JP4009543B2 - 駐車場に敷設するトレー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は駐車場に敷設する合成樹脂製のトレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に駐車場や歩道等はアスファルトやコンクリートで一面を舗装されているが、こうしたものでは、水捌けが悪く、水溜りが発生し易いという問題があった、
そこで、こうした問題に対処するために、コンクリートブロックやレンガ等のブロック体を並設することにより、その接合面部分から排水できるようにしたものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のコンクリートブロックやレンガ等のブロック体を並設して舗装するようにしたものでは、その隙間から排水するものであることから、その排水量が充分に確保できず、水溜りが生じる問題を充分に解消できないという問題があった。
【0004】
また、コンクリートブロックやレンガ等のブロック体を並設して舗装する場合、綺麗に均した下地にブロック体を1つづつは並べていかなくてはならず、手間がかかり、施工コストが高くなるという問題もあった。
更に、下地の均しが充分に行なわれない場合や、排水時のときに下地部分に巣が生じた場合には舗装面が凹凸になってしまうという問題もある。
斯くして舗装面に凹凸が生じた場合、見栄えが悪いだけでなく、足腰が弱く爪先が上がり難い老人等ではこの凹凸部分に躓きやすいことから、安全性にも問題があった。
【0005】
一方、水捌けをよくするには、舗装をしないでおくことも考えられるが、こうした場合、轍ができ易いという問題がある。
また、近年都市開発等が進み山林が切り開かれて建物が作られ周辺はアスファルトやコンクリートでおおわれ、緑が減少し、緑樹木による炭酸ガスの吸収量が減り、これが地球温暖化の一因ともなっているのが現状である。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み提案されたもので、排水性に優れ、施工も簡単に行なえるとともに、見栄えもよく安全で、なおかつオゾン層の破壊の原因となる炭酸ガスを吸収する緑化率を高めてヒートアイランド現象を減少させて環境にやさしい駐車場や歩道等を形成できるようにすることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は植生用のトレーを並設するようにしたもので、このトレーは、上部を開口した複数のポット部を設けた角型プレートの周辺に当該プレートを支持する支持脚部を形成し、ポット部のそれぞれは下細りの有底筒状に形成され、周壁面部分には縦長のスリットを略等間隔に形成し、その底部には根延出用孔を形成するとともに、トレーの裏面で、隣接するポット部同士を連結する状態でトレーの剛性向上用のリブを設け、ポットの下面位置と前記支持脚部の下端位置とを略同一高さに形成することにより、自動車の荷重に耐えられるトレーを形成したことを特徴とするものである。
【0007】
また、本発明にかかる駐車場に敷設するトレーは、複数のポット部の少なくとも一部に植物を植生させるものであることも特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる駐車場に敷設するトレーの実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明にかかる駐車場に敷設するトレーの一例を示す斜視図であって、図中符号1はトレーを全体的に示す。
このトレー1は、合成樹脂で一体的に形成されたものであって、四隅に支持脚部2を形成し、平面視矩形状の平面部分(角形プレート)1aに複数の植木鉢状のポット部3を縦・横方向に規則正しく形成したものである。
【0009】
各ポット部3は、図2に示すように平面部分1aから下方にそれぞれ突出したものであって、略正方形状でその底部4の中央には丸孔からなる根延出用孔5を有し、この根延出用孔5以外の環状の部分には多数の小孔7を有し、さらに側壁部8の全周にわたって所定間隔毎に複数の縦長のスリット9を有している。
また、各ポット部3は、トレー1を設置面10に設置したとき、各ポット部3の底部4と設置面10とが略面一にとなるように形成されている。
更に、このトレー1の平面部分1aの裏面には図2に示すように隣接するポット部3同士を連結する状態で2本の剛性向上用のリブ11が形成されている。
こうして形成されたトレー1は他の同じトレー1を、それぞれのポット部3を係合させた状態で嵩張らずに重ね合わすことができるようになっている。
【0010】
因みに、上記のような構成で板厚が約2mm、縦が約25cm、横が約54cmのトレー1でポット部3を縦6列、横12列形成したものを和歌山県工業技術センターにおいて圧縮強度試験をしたところ、全体の圧縮強さは48700N以上、中央部の圧縮強さは30700N、縁部18500Nの強度結果が得られた。
ここで、全体の圧縮強さの48700N以上というのは試験装置の測定限界を越えるため48700Nで中止されたものである。
これによれば、例えば図3に示すようにトレー1の単体を敷き詰めて駐車場を形成しただけでも自動車14の荷重に充分耐えられることがわかる。
【0011】
本発明にかかる駐車場等に敷設可能なトレー1の使用手順を次に説明する。
先ず、トレー1のポット部3に用土を充填し、此処で芝15を育成する(図4参照)。
次に芝15が育成されたトレー1を図3に示すように並設して駐車場16を形成するとその表面部分は緑の芝15で覆われているので恰も緑の絨毯を敷いたようになる。
そして、この上を自動車14が走行・駐車しても、ポット部3内の用土は、強度が高く剛性のあるポット部3で区画された状態にあるので移動せず、雨水との排水性を保ちながら轍が生じない。
【0012】
また、ポット部3の芝15の根17が延び、植物を植生したトレー1を並設した場合、図4に示すようにポット部3に形成された縦長のスリット9及び根延出用孔5から地中18にから延びた根17がアンカーの役目をし、トレー1のずれ動きを防止するとともに、隣接したトレー1から延出した根15が絡むと、トレー1同士を別途の金具等を用いなくても確りと連結された状態にすることができる。
【0013】
尚、上述したように、トレー1単独でも充分な強度並びに剛性を有しているが、図4でわかるようにポット3間にも土や根が充填されるので、自動車14等の荷重は全体に分散されることから、トレー1の肉厚を薄くして軽量化やコストダウンを図ることもできる。
トレー1に形成されるポット部3の形状は正方形に限られず、三角形等多角形にすることができるのは勿論のこと、トレー1の全体形状も三角形等多角形にすることができるのはいうまでもないことである。
更に上記実施の形態ではトレー1を並設して駐車場を形成するようにしてあるが、こうしたものに限られず、歩道やその他の平面部分にも実施することができるのは勿論のことである。
【0014】
【発明の効果】
本発明は以上に説明したように、上部を開口した複数のポット部を設けた角型プレートの周辺に当該プレートを支持する支持脚部を形成し、ポット部のそれぞれは下細りの有底筒状に形成され、周壁面部分には縦長のスリットを略均等に形成し、その底部には根延出用孔と形成するとともに、ポットの下面位置と前記支持脚部の下端位置とを略同一高さに形成したトレーを駐車場等の敷設ようとして並設するようにしてあるので、雨水はトレーの前面から地中に吸収排水される。 従って、従来のコンクリートブロックやレンガ等のブロック体を並設して舗装するようにしたもののように、水溜りが生じるのを確実に防止することができる利点がある。
【0015】
また、本発明では、トレーを並設するだけの簡単な操作で駐車場等を舗装することができるので、コンクリートブロックやレンガ等のブロック体を並設して舗装する場合、綺麗に均した下地にブロック体を1つづつは並べていく従来のものに比べ、施工時間も短縮でき、施工コストを安価にすることができる利点がある。
加えて、例えば芝等の踏まれ強い植物を植生したトレーを並設すると、緑におおわれるので、緑化率の向上が図れ、オゾン層の破壊の原因となる炭酸ガスを吸収する緑化率を高めてヒートアイランド現象を減少させて環境にやさしい舗装面を形成することができる。特に、斯かるトレーを駐車場に用いた場合、車からの排気ガス中の炭酸ガスを飛散させることなく吸収できる利点がある。
【0016】
更に、植物を植生したトレーを並設した場合、ポット部に形成された縦長のスリット及び根延出用孔から地中にから延びた根がアンカーの役目をし、ずれ動きを防止するとともに、隣接したトレーから延出した根が絡むと、トレー同士を別途金具等を用いなくても確りと連結された状態にすることができる。
したがって、下地の均しが充分に行なわれない場合や、排水時のとき似下時部分に巣が生じたような場合でも、舗装面が凹凸になってしまうという従来の問題点も解消することができる利点もある。
加えて、駐車場や歩道等の舗装面に凹凸が生じにくいので、見栄えも良くなるだけでなく、従来のように足腰が弱く爪先が上がり難い老人等がこの凹凸部分に躓くのを防止でき、安全性も向上させることができるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明にかかる駐車場に敷設するトレーの斜視図である。
【図2】は本発明にかかる駐車場に敷設するトレーの裏面の斜視図である。
【図3】は本発明にかかる駐車場に敷設するトレーの使用状態の斜視図である。
【図4】は本発明にかかる駐車場に敷設するトレーの使用状態の縦断面図である。
【符号の説明】
1・・・トレー
1a・・・角型プレート
2・・・脚部
3・・・ポット部
4・・・底部
5・・・根延出用孔
8・・・周壁面部分
9・・・スリット
11・・・リブ
15・・・植物
16・・・駐車場

Claims (2)

  1. 上部を開口した複数のポット部を設けた角型プレートの周辺に当該プレートを支持する支持脚部を形成し、ポット部のそれぞれは下細りの有底筒状に形成され、周壁面部分には縦長のスリットを略等間隔に形成し、その底部には根延出用孔を形成するとともに、トレーの裏面で、隣接するポット部同士を連結する状態でトレーの剛性向上用のリブを設け、ポットの下面位置と前記支持脚部の下端位置とを略同一高さに形成することにより、自動車の荷重に耐えられるトレーを形成したことを特徴とする駐車場に敷設するトレー。
  2. 複数のポット部の少なくとも一部に植物を植生させるものである請求項1に記載の駐車場に敷設するトレー。
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