JP4009260B2 - 移動通信端末のデータサービス方法及びシステムとそのための移動通信端末 - Google Patents

移動通信端末のデータサービス方法及びシステムとそのための移動通信端末 Download PDF

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Description

本発明は移動通信端末のサービスに関し、特に移動通信端末加入者にデータサービス(data service)を提供する方法及びシステムに関する。
現在、通信モジュール(module)が設けられたPDA(Personal Digital Assistant)、移動電話機(mobile phone)などのような移動通信端末を使用する使用者のサービス利用パターンが、音声サービスから音声とデータが統合されたサービスに変化している趨勢である。これに応じてメッセージ送受信や各種コンテンツ(contents)を移動通信ネットワークを通じて移動通信端末に提供するデータサービスが遂行されている。
公衆移動通信ネットワーク(PLMN:Public Land Mobile Network)を通じて移動通信サービスを提供する移動通信事業者は、学生が集まっている大学街のような特定区域(zone)内では、該当区域を探す移動通信端末加入者の特性を考慮して料金などに対して差別的なサービスを提供することにより、新規顧客確保や収入向上を図っている。
また、特定建物または事業所などのように屋内、または屋外の制限された区域内に設置される私設無線ネットワーク(private mobile network)は、当該私設無線ネットワークに登録された移動通信端末間であれば、該私設無線ネットワーク区域内ではPLMNを通じなくても移動通信サービスを受けることができるようにしている。このような私設無線ネットワークに登録された移動通信端末は、私設無線ネットワーク区域内ではPLMNを通じなくても相互間に移動通信を遂行することができる。
また、このような私設無線ネットワークはPLMNと連動(interwork)して動作することにより、一つの移動通信端末で、私設無線ネットワークだけではなくPLMNを通じても移動通信サービスを受けることもできる。このような私設無線ネットワークの例として、本願出願人である三星電子(株)により2000年5月24日に大韓民国特許出願され、2001年12月7日に公開された特許文献1の“公衆用及び私設用移動通信サービスのためのシステム及び方法”がある。
大韓民国特許公開2001−0107028
上述したように特定区域内の移動通信端末に差別的な移動通信サービスを提供するための移動通信ネットワークや私設無線ネットワークは、制限された区域内の無線ネットワークという意味で構内(precinct)無線ネットワークということができる。このような構内無線ネットワークが設置された区域の特性に応じた特定データサービスを無料、または定額料金で移動通信端末加入者に提供すれば、移動通信端末加入者に便利であると共に、新規顧客確保や収入向上に非常に効果的であると思われる。このような特定データサービスの例として、一般にメッセンジャーサービスと言われるインスタントメッセンジャー(instant messenger)サービスを構内無線ネットワークのサービス区域内にある移動通信端末加入者間に利用できるように提供することが考慮される。
一方、移動通信端末加入者が構内無線ネットワークを通じてデータサービスを利用するとき遂行される手続を概略的に説明すると、次のようである。
構内無線ネットワーク内に位置した移動通信端末加入者が移動通信端末に設けられたデータサービス応用プログラムを実行させると、データサービス応用プログラムは予め設定されている通信環境に応じてネットワーク接続プログラムを実行させる。このようなネットワーク接続プログラムの実行により、移動通信端末は構内無線ネットワークと接続してデータチャネルを確保するようになる。以後、移動通信端末は構内無線ネットワークのデータチャネルを通じた通信により、データサービスサーバと連動して移動通信端末加入者にデータサービスを提供するようになる。ここで、データサービスサーバは移動通信端末加入者が利用するようになるデータサービスを提供するサーバを意味する。
上述したように移動通信端末に設けられたデータサービス機能は、原則的に移動通信端末加入者が所望するときに実行させてデータサービスを利用するようになる。しかし、特定構内無線ネットワークが運用される区域の特性に応じて差別的に提供されるデータサービスを利用しようとする場合であれば、該当構内無線ネットワーク区域に移動通信端末が進入したか否かを移動通信端末加入者が直接確認しなければならず、該当構内無線ネットワーク区域に進入したことを確認した後にも移動通信端末加入者がデータサービス応用プログラムを直接実行させなければならない。これと同様に、移動通信端末が該当構内無線ネットワーク区域から離脱する場合には、移動通信端末加入者がデータサービス応用プログラムを直接終了させなければならない不都合がある。
一方、移動通信ネットワークや私設無線ネットワークを使用するために移動通信端末に設けられるネットワーク用応用プログラムは、 一旦実行されると、データサービスを実行していない状態でもネットワークに対する接続を維持しているようになる。これによって他の使用者と分けて使用する通信ネットワーク資源を不必要に占めることになり、システムの効率を低下させ、システムの容量を増設すべき問題をもたらす。
このような問題点を解決するための本発明の目的は、構内無線ネットワークにおいて、移動通信端末加入者に該当構内無線ネットワーク区域の特性に応じた特定データサービスを便利に提供することができるデータサービス方法及びシステムとそのための移動通信端末を提供することにある。
本発明の他の目的は、構内無線ネットワークで移動通信端末加入者にデータサービスを提供することにおいて、移動通信端末の不必要な構内無線ネットワーク接続維持を防止することができるデータサービス方法及びシステムとそのための移動通信端末を提供することにある。
これら目的を達成するための本発明は、構内無線ネットワークで移動通信端末に少なくとも一つのデータサービスを提供するためのデータサービス方法において、移動通信端末が構内無線ネットワークに進入すると、該移動通信端末の所定のデータサービス機能に該当する応用プログラムを自動的に実行する段階と、この移動通信端末が構内無線ネットワークから離脱すると、実行していた応用プログラムを自動的に終了する段階と、を含むことを特徴とする。このようなデータサービスは、構内無線ネットワークに登録された移動通信端末加入者のみに提供されるものとすることができる。
移動通信端末の応用プログラムを自動的に実行する段階は、データサービスを実行するために構内無線ネットワークのデータチャネルを通じてデータサービスサーバに接続する段階を含むものとする。また、応用プログラムの自動実行は、移動通信端末の加入者が設定、解除することができるものとする。この場合さらに、多数のデータサービスそれぞれに対して応用プログラムの自動実行を、移動通信端末の加入者が設定、解除することができるものとしてもよい。
このようなデータサービス方法は、データチャネルを解除する段階と、該データチャネルを解除した後、応用プログラムを終了させるための移動通信端末の使用者による終了命令を検査する段階と、終了命令がない場合に使用者によるデータサービス実行を検査する段階と、データサービス実行に応じて構内無線ネットワークの一つのデータチャネルを通じてデータサービスサーバに接続する段階と、使用者が該データサービスを終了するまで、または移動通信端末が構内無線ネットワークから離脱するまで、データサービスを実施する段階と、をさらに含むものとする。さらに、使用者がデータサービスを終了すると、構内無線ネットワークのデータチャネルを解除する段階に復帰する段階をさらに含むこともできる。
データサービスには、メッセンジャーサービス、証券取引サービス、ルームサービス、リアルタイムニュースサービスなどが可能である。
また、移動通信端末が構内無線ネットワークに進入すると、移動通信端末の応用プログラムを自動的に実行する段階は、構内無線ネットワークのW−PBXにより送信された構内ネットワーク認識信号に応答して、構内無線ネットワークに進入したことを移動通信端末が認識する段階と、これにより移動通信端末が構内無線ネットワークへの進入を認識すると、移動通信端末からW−PBXに位置登録メッセージを送信する段階と、移動通信端末が構内無線ネットワークに登録されていると、位置登録メッセージに応答してW−PBXから構内無線ネットワーク進入通知を移動通信端末に提供する段階と、構内無線ネットワーク進入通知に応答して移動通信端末の応用プログラムを自動的に実行する段階と、を含むことができる。
また、データチャネルを解除する段階の前には、移動通信端末がデータサービスサーバにログインするログイン処理を遂行する段階をさらに含むことができる。ログイン処理は、該ログイン処理が成功したか否かを決定する段階と、ログイン処理が成功した場合に、実行されている応用プログラムに対応する画面を移動通信端末のディスプレイ装置にディスプレイする段階と、ディスプレイした画面に対応するデータサービスを実行するか否か移動通信端末の使用者による決定を待つ段階と、ディスプレイした画面に対応するデータサービスを実行しないことが使用者により決定されると、データチャネルを解除する段階と、を含むことができる。さらに、ログイン処理が成功したか否かを決定する段階の後、該ログイン処理が失敗した場合に、ログイン画面をディスプレイし、ログイン情報の使用者入力を待機する段階と、応用プログラムを終了させるための使用者による終了入力を検査する段階と、終了入力があった場合に、応用プログラムを終了する段階と、終了入力がない場合に、ログイン画面に応答して使用者から入力されるログイン情報によりログインを試行し、ログイン処理が成功したか否かを決定する段階と、を含むことができる。また、ログイン処理遂行後にログインが成功した場合に、使用者から応用プログラムの終了入力があると、データサービスサーバからログアウトする段階と、データサービスサーバからログアウトした後に、応用プログラムを終了する段階と、を含むこともできる。
使用者によるデータサービス実行がない場合には、構内無線ネットワークから移動通信端末が離脱するかどうか検査する段階と、移動通信端末が離脱しない場合には使用者による応用プログラムの終了を検査する段階と、移動通信端末が離脱した場合には応用プログラムを終了する段階と、をさらに含んでもよい。
応用プログラムはメッセンジャープログラム、データサービスはメッセンジャーサービス、データサービスサーバはメッセンジャーサーバとすることが可能で、このデータサービスを実行するか否か移動通信端末の使用者による決定を待つ段階の後、データサービスを実行することが決定されると、メッセンジャーサーバにメッセージ送受信を要請する段階と、該メッセージ送受信を実施する段階と、をさらに含むことができる。
また、応用プログラムは証券取引プログラム、データサービスは証券取引サービス、データサービスサーバは証券取引サーバとすることも可能で、このデータサービスを実行するか否か移動通信端末の使用者による決定を待つ段階の後、データサービスを実行することが決定されると、証券取引サービスを実行する段階を含むことができる。
あるいは、応用プログラムはルームサービスプログラム、データサービスはルームサービス、データサービスサーバはルームサービスサーバとすることが可能で、構内無線ネットワークのデータチャネルを通じてルームサービスサーバに接続した後、移動通信端末のディスプレイ画面にルームサービス画面をディスプレイする段階を含むものとしてもよい。この場合、移動通信端末の使用者によるルームサービス実行の決定を待つ段階と、ルームサービス実行がない場合にデータチャネルを解除する段階と、データチャネルを解除した後、ルームサービスプログラムを終了させるための使用者によるルームサービスプログラム終了入力を検査する段階と、ルームサービスプログラム終了入力がある場合にルームサービスプログラムを終了する段階と、ルームサービスプログラム終了入力がない場合に使用者によるルームサービス実行を検査する段階と、該検査でルームサービス実行があればルームサービスを実施するために構内無線ネットワークの一つのデータチャネルを通じてルームサービスサーバに接続する段階と、使用者記ルームサービスを終了するまで、または移動通信端末が構内無線ネットワークから離脱するまで、ルームサービスを実施する段階と、をさらに含むことができる。
あるいはまた、応用プログラムはリアルタイムニュースプログラム、データサービスはリアルタイムニュースサービス、データサービスサーバはリアルタイムニュースサーバとすることが可能で、構内無線ネットワークのデータチャネルを通じてリアルタイムニュースサーバに接続した後、移動通信端末のディスプレイ画面にリアルタイムニュースサービス画面をディスプレイする段階を含むものとすることもできる。この場合、移動通信端末の使用者によるリアルタイムニュースサービス実行の決定を待つ段階と、リアルタイムニュースサービス実行がない場合にデータチャネルを解除する段階と、データチャネルを解除した後、リアルタイムニュースプログラムを終了させるための使用者によるリアルタイムニュースプログラム終了入力を検査する段階と、リアルタイムニュースプログラム終了入力がない場合に使用者によるリアルタイムニュースサービス実行を検査する段階と、該検査でリアルタイムニュースサービス実行があればリアルタイムニュースサービスを実施するために構内無線ネットワークの一つのデータチャネルを通じてリアルタイムニュースサーバに接続する段階と、使用者がリアルタイムニュースサービスを終了するまで、または移動通信端末が構内無線ネットワークから離脱するまで、リアルタイムニュースサービスを実施する段階と、をさらに含むことができる。あるいは、移動通信端末の使用者によるリアルタイムニュースサービス実行の決定を待つ段階と、リアルタイムニュースサービス実行がない場合にデータチャネルを解除する段階と、データチャネルを解除した後、リアルタイムニュースプログラムを終了させるための使用者によるリアルタイムニュースプログラム終了入力を検査する段階と、リアルタイムニュースプログラム終了入力がない場合に指定時間の経過を検査する段階と、該指定時間の経過後、リアルタイムニュースサービスを実施するために構内無線ネットワークの一つのデータチャネルを通じてリアルタイムニュースサーバに接続する段階と、使用者がリアルタイムニュースサービスを終了するまで、または移動通信端末が構内無線ネットワークから離脱するまで、リアルタイムニュースサービスを実施する段階と、をさらに含むものとしてもよい。
本発明によればさらに、移動通信端末に移動通信サービスを提供するW−PBXを利用する構内無線ネットワークで前記移動通信端末に少なくとも一つのデータサービスを提供するためのデータサービスシステムにおいて、構内無線ネットワークに移動通信端末が進入すると、該移動通信端末が、W−PBXによる構内無線ネットワーク進入通知に応じて自動実行されるように予め定められたデータサービス機能に該当する応用プログラムを自動的に実行し、構内無線ネットワークから移動通信端末が離脱すると、該移動通信端末が、応用プログラムを自動的に終了することを特徴とする。このシステムは、LANを通じてW−PBXに接続され、W−PBXを通じて移動通信端末にデータサービスを提供するデータサービスサーバをさらに備え、データサービスは構内無線ネットワークに登録された移動通信端末加入者のみに提供されるものとすることができる。また、応用プログラムの自動実行は、移動通信端末の加入者が設定、解除することができるものとしてよい。
データサービスサーバは、メッセンジャーサーバ、証券取引サーバ、ルームサービスサーバ、またはリアルタイムニュースサーバに対応したものとすることができる。
移動通信端末は、構内無線ネットワーク進入通知に応じて応用プログラムを自動的に実行し、移動通信端末が構内無線ネットワークから離脱すると、応用プログラムを自動的に終了するデータサービス制御モジュールと、移動通信端末の加入者により実行可能な応用プログラムと、W−PBXにデータチャネル接続をするためのネットワーク接続モジュールと、を備えるマイクロプロセッサを有し、応用プログラムが、ネットワーク接続モジュールを通じてデータサービスサーバに接続して所定のデータサービスを実行するデータサービス実行モジュールと、データサービス制御モジュールと連動し、ネットワーク接続モジュールとデータサービス実行モジュールを動作させる連動APIと、をもつようにする。そのマイクロプロセッサは、構内無線ネットワーク進入通知を受信し、これに応答して応用プログラムを自動的に実行するようにデータサービス制御モジュールを制御するネットワーク認識/進入通知受信機能を備えることができる。
応用プログラムがメッセンジャープログラム、データサービスがメッセンジャーサービス、データサービスサーバがメッセンジャーサーバである場合、メッセンジャープログラムは、実行されると、移動通信端末に記憶されたログイン情報を使用しデータチャネルを通じてメッセンジャーサーバにログインを試み、移動通信端末は、メッセンジャープログラムにより試行されたログインが失敗すると、加入者によるログイン情報入力のために利用されるログイン画面をディスプレイするディスプレイ装置をさらに備えることができる。
また、応用プログラムが証券取引プログラム、データサービスが証券取引サービス、データサービスサーバが証券取引サーバである場合、証券取引プログラムは、実行されると、移動通信端末に記憶されたログイン情報を使用しデータチャネルを通じて証券取引サーバにログインを試み、移動通信端末は、証券取引プログラムにより試行されたログインが失敗すると、加入者によるログイン情報入力のために利用されるログイン画面をディスプレイするディスプレイ装置をさらに備えることができる。
あるいは、応用プログラムがルームサービスプログラム、データサービスがルームサービス、データサービスサーバがルームサービスサーバである場合、移動通信端末は、データチャネルを通じてルームサービスサーバに接続した後、ルームサービス画面をディスプレイするためのディスプレイ装置をさらに備えることができる。
あるいはまた、応用プログラムがリアルタイムニュースプログラム、データサービスがリアルタイムニュースサービス、データサービスサーバがリアルタイムニュースサーバである場合、移動通信端末は、データチャネルを通じてリアルタイムニュースサーバに接続した後、リアルタイムニュース画面をディスプレイするためのディスプレイ装置をさらに備えることができる。
メッセンジャープログラムは、メッセンジャーサーバへのログインが成功した場合にはメッセンジャー画面をディスプレイ画面にディスプレイし、メッセージ通信を検査してメッセージが通信されなければデータチャネルを解除するようにできる。証券取引プログラムは、証券取引サーバへのログインが成功した場合には証券取引画面をディスプレイ装置にディスプレイし、証券取引通信を検査して証券取引通信されなければデータチャネルを解除するようにできる。
さらに、本発明によれば、構内無線ネットワークで移動通信端末に少なくとも一つのデータサービスを提供するためのデータサービスシステムにおいて、移動通信端末が、構内無線ネットワークに進入すると、W−PBXに位置登録のための位置登録メッセージを送信し、W−PBXが、位置登録メッセージに応答して、構内無線ネットワークに移動通信端末が進入したことを通知する構内無線ネットワーク進入通知を送信し、そして移動通信端末が構内無線ネットワークに登録されていれば、移動通信端末に移動通信サービスを提供し、移動通信端末が、W−PBXによる構内無線ネットワーク進入通知に応じて自動的に実行されるように予め定められたデータサービス機能に該当するデータサービス応用プログラムを自動的に実行し、構内無線ネットワークから離脱すると、データサービス応用プログラムを自動的に終了することを特徴とする。このシステムは、LANを通じてW−PBXに接続され、W−PBXを通じて移動通信端末にデータサービスを提供するデータサービスサーバをさらに備えることができる。
移動通信端末は、データサービス応用プログラムが実行されると、データサービスサーバにログインし、データサービス応用プログラムが終了されると、データサービスサーバからログアウトするようにすることができる。また、移動通信端末は、ログインした後にW−PBXとのデータチャネル接続を解除し、また、データサービス実行後にW−PBXとのデータチャネル接続を解除するものとしてよい。
また、本システムは、LANを通じてW−PBXに接続され、構内無線ネットワークに進入してデータサービス応用プログラムが実行されている移動通信端末に対する他の移動通信端末からのデータサービス実行要請に応答し、該データサービス実行要請を被要請移動通信端末に通知することをW−PBXに要請するW−PBX連動サーバをさらに備え、W−PBXは、被要請移動通信端末に対するデータサービス実行要請の通知要請をW−PBX連動サーバから受信すると、被要請移動通信端末にデータサービス実行要請を通知するものとすることができる。このときのW−PBXは、移動通信端末が構内無線ネットワークから離脱すると、W−PBX連動サーバを通じてデータサービスサーバに移動通信端末の構内無線ネットワーク離脱を通知し、データサービスサーバは、この通知に応答して移動通信端末に対するログアウトを遂行するものとすることができる。その被要請移動通信端末に対するデータサービス実行要請の通知は、SMSにより遂行するようにし、また、被要請移動通信端末に対するデータサービス実行要請の通知は、要請側の移動通信端末との通信許可が被要請移動通信端末に予め設定されているときにのみ遂行されるようにしておくとよい。
本発明は、移動通信端末に設けられたデータサービス応用プログラムが、該当構内無線ネットワークに進入するとき、自動的に実行され、離脱する場合にも、自動的に終了されることにより、使用者が便利にデータサービスを利用することができる利点がある。
合わせて、データサービス機能が実行されているとしても、実際にデータサービスを実施している間のみ構内無線ネットワークとデータチャネル接続をし、そうでない場合には構内無線ネットワークとのデータチャネル接続を解除することにより、不必要に移動通信ネットワーク資源を占することを防止することもできる。また、構内無線ネットワークの使用者に登録されている移動通信端末の使用者に該当区域の特性に応じた特定データサービスを無料、または定額料金で提供することにより、新規顧客確保や収入向上を効果的に図ることができる利点がある。
以下、本発明に従う好適な実施形態について添付図を参照しつつ詳細に説明する。下記の説明において、本発明の要旨のみを明瞭にする目的で、関連した公知機能又は構成に関する具体的な説明は省略する。
図1は本発明に係るデータサービスのためのネットワーク構成の実施例を示した図であり、PSTN(Public Switched Telephone Network)102及びPLMN104と接続されるW−PBX(Wireless-Private Branch Exchange)110により移動通信サービスが提供される構内無線ネットワークの例を示したものである。
本明細書ではW−PBX110を基準に説明するが、これは説明の便宜のためのものであり、本発明を制限しようとすることではなく、当業者であれば本発明が類似構成、または代替構成を有する他のシステム、例えば、一定領域に高速の無線データアクセス(access)環境を提供するWLAN(Wireless LAN(Local Area Network))システムのAP(Access Point)、WLAN APとPBXの複合システムなど、多様な類似システムにも同一に適用できることを十分に認識できる。従って、本明細書で使用される用語“W−PBX”は特定構成のシステムを意味する制限的な用語に解釈されてはいけない。
典型的にW−PBX110は、図1には図示していないが、私設基地局制御器(private Base Station Controller)、私設基地局(private Base Transceiver Station)、私設ホーム位置登録機/訪問者位置登録機(private Home Location Register/Visitor Location Register)を設けてある。W−PBX110は私設無線ネットワークサービスが可能な私設無線ネットワーク区域、即ち構内無線ネットワーク100内の移動通信端末112,114に通話、データ通信、SMS(Short Message Service)などを含む移動通信サービスを提供する。このようなW−PBX110は、構内無線ネットワーク100内に進入する移動通信端末112,114に、構内無線ネットワーク100であることを知らせるための構内ネットワーク認識信号を放送(broadcast)する。
移動通信端末112,114が構内無線ネットワーク100内に進入する場合、移動通信端末112,114は、W−PBX110から放送される構内ネットワーク認識信号を受信すると、構内無線ネットワーク100領域内に進入したことを認識してW−PBX110に位置登録を要請する。W−PBX110は移動通信端末112,114が構内無線ネットワーク100内に進入して位置登録を要請すると、該当移動通信端末112,114が構内無線ネットワーク100に登録されている移動通信端末であるかを確認して、登録された移動通信端末である場合、移動通信端末112,114に位置登録要請に対して応答する構内無線ネットワーク進入通知により、構内無線ネットワークに進入したことを通知する。すると、移動通信端末112,114はこれに応答してディスプレイ装置を通じ、使用者に構内無線ネットワーク進入を知らせる。
以後、今度は移動通信端末112,114が構内無線ネットワーク100から離脱すると、W−PBX110から放送される構内ネットワーク認識信号がこれ以上移動通信端末112,114で受信されない。すると、移動通信端末112,114は構内ネットワーク認識信号が受信されないことを認識して構内無線ネットワークの離脱をディスプレイ装置を通じて使用者に知らせる。
また、W−PBX110は近距離通信ネットワーク(LAN:Local Area Network)120を通じて外部ネットワーク、例えばインターネットなどのようなIP(Internet Protocol)ネットワーク106に接続され、W−PBX連動サーバ116とデータサービスサーバ118がLAN120を通じてW−PBX110に接続される。
データサービスサーバ118は、クライアント/サーバ(client/server)モデルに応じたサーバとして、クライアントである移動通信端末112,114にW−PBX110を通じてデータサービスを提供する。 データサービスサーバ118はW−PBX110を通じてデータサービスを提供するサーバ、例えば後述するメッセンジャーサーバ、証券取引サーバ、ルームサービスサーバ、リアルタイムニュースサーバなどとすることができる。
このようなデータサービスサーバ118は、IPネットワーク106を通じて各種外部サーバ108と連動させることもできる。そしてW−PBX連動サーバ116はデータサービスサーバ118をW−PBX110と連動させる。
上述したようなW−PBX110としては、例えば韓国の三星電子(株)で開発及び販売している“InfoMobile”システムを使用することができる。しかし、当業者であれば本発明が特定システムのみを対象にしているわけではなく、本発明の技術的思想は類似機能を有する他のシステムにも同一に適用できることを認識できる。
本発明に従う移動通信端末112,114は、構内ネットワーク運営者、または端末製造業者より予め定められるか、移動通信端末112,114の各使用者により予め設定されたデータサービス機能を、上述したようにW−PBX110から通知される構内無線ネットワーク進入通知に応答して自動的に実行し、その後、構内ネットワーク認識信号が受信されないようになると、実行していたデータサービス機能を自動的に終了する。このようなデータサービス機能が自動的に実行されるか否かは、移動通信端末112,114の各使用者により設定、または解除が可能である。勿論、移動通信端末112,114に設けられたデータサービス機能が複数である場合には、データサービス別にそれぞれ設定と解除が可能である。
図2は本発明を適用可能な移動通信端末の一例を示したブロック構成図である。本発明を適用可能な移動通信端末は、無線データ機能が支援される携帯電話(mobile phone)、スマートフォーン(smart phone)、PDA(Personal Digital Assistant)、ノート(型)コンピュータ(notebook computer)、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、パームトップコンピュータ(palmtop computer)、PC(Personal Computer)などのように無線データ通信機能を支援してW−PBX110に接続することができる構成を有する端末を全部含み、図2はこのような端末の典型的な構成例を示したものであり、本発明を適用可能な端末の構成を制限しようとするものではない。
図2を参照すると、MPU(Micro-processor Unit)200は通話やメッセージ、データ通信などを処理及び制御するブロックであり、通常的な機能に加えて後述する本発明に従うデータサービス機能を処理する。例えばフラッシュメモリまたはROM(Read Only Memory)を使用することができる不揮発性メモリ202は、MPU200の処理及び制御のためのプログラムのマイクロコードと各種参照データを貯蔵する。RAM(Random Access Memory)204はMPU200のワーキングメモリ(working memory)として提供される。フラッシュRAM(flash RAM)206は更新可能な各種保管用データを貯蔵するための領域を提供する。入力装置208は、0〜9の数字キーと、“*”、“#”、“メニュー(menu)”、“メッセージ(message)”、“確認(OK)”、“通話(send)”、“削除(delete)”、“電源/終了”、“音量(volume)”など多数の機能キーを設けて使用者が押すキーに対応するキー入力データを提供するキーパッド(keypad)、スタイラス(stylus)を通じて入力される文字を認識して入力データを提供する文字認識装置、コンピュータ用キーボード、または使用者の音声を認識して入力データを提供する音声認識装置、ディスプレイ装置210と結合されるように設置され使用者の指接触、またはスタイラスを認識して入力データを提供するTSP(Touch Screen Panel)のうち少なくともいずれか一つを含んで、使用者による入力データをMPU200に提供する。ディスプレイ装置210はMPU200から提供される各種画像情報を画面上にディスプレイする。
MPU200と連結されたコーデック(CODEC:Coder-Decoder)212と、コーデック212に接続されたマイク214及びスピーカー216は、通話及び音声録音に使用される音声入出力ブロックである。RF(Radio Frequency)モジュール218はアンテナを通じてW−PBX110とRF信号を送受信するブロックであり、ベースバンド(baseband)処理部220を通じてMPU200から入力される送信信号を変調してRF信号をアンテナを通じて送信し、アンテナを通じて受信されるRF信号を復調してベースバンド処理部220を通じてMPU200に提供する。ベースバンド処理部220はRFモジュール218とMPU200間に送受信されるベースバンド信号を処理する。
図3は本発明に係るデータサービスのための移動通信端末のMPU200により実行されるソフトウェアブロックの例である。このソフトウェアはデータサービス制御モジュール222、データサービス応用プログラム(以下、応用プログラム)224、ネットワーク接続モジュール226で構成される。
応用プログラム224は、予め定められたデータサービスを実行するためのデータサービス実行モジュール230だけではなく、データサービス制御モジュール222と連動するための連動API(Application Program Interface)228を備える。このような応用プログラム224は移動通信端末加入者、またはデータサービス制御モジュール222により実行される。連動API228はデータサービス制御モジュール222と連動してネットワーク接続モジュール226とデータサービス実行モジュール230を実行させる。データサービス実行モジュール230は、ネットワーク接続モジュール226を通じてデータサービスサーバ118に接続し、予め定められたデータサービスを実行する。
ここで、連動API228は図3とは異なり、応用プログラム224に含まれない例も可能である。勿論、このような場合にも連動API228はデータサービス制御モジュール222と連動してネットワーク接続モジュール226とデータサービス実行モジュール230を実行させなければならないので、データサービス制御モジュール222とネットワーク接続モジュール226及び応用プログラム224のデータサービス実行モジュール230に連携されるべきである。
そしてデータサービス制御モジュール222は、移動通信端末が構内無線ネットワーク100に進入する場合、W−PBX110から受信される構内無線ネットワーク進入通知に応答して応用プログラム224を自動的に実行させ、移動通信端末が構内無線ネットワーク100から離脱して、上述したように構内ネットワーク認識信号が受信されないようになると、応用プログラム224を自動的に終了させる。
またデータサービス制御モジュール222は、 構内無線ネットワーク100に進入し自動的に応用プログラム224が実行された状態で、W−PBX110とデータチャネル接続をしていない場合に、構内無線ネットワーク100に進入してデータサービス機能を実行している他の移動通信端末のデータサービス実行要請をW−PBX110から受信すると、連動API228を通じてネットワーク接続モジュール226とデータサービス実行モジュール230を実行させる。ネットワーク接続モジュール226は連動API228、または応用プログラム224により実行され、W−PBX110とデータチャネル接続をする。
上述したような応用プログラム224は一つの定められたデータサービス機能を実行する場合の例で、一つの移動通信端末が複数のデータサービス機能を有する場合には、応用プログラム224もそれぞれのデータサービス機能ごとに提供される。また、データサービス種類及び特性に応じて複数のデータサービスが統合されて提供されることが効果的な場合には、対応する統合応用プログラムを提供することができる。
一つの移動通信端末が複数のデータサービス機能を備えることにより、複数の応用プログラムが当該移動通信端末に提供される場合に、データサービス制御モジュール222は、移動通信端末加入者により自動実行に設定されたデータサービス機能に対応する応用プログラムのみを構内無線ネットワーク進入通知に応じて自動的に実行させる。
本発明に係るW−PBX110のデータサービス処理を300〜312段階に例示した図4の流れ図と、本発明に係る移動通信端末のデータサービス処理を400〜430段階に例示した図5の流れ図とを参照して、本発明に従うデータサービス処理を説明する。
図2及び図3のような移動通信端末が構内無線ネットワーク100の外部から図1の移動通信端末112,114のように構内無線ネットワーク100に進入すると、W−PBX110から放送される構内ネットワーク認識信号を受信することにより、構内無線ネットワーク100を認識するようになる。このように構内無線ネットワーク100内に進入したことを認識した移動通信端末の図2に示したMPU200は、図5の400段階から402段階に進行してW−PBX110に位置登録メッセージを送信する。この時、W−PBX110は、図4の300段階で移動通信端末から位置登録メッセージを受信したとき、該当移動通信端末が構内無線ネットワーク100に登録された移動通信端末であれば、302段階で該当移動通信端末に構内無線ネットワーク進入通知を送る。
これによって移動通信端末のMPU200は404段階でW−PBX110から構内無線ネットワーク進入通知を受信するようになり、この構内無線ネットワーク進入通知の受信に応じて406段階でデータサービス制御モジュール222が、自動実行に設定されているデータサービス機能に対応する応用プログラム224を実行させる。応用プログラム224は408段階でネットワーク接続モジュール226を実行させ、W−PBX110のデータチャネルを通じてデータサービスサーバ118に接続するようになり、410段階でデータサービスサーバ118にログイン(log-in)する。
このように応用プログラム224が実行され、データサービスサーバ118にログインしている状態を維持しがなら、412段階でデータチャネル接続を解除した後に、414〜418段階で応用プログラム224が終了されたか否か、データサービスが実行されるか否か、移動通信端末が構内無線ネットワーク100から離脱するかどうかを検査する。
ここで、データサービスサーバ118にログイン以後にデータチャネル接続を解除(リリース)することは、データサービスが実際に実行されない状態では不必要な接続維持を防止するためのものである。これは、移動通信端末が構内無線ネットワーク100に進入することにより応用プログラム224は自動に実行されるが、使用者がディスプレイ装置210を眺めない限り、これをすぐ確認できない場合が大半であるので、一旦データサービスサーバ118にログインした後には、応用プログラム224の実行状態は維持しながらもデータチャネル接続は解除するものである。
一方、W−PBX110は302段階で該当移動通信端末に構内無線ネットワーク進入を通知した後、304〜306段階で該当移動通信端末が構内無線ネットワーク100から離脱したか否かと、該当移動通信端末に対するデータサービス実行要請があったか否かを検査する。この時、W−PBX110は周期的にページングを実施して、移動通信端末の応答があるか否かを確認することにより、移動通信端末が構内無線ネットワーク100から離脱したか否かを検査することができる。この時、もし移動通信端末から応答がないと、該当移動通信端末が構内無線ネットワーク100から離脱したことに決定する。これとは異なり、移動通信端末からの受信電界強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)などのようなリンクパラメータが予め定められた基準レベル以下に低下することで、構内無線ネットワーク100から離脱したことに決定することもできる。
そして、該当移動通信端末に対するデータサービス実行要請は、構内無線ネットワーク100に進入してデータサービス応用プログラムが実行されている他の移動通信端末がデータサービスサーバ118に要請することにより遂行される。移動通信端末間における相手方移動通信端末に対するデータサービス実行要請は、後述のようにデータサービスがメッセンジャーサービスのように移動通信端末間にデータ通信を提供するサービスである場合に遂行されるようになる。
もし、ある移動通信端末が他の移動通信端末を相手方移動通信端末に指定してデータサービス実行要請をする場合に、相手方移動通信端末がデータサービスサーバ118にログインした後に、上述したようにデータチャネル接続が解除された場合であれば、データサービスサーバ118は相手方移動通信端末に対するデータサービス実行をW−PBX連動サーバ116に要請するようになる。
これによってW−PBX連動サーバ116は、W−PBX110に相手方移動通信端末に対するデータサービス実行の通知を要請する。すると、W−PBX110は306段階から308段階に進行して、W−PBX連動サーバ116からデータサービス実行要請された移動通信端末にデータサービス実行要請を通知する。
データサービス実行要請の通知は、例えばW−PBX110で提供されるSMS(Short Message Service)を利用して遂行することができる。SMSを利用する場合、データサービスサーバ118はW−PBX連動サーバ116を通じてW−PBX110に相手方移動通信端末を受信者に指定すると共に、データサービス実行の要請を示す予め設定されたコードを含むSMSメッセージの送信を要請する。このようなSMSメッセージはW−PBX110により相手方移動通信端末に伝送され、相手方移動通信端末はSMSメッセージを受信すると、前記データサービス実行要請を示すコードを含むかを検査する。もし受信されたSMSメッセージがデータサービス実行要請を示すコードを含んでいないと、通常のSMSメッセージ受信に応じた処理を遂行するようになる。
反対に、 受信されたSMSメッセージがデータサービス実行要請を示すコードを含んでいる場合であれば、該当移動通信端末はデータサービス制御モジュール222により連動API228を通じてネットワーク接続モジュール226を実行させ、W−PBX110のデータチャネルを通じてデータサービスサーバ118に接続し、データサービス実行モジュール230を実行させデータサービスを実行するようになる。
308段階でW−PBX連動サーバ116からデータサービス実行要請された移動通信端末にデータサービス実行要請を通知したW−PBX110は、310段階でデータサービス実行要請通知に対して該当移動通信端末から応答が受信されるか否かを検査する。もし応答が受信されると、304〜306段階に進行するが、応答が受信されないと、312段階に進行して該当移動通信端末に対して構内無線ネットワーク離脱処理をする。
また、W−PBX110は304〜306段階で該当移動通信端末が構内無線ネットワーク100から離脱したと確認されると、304段階から312段階に進行して該当移動通信端末に対して構内無線ネットワーク離脱処理をする。
312段階でW−PBX110は該当移動通信端末に対する位置登録解除などを処理するだけではなく、W−PBX連動サーバ116を通じてデータサービスサーバ118に該当移動通信端末の構内無線ネットワーク離脱を知らせる。これによってデータサービスサーバ118は、移動通信端末がデータサービスサーバ118からログアウト(log-out)しないか、できないまま構内無線ネットワーク100から離脱した場合にも、該当移動通信端末に対するログアウト処理を遂行できるようになる。
一方、移動通信端末のMPU200は、414〜418段階で移動通信端末の使用者により入力装置208を通じてデータサービスが実行されるか、W−PBX110から他の移動通信端末によるデータサービス実行要請が通知されると、416段階から424段階に進行する。この時、もし移動通信端末の使用者により入力装置208を通じてデータサービスが実行された場合であれば、424段階で応用プログラム224がネットワーク接続モジュール226を実行させW−PBX110のデータチャネルを通じてデータサービスサーバ118に接続する。
これとは異なり、W−PBX110から他の移動通信端末によるデータサービス実行要請が通知された場合であれば、424段階でデータサービス制御モジュール222が連動API228を通じてネットワーク接続モジュール226を実行させ、W−PBX110のデータチャネルを通じてデータサービスサーバ118に接続する。
424段階でデータサービスサーバ118に再接続すると、426段階でデータサービス実行モジュール230はデータサービスサーバ118と連動してデータサービスを実施する。以後、428〜430段階でデータサービス実行が終了されたか否かと、該当移動通信端末が構内無線ネットワーク100から離脱したか否かを検査する。この時、データサービス実行が終了されると、428段階から412段階に進行し、該当移動通信端末が構内無線ネットワーク100から離脱した場合には430段階から422段階に進行して応用プログラム224を終了する。
414〜418段階で移動通信端末の使用者が入力装置208を通じて応用プログラム224に対する終了を選択すると、応用プログラム224は414段階から420段階に進行してネットワーク接続モジュール226を実行させデータサービスサーバ118に再接続した後に、データサービスサーバ118からログアウトし、データチャネル接続を解除した後、422段階に進行して応用プログラム224を終了する。
また、414〜418段階で移動通信端末が構内無線ネットワーク100から離脱した場合、418段階から422段階に進行して応用プログラム224を終了する。
一方、もしデータサービスが後述するリアルタイムニュースサービスのようにデータサービスサーバ118にログインを必要としないサービスである場合には、410、420段階は不要であるので省略される。即ち、このような場合には410段階を飛ばして408段階から412段階に進行し、414段階で移動通信端末の使用者により入力装置208を通じて応用プログラム224に対する終了が選択されると、420段階を飛ばして414段階から422段階に進行する。
また移動通信端末加入者はデータサービス実行に対する要請がある場合に、自分の移動通信端末のデータサービス実行に対して許可するか否かを選択することもできる。即ち、移動通信端末加入者が望んでいない相手方からのデータサービス実行要請は無視し、許可した相手方からのデータサービス実行要請のみに対して自分の移動通信端末がデータサービスを実行するようにすることができる。例えば、移動通信端末加入者が自分に対するデータサービス実行要請を許可する移動通信端末の識別番号、または拒否する移動通信端末の識別番号をデータサービスサーバ118に予め決定しておく。
以後、ある移動通信端末(要請側)が他の移動通信端末(被要請側)にデータサービス実行要請をする場合に、データサービスサーバ118は被要請側が要請側に対して‘許可’することに決めていないか、‘拒否’することに決めてあったら、被要請側に対するデータサービス実行をW−PBX連動サーバ116に要請しない。また、その代わりにデータサービスサーバ118は被要請側に対するデータサービス実行が許可されていないこと、または拒否されていることを要請側に知らせることができる。
従って、データサービスを提供するために移動通信端末に設けられたデータサービス応用プログラムを使用者が別に実行させなくても、移動通信端末が該当構内無線ネットワークに進入するとき、データサービスが自動的に実行され、該当構内無線ネットワークから離脱するようになると、自動的に終了となることにより、使用者が便利にデータサービスを利用できるようになる。合わせて、データサービス機能が実行されているとしても実際にデータサービスを実施する場合のみに構内無線ネットワークとデータチャネル接続をし、そうでない場合には構内無線ネットワークとのデータチャネル接続を解除することにより、不必要に移動通信ネットワーク資源を占めることを防止することもできる。
また、構内無線ネットワークに登録されている移動通信端末加入者に該当区域の特性に応じた特定データサービスを無料、または定額料金で上述したように提供することにより、新規顧客確保や収入向上に効果的である。
上述したようなデータサービスの応用例として、キャンパス内でのメッセンジャーサービス、証券会社の取引所内での証券取引サービス、ホテル内でのルームサービス、特定区域内でのニュースサービスなどにそれぞれ該当する本発明の第1乃至第4応用例に対して説明する。
第1応用例のメッセンジャーサービスは、一つのキャンパスをサービス領域にする構内無線ネットワークにおいて、キャンパス内にある移動通信端末加入者が各自の移動通信端末を利用して相互間にメッセンジャーサービスを利用できるようにするデータサービスを意味する。第2応用例の証券取引サービスは、一つの証券会社社屋をサービス領域にする構内無線ネットワークにおいて、証券会社の取引所内にある移動通信端末加入者が移動通信端末を利用して証券取引、照会などのサービスを利用することができるようにするデータサービスを意味する。第3応用例のルームサービスは、一つのホテルをサービス領域にする構内無線ネットワークにおいて、ホテル内にある移動通信端末加入者が移動通信端末を利用して各種ルームサービスを注文して利用することができるようにするデータサービスを意味する。第4応用例のニュースサービスは、例えば新聞社、放送会社、企業体、公共施設などのような特定区域をサービス領域にする構内無線ネットワークにおいて、該当区域内にある移動通信端末加入者にリアルタイム(実時間)ニュースを提供するデータサービスを意味する。
次の説明で、図6、図9、図13、図16のネットワーク構成図がそれぞれ第1乃至第4応用例のデータサービスのための個別的なネットワーク構成を例示しているが、これは説明の便宜のためのものであり、それぞれの応用例が個別的のみに提供されるという意味ではなく、それぞれの応用例は独立的にも、或いは多様な任意の組み合わせとしても構成可能である。
図6は第1応用例のデータサービスのためのネットワーク構成図で、キャンパス内を構内無線ネットワーク領域にする構内無線ネットワーク100で移動通信端末にメッセンジャーサービスをデータサービスとして提供する例であり、メッセンジャーサービスを提供するためのメッセンジャーサーバ122が前述した図1のデータサービスサーバ118としてLAN120に接続されている。またメッセンジャーサーバ122は、図1の外部サーバ108に該当する外部メッセンジャーサーバ124とIPネットワーク106を通じて連動することができる。外部メッセンジャーサーバ124により提供される外部メッセンジャーサービスの例として、MSN(Microsoft Network)メッセンジャー、ICQ(I Seek You)メッセンジャー、 ヤフー(yahoo)メッセンジャーなど多様なメッセンジャーサービスが存在する(MSN,Microsoft,ICQ,Yahoo,ヤフーはいずれも登録商標)。
このような第1応用例において前述した図3の応用プログラム224としてメッセンジャーサービスを実行するためのメッセンジャープログラムが移動通信端末にインストールされ、W−PBX110の処理はデータサービスとしてメッセンジャーサービスに対して前述した図4のように遂行され、移動通信端末の処理は図7に示したように500〜544段階で遂行される。
図2及び図3のような移動通信端末が構内無線ネットワーク100の外部から図6の移動通信端末112,114のように構内無線ネットワーク100に進入すると、W−PBX110で放送される構内ネットワーク認識信号を受信することにより、構内無線ネットワーク100を認識するようになる。このように構内無線ネットワーク100内に進入したことを認識した移動通信端末の図2に示したMPU200は、図7の500段階から502段階に進行してW−PBX110に位置登録メッセージを送信し、それによって504段階でW−PBX110から構内無線ネットワーク進入通知を受信し、506段階でデータサービス制御モジュール222が応用プログラム224であるメッセンジャープログラムを実行させる。
メッセンジャープログラムは508段階でネットワーク接続モジュール226を実行させ、W−PBX110のデータチャネルを通じてメッセンジャーサーバ122に接続するようになり、510段階でメッセンジャーサーバ122にログインを試み、512段階でログインが成功したか否かに応じて514〜518段階、または520段階を遂行する。この時、移動通信端末に使用者により予め記憶されているログイン情報、即ちID(identification)とパスワード(password)でログインを試行することになる。勿論、ログイン情報が予め記憶されていない場合にはディスプレイ装置210を通じてログイン画面をディスプレイしてログイン情報を入力するようにすべきであるが、ここでは以前にログインするとき、使用者が入力したログイン情報が予め記憶されていることに仮定する。
512段階でログインが失敗した場合には514〜518段階でメッセンジャープログラムが終了されたか否かを検査しがなら、ディスプレイ装置210を通じてログイン画面をディスプレイし、使用者がログイン情報を入力すると、入力されるログイン情報で再びメッセンジャーサーバ122にログインを試み、512段階を遂行する。この時、移動通信端末加入者が入力装置208を通じてメッセンジャープログラムの終了を選択すると、516段階から534段階に進行してメッセンジャープログラムを終了する。
512段階でログインが成功したら、メッセンジャープログラムは520段階でディスプレイ装置210を通じてメッセンジャー画面をディスプレイし、該当移動通信端末の使用者とメッセンジャーを使用することを許可された他の使用者状態を確認することができるバディ(buddy)リストを見せる。以後、522段階でメッセンジャーサービス実行、即ちメッセージ送受信が実行されたか否かに応じて524段階、または538段階に進行する。ここで、メッセージ送受信の実行は、使用者がバディリストでメッセージ送受信を所望する他の使用者を選択することにより遂行されるか、上述したように構内無線ネットワーク100に進入してメッセンジャープログラムを実行している他の移動通信端末の使用者により遂行されることができる。
522段階で、メッセージ送受信が実行される場合には538段階に進行する。これとは異なり、メッセージ送受信の実行がない場合には524段階でデータチャネル接続を解除し、526〜530段階でメッセンジャープログラムが終了されたか否か、メッセージ送受信実行があるか否か、移動通信端末が構内無線ネットワーク100から離脱したか否かを検査する。
526〜530段階で移動通信端末の使用者により入力装置208を通じてメッセージ送受信が実行されるか、W−PBX110から他の移動通信端末によるメッセージ送受信実行要請が通知されると、528段階から536段階に進行する。この時、もし移動通信端末の使用者により入力装置208を通じてメッセージ送受信が実行された場合であれば、536段階でメッセンジャープログラムがネットワーク接続モジュール226を実行させ、W−PBX110のデータチャネルを通じてメッセンジャーサーバ122に接続する。これとは異なり、W−PBX110から他の移動通信端末によるメッセージ送受信実行要請が通知された場合であれば、536段階でデータサービス制御モジュール222が連動API228を通じてネットワーク接続モジュール226を実行させ、W−PBX110のデータチャネルを通じてメッセンジャーサーバ122に接続する。
536段階でメッセンジャーサーバ122に再接続すると、538段階で該当移動通信端末の使用者がバディリストで選択した他の使用者、またはメッセージ送受信実行を要請した使用者とのメッセージ送受信をメッセンジャーサーバ122に要請する。この時、メッセンジャーサーバ122は該当移動通信端末の使用者が選択した他の使用者の移動通信端末が構内無線ネットワーク100に進入してメッセンジャープログラムは実行されているが、メッセージ送受信を実行していない場合であれば、上述したようにW−PBX連動サーバ116に相手移動通信端末に対するメッセージ送受信を要請する。これによって、W−PBX110が相手移動通信端末にメッセージ送受信実行に対する要請を通知するようになり、それによって相手移動通信端末のデータサービス制御モジュール222が連動API228を通じてネットワーク接続モジュール226を実行させ、メッセンジャーサーバ122に接続してメッセージ送受信実行状態になる。
以後、540段階でメッセンジャープログラムのデータサービス実行モジュール230はメッセンジャーサーバ122と連動してメッセージ送受信を実施する。そして542〜544段階でメッセージ送受信実行が終了されたか否かと、該当移動通信端末が構内無線ネットワーク100から離脱するか否かを検査する。
この検査結果、メッセージ送受信実行が終了されると、542段階から524段階に進行し、構内無線ネットワーク100から離脱していると、544段階から534段階に進行してメッセンジャープログラムを終了する。
また526〜530段階で該当移動通信端末が構内無線ネットワーク100から離脱すると、530段階から534段階に進行してメッセンジャープログラムを終了する。このようにログアウトしないまま構内無線ネットワーク100から離脱した場合にも、上述したように図4の312段階に応じてW−PBX110がW−PBX連動サーバ116を通じてメッセンジャーサービスサーバ122に該当移動通信端末の構内無線ネットワーク離脱を知らせることにより、メッセンジャーサーバ122でログアウト処理が遂行されるようになる。
そして526〜530段階で移動通信端末の使用者により入力装置208を通じてメッセンジャープログラムに対する終了が選択されると、メッセンジャープログラムは526段階から532段階に進行してネットワーク接続モジュール226を実行させ、メッセンジャーサーバ122に再接続した後、メッセンジャーサーバ122からログアウトし、データチャネル接続を解除した後、534段階に進行してメッセンジャープログラムを終了する。
上述したように第1応用例では、移動通信端末加入者がキャンパス内に進入すると、メッセンジャー機能が自動的に実行され、その後、移動通信端末加入者がキャンパスから離脱すると、メッセンジャー機能が自動的に終了されるので、移動通信端末を使用して便利にメッセンジャーサービスを利用できるようになる。
上述したような第1応用例のメッセンジャーサービスに対する理解を助けるために、メッセンジャーサービスのシナリオ(scenario)の一例を図8に示した。図8で示したように、W−PBX110は、移動通信端末に構内ネットワーク認識信号を放送すると共に、構内無線ネットワーク進入通知をする構内ネットワーク認識/進入通知信号送信機能232と、移動通信端末にSMSメッセージを送信するSMSメッセージ送信機能234と、移動通信端末の位置を確認する位置情報確認機能236と、移動通信端末のデータ通信のためのデータ通信モジュール238と、を備える。
移動通信端末112,114は、W−PBX110から放送される構内ネットワーク認識信号を受信すると共に、構内ネットワーク進入通知を受ける構内ネットワーク認識/進入通知信号受信機能244a,244bと、W−PBX110からSMSメッセージを受信するSMSメッセージ受信機能246a,246bと、を備える。
W−PBX連動サーバ116は、メッセンジャーサーバ122とW−PBX110を連動させるための連動サービスプログラム240と、メッセンジャーサーバ122の要請に応じてW−PBX110にSMSメッセージ送信を要請するSMS連動モジュール242と、を備える。
また、図8で移動通信端末112,114間に相互の構成要素を区別するために、移動通信端末112の構成要素に対する参照符号はアルファベット‘a’を、移動通信端末114の構成要素に対する参照符号はアルファベット‘b’を付けた。そして移動通信端末112,114のデータサービス制御モジュール222a,222b、メッセンジャープログラム10a,10b、連動API228a,228b、ネットワーク接続モジュール226a,226bは、それぞれ図3のデータサービス制御モジュール222、応用プログラム224、連動API228、ネットワーク接続モジュール226に対応し、ログイン画面12a,12b、バディリスト画面14a,14b、メッセージ送受信画面16a,16bはメッセンジャープログラム10a,10bのデータサービス実行モジュール230の実行に応じて提供される。
上述したような図8に示した移動通信端末112,114中の移動通信端末114が先ず構内無線ネットワーク100に進入してメッセンジャープログラム10bが実行され、メッセンジャーサーバ122にログインした後、データチャネル接続が解除されている状況と仮定し、移動通信端末112を中心にメッセンジャーサービスのシナリオを説明する。
このような状況で移動通信端末112の使用者が移動通信端末112を携帯し構内無線ネットワーク100に進入すると、移動通信端末112はW−PBX100の構内ネットワーク認識/進入通知信号送信機能232により送信される構内ネットワーク認識信号を構内ネットワーク認識/進入通知信号受信機能244aを通じてS100段階で受信するようになる。これによってS102段階で構内ネットワーク認識/進入通知信号受信機能244aがデータサービス制御モジュール222aに構内ネットワーク認識信号の受信を知らせると、S104段階でデータサービス制御モジュール222aはメッセンジャープログラム10aを実行させる。こうして実行されたメッセンジャープログラム10aがS106段階でネットワーク接続モジュール226aを実行させ、S108段階でW−PBX110のデータ通信モジュール238と接続してデータチャネルを確保してデータ通信ができるようにする。そしてメッセンジャープログラム10aはS110段階で移動通信端末112に記憶されているログインIDとパスワードでメッセンジャーサーバ122にログインを試みる。この時、メッセンジャーサーバ122でログインIDとパスワードを確認した結果、ログインが失敗した場合にはメッセンジャープログラム10aはログイン画面12aをディスプレイし、使用者にログイン情報を入力させてS110段階のログインを再び試みるようになる。
ログインに成功した場合、メッセンジャープログラム10aはメッセンジャー画面に移動するが、S112段階でバディ状態、即ち移動通信端末112の使用者とメッセンジャーを使用することを許可された他の使用者の状態を確認することができるリストをメッセンジャーサーバ122から受けてバディリスト画面14aをディスプレイする。この時、移動通信端末112の使用者がメッセージ送受信しようとする他の使用者をバディリストから選択すると、メッセンジャープログラム10aは選択された他の使用者にメッセージ送受信実行を要請するように、S114段階でメッセンジャーサーバ122に要請し、メッセンジャーサーバ122とメッセージを送受信する画面16aを実行する。
このときにメッセージ送受信実行を要請された相手の使用者が、メッセンジャーサーバ122にログイン後、構内無線ネットワーク100とデータチャネル接続が解除されている移動通信端末114の使用者である場合、メッセンジャーサーバ122はS116段階でW−PBX連動サーバ116の連動サービスプログラム240を通じてS118段階でSMS連動モジュール242に移動通信端末114のメッセージ送受信実行を要請するSMSメッセージ送信を要請する。すると、SMS連動モジュール242はS120段階でW−PBX110のSMSメッセージ送信機能234にSMSメッセージ送信要請を伝達する。
これによって、W−PBX110のSMSメッセージ送信機能234によりメッセージ送受信実行を要請するSMSメッセージがS122段階で送信され、移動通信端末114のSMSメッセージ受信機能246bに受信される。
次に、移動通信端末114のSMSメッセージ受信機能246bがS124段階でメッセージ送受信実行要請の受信をデータサービス制御モジュール124bに知らせると、データサービス制御モジュール124bはS126段階でメッセンジャープログラム10bの連動API228bにこれを伝達する。すると、連動API228bは既設定されている通信環境に応じてS128段階でネットワーク接続モジュール226bを起動させ、ネットワーク接続モジュール226bがS130段階でW−PBX110のデータ通信モジュール238と接続してデータチャネルを確保する。このようにデータチャネルが確保されると、連動API228bはS132段階でメッセンジャープログラム10bのメッセージ送受信画面16bを実行させる。これによってS134段階で移動通信端末112,114の使用者がメッセンジャーサーバ122を通じてメッセージを送受信するようになる。
一方、移動通信端末112が構内無線ネットワーク100から離脱する場合、移動通信端末112に構内ネットワーク認識信号がこれ以上受信されないようになる。すると、構内ネットワーク認識/進入通知信号受信機能244aが構内ネットワーク認識信号が受信されないことをS136段階でデータサービス制御モジュール222aに知らせ、それによってデータサービス制御モジュール222aはS138段階でメッセンジャープログラム10aを終了させる。またW−PBX連動サーバ116はS140段階でW−PBX110の位置情報確認機能236を通じて移動通信端末112が構内無線ネットワーク100から離脱したことを確認し、S142段階でメッセンジャーサーバ122にこれを知らせて、移動通信端末112の使用者をログアウトさせる。
図9は第2応用例のデータサービスのためのネットワーク構成図であり、証券会社の取引所を構内無線ネットワーク領域にする構内無線ネットワーク100で証券取引サービスをデータサービスとして提供する例として、前述した図1のデータサービスサーバ118として証券取引サーバ126がLAN120に接続されることを示す。
第2応用例において、前述した図3の応用プログラム224として証券取引サービスを実行するための証券取引プログラムが移動通信端末にインストールされ、W−PBX110の処理は図10に示したように600〜606段階で遂行され、移動通信端末の処理は図11に示したように700〜742段階で遂行される。
移動通信端末が構内無線ネットワーク100の外部から図9の移動通信端末112,114のように構内無線ネットワーク100に進入すると、W−PBX110で放送される構内ネットワーク認識信号を受信することにより、構内無線ネットワーク100を認識するようになる。このように構内無線ネットワーク100内に進入したことを認識した移動通信端末の図2に示したMPU200は、図11の700段階から702段階に進行してW−PBX110に位置登録メッセージを送信する。W−PBX110は図10の600段階で移動通信端末から位置登録メッセージを受信すると、構内無線ネットワーク100に登録された移動通信端末である場合に602段階で該当移動通信端末へ構内無線ネットワーク進入を通知する。以後、W−PBX110は604段階で該当移動通信端末が構内無線ネットワーク100から離脱したか否かを検査して、構内無線ネットワーク100から離脱したら、606段階で前述した図4の312段階のように該当移動通信端末に対して構内無線ネットワーク離脱処理を実行する。この時、W−PBX110はW−PBX連動サーバ116を通じて証券取引サーバ126に該当移動通信端末の構内無線ネットワーク離脱を知らせることにより、証券取引サーバ126で該当移動通信端末に対するログアウト処理が遂行されるようになる。
一方、移動通信端末は704段階でW−PBX110から構内無線ネットワーク進入通知を受信し、706段階でデータサービス制御モジュール222が応用プログラム224である証券取引プログラムを実行させる。証券取引プログラムは708段階でネットワーク接続モジュール226を実行させ、W−PBX110のデータチャネルを通じて証券取引サーバ126に接続するようになり、710段階で証券取引サーバ126にログインを試み、712段階でログインに成功したか否かによって714〜718段階、または720段階に進行する。この時、移動通信端末に使用者により予め記憶されているログイン情報、即ちIDとパスワードでログインを試みる。
712段階でログインが失敗した場合には714〜718段階で証券取引プログラムが終了されたか否かを検査しがなら、ディスプレイ装置210を通じてログイン画面をディスプレイし、使用者がログイン情報を入力すると、入力されるログイン情報で証券取引サーバ126に再びログインを試み、712段階を遂行する。この時、移動通信端末の使用者により入力装置208を通じて証券取引プログラムの終了が選択されると、716段階から734段階に進行して証券取引プログラムを終了する。
712段階でログインが成功したら、証券取引プログラムは720段階でディスプレイ装置210を通じて証券取引画面をディスプレイする。以後、722段階で証券取引サービス(即ち、使用者が所望する証券関連情報検索や証券取引)が実行されるか否かに応じて724段階、または738段階に進行する。この時、証券取引サービスが実行された場合には738段階に進行する。これとは異なり、証券取引サービスが実行されない場合には724段階でデータチャネル接続を解除し、726〜730段階で証券取引プログラムが終了されたか否か、証券取引サービスが実行されるか否か、構内無線ネットワーク100から離脱したか否かを検査する。
726〜730段階で移動通信端末の使用者により証券取引サービスが実行されると、728段階から736段階に進行して証券取引プログラムはネットワーク接続モジュール226を実行させ、W−PBX110のデータチャネルを通じて証券取引サーバ126に接続し、738段階で使用者の証券情報検索や証券取引に応じて証券取引サーバ126と連動して証券取引サービスを実施する。そして、740〜742段階で証券取引サービス実行が終了されたか否かと、該当移動通信端末が構内無線ネットワーク100から離脱したか否かを検査する。この時、証券取引サービス実行が終了されると、740段階から724段階に進行し、構内無線ネットワーク100から離脱した場合、742段階から734段階に進行して証券取引プログラムを終了する。
また、726〜730段階でも該当移動通信端末が構内無線ネットワーク100から離脱した場合、730段階から734段階に進行して証券取引プログラムを終了する。
この時、W−PBX110は606段階で前述した312段階のようにW−PBX連動サーバ116を通じて証券取引サーバ126に該当移動通信端末の構内無線ネットワーク離脱を知らせることにより、ログアウト処理が遂行されるようになる。
そして726〜730段階で移動通信端末使用者により入力装置208を通じて証券取引プログラムに対する終了が選択されると、証券取引プログラムは726段階から732段階に進行してネットワーク接続モジュール226を実行させ、証券取引サーバ126に再接続した後、証券取引サーバ126からログアウトし、データチャネル接続を解除した後、734段階に進行して証券取引プログラムを終了する。
上述したように移動通信端末加入者が証券会社の取引所内に進入すると、証券取引機能が自動実行され、その後、移動通信端末加入者が証券会社の取引所から離脱すると、証券取引機能が自動的に終了されるので、移動通信端末を使用して便利に証券取引サービスを利用できるようになる。
上述したような第2応用例の証券取引サービスに対する理解を助けるために、証券取引サービスのシナリオの一例を図12として示した。図12でも前述した図8のようにW−PBX110は、構内ネットワーク認識/進入通知信号送信機能232と、SMSメッセージ送信機能234と、位置情報確認機能236と、データ通信モジュール238と、を備える。
また、移動通信端末112は、構内ネットワーク認識/進入通知信号受信機能244と、SMSメッセージ受信機能246とを備え、W−PBX連動サーバ116は、連動サービスプログラム240と、SMS連動モジュール242と、を備える。また移動通信端末112の証券取引プログラム20は図3の応用プログラム224に対応し、ログイン画面22、関心種目画面24、証券取引メイン画面26は証券取引プログラム20のデータサービス実行モジュール230の実行により提供される。
上述した図12に示した移動通信端末112の使用者が移動通信端末112を携帯し、構内無線ネットワーク100に進入すると、移動通信端末112はW−PBX100の構内ネットワーク認識/進入通知信号送信機能232に応じて送信される構内ネットワーク認識信号を構内ネットワーク認識/進入通知信号受信機能244によりS200段階で受信するようになる。これによってS202段階で構内ネットワーク認識/進入通知信号受信機能244がデータサービス制御モジュール222に構内ネットワーク認識信号の受信を知らせると、S204段階でデータサービス制御モジュール222は証券取引プログラム20を実行させる。
この実行された証券取引プログラム20がS206段階でネットワーク接続モジュール226を実行させ、S208段階でW−PBX110のデータ通信モジュール238と接続してデータチャネルを確保してデータ通信ができるようにする。そして証券取引プログラム20はS210段階で移動通信端末112に記憶されているログインIDとパスワードで証券取引サーバ126にログインを試みる。
この時、証券取引サーバ126でログインIDとパスワードを確認した結果、ログインが失敗した場合、証券取引プログラム20はログイン画面22をディスプレイし、使用者にログイン情報を入力させてS210段階のログインを再び試みるようになる。ログインに成功した場合、証券取引プログラム20は証券取引画面に移動する。即ち、S212段階で使用者が以前に貯蔵しておいた関心種目の情報を証券取引サーバ126から得て関心種目画面24をディスプレイする。以後、証券取引プログラム20は移動通信端末112の使用者により証券取引メイン画面26に移動してS214段階で証券取引サーバ126と連動して証券取引サービスを実行する。
一方、移動通信端末112が構内無線ネットワーク100から離脱する場合、移動通信端末112に構内ネットワーク認識信号がこれ以上受信されないようになる。すると、構内ネットワーク認識/進入通知信号受信機能244が構内ネットワーク認識信号が受信されないことをS216段階でデータサービス制御モジュール222に知らせ、それによってデータサービス制御モジュール222はS218段階で証券取引プログラム20を終了させる。またW−PBX連動サーバ116はS220段階でW−PBX110の位置情報確認機能236により移動通信端末112が構内無線ネットワーク100から離脱したことを確認し、S222段階で証券取引サーバ126にこれを知らせて移動通信端末112の使用者をログアウトさせる。
図13は第3応用例のデータサービスのためのネットワーク構成図であり、ホテルを構内無線ネットワーク領域にする構内無線ネットワーク100で移動通信端末にルームサービスをデータサービスとして提供する例として、前述した図1のデータサービスサーバ118としてルームサービスを提供するためのルームサービスサーバ128がLAN120に接続されることを示したものであり、W−PBX連動サーバ116は図示せずに省略した。
このような第3応用例において前述した図3の応用プログラム224としてルームサービスプログラムが移動通信端末にインストールされ、W−PBX110の処理は前述した図10と同様であり、移動通信端末の処理は図14に示したように800〜830段階で遂行される。
図2及び図3のような移動通信端末が構内無線ネットワーク100の外部から図13の移動通信端末112,114のように構内無線ネットワーク100に進入すると、W−PBX110で放送される構内ネットワーク認識信号を受信することにより、構内無線ネットワーク100を認識するようになる。このように構内無線ネットワーク100内に進入したことを認識した移動通信端末の図2に示したMPU200は、図14の800段階から802段階に進行してW−PBX110に位置登録メッセージを送信する。
以後、804段階でW−PBX110から構内無線ネットワーク進入通知を受信し、806段階でデータサービス制御モジュール222が応用プログラム224であるルームサービスプログラムを実行させる。ルームサービスプログラムは808段階でネットワーク接続モジュール226を実行させ、W−PBX110のデータチャネルを通じてルームサービスサーバ128に接続するようになり、810段階でルームサービスサーバ128から使用者に必要なデータを獲得してディスプレイ装置210を通じてルームサービス画面をディスプレイする。以後、812段階で使用者によりルームサービスが実行されたか否かに応じて814段階、または826段階に進行する。この時、ルームサービスが実行された場合には826段階に進行する。これとは異なり、ルームサービスが実行されない場合には、814段階でデータチャネル接続を解除した後、816〜820段階でルームサービスプログラムが終了されたか否か、ルームサービスが実行されたか否か、移動通信端末が構内無線ネットワーク100から離脱したか否かを検査する。
816〜820段階で移動通信端末の使用者により入力装置208を通じてルームサービスが実行されると、818段階から824段階に進行する。824段階でルームサービスプログラムはネットワーク接続モジュール226を実行させ、W−PBX110のデータチャネルを通じてルームサービスサーバ128に再接続し、826段階で使用者が要請するルームサービスに応じてルームサービスサーバ128と連動してルームサービスを実行する。
そして828〜830段階でルームサービス実行が終了されたか否かと、該当移動通信端末が構内無線ネットワーク100から離脱したか否かを検査する。この時、ルームサービス実行が終了されると、828段階から814段階に進行し、構内無線ネットワーク100から離脱した場合、830段階から822段階に進行してルームサービスプログラムを終了する。
また、816〜820段階でも構内無線ネットワーク100から離脱した場合、820段階から822段階に進行してルームサービスプログラムを終了し、移動通信端末の使用者によりルームサービスプログラム終了が選択された場合にも816段階から822段階に進行してルームサービスプログラムを終了する。
上述したように第3応用例では、移動通信端末加入者がホテル内に進入すると、ルームサービス機能が自動的に実行され、その後、移動通信端末加入者がホテルから離脱すると、ルームサービス機能が自動的に終了されるので、移動通信端末を使用して便利にルームサービスを利用できるようになる。
上述したような第3応用例のルームサービスに対する理解を助けるために、ルームサービスのシナリオの一例を図15として提示した。図15で前述した図12と同一の構成要素に対しては同一の参照符号を付与した。そして移動通信端末112のルームサービスプログラム30は図3の応用プログラム224に対応し、ルームサービスメイン画面32、ルームサービス要請画面34はルームサービスプログラム30のデータサービス実行モジュール230の実行により提供される。
上述したような図15に示した移動通信端末112の使用者が移動通信端末112を携帯し、構内無線ネットワーク100に進入すると、移動通信端末112はW−PBX100の構内ネットワーク認識/進入通知信号送信機能232に応じて送信される構内ネットワーク認識信号を構内ネットワーク認識/進入通知信号受信機能244によりS300段階で受信するようになる。
これによってS302段階で構内ネットワーク認識/進入通知信号受信機能244がデータサービス制御モジュール222に構内ネットワーク認識信号の受信を知らせると、S304段階でデータサービス制御モジュール222はルームサービスプログラム30を実行させる。この実行されたルームサービスプログラム30がS306段階でネットワーク接続モジュール226を実行させ、S308段階でW−PBX110のデータ通信モジュール238と接続してデータチャネルを確保してデータ通信ができるようにする。そしてルームサービスプログラム30はS310段階でルームサービスサーバ128から移動通信端末112の使用者に必要なデータを獲得してルームサービスメイン画面32をディスプレイする。以後、ルームサービスプログラム30は移動通信端末112の使用者によりルームサービス要請画面34に移動してS312段階でルームサービスサーバ128と連動してルームサービスを実行する。
一方、移動通信端末112が構内無線ネットワーク100から離脱する場合、移動通信端末112に構内ネットワーク認識信号がこれ以上受信されないようになる。すると、構内ネットワーク認識/進入通知信号受信機能244が構内ネットワーク認識信号が受信されないことをS314段階でデータサービス制御モジュール222に知らせ、それによってデータサービス制御モジュール222はS316段階でルームサービスプログラム30を終了させる。
図16は第4応用例のデータサービスのためのネットワーク構成図であり、新聞社、放送会社、企業体、公共施設などの特定区域を構内無線ネットワーク領域にする構内無線ネットワーク100でリアルタイムニュースサービスをデータサービスとして提供する例として、前述した図1のデータサービスサーバ118としてリアルタイムニュースサービスを提供するリアルタイムニュースサーバ130がLAN120に接続されることを示したものであり、W−PBX連動サーバ116は図示せずに省略した。またリアルタイムニュースサーバ130は通信社のニュースサーバのように源泉ニュースを提供する外部ニュースサーバ132とIPネットワーク106を通じて連動することができる。
このような第4応用例において前述した図3の応用プログラム224としてリアルタイムニュースプログラムが移動通信端末にインストールされ、W−PBX110の処理は前述した図10と同様であり、移動通信端末の処理は図17に示したように900〜930段階で遂行される。
図2及び図3のような移動通信端末が構内無線ネットワーク100の外部から図16の移動通信端末112,114構内無線ネットワーク100に進入すると、W−PBX110から放送される構内ネットワーク認識信号を受信することにより、構内無線ネットワーク100を認識するようになる。
このように構内無線ネットワーク100内に進入したことを認識した移動通信端末の図2に示したMPU200は、図17の900段階から902段階に進行してW−PBX110に位置登録メッセージを送信する。以後、904段階でW−PBX110から構内無線ネットワーク進入通知を受信し、906段階でデータサービス制御モジュール222が応用プログラム224であるリアルタイムニュースプログラムを実行させる。
リアルタイムニュースプログラムは908段階でネットワーク接続モジュール226を実行させ、W−PBX110のデータチャネルを通じてリアルタイムニュースサーバ130に接続するようになり、910段階でリアルタイムニュースサーバ130からニュース情報を獲得してディスプレイ装置210を通じてリアルタイムニュース画面をディスプレイする。
以後、912段階で使用者が所望するリアルタイムニュースサービスが実行されたか否かに応じて914段階、または926段階に進行する。この時、リアルタイムニュースサービスが実行された場合には926段階に進行する。
これとは異なり、リアルタイムニュースサービスが実行されない場合には914段階でデータチャネル接続を解除した後に、916〜920段階でリアルタイムニュースプログラムが終了されたか否か、リアルタイムニュースサービスが実行されるか否か、使用者が予め指定した時間が経過したか否か、移動通信端末が構内無線ネットワーク100から離脱したか否かを検査する。
916〜920段階で移動通信端末の使用者によりリアルタイムニュースサービスが実行されるか、リアルタイムニュースプログラムで指定された時間が経過した場合には、918段階から924段階に進行する。924段階で、リアルタイムニュースプログラムはネットワーク接続モジュール226を実行させ、W−PBX110のデータチャネルを通じてリアルタイムニュースサーバ130に再接続し、926段階でリアルタイムニュースサーバ130と連動してリアルタイムニュースサービスを実行する。
ここで、使用者がリアルタイムニュースサービスを実行しなかったが、指定された特定時間が経過した場合にデータチャネルを接続してリアルタイムニュース画面をさらにディスプレイすることはニュース内容を更新するためのものである。以後、928〜930段階でリアルタイムニュースサービス実行が終了されたか否か、該当移動通信端末が構内無線ネットワーク100から離脱したか否かを検査する。この時、リアルタイムニュースサービス実行が終了されると、928段階から914段階に進行し、構内無線ネットワーク100から離脱した場合には930段階から922段階に進行してリアルタイムニュースプログラムを終了する。
そして916〜920段階でも構内無線ネットワーク100から離脱した場合、920段階から922段階に進行してリアルタイムニュースプログラムを終了し、移動通信端末の使用者によりリアルタイムニュースプログラム終了が選択された場合にも916段階から922段階に進行してリアルタイムニュースプログラムを終了する。
上述したように第4応用例では、移動通信端末加入者が新聞社、放送会社、企業体、公共施設などを訪問すると、リアルタイムニュースサービス機能が自動的に実行され、その後、移動通信端末加入者が該当区域から離脱すると、リアルタイムニュースサービス機能が自動的に終了されるので、移動通信端末を使用して便利にリアルタイムニュースサービスを利用できるようになる。
上述したような第4応用例のリアルタイムニュースサービスに対する理解を助けるために、リアルタイムニュースサービスのシナリオの一例を図18として示した。図18で前述した図12と同一の構成要素に対しては同一の参照符号を付与した。そして移動通信端末112のリアルタイムニュースプログラム40は図3の応用プログラム224に対応し、リアルタイムニュース画面42、その他のニュース画面44はリアルタイムニュースプログラム40のデータサービス実行モジュール230の実行により提供される。
上述したような図18に示した移動通信端末112の使用者が移動通信端末112を携帯し、構内無線ネットワーク100に進入すると、移動通信端末112はW−PBX100の構内ネットワーク認識/進入通知信号送信機能232に応じて送信される構内ネットワーク認識信号を構内ネットワーク認識/進入通知信号受信機能244によりS400段階で受信するようになる。
これによってS402段階で構内ネットワーク認識/進入通知信号受信機能244がデータサービス制御モジュール222に構内ネットワーク認識信号の受信を知らせると、S404段階でデータサービス制御モジュール222はリアルタイムニュースプログラム40を実行させる。この実行されたリアルタイムニュースプログラム40がS406段階でネットワーク接続モジュール226を実行させ、S408段階でW−PBX110のデータ通信モジュール238と接続してデータチャネルを確保してデータ通信ができるようにする。
そしてリアルタイムニュースプログラム40はS410段階でリアルタイムニュースサーバ130から移動通信端末112の使用者に必要なニュースデータ、即ち使用者が予め指定しておいたカテゴリのニュースデータを獲得してリアルタイムニュース画面42をディスプレイする。この時、リアルタイムニュースプログラム40は移動通信端末112の使用者の要請によりリアルタイムニュースサーバ130を通じて外部ニュースサーバ132から源泉ニュースを受けて使用者に見せることもできる。またリアルタイムニュースプログラム40はS412段階で移動通信端末112の使用者により選択されるその他のニュースデータをリアルタイムニュースサーバ130から獲得して見せることもできる。
一方、移動通信端末112が構内無線ネットワーク100から離脱する場合、移動通信端末112に構内ネットワーク認識信号がこれ以上受信されないようになる。すると、構内ネットワーク認識/進入通知信号受信機能244は構内ネットワーク認識信号が受信されないことをS414段階でデータサービス制御モジュール222に知らせ、それによってデータサービス制御モジュール222はS416段階でリアルタイムニュースプログラム40を終了させる。
上述した本発明の詳細な説明では具体的な実施形態について説明したが、本発明の範囲を外れない限り多様な変形が可能なことはもちろんである。特に、本発明の実施形態ではデータサービス応用プログラムを移動通信端末が構内無線ネットワークに進入するとき自動実行し、当該構内無線ネットワークから離脱するようになると、自動終了することだけではなく、実際データサービスを実行する場合にのみ構内無線ネットワークとデータチャネル接続する例を挙げたが、これらは必要に応じて選択的に適用されることができる。このような選択的適用はログイン/ログアウト機能に対しても同様である。また、また構内無線ネットワークに登録されている移動通信端末加入者のみにデータサービスを提供する例を挙げたが、該当するデータサービス機能を設けた移動通信端末加入者であれば登録にかかわらず提供することもできる。したがって、本発明の範囲は説明した実施形態に局限して定められてはいけないし、特許請求の範囲だけでなく、この許請求の範囲と均等なものにより定められなければならない。
本発明に係るデータサービスのためのネットワーク構成図。 本発明を適用可能な移動通信端末のブロック構成図。 本発明に係るデータサービスのための移動通信端末のソフトウェアブロック構成図。 本発明に係るW−PBXのデータサービス処理フローチャート。 本発明に係る移動通信端末のデータサービス処理フローチャート。 第1応用例のデータサービスのためのネットワーク構成図。 第1応用例の移動通信端末のデータサービス処理フローチャート。 第1応用例のデータサービスシナリオ例示図。 第2応用例のデータサービスのためのネットワーク構成図。 第2応用例のW−PBXのデータサービス処理フローチャート。 第2応用例の移動通信端末のデータサービス処理フローチャート。 第2応用例のデータサービスシナリオ例示図。 第3応用例のデータサービスのためのネットワーク構成図。 第3応用例の移動通信端末のデータサービス処理フローチャート。 第3応用例のデータサービスシナリオ例示図。 第4応用例のデータサービスのためのネットワーク構成図。 第4応用例の移動通信端末のデータサービス処理フローチャート。 第4応用例のデータサービスシナリオ例示図。

Claims (21)

  1. 構内無線ネットワークで移動通信端末に少なくとも一つのデータサービスを提供するためのデータサービス方法において、
    前記移動通信端末が前記構内無線ネットワークに進入すると、移動通信端末の所定のデータサービス機能に該当する応用プログラムを自動的に実行する段階と、
    前記移動通信端末が前記構内無線ネットワークから離脱すると、前記応用プログラムを自動的に終了する段階を含み、
    前記移動通信端末の応用プログラムを自動的に実行する段階は、前記データサービスを実行するために前記構内無線ネットワークに係るデータチャネルを通じてデータサービスサーバに接続する段階を含み、
    また、前記データチャネルを解除する段階と、
    該データチャネルを解除した後、前記応用プログラムを終了させるための前記移動通信端末の使用者による終了命令を検査する段階と、
    前記終了命令がない場合に前記使用者による前記データサービス実行を検査する段階と、
    前記データサービス実行に応じて構内無線ネットワークに係る一つのデータチャネルを通じて前記データサービスサーバに接続する段階と、
    前記使用者が前記データサービスを終了するまで、または前記移動通信端末が前記構内無線ネットワークから離脱するまで、前記データサービスを実施する段階を含み、
    さらに、前記データチャネルを解除する段階の前に、前記移動通信端末が前記データサービスサーバにログインするログイン処理を遂行する段階を含み、
    ログイン処理は、
    該ログイン処理が成功したか否かを決定する段階と、
    ログイン処理が成功した場合に、実行されている前記応用プログラムに対応する画面を前記移動通信端末のディスプレイ装置にディスプレイする段階と、
    前記ディスプレイした画面に対応するデータサービスを実行するか否か前記移動通信端末の使用者による決定を待つ段階と、
    前記ディスプレイした画面に対応する前記データサービスを実行しないことが前記使用者により決定されると、データチャネルを解除する段階とを含むデータサービス方法。
  2. 前記データサービスは、前記構内無線ネットワークに登録された移動通信端末加入者のみに提供される請求項1記載のデータサービス方法。
  3. 前記応用プログラムの自動実行は、前記移動通信端末の加入者が設定、解除することができる請求項1記載のデータサービス方法。
  4. 多数のデータサービスそれぞれに対して、前記応用プログラムの自動実行を、前記移動通信端末の加入者が設定、解除することができる請求項1記載のデータサービス方法。
  5. 前記使用者が前記データサービスを終了すると、前記構内無線ネットワークに係るデータチャネルを解除する段階に復帰する段階をさらに含む請求項1記載のデータサービス方法。
  6. 前記データサービスは、メッセンジャーサービス、証券取引サービスのうちのいずれかである請求項1記載のデータサービス方法。
  7. 前記移動通信端末が構内無線ネットワークに進入すると、前記移動通信端末の応用プログラムを自動的に実行する段階は、
    前記構内無線ネットワークに係るW−PBXにより送信された構内ネットワーク認識信号に応答して、前記構内無線ネットワークに進入したことを前記移動通信端末が認識する段階と、
    前記移動通信端末が前記構内無線ネットワークへの進入を認識すると、前記移動通信端末から前記W−PBXに位置登録メッセージを送信する段階と、
    前記移動通信端末が前記構内無線ネットワークに登録されていると、前記位置登録メッセージに応答して前記W−PBXから構内無線ネットワーク進入通知を前記移動通信端末に提供する段階とを含み、
    前記構内無線ネットワーク進入通知に応答して前記移動通信端末の前記応用プログラムを自動的に実行する請求項1記載のデータサービス方法。
  8. 前記ログイン処理が成功したか否かを決定する段階の後、
    該ログイン処理が失敗した場合に、ログイン画面をディスプレイし、ログイン情報の使用者入力を待機する段階と、
    前記応用プログラムを終了させるための前記使用者による終了入力を検査する段階と、
    前記終了入力があった場合に、前記応用プログラムを終了する段階と、
    前記終了入力がない場合に、前記ログイン画面に応答して前記使用者から入力されるログイン情報によりログインを試行する段階とを含み、
    前記ログイン処理が成功したか否かを決定する請求項1記載のデータサービス方法。
  9. 前記ログイン処理遂行後にログインが成功した場合に、前記使用者から前記応用プログラムの終了入力があると、前記データサービスサーバからログアウトする段階と、
    前記データサービスサーバからログアウトした後に、前記応用プログラムを終了する段階と、をさらに含む請求項1記載のデータサービス方法。
  10. 前記応用プログラムがメッセンジャープログラム、データサービスがメッセンジャーサービス、データサービスサーバがメッセンジャーサーバであり、前記データサービスを実行するか否か前記移動通信端末の使用者による決定を待つ段階の後、前記データサービスを実行することが決定されると、
    前記メッセンジャーサーバにメッセージ送受信を要請する段階と、
    該メッセージ送受信を実施する段階と、をさらに含む請求項1記載のデータサービス方法。
  11. 内無線ネットワークに動通信端末が進入すると、該移動通信端末が、前記構内無線ネットワークに係るW−PBXによる構内無線ネットワーク進入通知に応じて自動実行されるように予め定められたデータサービス機能に該当する応用プログラムを自動的に実行し、
    前記構内無線ネットワークから前記移動通信端末が離脱すると、該移動通信端末が、前記応用プログラムを自動的に終了して、
    前記W―PBXを利用する前記構内無線ネットワークで前記移動通信端末に少なくとも一つのデータサービスを提供するためのデータサービスシステムにおいて、
    LANを通じて前記W−PBXに接続され、W−PBXを通じて前記移動通信端末に前記データサービスを提供するデータサービスサーバを備え、
    前記移動通信端末は、前記応用プログラムが実行されると、前記データサービスサーバにログインし、前記用プログラムが終了されると、前記データサービスサーバからログアウトし、
    さらに、前記移動通信端末は、前記データサービサーバにログインした後に前記W−PBXとのデータチャネル接続を解除し、また、データサービス終了後に前記W−PBXとのデータチャネル接続を解除し、
    前記LANを通じて前記W−PBXに接続され、前記構内無線ネットワークに進入して前記応用プログラムが実行されている前記移動通信端末に対する他の移動通信端末からのデータサービス実行要請に応答し、該データサービス実行要請を前記被要請移動通信端末に通知することを前記W−PBXに要請するW−PBX連動サーバをさらに備え、
    前記W−PBXは、前記被要請移動通信端末に対するデータサービス実行要請の通知要請を前記W−PBX連動サーバから受信すると、前記被要請移動通信端末に前記データサービス実行要請を通知するデータサービスシステム。
  12. 前記データサービスは前記構内無線ネットワークに登録された前記移動通信端末加入者のみに提供される請求項11記載のデータサービスシステム。
  13. 前記応用プログラムの自動実行は、前記移動通信端末の加入者が設定、解除することができる請求項11記載のデータサービスシステム。
  14. 前記データサービスサーバは、メッセンジャーサーバのうちのいずれか1に対応する請求項12記載のデータサービスシステム。
  15. 前記移動通信端末は、
    前記構内無線ネットワーク進入通知に応じて前記応用プログラムを自動的に実行し、前記移動通信端末が前記構内無線ネットワークから離脱すると、前記応用プログラムを自動的に終了するデータサービス制御モジュールと、
    前記移動通信端末の加入者により実行可能な前記応用プログラムと、
    前記W−PBXにデータチャネル接続をするためのネットワーク接続モジュールと、を備えるマイクロプロセッサを有し、
    前記応用プログラムが、
    前記ネットワーク接続モジュールを通じて前記データサービスサーバに接続して所定のデータサービスを実行するデータサービス実行モジュールと、
    前記データサービス制御モジュールと連動し、前記ネットワーク接続モジュールと前記データサービス実行モジュールを動作させる連動APIと、をもつ請求項11記載データサービスシステム。
  16. 前記マイクロプロセッサは、前記構内無線ネットワーク進入通知を受信し、これに応答して前記応用プログラムを自動的に実行するようにデータサービス制御モジュールを制御するネットワーク認識/進入通知受信機能を備える請求項15記載のデータサービスシステム。
  17. 前記応用プログラムがメッセンジャープログラム、データサービスがメッセンジャーサービス、データサービスサーバがメッセンジャーサーバであり、
    前記メッセンジャープログラムは、実行されると、移動通信端末に記憶されたログイン情報を使用しデータチャネルを通じて前記メッセンジャーサーバにログインを試み、
    前記移動通信端末は、前記メッセンジャープログラムにより試行されたログインが失敗すると、前記加入者によるログイン情報入力のために利用されるログイン画面をディスプレイするディスプレイ装置をさらに備える請求項11記載のデータサービスシステム。
  18. 前記メッセンジャープログラムは、前記メッセンジャーサーバへのログインが成功した場合にはメッセンジャー画面をディスプレイ画面にディスプレイし、メッセージ通信を検査してメッセージが通信されなければ前記データチャネルを解除する請求項17記載のデータサービスシステム。
  19. 前記W−PBXは、前記移動通信端末が前記構内無線ネットワークから離脱すると、前記W−PBX連動サーバを通じて前記データサービスサーバに前記移動通信端末の構内無線ネットワーク離脱を通知し、前記データサービスサーバは、この通知に応答して前記移動通信端末に対するログアウトを遂行する請求項11記載のデータサービスシステム。
  20. 前記被要請移動通信端末に対するデータサービス実行要請の通知は、SMSにより遂行される請求項11記載のデータサービスシステム。
  21. 前記被要請移動通信端末に対するデータサービス実行要請の通知は、要請側の移動通信端末との通信許可が前記被要請移動通信端末に予め設定されているときにのみ遂行される請求項11または12記載のデータサービスシステム。
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