JP4009426B2 - Bog圧縮機の起動時の運転制御方法 - Google Patents

Bog圧縮機の起動時の運転制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液化天然ガス(LNG)を貯蔵するタンク内で自然気化して発生したボイルオフガス(Boil off Gas、以下、BOGと称する。)を圧縮し昇圧してプラントに供給するためのBOG圧縮機の運転制御方法に係り、詳しくは、BOG多段圧縮機の起動時において、その吐出ガス温度が該圧縮機の運転許容温度を超えないように吐出ガス温度を制御するためのBOG圧縮機の起動時の運転制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
LNG基地は、LNG貯蔵タンク内に貯留されたLNGをLNGポンプを用いて蒸発器に供給し、該蒸発器内のLNGを海水などを用いて気化させ、天然ガスとして発電プラントや都市ガス設備に送出している。このLNG基地では、LNG貯蔵タンク内で自然気化して発生したBOGをBOG圧縮機によって前記各設備への天然ガスの送出圧力まで昇圧し、前記蒸発器から出力されるメインの天然ガスに合流させて前記各設備に送出している。
【0003】
前記BOG圧縮機では、BOGを断熱圧縮するので圧縮率が高くなるとBOGの温度が上昇する。特に、BOG圧縮機の起動時には、LNG貯蔵タンクより導出されたBOGの温度が常温近くまで上昇し、BOG圧縮機吸入ガス温度が常温近くの高い温度(例えば30℃)に昇温しており、これをそのまま圧縮する状態が続くと、例えば吐出圧力が0.9MPaの場合、BOG圧縮機吐出ガス温度が300℃程度まで上昇し圧縮機運転許容温度例えば180℃を超えてしまい運転ができなくなる。
【0004】
このようなBOG圧縮機の起動時における不具合を回避するために、低温ガス圧縮機の運転制御方法として、特開平4−12178号公報に示されるものが提案されている。この運転制御方法は、BOG圧縮機として2段のBOG多段圧縮機を用いるとともに、低圧段側圧縮部の吐出ガス温度を検出し、この温度が常温(例えば20℃)より高いときには、低圧段側圧縮部から吐出されるBOGを冷却器に通してこのBOGを冷却してから高圧段側圧縮部に供給することにより、高圧段側圧縮部の吐出ガス温度が運転許容温度を超えないようにするものである。以下、前記公報記載のものを図5によって説明する。
【0005】
図5において、液化天然ガス(LNG)1のLNG貯蔵タンク2にはLNG取出ライン3が接続され、そのライン3にLNGポンプ4が接続されるとともに海水などでLNGを蒸発させる蒸発器5が接続され、そのガスの移送ライン6が、例えば発電プラントのガスタービンなどに接続される。
【0006】
LNG貯蔵タンク2の頂部には、BOG払出ライン7が接続され、そのBOG払出ライン7にBOG多段圧縮機8が接続される。BOG多段圧縮機8は、低圧段側圧縮部9と高圧段側圧縮部10とを1台のモータ11で同時に駆動するようになっている。BOG払出ライン7は低圧段側圧縮部9の吸入側に接続され、低圧段側圧縮部9の吐出側と高圧段側圧縮部10の吸入側とが吐出ライン12で接続され、その吐出ライン12の途中に三方弁13が接続されている。この三方弁13は、その出口側が吐出ライン12と接続する切換ポート13aと、バイパスライン14と接続する切換ポート13bを有する。バイパスライン14には冷却器15が接続され、その下流側が吐出ライン12に接続される。冷却器15は、海水等の冷却水が通る冷却管16を有する。またBOG多段圧縮機8の高圧段側圧縮部10の吐出側の吐出ライン17は、合流部18を介してガス移送ライン6に接続される。
【0007】
LNG貯蔵タンク2には、そのタンク2内のガス圧を検出する圧力検出器19が設けられ、その検出値が制御装置20に入力される。他方、BOG多段圧縮機8の低圧段側圧縮部9の吐出ガス温度は、その吐出ライン12に設けた温度検出器21で検出され、その検出値が制御装置20に入力される。また三方弁13の切換ポート13a,13bは制御弁22で切り換えられ、その制御弁22が制御装置20で開閉制御される。
【0008】
制御装置20は、圧力検出器19で検出されるタンク2内のガス圧が設定圧を超えたならBOG多段圧縮機8を起動して運転し、ガス圧が所定値まで下がったなら圧縮機8を停止する。
【0009】
また、この圧縮機8の起動時(運転開始時)において、制御装置20は、温度検出器21により低圧段側圧縮部9の吐出ガス温度を検出し、その温度が常温(例えば20℃)より高い時、制御弁22を開閉制御して三方弁13の出口ポートを切換ポート13bにする。BOG払出ライン7からのBOGは、低圧段側圧縮部9で圧縮され、三方弁13の切換ポート13bにて吐出ライン12より分岐してバイパスライン14に流れ、冷却器15で冷却された後、吐出ライン12に合流して高圧段側圧縮部10に入り、そこで圧縮された後、吐出ライン17から合流部18を経て移送ライン6の天然ガスと共にプラントに供給される。BOG払出ライン7からのBOGの温度が常温近くの場合、低圧段側圧縮部9の吐出ガス温度は例えば150℃程度となるが、これを冷却器15で常温まで冷却することで、高圧段側圧縮部10の吐出ガス温度は、許容温度である例えば 180℃を超えることがない。したがって、LNG貯蔵タンク2の圧力によってはBOG多段圧縮機8の運転開始から直ちに容量制御を行っても全く支障がなく、LNG貯蔵タンク2内の圧力制御が容易になる。
【0010】
その後、制御装置20は、低圧段側圧縮部9からの吐出ガスの温度が20℃以下に低下した時に、制御弁22を開閉制御して三方弁13の出口ポートを切換ポート13aに切り換え、これにより低圧段側圧縮部9からの吐出ガスを吐出ライン12より直接、高圧段側圧縮部10へ供給するようにしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし前述した従来の運転制御方法では、BOG多段圧縮機の低圧段側圧縮部の吐出ガスの温度を検出し、低圧段側圧縮部吐出ガスの検出温度が予め定められた設定温度より高いとき、低圧段側圧縮部から吐出されるBOGを冷却器に通すようにしたものであるから、供給先のガス需要量の変動などに起因して高圧段側圧縮部吐出ガス圧力が変動した場合には、低圧段側圧縮部の吐出ガス温度が同じであっても高圧段側圧縮部の吐出ガス温度が変動するため、高圧段側圧縮部の吐出ガス温度がBOG多段圧縮機の運転許容温度を超えてしまうことが発生する恐れがあった。
【0012】
そこで本発明の目的は、LNGから発生するBOGを吸入・圧縮して昇圧するBOG多段圧縮機の起動時において、高圧段側圧縮部の吐出ガス温度が運転許容温度を超えることを確実に防止できる、BOG圧縮機の起動時の運転制御方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本願に係る第1の発明(請求項1に係る発明)は、液化天然ガスの貯蔵タンクからのBOGをBOG多段圧縮機で圧縮し昇圧してプラントに供給するBOG圧縮機の起動時の運転制御方法において、高圧段側圧縮部の吐出ガスの温度と低圧段側圧縮部の吸入ガスの温度とを検出し、高圧段側圧縮部吐出ガスの検出温度が予め定められた第1の設定温度以上となってから低圧段側圧縮部吸入ガスの検出温度が予め定められた第2の設定温度以下に低下するまでの期間は、低圧段側圧縮部の吐出ガスを冷却器を通して高圧段側圧縮部に供給し、この期間以外は低圧段側圧縮部の吐出ガスを前記冷却器を通さずにそのまま高圧段側圧縮部に供給することを特徴とするBOG圧縮機の起動時の運転制御方法である。
【0014】
第2の発明(請求項2に係る発明)は、液化天然ガスの貯蔵タンクからのBOGをBOG多段圧縮機で圧縮し昇圧してプラントに供給するBOG圧縮機の起動時の運転制御方法において、高圧段側圧縮部の吐出ガスの温度、低圧段側圧縮部の吐出ガスの温度、及び冷却器の入口の冷媒温度をそれぞれ検出し、高圧段側圧縮部吐出ガスの検出温度が予め定められた第1の設定温度以上となってから冷却器上流側における低圧段側圧縮部吐出ガスの検出温度が冷却器入口の冷媒の検出温度以下に低下するまでの期間は、低圧段側圧縮部の吐出ガスを前記冷却器を通して高圧段側圧縮部に供給し、この期間以外は低圧段側圧縮部の吐出ガスを前記冷却器を通さずにそのまま高圧段側圧縮部に供給することを特徴とするBOG圧縮機の起動時の運転制御方法である。
【0015】
第3の発明(請求項3に係る発明)は、液化天然ガスの貯蔵タンクからのBOGをBOG多段圧縮機で圧縮し昇圧してプラントに供給するBOG圧縮機の起動時の運転制御方法において、高圧段側圧縮部の吐出ガスの温度、冷却器の入口の冷媒温度、及び該冷却器の出口の冷媒温度をそれぞれ検出し、高圧段側圧縮部吐出ガスの検出温度が予め定められた第1の設定温度以上となってから冷却器出口の冷媒の検出温度が該冷却器入口の冷媒の検出温度以下に低下するまでの期間は、低圧段側圧縮部の吐出ガスを前記冷却器を通して高圧段側圧縮部に供給し、この期間以外は低圧段側圧縮部の吐出ガスを前記冷却器を通さずにそのまま高圧段側圧縮部に供給することを特徴とするBOG圧縮機の起動時の運転制御方法である。
【0016】
LNGから発生するBOGをBOG多段圧縮機にて多段圧縮して昇圧されたBOGを得る場合、LNG貯蔵タンクより導出されてBOG多段圧縮機に吸入されるBOGの温度(低圧段側圧縮部吸入ガス温度)は、BOG多段圧縮機の起動時点では高い温度(例えば30℃)に昇温しており、圧縮機起動後、時間の経過とともに徐々に下がり一定値(例えばマイナス130℃)に落ち着く(図2の温度曲線A参照)。
【0017】
第1の発明においては、BOG多段圧縮機の起動時において、高圧段側圧縮部の吐出ガス(以下、単に高圧段側吐出ガスという。)の温度と低圧段側圧縮部の吸入ガス(以下、単に低圧段側吸入ガスという。)の温度とを検出する。そして、低圧段側圧縮部の吐出ガス(以下、低圧段側吐出ガスという。)を冷却器を通して高圧段側圧縮部に供給するというBOG冷却動作を、高圧段側吐出ガスの検出温度が予め定められた第1の設定温度T1(例えば100℃)以上になると開始し、時間の経過とともに低下する低圧段側吸入ガスの検出温度が予め定められた第2の設定温度T2(例えばマイナス90℃)以下になると停止し、それ以後は、低圧段側吐出ガスを冷却器を通さずにそのまま高圧段側圧縮部に供給する。これにより、従来方法とは違って直接に制御の目的である高圧段側圧縮部の吐出ガス温度を検出し、この検出温度と第1の設定温度T1との比較結果に基づいてBOG冷却動作を行うことで高圧段側圧縮部の吐出ガス温度が運転許容温度を超えることを確実に防止できる。
【0018】
第2の発明においては、BOG多段圧縮機の起動時において、高圧段側吐出ガスの温度、低圧段側吐出ガスの温度、及び冷却器入口の冷媒温度をそれぞれ検出する。そして、BOG冷却動作を、高圧段側吐出ガスの検出温度が予め定められた第1の設定温度T1(例えば100℃)以上になると開始し、時間の経過とともに温度低下する冷却器上流側における低圧段側吐出ガスの検出温度(図2の温度曲線Bにおける二点鎖線部分参照)が冷却器入口の冷媒の検出温度以下になると停止し、それ以後は、低圧段側圧縮部の吐出ガスを冷却器を通さずにそのまま高圧段側圧縮部に供給する。これにより第1の発明と同様に、直接に制御の目的である高圧段側吐出ガス温度を検出し、この検出温度と第1の設定温度T1との比較結果に基づいてBOG冷却動作を行うことで高圧段側吐出ガス温度が運転許容温度を超えることを確実に防止できる。
【0019】
ここで、低圧段側圧縮部の吐出ガスを冷却するための冷却器には、通常、冷媒として海水、工業用水などが使用されている。このため、冷却器の冷媒温度は季節要因などによりある範囲、例えば5〜30℃で変動する。第2の発明では、冷却器上流側における低圧段側吐出ガスの検出温度が冷却器入口の冷媒の検出温度以下になると、低圧段側吐出ガスを冷却器に通すことを停止するようにしているので、低圧段側圧縮部の吐出ガスがこれを冷却器に通すことで逆に加温されるようなことがない。後述の第3の発明も、この点を考慮して構成されている。
【0020】
第3の発明においては、BOG多段圧縮機の起動時において、高圧段側圧縮部の吐出ガスの温度、冷却器入口の冷媒温度、及び該冷却器出口の冷媒温度をそれぞれ検出する。そして、BOG冷却動作を、高圧段側吐出ガスの検出温度が予め定められた第1の設定温度T1(例えば100℃)以上になると開始し、冷却器出口の冷媒の検出温度が該冷却器入口の冷媒の検出温度以下になると停止し、それ以後は、低圧段側圧縮部の吐出ガスを冷却器を通さずにそのまま高圧段側圧縮部に供給する。これにより第1、第2の発明と同様に、高圧段側吐出ガスの温度が運転許容温度を超えることを確実に防止できる。また、BOG冷却動作を、冷却器出口の冷媒温度が冷却器入口の冷媒温度以下になると、つまり、冷却器に入る低圧段側吐出ガスの温度が該冷却器入口の冷媒温度より下がると直ちに停止するようにしているので、低圧段側圧縮部の吐出ガスがこれを冷却器に通すことで逆に加温されるようなことがない。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は第1の発明による運転制御方法が適用されるLNG及びBOGの処理設備の構成を示す図である。ここで、この実施の形態において、前記図5に示される従来方法が適用されるLNG及びBOGの処理設備と同一部分には図5と同一の符号を付して説明を省略する。
【0022】
図1において、LNG貯蔵タンク2の頂部とBOG多段圧縮機8の低圧段側圧縮部9の吸入口とを接続するBOG払出ライン7において、低圧段側圧縮部9上流側の位置には、低圧段側圧縮部9の吸入ガス(BOG)の温度を検出する温度検出器32が設けられている。この温度検出器32による検出温度は制御装置30に入力される。また、BOG多段圧縮機8の高圧段側圧縮部10の吐出口とガス移送ライン6の途中に設けられた合流部18とを接続する吐出ライン17において、高圧段側圧縮部10下流側の位置には、高圧段側圧縮部10の吐出ガス(BOG)の温度を検出する温度検出器31が設けられている。この温度検出器31による検出温度は制御装置30に入力される。
【0023】
制御装置30は、圧力検出器19で検出されるLNG貯蔵タンク2内のガス圧が設定圧を超えたならBOG多段圧縮機8を起動して運転し、ガス圧が所定値まで下がったなら圧縮機8を停止する。そして、このBOG多段圧縮機8の起動時において、制御装置30は、後述する方法に従って、制御弁22を開閉制御して三方弁13の出口ポートを切り換えるように構成されている。
【0024】
次に、前記処理設備において実施される第1の発明による運転制御方法について、図2をも参照しながら説明する。図2は本発明の運転制御方法における起動直後の各部のBOG温度の経時変化を示す図であって、温度曲線Aは低圧段側吸入ガス温度、温度曲線Bは冷却器下流側位置P1における低圧段側吐出ガス温度、温度曲線Cは高圧段側吐出ガス温度を示す。
【0025】
制御装置30では、予め、第1の設定温度T1と第2の設定温度T2とが経験上得られた最適値に設定されている。BOG冷却動作を開始するか否かを決定するための第1の設定温度T1は、本例では100℃に設定されている。また、BOG冷却動作を停止するか否かを決定するための第2の設定温度T2は、本例ではマイナス90℃に設定されている。
【0026】
BOG多段圧縮機8が起動されると、低圧段側圧縮部9の吸入ガス温度(LNG貯蔵タンク2から導出されたBOG温度)は、図2の温度曲線Aに示すように、ごく短時間ほぼ起動時の値を保った後に徐々に低下する。そして、BOG冷却動作を行わない場合、高圧段側圧縮部10に供給される低圧段側吐出ガスの温度は、図2の温度曲線Bにおける二点鎖線で示すように、起動時の値から出発して一旦ピーク温度まで上昇してから前記温度曲線Aの変化に従って徐々に低下することになる。これに伴って、BOG冷却動作を行わない場合の高圧段側吐出ガスの温度は、図2の温度曲線Cにおける二点鎖線で示すように、起動時の値から出発して運転許容温度Thを超えて一旦ピーク温度まで上昇してから徐々に低下することになる。
【0027】
さて、BOG多段圧縮機8が起動されると、制御装置30は、温度検出器31で検出された高圧段側吐出ガスの検出温度と第1の設定温度T1とを比較する。図2に示すように、本例では、起動直後のごく短期間は高圧段側吐出ガスの検出温度が第1の設定温度T1よりも低いので、この期間、低圧段側圧縮部9の吐出ガスは、三方弁13の切換ポート13aより吐出ライン12を経て高圧段側圧縮部10に供給される。そして、高圧段側吐出ガスの検出温度が第1の設定温度T1以上になると、BOG冷却動作が開始されて、低圧段側圧縮部9の吐出ガスは、三方弁13の切換ポート13bよりバイパスライン14に流れて冷却器15で冷却された後、高圧段側圧縮部10に供給される。
【0028】
これにより、高圧段側圧縮部10に供給される低圧段側吐出ガスの温度は、図2の温度曲線Bに示すように、その温度上昇が抑制されてほぼ起動時の値にてほぼ一定に保たれる。その結果、高圧段側吐出ガスの温度は、図2の温度曲線Cに示すように、第1の設定温度T1を超えて短期間上昇するもののその上昇が運転許容温度Th(本例では180℃)以下に抑制されて止まりしばらくの間ほぼ一定の値を保つこととなる。
【0029】
そして、低圧段側吸入ガス温度は、前述したように徐々に低下する。制御装置30は、温度検出器32で検出された低圧段側吸入ガスの検出温度と第2の設定温度T2とを比較し、比較の結果、低圧段側吸入ガスの検出温度が第2の設定温度T2に達すると、三方弁13のポート切換えを行ってBOG冷却動作を停止する。これにより低圧段側吸入ガス温度が第2の設定温度T2以下になると、低圧段側圧縮部9の吐出ガスは、その途中に設けられた三方弁13の切換ポート13aを通る吐出ライン12により送られて、冷却器15を通さずにそのまま高圧段側圧縮部10に供給される。BOG冷却動作を停止した以後は、低圧段側吸入ガス温度と低圧段側吐出ガス温度とはさらに徐々に下がって所定の一定範囲の値を保つ安定状態となり、また、高圧段側吐出ガス温度もわずかの時間遅れの後に徐々に下がって所定の一定範囲の値を保つ安定状態となる。
【0030】
このようにBOG多段圧縮機8の起動時において、この実施形態の方法によれば、従来方法とは違って直接に制御の目的である高圧段側吐出ガス温度を検出し、低圧段側吐出ガスを冷却器15にて冷却するBOG冷却動作を、高圧段側吐出ガスの検出温度が予め定められた第1の設定温度T1以上になると開始し、低圧段側吸入ガスの検出温度が予め定められた第2の設定温度T2以下になると停止するようにしたので、供給先のガス需要量の変動などに起因して高圧段側吐出ガス温度が大きく変動するような場合でも、高圧段側吐出ガス温度が運転許容温度を超えることを確実に防止できる。
【0031】
次に、第2の発明の実施形態について説明する。図3は第2の発明による運転制御方法が適用されるLNG及びBOGの処理設備の構成を示す図である。ここで、この実施の形態において、前記図5に示される従来方法が適用されるLNG及びBOGの処理設備と同一部分には図5と同一の符号を付して説明を省略する。
【0032】
図3において、吐出ライン12における低圧段側圧縮部9と三方弁13との間の位置には、冷却器15上流側における低圧段側吐出ガス温度を検出する温度検出器33が設けられている。また、バイパスライン14の冷却器15に冷却水(本例では海水)を流す冷却管16において、冷却器15入口側(冷却器15上流側)の位置には、冷却器15入口の冷却水温度を検出する温度検出器34が設けられている。これらの温度検出器33,34による検出温度は制御装置30’に入力される。制御装置30’は、予め第1の設定温度T1(本例では100℃)が入力されており、後述する方法に従って制御弁22を開閉制御して三方弁13の出口ポートを切り換えるように構成されている。
【0033】
次に、前記処理設備において実施される第2の発明による運転制御方法について説明する。BOG多段圧縮機8が起動されると、制御装置30’は、温度検出器31で検出された高圧段側吐出ガスの検出温度と第1の設定温度T1とを比較する。そして、高圧段側吐出ガスの検出温度が第1の設定温度T1以上になると、BOG冷却動作が開始される。すなわち、低圧段側圧縮部9の吐出ガスは、三方弁13の切換ポート13bにて吐出ライン12より分岐しバイパスライン14に流れて冷却器15で冷却された後、吐出ライン12に合流して高圧段側圧縮部10に供給される。これにより高圧段側吐出ガスの温度は、第1の設定温度T1を超えて短期間上昇するもののその上昇が運転許容温度Th(本例では180℃)以下に抑制されて止まりしばらくの間ほぼ一定の値を保つこととなる。
【0034】
そして、冷却器15上流側における低圧段側吐出ガスの温度は、低圧段側吸入ガス温度が起動後に徐々に低下することに伴ってこれと同様に徐々に低下する(図2の温度曲線Bの二点鎖線部分を参照)。制御装置30’は、温度検出器33によって検出された冷却器15上流側における低圧段側吐出ガス温度と、冷却器15入口における冷却水の検出温度とを比較し、比較の結果、冷却器15に入る低圧段側吐出ガスの温度が該冷却器15に導入される冷却水の温度より下がると、三方弁13のポート切換えを行ってBOG冷却動作を停止する。これにより低圧段側圧縮部9の吐出ガスは、その途中に設けられた三方弁13の切換ポート13aを通る吐出ライン12により送られて、冷却器15を通さずにそのまま高圧段側圧縮部10に供給される。BOG冷却動作を停止した以後は、低圧段側吸入ガス温度と低圧段側吐出ガス温度とはさらに徐々に下がって所定の一定範囲の値を保つ安定状態となり、また、高圧段側吐出ガス温度もわずかの時間遅れの後に徐々に下がって所定の一定範囲の値を保つ安定状態となる。
【0035】
このようにBOG多段圧縮機8の起動時において、この実施形態の方法によれば、従来方法とは違って直接に制御の目的である高圧段側吐出ガス温度を検出し、低圧段側吐出ガスを冷却器15にて冷却するBOG冷却動作を、高圧段側吐出ガスの検出温度が予め定められた第1の設定温度T1以上になると開始し、冷却器上流側における低圧段側圧縮部吐出ガスの検出温度が冷却器入口の冷媒の検出温度以下になると停止するようにしたので、第1の発明と同様に、供給先のガス需要量の変動などに起因して高圧段側吐出ガス温度が大きく変動するような場合でも、高圧段側吐出ガス温度が運転許容温度を超えることを確実に防止できる。
【0036】
また、前記の通り、冷却器15に入る低圧段側圧縮部吐出ガスの温度が該冷却器15に導入される冷却水の温度より下がると、三方弁13のポート切換えを行って低圧段側圧縮部吐出ガスを冷却器15に通すことを停止するようにしているので、この低圧段側圧縮部吐出ガスがこれを冷却器15に通すことで逆に加温されるようなことがない。ところで、冷却器15の冷媒温度(冷却水温度)は季節要因により、ある範囲、例えば5〜30℃で変動する。低圧段側圧縮部吐出ガスの検出温度が予め一定値に定められた設定温度である例えば30℃より高いか否かでもって、低圧段側圧縮部吐出ガスを冷却器15に通すか否かを判断させている従来方法では、冷媒温度が低い状態であるにもかかわらず、低圧段側圧縮部吐出ガスを冷却器15に通さない事態があり得た。これに対して、この第2の発明による方法では、そのような事態は回避され、季節要因などによる冷却器15の冷媒温度の変動にかかわらず、十分な低圧段側圧縮部吐出ガスの冷却を行うことが可能となる。一般に、圧縮機はその吸込みガスの温度が低いほど、その処理しうるガス量が多くなるので、この第2の発明による方法によると、BOG多段圧縮機8の、圧縮機としての効率の向上を図ることができる。
【0037】
次に、第3の発明の実施形態について説明する。図4は第3の発明による運転制御方法が適用されるLNG及びBOGの処理設備の構成を示す図である。ここで、この実施の形態において、前記図5に示される従来方法が適用されるLNG及びBOGの処理設備と同一部分には図5と同一の符号を付して説明を省略する。
【0038】
図4において、バイパスライン14の冷却器15に冷却水(本例では海水)を流す冷却管16において、冷却器15入口側の位置には、冷却器15入口の冷却水温度を検出する温度検出器34が設けられている。また、冷却器15出口側の位置には、冷却器15出口の冷却水温度を検出する温度検出器35が設けられている。これらの温度検出器34,35による検出温度は制御装置30”に入力される。制御装置30”は、予め第1の設定温度T1(本例では100℃)が入力されており、後述する方法に従って制御弁22を開閉制御して三方弁13の出口ポートを切り換えるように構成されている。
【0039】
次に、前記処理設備において実施される第3の発明による運転制御方法について説明する。BOG多段圧縮機8が起動されると、制御装置30”は、温度検出器31で検出された高圧段側吐出ガスの検出温度と第1の設定温度T1とを比較する。そして、高圧段側吐出ガスの検出温度が第1の設定温度T1以上になると、BOG冷却動作が開始される。すなわち、低圧段側圧縮部9の吐出ガスは、三方弁13の切換ポート13bにて吐出ライン12より分岐しバイパスライン14に流れて冷却器15で冷却された後、吐出ライン12に合流して高圧段側圧縮部10に供給される。これにより高圧段側吐出ガスの温度は、第1の設定温度T1を超えて短期間上昇するもののその上昇が運転許容温度Th(本例では180℃)以下に抑制されて止まりしばらくの間ほぼ一定の値を保つこととなる。
【0040】
そして、冷却器15上流側における低圧段側吐出ガスの温度は、低圧段側吸入ガス温度が起動後に徐々に低下することに伴ってこれと同様に徐々に低下する(図2の温度曲線Bの破線部分を参照)。制御装置30”は、冷却器15入口における冷却水の検出温度と該冷却器15出口における冷却水の検出温度とを比較し、比較の結果、冷却器15出口の冷却水温度が冷却器15入口の冷却水温度以下になると、つまり、冷却器15に入る低圧段側吐出ガスの温度が該冷却器15に導入される冷却水の温度より下がると、三方弁13のポート切換えを行ってBOG冷却動作を停止する。これにより低圧段側圧縮部9の吐出ガスは、その途中に設けられた三方弁13の切換ポート13aを通る吐出ライン12により送られて、冷却器15を通さずにそのまま高圧段側圧縮部10に供給される。BOG冷却動作を停止した以後は、低圧段側吸入ガス温度と低圧段側吐出ガス温度とはさらに徐々に下がって所定の一定範囲の値を保つ安定状態となり、また、高圧段側吐出ガス温度もわずかの時間遅れの後に徐々に下がって所定の一定範囲の値を保つ安定状態となる。
【0041】
このようにBOG多段圧縮機8の起動時において、この実施形態の方法によれば、従来方法とは違って直接に制御の目的である高圧段側吐出ガス温度を検出し、低圧段側吐出ガスを冷却器15にて冷却するBOG冷却動作を、高圧段側吐出ガスの検出温度が予め定められた第1の設定温度T1以上になると開始し、冷却器出口の冷却水の検出温度が該冷却器入口の冷却水の検出温度以下になると停止するようにしたので、前記第1の発明、第2の発明と同様に、供給先のガス需要量の変動などに起因して高圧段側吐出ガス温度が大きく変動するような場合でも、高圧段側吐出ガス温度が運転許容温度を超えることを確実に防止できる。
【0042】
そして、この第3の発明による運転制御方法によると、前記した第2の発明による運転制御方法と同様に、低圧段側圧縮部吐出ガスがこれを冷却器15に通すことで逆に加温されるようなことがない。また、季節要因などによる冷却器15の冷媒温度の変動にかかわらず、十分な低圧段側圧縮部吐出ガスの冷却を行うことが可能となり、BOG多段圧縮機8の、圧縮機としての効率の向上を図ることができる。
【0043】
なお、前記した3つの実施の形態において、低圧段側圧縮部9の入側(上流側)位置に、ロード量(吸気量)を調節するアンローダが設けられる場合がある。この場合には、ロード量を減らすようにすると、低圧段側圧縮部9及び高圧段側圧縮部の各吐出ガス温度については、それぞれ上昇する傾向があって、起動時における温度曲線の立上がりが急峻になる。そのため、アンローダのロード量調節信号に基づいて第1の設定温度T1の設定値を自動的に増減可能に構成し、ロード量を減少させるときには、第1の設定温度T1の値を下げることにより、BOG多段圧縮機8の起動時において早い段階でBOG冷却動作を開始するように構成してもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上述べたように、本願発明によるBOG圧縮機の起動時の運転制御方法によれば、LNGから発生するBOGを吸入・圧縮して昇圧するBOG多段圧縮機の起動時において、高圧段側圧縮部の吐出ガス温度が運転許容温度を超えることを確実に防止することができ、故障のない安定したBOG圧縮機の運転を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明による運転制御方法が適用されるLNG及びBOGの処理設備の構成を示す図である。
【図2】本発明の運転制御方法における起動直後の各部のBOG温度の経時変化を示す図である。
【図3】第2の発明による運転制御方法が適用されるLNG及びBOGの処理設備の構成を示す図である。
【図4】第3の発明による運転制御方法が適用されるLNG及びBOGの処理設備の構成を示す図である。
【図5】従来技術が適用されるLNG及びBOGの処理設備の構成を示す図である。
【符号の説明】
1…液化天然ガス 2…貯蔵タンク 3…LNG取出ライン 4…LNGポンプ 5…蒸発器 6…ガス移送ライン 7…BOG払出ライン 8…BOG多段圧縮機 9…低圧段側圧縮部 10…高圧段側圧縮部 11…モータ 12…吐出ライン 13…三方弁 13a,13b…切換ポート 14…バイパスライン15…冷却器 16…冷却管 17…吐出ライン 18…合流部 19…圧力検出器 22…制御弁 30,30’,30”…制御装置 31,32,33,34,35…温度検出器

Claims (3)

  1. 液化天然ガスの貯蔵タンクからのBOGをBOG多段圧縮機で圧縮し昇圧してプラントに供給するBOG圧縮機の起動時の運転制御方法において、高圧段側圧縮部の吐出ガスの温度と低圧段側圧縮部の吸入ガスの温度とを検出し、高圧段側圧縮部吐出ガスの検出温度が予め定められた第1の設定温度以上となってから低圧段側圧縮部吸入ガスの検出温度が予め定められた第2の設定温度以下に低下するまでの期間は、低圧段側圧縮部の吐出ガスを冷却器を通して高圧段側圧縮部に供給し、この期間以外は低圧段側圧縮部の吐出ガスを前記冷却器を通さずにそのまま高圧段側圧縮部に供給することを特徴とするBOG圧縮機の起動時の運転制御方法。
  2. 液化天然ガスの貯蔵タンクからのBOGをBOG多段圧縮機で圧縮し昇圧してプラントに供給するBOG圧縮機の起動時の運転制御方法において、高圧段側圧縮部の吐出ガスの温度、低圧段側圧縮部の吐出ガスの温度、及び冷却器の入口の冷媒温度をそれぞれ検出し、高圧段側圧縮部吐出ガスの検出温度が予め定められた第1の設定温度以上となってから冷却器上流側における低圧段側圧縮部吐出ガスの検出温度が冷却器入口の冷媒の検出温度以下に低下するまでの期間は、低圧段側圧縮部の吐出ガスを前記冷却器を通して高圧段側圧縮部に供給し、この期間以外は低圧段側圧縮部の吐出ガスを前記冷却器を通さずにそのまま高圧段側圧縮部に供給することを特徴とするBOG圧縮機の起動時の運転制御方法。
  3. 液化天然ガスの貯蔵タンクからのBOGをBOG多段圧縮機で圧縮し昇圧してプラントに供給するBOG圧縮機の起動時の運転制御方法において、高圧段側圧縮部の吐出ガスの温度、冷却器の入口の冷媒温度、及び該冷却器の出口の冷媒温度をそれぞれ検出し、高圧段側圧縮部吐出ガスの検出温度が予め定められた第1の設定温度以上となってから冷却器出口の冷媒の検出温度が該冷却器入口の冷媒の検出温度以下に低下するまでの期間は、低圧段側圧縮部の吐出ガスを前記冷却器を通して高圧段側圧縮部に供給し、この期間以外は低圧段側圧縮部の吐出ガスを前記冷却器を通さずにそのまま高圧段側圧縮部に供給することを特徴とするBOG圧縮機の起動時の運転制御方法。
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