JP4013896B2 - 回転式ポンプを備えた油圧回路及びこの油圧回路を用いたブレーキ装置 - Google Patents

回転式ポンプを備えた油圧回路及びこの油圧回路を用いたブレーキ装置 Download PDF

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Description

本発明は、流体を吸引・吐出する回転式ポンプ、回転式ポンプを有する油圧回路及びこれらを備えたブレーキ装置に関する。
従来における内接型の回転式ポンプの模式図を図7(a)に示す。また、図7(a)のC−C矢視断面図を図7(b)に示す。図7(a)に示すように、内接型回転式ポンプにおけるケーシング50のロータ室内には、アウターロータ51及びインナーロータ52が組付けられている。
アウタロータ51は内周に内歯部51aを備えており、またインナーロータ52は外周に外歯部52aを備えている。そして、これらアウターロータ51とインナーロータ52が複数の空隙部53を形成して噛み合わさっている。また、図7(b)に示すように、ケーシング50の中心部には中心孔50aが形成されており、この中心孔50aにはインナーロータ52に配設された駆動軸54が嵌入されている。そして、アウターロータ51はケーシング50のロータ室内を回転自在に組み込まれている。さらに、ケーシング50のロータ室には、両ロータ51、52の中心軸を挟んで両側に吸入口60と吐出口61が形成されている。
ポンプ駆動時には、駆動軸54を介してインナーロータ52が回転運動し、それに伴って外歯部52aと内歯部51aの噛合によりアウターロータ51も同方向へ回転する。このとき、それぞれの空隙部53の容積がアウターロータ51及びインナーロータ52が1回転する間に大小に変化して吸入口60からオイルを吸引し、吐出口61でオイルを吐き出す。
ところで、ポンプ駆動時において、アウターロータ51及びインナーロータ52の回転を円滑に行うために、ケーシング50とアウターロータ51、インナーロータ52及び駆動軸54の間には、所定の間隙100が設けられている。しかしながら、これらの間隙100からオイル洩れが発生するため、このオイル洩れを防止するために中心孔50aをオイルシール110でシールして、さらに間隙100内のオイルを吸入口60へ返流する戻し管路Gをケーシング50内に設けている。
つまり、間隙100を通じて洩れてきたオイルは間隙100における流動抵抗によって低圧化しているが、間隙100からのオイルの逃げ場がなければ、溜まったオイルによって間隙100内が高圧化してしまう。これによって、オイルシール110の許容圧を超えてしまいオイルの外部洩れが発生してしまう。このため、洩れてきたオイルを戻し管路Gから吸入口60へ返流することにより間隙100内の高圧化を防止でき、オイルの外部洩れを防止できる。
ところで、オイルは高圧側から低圧側へ流れる。このため、吸入口60から吸入するオイルの圧力が間隙100内の圧力より高圧である場合には、洩れてきたオイルが戻し管路Gを通じて返流されず、間隙100内の高圧化が生じる。そして、高圧化が進みオイルシール110の許容圧を超えた場合には外部洩れが発生するという問題がある。
本発明は上記点に鑑みて、流体の外部洩れを抑制できる回転式ポンプの管路構造、とりわけポンプに高圧をかけないようにした構造を提供することを第1の目的とする。また、この回転式ポンプの管路構造を用いてオイル洩れを抑制できるブレーキ装置を提供することを第2の目的とする。
上記目的を達成するため、以下の技術的手段を採用する。請求項1に記載の発明においては、駆動軸(54)を嵌入する開口部(50a)を有するケーシング(50)と、このケーシング(50)に内蔵され、駆動軸(54)を中心とした回転運動によって圧力変化する複数の空隙(53)をケーシング(50)内に形成する回転部(51、52)と、開口部(50a)からの流体外部洩れを防止するオイルシール(110)とを備え、ケーシング(50)に、このケーシング(50)外部と空隙(53)のうちの一部とを連通して流体を回転部に吸入する第1吸入口(60)と、回転部(51、52)から流体を吐出する吐出口(61)と、開口部(50a)における流体を回転部へ導く第2吸入口(62)として第1吸入口(60)が連通する空隙(53)とは異なる空隙(53)と開口部(50a)とを連通させたものが形成されてなる回転式ポンプ(40)と、第1吸入口(60)に接続された上流側管路(C1)及び吐出口(61)に接続された下流側管路(C2)とを備えたことを特徴とする。
このように、吸入口60と吸入口62を別々に設けることにより、開口部(50a)における流体が回転部によって連続的に吸引される。このため開口部(50a)内における流体圧力の高圧化を防止することができる。
請求項2に記載の発明においては、ブレーキ液圧発生手段(1〜3)と制動力発生手段(4、5)とを連通する主管路(A)と、ブレーキ液圧発生手段(1〜3)から主管路(A)にブレーキ液を供給する補助管路(D)とを有したブレーキ装置において、請求項1乃至2のいずれか1つに記載の油圧回路が、上流側管路(C1)をブレーキ液圧発生手段(1〜3)に接続し、下流側管路(C2)を主管路(A)接続して、補助管路(D)に設けられていることを特徴とする。
踏力に基づき発生したブレーキ液圧によって補助管路(D)内のブレーキ液圧は高圧となる。しかしながら、請求項1乃至2に記載の油圧回路においては、吸入口(60)に高圧がかかった場合においても、流体の外部洩れを防止することができるため、ブレーキ液圧発生手段(1〜3)におけるブレーキ液圧が高圧であっても流体の外部洩れを防止することができる。
(第1比較形態)
図1に、内接型の回転式ポンプ(トロコイドポンプ)を適用したブレーキ装置のブレーキ配管概略図を示す。以下、ブレーキ装置の基本構成を、図1に基づいて説明する。本例では前輪駆動の4輪車において、右前輪−左後輪、左前輪−右後輪の各配管系統を備えるX配管の油圧回路を構成する車両に本発明によるブレーキ装置を適用した例について説明する。
図1に示すように、車両に制動力を加える際に乗員によって踏み込まれるブレーキペダル1は倍力装置2と接続されて、この倍力装置2によりブレーキ踏力等が倍力される。そして、倍力装置2は、倍力された踏力をマスタシリンダ3に伝達するブッシュロッド等を有しており、このブッシュロッドがマスタシリンダ3に配設されたマスタピストンを押圧することによりマスタシリンダ圧が発生する。これらブレーキペダル1、倍力装置2及びマスタシリンダによってブレーキ液圧発生手段が構成れている。
なお、このマスタシリンダ3には、マスタシリンダ3内にブレーキ液を供給したり、マスタシリンダ3内の余剰ブレーキ液を貯留するマスタリザーバ3aが接続されている。そして、マスタシリンダ圧は、アンチロックブレーキ装置(以下、ABSという)を介して右前輪FR用のホイールシリンダ4及び左後輪RL用のホイールシリンダ5、つまり車輪制動力発生手段へ伝達されている。以下の説明は、右前輪FR及び左後輪RL側について説明するが、第2の配管系統である左前輪FL及び右後輪RR側についても全く同様であるため、説明は省略する。
また、ブレーキ装置は、マスタシリンダ3に接続する管路(主管路)Aを備えており、この管路Aには比例制御弁22が備えられている。そして、この比例制御弁22によって管路Aは2部位に分けられている。すなわち管路Aは、マスタシリンダ3から比例制御弁22までの間においてマスタシリンダ圧を受ける管路A1と、比例制御弁22から各ホイールシリンダ4、5までの間の管路A2に分けられる。
この比例制御弁22は、通常、正方向にブレーキ液が流動する際には、ブレーキ液の基準圧を所定の減衰比率をもって下流側に伝達する作用を有している。そして、図1に示すように、比例制御弁22を逆接続することにより、管路A2側が基準圧となる。また、管路Aのうち比例制御弁22よりもホイールシリンダ4、5側には連通状態と差圧状態を制御する差圧制御弁23が設けられている。この差圧制御弁23は通常連通状態とされているが、差圧状態にすることによりマスタシリンダ4、5側とマスタシリンダ3側よりも所定の差圧分高い圧力に保持することができる。
そして、管路A2において、管路Aは2つに分岐しており、開口する一方にはホイールシリンダ4へのブレーキ液圧の増圧を制御する増圧制御弁30が備えられ、他方にはホイールシリンダ5へのブレーキ液圧の増圧を制御する増圧制御弁31が備えられている。これら増圧制御弁30、31は、ABS用の電子制御装置(以下、ECUという)により連通・遮断状態を制御できる2位置弁として構成されている。そして、この2位置弁が連通状態に制御されているときには、マスタシリンダ圧等に基づくブレーキ液圧を各ホイールシリンダ4、5に加えることができる。
なお、ABS制御が実行されていないノーマルブレーキの際には、これら増圧制御弁30、31は常時連通状態に制御されている。なお、増圧制御弁30、31には、それぞれ安全弁30a、31aが並列に設けられており、ABS作動時においてブレーキペダル1を離したとき、それに伴ってホイールシリンダ4、5側からブレーキ液を排除できるようになっている。
また、増圧制御弁30、31と各ホイールシリンダ4、5との間における管路Aとリザーバ20のリザーバ孔20aとを結ぶ管路Bには、ABS用のECUにより連通・遮断状態を制御できる減圧制御弁32、33がそれぞれ配設されている。これらの減圧制御弁32、33はノーマルブレーキ状態(ABS非作動時)では、常時遮断状態とされている。
管路Aの比例制御弁22と増圧制御弁30、31とリザーバ20のリザーバ孔20aとを結ぶ管路Cにはポンプ部10が安全弁10aと共に配設されており、管路Cはこのポンプ部10によって上流側の管路C1と下流側の管路C2に分けられる。なお、このポンプ部10についての詳細な説明は後述する。また、ポンプ部10が吐出したブレーキ液の脈動を緩和するために、管路Cのうちポンプ部10の上流側にはアキュムレータ12が配設されている。そして、リザーバ20とポンプ部10の間と、マスタシリンダ3とを接続するように管路Dが設けられており、ポンプ部10はこの管路Dを介して管路A1のブレーキ液を汲み取り、管路A2へ吐出してホイールシリンダ圧を増圧させる。
そして、この管路Dには制御弁34が設けられており、この制御弁34はノーマルブレーキ時には常時遮断状態とされている。なお、このときの管路Dから伝えられる液圧により、管路Cからリザーバ20へ逆流しないように管路C及び管路Dの接続部とリザーバ20の間には逆止弁21が配設されている。
次に、図2にポンプ部10における油圧回路の模式図を示す。図2に示すように、ポンプ部は回転式ポンプ40、この回転式ポンプ40を駆動するモータ41、低圧リザーバ42及び逆止弁43で構成されている。そして、低圧リザーバ42は、回転式ポンプ40から流れてくる洩れブレーキ液を一時的に蓄積し、この蓄積されたブレーキ液を管路Hを通じて回転式ポンプ40の上流側へ返流する。なお、管路Hに設けられた逆止弁43によって管路C1からのブレーキ液の逆流を防いでいる。
なお、制御弁34を連通させ回転式ポンプ40を駆動させると、マスタシリンダ3側からブレーキ液を吸ってホイールシリンダ4、5側に吐出する。この際、比例制御弁22によりホイールシリンダ圧とマスタシリンダ圧との差圧を保持することで、ホイールシリンダ圧がマスタシリンダ圧より高くなるようにアシスト制御している。このアシスト制御は、ペダルストローク速度が所定以上、ペダルストローク加速度が所定以上或いは車体Gが所定以上等の条件に基づき急制動、パニック制動状態を検知して実行する。また、バキュームブースタ故障を検知してアシスト制御を実行してもよい。
また、アシスト時にマスタシリンダ圧が低いと比例制御弁22は上記した役割を果たさない場合があるため、その場合には差圧制御弁23を用いてマスタシリンダ圧とホイールシリンダ圧との差圧を保持する。図3(a)、(b)に回転式ポンプ40の模式的な断面図を示す。なお、図3(b)は、図3(a)のA−A矢視断面図である。
図3(a)、(b)に示されるように、この回転式ポンプ40におけるケーシング50のロータ室内には、アウターロータ51及びインナーロータ52がそれぞれの中心が偏心した状態で組付けられている。また、アウターロータ51は内周に内歯部51aを備えており、またインナーロータ52は外周に外歯部52aを備えている。そして、これらアウターロータ51とインナーロータ52が複数の空隙部53を形成して、噛合点Sにて噛み合わさっている。
ケーシング50の中心部にはロータ室内と連通する中心孔(開口部)50aが形成されており、この中心孔50aにはインナーロータ52に配設された駆動軸54が嵌入されている。また、アウターロータ51はケーシング50のロータ室内を回転自在に組み込まれている。そして、ポンプ駆動時において、アウターロータ51及びインナーロータ52の回転を円滑に行うために、ケーシング50とアウターロータ51、インナーロータ52及び駆動軸54の間に所定の間隙100が設けられている。さらに、ケーシング50のロータ室には、駆動軸54を通る中心線を挟んで両側(紙面左右両側)に吸入口60と吐出口61が形成されている。
また、上記中心孔50aはオイルシールされて間隙100の液密を保持している。そして、ケーシング50には、この間隙100内に洩れてきたブレーキ液(以下、洩れ油という)を外部へ流す管路Jが形成されており、この管路Jに図2に示す低圧リザーバ42が接続される。なお、上述した逆止弁43は、マスタシリンダ3から流れてきたブレーキ液がこの管路Jを通じて間隙100内に入るのを防ぐために設けられている。
次に、このように構成されたブレーキ装置及び回転式ポンプ40の作動について説明する。但し、ブレーキ装置の作動については、回転式ポンプ40に高圧がかかる場合についてのみ説明する。ブレーキ装置に備えられた制御弁34は、大きな制動力を必要とする場合、例えばブレーキ踏力に応じた制動力が得られない場合やブレーキペダル1の操作量が大きいとき等に適宜連通状態にされる。そして、管路Dを通じてブレーキペダル1の踏み込みによって発生している高圧なマスタシリンダ圧が回転式ポンプ40にかかる。
一方、回転式ポンプ40は、モータ41の駆動によって駆動軸54を介してインナーロータ52が回転運動し、それに伴って内歯部51aと外歯部52aの噛合によりアウターロータ51も同方向へ回転する。このとき、それぞれの空隙部53の容積がアウターロータ51及びインナーロータ52が1回転する間に大小に変化して吸入口60からブレーキ液を吸引し、吐出口61でブレーキ液を吐き出す。
この回転中に、ブレーキ液が間隙100及び管路Jを流れていき低圧リザーバ42に蓄積される。そして、管路C1内におけるブレーキ液圧が低圧になった時(例えば、運転者がブレーキペダル1を放したとき)に、低圧リザーバ42内のブレーキ液が管路C1に返流される。これにより洩れ油が低圧リザーバ42から油圧回路中に戻される。
このように、洩れ油を低圧リザーバ42に蓄積することによって間隙100内が高圧になることを防止でき、ブレーキ液が外部に洩れることを防止することができる。また、制御弁34をデューティー制御することによって、適宜管路C1内におけるブレーキ液圧を低圧にすることができる。これにより、適度に低圧リザーバ42内のブレーキ液を管路C1へ返流することができる。
これにより、低圧リザーバ42が必要とする容量を少なくすることができ、制御弁34を設けない場合に比して低圧リザーバ42の小型化が図れる。
(第実施形態)
本実施形態においては、第1比較形態における油圧回路と略同様であるため、第1比較形態と異なるポンプ部10についてのみ説明する。
図4に、本実施形態におけるポンプ部10の油圧回路の模式図を示す。図4に示すように、ポンプ部10は回転式ポンプ40と、この回転式ポンプ40を駆動するモータ41にて構成されている。また、図5(a)に、回転式ポンプ40の模式図を示す。また、図5(b)に、図5(a)のB−B矢視断面図を示す。なお、回転式ポンプ40の内部構造について第1比較形態と同様の部分については説明を省略する。
図5(a)に示すように、回転式ポンプ40のケーシング50には、駆動軸54を通る中心線の片側(紙面右側)には吐出口61が形成されており、他方(紙面左側)には2つの吸入口60、62が形成されている。つまり、マスタシリンダ3から送られてくるブレーキ液の吸入口60と、間隙100から流れてきたブレーキ液を吸引する吸入口62が形成されている。
この吸入口62を図5(b)に点線で示す。図5(b)に示すように、吸入口62は、間隙100とロータ室内を連通する通路として形成されている。また、吸入孔60と吸入孔62は異なる空隙53に連通するように形成されており、吸入孔60から吸入された高圧のブレーキ液が吸入孔62に行かないように構成されている。
このように、マスタシリンダ3からのブレーキ液の吸入口60と、洩れ油用の吸入口62を別にすることにより、マスタシリンダ3から送られたブレーキ液が高圧である場合においても洩れ油を確実に吸引できる。従って、ブレーキ液の外部洩れを防止することができる。また、この吸入口62を通じて洩れ油が連続的に吸引されるため、洩れ油を一時的に蓄積するリザーバを設ける必要がない。
さらに、ブレーキペダル1を踏み込んだままの状態であっても、洩れ油の吸引が連続的に成されるため、吸入口60のブレーキ液が高圧である場合においても洩れ油を油圧回路中に戻すことができる。
(第比較形態)
第2比較形態においては、第1比較形態における油圧回路と略同様であるため、第1比較形態と異なるポンプ部10についてのみ説明する。
図6に、本第2比較形態におけるポンプ部10における油圧回路の模式図を示す。図6に示すように、ポンプ部10は回転式ポンプ40と、この回転式ポンプ40を駆動するモータ41及び調圧弁70にて構成されている。なお、本実施形態においては、図7に示した回転式ポンプ40を適用する。なお、回転式ポンプ40の内部構造については上述したものと同様であるため説明は省略する。
調圧弁70は、弁体70a及び弁座70bを備えており、弁体70aは調圧弁70を構成するケース内におけるブレーキ液量に応じて摺動する。そして、ケース内に所定量のブレーキ液が蓄積されると弁体70aが弁座70bに接して、ブレーキ液の侵入を止めるように構成されている。このように構成されたポンプ部10及びブレーキ装置における作動を説明する。ブレーキ装置に備えられた制御弁34は、大きな制動力を必要とする場合に適宜連通状態にされる。そして、管路D、C1を通じてブレーキ液が調圧弁70を構成するケース内に蓄積される。このケース内に蓄積されたブレーキ液は回転式ポンプ40によって吸い出される。
このとき、弁体70aが弁座70a側に動き、ケース内に所定量のブレーキ液が蓄積されると共に弁体70aが弁座70bに接し、ケース内へのブレーキ液の侵入が停止する。このように、回転式ポンプ40には、調圧弁70を介してブレーキ液が供給されるため、吸入口60におけるブレーキ液圧を低圧にすることができる。
なお、減圧制御弁32、33の洩れ等によってABS用のリザーバ20が高圧になった場合においても、上記と同様に調圧弁70を介して回転式ポンプ40にブレーキ液が供給されるため、吸入口60に高圧がかからないようにすることができる。
このように、回転式ポンプ40の下流側に調圧弁70を設けることによって、回転式ポンプ40の吸入口60に直接高圧が掛からないようにすることができるため、ブレーキ液の外部洩れを防止できる。
(第3比較形態)
図8に、本第3比較形態におけるブレーキ装置の配管構成図を示す。図8に示されるように、本第3比較形態におけるブレーキ装置はアンチスキッド制御手段であるABSを備えており、第1比較形態における油圧回路と略同様であるため、第1比較形態と同様の部分については同じ符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。以下、ブレーキ装置の構成について説明する。
図8に示すように、管路Aのうち、増圧制御弁30、31よりも上流側(マスタシリンダ3側)にはリニア差圧弁110が備えられている。このリニア差圧弁110は、マスタシリンダ3とホイールシリンダ4、5との間を連通状態にしたり、マスタシリンダ圧とホイールシリンダ圧に所定の差圧を発生させる状態(以下、差圧状態という)にしたりすることができ、管路Aを管路A1と管路A2の2部位に分けている。なお、このリニア差圧弁110は、差圧の設定値をリニアに調整することができる。たとえばバルブ(弁体)のリフト量(弁座からの離間量)をソレノイドへの通電量に応じて可変でき、これによりホイールシリンダ側の方がマスタシリンダ圧よりも高い場合においてはホイールシリンダ側からマスタシリンダ側へ流動するブレーキ液の絞り量を可変でき、前述の差圧の保持率を可変可能である。
管路Bと管路Dの接続点にはABS制御用のリザーバ200が備えられている。このリザーバ200は、ポンプ150の吸引口へマスタシリンダ3からリニア差圧弁110を通って流動するマスタシリンダ圧を低圧化する調圧作用も備えている。なお、リザーバ200の構成については後述する。また、管路Cには回転式ポンプ150が備えられており、ABS制御の減圧時あるいはホイールシリンダ圧をマスタシリンダ圧よりも高くして車両制動力を増大するブレーキアシスト時においてリザーバ200に貯留されたブレーキ液を吸入し、管路A2に向けて吐出する。なお、回転式ポンプ150の構成については図7に示した回転式ポンプ40と同様のものを採用できる。なお、回転ギヤ式のトロコイドポンプあるいは内接・外接のギヤポンプ等を用いるようにしてもよくいずれにしても吐出脈動の低下および騒音の低下を実現できる。
さらに、管路Dには、この管路Dの連通・遮断状態を制御するための制御弁120が備えられている。この制御弁120によってリザーバ200とマスタシリンダ3との間、言い換えればマスタシリンダ3と回転式ポンプ150の吸引口との間が遮断できる。次に、上述したリザーバ200の構成について説明する。リザーバ200は、マスタシリンダ3とポンプ150との間に接続されており、マスタシリンダ圧と同等の圧力となる管路A1からブレーキ液の流動を受けるリザーバ孔200Aを有している。さらに、リザーバ200は、管路Bに接続されると共にABS制御時に逃がされるブレーキ液を受け入れるリザーバ孔200Bを備えている。
リザーバ孔200Aよりリザーバ200の内側には、ボール弁201が配設されている。また、このボール弁201の下側には、このボール弁201を上下に移動させるための所定ストロークを有するロッド203がボール弁201と別体に設けられている。リザーバ室200C内には、ロッド203と連動するピストン204と、このピストン204を上側に押圧してリザーバ室200C内のブレーキ液を押し出そうとする力を発生するスプリング205が備えられている。
ピストン204は、リザーバ孔200Bからブレーキ液が流入した場合に下方に摺動し、リザーバ室200C内にブレーキ液が貯留できるようにする。このとき、ピストン204の下方への摺動に伴ってロッド203も下方に移動し、ボール弁201が弁座202に着座する。これにより、管路A1と回転式ポンプ150の吸入側とが遮断される。このように、リザーバ室200C内にロッド203のストローク量に相当するブレーキ液が貯留されると、ボール弁201と弁座202とによって管路A1と回転式ポンプ150の吸入側とが遮断される。よってABS制御によるホイールシリンダ圧の減圧にともない回転式ポンプ150の吸引能力より多くのブレーキ液がリザーバ室200c内に流動すれば、弁座202および弁体であるボール弁201によりマスタシリンダ側からリザーバ室200c内へのブレーキ液の流動が禁止され、ABS制御による減圧制御が優先される。
続いて、このように構成されたリザーバ200を有するブレーキ装置の作動について説明する。まず、ABS制御およびアシスト制御を実行していないノーマルブレーキ時には、リニア差圧弁110は連通状態、制御弁120は遮断状態にされている。このため、乗員によるブレーキペダル1の踏み込みによって発生したマスタシリンダ圧がそのままホイールシリンダ4、5にかかるようになる。
また、加速度センサ等によって検出された車両減速度が所定のしきい値を超えたとき等、ノーマルブレーキ時よりも制動力を高めたい場合、つまり乗員によるブレーキペダル1の踏み込みをアシストするようにブレーキ液圧を発生させたい場合には、リニア差圧弁110は差圧状態、制御弁120は連通状態とする。これにより、管路Dを介してリザーバ200内に管路A1からのブレーキ液が流動される。そして、回転式ポンプ150を駆動に伴いリザーバ200を通して吸引したブレーキ液を吐出することによって管路A2に対してブレーキ液を高圧に供給し、差圧状態とされるリニア差圧弁110によってホイールシリンダ圧をマスタシリンダ圧より高く維持する。
このとき、上述したように、マスタシリンダ3から回転式ポンプ150の吸引口に流動するブレーキ液は、低圧のリザーバ室200C内に一旦流動する。さらにポンプ吸引能力がリザーバ室200c内に流動するブレーキ液量に追いつかずにリザーバ室200C内に所定量のブレーキ液が貯留されると、ボール弁201及び弁座202によって管路A1(マスタシリンダ側)と回転式ポンプ150の吸入側とを遮断するようになっている。またリザーバ室200c内のブレーキ液をポンプ150が吸引すればリザーバ室200c内のブレーキ液量が少なくなり、ロッドにてボール弁201を押し上げて開きポンプ150の吸引側にブレーキ液が供給される。このため、乗員のブレーキペダル1の踏み込みによる高圧なブレーキ液圧がリザーバ200によって低減され、回転式ポンプ150の吸引口に高圧なブレーキ液がかからないようにすることができる。このため、回転式ポンプ150におけるブレーキ液洩れを防止することができ、ポンプ吐出能力を向上することができる。
なお、このように制動力を高めることは、車体減速度等を条件としてパニックブレーキあるいは急ブレーキを検知した時以外にも行うようにしてもよい。たとえば、ブレーキペダルを踏み込まれた際に応答するブレーキスイッチランプのONを利用して、ブレーキングの際に常に乗員のブレーキペダル踏み込みをアシストするようにすることも可能である。また、ブレーキスイッチランプのON後基準時間ONが持続した際にブレーキアシストするようにしてもよい。
また、このように制動力を高める場合、上述したように制御弁120を遮断状態から連通状態にするが、これを乗員のブレーキペダル1の踏み込みのあとで演算処理時間等の応答遅れをもって行うことにより、ブレーキペダル1の踏み込み初期時の過大な入り込みを防止し、ペダルストローク量が大きくなることを防止することができる。すなわち、制御弁120がブレーキペダル1の踏み込み前から連通状態である言い換えれば制御弁120が構成されていない場合には、リザーバ200にマスタシリンダからのブレーキ液がペダルの踏み込み初期時にロッドの長さ分、流動するため、その分ブレーキペダル1がマスタシリンダ3の方に入り込む。このため、ペダル踏み込み初期時のペダルストロークが大きくなるとともに初期制動力の立ち上がりが小さくなる。しかしながら、この乗員によるブレーキペダル1の踏み込みが始まった直後すなわちマスタシリンダ圧が発生しはじめた直後から多少の時間制御弁120を遮断状態にしておくことにより、ブレーキペダル踏み込み初期時のブレーキペダル1の入り込みを防止することができる。なお、制御弁120の遮断から連通への切換は、ブレーキ踏み込みによるブレーキスイッチのONから基準時間経過後に行うようにしてもよい。
なお、制動力を高めるためアシスト制御を行うに際して、制御弁120を連通状態にするために、制御弁120に備えられたソレノイドへの通電を行い弁位置を移動させるようにする必要があるが、このソレノイドへの通電時間が非常に長くなると、ソレノイドが焼き切れる可能性がある。このため、制御弁120に対する通電をデューティー制御するようにして、ソレノイドへの電力供給の平均量を低下するようにしてもよい。
次に、車輪速センサや車輪加速度センサによって求められるスリップ率が所定値以上である場合には、ABS制御を行うが、このABS制御時には、リニア差圧弁110および制御弁120はそのときの状態(例えば、ノーマルブレーキ時の場合であればリニア差圧弁110=連通、制御弁120=遮断、アシスト制御時であればリニア差圧弁110=差圧状態、制御弁120=連通)のままとする。なおABS制御によりホイールシリンダ圧を減圧して車輪ロック傾向を回避する場合には減圧制御対象の減圧制御弁32、33を連通状態、増圧制御弁30、31を遮断状態とし、リザーバ200に向けてホイールシリンダ4、5におけるブレーキ液を逃がす。そして、このリザーバ200内に貯留されたブレーキ液を回転式ポンプ150で吸入して減圧制御されていないホイールシリンダに対して吐出し、ホイールシリンダ圧を増圧する。なお、たとえばアシスト制御が実行されている際にABS制御が開始された場合には、前述の如く制御弁120は連通状態にされているため、増圧制御が実行されるホイールシリンダのブレーキ圧はマスタシリンダ圧より高くされ、ABS制御が実行されるまで増圧することができる。
また、このABS制御におけるホイールシリンダ圧の減圧分のブレーキ液の回転式ポンプ150の吸入に際しては、吸入されるブレーキ液はリザーバ200によって減圧されたものであり、回転式ポンプ150の吸入側には高圧なブレーキ液圧がかからない。また、アンチスキッド制御中たとえば走行路面が低μ路であった場合には,たとえアシスト制御実行中にABS制御が実行されて当初制御弁120が連通位置にあったとしても、低μ路走行中との判定に基づき制御弁120は遮断される。なお、低μ路走行中との判定は、たとえば車輪加速度の復帰状態等に基づいて判定すればよい。なお、制御弁120は、たとえばABS制御が開始されてからの実行継続時間が基準時間経過後に低μ路走行状態であるとして遮断されるようにしてもよい。この基準時間の設定は、以下のように設定しておいてもよい。たとえば基準車速にて走行中において、ダート路等の中μ路にてABSが実行される継続時間をTとすると、このT時間よりも多少長い時間を設定しておく。そうすれば、ABS継続時間を基準時間と比較することにより、現在低μ路におけるABS制御か否かを判別することができる。なお、複数の基準車速に対する継続時間Tをマップ化しておき、制御弁120の制御に用いてもよい。
このように、低μ路を鑑みて制御弁120を遮断状態にすれば、管路A1側からリザーバ200内にマスタシリンダ圧であるブレーキ液が流動しないようにしているため、回転式ポンプ150によってホイールシリンダ圧が大気圧になるまでホイールシリンダ4、5内のブレーキ液を吸入することができる。このため、車輪に制動力がほぼ発生していない状態とすることができ、ホイールシリンダ圧が多少残ってしまって車輪制動力が完全になくならないというような状態を防止することができる。これにより、車輪のロック傾向が非常に高い場合特に低μ路においても良好にロック回避することができる。なお、リザーバ200内を大気圧とすることができるようにするためには、スプリング205をシール部の抵抗等を鑑みて大気圧に対するバネ定数近傍に設定する必要がある。
このように、リザーバ200によって、ノーマルブレーキ時やABS制御時等においてもポンプ150の吸引側(インレットポート)に対してブレーキ液圧に高圧がかからないようにすることができ、回転式ポンプ150からのブレーキ液洩れを防止することができる。
(他の実施形態)
1実施形態においては、ブレーキ液を流体として適用した場合を示したが、これ以外の流体、例えば水等を適用しても良い。
また、第1実施形態においては、回転式ポンプ40として内接型の回転式ポンプ40を適用したものを示したが、これ以外の回転式ポンプ、例えばベーンポンプや回転プランジャー式のポンプ等に本発明を適用することができる
また、ブレーキペダルの踏み込みに応じた作用力がマスタシリンダに伝達されてマスタシリンダ圧を発生するブレーキシステムの形式に限らず、乗員のブレーキペダル操作量あるいは作用力を電気的に検知して、相応のマスタシリンダ圧を二次的なブレーキ液圧発生手段により発生させてホイールシリンダに伝達する、いわゆるブレーキバイワイヤーに適用してもよい。
また、第1実施形態に示したブレーキ装置は一例を示したものであって、このブレーキ装置に限らないことは勿論である。
回転式ポンプを適用したブレーキ装置の概略図である。 第1比較形態におけるポンプ部10の配管構造の概略図である。 (a)は回転式ポンプ40の模式図であり、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。 実施形態におけるポンプ部10の配管構造の概略図である。 (a)は回転式ポンプ40の概略図であり、(b)は(a)のB−B矢視断面図である。 比較形態におけるポンプ部10の配管構造の概略図である。 (a)は従来における回転式ポンプの概略図であり、(b)は(a)のC−C矢視断面図である。 比較形態における回転式ポンプを適用したブレーキ装置の概略図である。
符号の説明
40…回転式ポンプ、41…モータ、42…低圧リザーバ、43…逆止弁、50…ケーシング、50a…開口部、51…アウターロータ、52…インナーロータ、53…空隙部、54…駆動軸、60…吸入口、62…吸入口、70…調圧弁、100…間隙、110…リニア差圧弁、120…制御弁、200…リザーバ、H、J…管路。

Claims (2)

  1. 駆動軸(54)と、
    前記駆動軸(54)を嵌入する開口部(50a)を備えたケーシング(50)と、
    前記ケーシング(50)に内蔵され、前記駆動軸(54)を中心とした回転運動によって圧力変化する複数の空隙(53)を前記ケーシング(50)内に形成する回転部(51、52)と、
    前記開口部(50a)からの流体外部洩れを防止するオイルシール(110)とを備え、
    前記ケーシング(50)に、このケーシング(50)外部と前記空隙(53)のうちの一部とを連通して流体を前記回転部に吸入する第1吸入口(60)と、
    前記回転部(51、52)から前記流体を吐出する吐出口(61)と、
    前記空隙(53)のうち、前記第1吸入口(60)が連通する空隙(53)とは異なる空隙(53)と前記開口部(50a)とを連通させて形成され、前記開口部(50a)に溜まった前記流体を前記回転部へ戻す第2吸入口(62)とが形成されてなる回転式ポンプ(40)と、
    前記第1吸入口(60)に接続された上流側管路(C1)と、
    前記吐出口(61)に接続された下流側管路(C2)とを備えたことを特徴とする油圧回路。
  2. 踏力に基づいてブレーキ液圧を発生させるブレーキ液圧発生手段(1〜3)と、
    前記ブレーキ液圧に基づいて車輪に制動力を発生させる制動力発生手段(4、5)と、
    前記ブレーキ液圧発生手段(1〜3)に接続され、前記制動力発生手段(4、5)に前記ブレーキ液圧を伝達する主管路(A)と、
    前記ブレーキ液圧発生手段(1〜3)に接続され、前記制動力発生手段(4、5)が発生させる制動力を高めるために、前記主管路(A)にブレーキ液を供給する補助管路(D)とを有したブレーキ装置において、
    請求項1に記載の油圧回路が、前記上流側管路(C1)を前記ブレーキ液圧発生手段(1〜3)に接続し、前記下流側管路(C2)を前記主管路(A)接続して、前記補助管路(D)に設けられていることを特徴とするブレーキ装置。
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