JP3153853U - 着用物品 - Google Patents

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祥宜 三嶋
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【課題】シートによる着用者の肌への刺激を低減し、肌トラブルを抑制することができる着用物品を提供する。【解決手段】おむつ1は、内外面シート26,27と、これら内外面シート26,27の間に位置する吸液構造体30と、内面シート26の身体側に位置するトップシート60と、さらに身体側に位置する一対の漏れバリアカフ70とを含む。漏れバリアカフ70は、第1接合部81を介して外面シート27に接合されるカフ外側縁74と、カフ弾性体76が取り付けられトップシート60から離間可能なカフ内側縁73とを含む。トップシート60は、縦方向Yに延びる複数の凸条と、これら凸条の横方向X間に形成される凹条とを有している。【選択図】図2

Description

この発明は、着用物品に関し、さらに詳しくは使い捨てのおむつ、排泄トレーニングパンツ、失禁ブリーフ等に関する。
従来、使い捨てのおむつにおいて、着用者の身体側に位置する表面シートと、その反対側に位置する裏面シートと、これら表裏面シートの間に取り付けられた体液吸収性コアと、表面シートのさらに身体側に位置するバリアカフとを有するものが公知である。例えば、特開2003−38559号公報(特許文献1)によれば、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートとを備え、これらシートの間に体液吸収性コアが介在されている。表面シートには、おむつの両側部にあって、おむつの長さ方向へ延びるバリアカフが取り付けられている。上記表面シートとして、例えば、繊維不織布等を用いることができる。
特開2003−38559号公報(JP 2003−38559 A)
表面シートは、着用者の肌に直接接触するから、肌への刺激が少ないことが望ましい。しかし、表面シートが広い範囲で着用者の肌に接触することによって、必然的に刺激も多くなり、着用者の肌トラブルを誘発する可能性があった。
この考案では、シートによる着用者の肌への刺激を低減し、肌トラブルを抑制することができる着用物品を提供することを課題とする。
この考案は、縦方向および横方向と、身体側およびその反対側と、前ウエスト域、後ウエスト域および前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域を有するシャーシと、少なくとも前記クロッチ域に位置する吸液構造体と、前記シャーシの前記身体側に位置しシャーシ両側縁の縦方向に延びる一対の漏れバリアカフとを含み、前記漏れバリアカフは、第1接合部を介して前記シャーシ両側縁に接合されるカフ外側縁と、前記縦方向に伸縮可能に弾性化され前記シャーシから離間可能なカフ内側縁とを含む着用物品の改良に関わる。
この考案は、前記着用物品において、前記シャーシの身体側には、前記縦方向に延びる複数の凸条と、これら凸条の前記横方向間に形成される凹条とを有するトップシートが形成され、
前記カフ内側縁は、その前後端縁側を第2接合部を介して前記シャーシに接合されることを特徴とする。
この考案の好ましい実施態様のひとつとして、前記トップシートは、一対の前記漏れバリアカフの前記横方向間に位置する。
好ましい他の実施態様のひとつとして、前記トップシートは、一方の前記カフ内側縁から他方の前記カフ内側縁までの前記横方向離間寸法と等しい前記横方向における長さ寸法を有する。
好ましい他の実施態様のひとつとして、前記吸液構造体は、吸液性芯材を含む吸収体と、これを覆う被覆シートとを含み、厚さ寸法が2.0〜3.0mmである。
好ましい他の実施態様のひとつとして、前記吸収体は、フラッフパルプを主原料とする上下層と、前記上下層の間に位置し高吸収性ポリマー粒子を主原料とする中間層とを含む。
好ましい他の実施態様のひとつとして、前記シャーシは、前記身体側に位置する内面シートと、前記反対側に位置する外面シートとを含み、前記内外面シートの間に前記吸液構造体が形成されるとともに、前記吸液構造体と前記外面シートとの間に、漏れ防止シートが取り付けられる。
この考案によれば、着用者の身体と直接接触するトップシートに、複数の凸条と凹条とを形成することとしたので、着用者の肌に接触するトップシートの接触面積を減少させることができ、肌トラブルを低減することが可能となる。
おむつの斜視図。 図1のおむつの展開平面図。 図2の分解組立図。 図2のIV−IV線断概要面図。 図2のV−V線断面概要図。 トップシートの一部拡大概要図。
図1〜6は、この出願に係る考案であって、使い捨ておむつを例にした一実施態様である。図1は、おむつ1のウエスト開口およびレッグ開口を環状に保った状態の斜視図、図2は図1の展開平面図であっておむつ1の各弾性体をその収縮力に抗して伸長させ、おむつ1を平面に保った状態を示しその一部を破断させた図、図3は図2の分解組立図、図4は図2のIV−IV線断面概要図、図5は図2のV−V線断面概要図、図6はトップシート60の一部拡大概要図である。図2においては接合手段を省略し、その他の図においても一部を除いて接合手段を省略している。図4および図5では、カフ弾性体76の収縮力が作用している状態を示している。なお、以下の説明において、「身体側」、「着衣側」とは、着用物品の着用時における位置を意味する。
おむつ1は、縦方向Yおよび横方向Xと、縦方向Yの長さ寸法を二等分する仮想横中心線Q−Qと、横方向Xの長さ寸法を二等分する仮想縦中心線P−Pとを有し、仮想縦中心線P−Pに対してほぼ対称に形成されている。対称に形成された構成要素については、図面において一部その符号を省略している。
おむつ1は、身体側およびその反対側と、前ウエスト域11、後ウエスト域12および前記前後ウエスト域11,12間に位置するクロッチ域13を有するシャーシ20を含む。シャーシ20は、横方向Xに延びるシャーシ前後端縁21,22と、縦方向Yに延びるシャーシ両側縁とを有し、シャーシ両側縁は、前ウエスト域に位置するシャーシ前側縁23と、後ウエスト域に位置するシャーシ後側縁24と、クロッチ域に位置するクロッチ側縁25とによって画成されている。シャーシ前側縁23からシャーシ後側縁24までの縦方向Yの長さ寸法は、約410mmとされている。一方のシャーシ前後側縁23,24から他方のシャーシ前後側縁23,24までの横方向Xの長さ寸法は、約305mmとされている。ただし、これら寸法は、各弾性体をその収縮力に抗して伸長させた状態で測定される。前記シャーシ前後側縁23,24が互いに接合されることによって、上記シャーシ前後端縁21,22でウエスト開口が形成され、クロッチ側縁25でレッグ開口が形成される。
シャーシ20は、身体側に位置する内面シート26と、身体側の反対側である着衣側に位置する外面シート27とを含む。内外面シート26,27の間には、吸液構造体30および漏れ防止シート40が形成されている。
吸液構造体30は、吸液性芯材をティッシュペーパ等で覆った吸収体31と、吸収体31を覆う液透過性の被覆シート32とを含み、クロッチ域13から前後ウエスト域11,12へと延出して形成されている。吸液性芯材の厚さ方向の上下層は、フラッフパルプを主原料とし、これら上下層の間における中間層は、高吸収性ポリマー粒子を主原料としている。上記上下層においては、フラッフパルプの質量を約185〜200g/mとし、この実施形態では約187g/mとしている。中間層においては、高吸収性ポリマー粒子の質量を約170〜180g/mとし、この実施形態では約172g/mとしている。このような構成にすることによって、効率的に尿等の体液を吸収することができ、リウェットを抑制することができ、吸収体31の厚さを薄くすることができる。
吸収体31の厚さ寸法を約2.0〜3.0mm、好ましくは約2.5mmとしている。測定に用いる吸収体31は、クロッチ域13に位置するとともに、梱包等による折り畳みによって折り皺が形成されていない部分を有する本考案の実施品を用いた。
吸収体31は、クロッチ域13の両側部において、仮想縦中心線P−Pに向かって凹部を形成するように、横方向Xの長さ寸法が小さくなっている。吸収体31の縦方向Yの長さ寸法は、約340mmとされ、凹部が形成されていない前後ウエスト域11,12における横方向Xの長さ寸法は、約120mmとされている。
上記吸収体31のガーレー剛性は、約0.08〜0.20N・cmとしている。
吸液構造体30と外面シート27との間には、漏れ防止シート40が取り付けられている。漏れ防止シート40は、吸液構造体30よりも面積が大きく、吸液構造体30の縦方向Yおよび横方向Xからそれぞれ外側に向かって延出している。漏れ防止シート40として、不透液性かつ透湿性のフィルム等を用いることができ、吸液構造体30によって吸収された尿等の排泄物が漏れるのを防止している。
漏れ防止シート40には、外面シート27を透過して視認可能なインジケータ41が形成されている(図1参照)。インジケータ41は、例えば、液体の付着によって変色する3本のラインを漏れ防止シート40の着衣側に塗布することによって形成することができ、少なくともクロッチ域13において縦方向Yに延びている。
内外面シート26,27の間には、シャーシ前後端縁21,22に沿って前後ウエスト弾性体51,52が取り付けられている。より具体的には、前後ウエスト弾性体51,52は、内面シート26と漏れ防止シート40との少なくともいずれか一方に接合され、横方向Xに伸長状態で、収縮可能に取り付けられている。前後ウエスト弾性体51,52は、横方向Xにおける各両端部51a,52aにおいて、縦方向Yの長さ寸法が仮想縦中心線P−Pにおけるそれよりも大きくされて、着用者のウエストに密着しやすいようにされている。具体的には、前後ウエスト弾性体51,52の仮想縦中心線P−Pにおける縦方向Yの長さ寸法は約18mm、各両端部51a,52aにおける縦方向Yの長さ寸法は約20mmであり、横方向Xの長さ寸法は約144mmとしている。このような前後ウエスト弾性体51,52は、例えばオープンセルを有する発泡性ポリウレタンによって帯状に形成することができる。前後ウエスト弾性体51,52によってシャーシ前後端縁21,22が弾性化され、ウエスト開口からの尿等の漏れを防止している。
内外面シート26,27の間であって、少なくともクロッチ側縁25に沿って、レッグ弾性体53が取り付けられている。レッグ弾性体53は、縦方向Yに延びるとともに、伸長状態で収縮可能に取り付けられ、内外面シート26,27の少なくともいずれか一方に接合されている。レッグ弾性体53は、吸液構造体30および漏れ防止シート40には重ならないように、その横方向X外側に位置されている。レッグ弾性体53は、例えば複数の弾性糸によって形成することができ、具体的には、3本の弾性糸をピッチ約4mmで取り付け、その伸長倍率を約2.1倍としている。このようなレッグ弾性体53によって、レッグ開口が弾性化され、レッグ開口からの尿等の漏れを防止している。複数のレッグ弾性体53のうちその再内側のものは、漏れ防止シート40の外側縁に近接し、かつ、沿って位置していることが漏れ防止シート40の側縁に沿う物品部分を身体により確実に密着させる上で好ましい。
内面シート26の身体側には、トップシート60を接合している。トップシート60は、液透過性の繊維不織布によって形成され、横方向Xの長さ寸法を約75mm、縦方向Yの長さ寸法を約410mmとしている。横方向Xにおいてはシャーシ20よりも小さく、縦方向Yにおいてはシャーシ20とほぼ等しい寸法にされている。
図6は、トップシート60の横方向Xの断面を模式的に示した図である。図示したように、トップシート60は、縦方向Yに延びる複数の凸条61と、これら凸条61の間に形成された凹条62とを有する。このようなトップシート60において、例えば、繊維ウェブの上部に配置されたノズルから連続的に気体を噴射することで、気体が噴射された部分で凹条62が形成され、気体が直接噴射されなかった部分で凸条61が形成される。
凸条61の厚さ寸法t1は約1.0〜3.0mm、この実施形態では約1.0〜1.5mmである。凹条62の厚さ寸法t2は約0.4〜1.5mm、この実施形態では約0.5〜0.9mmである。隣接する一方の凸条61から他方の凸条61までの長さ寸法であるピッチt3は、約3mm〜6mm、この実施形態では約4mmである。ピッチt3は、一方の凸条61の横方向Xにおける中央から、他方の凸条61の横方向Xにおける中央までの長さ寸法である。
トップシート60では、繊維ウェブの繊維の再配向により凸条61に比べて凹条62で密度を低くすることができる。凹条62で密度が低くなることによって、この凹条62を介して軟便が吸液構造体30側に通過しやすくすることができる。また、噴射する気体の量を間欠的に多くすることによって、凹条62に間欠的な透孔を形成することもできる。このような透孔が形成された場合には、粘性の高い軟便等の通過を促進することができる。
トップシート60は、凹条62に沿って折れ曲がりやすくなるが、このトップシート60が前後ウエスト域11,12にまで延びていることによって、着用者のウエストに沿って折れ曲がり、身体にフィットしやすくなる。
トップシート60と内面シート26とは、ホットメルト接着剤等の接合手段によって互いに接合されるが、接合手段は、縦方向Yに延びるとともに、横方向Xに離間させて複数条形成することができる。これら接合手段の横方向Xの離間寸法は、凸条61のピッチよりも大きくなるようにして、接合手段と凸条61とが実質的に重ならないようにしている。尿などの体液は、凸条61に接触し、内面シート26を介して吸液構造体30に吸収されるが、接合手段と凸条61とが重なると、尿等の液体の移行を妨げる可能性があるからである。接合手段と凸条61とが実質的に重ならないとは、そのすべてにおいて完全に重ならないことを意味するものではなく、その一部において重なっていてもよいことを意味する。
なお、トップシート60と吸液構造体30の間には、内面シート26のほかにセカンドシートといわれるような他のシートを備えるようにしてもよい。
内面シート26の身体側には、一対の漏れバリアカフ70が取り付けられている。漏れバリアカフ70は、横方向Xに離間するとともに、横方向Xに延びるカフ前後端縁71,72と、縦方向Yに延びるカフ内外側縁73,74とをそれぞれ含む。カフ前端縁71からカフ後端縁72までの縦方向Yの長さ寸法は、シャーシ前端縁21からシャーシ後端縁22までの同寸法とほぼ等しく、約410mmである。
カフ内側縁73の一部は、内面シート26側に折り返されてスリーブ部75を形成し、スリーブ部75内に、縦方向Yに延びるカフ弾性体76が収縮可能に取り付けられている。カフ弾性体76は、複数条の弾性糸から形成され、具体的には二本の弾性糸をピッチ約6mmで取り付けられている。カフ弾性体76は、カフ前後端縁71,72から離間して、すなわち、一定の間隔をあけて伸長状態で収縮可能に取り付けられ、カフ内側縁73は、少なくとも、クロッチ域13において縦方向Yに弾性化されている。
漏れバリアカフ70は、横方向Xに離間されているが、この離間寸法、すなわち、一方のカフ内側縁73から他方のカフ内側縁73までの距離は約75mmとされ、これら漏れバリアカフ70の間にトップシート60が位置するようにされている。
漏れバリアカフ70は、カフ外側縁74が外面シート27の側縁とほぼ同じ形状を有し、第1接合部81を介して、外面シート27の両側縁に接合されている。カフ内側縁73のカフ前後端縁71,72側の一部は、第2接合部82を介して内面シート26に接合されている。カフ前後端縁71,72が第3および第4接合部83,84を介して内面シート26の前後端縁に接合されている。また、第2接合部82は、カフ前後端縁71,72から仮想横中心線Q−Qに向かって延びるとともに、その縦方向Yの長さ寸法を約55mmとされている。第2接合部82の縦方向Yの延長線上にカフ弾性体76が位置する関係とされているが、これら第2接合部82とカフ弾性体76とは、少なくともカフ弾性体76の伸縮域においては重ならないようにされている。
上記のような漏れバリアカフ70において、カフ弾性部材76が収縮すると、カフ内側縁73の第2接合部82によって接合されていない部分が、内面シート26から起立するように離間して、着用者の鼠蹊部近傍に密着し、尿等の排泄物がレッグ開口から漏れるのを防止している(図4参照)。
内外面シート26,27の間であって、シャーシ外側縁24には、タブ部材91が取り付けられている。タブ部材91は、例えば繊維不織布等によって形成することができ、横方向Xに延びる一端91aが内外面シート26,27の間に接合され、他端91bがシャーシ外側縁24から延出している。他端91bには、その身体側においてフック部材92が取り付けられている。タブ部材91は、図2に示したように、他端91bを漏れバリアカフ70の身体側に向かって折り返され、フック部材92が漏れバリアカフ70の身体側に対向するようにされている。折り返されたタブ部材91と漏れバリアカフ70とは、仮止め部85によって仮止めされている。仮止め部85は、加熱加圧処理によって点状に形成され、タブ部材91、フック部材92および漏れバリアカフ70が重なる部分において縦方向Yに二列、フック部材92よりも折返し状態において横方向X内側に位置するとともにタブ部材91および漏れバリアカフ70のみが重なる部分において一列、それぞれ形成されている。このように仮止め部85を形成することによって、タブ部材91およびフック部材92を漏れバリアカフ70に部分的に接合することとしている。この接合によって、おむつ1の製造時において、フック部材92が妄りに他のシートに接合するのを防止することができる。
部分的に接合されたフック部材92は、おむつ1の使用時においては、タブ部材91を剥離するように引っ張るだけで、その接合が解けるようにされている。外面シート27の着衣側には、フック部材92に係合可能なループ部材93が形成され、おむつ1の着用時には、これらフック部材92とループ部材93を係合させることによって、パンツ形状が維持される。なお、仮止め部85の形成によって、フック部材92の形状が一部熱溶融される可能性もあるが、ループ部材93との係合が可能な範囲において許容される。
ループ部材93は、外面シート27の前ウエスト域11において、横方向Xのほぼ全域に延び、フック部材92を係合する位置を任意に決定できるようにして、着用者のウエスト寸法に適合できるようにしている。
上記のようなおむつ1において、トップシート60には、複数の凸条61と凹条62とを形成することとしているので、トップシート60は、凸条61においてのみ着用者に接触する。その全面で接触する場合に比べて、トップシート60の接触面積を減少させることができるので、トップシート60による肌トラブルを低減することができる。また、凸条61のみが着用者に接触することによって、凹条62では縦方向Yに延びる通気路が形成され、この通気路を介しておむつ1内の湿気をおむつ1外へと放出することもできる。
おむつ1の着用時において、着用者の肌に接触するのは、漏れバリアカフ70およびこれらの間に位置するシートである。したがって、漏れバリアカフ70の横方向Xの間にのみ、トップシート60を設けることによって、肌トラブルを低減するという効果を十分に発揮することができる。すなわち、漏れバリアカフ70に重なる部分においては、トップシート60を配置させる必要がない。凸条61および凹条62を形成したトップシート60は、これらを形成しないシートに比べて高コストになりがちであるが、必要最小限の使用量によって、おむつ1全体のコストアップを抑えることができる。
また、トップシート60に他のシートを接合しようとした場合には、凸条61および凹条62によって接合が弱くなってしまう可能性もあるが、トップシート60と他のシートとを接合する必要性が減少し、他のシートとの接合を最小限にすることができる。
この実施形態において、トップシート60の凸条61および凹条62を気体の噴射によって形成することとしているが、この製法のほかには、トップシート60のウォータージェット処理やスチームジェット処理、プレス加工またはギア加工によって形成することもできる。また、凸条61の厚さ寸法やピッチ、凹条62の厚さ寸法等、この実施形態で示したものに限られるものではなく、適宜変更可能である。
また、吸収体31の厚さを薄くすることができるので、おむつ1全体をその厚さ方向においてコンパクトにすることができ、着用感を向上させることができるとともに、配送コストを低減することもできる。
着用物品として、いわゆるオープン型のおむつを例に説明しているが、これに限られるものではなく、例えば、プルオン・パンツ型のおむつであってもよい。また、この実施形態において、例としてあげた各数値は、適宜変更可能であり、これら数値に限定されることはない。
1 おむつ(着用物品)
11 前ウエスト域
12 後ウエスト域
13 クロッチ域
20 シャーシ
23 シャーシ前側縁
24 シャーシ後側縁
25 クロッチ側縁
26 内面シート
27 外面シート
30 吸液構造体
31 吸収体
32 被覆シート
40 漏れ防止シート
60 トップシート
61 凸条
62 凹条
70 漏れバリアカフ
73 カフ内側縁
74 カフ外側縁
81 第1接合部
82 第2接合部
X 横方向
Y 縦方向

Claims (6)

  1. 縦方向および横方向と、身体側およびその反対側と、前ウエスト域、後ウエスト域および前記前後ウエスト域間に位置するクロッチ域を有するシャーシと、少なくとも前記クロッチ域に位置する吸液構造体と、前記シャーシの前記身体側に位置しシャーシ両側縁の縦方向に延びる一対の漏れバリアカフとを含み、前記漏れバリアカフは、第1接合部を介して前記シャーシ両側縁に接合されるカフ外側縁と、前記縦方向に伸縮可能に弾性化され前記シャーシから離間可能なカフ内側縁とを含む着用物品において、
    前記シャーシの身体側には、前記縦方向に延びる複数の凸条と、これら凸条の前記横方向間に形成される凹条とを有するトップシートが形成され、
    前記カフ内側縁は、その前後端縁側を第2接合部を介して前記シャーシに接合されることを特徴とする前記着用物品。
  2. 前記トップシートは、一対の前記漏れバリアカフの前記横方向間に位置する請求項1記載の着用物品。
  3. 前記トップシートは、一方の前記カフ内側縁から他方の前記カフ内側縁までの前記横方向離間寸法と等しい前記横方向における長さ寸法を有する請求項1または2記載の着用物品。
  4. 前記吸液構造体は、吸液性芯材を含む吸収体と、これを覆う被覆シートとを含み、厚さ寸法が2.0〜3.0mmである請求項1〜3のいずれかに記載の着用物品。
  5. 前記吸収体は、フラッフパルプを主原料とする上下層と、前記上下層の間に位置し高吸収性ポリマー粒子を主原料とする中間層とを含む請求項1〜4のいずれかに記載の着用物品。
  6. 前記シャーシは、前記身体側に位置する内面シートと、前記反対側に位置する外面シートとを含み、前記内外面シートの間に前記吸液構造体が形成されるとともに、前記吸液構造体と前記外面シートとの間に、漏れ防止シートが取り付けられる請求項1〜5のいずれかに記載の着用物品。
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