JP4008189B2 - 管とマンホールとの接続部を可撓化する方法および該方法の実施に使用する装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信線や電力線の既設ケーブル管、既設の下水道管等からなる管と、既設マンホールとの接続部を可撓化する方法およびその実施に使用される装置に関し、特に、互いに接続された下水道管及びマンホールに作用する活荷重や地震力をこれらの間で吸収することができるように前記接続部を改造するのに適する可撓化方法およびその実施に供される装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
わが国における下水道は近年目覚しい普及を遂げたが、耐用年数を越えて更新、改造、修理等を要するものがある。そればかりでなく、1995年初頭に発生した阪神大震災以後、既設下水道管の可撓化、とりわけマンホールとの接続部の可撓化が必要とされ、その実施が進められているとともに、なお各種の研究が進められている。
【0003】
一般に、接続部において、コンクリート管、プラスチック管、陶管等からなる下水道管はその開放端部を鉄筋コンクリート製マンホールに設けられた、該下水道管の外径よりわずかに大きい円形開口中に配置され、マンホールに接着材を介して剛的に結合されており、活荷重や地震力を受けて両者間に相対的運動が生じたとき、マンホールに比較して強度の小さい下水道管が容易に破壊される結果となる。
【0004】
このような既設の下水道管とマンホールとの接続部における可撓化を図るため、該接続部において下水道管とマンホールの躯体との間にそれらの相対運動を許す弾性変形可能の止水材料を配置することが提案されている。
【0005】
これを行うために先ず必要なことは、前記接続部において既設下水道管の開放端部の周りに所望の大きさの環状の隙間を形成することである。これは、マンホールの躯体に下水道管の開放端部を受け入れている前記円形開口よりさらに大きな開口を機械的に切削することによる。
【0006】
この切削のために必要なことは、切削作業に必要な全ての機械器具をマンホールの入口を経てその内部に搬入し、作動させることである。わが国におけるマンホールの最も一般的な入口内径は600mmであるから、その機械器具はこのように小径の入口を通して搬入できるものでなければならない。
【0007】
また、下水道は一定長さで成形された多数の管が接続されて成るため、管同士の接続部がマンホールから数メートル以上離れている場合もあれば、それに近接している場合もある。後者の場合、マンホールに接続されている管は短いため、該管の外周で前記切削を行った場合、該管は切削作業中に不安定化し、隣接する管との接続が断たれ、後に厄介な作業が生じるおそれがある。このため、マンホールに接続されている管が短いとき、前記切削に先立って、該短い管を隣接する長い管にそれらの端部間で固定する必要がある。
【0008】
これまでに提案されている方法は、上記要件の全てを満たすものではなかったため、主としてマンホール周りで道路面から下水道管まで掘り下げる開削方式(オープンカット)を採用し、マンホール外からの作業によって可撓化を行うほかなかった。しかし、この方式では、作業時間、交通事情等による制限があり、特別な地域での可撓化工事を可能にするものであるに過ぎない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の目的は、マンホール内に作業用の機械器具を搬入し、これを作業者がマンホールの内外で操作することによって、管とマンホールとの接続部における可撓化を可能にすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ケーブル管や下水道管のような既設管とマンホールとの接続部を可撓化する方法であって、必要に応じて前記マンホールの底版を前記管の開放端部の下方位置まで掘り下げ、周方向に複数個に分解可能であるコンクリートコアカッターを分解状態で前記マンホール内にその入口を通して搬入し、該マンホール内で組み立てた前記コンクリートコアカッターにより前記マンホールの躯体を切削して前記管の周りに環状の間隙を形成し、該間隙に弾性変形可能の止水材料を配置することを特徴とする。
【0011】
より具体的には、必要に応じて前記マンホールの底版を掘り下げ、前記管の開放端部内に芯出し装置を配置した後、前記マンホール内に分解搬入されかつ組み立てられた前記コンクリートコアカッターとこれを回転させるカッター駆動装置とを支持する案内ロッドをその一端において前記芯出し装置によりまたその他端において前記接続部の反対側で前記マンホールの壁または該マンホールに接続された他の管に反力を担わせてジャッキにより回転しないように支持し、次に、前記案内ロッドの上方に該案内ロッドと平行に配置されかつ前記マンホールの内壁に支持された液圧装置により前記コンクリートコアカッター及び前記カッター駆動装置を前記案内ロッドの軸線に沿って運動させるとともに、前記駆動装置を作動させてコンクリートコアカッターを回転させ、これにより前記環状の間隙を形成し、該間隙に前記止水材料を配置する。
【0012】
前記マンホール内に分解状態で搬入されかつ前記マンホール内で組み立てられた前記コンクリートコアカッターとこれを回転させるカッター駆動装置とは、案内装置を介して、前記マンホールの底版上に設置してもよい。
【0013】
前記マンホールへの開放端部を有する前記管がこれに隣接する管より短いときは、前記切削による間隙の形成に先立ち、前記管を前記隣接する管に固定する。前記止水材料としてシリコーンを用いることができる。
【0014】
前記環状の間隙を形成するための装置は、前記コンクリートコアカッターと、該コンクリートコアカッターを回転させる駆動手段と、前記コンクリートコアカッター及び前記駆動手段を支持しかつ前記管の軸線の延長上を案内する手段と、前記コンクリートコアカッター及び前記駆動手段を前記案内手段に沿って運動させる手段とを備える。
【0015】
前記駆動手段は液圧装置からなり、前記案内手段は前記管の開放端部内に配置される芯出し装置と、一端が該芯出し装置にまた他端が前記マンホールの内壁または前記他の管に反力を担わせるジャッキに回転しないように支持された案内ロッドとからなり、また、前記運動手段は前記案内ロッドの上方にこれと平行に配置された液圧装置からなる。前記案内手段については、これを前記マンホールの底版上に支持された一対の案内ロッドからなるものとすることができる。さらに、前記マンホールの底版上に設けたベースを含むものとすることができる。また、前記案内手段は下方に伸びる軸を備えることができ、これにより、前記ベースは前記案内手段を前記軸の周りに回転可能に支持することができる。
【0016】
前記芯出し装置は、例えば、外筒部材と、該外筒部材の内側に同軸的に配置されかつ該外筒部材に連結された、該外筒部材より長い、角形の中央開口が設けられた端面を有する内筒部材と、該内筒部材の端部に固定されかつその半径方向に伸びる、前記管の端面に当接可能の端部を有する少なくとも1つのストッパー部材と、前記外筒部材の下側面又は上側面の一方に沿って配置されかつ前記外筒部材に固定されたスペーサ部材と、該スペーサ部材の反対側で前記外筒部材の外周面に形成された、該外筒部材と前記管の内周面との間に楔部材を受け入れるための少なくとも1つの円弧状の斜面とを含む。該斜面は前記楔部材の受け入れ方向に前記外筒部材と前記管の内周面との間を狭くする傾きを有する。
【0017】
本発明の間隙形成装置は、さらに、前記接続部に開放端部を有する前記管がこれに隣接する管より短いとき、前記管を前記隣接する管に固定する管固定治具を備えるものとすることができる。
【0018】
前記管固定治具は、前記短い管及びこれに隣接する管の内壁に接触しかつこれらの軸線方向へ伸びる2つの円形断面のロッドがそれぞれ各側端部付近に該側端部に沿って配置された上方板部材及び下方板部材と、上下に前記上方板部材及び下方板部材が配置されたねじジャッキとを含むもの、あるいは、前記短い管及びこれに隣接する管の内壁に接触する少なくとも3つの板部材と、各板部材に接続され前記管の半径方向へ伸びるスペーサー部材と、前記スペーサ部材のうちの2つのスペーサ部材に載置されまた残りのスペーサ部材に貫通して接続された、前記管の軸線と同じ方向に延びる軸線を有する筒部材と、該筒部材内に配置され前記残りのスペーサ部材に取り付けられた液圧ジャッキとを含み、前記3つの板部材は、前記筒部材の軸線が前記管の軸線と同一線上にあるよう各板部材の前記スペーサ部材を介して前記筒部材を支持するときに、前記液圧ジャッキが前記残りのスペーサ部材を介して前記筒部材を前記管に固定し、前記2つのスペーサ部材は取り外し可能になるものとすることができる。
【0019】
前記間隙形成装置は、さらに、前記接続部近くで前記管(特に下水道管)を密閉するパッカーを含むものとすることができる。
【0020】
【発明の作用および効果】
本発明によれば、ケーブル管や下水道管のような既設管とマンホールとの接続部を可撓化するに際し、周方向に複数個に分解可能であるコンクリートコアカッターを分解状態で前記マンホール内にその入口を通して搬入し、前記マンホール内で組み立てることにより、前記マンホール内での前記コンクリートコアカッターの使用と、これを用いての前記管の周りへの環状の間隙の形成とを行うことができる。
【0021】
したがって、前記接続部の可撓化を行うのに、前記マンホール周辺での路面下地盤の掘削を必要としない。また、このため、地域の如何、すなわち市街地であると住宅地であるとを問わず可撓化作業を行うことができ、作業能率を高めかつ作業コストを低減することができる。
【0022】
前記管が前記マンホールの底版の高さ位置で開放している場合には、前記マンホール内への前記コンクリートコアカッターの搬入に先立ち、前記マンホールの底版を前記管の開放端部の下方位置まで予め掘り下げる。これにより、前記管の周りへの環状間隙の形成を行うべく、前記コンクリートコアカッターを前記管の軸線の延長線上に配置することができる。
【0023】
前記間隙の形成に当たり、必要に応じて前記マンホールの底版を掘り下げた後、分解状態で前記マンホール内にその入口を通して搬入しかつ該マンホール内で組み立てた前記コンクリートコアカッターとこれを回転させるカッター駆動装置とを案内装置を介して前記マンホールの底版上に設置することにより、前記マンホール内の所定位置に前記コンクリートコアカッターを位置決めることができる。また、前記案内装置に設けられた液圧装置により前記コンクリートコアカッター及び前記カッター駆動装置を前記案内ロッドの軸線に沿って運動させるとともに、前記駆動装置を作動させてコンクリートコアカッターを回転させることにより前記マンホールの躯体を切削して前記管の周りに環状の間隙を形成することができる。
【0024】
これに代えて、前記管の開放端部内に芯出し装置を配置し、前記コンクリートコアカッターとこれを回転させるカッター駆動装置とを支持する案内ロッドをその一端において前記芯出し装置によりまたその他端において前記接続部の反対側で前記マンホールの壁または該マンホールに接続された他の管に反力を担わせてジャッキにより回転しないように支持することによっても、前記マンホール内の所定位置に前記コンクリートカッターを位置決めることができる。
【0025】
また、前記案内ロッドの上方に該案内ロッドと平行に配置されかつ前記マンホールの内壁に支持された液圧装置により、前記コンクリートコアカッター及び前記カッター駆動装置を前記案内ロッドの軸線に沿って運動させるとともに、前記駆動装置を作動させてコンクリートコアカッターを回転させることにより、前記管の周りに前記環状の間隙を形成することができる。
【0026】
これによれば、前記コンクリートコアカッターが案内ロッドを介して前記マンホール内に宙づり状態で支持されることから、前記コンクリートコアカッターを前記マンホールの底版上に支持する場合と比べて、前記コンクリートコアカッターと前記マンホールの底版との間の間隔が小さく、このため、前記底版の掘り下げ深さを小さいものとし、これに要する労力および時間の節減を図ることができる。
【0027】
前記管が下水道管からなる場合には、前記マンホール内への前記コンクリートコアカッターの搬入に先立ち、前記下水道管を例えばパッカーを用いて密閉すれば、供用中の下水道管を流れる汚水をせき止めた状態で作業を行うことができる。
【0028】
また、前記接続部に開放端部を有する前記管がこれに隣接する管より短いとき、前記切削による間隙の形成に先立ち、前記管を前記隣接する管に固定することにより、前記間隙の形成作業に伴う管相互の相対移動とこれに伴う分離とを未然に防止することができる。
【0029】
前記止水材料としてシリコーンを用いることができる。これによれば、シリコーンの液状物を前記環状の間隙に流し込み、その固化物をもって前記間隙を埋めることができる。
【0030】
前記環状の隙間を形成するための装置は、前記コンクリートコアカッターと、該コンクリートコアカッターを回転させる駆動手段と、前記コンクリートコアカッター及び前記駆動手段を支持しかつ前記管の軸線の延長上を案内する手段と、前記コンクリートコアカッター及び前記駆動手段を前記案内手段に沿って運動させる手段とを含む。
【0031】
前記駆動手段は前記液圧装置からなり、前記案内手段は前記芯出し装置と前記ジャッキとにより非回転的に支持された前記案内ロッドからなり、また、前記運動手段は液圧装置からなるものとすることができる。他の案内手段として、前記マンホールの底版上に支持された一対の案内ロッドとすることができる。
【0032】
また、前記案内手段をベースを介して前記マンホールの底版上に該案内手段に設けた、下方に伸びる軸の周りに回転可能に支持するときは、特にマンホールに接続された複数の管がそれぞれ放射状に伸びている場合、1の管の周りへの前記環状の間隙を形成した後、前記案内手段を回転させてこれを他の管に向けることにより、該他の管の周りへの環状間隙の形成作業を開始することができ、このための前記間隙形成装置全体の据え付け直しを不要とすることができる。
【0033】
前記芯出し装置は、その外筒部材を前記管内に挿入するとき、前記外筒部材のスペーサ部材を介して、前記外筒部材内の内筒部材の中央開口が前記管と同軸に配置される。前記芯出し装置は、これを前記管に挿入し、その内筒部材から半径方向へ伸びるストッパー部材が前記管の開放端面に当たるまで押し進めることにより、前記管内の所定位置に配置することができる。
【0034】
前記芯出し装置は、前記外筒部材の斜面と前記管の内周面との間に楔部材を打ち込むことにより、前記管に固定することができる。前記内筒部材の角形の前記中央開口は、これに前記案内ロッドの端部が挿入されるとき、該案内ロッドをその軸線の周りに回転しないように支持する。
【0035】
前記接続部に開放端部を有する前記管がこれに隣接する管より短いときのため、前記間隙形成装置は、前記管を前記隣接する管に固定する管固定治具を備えるものとすることができる。
【0036】
前記管固定治具によれば、これを前記短い管からその内部に挿入し、該管とこれに隣接する管との境界まで移動させた後、前記ねじジャッキを回して両板部材を移動させこれらの相互間隔を増大させることにより、上下の両板部材のロッドを両管の内壁に押し付けることができ、これにより、前記短い管を隣接の管に固定し、前記短い管を隣接の管に対して折れ曲がり状態とならないように真直ぐな状態に維持することができる。前記ロッドはこれらが円形断面を有することから、両管の内壁を傷めることなく、また、これらの内壁に対して線接触をする。
【0037】
他の管固定治具によれば、これを両管の境界位置に配置した後、その液圧ジャッキを伸長動作させることにより、1の板部材を両管の内壁に押し付けることができ、これにより、他の2つの板部材をも両管の内壁に押し付けることができ、これにより、両管をこれらの軸線方向に伸びるように維持することができる。この治具は、スペーサ部材の長さ寸法を選択することにより、異なる半径を有する管に適用することができる。
【0038】
前記接続部近くで行う前記下水道管の密閉はパッカーを用いて行うことができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
図1および図2を参照すると、地中に設置され互いに相対する2つの下水道管10,12が、それぞれ、これらの開放端部14において、地中に埋設されたマンホール16に接続され、該マンホール内に開放している。
【0040】
各下水道管10,12はコンクリート管、プラスチック管、陶管等からなる。マンホール16は、その側壁を規定するコンクリート製の躯体18と、コンクリート製の底版20とを有する。
【0041】
下水道管の開放端部14は、マンホールの躯体18の下部に設けられた円形開口22に受け入れられかつ接着剤(図示せず)で躯体18に固定されており、これにより、マンホールの躯体18に取り付けられまた接続されている。
【0042】
下水道管は、マンホールの躯体18の下部に取り付けられる図示の外、これよりも上方の高さ位置で取り付けられている場合がある。また、1つのマンホールに3以上の下水道管が接続されている場合がある(図21参照)。
【0043】
本発明は、各下水道管10,12とマンホール16との接続部24、すなわち各下水道管の開放端部14とマンホールの躯体18との相互接続部の可撓化を図るために適用される。
【0044】
本発明は、前記下水道管とマンホールとの接続部の可撓化のほか、例えば通信線や電力線のようなケーブルが通されたケーブル管とマンホールとの接続部の可撓化についても、同様に適用することができる。
【0045】
以下、マンホール16に対する一方の下水道管10の接続部24について本発明を適用した例を代表的に説明する。
【0046】
接続部24の可撓化は、マンホール16の入口(図示せず)を通して該マンホール内にコンクリートコアカッター26を搬入し(図1および図2参照)、次いでコンクリートコアカッター26によりマンホールの躯体18を切削し、これにより下水道管10の周り(より詳細には下水道管10の開放端部14の周り)に環状の間隙27を形成し(図3および図4参照)、その後、間隙27に弾性変形可能の止水材料(図示せず)を配置することにより行う。
【0047】
コンクリートコアカッター26は、下水道管10の口径の大きさよりわずかに大きい内径を有するものが選択される。
【0048】
コンクリートコアカッター26は、後述するように、その周方向に複数個に分解可能であるため、マンホール16の入口の口径より大きい内径を有する場合にあっても、これを分解することにより、前記入口を経てのマンホール16内への運び入れが可能である。
【0049】
また、マンホールの躯体18は、通常、その入口よりも大きい内径を有するため、マンホール16内でのコンクリートコアカッター26の組立を容易に行うことができる。
【0050】
コンクリートコアカッター26による躯体18の切削は、コンクリートコアカッター26を下水道管10の軸線の延長上に配置し(図1および図2)、該軸線に沿ってコンクリートコアカッター26を下水道管10に向けて進めかつ前記軸線の周りに回転させる(図3および図4)ことにより行う。
【0051】
図示の例では、コンクリートコアカッター26を下水道管10に対して該下水道管の軸線の延長上に配置すべく、マンホール16内へのコンクリートコアカッター26の搬入に先立ち、マンホールの底版20が下水道管の開放端部14の下方位置まで掘り下げられている。
【0052】
ただし、下水道管の開放端部14がマンホールの躯体18の下部ではなくこれよりも上方の位置で開放しているとき、より詳細には、下水道管の開放端部14がその軸線の延長上にコンクリートコアカッター26を配置することができる高さ位置で開放しているときは、底版20の掘り下げを要しない。
【0053】
マンホールの躯体18を切削するためのコンクリートコアカッター26は、図5〜図7にその詳細を示すように、リング状部材28と、該リング状部材に周方向へ分離可能に連結された筒状のカッター躯体30とを含む。
【0054】
コンクリートコアカッター26は、コンクリートコアカッター26を回転させるための後記駆動手段60と、コンクリートコアカッター26およびその駆動手段60のための後記案内手段70と、これらを案内手段70に沿って運動させるための後記運動手段102と共に、接続部24の可撓化に必要な環状の間隙27を形成するための間隙形成装置をなす。
【0055】
リング状部材28は、カッター躯体30をその軸線の周りに回転させるための駆動手段60に接続される。
【0056】
リング状部材28は、円形の中央開口32を有する中央部33とこれに連なるフランジ部34とを有する。フランジ部34は、リング状部材28の外周縁を規定する
リング状部材の中央開口32には、コンクリートコアカッター26の使用の際、後記案内手段70の一部を成す後記案内ロッド74が通される。中央開口32を規定する中央部33はフランジ部34より大きい肉厚を有し、中央部33とフランジ部34との間に円筒面からなる段差部分が存する(図7参照)。
【0057】
他方、カッター躯体30は、その周方向に分離可能に連結された複数の躯体部分36からなる。
【0058】
各躯体部分36は全体にL形の断面形状を有し、その半径方向へ伸びる一端部38と、その軸線方向へ伸びる他端部39とを有する。他端部39は自由端42(図6)を有し、自由端42にはその周方向へ間隔を置いて多数のビット40が配置されている。カッター躯体30のビット40は、これらが、マンホールの躯体18が規定する内壁面に押し付けられかつ回転力を与えられるとき、マンホールの躯体18に切削作用を及ぼす。
【0059】
各躯体部分36の一端部38は、リング状部材のフランジ部34と部分的に重なり合いかつ該フランジ部とその周りの中央部33との前記段差部分に突き当たっている。
【0060】
躯体部分36は、前記段差部分への当接により周方向へ互いに整列され、また、複数のボルト46によりリング状部材28に分離可能に連結されている。ボルト46は、互いに重なり合う一端部38とリング状部材のフランジ部34とに設けられたねじ穴44(図7)にねじ込まれている。
【0061】
また、周方向に互いに隣接する2つの躯体部分36同士は、これらの一端部38の表面に設けられた一対のブラケット48のボルト穴に通されたボルト・ナット50により分離可能に連結されている。
【0062】
躯体部分36同士は、さらに、これの周囲を取り巻く例えば鋼製の帯状部材52により互いに締め付けられている。帯状部材52の両端部は、それぞれ、躯体部分の他端部39を貫通する一対のリベット(図示せず)により該他端部に固定されている。複数の躯体部分36は、前記リベットの除去および帯状部材52の取り外しにより、分離・分解が可能である。
【0063】
各躯体部分36は、その他端部39が規定する外周面上に設けられ周方向へ伸びる凹溝53を有する。帯状部材52は前記凹溝内に配置されており、これにより、帯状部材52が躯体部分36の外周面上に突出せず、コンクリートコアカッター26がその軸線の周りに回転されマンホール16を切削するときの障害とならないようにされている。
【0064】
互いに隣接する躯体部分36同士の相互連結は、帯状部材52による締め付けに代えて、または、これと共に、例えばボルト54を用いて行うことができる(図8)。
【0065】
ボルト54は、一方の躯体部分36の他端部39と、該他端部の内周面に固定され、他方の躯体部分36に向けて周方向へ伸びかつ該躯体部分と重なり合う板部材56に設けられたねじ穴58に螺合され、これにより、両躯体部分36が相互に締結されている。
【0066】
ボルト54は、ビット40の厚さ(カッター躯体30の直径方向に関する長さ寸法)より小さい長さ寸法を有する。このため、ボルト54の一部(この例ではボルト54の頭部)がビット40よりも前記直径方向における外方に突出せず、切削時における障害とならない。
【0067】
したがって、コンクリートコアカッター26はこれよりも大きさの小さいリング状部材28と個々の躯体部分36とに分解し、これらのそれぞれを例えばクレーンで吊り下げてマンホール16の入口からその内部に搬入することができ、また、搬入後、これらをマンホール16内で組み立てることができる。
【0068】
ビット40として、好ましくは、ダイヤモンドチップを選択、使用する。
【0069】
カッター躯体30の前記自由端に沿って点在する複数のビット40は、下水道管10の外径よりもわずかに大きい内径を有する。このため、下水道管10の周りにビット40の前記厚さ寸法に相当する幅寸法を有する環状の切削跡を生じさせることができる。
【0070】
図示の例では、カッター躯体30を構成する躯体部分36の数量が4であるが、躯体部分36の数量は、躯体部分36がマンホール16の入口を通過し得る最大の大きさを考慮して、例えば、2、3又は5以上に定めることができる。
【0071】
コンクリートコアカッター26をマンホール16内に搬入した後、コンクリートコアカッター26と、これを回転させる駆動手段すなわちカッター駆動装置60とをマンホール16内に支持する(図1および図2参照)。
【0072】
カッター駆動装置60は、油圧モータのような液圧装置62を含み、液圧装置62は減速歯車機構64に接続されている。
【0073】
コンクリートコアカッター26は、そのリング状部材28を介して、減速歯車機構64に接続されている。リング状部材28は、その中央部33に設けられた複数の孔65を経て伸びかつ減速歯車機構64の大歯車66(図7)に螺合する複数のボルト68を介して、減速歯車機構64に固定されている。
【0074】
減速歯車機構64は、また、後記案内ロッド74の挿通を許す孔69を有する。孔69は、案内ロッド74の横断面形状と同一の角形(例えば六角形)の横断面形状を有する。
【0075】
好ましくは、リング状部材28をコンクリートコアカッター26から分離して、減速歯車機構64に予め固定しておき、後にカッター躯体の躯体部分36をリング状部材28に取り付け、ボルト46で固定することにより、コンクリートコアカッター26の組立を行う。
【0076】
カッター駆動装置60は、カッター躯体の躯体部分36と同様に、クレーンで吊持しながら、マンホール16の入口を通して該マンホール内に搬入することができる。
【0077】
コンクリートコアカッター26およびカッター駆動装置60は、これらの案内手段70をもって、下水道管10の軸線の延長に沿って案内可能にマンホール16の底版の上方空間に支持する。
【0078】
案内手段70は、下水道管の開口端部14内に配置された芯出し装置72と、案内ロッド74とからなる。案内手段70もまたクレーンで吊持する間にマンホール16の入口を通してその内部に搬入し、設置することができる。
【0079】
図9および図10に示すように、芯出し装置72は、外筒部材76と、該外筒部材の内側に同軸的に配置された内筒部材78とを含む。
【0080】
外筒部材76は、下水道管10の内径よりわずかに小さい外径を有し、内筒部材78は外筒部材76より小さい外径を有する。
【0081】
内筒部材78は、その両端部において、一対の板部材80を介して、外筒部材76に連結されている。
【0082】
内筒部材78は外筒部材76より大きい長さ寸法を有し、その一端部が外筒部材76の一端部から突出し、マンホール16内に伸びている。内筒部材78の前記一端部は、角形(例えば六角形)の中央開口82が設けられた端面83を有する。
【0083】
内筒部材78の前記一端部には一対の棒状のストッパー部材84が固定されている。
【0084】
両ストッパー部材84は、内筒部材78の一端部の外周面からその半径方向へ互いに反対側へ伸び、その端部(自由端)が下水道管10の内周面と外周面との間で終端している。このため、各ストッパー部材84の端部は下水道管10の端面に当接可能である。
【0085】
このことから、芯出し装置72をその両ストッパー部材84が開放端部14の管端に当たるまで該開放端部内に挿入することにより容易に下水道管10内に配置することができる。
【0086】
また、各ストッパー部材84は、開放端部14の周りに間隙27を形成する際、コンクリートコアカッター26の軸線方向移動の妨げとならず、マンホールの躯体18の切削の邪魔にならない。ストッパー部材84の数量は、図示の例に代えて、1または3以上とすることができる。
【0087】
芯出し装置72は、また、外筒部材76の下側面に沿って配置されかつ外筒部材76に固定された一対のスペーサ部材86と、両スペーサ部材86の反対側で外筒部材76の外周面に形成された、外筒部材76と下水道管の開放端部14の内周面との間に楔部材88を受け入れるための2つの円弧状の斜面90とを有する。斜面90は楔部材88の受け入れ方向に外筒部材76と下水道管10の開放端部14の内周面との間を狭くする傾きを有する。
【0088】
スペーサ部材86は外筒部材76を開放端部14内にこれと同軸に位置決め、また、斜面90に沿って打ち込まれた楔部材88はこれと開放端部14および斜面90との間に生じる摩擦力により外筒部材76を開放端部14に固定する作用をなす。
【0089】
スペーサ部材86および斜面90は、それぞれ、その設置数量を少なくとも1つとすることができる。単一の場合には、スペーサ部材86および斜面90をそれぞれ外筒部材76の上下の位置に配置する。また、スペーサ部材86および斜面90の配置位置については、図示の例とは逆にしてもよい。
【0090】
案内手段70の一部をなす案内ロッド74は、芯出し装置72の角形の中央開口82に合致し、これに挿入可能である角形(例えば六角形)の横断面形状を有する。
【0091】
案内ロッド74は、芯出し装置72とマンホール16の内壁を規定する躯体18とにより支持されている。案内ロッド74はコンクリートコアカッター26の中央開口32および減速歯車機構の孔69を貫通して伸び(図7参照)、コンクリートコアカッター26とこれに接続されたカッター駆動装置60を案内ロッド74に沿って移動可能に支持する。
【0092】
案内ロッド74は、より詳細には、芯出し装置72の中央開口82に挿入された一端部92(図2)と、液圧ジャッキのような一対のジャッキ94を介してマンホール16の内壁を規定する躯体18に接する他端部96と、一端部92に設けられ芯出し装置の内筒部材78の端面83に接する鍔97とを有する。
【0093】
ジャッキ94として、前記液圧ジャッキに代えて、スクリュージャッキ(図示せず)を用いることができる。
【0094】
両ジャッキ94は、案内ロッドの他端部96の端面に固定され上下方向に伸びる板部材98に固定されている。伸長動作状態にあるジャッキ94のピストンロッドが板部材98を貫通し、板部材100に接している。板部材100は、他の下水道管12の管端に接しかつ上下方向へ伸びている。
【0095】
案内ロッド74は、その一端部において、芯出し装置の六角形の中央開口82に受け入れられ、また、その他端部においてマンホールの前記内壁に反力を担わせるジャッキ94を介して前記内壁に圧接しているため、その軸線の周りに回転しないように支持されている。このことから、カッター駆動装置60を作動させるとき、案内ロッド74がカッター駆動装置60の回転反力を担い、コンクリートコアカッター26の回転運動を保証する。
【0096】
マンホール16の前記内壁を反力支持体とする図示の例に代えて、下水道管12自体を反力支持体とすることができる。これには、例えば、下水道管12内に上下に伸びる1以上のジャッキを配置しかつこれらのジャッキを下水道管12の内壁に固定し、案内ロッド74の他端部とこれらのジャッキとの間にジャッキ94を配置し、あるいは、下水道管12の開放端面に接する板部材を配置しかつ該板部材と案内ロッド74との間にジャッキ94を配置することにより行う。
【0097】
コンクリートコアカッター26による躯体10の切削は、該コンクリートコアカッターとカッター駆動装置60とを、コンクリートコアカッター26のビット40がマンホール16の内壁に接するまで、下水道管10に向けて案内ロッド74の軸線に沿って運動させると共に、カッター駆動装置60を作動させてコンクリートコアカッター26を回転させることにより行う(図3および図4参照)。その結果、下水道管の開放端部14の周囲にビット40の幅寸法にほぼ等しい全体に環状の切削跡が生じる。
【0098】
その後、コンクリートコアカッター26およびカッター駆動装置60を反対方向へ運動させ、次いで、開放端部14の周面と前記切削跡との間に残る環状のコンクリート片101(図20参照)を切除する。その結果、前記コンクリート片の除去跡に環状の間隙27が現れる。
【0099】
間隙27への前記シリコーンの充填は、該充填に先立ち、間隙27内の奥部にスポンジのような詰物をした後に行う。これにより、間隙27から地盤中への前記シリコーンの流出を防止することができる。前記シリコーンの充填後、間隙27を例えばスポンジ材料やゴム質の材料で塞ぐ。
【0100】
環状の間隙27に配置される前記弾性変形可能の止水材料は、前記シリコーンに代えて、例えばリング状、帯状等のゴム製材料とすることができる。
【0101】
コンクリートコアカッター26およびカッター駆動装置60の前記案内ロッドに沿っての運動は、運動手段102により行う。
【0102】
運動手段102は、案内ロッド74の上方にこれと平行に配置された液圧ジャッキのような液圧装置104からなる。
【0103】
図示の例では、液圧装置104が細長いボックス106内に配置されている。
【0104】
ボックス106は、その一端において、下水道管10の直上でマンホール16の前記内壁に固定され、また、その他端において伸長動作状態にある液圧ジャッキ108を介して、マンホール16の反対側の内壁に圧接されており、これにより、マンホール16の躯体18に支持されている。液圧ジャッキ108に代えて、スクリュージャッキ(図示せず)を用いてもよい。
【0105】
液圧ジャッキ108はその一部であるシリンダがボックス106内に収容されかつ該ボックスに固定され、前記シリンダから伸びるピストンロッドがブロック109を介してマンホール16の前記内壁に接している。また、ボックス106にはその底面にその軸線方向へ伸びるスリット(図示せず)が設けられている。
【0106】
図示の液圧装置104は、互いに反対向きにかつ上下二段に配置された一対の液圧ジャッキ110,112からなる。両液圧ジャッキはこれらのシリンダにおいて互いに連結され、上段の液圧ジャッキ110のピストンロッドがボックス106の端部(下水道管10の側の端部)に固定されている。また、下段の液圧ジャッキ112のピストンロッドが、ボックス106の前記スリットを経て伸びる連結部材114を介して、カッター駆動装置60に連結されている。
【0107】
この液圧装置104の両液圧ジャッキは初め伸長状態にあり、これを収縮動作させるとき、両液圧ジャッキのシリンダが下水道管10の側へボックス106の底部上を滑動し、連結部材114が前記スリットに沿って移動する。これにより、カッター駆動装置60とコンクリートコアカッター26とが案内ロッド74に沿って運動する。
【0108】
なお、符号116,118は、各液圧装置における圧液の入口ポートおよび出口ポートを示す。また、両液圧ジャッキ110,112は、これらが伸長動作することによりカッター駆動装置60とコンクリートコアカッター26とがロッド74に沿って運動するように配置してもよい。
【0109】
ところで、下水道管10が比較的短いときは、その周りに環状の間隙27を形成したとき、下水道管10に傾きを生じ、これに隣接する下水道管13(図11および図13参照)との接続が解除されるおそれがある。
【0110】
これを防止するため、図11および図12に示すように、両下水道管10,13内のこれらの境界近傍に予め管固定治具120を配置することが望ましい。
【0111】
管固定治具120は、下水道管10,13の内壁に接触しかつこれらの軸線方向へ伸びる2つの円形断面のロッド122がそれぞれ各側端部付近に該側端部に沿って配置された上方板部材124及び下方板部材126と、上下に上方板部材124及び下方板部材126が配置されたねじジャッキ128とを含む。
【0112】
これによれば、ねじジャッキ128のねじ棒130をその軸線の周りに回転させることにより、下方板部材126に対して上方板部材124を上昇させ、ロッド122を両下水道管10,13の前記内壁に押し付けることができる。これにより、各ロッド122が両下水道管10,13の内壁に線接触する。その結果、短い下水道管10が下水道管13に固定され、両下水道管を真っ直ぐに維持し、短い下水道管10の傾斜移動を防止することができる。
【0113】
また、ねじジャッキ128はその上下方向高さを任意に変更することができるため、管固定治具120は種々の口径の下水道管に適用することができる。
【0114】
管固定治具の他の例131を、図13および図14に示す。
【0115】
この管固定治具131は、両下水道管10,13の内壁に接する少なくとも3つの板部材132と、各板部材132に接続され下水道管10,13の半径方向へ伸びるスペーサ部材134,136と、これらのスペーサ部材のうちの2つのスペーサ部材134に載置されまた残りのスペーサ部材136に貫通して接続された、下水道管10,13の軸線と同じ方向に延びる筒部材138と、該筒部材内に配置された、残りのスペーサ部材136に取り付けられた液圧ジャッキ140とを含む。3つの板部材132は、筒部材138の軸線が下水道管10,13の軸線と同一線上にあるよう各板部材132のスペーサ部材134を介して筒部材138を支持するときに、液圧ジャッキ140が残りのスペーサ部材136を介して筒部材138を下水道管10,13に固定し、2つのスペーサ部材134は取り外し可能になるものとすることができる。
【0116】
液圧ジャッキ140は、筒部材138の一端部に固定され上下方向へ伸びる板部材142に固定された板部材144であって筒部材138内をその他端部へ向けて伸びる板部材144上に載置されかつ固定され、上下方向へ伸びている。板部材144は、筒部材138の下部から上方へ伸びる他の板部材146に支持されている。また、筒部材138の他端部にも板部材142と同様の板部材148が固定され、これにより筒部材138が補強されている。
【0117】
この管固定治具131によれば、液圧ジャッキ140を伸長動作させるとき、1のスペーサ部材136に取り付けられた板部材132が上昇して、両下水道管10,13の内壁を押圧する。その結果、3つの板部材132をもって短い下水道管10が下水道管13に固定され、両下水道管を真っ直ぐに維持し、短い下水道管10の傾斜移動を防止することができる。
【0118】
各スペーサ部材134,136は、他の長さ寸法のものと取り替えることにより、管固定治具131を種々の内径の下水道管に適用することができる。
【0119】
図11および図13に示すように、マンホール内へのコンクリートコアカッター26の搬入に先立ち、接続部24の近くで、前記下水道管を密閉することが望ましい。
【0120】
図示の例では、管固定治具120,131の奥にパッカー150が配置され、下水道管13が密閉され、これによりマンホール16内への下水の流入が止められている。下水道管10が比較的長いときは、該下水道管内にパッカー150を配置することができる。
【0121】
コンクリートコアカッター26およびカッター駆動装置60を案内ロッド74を介して芯出し装置72とマンホールの躯体18とで支持することに代えて、これらを、案内装置152を介してマンホールの底版20上に支持し、これにより、下水道管10の軸線の延長上に配置することができる(図15ないし図18)。
【0122】
案内装置152は、ベッドとこれに支持された一対の案内ロッド158とを含む。
【0123】
前記ベッドは、掘り下げられた底版20上に下水道管10の軸線方向へ互いに間隔を置いて配置された一対の板状部材154と、両板状部材154を相互に連結する一対の連結部材156とからなる。両案内ロッド158は、両連結部材156の上方位置にこれと平行に配置されかつ両板状部材154に固定されている。
【0124】
前記ベッドの両板部材154と、マンホール16の互いに相対する壁面との間にそれぞれスペーサ160,162が配置され、また、前記ベッドの連結部材156にはその長手方向に向けて一対の液圧ジャッキ164が取り付けられている。両ジャッキ164は一方のスペーサ160に相対している。他方のスペーサ162は前記ベッドに固定されている。
【0125】
液圧ジャッキ164を伸長動作させてそのピストンロッドを一方のスペーサ160に押し付けることにより、両スペーサ160,162がマンホールの前記両壁面にそれぞれ押し付けられる。これにより、前記ベッドがマンホールの躯体18に固定されている。液圧ジャッキ164に代えて、スクリュージャッキ(図示せず)を用いることができる。
【0126】
コンクリートコアカッター26およびカッター駆動装置60は、板部材166を介して、両案内ロッド158に該案内ロッドに沿って移動可能に支持されている。板部材166はカッター駆動装置60を跨ぐように配置されかつこれに固定されている。
【0127】
板部材166に、コンクリートコアカッター26およびカッター駆動装置60を両案内ロッド158に沿って運動させるための一対の多段液圧ジャッキ168からなる液圧装置が支持されている。
【0128】
より詳細には、カッター駆動装置60の両側に配置された両液圧ジャッキ168のシリンダがそれぞれ板部材166に固定され、これらのピストンロッドの先端が他方のスペーサ162に固定されている。
【0129】
このことから、両液圧ジャッキ168を伸長動作させると、スペーサ162を反力支持体として、板部材166を介して、カッター駆動装置60と共にコンクリートコアカッター26が下水道管10に向けて、該下水道管の軸線の延長に沿って移動する。これにより、コンクリートコアカッター26のビット40をマンホールの躯体18に押し付けることができ、この間にカッター駆動装置60を作動させてコンクリートコアカッター26を回転駆動することにより、下水道管の開放端部14の周りに環状の間隙27が形成することができる(図17および図18参照)。
【0130】
なお、各板部材154の下に楔のようなキャンバー170を配置することにより、凹凸状態にある底版20の表面上に配置される前記ベッドの傾きを調整することができる。
【0131】
また、コンクリートコアカッター26およびカッター駆動装置60をマンホールの底版20上に支持するときは、マンホール16内の中空に支持する例(図1ないし図4に示す例)と比べて、底版20の掘り下げをより多く行う必要がある。
【0132】
前記間隙形成装置は、図19および図20に示すように、これが設置されたマンホールの底版20に対して回転可能のものとすることができる。
【0133】
図示の間隙形成装置は、図15〜図18に示すと同様の間隙形成装置と、該装置を底版20上に回転可能に支持するベース172とを含み、コンクリートコアカッター26およびその駆動装置60の案内手段である案内装置152がベース172上に載置されている。
【0134】
この例では、両スペーサ160,162がベース172とマンホールの内壁面との間に配置され、また、両液圧ジャッキ168がベース172に取り付けられており、両液圧ジャッキ168の伸長動作により、ベース172がマンホールの躯体18に固定される。
【0135】
案内装置152は軸174(図21)と、その両板部材154の底面に固定された平板部材176とを有する。軸174は、平板部材176のほぼ中央部からその下方に伸びている。
【0136】
他方、ベース172は、互いに相対する上下一対の平板部材178と、これらの平板部材に固定され互いに相対する一対の側板部材180とを有する。
【0137】
案内装置152の平板部材176はベースの上平板部材178に接しており、軸174は、ベースの上平板部材178に設けられた穴182を経て下方へ伸び、ベースの下平板部材178の上方位置で終端している。
【0138】
このことから、ベース172に対して案内装置152を軸174の周りに回転させ、これにより、コンクリートコアカッター26の向きを変えることができる。案内装置152の回転運動は例えば人力によって生じさせることができる。
【0139】
向きを変えられたコンクリートコアカッター26の回転後の位置は、後述するストッパ機構183により維持する。
【0140】
ベース172には前記ストッパ機構の一部をなす筒状部材184が取り付けられている。
【0141】
筒状部材184は両平板部材178間に配置されかつ上平板部材178に固定されている。筒状部材184は、これに設けられたフランジ186を貫通して伸びかつ上平板部材178に螺合するボルト188を介して固定されている。
【0142】
筒状部材184は、上平板部材の穴184より大きい内径を有し、穴184と整列し、また、軸174の周囲を部分的に取り巻いている。
【0143】
筒状部材184と軸174との間には、外リング190とこれに嵌合された内リング192とが配置され、また、内リング192の下端部外周にナット194が螺合され、該ナットが筒状部材184の下端に接している。
【0144】
外リング190および内リング192は、それぞれ、互いに接する楔面を規定する内周面および該周面を有する。外リング190は筒状部材184内周面に接する外周面を有し、また、内リング192は軸174の周面に接する内周面を有する。
【0145】
外リング190は、これを取り巻くO−リング196を介して、筒状部材184の内周面上に保持されている。また、ナット194は、外リング190の下端部にこれに対して回転可能に取り付けられている。
【0146】
このストッパ機構183によれば、ナット194を例えばレンチのような工具を用いて回すことにより、外リング190に対して内リング192を下降させることができ、このときの楔効果により、内リング192の内周面が軸174の周面に押し付けられる。その結果、内リング192が実質的に軸174の周面に固定され、軸174およびこれに連なる案内装置152を回転しないように維持することができる。
【0147】
この例の間隙形成装置は、マンホール16に接続され該マンホールに対してその放射方向へ伸びる複数の下水道管、図示の例では下水道管10と他の下水道管200についての可撓化のための間隙形成に特に有利である。
【0148】
この場合、前記間隙形成装置をその軸174の軸線が両下水道管10,200の軸線の交点を通る位置に設置する。これにより、下水道管10についての環状間隙の形成後、前記間隙形成装置を回転させてこれを下水道管200に向け、その回転位置を固定した後、前記したと同様にして、下水道管200についての環状間隙の形成作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マンホール内に設置されたコンクリートコアカッターを有する、一部断面を含む間隙形成装置の平面図である。
【図2】図1に示す装置の側面図である。
【図3】マンホールの躯体に環状の間隙を形成した状態における間隙形成装置の平面図である。
【図4】図3に示す状態の装置の側面図である。
【図5】コンクリートコアカッターをその一端部側から見た斜視図である。
【図6】コンクリートコアカッターをその他端部側から見た斜視図である。
【図7】カッター駆動装置に接続されたコンクリートコアカッターの縦断面図である。
【図8】カッター躯体の互いに隣接する躯体部分相互を連結する構造示す部分断面図である。
【図9】下水道管内に配置された芯出し装置の縦断面図である。
【図10】図9に示す芯出し装置の正面図である。
【図11】下水道管内に配置された管固定治具の側面図である。
【図12】図11に示す管固定治具の正面図である。
【図13】下水道管内に配置された他の例に係る管固定治具の側面図である。
【図14】図13に示す管固定治具の正面図である。
【図15】マンホール内に設置されたコンクリートコアカッターを有する、一部断面を含む他の例に係る間隙形成装置の平面図である。
【図16】図15に示す間隙形成装置の側面図である。
【図17】マンホールの躯体に環状の間隙を形成した状態における間隙形成装置の平面図である。
【図18】図17に示す状態の装置の側面図である。
【図19】マンホール内に設置された、一部断面を含む回転可能な間隙形成装置の側面図である。
【図20】回転操作後の状態における、図19に示す装置の平面図である。
【図21】図19に示す装置におけるストッパ機構の拡大断面図である。
【符号の説明】
10,14 下水道管およびその開放端部
16,18,20 マンホール、その躯体および底版
24 下水道管とマンホールとの接続部
26 コンクリートコアカッター
27 環状の間隙
28,30 リング状部材およびカッター躯体
36 カッター躯体の躯体部分
40 ビット
52 帯状部材
54 ボルト
60 カッター駆動装置
72 芯出し装置
74 案内ロッド
94 ジャッキ
102 運動手段
104 液圧装置
120,131 管固定治具
152 案内装置
174 軸
183 ストッパ機構
Claims (14)
- 既設の管とマンホールとの接続部を可撓化する方法であって、周方向に複数個に分解可能であるコンクリートコアカッターを分解状態で前記マンホール内にその入口を通して搬入し、前記マンホール内で組み立てた前記コンクリートコアカッターにより前記マンホールの躯体を切削して前記管の周りに環状の間隙を形成し、該間隙に弾性変形可能の止水材料を配置する、可撓化方法。
- 既設の管とマンホールとの接続部を可撓化する方法であって、前記管の開放端部内に芯出し装置を配置し、周方向に複数個に分解可能であるコンクリートコアカッターを分解状態で前記マンホール内にその入口を通して搬入し、前記マンホール内で組み立てた前記コンクリートコアカッターとこれを回転させるカッター駆動装置とを支持する案内ロッドをその一端において前記芯出し装置により、また、その他端において前記接続部の反対側で前記マンホールの壁または該マンホールに接続された他の管に反力を担わせてジャッキにより回転しないように支持し、次に、前記案内ロッドの上方に該案内ロッドと平行に配置されかつ前記マンホールの内壁に支持された液圧装置により前記コンクリートコアカッター及び前記カッター駆動装置を前記案内ロッドの軸線に沿って運動させるとともに、前記駆動装置を作動させてコンクリートコアカッターを回転させ、これにより前記マンホールの躯体を切削して前記管の周りに環状の間隙を形成し、その後、前記間隙に弾性変形可能の止水材料を配置する、可撓化方法。
- 既設の管とマンホールとの接続部を可撓化する方法であって、周方向に複数個に分解可能であるコンクリートコアカッターを分解状態で前記マンホール内にその入口を通して搬入し、前記マンホール内で組み立てた前記コンクリートコアカッターとこれを回転させるカッター駆動装置とを支持する案内装置を前記マンホールの底版上に設置し、次に、前記案内装置に設けられた液圧装置により前記コンクリートコアカッター及び前記カッター駆動装置を前記案内装置の軸線に沿って運動させるとともに、前記駆動装置を作動させてコンクリートコアカッターを回転させ、これにより前記マンホールの躯体を切削して前記管の周りに環状の間隙を形成し、その後、前記間隙に弾性変形可能の止水材料を配置する、可撓化方法。
- 前記マンホール内への前記コンクリートコアカッターの搬入に先立ち、前記マンホールの底版を前記管の開放端部の下方位置まで掘り下げる、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の可撓化方法。
- 前記切削による間隙の形成に先立ち、前記マンホールへの開放端部を有する前記管がこれに隣接する管より短いとき、該管を該隣接する管に固定する、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の可撓化方法。
- 前記止水材料はシリコーンである、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の可撓化方法。
- 既設の管とマンホールとの接続部を可撓化するために、前記マンホールに、前記管の周囲を取り巻く、弾性変形可能の止水材料が配置される環状の間隙を形成する装置であって、前記マンホール内にその入口を通して搬入するために周方向に複数個に分解可能でありかつ前記マンホールの躯体を切削して前記間隙を形成するために組立て可能であるコンクリートコアカッターと、該コンクリートコアカッターを回転させる駆動手段と、前記コンクリートコアカッター及び前記駆動手段を支持しかつ前記管の軸線の延長上を案内する手段と、前記コンクリートコアカッター及び前記駆動手段を前記案内手段に沿って運動させる手段とを含む、間隙形成装置。
- さらに、前記マンホールの底版上に設けたベースを含み、前記案内手段は下方に伸びる軸を備え、前記ベースは前記案内手段を前記軸の周りに回転可能に支持する、請求項7に記載の装置。
- 前記駆動手段は液圧装置からなり、前記案内手段は前記接続部における管の開放端部内に配置される芯出し装置と、一端が前記芯出し装置にまた他端が前記マンホールの内壁または該マンホールに接続された他の管に反力を担わせるジャッキに回転しないように支持された案内ロッドとからなり、また、前記運動手段は前記案内ロッドの上方にこれと平行に配置された液圧装置からなる、請求項7に記載の装置。
- 前記芯出し装置は、外筒部材と、該外筒部材の内側に同軸的に配置されかつ該外筒部材に連結された、該外筒部材より長い、角形の中央開口が設けられた端面を有する内筒部材と、該内筒部材の端部に固定されかつその半径方向に伸びる、前記管の端面に当接可能の端部を有する少なくとも1つのストッパー部材と、前記外筒部材の下側面又は上側面の一方に沿って配置されかつ前記外筒部材に固定されたスペーサ部材と、該スペーサ部材の反対側で前記外筒部材の外周面に形成された、該外筒部材と前記管の内周面との間に楔部材を受け入れるための少なくとも1つの円弧状の斜面とを含み、該斜面は前記楔部材の受け入れ方向に前記外筒部材と前記管の内周面との間を狭くする傾きを有する、請求項9に記載の装置。
- 前記駆動手段は液圧装置からなり、前記案内手段は前記マンホールの底版上に支持された一対の案内ロッドからなり、また、前記運動手段は前記案内ロッドの上方にこれと平行に配置された液圧装置からなる、請求項7に記載の装置。
- さらに、前記接続部に開放端部を有する前記管がこれに隣接する管より短いとき、該管を該隣接する管に固定する管固定治具とを含む、請求項7に記載の装置。
- 前記管固定治具は、短い管及び隣接する管の内壁に接触しかつこれらの軸線方向へ伸びる2つの円形断面のロッドがそれぞれ各側端部付近に該側端部に沿って配置された上方板部材及び下方板部材と、上下に前記上方板部材及び下方板部材が配置されたねじジャッキとを含む、請求項12に記載の装置。
- 前記管固定治具は、短い管及びこれに隣接する管の内壁に接する少なくとも3つの板部材と、各板部材に接続され前記管の半径方向へ伸びるスペーサー部材と、前記スペーサ部材のうちの2つのスペーサ部材に載置されまた残りのスペーサ部材に貫通して接続された、前記管の軸線と同じ方向に延びる軸線を有する筒部材と、該筒部材内に配置され前記残りのスペーサ部材に取り付けられた液圧ジャッキとを含み、前記3つの板部材は、前記筒部材の軸線が前記管の軸線と同一線上にあるよう各板部材の前記スペーサ部材を介して前記筒部材を支持するときに、前記液圧ジャッキが前記残りのスペーサ部材を介して前記筒部材を前記管に固定し、前記2つのスペーサ部材は取り外し可能になる、請求項12に記載の装置。
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