JP4013382B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、頭部の形状を指で掴めて引っ張りやすい形状とした固定具とその固定具と嵌合し被固定物を固定する固定具補助具とを備えた固定部材であるリベットおよびそのリベットを用いて被固定物である冷蔵庫の部品同士を固定する冷凍冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図15は従来のリベットを示す図である。図15(a)はリベット8を構成するピン9を横から見た図、図15(b)はリベット8を構成するピン補助具3の図、図15(c)はリベット8を矢印A方向から見た図である。図において、8はリベットで、このリベット8は固定具(ピン)9と固定具補助具(ピン補助具)3により構成されるものである。被固定物をリベット8にて固定するには、複数の被固定物に孔を開け、その孔にピン補助具3を差し込み、そのピン補助具3に設けた穴にピン9を挿入し嵌合することにより被固定物を固定する。
従来、図15(c)のようにピン9の頭部9a、及びピン2とピン補助具3が重なる部分3aは円板状になっていて、通常同形状になっている。すると、ピン9をピン補助具3から取り外す時に、ピン9の頭部9aとピン補助具3の頭部3aとが重なる部分に隙間がないことより、また、ピン9に指をかける部分がないことより、工具を使ってピン9(リベット8)の取り外しを行なっていた。
また、従来の冷凍冷蔵庫においては、各部品はネジのみ又はネジとリベット8にて固定していた。
【0003】
図16は従来の冷凍冷蔵庫の冷蔵室6の正面図であり、冷蔵室6に固定されたダクト26付近の図を示している。図において、6は冷蔵室、34は板金製の箱体、15は樹脂製の内箱、27はダクト26を覆う樹脂製のダクトカバー、30はダクトカバー27に設けられた吹出口、25はダクトカバー27を固定するネジ、8はダクトカバー27を固定するナイロン製のリベットである。
図17(a)は図16のA−A断面図、図17(b)は図16のB−B断面図である。図において、15は樹脂製の内箱、16はウレタン断熱材、27は発泡スチロール製のダクト29を覆う樹脂製のダクトカバー、28はウレタン断熱材16に埋め込まれた樹脂製のネジ下穴部品である。25はネジであり、ネジ下穴部品28に挿入され、内箱15に被固定物であるダクトカバー27を留めている。図17(a)において26は冷蔵庫の背面にあるダクトで、ダクトカバー27とダクト29にて構成されている。図17(b)において26は冷蔵庫の天井にあるダクトで、ダクトカバー27と内箱15にて構成されている。
【0004】
冷却器から送られた冷気は、ダクト26を通りダクトカバー27の吹出口30より庫内に吹き出され、庫内食品を冷却する。このダクト26を構成するダクトカバー27を冷蔵庫本体(内箱15)に固定するために、ネジ25またはリベット8が使用されている。
【0005】
図18は図16のC−C断面図を示す。15は内箱、16はウレタン断熱材、27は樹脂製のダクトカバー、9はリベット8の固定具であるピン、9aはピン9の頭部、3はリベット8の固定具補助具であるピン補助具、3aはピン補助具3の頭部である。図18(a)は、ピン9をピン補助具3内に挿入した状態で、図18(b)はピン9の頭部を指7で押し込み、ピン9を挿入完了(嵌合)した状態の図である。ピン9を押し込むと、図18(b)のようにピン補助具3の下部10が開き被固定物であるダクト27と内箱15をウレタン断熱材16に固定する。ここで、この固定に関しては工具を必要としていない。
図19は図18(b)のようにリベット8で被固定物である15、27が固定された状態から、リベット8(ピン9、ピン補助具3)を取り外す状態を示している。図19(a)のように、ピン9の頭部9aとピン補助具3の頭部3aとの間にマイナスドライバ44などの工具を差し込み、図19(b)のようにマイナスドライバ44を捻ってピン9を浮き上がらせてピン9をピン補助具3から引抜いている。
【0006】
ネジ25にて固定した被固定物の取り付け、取り外しを行なう際には、取り付け時、取り外し時共にドライバーなどの工具が必要とされるが、上記リベット8において被固定物の取り付け、取り外しを行なう際には、取り外し時は工具が必要とされるが、取り付け時は工具を使わずに指で取り付けることができる。
ここで、ダクトカバー27やダクト26をネジ25やリベット8で固定するのはダクト風路の気密性を保つためで、冷気漏れを無くし庫内の温度分布を一様にするためである。ここでの固定強度は、このダクトカバー27やダクト26において冷気漏れがない程度であれば、特に大きなものは必要としない。
尚、図18、図19での被固定物はダクトカバー27と内箱15を示したが、他の冷蔵庫部品等の被固定物であっても良い。
【0007】
図20は冷凍室奥の冷却器室の正面図である。図において、15は冷蔵庫の内箱、31は冷却器22を備えた冷却器室と庫内とを仕切る樹脂製の仕切壁、25は仕切壁31を内箱15に取り付けるネジ、23は冷却器22から出た冷気を仕切壁31に設けられた冷気吹出口36より庫内に循環させる送風ファンである。図21は図20のA−A断面図である。図において、15は内箱、16はウレタン断熱材、22は冷却器、23は送風ファン、24は送風ファン23を駆動させるモーター、31は冷却器22のある冷却器室と庫内を仕切る仕切壁、32は発泡スチロール製のダクト、25は仕切壁31と内箱15を留めるネジ、28はネジ25を受けるネジ下穴部品である。仕切壁31はダクト32を覆うように冷凍室奥面にネジ25で固定されている。17は冷却器室からの冷気がネジ25付近から漏れるのを防ぐシール材である。この仕切壁31の固定も図17のダクトカバー27やダクト26の固定と同じく冷気漏れがなければ大きな固定強度を必要としない。
【0008】
図22は冷蔵庫背面の機械室の圧縮機カバー42を示す斜視図である。図において、34は箱体、39は冷媒圧縮機、42は板金性の圧縮機カバー、43は圧縮機カバー42の通風孔、25は圧縮機カバー42を箱体34に固定するネジ、40は冷媒銅配管、41は底板である。圧縮機カバー42は冷媒圧縮機39の運転音を遮音するため、また、高温部を手で触れないようにするために取り付けてある。圧縮機カバー42は図22では7箇所でネジ25にて固定されている。
尚、従来例には実開昭58−109849号、特開平8−121426号がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のリベットでは、リベットを被固定物から取り外す際には、工具等が必要であり作業性が悪かった。また、従来のリベットを用いた冷凍冷蔵庫では、特にダクトやダクトカバーなどをリベットにて冷凍冷蔵庫内に取り付ける位置が冷蔵庫奥面や側面、さらには天井面であったり、また冷凍室奥の冷却器室と庫内とを仕切る仕切壁をリベットにて内箱に取り付ける位置も同様に冷蔵庫の奥面であり、作業性はかなり悪かった。更には取り付け具としてリベットだけではなく、取り外し時だけでなく取り付け時にもドライバー等の工具を使うネジが用いられていた。ここで、ネジやリベットは冷蔵庫の端に取り付けられることが多いため、工具などが入りにくくなる。このような庫内の奥面の狭い場所や天井面において、工具を使用して部品を取り付けたり取外したりする作業は力が入りにくく、作業性は他の場所に比べて悪いものとなり、特にダクトや仕切壁の場合はその作業時間も多く要すという問題点があった。
また圧縮機カバーをネジやリベットにて箱体に取り付ける際には、ネジやリベットの数が多いため取り付け時間が長くかかっていた。冷蔵庫解体時には圧縮機を取り出さなければならないため、取り付けと同様取り外しに多くの作業時間がかかるという問題点があった。
【0010】
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたもので、リベットの固定部であるピンの頭部形状を指で掴みやすい形状とし、リベットを取り外す際に工具を必要とすることのないリベットを作ることを目的としている。また、このリベットを冷蔵庫内の部品固定用に使用し、庫内の狭い箇所や天井面においても工具を必要とせずに簡単に取り付け、取り外し可能なものとすることを目的としている。
以上より、冷蔵庫解体時の作業性、材料の分別性を向上させ、材料のリサイクル率を高めるためにも、多くの部品が短時間で工具を必要とせずに取り外せるリベット及びそのリベットを用いた冷凍冷蔵庫を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る冷蔵庫は、被固定部材を固定部材によって断熱材に固定する冷蔵庫において、頭部を有するピンと前記ピンを挿入することにより拡がり前記被対象物を固定するピン補助具とからなり、前記ピンを前記ピン補助具に挿入して前記被対象物を固定した時に、前記ピンの頭部が指でつかみやすいように前記ピンの頭部と前記ピン補助具との間にすき間ができる構造とした固定部材と、前記被固定部材に設けられ、前記ピンを前記ピン補助具から引き抜く際に指で前記ピンの頭部が掴める大きさで前記固定部材の周りに設けられる凹形状部と、を備え、前記固定部材を前記被固定部材の前記凹形状部内で留めるようにして前記ピンの頭部が前記冷蔵庫内の食品と干渉しないようにしたものである。
【0012】
また、この発明に係る冷蔵庫は、前記ピンの頭部の形状を長方形としたものである。
【0013】
また、この発明に係る冷蔵庫は、前記凹形状部は、前記ピンの頭部を掴んだ指で凹形状縁を押せる形状であるものである。
【0014】
また、この発明に係る冷蔵庫は、前記凹形状部は、直径が20mm程度の円形であるものである。
【0015】
また、この発明に係る冷蔵庫は、前記被固定部材が、前記冷蔵庫の庫内に冷気を送る風路を構成するダクトであるものである。
【0016】
また、この発明に係る冷蔵庫は、前記固定部材を前記冷蔵庫内に設けられる仕切り棚で隠すようにしものである。
【0017】
また、この発明に係る冷蔵庫は、前記固定部材によって固定される被固定部材の厚さを4.5mm程度までとしたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1を示す固定部材であるリベットを横から見た断面図、図2はリベットを上から見た断面図である。図において、1は固定部材であるリベット、2はリベット1を構成する固定具であるピン、3はリベット1を構成し、ピン2が挿入される挿入穴を備え、ピン2と嵌合する固定具補助具であるピン補助具である。
図3は図1、図2のピン2の構造を示す図である。図3(a)はピン2を横から見た断面図、図3(b)はピン2を上から見た断面図、図3(c)はピン2を矢印A方向から見た図、図3(d)はピン2を矢印B方向から見た図である。
図において、2はリベット1を構成するピンであり、ピン2はピン頭部4とピン下部5により構成されている。ピン2がピン補助具3に挿入され押しこまれると、ピン下部5のすべてがピン補助具3内に入ったところでとまり、ピン頭部4はピン補助具3内には入らず挿入完了(嵌合)する。ピン2は、頭部4に4mm程度のすき間(高さ)を設けており、図3(b)に示すように頭部4全体としての形がT字形状となっていて、指で掴みやすい形状となっている。図3(a)のようにピン頭部形状4の高さが4mm程度と指で掴める程度の高さであるため、従来のものより高さが低く、リベット1(ピン2)の被固定物からの飛出し代が小さく目立たず意匠性も良い。
【0019】
図4はピン2の構造を示す断面図である。図4(a)はピン2を横から見た図、図4(b)はピン2を上から見た図、図4(c)は矢印A方向から見た図、図4(d)は矢印B方向から見た図である。図において、2はリベット1を構成するピン、4はピン2の頭部である。ピン頭部4の形状は突き出て、I字形になっていて、そのI字形状部にはくぼみ(または凸部)4aが設けられている。そのくぼみ4aによりピン2がピン補助具3に挿入された際にピン補助具3の外に出た部分であるピン頭部4が掴みやすく、ピン2を引き抜く時に力が入る構造となっている。従来、ピン頭部がI字形状で高さが約8mmのものはあったが、I字形状は掴み難く、また高さが高いため意匠性が良くなかった。
尚、図3、図4でリベット1を構成するピン2の頭部4の形状を示したが、ピン頭部4の形状は図3のT字形状の方が図4のI字形状よりも指で掴みやすい。
【0020】
従来のリベット8は図15に示すようにピン頭部の形状が円形になっていてピン補助具と同様の形状となっており、ピンとピン補助部との隙間がないため指でピンを取り外すことはできない。また、ピン頭部の形状が指で掴めるように突出した構造とはなっておらず、工具を使用しなければピン補助具3からピン2を取り外すことはできない。本実施の形態1では、リベット1を構成しているピン2の構造は、ピン2とピン補助具3が嵌合した状態でピン2とピン補助具3との間に隙間(高さ)を設けるか、その隙間が無いときは、ピン2にI字形状のつまみをつけてそこをつまんでピン2をピン補助具3から引き抜ける構造としているので、ピン2を取り外す時には工具を使わずに指7で掴んで取り外せるようになっている。尚、リベット1のピン補助具3は図15に示す従来のピン補助具3と共通で、リベット1の固定強度は従来のリベット8と変わらない。また無理に被固定物を分離させた場合において、ネジの場合は締結力が強すぎるために被固定物が破壊されてしまうが、リベットの場合はリベットが硬度の小さいナイロン製のためリベットが先に破壊され被固定物の変形はネジの場合よりもはるかに小さい。
【0021】
図5は固定部材であるリベット取り付け時のリベット及び被固定部材11を示した断面図である。図において、2はリベット1を構成するピン、4はピン2の頭部、5はピン2の下部、3はピン2が挿入される穴を備えたピン補助具、11はリベット1にて断熱材16に固定される(取り付けられる)被固定物(ここでは2枚)、33はウレタン発泡時ににウレタン漏れを防止するクラフトテープ、7は指である。図5(a)はピン2をピン補助具3に挿入した時の図、図5(b)はピン2をピン補助具3に指7で押し込み嵌合し、被固定部材11を断熱材16に取り付け完了(固定)時の図である。リベット1を被固定部材に取り付ける際には、ピン2の頭部4を指7で押し込むことでピン補助具3の下部10が開き被固定物11が密着する。
固定部材にリベット1を用いることにより、ネジとは違い取り付けに工具を必要としないため、リベット1の取り付け時間が短縮できる。さらに、ネジ25で被固定部材11を冷蔵庫本体に固定する場合には図17(b)に示すようなネジ下穴部品28が必ず必要となるが、リベット1で固定する場合にはネジ下穴部品28のような部品を断熱材16にあらかじめ埋めておく必要がなくなり組み立て性が良くなる。
【0022】
図6はリベット取り付け時の図である。図6(a)はリベット1の取り付け前、図6(b)はリベット1の取り付け完了時の断面図であり、リベット1と被固定部材11とクラフトテープ33を示した図である。図において、1は固定部材であるリベット、2はリベット1を構成するピン、3はピン2が挿入される穴を備えたピンと嵌合するピン補助具、11はリベット1にて断熱材16に固定される(取り付けられる)被固定物、15は被固定物である内箱、33はウレタン発泡時にウレタン漏れを防止するクラフトテープである。内箱15のウレタン断熱材側にクラフトテープ33のみを貼り付けておけば、発泡の際のウレタン漏れがない。図6(a)のようにリベット1の被固定物への取り付け前は、内箱15のリベット1挿入穴はクラフトテープ33で塞がれており、ウレタン発泡がなされる。図6(b)のようにリベット取り付け時にピン2の先端がクラフトテープ33を突き破り、被固定物11と被固定物である内板15は固定される。以上被固定物11、15の固定に本発明のリベット1を用いると、ネジ25で固定する時に比べて材料費も安価であり、工具も不要となり作業性も良くなる。
【0023】
図7はピン2とピン補助具3で構成された固定部材であるリベット1により固定された被固定物11(ここでは2枚)から、リベット1を取り外す時の図である。図7(a)はリベット1を取り外し始めるときにリベット1のピン2の頭部4に指7をかけた時の断面図であり、図7(b)はピン2をピン補助具3から指7で取り外して(引き抜いて)いる時の断面図である。図において、2はリベット1を構成するピン、3はリベット1を構成するピン2が挿入される穴を備えたピンと嵌合するピン補助具、11はリベット1にて断熱材16に固定される(取り付けられる)被固定物、33はウレタン発泡時にウレタン漏れを防止するクラフトテープである。4はピン2の頭部、5はピン2の下部であり、ピンの下部5は図7(a)のリベット1取り外し始めの時には、ピン補助具3内に全て入っている。
【0024】
リベット1を取り外す時にピン2の頭部4に手をかけるが、図3(b)のようにピン2の頭部4の形状がT字形になっていることにより、頭部4を指7で掴んでピン補助具3からピン2を引き抜くことが可能となった。T字形は指が引っ掛かりやすくリベット1を引き抜きやすく、また、工具を用いずリベット1を取り外すことができるので、作業性が向上した。従来のリベットは図19に示すように、マイナスドライバ44等の工具を必要としていたので作業性が悪かった。
【0025】
図8は厚さ2mmの被固定物11を2枚固定した場合の、ピン2のピン補助具3に対する引抜力、挿入力を測定した結果である。ピン2の下部5の形状、および、ピン補助具3は従来ものと同じ形状のためピン2の引抜力、挿入力共に従来と変わらないことがわかる。またこのリベット1にて固定できる被固定物11の合計の厚さは、厚くなるほどに引抜力が大きくなるため、引抜力があまり大きくならないように4.5mm程度までとしている。尚、このデータはピン2、ピン補助具3ともナイロン樹脂製のものであり、ピンの軸方向に引き抜いたものである。また、特別な治具、工具を用いて引抜く場合、および、リベット1の材質の異なるものの場合はこれらのデータとは異なる。
以上、リベット1の材質としてナイロン樹脂製のものを用いたが、バネ性を持ったものなら硬質ゴムや金属でも使用可能である。
【0026】
実施の形態2.
図9は本発明の実施の形態2である冷凍冷蔵庫の冷蔵室6の正面図であり、冷蔵室6内に固定されたダクト13付近の図を示している。
図において、6は冷蔵室、34は板金製の箱体、15は樹脂製の内箱、13はダクト12を覆う樹脂製のダクトカバー、18はダクトカバー13に設けられた吹出口、1はダクトカバー13を固定するナイロン製のリベットである。
図10(a)は図9のA−A断面図、図10(b)は図9のB−B断面図である。図において、15は樹脂製の内箱、16はウレタン断熱材、13は発泡スチロール製のダクト12を覆う樹脂製のダクトカバー、33はウレタン断熱材16の漏れ防止材であるクラフトテープ、2はピン、4はピン2の頭部、3はピン2が挿入固定されるピン補助具であり、ピン2と補助具3にてリベット1を構成している。リベット1はウレタン断熱材16内に挿入され、内箱15と被固定物であるダクトカバー13を留めている。図10(a)の12は冷蔵庫の背面にあるダクトで、ダクトカバー13と発泡スチロール製のダクト14で構成されている。図17(b)の12は、冷蔵庫の天井にあるダクトで、ダクトカバー13と内箱15にて構成されている。
【0027】
このダクト12において、リベット1のピン2の頭部4を掴みやすくするために、図10(a)のようにダクトカバー13のリベット1の周りの形状を凹形状とし、リベット1のピン2の頭部形状4が冷蔵室6内食品と干渉しないようにダクトカバー13の表面からピン2の頭部が出ないように設定している。さらにこの凹形状は円形で直径が20mm程度であり、また指を入れやすいようにピン2の頭部形状を、図3(c)のようにピン2の頭部4を長方形としているためにピン2頭部4を指で掴みやすい。
尚、リベット1は通常冷蔵室6内を仕切る棚で隠れていて、冷蔵庫のユーザーがすぐには触れないようにしている。
【0028】
図11は、固定部材であるリベット1により固定された被固定物であるダクトカバー13と内箱15から、リベット1を取り外す時(ピン2をピン補助具3から引き抜く時)の図である。
図11(a)はリベット1を取り外し始めるときにリベット1のピン2の頭部に指7をかけた時の断面図であり、図11(b)はピン2をピン補助具3から指7で取り外して(引き抜いて)いる時の断面図である。図において、2はリベット1を構成するピン、3はリベット1を構成するピン2が挿入される穴を備えたピンと嵌合するピン補助具、13はリベット1にて断熱材16に固定される(取り付けられる)被固定物であるダクトカバー、15は内箱、33はウレタン発泡時にウレタン漏れを防止するクラフトテープである。
図のようにピン2を引き抜く際に指でピン2の頭部4を掴み、ピン2を掴んだ指でダクトカバー13の凹形状縁19が押されることで簡単にピン2をピン補助具3から取り外すことが可能となり、冷蔵庫箱体からダクトカバー13、ダクト14を工具を必要とせず分離できる。一般的な冷蔵庫において、通常ダクトは、樹脂材、発泡スチロールで構成されており、また冷蔵庫本体はウレタン系断熱材、鉄板、樹脂材で構成されているため、ダクトが工具なしで取外せることが可能になると、冷蔵庫の解体性や材料の分別性が良くなり、リサイクル率が向上する。
【0029】
実施の形態3.
図12は本発明の実施の形態3である冷凍室奥の冷却器室の正面図である。図において、34は冷蔵庫の箱体、15は冷蔵庫の内箱、22は冷却器、20は冷却器22を備えた冷却器室と庫内とを仕切る樹脂製の仕切壁、1は仕切壁20を内箱15に取り付ける樹脂製のリベットで、リベット1はピン2とピン補助具3で構成されている。35は仕切壁20の冷気吹出口、23は冷却器22から出た冷気を仕切壁20に設けられた冷気吹出口35より庫内に循環させる送風ファンである。
仕切壁20のリベット1取付け部は図12に示すように仕切壁端部になるが、リベット1の取り付け、取り外しに工具を必要としないので短時間で仕切壁20の取り付け、取り外しが可能となり作業性が向上する。このような位置において、従来のリベット8ではピン9を取り外す際に工具を入れにくく、取り外しに時間が係る。また冷蔵庫解体時においてダクト12と同様に発泡スチロールを冷蔵庫本体から分離でき、さらにモーター24や冷却器22なども取り外しやすくなる。冷蔵庫本体から、モーターの巻線、冷却器のアルミフィンと銅管などの材料の取り出しやすさが良くなるため分別性も向上し、材料のリサイクル率が高められる。
【0030】
図13は図12のA−A断面図である。図において、15は内箱、16はウレタン断熱材、22は冷却器、23は送風ファン、24は送風ファン23を駆動させるモーター、20は冷却器22の有る冷却器室と庫内を仕切る仕切壁、21は発泡スチロール製のダクトである。1は仕切壁20と内箱15をウレタン断熱材16に留める固定部材であるリベットであり、ピン2とピン補助具3から構成されている。仕切壁20はダクト21を覆うように冷凍室奥面にリベット1で固定されている。17は冷却器室からの冷気がリベット1付近から漏れるのを防ぐシール材である。
この仕切壁20の固定も実施の形態1、2のダクトカバー13やダクト12の固定と同じく冷気漏れがない程度にあまり大きな固定強度を必要としない。
【0031】
実施の形態4.
図14は本発明の実施の形態4である冷蔵庫背面の機械室の斜視図である。図において、34は冷蔵庫箱体、39は冷媒圧縮機、42は板金製の圧縮機カバー、43は圧縮機カバー42の通風孔、1は圧縮機カバー42を箱体34に固定する金属製のリベット、40は冷媒銅配管、41は底板である。圧縮機カバー42は冷媒圧縮機39の運転音を遮音するため、また、高温部を手で触れないようにするために取り付けてある。圧縮機カバー42はここでは7箇所でリベット1にて固定している。ここで使用されるリベット1も構造的には実施の形態1のリベットと同じであるが、材質を金属製としている。ここで、リベット1の材質を金属製とし、耐熱性のある高温に耐えうるリベットとしている。尚、金属製でなくても、高温に耐えうる材料であれば良い。
【0032】
また、冷蔵庫解体時には、実施の形態1に記載した通り、圧縮機カバー37を工具なしで取り外せるので、ネジ25で固定する場合よりも作業時間がはるかに短縮され、冷媒圧縮機39を冷蔵庫本体から容易に取り外せるようになり、被固定物の分離時の作業性、冷蔵庫解体時の作業性、材料の分別性を向上させ、固定部材であるリベットや被固定部材である冷蔵庫の各部品の材料のリサイクル率が高められる。
【0033】
以上、固定部材であるリベットを構成する固定具(ピン)と固定補助具(ピン補助具)は、被固定部材と別体に設けたが、固定補助具を被固定部材と一体に設けても良い。しかしながら、固定補助具と被固定部材を一体化すると、被固定部材の構造が複雑になることより、別体に設ける方が冷蔵庫部品の構造が容易になる。
【0034】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0035】
被固定部材を固定部材によって断熱材に固定する冷蔵庫において、頭部を有するピンと前記ピンを挿入することにより拡がり前記被対象物を固定するピン補助具とからなり、前記ピンを前記ピン補助具に挿入して前記被対象物を固定した時に、前記ピンの頭部が指でつかみやすいように前記ピンの頭部と前記ピン補助具との間にすき間ができる構造とした固定部材と、前記被固定部材に設けられ、前記ピンを前記ピン補助具から引き抜く際に指で前記ピンの頭部が掴める大きさで前記固定部材の周りに設けられる凹形状部と、を備え、前記固定部材を前記被固定部材の前記凹形状部内で留めるようにして前記ピンの頭部が前記冷蔵庫内の食品と干渉しないようにしたので、リベット取り外し時に工具を必要とすることなくピンとピン補助具を指で掴んで分離でき、被固定物の分離時の作業性、冷蔵庫解体時の作業性、材料の分別性を向上させ、材料のリサイクル率を高められる。また、固定部材が庫内の食品と干渉しない。
【0036】
また、前記ピンの頭部の形状を長方形としたので、ピンの頭部を指で掴みやすい。また、工具を必要とすることなくリベットを取り外すことができ、作業性が良くなる。
【0037】
また、前記凹形状部は、前記ピンの頭部を掴んだ指で凹形状縁を押せる形状であるので、指で簡単にピンをピン補助具から取り外すことが可能となり、冷蔵庫本体から工具を必要とせず分離できる。
【0038】
また、前記被固定部材が、前記冷蔵庫の庫内に冷気を送る風路を構成するダクトであるので、解体時には工具を必要とすることなくリベットを取り外すことができ、作業性が向上し作業時間が短縮された。
【0039】
また、前記凹形状部は、直径が20mm程度の円形であるので、指でピン頭部が掴める。
【0040】
また、前記固定部材を前記冷蔵庫内に設けられる仕切り棚で隠すようにしたので、冷蔵庫のユーザーがすぐには触れられない。
【0041】
また、前記固定部材によって固定される被固定部材の厚さを4.5mm程度までとしたので、ピンの引き抜き力があまり大きくならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1を示すリベットの要部断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1を示すリベットの要部断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1を示すリベットを構成するピン形状を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態1を示すリベットを構成するピン形状を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態1を示すリベット取り付け時のリベット及び被固定物を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態1を示すリベット取り付け前のクラフトテープが貼り付けられた内箱付近を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態1を示すリベット取り外し時のリベット及び被固定物を示す図である。
【図8】 本発明の実施の形態1を示すリベットの引抜力、挿入力を示す図である。
【図9】 本発明の実施の形態2を示す冷蔵室の正面図である。
【図10】 図9のA−A断面図、B−B断面図である。
【図11】 本発明の実施の形態2を示すリベット部付近の図である。
【図12】 本発明の実施の形態3を示す冷却器室の正面図である。
【図13】 図12のA−A断面図である。
【図14】 本発明の実施の形態4を示す機械室付近の斜視図である。
【図15】 従来のリベットを示す断面図である。
【図16】 従来の冷蔵室の正面図である。
【図17】 図16のA−A断面図、B−B断面図である。
【図18】 従来のリベット取り付け時のリベット及び被固定物を示す図である。
【図19】 従来のリベット取り外し時のリベット及び被固定物を示す図である。
【図20】 従来の冷却器室の正面図である。
【図21】 図20のA−A断面図である。
【図22】 従来の機械室付近の斜視図である。
【符号の説明】
1 リベット、2 ピン、3 ピン補助具、4 ピン頭部、5 ピン下部、6 冷蔵室、7 指、8 従来のリベット、9 従来のリベットのピン、10 ピン補助具の下部、11 被固定物、12 ダクト、13 ダクトカバー、14 ダクト、15 内箱、16 ウレタン断熱材、17 シール材、18 ダクトカバー吹出口、19 ダクトカバー凹形状縁、20 仕切壁、21 ダクト、22 冷却器、23 送風ファン、24 モーター、25 ネジ、26 従来のダクト、27 従来のダクトカバー、28 ネジ下穴部品、29 ダクト、30 従来のダクトカバーの吹出口、31 従来の仕切壁、32 従来のダクト、33 クラフトテープ、34 箱体、35 仕切壁の冷気吹出口、36 仕切壁の冷気吹出口、38 リベット、39 冷媒圧縮機、40 冷媒銅配管、41 底板、42 圧縮機カバー、43 通風孔。

Claims (6)

  1. 被固定部材を固定部材によって断熱材に固定する冷蔵庫において、頭部を有するピンと前記ピンを挿入することにより拡がり前記被対象物を固定するピン補助具とからなり、前記ピンを前記ピン補助具に挿入して前記被対象物を固定した時に、前記ピンの頭部が指でつかみやすいように前記ピンの頭部と前記ピン補助具との間にすき間ができる構造とした固定部材と、前記被固定部材に設けられ、前記ピンを前記ピン補助具から引き抜く際に指で前記ピンの頭部が掴める大きさで前記固定部材の周りに設けられる凹形状部と、を備え、前記凹形状部は、前記ピンの頭部を掴んだ指で凹形状縁を押せる形状であり、前記固定部材を前記被固定部材の前記凹形状部内で留めるようにして前記ピンの頭部が前記冷蔵庫内の食品と干渉しないようにしたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記ピンの頭部の形状を長方形としたことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記凹形状部は、直径が20mm程度の円形であることを特徴とする請求項1または請求項に記載の冷蔵庫。
  4. 前記被固定部材が、前記冷蔵庫の庫内に冷気を送る風路を構成するダクトであることを特徴とする請求項1乃至請求のいずれかに記載の冷蔵庫。
  5. 前記固定部材を前記冷蔵庫内に設けられる仕切り棚で隠すようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求のいずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 前記固定部材によって固定される被固定部材の厚さを4.5mm程度までとしたことを特徴とする請求項1乃至請求5のいずれかに記載の冷蔵庫。
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