JP4009748B2 - 画像形成装置およびプロセスカートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、ファクシミリ装置、複写機、プリンタまたはこれらの機能を複合した複合機等に適用される電子写真方式の画像形成装置およびこのような画像形成装置に装着されるプロセスカートリッジに関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置においては、感光体の帯電装置としてコロナ放電方式のものが適用されてきたが、近年の、環境に対する配慮あるいはリサイクルの容易性等の問題を解決するために帯電ローラによる帯電方式を適用した画像形成装置が出現している。
帯電ローラとしてはブラシ型またはソリッド型のものがあり、帯電ローラを感光体に当接させ、帯電ローラにバイアスを印加しながら、帯電ローラを感光体の回転に沿って回転させることにより、帯電ローラと感光体との接触部近傍の間隙において放電現象が発生することにより、感光体を帯電させることができる。
さらに、重合トナーと呼ばれる真球に近いトナーの作成技術が向上し、この重合トナーを使用することにより、感光体上のトナーの用紙に対する転写率が飛躍的に向上し、その結果、転写装置を通過した後に感光体面に残留するトナー量を低減させることが可能になった。そして近年、感光体表面の残留トナーを回収するクリーニング装置がない画像形成装置を実現する研究も行われている。
また従来より、電子写真プロセスによって画像形成を行うためのプロセス手段のいくつかをユニット化してメンテナンスを容易にすることが行われているが、近年においてはさらに省エネルギー、省資源の要求に応えるために使用可能な部材は再利用することが行われている。
このように、近年においては、環境に優しくかつリサイクル性の高い画像形成装置を実現することが求められており、このような要求を、ランニングコストを上げずに実現することが問題となる。ランニングコストを低減させる方法としては、電子写真プロセスによって画像形成を行うためのプロセス手段の数を少なくすること、プロセス手段の主要部品の寿命を向上させること、さらにトナーの無駄を低減すること等があげられる。さらに広く言えばリサイクルコストを低減することもランニングコストに寄与すると言える。
本発明は、このような要求に応え、ランニングコストの低減を実現した画像形成装置およびプロセスカートリッジを提供することを目的とする。
前記目的を達成するための請求項1に係る本発明は、電子写真プロセスによって画像形成を行うための複数のローラ体として、ベルト状の感光体を張設する複数のローラと、前記感光体を帯電させる帯電ローラと、前記感光体の静電潜像にトナーを付着させる現像ローラとを含み、前記現像ローラと一体化した、前記現像ローラにトナーを供給するトナー供給ローラと、前記現像ローラに当接して表面に形成するトナー層厚を規制するトナー層厚規制ローラを同時に支持する支持部材と、前記現像ローラに供給する新規トナーのトナー収納部、および前記トナー収納部にトナーを撹拌するアジテータを設け、前記複数のローラ体を取付けた前記支持部材を分割可能に収納するケース体とを一体化して画像形成装置本体に対して着脱自在に構成したことによって、ケース側と交換部品を支持する支持部材側を短時間で2分割でき、さらに支持部材側から現像ローラと一体化したトナー供給ローラ、トナー層厚規制ローラを一度に取り外すことが可能となりリサイクルの作業性が向上し、リサイクルコストを低減することができる。
また請求項に係る発明は、前記支持部材に対して同一寿命のローラ体を一体化して取り付けたことを特徴とする。このように構成したことにより、長く使用可能なローラの取り外し作業が省略可能になり、部品交換に係る作業効率を向上させることができる。
また請求項に係る発明は、請求項1または2に係る発明のプロセスカートリッジを有し、電子写真プロセスによって画像形成を行うことを特徴とする。
以上、説明したように構成された本発明によれば、プロセスカートリッジにおける部品交換の際の作業効率の向上を実現することができ、画像形成装置のランニングコストに寄与するリサイクルコストを低減することが可能になる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態における画像形成装置の要部を示す説明図であり、1はベルト感光体、2はベルト感光体1を支持しかつベルト感光体1へ回転駆動を与える駆動ローラを示し、この駆動ローラ2は、芯金とその外周に導電性ゴムを巻きつけた構成である。3は、駆動ローラ2とともにベルト感光体1を支持し、ベルト感光体1を張設させる従動ローラを示す。この従動ローラ3は、金属ローラ、ゴムを外周に巻きつけた金属ローラ、プラスチックローラ等によって構成されており、その径は8mm以上16mm以下の範囲に設定されている。4は帯電ローラを示し、この帯電ローラ4は芯金の外周に導電性ゴムを巻きつけた構成である。
5はクリーニングローラを示し、このクリーニングローラ5は芯金に導電性ゴムが巻かれた構成である。6は接触1成分現像系の現像ローラを示し、この現像ローラ6は、金属の素管にメラミン樹脂等より成る表面コート層を形成した構成であり、ベルト感光体1に対して一定圧で接触している。7はトナー補給ローラを示し、このトナー補給ローラ7は、芯金にスポンジ部材が巻かれた構成で、現像ローラ6に0.5mm前後食い込んだ状態で接触している。8はドクタローラを示し、このドクタローラ8は芯金とその外周に弾性部材を巻着付けた構成である。ドクタローラ8は、現像ローラ6に自重で接触し、これにより現像ローラ6との接触点で全面均一接触が可能に構成されている。9はトナータンク10a内のトナーを攪拌するアジテータを示し、このアジテータ9は金属の丸棒により構成されている。なおアジテータ9はプラスチックの一体成形品でもなんら問題はない。10はケースを示し、このケース10にはトナータンク10aが備えられており、ケース10に、ベルト感光体1、駆動ローラ2、従動ローラ3、帯電ローラ4、クリーニングローラ5、現像ローラ6、トナー補給ローラ7、ドクタローラ8、アジテータ9を収納することにより、画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセスカートリッジが構成される。
ケース10内において、駆動ローラ2の位置を基準としたとき駆動ローラ2に対して下方に従動ローラ3が配置され、上方に帯電ローラ4が配置され、一方の側部における駆動ローラ2と従動ローラ3との間に張設されているベルト感光体1に当接するように現像ローラ6が配置され、他方の側部における駆動ローラ2に接触しているベルト感光体1に当接するようにクリーニングローラ5が配置される。ここで、以降の説明の便宜を図るために駆動ローラ2と従動ローラ3の回転軸を結ぶ線に対して現像ローラ6が位置する側を右側、クリーニングローラ5を左側と称することにする。
11は従動ローラ3に架設されているベルト感光体1に当接する転写ローラ、12は給紙装置、13は給紙装置12によって搬送された用紙を転写ローラ11とベルト感光体1の当接部にタイミングをとって搬送するレジストローラ、14はトナー像が転写された用紙を加圧/加熱する定着装置を示す。
図2は本発明の実施形態におけるプロセスカートリッジの一部断面を含む斜視図であり、15は前側支持板、16は後側支持板を示す。前側支持板15と後側支持板16とは対称形であり、駆動ローラ2,従動ローラ3,帯電ローラ4,クリーニングローラ5,現像ローラ6,トナー補給ローラ7及びドクタローラ8の回転軸の一端部が前側支持板15、他端部が後側支持板16によって支持される。さらに、前側支持板15および後側支持板16における帯電ローラ4の支持位置に対して左右にステー部材17,18が配置され、このステー部材17,18によって前側支持板15および後側支持板16が連結されている。
図3は図2の前側支持板および後側支持板による各ローラの支持構造を示す斜視図である。
前側支持板15および後側支持板16の中央部には駆動ローラ2の軸受け19が固定されており、前側支持板15および後側支持板16おける軸受け19の下方に上下方向に延びる長孔20が形成されており、この長孔20に従動ローラ3の軸受け21が軸受け19側にスライド可能に取り付けられ、さらに長孔20の上方端部と軸受け21との間にスプリング22が設置され、このスプリング22の付勢によって従動ローラ3と駆動ローラ2との間にベルト感光体1が張設される。さらに、前側支持板15および後側支持板16おける軸受け19の上方に上下方向に延びる長孔23が形成されており、この長孔23に帯電ローラ4の軸受け24がスライド可能に取り付けられ、さらに長孔23の上方端部と軸受け24との間にスプリング25が設置され、このスプリング25の付勢によって、帯電ローラ4の両端部がベルト感光体1を介して駆動ローラ2に当接状態が維持される。
また、クリーニングローラ5および現像ローラ6の支持構造も同様であって、左右方向に延びる長孔26,27が形成されており、この長孔26,27にクリーニングローラ5の軸受け28、現像ローラ6の軸受け29がスライド可能に取り付けられ、さらに長孔26の左側端部と軸受け28との間にスプリング30が設置され、長孔27の右側端部と軸受け29との間にスプリング31が設置され、このスプリング30,31の付勢によって、クリーニングローラ5および現像ローラ6とベルト感光体1との当接状態が維持される。
帯電ローラ4の両側部にはギャップコロ32,32が設けられており、このギャップコロ32は厚さ0.01mm〜0.1mmの円筒部材である。ギャップコロ32,32を取り付けた状態で帯電ローラ4を前側支持板15および後側支持板16に設置したとき、駆動ローラ2の両端部にベルト感光体1を介してギャップコロ32が当接する。そのため帯電ローラ4は、帯電ローラ4の中央部とベルト感光体1との間に10μm〜100μmのギャップが形成された状態で維持される。ここで、本実施形態においてはギャップの大きさを10μm〜100μmに設定しているが、ギャップの大きさについては使用するトナーの粒径よりも大きくなるように設定する。
図4はドクタローラ周辺の構成を示す斜視図であり、33は、ドクタローラ8の両側部に配置され、ドクタローラ8を回転可能に支持する支持板、34はドクタローラ8に並列させて支持板33,33に回転可能に設置した回転シャフト、35は、支持板33,33の側方に配置され、回転シャフト34の両端部を支持する支持板、36はドクタローラ8の回転軸の一方の端部に固定された伝達ギヤ、37は伝達ギヤ36に噛合する中間ギヤ、38は中間ギヤ37に噛合して図示しない駆動源の回転を中間ギヤ37に伝達する駆動ギヤを示す。
図5は現像ローラの側部周辺の構成を示す斜視図であり、39はトナー補給ローラ7の回転軸を支持する軸受け、40は、支持板35に形成され、軸受け39をスライド可能に支持する長孔、41は、軸受け39と長孔40の一方の端部との間に設置し、軸受け39を長孔40の他方の端部に当接させた状態に保持させるスプリングを示す。
支持板35における長孔40の側方に現像ローラ6の軸受け29が固定されており、この軸受け29に現像ローラ6の回転軸を取り付け、支持板35,35に回転シャフト34の端部を固定し、軸受け39にトナー補給ローラ7の回転軸を取り付けることにより、現像ローラ6、トナー補給ローラ7およびドクタローラ8が一体化される。この時、ドクタローラ8は回転シャフト34を軸として上下動可能であり、現像ローラ6に自重による圧力を付与しながら当接した状態にある。また、現像ローラ6とドクタローラ8は同一の駆動源から回転が伝達され、同一の方向に回転する。そのため、現像ローラ6とドクタローラ8との接触部においてはカウンタ方向に移動するようになり、この接触部においてトナーの帯電およびトナー圧の規制が行われる。ドクタローラ8に対しては一定時間毎に回転力が与えられ、現像ローラ6との当接面が変更される。
そして、軸受け29を前側支持板15および後側支持板16に取り付けることにより、現像ローラ6、トナー補給ローラ7およびドクタローラ8が同時に前側支持板15および後側支持板16に装着され、図3に示すようなユニットが構成される。
さらに、図3に示すように構成されたユニット体をケース10に挿入し、ケース10の両側部において両者をねじ止めし、さらにトナータンク10aに新規のトナーを収納して密閉することにより、図2に示すようなプロセスカートリッジが構成される。ここで、トナータンク10aに収納されるトナーは重合トナーと呼ばれるもので、円形度が従来品の0.93という値に対して0.98と言う値を示すほぼ真球ものである。
次に、本実施形態における画像形成装置の動作について図1および図6を参照しながら説明する。図示しない回転駆動源を回転させることにより、ローラ2,3,4,5,6,7,11およびアジテータ9が回転し、ベルト感光体1が図1の矢印に示す方向に循環移動する。また、図6に示すように、駆動ローラ2は接地され、帯電ローラ4,クリーニングローラ5,現像ローラ6および転写ローラ11はそれぞれの電源に接続される。また、トナー補給ローラ7およびドクタローラ8には−200Vのバイアスが印加される。
帯電ローラ4にバイアスを印加することによって帯電ローラ4とベルト感光体1とのギャップ部において放電現象が発生し、ベルト感光体1の表面が−800Vに均一に帯電される。帯電したベルト感光体1表面に光書込装置Aによって露光することにより、その露光部分の電位が−100Vに変化して静電潜像が形成される。
また、現像ローラ6にバイアスを印加することによって現像ローラ6の表面電位は−800Vより高く−100より低い電位(例えば−200V)になり、現像ローラ6の表面にはトナー補給ローラ7によるトナーの補給、ドクタローラ8によるトナー帯電およびトナー層厚規制により、負帯電トナーによる均一な厚さのトナー層が形成されている。そして、ベルト感光体1に形成された静電潜像がベルト感光体1と現像ローラ6との接触部を通過する際に現像ローラ6のトナーが静電潜像に付着してベルト感光体1にトナー像が形成され、転写ローラ11に送られる。この時、転写ローラ11の表面電位は−100Vより高くなるように(例えば+100V)設定しておく。
そして、レジストローラ13が、給紙装置12から給送された用紙の先端と、ベルト感光体1上のトナー像の先端とが一致するタイミングで用紙を搬送することにより、転写ローラ11とベルト感光体1との接触部においてトナー像が転写ローラ11側に移動し、その結果、トナー像が用紙に転写される。トナー像が転写された用紙は定着装置14によって熱と圧力によって用紙にトナーが融着することにより、用紙に画像が記録される。
一方、転写ローラ11とベルト感光体1との接触部において転写ローラ11側に移動せずに残留したトナーは、クリーニングローラ5側に移動する。この時、クリーニングローラ5の表面電位を転写ローラ11通過後のベルト感光体1の表面電位より高く(例えば、+100V〜+500V)設定しておく。その結果、残留トナーはクリーニングローラ5に移動して回収される。
一連の作像動作終了後、クリーニングローラ5および現像ローラ6に印加するバイアスを切り替えてクリーニングローラ5の表面電位をベルト感光体1の帯電電位より低く(例えば、−100V〜−500V)、現像ローラ6の表面電位をベルト感光体1の帯電電位より高くする。その結果、クリーニングローラ5上のトナーがベルト感光体1に再付着し、この再付着したベルト感光体1上のトナーは現像ローラ6によって回収される。
トナー回収動作の終了後、図示しないソレノイドを動作させて従動ローラ3を上方に持ち上げ、ベルト感光体1に掛かっているテンションを解除しておき、その後、画像形成動作を行う際に、ソレノイドを動作させて従動ローラ3を下げてベルト感光体1にテンションを加え、駆動ローラ2と従動ローラ3との間にベルト感光体1を張設させる。
なお、クリーニングローラ5によって回収されたトナーを現像ローラ6に戻すタイミングとしては、一連の画像形成動作の終了後に限らず、電源投入時、あるいは所定の時間間隔毎に装置の使用状態を確認して未使用状態であった時に行うようにしても良い。
このように構成したことにより、次に示すような作用効果を奏する。
まず、ベルト感光体1と帯電ローラ4との間にトナー粒径より大きいギャップを設けたことにより、クリーニングローラ5によって回収されなかったトナーまたはクリーニングローラ5から現像ローラ6に戻すトナーによって、帯電ローラ4を汚すことを防止できるため、ベルト感光体1表面を均一に帯電させることが可能になる。しかも、ベルト感光体1に非接触であるため帯電ローラ4の寿命を向上させることが可能になり、ランニングコストを低減させることができる。
また、ドクタローラ8として弾性体ローラを採用し、ドクタローラ8を現像ローラ6の上方に配置して現像ローラ6に対して自重圧接するように構成したことにより、現像ローラ6に対して軸方向全面で接触させることが可能となる。すなわち、現像ローラ6は等分布荷重を受ける構成となり、両端支持の端点より荷重を加える構成に比べてドクタローラ8における軸たわみが少なくなり、均一な厚さのトナー層の形成が可能になる。さらにドクタローラ8の表面層材料として低摩擦係数でかつ硬質の材質のものを採用することで、高寿命化が可能である。具体的には、含フッ素系樹脂などが最適である。
また、ドクタローラ8を間欠動作させて、一定時間毎に現像ローラとの接触面をずらすように動作させることにより、ローラ表面にフィルミングが発生しないようにすることも可能であり、また、現像ローラ6の線速に対するドクタローラ8の線速の比が1以下になるようにギヤ比を設定し、ドクタローラ8を低速回転させて接触面を少しずつずらすように構成しても良く、接触面の移動を行うことによって摩擦熱の発生を抑え、これによりフィルミングをさらに低減させることも可能である。なお線速を速くした場合は、フィルミングしやすくなるばかりでなく、駆動トルクの影響、部品精度の影響(フレ)、表面性の影響等で一定の厚さのトナー層が形成されにくくなるため、線速比を1以下とすることが望ましい。
また、クリーニングローラ5によって回収されたトナーを現像ローラ6に戻すことにより、使用されないトナー量が減少し、ランニングコストを低減することができる。特に、使用されるトナーが重合トナーで、その円形度が通常使用されるトナーの0.93に対し、0.98とほぼ真球であるので、従来転写ローラ11の使用時に発生していた、文字中抜け画像の発生が低減させる。これは、真球に近くなったことによりトナーがつぶれにくくなり、ベルト感光体1へ再付着しにくくなったと考えられる。さらに、この真球に近いトナーを使用することにより、用紙に対する転写率が飛躍的に向上し、従来転写率で80%前後だったものが、95%以上となり、必然的にクリーニングローラ5によるトナーの回収量が軽減され、良好なクリーニング性能が維持される。しかも、このトナーの円形度が向上されればクリーニングローラ5も不要とする構成も可能となる。
また、ベルト感光体1の従動ローラ3の径を8mm以上で16mm以下に設定したことにより、ベルト感光体1の耐久性が保たれるとともに用紙のベルト感光体1からの分離が可能になる。これは、16mm以下ならば、ほとんどの用紙の感光体からの分離が、除電手段を用いなくても可能であり、また8mm以上であれば、ベルト感光体1の耐久性が保たれるからである。
またプロセスカートリッジにおいて、交換パーツである、帯電ローラ、クリーニングローラ、ベルト感光体、現像ローラ、ドクタローラ、補給ローラを一体化してケース10より着脱可能な構成としたことにより、ケース10側と交換パーツ側を短時間で2分割し、ケース清掃性を大幅に向上させ、リサイクルコストを大幅に低減させることが可能になる。
さらに、この交換パーツについては、上述した本実施形態によれば、現像プロセスに係るローラを一体化して前側支持板15と後側支持板16とに取り付けたが、寿命が同一のもの同士を一体化して着脱可能としてもよい。これにより、長く使用可能なものの取り外し作業がなくなり、交換の作業効率が向上する。
また、上述した本実施形態によれば、クリーニングローラ5の表面電位を切り替えることによって、ベルト感光体1からのトナー回収およびベルト感光体1へのトナーの再付着を行っている。ここで、トナー回収時にはクリーニングローラ5の表面電位を−100Vより高く設定し、トナーの再付着時には−800Vより低い表面電位に設定する必要があり、切り替える電位の幅が比較的大きくベルト感光体1にストレスを与えるおそれがある。そのため、トナー回収時の表面電位を、例えば−400Vに一旦切り替えてから−800Vより低い表面電位に設定するように制御しても良い。なお、クリーニングローラ5のトナーを現像ローラ6に回収させるためには、ベルト感光体1の表面電位に対してクリーニングローラ5の表面電位を低く、現像ローラ6の表面電位を高くすれば良いため、この条件に合うように、帯電ローラ4、クリーニングローラ5および現像ローラ6に印加するバイアスを切り替えても良い。
ところで、前述したように、トナーの円形度が通常使用されるトナーの0.93に対し、0.98とほぼ真球のトナーを使用することにより、用紙に対する転写率が飛躍的に向上し、従来転写率で80%前後だったものが、95%以上となり、クリーニングローラ5も不要とする構成も可能となる。次に、第2実施形態としてクリーニングレスの画像形成装置について説明する。
第2実施形態における画像形成装置は、図1に示す第1実施形態の画像形成装置に係るクリーニングローラ5を省略したものである。
次に、動作について説明する。ベルト感光体1を帯電させてからトナー像を用紙に転写させるまでのプロセスについては、図1に示す第1実施形態の画像形成装置の動作と同じであるため、説明を省略する。
ベルト感光体1と転写ローラ11との接触部において用紙に転写されずにベルト感光体1に残留したトナーはベルト感光体1と帯電ローラ4のギャップを通過するようになる。そしてベルト感光体1は帯電ローラ4によって均一に帯電され、光書込によって静電潜像が形成されるが、この時、トナーが付着した領域が静電潜像領域となれば、現像ローラ6によってトナーが上書きされるようになり、静電潜像領域外となれば、ベルト感光体1の帯電電位と、現像ローラ6の表面電位との電位差によってトナーに現像ローラ6方向の静電引力が作用し、ベルト感光体1から現像ローラ6へトナーが移動して回収される。すなわち、現像ローラ6がクリーニングローラ5の機能を兼用するようになる。
このように構成した第2実施形態によれば、クリーニングローラ5を廃止することが可能になるため、部品点数が削減されそれに伴って製造コストの低減が図れる。しかも、クリーニングローラ5の駆動および印加するバイアスに係る電源が省略できるために、結果としてランニングコストの低減が図ることができる。さらに、クリーニングローラ5を廃止することによって、図1における左側の構成が簡略化され、ベルト感光体1における帯電ローラ4から転写ローラ11までの往路において画像形成が行われ、転写ローラ11から帯電ローラ4までの復路においてはベルト感光体1に処理を施す装置の存在がなくなり、プロセスカートリッジの小型化および画像形成装置の小型化が図れる。図2に示すプロセスカートリッジが装着できる画像形成装置であれば、上述した第2実施形態に係るプロセスカートリッジの装着も可能である。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明は、上述した構成に限るものではなく、例えば、上述した構成においては帯電ローラ4の表面は弾性を有しているが、ベルト感光体1における画像形成領域に対応する帯電ローラ4の領域は非接触であるため、帯電ローラ4を硬質部材で構成しても良い。この場合、帯電ローラ4の両側部にテープを巻き付けたり、保護層を形成させるための塗料を厚めに塗布することでもベルト感光体1と帯電ローラ4との間にギャップを形成することができる。さらに、駆動ローラ2の長さをベルト感光体1の幅より長くして、ベルト感光体1の両端部から突出する駆動ローラ2の両側部部分の径をベルト感光体1の厚さに加えて0.01mm〜0.1mm程度大きくすることによってもベルト感光体1と帯電ローラ4との間にギャップを形成することができる。さらにベルト感光体1自体の耐久性が優れている場合には、ベルト感光体1の両端部の厚さを0.01mm〜0.1mm程度大きくすることによってギャップを形成することができる。
また、上述した本実施形態によれば、感光体としてベルト状の感光体を使用しているが、現像ローラ6が表面に弾性を有するものであれば、ドラム状の感光体を適用しても良い。
本発明の第1実施形態における画像形成装置の要部を示す説明図 本発明の実施形態におけるプロセスカートリッジの一部断面を含む斜視図 図2の前側支持板および後側支持板による各ローラの支持構造を示す斜視図 ドクタローラ周辺の構成を示す斜視図 現像ローラの側部周辺の構成を示す斜視図 画像記録を行う各プロセス手段に印加するバイアス電圧の例を示す説明図
符号の説明
1 ベルト感光体
2 駆動ローラ
3 従動ローラ
4 帯電ローラ
5 クリーニングローラ
6 現像ローラ
7 トナー補給ローラ
8 ドクタローラ
9 アジテータ
10 ケース
11 転写ローラ
12 給紙装置
13 レジストローラ
14 定着装置
15 前側支持板
16 後側支持板
17,18 ステー部材
19,21,24,28,29,39 軸受け
20,23,26,27,40 長孔
22,25,30,31,41 スプリング
32 ギャップコロ
33,35 支持板
34 回転シャフト
36 伝達ギヤ
37 中間ギヤ
38 駆動ギヤ

Claims (3)

  1. 電子写真プロセスによって画像形成を行うための複数のローラ体として、ベルト状の感光体を張設する複数のローラと、前記感光体を帯電させる帯電ローラと、前記感光体の静電潜像にトナーを付着させる現像ローラとを含み、前記現像ローラと一体化した、前記現像ローラにトナーを供給するトナー供給ローラと、前記現像ローラに当接して表面に形成するトナー層厚を規制するトナー層厚規制ローラを同時に支持する支持部材と、
    前記現像ローラに供給する新規トナーのトナー収納部、および前記トナー収納部にトナーを撹拌するアジテータを設け、前記複数のローラ体を取付けた前記支持部材を分割可能に収納するケース体とを一体化して画像形成装置本体に対して着脱自在に構成したことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 前記支持部材に対して同一寿命のローラ体を一体化して取り付けたことを特徴とする請求項1記載のプロセスカートリッジ。
  3. 請求項1または2記載のプロセスカートリッジを有し、電子写真プロセスによって画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置
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