JP4014471B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、脚廻りからのモレを確実に防止することができ、また、大腿部の動きに対する追従性及び型くずれ防止性に優れた使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、使い捨ておむつにおいては、排泄物の漏れを如何に防止するかが重要な課題であり、特公平5−33630号公報には、吸収体を、人体に適合する幅の中央吸収部と、その外側に設けられた外側吸収部とから形成することにより、股間部の密着性を高め、それにより漏れ防止性能を向上させた使い捨ておむつが記載されている。
しかし、この使い捨ておむつにおいては、中央吸収部から漏れ出した便や尿は、比較的容易に外側吸収部に達し、特に排泄量が多い場合などには、外側吸収部を容易に越えて、おむつ側縁からモレを生じる恐れがある。
また、おむつ着用中や着脱時に吸収部側縁にめくれやヨレが生じる等の型くずれが生じる恐れがある。更に、活動時の大腿部の動きに吸収体が追従できず、吸収体と肌の間に隙間ができて漏れが生じる恐れがある。
【0003】
尚、特開平5−317362号公報には、液不透過性の防漏壁の固定端とサイドフラップとの間の一部を液吸収領域とした使い捨ておむつが記され、特開平3−121069には、第1と第2の吸収体を有しており、両吸収体の間にバリアカフスを配置した使い捨ておしめが記されている。
しかし、前記2つの公報には、股下部における吸収体の両側部が、着用時に下方に屈曲して着用者の大腿部内側面に沿って配される使い捨ておむつに特有の、▲1▼活動時および着脱時に吸収体側縁のめくれ、ヨレ等の不都合が発生しやすくなる、▲2▼吸収体側縁が下方を向いているため吸収体側縁部に尿が集中すると容易に外部にモレやすくなる、▲3▼活動時の大腿部の動きに吸収体が追従できず、吸収体と肌の間に隙間ができて漏れが生じやすくなる、という特徴的な問題について解決策が何ら記載されていない。
【0004】
従って、本発明の目的は、脚廻りからのモレを確実に防止することができ、また、大腿部の動きに対する追従性及び型くずれ防止性に優れた使い捨ておむつを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート及びこれら両シート間に介在された液保持性の吸収体を備え、股下部における、前記吸収体の両側部が、着用時に下方に屈曲して着用者の大腿部内側面に沿って配されるようになされている使い捨ておむつにおいて、前記使い捨ておむつは、着用者の腹側に配される腹側部の両側縁部と背側に配される背側部の両側縁部とが接合されて、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を有するパンツ型の形状をなしており、一対の前記レッグ開口部それぞれの周囲に、レッグギャザー形成用のレッグ部弾性部材が配設されており、前記レッグ部弾性部材は、前記腹側部及び前記背側部に位置する長手方向両端部がそれぞれ前記吸収体の側縁よりも幅方向外方に位置し且つその中央部がおむつ股下部において前記吸収体の側縁よりも幅方向内方を通るように、湾曲させて配設されており、前記吸収体の両側部は、左右両側の前記レッグ部弾性部材それぞれの配置位置よりおむつ幅方向の外方に位置する部分が、着用時に下方に屈曲して着用者の大腿部内側面に沿って配されるようになされており、前記吸収体の側縁からおむつ幅方向内側に所定距離をおいた位置に、疎水性材料を用いて第1防漏壁が形成されており、該第1防漏壁には、その長手方向に沿って弾性部材が配設されており、前記吸収体の側縁部に、表面が疎水性材料に覆われたサイド疎水領域が形成されており、該サイド疎水領域には、その長手方向に沿って弾性部材が配設されており、前記サイド疎水領域に第2防漏壁が形成されており、前記サイド疎水領域に配設された前記弾性部材は、該第2防漏壁に、その長手方向に沿って配設されており、前記第1防漏壁の固定端と前記サイド疎水領域との間の領域に、該領域の長手方向に沿って、液透過性の表面を有するサイド吸収領域が形成されており、該サイド吸収領域は、液透過性の前記表面から、該表面の下に位置する前記吸収体に吸液可能になされており、前記第1防漏壁の高さと前記第2防漏壁の高さとの和が前記サイド吸収領域の幅よりも小さいことを特徴とする使い捨ておむつを提供することにより、上記の目的を達成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づいて説明する。
本発明の第1実施形態としての使い捨ておむつ1は、パンツ型の使い捨ておむつであり、図1〜3に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性の裏面シート3及び両シート2,3間に介在された液保持性の吸収体4を有する吸収性本体10と、該吸収性本体10の外側(おむつの外表面側)に位置して該吸収性本体10が接合固定される外層体30とを具備しており、着用時に着用者の腹側に配される腹側部Aの両側縁部A1,A2と背側に配される背側部Bの両側縁部B1,B2とが接合されて、ウエスト開口部5及び一対のレッグ開口部6,6を有するパンツ型の形状をなしている。
【0007】
吸収性本体10は、縦長矩形状をなしており、ホットメルト型接着剤等の公知の接合手段により、外層体30の長手方向及び幅方向の中央部に接合されている。吸収体4は、吸収性本体10と略同形状の縦長矩形状の外形を有しており、表面シート2及び裏面シート3間に挟持固定されている。
【0008】
本実施形態の使い捨ておむつ1は、図5に示すように、股下部Cにおける吸収体4の両側部41,41が、着用時に下方に屈曲して着用者の大腿部内側面に沿って配されるようになされている。
具体的には、股下部Cにおける吸収体4の最小幅が、着用者の股間幅よりも広くなっており、また、一対のレッグ開口部6,6それぞれの周囲に、レッグギャザー形成用のレッグ部弾性部材61(図1参照)が配設されており、各レッグ部弾性部材61は、腹側部A及び背側部Bに位置する長手方向両端部62,63がそれぞれ前記吸収体4の側縁42よりも幅方向外方に位置し且つその中央部64がおむつ股下部Cにおいて吸収体4の側縁42よりも幅方向内方を通るように、湾曲させて配設されている。
斯かる構成により、本実施形態のおむつ1においては、左右両側の各レッグ部弾性部材61の配設部位よりもおむつ幅方向外方に位置する吸収体4の両側部41,41が、おむつ着用時に、それぞれ弾性部材61の配設部位を折り曲げ線として、下方に向かって屈曲し、着用者の大腿部内側面に沿って配される。レッグ部弾性部材61は、外層体30を構成する2枚のシート材31,32間に固定されている。
【0009】
使い捨ておむつ1には、腹側部Aから背側部Bに亘るように一対の防漏壁(第1防漏壁)12,12が形成されている。一対の防漏壁12は、それぞれ、疎水性のシート材15(疎水性材料)を用いて形成されており、防漏壁12の自由端13には、該自由端13に沿って弾性部材16が伸長状態で配設固定されている。尚、弾性部材16及び後述する弾性部材19は、それぞれ自由端から離間して配設されていても良いが、自由端に配設されていることが防漏効果の点から好ましい。
防漏壁12は、図4に示すように、吸収体4の側縁42からおむつ幅方向内側(おむつ幅方向中央側)に所定距離をおいた位置に形成されている。即ち、防漏壁12の固定端(立ち上がりの基端)14の位置が、吸収体4の側縁42から幅方向内側に所定距離をおいた位置にある。一対の防漏壁12,12は、おむつの展開且つ伸張状態において、おむつ長手方向に直線状に形成されている(図2参照)。
【0010】
吸収体4の両側縁部43には、吸収体4の表面が疎水性のシート材18(疎水性材料)に覆われたサイド疎水領域21が形成されている。そして、各サイド疎水領域21には、その長手方向に沿って弾性部材19が配設されている。
本実施形態のおむつ1における弾性部材19は、吸収体4の股下部Cの長手方向の全域に亘って配されている。サイド疎水領域21に配設される弾性部材19は、少なくとも、着用時に下方に屈曲する部分の全長(図2中のL)に亘って配されていることが好ましい。
尚、本実施形態における弾性部材19は、サイド疎水領域21における吸収体に密着しておらず、第2防漏壁の自由端に配設されている。本実施形態における弾性部材19のように、サイド疎水領域21における吸収体に密着しておらず、固定端を持つ突起状の成形物(防漏壁等)に弾性部材が固定されている場合であっても、その固定端がサイド疎水領域にあれば、その弾性部材は、サイド疎水領域に配設された弾性部材である。
【0011】
そして、図2及び図3に示すように、防漏壁12の固定端14とサイド疎水領域21との間の領域に、該領域の長手方向に沿って、液透過性の表面を有するサイド吸収領域22が形成されている。
【0012】
本実施形態のおむつ1によれば、排尿時の尿の液流れが防漏壁12により遮断されるので、おむつ幅方向中央の中央吸収領域で効率良く吸収させることができる。多量の尿が排泄された場合等には、防漏壁12を超えてその外側に尿が流出することがあるが、流出した尿も、防漏壁12の外側に位置するサイド吸収領域22に吸収される。
本実施形態のおむつ1のように、吸収体の両側部41,41が着用時に下方に屈曲するおむつにおいては、サイド吸収領域22で吸収した尿が、更に吸収体中及び/又は吸収体上を移動し、吸収体側縁部に集中し易い。しかし、吸収体両側縁部に、疎水性材料で覆われたサイド疎水領域21が形成されており且つ該疎水領域21が弾性部材19によって、大腿部内側面に圧接されるため、外部への尿モレを確実に防止することができる。また、サイド疎水領域21に弾性部材19を配することで、サイド吸収領域22の広い範囲を大腿部内側面に対して密着させることができる。
本実施形態のおむつ1においては、尿の流れ方向の複数の箇所に、各位置における最適な防漏手段を配置すると同時に、吸収体側縁部におむつの保形手段(弾性部材19)を配置することで、それらの防漏手段を相互に補完させ、かつ如何なる活動時においてもその効果を最大限発揮させ、それにより、股下部Cからの漏れ防止性能が大幅に向上させている。
【0013】
更に、活動度の高い大腿部の内側面に、サイド疎水領域21の弾性部材19が巻き付くことにより、吸収体側縁部が大腿部の動きに追従し、おむつの型崩れ(大腿部の活動による吸収体側縁部のめくれ、ヨレ、あるいは衣類を着脱する際の擦れによる吸収体側緑のめくれ、ヨレ)が防止される。
即ち、サイド疎水領域に配設される弾性部材19は、吸収体の密着による防漏効果向上以外に、▲1▼大腿部の動きに連動した吸収体の追従性向上、▲2▼おむつの型崩れ防止(保形性向上)の効果を有する。特に▲1▼の効果が加わることで、従来、防漏効果の低下が避けられなかった活動時においても防漏効果が大幅に向上する。
また、着用者の大腿部の周長は、活動度(運動量の違い)により個人差が非常に大きく、また、活動度の低い方(寝たきりの方、寝たきりに近い方等)では骨格形状があらわになるため表面形状も大きく異なる。サイド疎水領域に弾性部材19を配設することにより、このような形状変化の激しい大腿部の形状に吸収体側縁部を追従させて隙間が生じないようにすることができる。
【0014】
防漏性能の向上の観点から、防漏壁12の高さは20〜60mmであることが好ましく、25〜45mmであることがより好ましい。
吸収体の両側部41,41が着用時に下方に屈曲するおむつにおいては、吸収体両側部が下方へ屈曲することにより、おむつ幅方向中央に位置する吸収体が外方向に比較的大きく膨らみ易い。
防漏壁12の高さを20mm以上とすることで、防漏壁12を着用者の肌に確実に密着させ、防漏壁としての機能を確実且つ充分に発揮させることができる。防漏壁12の高さは、自由端13と固定端14との間を平面状に引き延ばし、その状態における自由端13と固定端14との間の距離を、防漏壁の長手方向に直交する方向に測定する。
【0015】
本実施形態のおむつ1における吸収体4は、図4に示すように、サイド疎水領域21の内側端(おむつ幅方向中央側の端)21aから、おむつ幅方向に所定距離離間した位置に、他の部位よりも剛性の低い低剛性領域44を有している。低剛性領域44は、股下部Cの両側に、各々吸収体4の長手方向に沿って形成されている。
また、図4に示すように、低剛性領域44のおむつ幅方向内側端44aとサイド疎水領域21の内側端21aとの間に位置する領域D(以下、領域Dともいう)に、該領域Dの長手方向に沿って弾性部材(第2弾性部材)25,25が配設されている。
斯かる構成により、吸収体両側部の下方への屈曲性が一段と向上し、着用中のおむつの形態が容易にトランクス形状となるとともに、サイド吸収領域22を肌に対する密着性及び防漏性能が向上する。尚、第2弾性部材は、本実施形態におけるように直線状に配設されていても良いが、湾曲していても良い。
【0016】
低剛性領域の形成方法としては、吸収体の一部の剛性を他の部位の剛性よりも低剛性にし得る限り特に制限されず、例えば▲1▼吸収体の存在しない領域を形成する、▲2▼吸収体の一部を他の部位よりも低坪量とする、▲3▼吸収体の一部を他の部位よりも薄くする、▲4▼吸収体の一部を他の部位よりも剛性の低い材料により形成する、▲5▼細幅のエンボス線を長手方向に沿って付与する、▲6▼長手方向に沿ってスリットを入れる方法等、及びこれらの一または二以上を組み合わせた方法等が挙げられる。
【0017】
本実施形態のおむつ1における低剛性領域44,44は、吸収体4中に、吸収性材料の存在しない部分を設けることにより形成されている。
低剛性領域44の吸収体坪量とおむつ幅方向中央側の隣接部位(内側隣接部位)の吸収体坪量との比(低剛性領域/内側隣接部位)及び低剛性領域44の吸収体坪量とおむつ幅方向外方側の隣接部位(外側隣接部位)の吸収体坪量(低剛性領域/外側隣接部位)は、それぞれ0〜0.5であることが好ましい。また、低剛性領域44と内側及び外側隣接部位との吸収体の坪量差は、それぞれ、少なくとも100g/m2 以上、特に200g/m2 以上であることが好ましい。
【0018】
両側の隣接部位よりも剛性の低い低剛性領域44を設けることにより、おむつ着用時に、吸収体が決まった部位において確実に屈曲するため、低剛性領域44より外側に位置する吸収体両側部を大腿部内側面に一層良好にフィットさせることができる。
【0019】
本実施形態のおむつ1における弾性部材25は、低剛性領域44の外側に隣接する高剛性領域45の配設箇所に、吸収体の長手方向のほぼ全域に亘るように配されているが、弾性部材25の配設箇所は、低剛性領域44の配設箇所であっても良いし、低剛性領域44の配設箇所及び高剛性領域45の配設箇所に跨って配設されていても良い。また、弾性部材25は、サイド吸収領域22を大腿部内側面に密着させる観点から、少なくとも股下部Cに配設されていることが好ましい。
また、弾性部材25を高剛性領域45の配設箇所に配設する場合、吸収体の肌当接面P側、非肌当接面Q側及び吸収体中の何れに配設しても良いが、大腿部内側面への密着性の観点から、本実施形態のように吸収体4の非当接面Q側に配設することが好ましい。
サイド吸収領域22に弾性部材が配されていることが、サイド吸収領域の効率的利用による防漏効果向上の点から好ましい。弾性部材によりサイド吸収領域が長手方向に収縮し、ヒダ状になることで、単位長当たりの吸収体距離が長くなり、吸収効率が向上する。
【0020】
上述した諸効果を効率的に発現させる観点から、図3に示すように、股下部Cにおける吸収体4を、一対の低剛性領域44よりもおむつ幅方向中央側に位置する高剛性部分46(以下、中央吸収体ともいう)と、低剛性領域44よりもおむつ幅方向の外側に位置する高剛性部分45(以下、レッグ吸収体ともいう)とに区分した場合に、中央吸収体46の幅W1は5〜25cmであることが好ましく、中央吸収体46とレッグ吸収体45との間隔W2は0.5〜10cmであることが好ましく、レッグ吸収体45の幅W3が1〜10cmであることが好ましい。同様の観点から、股下部Cにおける使い捨ておむつの幅Wに対するWlの比(W1/W)は、0.1〜0.8であることが好ましく、比(W2/W)は0.01〜0.3であることが好ましく、比(W3/W)は0.02〜0.3であることが好ましい。これらの数値は、股下部Cの最小幅部分における数値である。
股下部Cとは、展開且つ伸長状態における使い捨ておむつを、長手方向に3等分するように3つの領域に区分した場合の中央領域をいう。
【0021】
本実施形態のおむつ1においては、サイド疎水領域21に第2防漏壁20が形成されており、前記サイド疎水領域21に配設された前記弾性部材19は、第2防漏壁20の自由端に、該自由端に沿って伸長状態で配設されている。
第2防漏壁20を設けることで、高速排泄のためサイド吸収領域22で吸収できなかった尿等の排泄物を一時的に堰き止め、その後、サイド吸収領域22に吸収させることができる。これにより、サイド吸収領域22の吸収性能を効果的に活用することができ、防漏効果を一層向上させることができる。
第2防漏壁20の高さは3〜20mmであることが好ましく、3〜10mmであることがより好ましい。第2防漏壁20の高さが3mm以上であると、第2防漏壁20を設けたことによる効果が確実に発現され、該高さを20mm以下であると、吸収体側縁部の密着性の低下やめくれ等の不都合の発生を防止しつつ、防漏効果の向上を図ることができる。また、防漏壁20が伏倒してサイド吸収領域22を塞いだり、着用時に脚が引っかかる等の不都合も防止することができる。尚、本実施形態のおむつ1における第2防漏壁20は、その高さが防漏壁12より低い。第2防漏壁20の高さは、防漏壁12の高さと同様にして測定する。
【0022】
防漏壁12及び第2防漏壁20それぞれの自由端は、長手方向前後端において表面シートに固着されていなくても良いが、防漏効果向上の観点から固着されていることが好ましい。固着位置は、防漏壁の固定端の位置に対して、おむつ幅方向内側(おむつ幅方向の中央側)でも幅方向外側でも良いが、防漏壁の起立性および防漏効果の観点から幅方向内側で固着されていることが好ましい。
【0023】
また、防漏壁(第1防漏壁)12及び第2防漏壁20は、体圧がかかることで、着用時にサイド吸収領域22上に倒れこみ該領域を覆ってしまう恐れがある。そのため、本発明においては、防漏壁(第1防漏壁)12の高さと第2防漏壁20の高さとの和がサイド吸収領域の幅よりも小さい。この条件を満たすことで、着用時の活動や防漏壁のイレギュラーな倒れこみ時においてもサイド吸収領域を完全に覆ってしまうことがなく、サイド吸収領域の吸収能力が確実に発現され、防漏効果向上に確実に寄与する。
【0024】
本実施形態のおむつ1においては、図4に示すように、防漏壁12を形成する疎水性シート材(疎水性材料)15、サイド疎水領域21を形成する疎水性シート材(疎水性材料)18、及びサイド吸収領域22の液透過性の表面を形成する材料23が、連続した一枚のシート材からなる。
防漏壁12、サイド疎水領域21およびサイド吸収領域22を一枚のシート材で形成することで、構成の簡略化、生産性の向上、原材料及びコストの削減を図ることができる。また、防漏壁12、サイド疎水領域21およびサイド吸収領域22をそれぞれ別部材で構成した場合には、それぞれの部材が重なる領域が存在し、その重なり領域では周辺領域に比べ、厚み、剛性が高くなるが、一枚のシート材で構成した場合は、大腿部内側面に密着する領域の厚み、剛性を別体で構成した場合に比べ低く押さえることができ、活動度の高い大腿部内側面における違和感を低減させることができる。
防漏壁12、サイド疎水領域21およびサイド吸収領域22を一枚のシート材で形成する場合のシート材は、親水性シートの一部を疎水化(撥水化)処理したもの、又は疎水性(撥水性)シートの一部を親水化処理したもの等を用いることができ、また、疎水性シートの一部に開孔処理等の液透過手段を施したシート等を用いることもできる。
【0025】
本発明の効果は、特に本実施形態のおむつ1のような、パンツ型の使い捨ておむつ、即ち、着用者の腹側に配される腹側部の両側縁部と背側に配される背側部の両側縁部とが接合されて、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を有するパンツ型の形状をなしており、一対の前記レッグ開口部それぞれの周囲に、レッグギャザー形成用のレッグ部弾性部材が配設されており、前記レッグ部弾性部材は、前記腹側部及び前記背側部に位置する長手方向両端部がそれぞれ前記吸収体の側縁よりも幅方向外方に位置し且つその中央部がおむつ股下部において前記吸収体の側縁よりも幅方向内方を通るように、湾曲させて配設されている使い捨ておむつにおいて特に顕著であり、有用である。
【0026】
詳述すると、あらかじめ製品の前後端両側部が閉じられたパンツ型である場合適応足回り周長は必然的に決まってしまう(これに対して、テープ止めタイプのおむつの場合はテープ位置の調整で比較的広い適応範囲を持つ)。防漏効果を高めるためには吸収体幅を広げることが好ましいが、吸収体幅を広げると、▲1▼足回り周長の適応範囲が小さくなる、▲2▼パンツ着用者は比較的活動度が高いため大腿部に違和感を与える、等の不都合が生じるため、吸収体幅を容易に広げることはできない。狭い吸収体幅でありながら、パンツ型おむつのユーザーの高速(テープ止めタイプのおむつのユーザーに比較して高速)排尿に対応し、防漏効果を大幅に向上させるためには本発明が有用である。特に▲1▼高速排尿を防漏壁12で遮断し▲2▼防漏壁12を越えた尿も大腿部に密着したサイド吸収領域22で吸収し▲3▼サイド吸収領域22における表面上及び/又は吸収体中を移動した尿が外部へモレることを、弾性部材19が配設されたサイド疎水領域21が確実に防止するため、吸収体幅の制約の大きいパンツタイプにおいて、容易に防漏効果の向上を図ることができる。また、サイド疎水領域に配設された弾性部材による▲1▼大腿部の動きに連動した吸収体の追従性向上、▲2▼おむつの型崩れ防止(保形性向上)、の効果は、着用者の活動度の高いパンツタイプにおいて特に発揮される。
【0027】
レッグ部弾性部材61は、股下部を幅方向に横断していても良いが、本実施形態のおむつ1における左右のレッグ部弾性部材61は、おむつ幅方向の両側で独立しており、股下部の幅方向中央部には存在していない。股下部の幅方向中央部に存在させないことで、股下部の幅方向への収縮を抑制し、大腿部内側面への吸収体の密着性の阻害及びそれによる防漏効果の低下を防止することができる。
第2弾性部材25とレッグ部弾性部材は互いに交差し、且つ交差部及び/又はその近傍で互いに直接あるいは間接的に接合されていることが好ましい。交差部で接合することで、一方の収縮力が他方にも伝わり、互いの収縮が影響を及ぼしあうことで、複雑な活動状況においても吸収体側縁部が大腿部内側に密接し、高い防漏効果を維持できる。
更に、補助吸収具の装着性向上の効果がある。また、補助吸収具の装着性向上の点から吸収体の幅方向中央部には、長手方向全域に亘って、幅方向に収縮する弾性部材が配されていないことが好ましい。
【0028】
次に、本発明の第2実施形態としての使い捨ておむつについて、図6を参照して説明する。
第2実施形態については、上述した使い捨ておむつ1と異なる点について説明し、同様の点については説明を省略する。特に説明しない点については、第1実施形態のおむつと同様であり上述した説明が適宜適用される。
【0029】
上述したおむつ1における第2防漏壁20は、サイド疎水領域21における吸収体の肌当接面P側に突出するように形成されていたが、第2実施形態のおむつにおける第2防漏壁20は、図6に示すように、吸収体の側端面からおむつ幅方向外方に突出するように形成されている。そして、その第2防漏壁20の先端部(自由端)に弾性部材19が配設されている。
また、第2実施形態のおむつにおいては、防漏壁12を形成する疎水性のシート材(疎水性材料)15、サイド疎水領域21を形成するシート材(疎水性材料)18、及びサイド吸収領域22の液透過性の表面を形成する材料(表面シート2)が、それぞれ別体のシート材である。
【0030】
上述した両実施形態の使い捨ておむつの形成材料について説明する。
表面シート2、裏面シート3、吸収体4、外層体を構成するシート材31,32、防漏壁12形成用のシート材15、及び弾性部材16等の形成材料としては、従来、使い捨ておむつに用いられる各種公知のものを特に制限なく用いることができる。
サイド疎水領域形成用のシート材(第2防漏壁形成用のシート材)18としては、従来の使い捨ておむつにおける防漏壁形成用のシート材等を用いることができる。サイド疎水領域21に配設する弾性部材19としては、従来、使い捨ておむつに用いられている各種の素材及び形態の弾性部材を用いることができ、紐状又は帯状のものが好ましく用いられる。
【0031】
本発明は、上述した両実施形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能である。
例えば、図7に示すように、サイド疎水領域21は、吸収体の表面が、肌当接面側と非肌当接面側とで別々の疎水性材料(図示例では、一方は裏面シート3)で被覆されていても良い。また、第2防漏壁形成用のシート材は、サイド疎水領域形成用のシート材とは別体の疎水性シートであっても良い。
【0032】
また、上述した実施形態におけるレッグ部弾性部材61は、背側部から股下部に亘って配された第1弾性部材61aと腹側部から股下部に亘って配された第2弾性部材61bとを股下部で重ねることによって、一本の弾性部材と同様に機能するように構成したものであったが、レッグ部弾性部材61は、それぞれ一本の弾性部材から構成されているものでも良い。また、61aと61bは、股下部で離間していても良い。但し、鼠蹊部へのフィット性及び吸収体両側縁部の下方への屈曲性の観点から、61aと61bは股下部で重ねることが好ましい。
また、各部の形状等は適宜変更することができ、例えば、吸収体の外形は、矩形状のものの他、台形や砂時計形状等としても良い。また、低剛性領域の形状は、紡錘状、矩形状等としても良い。
【0034】
【発明の効果】
本発明の使い捨ておむつは、脚廻りからのモレを確実に防止することができ、また、大腿部の動きに対する追従性及び型くずれ防止性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態としての使い捨ておむつを示す斜視図である。
【図2】図2は、図1に示す使い捨ておむつの展開且つ伸張状態を示す平面図である。
【図3】図3は、図2のX−X線模式断面図である。
【図4】図4は、図2のX−X線断面の一部を拡大して示す模式断面図である。
【図5】図5は、図1に示す使い捨ておむつの着用時の状態を模式的に示す断面図である。
【図6】図6は、本発明の第2実施形態としての使い捨ておむつを示す要部断面図である。
【図7】 図7は、本発明の更に他の実施形態を説明するための、参考形態の使い捨ておむつの要部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 使い捨ておむつ
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
41 吸収体の両側部
12 防漏壁(第1防漏壁)
19 サイド疎水領域に配設される弾性部材
20 第2防漏壁
21 サイド疎水領域
22 サイド吸収領域
A 腹側部
B 背側部
C 股下部

Claims (3)

  1. 液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート及びこれら両シート間に介在された液保持性の吸収体を備え、股下部における、前記吸収体の両側部が、着用時に下方に屈曲して着用者の大腿部内側面に沿って配されるようになされている使い捨ておむつにおいて、
    前記使い捨ておむつは、着用者の腹側に配される腹側部の両側縁部と背側に配される背側部の両側縁部とが接合されて、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を有するパンツ型の形状をなしており、一対の前記レッグ開口部それぞれの周囲に、レッグギャザー形成用のレッグ部弾性部材が配設されており、前記レッグ部弾性部材は、前記腹側部及び前記背側部に位置する長手方向両端部がそれぞれ前記吸収体の側縁よりも幅方向外方に位置し且つその中央部がおむつ股下部において前記吸収体の側縁よりも幅方向内方を通るように、湾曲させて配設されており、前記吸収体の両側部は、左右両側の前記レッグ部弾性部材それぞれの配置位置よりおむつ幅方向の外方に位置する部分が、着用時に下方に屈曲して着用者の大腿部内側面に沿って配されるようになされており
    前記吸収体の側縁からおむつ幅方向内側に所定距離をおいた位置に、疎水性材料を用いて第1防漏壁が形成されており、該第1防漏壁には、その長手方向に沿って弾性部材が配設されており、
    前記吸収体の側縁部に、表面が疎水性材料に覆われたサイド疎水領域が形成されており、該サイド疎水領域には、その長手方向に沿って弾性部材が配設されており、
    前記サイド疎水領域に第2防漏壁が形成されており、前記サイド疎水領域に配設された前記弾性部材は、該第2防漏壁に、その長手方向に沿って配設されており、
    前記第1防漏壁の固定端と前記サイド疎水領域との間の領域に、該領域の長手方向に沿って、液透過性の表面を有するサイド吸収領域が形成されており、該サイド吸収領域は、液透過性の前記表面から、該表面の下に位置する前記吸収体に吸液可能になされており、
    前記第1防漏壁の高さと前記第2防漏壁の高さとの和が前記サイド吸収領域の幅よりも小さいことを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 前記吸収体は、前記サイド疎水領域の内側端から所定距離離間した位置に、他の部位よりも剛性の低い低剛性領域を有しており、前記低剛性領域のおむつ幅方向内側端と前記サイド疎水領域の内側端との間に位置する領域に、該領域の長手方向に沿って第2弾性部材が配設されている請求項1記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記防漏壁を形成する前記疎水性材料、前記サイド疎水領域を形成する疎水性材料、及び前記サイド吸収領域の液透過性の表面を形成する材料が、連続した一枚のシート材からなる請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。
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