JP4013235B2 - 回転トルク伝達装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レバーからシャフトに、あるいはシャフトからレバーに回動トルクの伝達を行う回転トルク伝達装置に関するもので、自動車用空調装置のドアのリンク装置に用いて好適な技術である。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車用空調装置のドアを回動駆動するために、シャフトにレバーを組付けたものが一般に用いられている。このような装置では、図1の(c)、図3の(b)に示すように、操作力低減や、ドアのシール性を確保する目的で、捩じりコイルバネ5を設定することがある。
なお、この捩じりコイルバネ5は、一端5aがレバー3に係止され、他端5bがシャフト2を回動自在に支持する空調ケース4のケースボス9に係止されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように捩じりコイルバネ5を設定する場合は、組付時、シャフト2が組付けられた空調ケース4に対して、レバー3と、捩じりコイルバネ5とが、別々に存在していたため、組付けが大変困難であった。つまり、組付時、空調ケース4に支持されたシャフト2、レバー3、捩じりコイルバネ5の3つがそれぞれ別々に存在するとともに、図3の(b)に示すように、捩じりコイルバネ5とケースボス9の組付Aと、レバー3とシャフト2の組付Bと、レバー3と捩じりコイルバネ5の組付Cとを、ほぼ同時に実施する必要があり、組付作業が大変困難であった。
【0004】
また、捩じりコイルバネ5の拡張時や収縮時に、コイル部6の径が拡張や収縮したり、加えられた荷重によってコイル部6がズレる場合がある。このように、コイル部6の径が拡張や収縮したり、コイル部6がズレると、コイル部6がシャフト2に干渉してシャフト2を傷付けたり、コイル部6の周辺部材に干渉してその周辺部材を破損させる可能性が生じてしまう。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、第1の目的は、捩じりコイルバネを設定しても、レバーをシャフトに組付ける際の作業性を向上できる回転トルク伝達装置の提供にあり、第2の目的は、捩じりコイルバネがシャフトや周辺部材に干渉するのを防ぐことのできる回転トルク伝達装置の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
〔請求項1、2の手段〕
仮止め手段によって、捩じりコイルバネをレバーに仮止めしておくことにより、レバーをシャフトに組付ける際、支持部材に支持されたシャフトと、捩じりコイルバネ付のレバーとの組付けになる。また、この時の組付けは、捩じりコイルバネと支持部材の組付けと、レバーとシャフトの組付けで済む。
このため、捩じりコイルバネを設定しても、レバーをシャフトに組付ける際の組付け作業が、従来に比較して大変容易になる。
【0007】
また、レバーにコイル部を組み入れる段差を設けたため、捩じりコイルバネの拡張時に、コイル部の径が拡張したり、コイル部がズレる場合があっても、コイル部が段差に当接することで、コイル部の変位範囲が規制される。
このように、段差によるコイル部の変位範囲の規制によって、コイル部がその周辺部材に干渉しないため、コイル部の変位によって周辺部材が破損を招く懸念がない。
【0008】
〔請求項の手段〕
レバーのコイル部の内側に、保護ガイドを設けたため、捩じりコイルバネの収縮時に、コイル部の径が縮小したり、コイル部がズレる場合があっても、コイル部が保護ガイドに当接することで、コイル部がシャフトに干渉する不具合が防がれる。このため、コイル部の変位によってシャフトが破損を招く懸念がない。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を、図1〜図4を参照して説明する。なお、図1は回転トルク伝達装置の正面および断面図であり、(a)、(b)は本実施形態を示し、(c)は比較のための従来例を示す。図2は空調ユニットに適用された回転トルク伝達装置の側面図である。図3は回転トルク伝達装置の組付説明図であり、(a)は本実施形態を示し、(b)は比較のための従来例を示す。図4は回転トルク伝達装置の作動説明図である。
【0010】
自動車用の空調ユニットには、図2に示すようにドア1を回動操作するために、回転トルク伝達装置が用いられている。回転トルク伝達装置は、ドア1と一体に回転するシャフト2と、このシャフト2に取り付けられ、このシャフト2と一体に回動するレバー3と、シャフト2を回動自在に支持する空調ケース4(支持部材に相当する)とを備えるとともに、操作力低減や、ドア1のシール性を確保する目的で、捩じりコイルバネ5が用いられている。
【0011】
この捩じりコイルバネ5は、シャフト2の周囲に配置されるコイル部6と、両端のアーム部7、8を備えるもので、一端5a(本実施形態では折曲部)がレバー3に係止され、他端5b(本実施形態ではリング部)が空調ケース4に形成されたケースボス9に係止されるものである。
【0012】
レバー3には、レバー3をシャフト2に組付ける前の状態において、捩じりコイルバネ5を仮止めする仮止め手段が設けられている。
この仮止め手段は、捩じりコイルバネ5の一端5aを係止する係止穴10と、一方のアーム部7をレバー3との間に挟み付ける保持ガイド11とから構成される。なお、この実施形態では、後述する段差12や保護ガイド13も仮止め手段として機能するものである。また、この実施形態で示す係止穴10は、溝状に設けられており、捩じりコイルバネ5の少量の変位を吸収できるように設けられている。
【0013】
レバー3には、コイル部6を収納する窪みが設けられ、コイル部6の外側には窪みによる段差12が形成されている。なお、窪みの深さ、つまり段差12の高さH1 は、コイル部6の厚みAより僅かに大きく設けられ(H1 >A)、レバー3の窪みの底とコイル部6との間にクリアランスが設定されている。
つまり、例えば、コイル部6の厚みAが5mmであれば、段差12の高さH1 は、H1 =5mm+α(このαはクリアランス)に設けられている。
【0014】
また、レバー3には、コイル部6の内側部分にシャフト2を保護するための保護ガイド13が設けられている。この実施形態では、保護ガイド13の一例として、円筒形状を呈する例を示すが、複数の突起によって保護ガイド13を構成しても良い。保護ガイド13の高さH2 は、コイル部6の厚みAより多少小さく設けられ(H2 <A)、捩じりコイルバネ5をレバー3に組付ける際、コイル部6が保護ガイド13を乗り越えるのを容易にしている。
つまり、例えば、コイル部6の厚みAが5mmであれば、保護ガイド13の高さH2 は、H2 =5mm−β(このβはコイル部6の乗り越えを容易にする長さ)に設けられている。
【0015】
レバー3をシャフト2に組付ける作業を説明する。
予め、レバー3に捩じりコイルバネ5を仮止めする。この仮止め作業は、まず、捩じりコイルバネ5の一端5aを係止する係止穴10に挿入し、一端5aをレバー3に引っ掛ける。次に、引っ掛けた一端5aを中心として、捩じりコイルバネ5を回転させ、コイル部6が保護ガイド13を乗り越えさせるとともに、一方のアーム部7をレバー3と保持ガイド11との間に挟み付ける。これによって、レバー3に捩じりコイルバネ5が仮止めされる。
【0016】
捩じりコイルバネ5が仮止めされたレバー3をシャフト2に組付ける。この時、シャフト2は、空調ケース4に回動自在に組付けられたものであり、この組付け手順を図3の(a)を参照して説明する。
上述のように、捩じりコイルバネ5はレバー3に仮止めされているため、レバー3をシャフト2に組付ける際、空調ケース4に支持されたシャフト2と、捩じりコイルバネ5付のレバー3との組付けになる。そして、この時の組付けは、捩じりコイルバネ5の他端5bとケースボス9の組付A、およびレバー3とシャフト2の組付Bで済む。
【0017】
このように、回転トルク伝達装置に捩じりコイルバネ5を設定しても、捩じりコイルバネ5を予めレバー3に仮止めしておくことで、レバー3をシャフト2に組付ける際の組付け作業が大変容易になる。
【0018】
段差12を設けた効果を説明する。
図4の(a)に示すように、レバー3が矢印方向に作動した場合、コイル部6の径が破線で示すように拡張したり、加えられた荷重によってコイル部6がズレる場合がある。このように、コイル部6が拡張したり、ズレが生じた場合は、コイル部6が段差12に当接することで、コイル部6の変位範囲が規制される。そして、この段差12によるコイル部6の規制によって、コイル部6がコイル部6周辺部材へ干渉する不具合がなく、周辺部材がコイル部6によって破損を招く不具合がない。
【0019】
保護ガイド13を設けた効果を説明する。
図4の(b)に示すように、レバー3が矢印方向に作動した場合、コイル部6の径が破線で示すように収縮したり、加えられた荷重によってコイル部6がズレる場合がある。このように、コイル部6の径が縮小したり、ズレが生じた場合があっても、コイル部6が保護ガイド13に当接することで、コイル部6がシャフト2に干渉する不具合が防がれる。このため、コイル部6によってシャフト2が破損を招く不具合がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は回転トルク伝達装置の平面図、(b)はA−A線に沿う断面図、(c)は比較のために示した従来の回転トルク伝達装置の断面図である。
【図2】空調ユニットに適用された回転トルク伝達装置の側面図である。
【図3】(a)は回転トルク伝達装置の組付説明図、(b)は比較のために示した従来の回転トルク伝達装置の組付説明図である。
【図4】回転トルク伝達装置の作動説明図である。
【符号の説明】
1 ドア
2 シャフト
3 レバー
4 空調ケース(支持部材)
5 捩じりコイルバネ
5a 捩じりコイルバネの一端
5b 捩じりコイルバネの他端
6 コイル部
7 一方のアーム部
10 係止穴
11 保持ガイド
12 段差
13 保護ガイド

Claims (3)

  1. シャフトに取り付けられ、このシャフトと一体に回動するレバーと、
    前記シャフトを回動自在に支持する支持部材と、
    前記シャフトの周囲に配置されるコイル部を有し、一端が前記レバーに係止され、他端が前記支持部材に係止される捩じりコイルバネとを備え、
    前記レバーは、前記捩じりコイルバネを仮止めする仮止め手段を備え、前記コイル部を組み入れる段差が設けられ
    前記組み入れる段差は、前記コイル部の変位範囲を規制するために、前記コイル部の外側にあって、前記コイル部を収容する窪みによって形成されたものであることを特徴とする回転トルク伝達装置。
  2. 請求項1の回転トルク伝達装置において、
    前記仮止め手段は、
    前記捩じりコイルバネの一方のアーム部の端を係止する係止穴と、
    前記一方のアーム部を前記レバーとの間に挟み付ける保持ガイドと、からなる回転トルク伝達装置。
  3. 請求項1または請求項2の回転トルク伝達装置において、
    前記レバーは、前記コイル部の内側に前記シャフトを保護する保護ガイドが設けられたことを特徴とする回転トルク伝達装置。
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