を形成して尿吸収体をクロッチポケットに着脱自在とする。
【選択図】図1

Description

この発明はパンツに関し、より具体的には尿漏れ対策を施したパンツに関する。
尚、この明細書において、「パンツ」は、男性用および女性用の下着(インナウエア)を意味するものとして用いる。
また、この明細書において、「男性器」は男性の外部生殖器を指し、基本的には陰茎と陰嚢を総称する意味で使用する。
尿漏れとは、失禁あるいは頻尿により排尿準備行動が間に合わず排尿に至る症状であり、従来よりその症状に適応した大人用の紙おむつなどが開発されている。上記した症状の性格から、尿漏れは介護される人あるいは高年齢者の症状というイメージが定着しているが、近時それとは別に男女を問わず、若年層あるいは中年齢層においても、トイレに再々行けない状況下で尿意の我慢、冷房等での膀胱炎症状、あるいは産前・産後の体調不良など各々の生活環境に起因した少量の尿漏れを経験する者も多く、その対策が必要とされている。
また、中年齢層以降の男性にあっては、排尿後の残尿が少量漏れ出る症状を持つことも多く、それによってパンツやズボンが汚れるという不都合があった。これらの症状がひどい場合は前記した大人用の紙おむつを着用することも考えられるが、紙おむつは尿漏れ対策専用として使用用途が特定されると共に、見た目のシルエットも悪くなるため、スッキリとしたシルエットのものが求められていた。
これに対して、従来より、失禁あるいは頻尿による尿を吸収する尿吸収部材を通常のパンツに縫着し、尿が外部に漏れないようにした一体成形型の尿漏れ対策用パンツが広く知られている。しかしながら、一体成形型パンツにあっては、外部に漏れのないように厚手の尿吸収部材を縫着するため、伸縮性に乏しく嵩張感も否めず、股間部が圧迫されて着用感に違和感があった。また、尿吸収構造に優れる半面、保水(尿)したパンツは履き替えて交換しない限り、不快感および匂いの心配等が継続するため、精神的ストレスが蓄積される不都合があった。
また、尿漏れの症状には個人差があり、体調や季節環境等で尿量は変化するため、適宜に調整対応することが望ましいが、一体成形型パンツにあっては既に尿吸収部材がパンツ本体に縫着されているため、その調整対応ができず、少量の尿漏れや排尿後の残尿が少量漏れ出る症状には必要以上の構造であり、不便であった。従って、体調や季節環境等で症状が緩和したときに尿漏れ対策を不要にして通常のパンツとして使用できる一方、症状が出た場合に素早く対応できるようにしたパンツが望ましい。
このとき、パンツに尿吸収体(例えば、尿吸収ライナーなど)をテープで固定して装着し、直接肌に密着させることで尿を吸収して外部に漏れないようにすることが考えられるが、この場合尿吸収体を適正な位置を定めて固定する、即ち、尿吸収体の位置決めに手間取るという不具合があった。
そこで、例えば下記の特許文献1記載の技術にあっては、パンツ本体の股部内面の身生地上に、透湿性防水布からなる股当片を縫着し、この股当片上に吸水性ポリマーシート(尿吸収体)を挿脱自在とする挿脱口を裏面に設けた吸水パッドを止着部材により着脱自在に取り付けるように構成している。
実用新案登録第3010579号公報(段落0016から0020、および図2から4など)
しかしながら、特許文献1記載の技術にあっては、吸水パッドとパンツ本体との係止(止着)箇所が一箇所であるため、歩く、座るなどの動作に伴って別体である吸水パッドが移動し、位置ズレが生じる。また、吸水パッドの尿吸収体の取り替えには、少なくともパンツを下げて、保水した(尿を吸収した)尿吸収体を取り外して新しい尿吸収体と交換する必要があり、その動作が煩瑣であると共に、尿漏れの症状が緩和して吸水パッドを外して使用する場合、股部内面に防水布からなる股当片が縫着されているため、着用感が低下して機能的に問題があった。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、着用感を低下させることなく、尿吸収体をパンツを着用したまま容易に取り替えると共に、取り付けられた尿吸収体の位置ズレを効果的に防止するようにしたパンツを提供することにある。
上記の目的を解決するために、請求項1にあっては、表クロッチ布と裏クロッチ布とを少なくとも備えたパンツにおいて、前記表クロッチ布と裏クロッチ布を重ねて縫合して尿吸収体を収容するクロッチポケットを形成すると共に、前記クロッチポケットに表開き口と裏開き口の少なくともいずれかを形成して前記尿吸収体を前記クロッチポケットに着脱自在とし、さらに前記表クロッチ布と裏クロッチ布をそれぞれその端部が円弧状を呈する前立てとその端部が円弧状を呈する股マチ布から構成すると共に、前記前立ての端部と股マチ布の端部とを縫合してその縫合部付近を錐体形状に形成するように構成した。
請求項にあっては、前記クロッチポケットに前記表クロッチ布と裏クロッチ布とを股間部後方付近で縫合して第2の縫合部を形成すると共に、前記クロッチポケットにおいて、前記尿吸収体の端部を前記第2の縫合部付近に位置させるように構成した。
請求項1に係るパンツにあっては、表クロッチ布と裏クロッチ布を重ねて縫合して尿吸収体を収容するクロッチポケットを形成、即ち、通常使用される表クロッチ布と裏クロッチ布に尿吸収体を収容するクロッチポケットを形成したので、従来技術の吸水パッドのような部材を不要とした簡易な構成でありながら、着用感を低下させることなく、尿吸収体をクロッチポケットに収容する(即ち、パンツに取り付ける)ことができる。
また、クロッチポケットに表開き口と裏開き口の少なくともいずれかを形成して尿吸収体をクロッチポケットに着脱自在とするように構成したので、着用者はパンツを着用したまま、表開き口と裏開き口の少なくともいずれかから尿吸収体を容易に取り替える(着脱)することができる。さらに、表クロッチ布と裏クロッチ布を重ねて形成されるクロッチポケットに尿吸収体が収容される、換言すれば、尿吸収体はクロッチポケットの中に挟み込まれるように構成したので、歩く、座るなどの動作によってズレたり、はみ出したりすることがなく、よって尿吸収体の位置ズレを効果的に防止することができる。また、通常使用される表クロッチ布と裏クロッチ布にクロッチポケットを形成したので、尿吸収体を取り付けない(収容しない)ときは通常のパンツとして使用でき、見た目のシルエットに優れる。
さらに、表クロッチ布と裏クロッチ布それぞれその端部が円弧状を呈する前立てとその端部が円弧状を呈する股マチ布から構成すると共に、前立ての端部と股マチ布の端部とを縫合してその縫合部付近を錐体形状に形成するように構成したので、上記した効果に加え、表クロッチ布と裏クロッチ布から形成されるクロッチポケットを、前記縫合部付近において錐体形状、具体的には着用者の体形に即した形状に形成することも可能となり、よって尿吸収体の取り替え(着脱)を容易に行うことができる。さらに、男性が着用する場合、前記縫合部を男性器付近に位置させるように構成することも可能となり、これにより錐体形状の内部に形成されたスペースに、男性器を容易に収容でき、着用感も一層向上させることができる。
請求項に係るパンツにあっては、クロッチポケットに表クロッチ布と裏クロッチ布とを股間部後方付近で縫合して第2の縫合部を形成すると共に、クロッチポケットにおいて、尿吸収体の端部を第2の縫合部付近に位置させるように構成、即ち、股間部後方付近の第2の縫合部付近が尿吸収体が収容されるべき位置の基点となるように構成したので、上記した効果に加え、パンツを着用したまま尿吸収体を取り替える際、新しい尿吸収体を適切な位置に素早く収容、具体的には、股間部の尿漏れ範囲に素早く位置決めして収容することができる。また、第2の縫合部は縫製作業の必要工程において形成され、縫い目が存在するだけであるため、着用感が低下することがない。
以下、添付図面に即してこの発明に係るパンツの最良の実施の形態について説明する。
図1はこの発明の第1実施例に係るパンツの正面図であり、図2は図1に示すパンツの背面図である。
図1および2において、符号Pはパンツを示す。パンツPは、左右身頃L,Rと後身頃Uの各身頃と、左身頃Lと右身頃Rの前方付近の間に形成されるクロッチ部cと、履き口に縫着された腰ゴムGとからなる。また、図示の如く、左身頃Lには左裾口LHが、右身頃Rには右裾口RHが形成される。尚、この明細書において、左右あるいは前後などの記載は、着用者にとっての左右方向あるいは前後方向を意味する。尚、第1実施例に係るパンツPは主として男性用である。
左右身頃L,R、後身頃U、およびクロッチ部cは着圧可能な素材、具体的には、ポリウレタン糸を含むニットから製作される。従って、パンツPは着用者の体にフィットし、着用者の太股などもサポートする着圧式(ボクサータイプ)のブリーフからなる。これにより、尿吸収体(後述)を収容して膨らみ(ボリューム)が発生する際、体側は圧迫されず、膨らみは柔軟に外側へ発生される。
また、図1,2に示されるパンツシルエットの形態での構成にあっては、パンツ丈はレギュラー丈であって、腰ゴムGはウエスト位置に装着される丈である。尚、この明細書において、パンツの丈は大別して、一般的な股上丈のものをレギュラー丈、やや短いものをセミショート丈、短いものをショート丈と区別して用いる。
図3は、図1および図2に示すクロッチ部cを拡大して表す拡大平面図と拡大左側面図である。尚、図において、括弧で表す符号は図示上見えない箇所を示す。
クロッチ部cは、表クロッチ布Cと裏クロッチ布C’とからなる。裏クロッチ布C’は、上記した着圧可能な素材であって、吸水透過性も有する素材(例えば、特許第2987605号公報に記載されるセラミックス微粒子を含有する繊維(綿))から製作される。この明細書で「表」とは、着用されたパンツにおいて露出される部分、即ち、人体に接触しない部分を意味し、「裏」とは、被覆される部分、即ち、人体に接触する部分を意味する。
表クロッチ布Cと裏クロッチ布C’について、図4以降を参照してさらに説明する。図4は、図3などに示す表クロッチ布Cと裏クロッチ布C’の裁断形状(生地片)を、表側から見た平面図である。
表クロッチ布Cは、表前立てAと表股マチ布Bとからなると共に、裏クロッチ布C’は、裏前立てA’と裏股マチ布B’とからなる。表前立てAの図4において下端(端部)5−6−7は、円弧状(凸弧状)を呈する曲線辺となるように裁断される。また、表前立てAの図4において左端2−5、即ち、着用者から見て右端には、表開き口ASが施される。表開き口ASは、後述するように尿吸収体の着脱および陰茎の出し入れに利用されるため、その縦方向の長さは適宜に設定される。
表前立てAと裏前立てA’は略左右相称(対称)形状の生地片であるため、上記した説明は裏前立てA’にも妥当する。即ち、裏前立てA’の下端(端部)5’−6’−7’は、円弧状(凸弧状)を呈する曲線辺となるように裁断される。また、裏前立てA’の右端1’−7’、即ち、着用者から見て左端には、裏開き口AS’が施されると共に、その縦方向の長さは適宜に設定される。
表股マチ布Bの図4において上端(端部)10−9−8は、円弧状(凸弧状)を呈する曲線辺となるように裁断される。また、表股マチ布Bは符号9−CB(センターバック位置)が生地片の中心であり、中心線(実際に線があるわけではない)を基準に略左右相称形状である。
表股マチ布Bと裏股マチ布B’は略同形状の生地片であるため、上記した説明は裏股マチ布B’にも妥当する。即ち、裏股マチ布B’の上端(端部)10’−9’−8’は、円弧状(凸弧状)を呈する曲線辺となるように裁断されると共に、裏股マチ布B’は符号9’−CB’で示される中心線を基準に略左右相称形状である。前記した表前立てAの下端5−6−7、裏前立てA’の下端5’−6’−7、表股マチ布Bの上端10−9−8、および裏股マチ布B’の上端10’−9’−8’に形成された曲線辺は全て、曲率が略同等となるように設定される。
図5は、表クロッチ布Cと裏クロッチ布C’が重ねられる前の状態を右前方から見た立体斜視図であり、図6は、重ねられた表クロッチ布Cと裏クロッチ布C’を左後方から見た立体斜視図である。尚、図5において、表裏クロッチ布C,C’のセンターバックCB,CB’の位置する端縁が互いに後方部に湾曲して位置させられているが、これは人体シルエットに対比した構成を示すためである。
図5および図6に示す如く、表クロッチ布Cは、表前立てAと表股マチ布Bとを縫合、具体的には、表前立てAの下端5−6−7と表股マチ布Bの上端10−9−8とを縫合して形成される。また、裏クロッチ布C’は、裏前立てA’と裏股マチ布B’とを縫合、具体的には、裏前立てA’の下端5’−6’−7と裏股マチ布B’の上端10’−9’−8’とを縫合して形成される。
このように形成された表クロッチ布Cと裏クロッチ布C’は、図6に示すように、表クロッチ布Cのセンターフロント位置CFを裏クロッチ布C’のセンターフロント位置CF’に、表クロッチ布センターバック位置CBを裏クロッチ布センターバック位置CB’に配置させて重ねられる。このようにして、図3に示すクロッチ部cが形成される。
クロッチ部cには、図3などによく示す如く、表クロッチ布Cと裏クロッチ布C’を重ねてその周囲を縫合することで、尿吸収体を収容可能な内部空間を有するクロッチポケットCPが形成される。即ち、クロッチ部cには、表クロッチ布Cと裏クロッチ布C’を重ねて縫合して尿吸収体を収容するクロッチポケットCPが形成される。
このとき、表クロッチ布Cと裏クロッチ布C’は、前記した表開き口ASと裏開き口AS’の部分を除いて縫合される。これにより、クロッチポケットCPの内部空間(換言すれば、尿吸収体が配置されるべき空間)は、表開き口ASあるいは裏開き口AS’を介して外部空間と連通される。
また表クロッチ布Cにあっては、前述したように、表前立てAの端部(曲線辺)5−6−7と表股マチ布Bの端部(曲線辺)10−9−8とが縫合されるため、その縫合部D1付近は錐体形状、具体的には略円錐体形状Yに形成される。より具体的には、図3−2に示す円錐体形状Yの底面の直径Wは約9[cm]となると共に、円錐体形状の高さHは約4[cm]となるように形成される。尚、ここで「約」と記載したのは、素材の伸縮性の違いなどによって若干変わる、あるいは変更する場合もあるためである。
裏クロッチ布C’にあっても同様に、裏前立てA’の端部(曲線辺)5’−6’−7’と裏股マチ布B’の端部(曲線辺)10’−9’−8’とが縫合されるため、その縫合部付近は錐体形状、具体的には略円錐体形状に形成される。裏クロッチ布C’の円錐体形状の底面の直径や高さは、表クロッチ布Cのそれと略同一の値となる。
また、表前立てAの端部(曲線辺)5−6−7と表股マチ布Bの端部(曲線辺)10−9−8は、その曲率が略同等であるため、図3−1に示す如く、表前立てAと表股マチ布Bの縫合部D1は、平面視において横一直線に縦断するように形成される。裏クロッチ布C’においても同様であるので、説明を省略する。
円錐体形状Yは、略恥骨上部に位置させられ、着用者の体形(即ち、人体の曲線丸み)に即した、あるいは男性器の収容が容易な形態となる。また、股マチ幅MWは約6[cm]に形成され、このMW位置が股間直下部となる。尚、この股マチ幅MWにおいても前記同様に素材の伸縮性の違いなどによって若干変わる、あるいは変更する場合も否めない。
また、表クロッチ布の端部(下端)11−12と裏クロッチ布の端部(下端)11’−12’を股間部後方付近で縫合すると共に、その端部を前記した後身頃Uと縫合することで、図2によく示す第2の縫合部D2が形成される。このように、クロッチポケットCPには、表クロッチ布Cと裏クロッチ布C’とを股間部後方付近で縫合して第2の縫合部D2が形成される。
図7は、重ねられた表クロッチ布Cと裏クロッチ布C’のみを人体シルエットに対比して示す右側面図と正面図である。
図7から分かるように、表クロッチ布Cと裏クロッチ布C’の符号6,9,(6’),(9’)は円錐体形状Yの最大の高さ位置であると共に、円錐体形状Yの中心であるため、男性器部分は円錐体形状Yの内部に形成された凹弧状の窪地におのずと収容される。これにより、陰茎pも中心に安定して収容されるため、後に述べる尿吸収体を収容して着用する場合、尿吸収体と陰茎pは適宜な位置関係、具体的には、陰茎pから排出された尿を尿吸収体によって確実に吸収することができる位置関係を確保することができる。尚、図7において、人体シルエットに対比させて説明したが、あくまでも理解の便宜のためであって、表クロッチ布Cと裏クロッチ布C’のみで着用できるものではない。
図8は図1に示すパンツPを下方から見た立体斜視図であり、図9はパンツP完成時の中央部を左右に分断して左身頃Lを右側から見た断面図である。
図8および9において、符号NLは、表開き口ASから挿入させられてクロッチポケットCPに収容された尿吸収体を示す。クロッチポケットCPに収容された尿吸収体NLは、実際にはパンツ表からも裏からも隠れて見えない。また同様に、図8に破線で示す裏開き口AS’も外部からは見えない。
尿吸収体(尿吸収ライナー)NLは、略直方体を呈する比較的薄いシート、具体的には、長さ(奥行き)17〜23[cm]、幅5〜6[cm]、高さ(薄さ)2〜6[mm]程度のシートであり、尿を吸収可能な素材(例えば、高吸収性ポリマーや綿状パルプなど)から製作され、その尿吸収量は5〜150[cc]程度である。この尿吸収体NLは、比較的安価で尿吸収専用の商品が種々知られており、着用者の症状に合わせ選定される。
尿吸収体NLは、表開き口ASあるいは裏開き口AS’を介してクロッチポケットCPに挿入されて収容される。このとき、クロッチポケットCPにおいて、尿吸収体NLの端部NL1は、前記した第2の縫合部D2付近に位置させられる。
このように、第1実施例に係るパンツPにあっては、表クロッチ布Cと裏クロッチ布C’を重ねて縫合して尿吸収体NLを収容するクロッチポケットCPを形成、即ち、通常使用される表クロッチ布Cと裏クロッチ布C’に尿吸収体NLを収容するクロッチポケットCPを形成したので、従来技術の吸水パッドのような部材を不要とした簡易な構成でありながら、着用感を低下させることなく、尿吸収体NLをクロッチポケットCPに収容する(即ち、パンツPに取り付ける)ことができる。
また、クロッチポケットCPに表開き口ASと裏開き口AS’の少なくともいずれかを形成して尿吸収体NLをクロッチポケットCPに着脱自在とするように構成したので、着用者はパンツPを着用したまま、表開き口ASと裏開き口AS’の少なくともいずれかから尿吸収体NLを容易に取り替える(着脱する)ことができる。パンツPを着用したままでの尿吸収体NLの着脱について詳述すると、ズボンを重ね穿きした状態でもズボンを下げることなく、ズボンのファスナーを開け、パンツPの表開き口ASから尿吸収体NLを挿入して収容、あるいは保水(尿)した尿吸水体NLを取り出すことが可能であり、その動作も簡易である。
さらに、表クロッチ布Cと裏クロッチ布C’を重ねて形成されるクロッチポケットCPに尿吸収体NLが収容される、換言すれば、尿吸収体NLはクロッチポケットCPの中、特にクロッチポケットCPの股マチ幅MWに挟み込まれるように構成したので、歩く、座るなどの動作によってズレたり、はみ出したりすることがなく、よって尿吸収体NLの位置ズレを効果的に防止することができる。
また、通常使用される表クロッチ布Cと裏クロッチ布C’にクロッチポケットCPを形成したので、尿吸収体NLを取り付けない(収容しない)ときは通常のパンツとして使用でき、見た目のシルエットに優れる。
また、表クロッチ布Cと裏クロッチ布C’はそれぞれその端部5(5’)−6(6’)−7(7’)が円弧状を呈する前立て(表前立てA、裏前立てA’)とその端部10(10’)−9(9’)−8(8’)が円弧状を呈する股マチ布(表股マチ布B、裏股マチ布B’)からなると共に、前立ての端部と股マチ布の端部とを縫合してその縫合部D1付近を錐体形状、具体的には円錐体形状Y、より具体的には着用者の体形に即した形状に形成するように構成したので、尿吸収体NLの取り替え(着脱)を容易に行うことができる。
さらに、縫合部D1を男性器付近に位置させるように構成したので、錐体形状(円錐体形状Y)の内部に形成されたスペース、具体的には凹弧状の窪地に、男性器を容易に収容でき、着用感も一層向上させることができる。また、前記した形態によって男性器、正確には陰茎pは凹弧状の窪地、即ち、円錐体形状Yのスペースの中心に位置させられるため、陰茎pは尿吸収体NLに対して適宜な位置関係にすることができ、よって陰茎pから排出されて裏クロッチ布Cを通過した尿を尿吸収体NLによって確実に吸収することができる。
また、クロッチポケットCPに表クロッチ布Cと裏クロッチ布C’とを股間部後方付近で縫合して第2の縫合部D2を形成すると共に、クロッチポケットCPにおいて、尿吸収体NLの端部NL1を第2の縫合部D2付近に位置させるように構成、即ち、股間部後方付近の第2の縫合部D2付近が尿吸収体NLが収容されるべき位置の基点となるように構成したので、パンツPを着用したまま尿吸収体NLを取り替える際、新しい尿吸収体を適切な位置に素早く収容、具体的には、股間部の尿漏れ範囲に素早く位置決めして収容することができる。また、第2の縫合部D2は縫製作業の必要工程において形成され、縫い目が存在するだけであるため、着用感が低下することがない。
次いで、この発明の第2実施例に係るパンツについて説明する。
図10はこの発明の第2実施例に係るパンツP1を示す、図1と同様な正面図であり、図11は図10に示すパンツP1のクロッチ部c1を表す、図3と同様な平面図と左側面図である。尚、以下の説明において、第1実施例と共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。尚、第2実施例に係るパンツP1は男女兼用であるが、特に女性用に適している。
第1実施例との相違点に焦点をおいて説明すると、第1実施例ではパンツ丈をレギュラー丈で構成、即ち、腰ゴムGをウエストに位置させていたのに対し、第2実施例ではセミショート丈で構成、即ち、腰ゴムG1を第1実施例の腰ゴムGに比して約5[cm]程度下げて位置させる。また、第1実施例の尿吸収体NLや陰茎を出し入れする表開き口ASおよび裏開き口AS’が除去されると共に、これに代えて尿吸収体NLをクロッチポケットCP1に上方から着脱自在とする表開き口AS1が形成される。
この構成について図12以降を参照して説明する。図12は、図11などに示す表クロッチ布C1と裏クロッチ布C1’の裁断形状(生地片)を、表側から見た、図4と同様な平面図である。
表クロッチ布C1は表前立てA1と表股マチ布Bとからなると共に、裏クロッチ布C1’は表前立てA1’と裏股マチ布B’とからなる。表前立てA1と裏前立てA1’の生地片における長手方向の長さ(具体的には、52−55(51−57)、52’−55’(51’−57’)はセミショート丈を構成する長さであると共に、表前立てA1の長手方向の長さは裏前立てA1’のそれに比して約2分の1程度となるように裁断される。
また、表前立てA1の図12において下端(端部)55−56−57と裏前立てA1’の下端(端部)55’−56’−57’は、第1実施例と同様に、円弧状を呈する曲線辺となるように裁断される。表前立てA1と裏前立てA1’は、符号51−52,51’−52’の中間点a,a’から56,56’が生地片の中心であり、中心線を基準に略左右相称形状である。
図13は、表クロッチ布C1と裏クロッチ布C1’が重ねられる前の状態を右前方から見た、図5と同様な立体斜視図である。
図13に示す如く、表前立てA1と表股マチ布Bとを縫合することで表クロッチ布C1が、裏前立てA1’と裏股マチ布B’とを縫合することで裏クロッチ布C1’が形成され、それらが重ねられて図11に示すクロッチ部c1が形成される。このとき、表クロッチ布Cと裏クロッチ布C’は、前記した表開き口AS1の部分を除いて縫合される。これにより、クロッチポケットCP1の内部空間(換言すれば、尿吸収体が配置されるべき空間)は、表開き口AS1を介して外部空間と連通される。即ち、図10に示すパンツP1にあっては、尿吸収体NLは表開き口AS1を介してクロッチポケットCP1に着脱自在とされる。
また、第1実施例との大きな相違点は、表開き口AS1が陰茎の取り出しを目的としない点である。即ち、パンツP1のクロッチポケットCP1は、セミショート丈パンツとしての構成であるため女性に適するが、男性が着用した場合も、第1実施例と比べ股上丈は約5[cm]短いため、腰ゴムG1を下げて容易に排尿することができる。
尚、残余の効果は第1実施例と同様であるので、説明を省略する。
次いで、この発明の第3実施例に係るパンツについて説明する。
図14はこの発明の第3実施例に係るパンツP2を示す、図1と同様な正面図であり、図15は図14に示すパンツP2のクロッチ部c2を表す、図3と同様な平面図と左側面図である。また、図16は、表クロッチ布C1と裏クロッチ布C1’が重ねられる前の状態を右前方から見た、図5と同様な立体斜視図である。尚、第3実施例に係るパンツP2は同様に男女兼用であるが、特に女性用に適している。
第2実施例との相違点に焦点をおいて説明すると、第2実施例ではパンツP1完成時においてクロッチポケットCP1の表側にのみ表開き口AS1が形成されたが、第3実施例にあっては、その表開き口AS1が裏側に形成される。即ち、図14から図16に示す如く、互いのクロッチ布C1,C1’が表、裏逆に配置、具体的には、表クロッチ布C1は裏クロッチ布として配置されると共に、裏クロッチ布C1’は表クロッチ布として配置され、よって表開き口AS1が裏側に形成される。また、第3実施例にあっては表クロッチ布C1が内側(裏側)に配置されるため、表クロッチ布C1が吸水透過性を有する素材から製作される。また、外側(表側)に配置される裏クロッチ布C1’は、必ずしも吸水透過性を有する素材から製作されなくともよい。
このように、第3実施例に係るパンツP2にあっては、クロッチポケットCP1の裏側に開き口(表開き口AS1)を形成して尿吸収体NLをクロッチポケットCP1に着脱自在とするように構成したので、尿吸収体NLをパンツP2の内側(裏側)から容易に取り替えることができる。
尚、残余の効果は第2実施例と同様であるので、説明を省略する。
次いで、この発明の第4実施例に係るパンツについて説明する。
図17はこの発明の第4実施例に係るパンツP3を示す、図1と同様な正面図であり、図18は図17に示すパンツP3の背面図である。また、図19は図17に示すパンツP3のクロッチ部c3を表す、図3と同様な平面図と左側面図である。尚、第4実施例に係るパンツP3は同様に男女兼用であるが、特に女性用に適している。
パンツP3は、左右身頃L2,R2と、臀部全体を被覆する後身頃U2と、左身頃Lと右身頃Rの前方付近の間に配置されるクロッチ部c3と、履き口に縫着された腰ゴムG1とからなる。また、図示の如く、左身頃L2には左裾口LH2が、右身頃R2には右裾口RH2が形成される。
以下、第2実施例との相違点に焦点をおいて説明すると、図17などによく示す如く、第4実施例ではブリーフあるいはショーツのように、股間部のみを被覆する、いわゆるショート丈のパンツP3にクロッチポケットCP2が形成される。従って、左右身頃L2,R2はショート丈を構成する長さに設定される。
この構成について図20以降を参照して説明する。図20は、図19などに示す表クロッチ布C2と裏クロッチ布C2’の裁断形状(生地片)を、表側から見た、図4と同様な平面図である。
表クロッチ布C2は、表前立てA1と表股マチ布B1とからなると共に、裏クロッチ布C2’は、表前立てA1’と裏股マチ布B1’とからなる。表股マチ布B1の図20において上端(端部)60−59−58と裏股マチ布B1’の上端(端部)60’−59’−58’は、第2実施例と同様に、円弧状を呈する曲線辺となるように裁断される。
また、表股マチ布B1の図20において下端(端部)61−62と裏股マチ布B1’の下端(端部)61’−62’はそれぞれ、円弧状を呈する曲線辺となるように裁断される。尚、表股マチ布B1と裏股マチ布B1’の下端に形成される曲線辺は、図20に示すように、その上端に形成される曲線辺とは相違させられ、クロッチポケットCP2がヒップのふくらみに即した形状となるような曲率に適宜設定される。
股マチ幅MW2は、従前の実施例同様、約6[cm]に形成され、このMW2位置が股間直下部となる。また、表股マチ布B1と裏股マチ布B1’は、符号59,59’からCB,CB’が生地片の中心であり、中心線を基準に略左右相称形状である。
図21は、表クロッチ布C2と裏クロッチ布C2’が重ねられる前の状態を右前方から見た、図5と同様な立体斜視図である。
図21に示す如く、表前立てA1と表股マチ布B1とを縫合することで表クロッチ布C2が、裏前立てA1’と裏股マチ布B1’とを縫合することで裏クロッチ布C2’が形成され、それらが重ねられて図19に示すクロッチ部c3が形成される。
表クロッチ布C2の符号61−62と裏クロッチ布C2’の符号61’−62’の位置する端縁は、図19に示すように略扇状に広がる。従って、表クロッチ布C2と裏クロッチ布C2’がパンツP3に取り付けられたとき、クロッチポケットCP2の股間部後方付近にあっては、ヒップのふくらみに即した形状となる。また、第1実施例における第2の縫合部D2は、第4実施例においては符号61,61’−62,62’の縫合線となる(図18において符号「D2’」で示す)。
このように、第4実施例に係るパンツP3にあっては、クロッチポケットCP2の股間部後方付近が略扇状に形成されてヒップのふくらみに即した形状となるショート丈のパンツであっても、表クロッチ布C2と裏クロッチ布C2’を重ねて形成されるクロッチポケットCP2に尿吸収体NLが収容される、換言すれば、尿吸収体NLはクロッチポケットCP2の中、特にクロッチポケットCP2の股マチ幅MW2に挟み込まれるように構成したので、歩く、座るなどの動作によってズレたり、はみ出したりすることがなく、よって尿吸収体NLの位置ズレを防止することができる。
尚、残余の効果は第2実施例と同様であるので、説明を省略する。
次いで、この発明の第5実施例に係るパンツについて説明する。
図22はこの発明の第5実施例に係るパンツP4を示す、図1と同様な正面図であり、図23は図22に示すパンツP4のクロッチ部c4を表す、図3と同様な平面図と左側面図である。また、図24は、表クロッチ布C2と裏クロッチ布C2’が重ねられる前の状態を右前方から見た、図5と同様な立体斜視図である。尚、第5実施例に係るパンツP4は同様に男女兼用であるが、特に女性用に適している。
第4実施例との相違点に焦点をおいて説明すると、第4実施例ではパンツP3完成時においてクロッチポケットCP2の表側にのみ表開き口AS1が形成されたが、第5実施例にあっては、その表開き口AS1が裏側に形成される。即ち、図22から図24に示す如く、互いのクロッチ布C2,C2’が表、裏逆に配置、具体的には、表クロッチ布C2は裏クロッチ布として配置されると共に、裏クロッチ布C2’は表クロッチ布として配置され、よって表開き口AS1が裏側に形成される。また、第5実施例にあっては表クロッチ布C2が内側(裏側)に配置されるため、表クロッチ布C2が吸水透過性を有する素材から製作される。また、外側(表側)に配置される裏クロッチ布C2’は、必ずしも吸水透過性を有する素材から製作されなくともよい。
このように、第5実施例に係るパンツP4にあっては、クロッチポケットCP2の裏側に開き口(表開き口AS1)を形成して尿吸収体NLをクロッチポケットCP2に着脱自在とするように構成したので、尿吸収体NLをパンツP4の内側(裏側)から容易に取り替えることができる。
尚、残余の効果は第4実施例と同様であるので、説明を省略する。
以上の如く、この発明の第1から第5実施例にあっては、表クロッチ布(C,C1,C2)と裏クロッチ布(C’,C1’,C2’)とを少なくとも備えたパンツ(P,P1,P2,P3,P4)において、前記表クロッチ布と裏クロッチ布を重ねて縫合して尿吸収体NLを収容するクロッチポケット(CP,CP1,CP2)を形成すると共に、前記クロッチポケットに表開き口(AS,AS1)と裏開き口(AS’)の少なくともいずれかを形成して前記尿吸収体を前記クロッチポケットに着脱自在とし、さらに前記表クロッチ布と裏クロッチ布をそれぞれその端部(5(5’)−6(6’)−7(7’)、55(55’)−56(56’)−57(57’))が円弧状を呈する前立て(表前立てA,A1、裏前立てA’,A1’)とその端部(10(10’)−9(9’)−8(8’)、60(60’)−59(59’)−58(58’))が円弧状を呈する股マチ布(表股マチ布B,B1、裏股マチ布B’,B1’)から構成すると共に、前記前立ての端部と股マチ布の端部とを縫合してその縫合部D1付近を錐体形状(具体的には、円錐形状Y)に形成するように構成した。
また、前記クロッチポケットに前記表クロッチ布と裏クロッチ布とを股間部後方付近で縫合して第2の縫合部D2を形成すると共に、前記クロッチポケットにおいて、前記尿吸収体の端部NL1を前記第2の縫合部付近に位置させるように構成した。
尚、第1実施例においてレギュラー丈、第2,3実施例においてセミショート丈、第4,5実施例においてショート丈のパンツを用いて説明したが、それに限られるものではなく、例えば第1実施例においてセミショート丈あるいはショート丈のパンツなどとすることも可能である。即ち、クロッチポケット(CP,CP1,CP2)は、股上丈、股下丈、あるいはシルエットを含め、様々な形状からなるパンツに適用が可能である。
また、上記において、腰ゴムG,G1は横一文字に形成されるように構成したが、前身頃部位において、腰ゴムG,G1がゆるやかなU字型の弓形状あるいは、ゆるやかなV字型のブーメラン形状などに形成されるようにしてもよい。
また、第1,2,4実施例にあっては裏クロッチ布を、第3,5実施例にあっては表クロッチ布を吸水透過性を有する素材で製作されるように構成したが、裏クロッチ布あるいは表クロッチ布だけではなく、各身頃など他の部位をその素材で製作されるように構成してもよい。
また、上記において、左右身頃L,R、後身頃U、表クロッチ布および裏クロッチ布の素材を具体的に示したが、それらは例示であって限定されるものではなく、要は着圧可能で伸縮性を有する素材あるいは吸水透過性も有する素材であればよい。
また、尿吸収体NLを尿を吸収可能な素材から製作される専用の尿吸収ライナーとしたが、それに限られるものではなく、尿吸収に優れる布・紙などであってもよい。
また、前立ての端部と股マチ布の端部とを縫合してその縫合部D1付近を錐体形状、具体的には円錐体形状Yに形成するように構成したが、それに代えて角錐体形状などでもよく、要は着用者の体形に即した形状であれば、どのような形状でもよい。
また、第2の縫合部D2を、表クロッチ布の端部(下端)11−12と裏クロッチ布の端部(下端)11’−12’を股間部後方付近で縫合すると共に、その端部を後身頃Uと縫合することで形成したが、第2の縫合部D2は股間部後方付近に位置していればよいため、上記以外の構成によって形成してもよい。例えば、後身頃Uを除去し、表クロッチ布の端部11−12と裏クロッチ布の端部11’−12’をパンツPの腰部付近まで伸ばすと共に、股間部後方付近に第2の縫合部D2と同様な縫い目を作るように構成(即ち、後身頃U、表・裏クロッチ布の3つの部材を縫合して形成されていた第2の縫合部D2を、表・裏クロッチ布の2つの部材を股間部後方付近で縫合して形成されるように構成)してもよく、それによって縫い代を不要とすることができ、着用感をさらに向上させることも可能である。
この発明の第1実施例に係るパンツの正面図である。 図1に示すパンツの背面図である。 図1および図2に示すクロッチ部を拡大して表す拡大平面図と拡大左側面図である。 図3などに示す表クロッチ布と裏クロッチ布の裁断形状(生地片)を、表側から見た平面図である。 図3などに示す表クロッチ布と裏クロッチ布が重ねられる前の状態を右前方から見た立体斜視図である。 図3などに示す表クロッチ布と裏クロッチ布を左後方から見た立体斜視図である。 図3などに示す表クロッチ布と裏クロッチ布のみを人体シルエットに対比して示す右側面図と正面図である。 図1に示すパンツを下方から見た立体斜視図である。 図8に示すパンツ完成時の中央部を左右に分断して左身頃を右側から見た断面図である。 この発明の第2実施例に係るパンツを示す、図1と同様な正面図である。 図10に示すパンツのクロッチ部を表す、図3と同様な平面図と左側面図である。 図11などに示す表クロッチ布と裏クロッチ布の裁断形状(生地片)を、表側から見た、図4と同様な平面図である。 図11などに示す表クロッチ布と裏クロッチ布が重ねられる前の状態を右前方から見た、図5と同様な立体斜視図である。 この発明の第3実施例に係るパンツを示す、図1と同様な正面図である。 図14に示すパンツのクロッチ部を表す、図3と同様な平面図と左側面図である。 図15などに示す表クロッチ布と裏クロッチ布が重ねられる前の状態を右前方から見た、図5と同様な立体斜視図である。 この発明の第4実施例に係るパンツを示す、図1と同様な正面図である。 図17に示すパンツの背面図である。 図17に示すパンツのクロッチ部を表す、図3と同様な平面図と左側面図である。 図19などに示す表クロッチ布と裏クロッチ布の裁断形状(生地片)を、表側から見た、図4と同様な平面図である。 図19などに示す表クロッチ布と裏クロッチ布が重ねられる前の状態を右前方から見た、図5と同様な立体斜視図である。 この発明の第5実施例に係るパンツを示す、図1と同様な正面図である。 図22に示すパンツのクロッチ部を表す、図3と同様な平面図と左側面図である。 図23などに示す表クロッチ布と裏クロッチ布が重ねられる前の状態を右前方から見た、図5と同様な立体斜視図である。
符号の説明
A 表前立て(前立て。第1実施例)、A1 表前立て(前立て。第2〜5実施例)、AA’ 裏前立て(前立て。第1実施例)、A1’ 裏前立て(前立て。第2〜5実施例)、 AS 表開き口(第1実施例)、AS1 表開き口(第2〜5実施例)、AS’裏開き口(第1実施例)、B 表股マチ布(股マチ布。第1〜3実施例)、B1 表股マチ布(股マチ布。第4,5実施例)、B’ 裏股マチ布(股マチ布。第1〜3実施例)、B1’ 裏股マチ布(股マチ布。第4,5実施例)、C 表クロッチ布(第1実施例)、C1 表クロッチ布(第2,3実施例)、C2 表クロッチ布(第4,5実施例)、C’ 裏クロッチ布(第1実施例)、C1’ 裏クロッチ布(第2,3実施例)、C2’ 裏クロッチ布(第4,5実施例)、CP クロッチポケット(第1実施例)、CP1 クロッチポケット(第2,3実施例)、CP2 クロッチポケット(第4,5実施例)、D1 縫合部、D2 第2の縫合部、NL 尿吸収体、NL1 (尿吸収体の)端部、P,P1,P2,P3,P4 パンツ(第1〜5実施例)、Y 円錐形状(錐体形状)

Claims (2)

  1. 表クロッチ布と裏クロッチ布とを少なくとも備えたパンツにおいて、前記表クロッチ布と裏クロッチ布を重ねて縫合して尿吸収体を収容するクロッチポケットを形成すると共に、前記クロッチポケットに表開き口と裏開き口の少なくともいずれかを形成して前記尿吸収体を前記クロッチポケットに着脱自在とし、さらに前記表クロッチ布と裏クロッチ布をそれぞれその端部が円弧状を呈する前立てとその端部が円弧状を呈する股マチ布から構成すると共に、前記前立ての端部と股マチ布の端部とを縫合してその縫合部付近を錐体形状に形成したことを特徴とするパンツ。
  2. 前記クロッチポケットに前記表クロッチ布と裏クロッチ布とを股間部後方付近で縫合して第2の縫合部を形成すると共に、前記クロッチポケットにおいて、前記尿吸収体の端部を前記第2の縫合部付近に位置させたことを特徴とする請求項1記載のパンツ。
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