JP2020139364A - 既設管路の改築工法 - Google Patents

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Masaaki Nakano
正明 中野
広治 西田
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広治 西田
和田 浩治
Koji Wada
浩治 和田
英二 森長
Eiji Morinaga
英二 森長
孝司 片山
Koji Katayama
孝司 片山
桂三 吉田
Keizo Yoshida
桂三 吉田
恭司 小森
Kyoji Komori
恭司 小森
卓司 安田
Takuji Yasuda
卓司 安田
智之 上田
Tomoyuki Ueda
智之 上田
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Motohiko Yahagi
元彦 矢萩
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Koji Yamamoto
浩二 山本
吉住 中谷
Yoshizumi Nakatani
吉住 中谷
洋 須藤
Hiroshi Sudo
洋 須藤
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Abstract

【課題】既設管路の新規な改築を提案する。【解決手段】30m程度のマンホールM1、M2間の既設管路Aを改築する。破砕刃(固定刃)12と可動刃61の一方又は両者を有する先導管11を内外管18、19を継ぎ足しながら推進し、その推進による破砕刃と可動刃の既設管aの押圧・挟圧・切断破砕によって既設管を破砕する。破砕片a’は内管18内に回収される。この作用を発進側のマンホールM1から到達側のマンホールM2まで行う。既設管路Aの管aの破砕回収が終われば、内管18を破砕ガラa’と共に回収する。その回収後、既設管路の直線性を測定し、直線性が出ていれば、新管を装填して新管路を構築し、直線性が出ていない場合、直線性がでるように旧管路を掘削して直線性を出した後、その旧管路に新管を装填して新管路を構築する。外管19で新設管路が構成し得る場合は前記新管の装填は止める。【選択図】図9

Description

この発明は、老朽化した埋設既設管路を開削せずに新たな管路に改築する工法、及びその工法に使用する既設管の破砕装置に関するものである。
上下水道、ガス等のライフラインとして地中に埋設されている管(以下、「既設管」と称する。)は経年劣化が進み、耐用年数を超えた既設管(以下、その既設管から成る管路を「既設管路」と称する。)は、適宜に新たな管(以下、「新管」と称する。)に更新する必要がある(以下、その更新した新管から成る管路を「新設管路」と称する。)。
その既設管路の新設管路への改築工法として、埋設している地盤を開削して行うことが考えられるが、通常、下水道等の管路は道路下に埋設されており、開削によってその道路を通行止めにする場合が多い。交通量の多い今日、その通行止めは好ましくない。
このため、改築しようとする既設管路の一端に発進立坑を形成するとともに、その発進立坑から所要距離を隔てて(既設管路の他端に)到達立坑を形成し、前記発進立坑から到達立坑に至る既設管路の既設管をカッターヘッドで破砕し、その破砕した管破砕片(破砕ガラ)をスクリュウで除去するとともに、除去した孔に新管を装填して新設管路を構築する技術が提案されている(特許文献1段落0018〜同0046,図1〜図2等参照)。
特開2010−150887号公報
上記従来の既設管路の改築工法は、立坑を形成するコストがかかる上に、カッターヘッドやスクリュウ等が大型の機械となっており、それらを持ち込む発進立坑や到達立坑も大きなものとなっている。このため、改築作業が大がかりとなり、コスト的に問題となる。
また、通常、下水管路などにおいては、所定間隔にマンホールが形成されており、そのマンホールを上記立坑に代用することが考えられる。しかし、通常のマンホールの大きさは、1号入孔の内径:ほぼ900mm径程度であり、上記カッターヘッドやスクリュウ等の大型の機械を搬入することができない。
特に、例えば、道路下に施設された人孔(マンホール)間延長30m程の下水管の改築は、上記立坑を形成して行うにはコスト的に問題となり、開削が考えられる。しかし、その枝管路、例えば、下水枝管も道路下に施設されており、開削時、その道路を通行止めにする必要がある。このため、コスト面から、上記マンホールを利用して改築を行いたい。
この発明は、以上の実状の下、マンホールを使用し得る従来にない既設管路の改築工法及びそれに使用する既設管破砕装置を提供することを課題とする。
上記課題を達成するため、この発明は、押圧によって、既設管を、可動刃による切断によって破砕したり、切削ローラ(ローラ刃)等による切り溝によって破砕したりすることとしたのである。
可動刃による切断破砕やローラ刃による切り溝形成破砕は、マンホール等の狭いスペースに搬入し得る前記可動刃やローラ刃を移動させる駆動機、例えば、能力:30Ton(トン)程度の油圧ジャッキであればその移動を行うことができて、前記スペース内に搬入することができる。油圧ジャッキ等の押圧手段は、小型化が可能であるからである。
既設管は、陶管、塩ビ管(塩化ビニール製管)やヒューム管、鋼管等の種々の管が対象である。埋設既設管は数十年を経てかなり劣化しているからである。既設管の大きさとしては、種々の大きさが考えられるが、内径:200〜300mm程度以下をこの発明の対象とするのが好ましい。大径になると、大型の機器によらなければ破砕できない場合が多いからである。
この発明に係る改築工法の具体的な構成としては、地中に埋設された既設管路の改築工法であって、前記既設管路をなす既設管の端面から前記既設管に移動体を移動させ、その移動に伴って移動体周囲のローラ刃(ローラビット)によって既設管にその長さ方向の切り溝を形成し、この作用によって、既設管路の一端から他端まで前記切り溝を形成してその既設管路をなす各既設管を破砕し、その破砕した破砕片を回収して、その破砕片を回収した既設管路が存在していた部位に新設管路を構築する構成を採用する。
この構成において、上記ローラ刃によって既設管の内面にその長さ方向の切り溝を形成し、この作用によって、既設管路の一端から他端まで切り溝を形成し、その切り溝を形成した既設管路の一端から他端まで移動体を移動させ、その移動に伴って移動体周囲のローラ刃によってその既設管路をなす各既設管の外面にその長さ方向の切り溝を形成し、これらの両切り溝の形成作用によって前記各既設管を破砕するようにすることができる。
このとき、直管部分と受口部分を有する既設管は、径が異なるため、異なる破砕手段を採用する必要があり、この構成によれば、直管部分は両面からの切り溝によって破砕し、受口部分は外面からの切り溝によって破砕することとなる。
この発明に係る改築工法の具体的な他の構成としては、地中に埋設された既設管路の改築工法であって、前記既設管路をなす既設管の端面から前記既設管に移動体を移動させ、その移動に伴う移動体周囲の可動刃の揺動によって既設管を切断破砕し、その破砕した破砕片を回収して、その破砕片を回収した既設管路が存在していた部位に新設管路を構築する構成を採用する。
この発明に係る改築工法の具体的なさらに他の構成としては、地中に埋設された既設管路の改築工法であって、前記既設管路をなす既設管の端面から、可動刃と固定刃からなる破砕刃を管軸方向に移動させ、その移動による固定刃の既設管への押圧、及び前記移動による可動刃の揺動と固定刃の協働によって既設管を破砕し、その破砕した破砕片を回収して、その破砕片を回収した既設管路が存在していた部位に新設管路を構築する構成を採用する。
この発明に係る改築工法の具体的なさらに他の構成としては、地中に埋設された既設管路の改築工法であって、前記既設管路をなす既設管の端面から前記既設管に移動体を挿入し、その挿入に伴って移動体周囲のローラ刃によって既設管の内面にその長さ方向の切り溝を形成し、この作用によって、既設管路の一端から他端まで前記切り溝を形成し、その切り溝を形成した既設管路内に、破砕刃を管軸方向に移動させ、その移動による破砕刃の既設管への押圧によって既設管を破砕し、その破砕した破砕片を回収して、その破砕片を回収した既設管路が存在していた部位に新設管路を構築する構成を採用する。
以上の各構成の既設管路の改築工法において、上記既設管の破砕前に、既設管路内にスクリューフィーダを挿入し、そのスクリューフィーダによって既設管の破砕ガラの移動体の移動に伴う移動を阻止するようにすれば、破砕ガラが少なからず排出されるとともに、破砕ガラによって既設管路内が閉塞されることを防止できる。
新設管路の構築方法としては推進工法等を採用できる。その推進工法は、推進管の先端に掘進機を取り付け、地中を掘削しつつ、後方の油圧ジャッキ等で推し進めて、管を埋設する工法であり、地面を掘り起こして管を設置する「開削工法」に対するものである。この発明の場合、既設管路があるため、掘削機を使用せず、実施形態で示す先導管でその先頭推進管の代わりを行ったり、その先導管を使用せずに推進管を推し進めるたりするだけで新設管路を設けることもできる。
上記破砕刃、ローラ刃、可動刃等は移動体となる先導管に設けたものとし、その先導管内に上記既設管の端部を入れつつ、押圧・切削・切断破砕を行うようにすることができる。このようにすると、破砕した既設管の破砕ガラ(破砕片)が先導管内に納まるので、その回収が容易となる。
このとき、先導管を推進管を継ぎ足しながら推進し、その推進によって破砕刃等の既設管への押圧等を行うようにすれば、前記破砕ガラをその推進管内に導いて収納することができるため、破砕ガラの回収がより容易となる。前記継ぎ足された推進管は新設管路としたり、その継ぎ足された推進管をさや管とし、そのさや管内に新設管路を構築するようにしたりすることができる。
また、上記推進管を内外の2重管により構成し、その内管で上記先導管を押圧し、その後、内管が進行した距離分、外管を進行させるようにすれば、内管に周面摩擦抵坑がかかり難いため、先導管の移動が円滑である。
通常、上下水道等の流体管路は自然流下するように2〜3‰(パーミリ)程度の落差勾配を設けるのが一般的であり、また、直線性(直進性)を持たせる場合がある。しかし、既設管路は、経年によって直線性が維持されていない場合がある。このため、この既設管路の改築前や、改築作業中の適宜な時に、既設管路の直線性を測定し、直線性が出ていれば、上記継ぎ足された推進管を新設管路とし、直線性が出ていなければ、破砕ガラを回収後、上記継ぎ足された推進管を引き抜きながら、推進工法で新設管路を構築したり、既設管路を掘削して直線性を出したりした後、新設管路を構築することもできる。
上記既設管路の改築工法に使用する既設管破砕装置としては、種々の物が考えられるが、例えば、円環状先導管と、その先導管の内外面周囲に設けた破砕刃、切削ローラ(ローラ刃)、可動刃とを有し、前記先導管を、既設管の管軸方向に移動させて、前記破砕刃等により、既設管の端面に押圧・切削・切断等して既設管端部を破砕する作用を繰り返す駆動手段と、を有する構成のものとすることができる。
この構成において、上記破砕刃、切削ローラ、可動刃等は、上記先導管の周囲に複数設けられて管軸方向前後にずれているものとすると、押圧に伴って、ずれている破砕刃等が順々に破砕作用を行うため、その作用が円滑である。
また、破砕刃を可動刃と固定刃からなるものとし、それらの移動による固定刃の既設管への押圧、及び前記移動による可動刃の揺動と固定刃の協働によって既設管を破砕するように構成することもできる。
この破砕装置は、先導管内に上記既設管の端部を入れつつ、上記押圧破砕を行うようにすれば、破砕ガラ(破砕片)が先導管内に入り込むため、そのガラの処理が容易となる。
このとき、上記のように、破砕刃等を有する先導管を推進管を継ぎ足しながら推進して既設管を破砕するようにする場合、その推進管内に上記破砕ガラも入り込んでその処理がし易くなる。また、前記推進管を内外の2重管により構成することができる。
この発明は、以上のように構成して、押圧により、その押圧・切削・切断等によって既設管を破砕するようにしたので、従来に無かった改築方法となる。
この発明に係る既設管路の改築工法の一実施形態を示し、(a)はその対象既設管路の作用概略図、(b)は同要部右側面図、(c)は同要部切断平面図 同実施形態の要部作用概略図 同実施形態の要部作用概略図 同実施形態の要部作用概略図 同実施形態の要部作用概略図 同実施形態の要部作用概略図 (a)〜(d)は同実施形態の要部作用概略平面図 同実施形態の要部作用概略図 同実施形態の作用概略図 同実施形態の作用概略図 同実施形態の作用概略図 同実施形態の先導管部分の切断正面図 同先導管部分の他例の切断正面図 この発明に係る既設管路の改築工法の他の実施形態の作用概略図 同実施形態の作用概略図 同実施形態の作用概略図 同実施形態の作用概略図 同実施形態の作用概略図 同実施形態の作用概略図 図14のマンホールM1部分の作用概略図 図15のマンホールM1部分の作用概略図 図17のマンホールM1部分の作用概略図 同実施形態の切り溝装置を示し、(a)は側面図、(b)は正面図 同実施形態の先導管部分の切断正面図 同実施形態の先導管部分の他例を示し、(a)は切断正面図、(b)は右側面図 同実施形態の他の同要部作用概略平面図 同作用概略図 (a)、(b)は同要部作用概略平面図 同作用概略図 同作用概略図 (a)、(b)は同作用概略平面図 同作用概略図 同作用概略図 同作用概略図 同作用概略図
「実施形態1」
この実施形態の既設管路は、下水管である内径(口径):200〜250mmの塩ビ管製の既設管aからなり、この実施形態は、図1に示す、その管路の一対のマンホールM1、M2の間の約30m長さの道路(図中、GL.)下に埋設された管路Aを改築する場合である。このマンホールM1、M2は既設であって、内径:900mm程度であり、その中に破砕装置及び鋼管(推進管)等を装入する。図中、1はマンホール蓋、2はモルタル層、3は高さ調整リング、4は斜壁、5は足掛金具、6は直壁、7は踊り場、8は管取付壁、9は底版である。その各図の鎖線で示す、マンホール蓋1、モルタル層2、高さ調整リング3、斜壁4、足掛金具5、踊り場7等は、後述の元押装置20等が搬入できるように、適宜に撤去して搬入が可能なようにする。
破砕装置は、図1、図12に示すように、移動体となる円筒状の先導管11と元押装置20等からなる。先導管11は、円筒状鋼管からなってガイド12が設けられている。ガイド12の先導管11への取付位置は、先導管11の内周面、外周面等と任意であり、実験等によって適宜に設定する。実施形態では外周面に取り付けている。ガイド12の数は任意である。
ガイド12を固定刃(破砕刃)とした場合、その取付けは先導管11の管軸方向に段階的にずれて周方向等間隔に任意数設けることができる。そのとき、ガイド12の数、段数及びずれ度合いは現場の既設管路の敷設状況や管の種類等に基づいて適宜に設定する。
ガイド(破砕刃の場合も含む)12の先導管11への取付構造は、溶接やボルト止めが考えられるが、逆T字状のレール状固定部材を先導管11内面に固定し、その溝にガイド12を嵌め込み、ボルトによって取り替え自在に固定するようにすることができる。この実施形態においては、先導管11の端部にガイド12を嵌め込み溶接によって周囲等間隔に8枚固定している。
また、各ガイド12には、可動刃61が付設されて、この可動刃61によって切断作用を行う。このとき、ガイド12を破砕刃とすれば、その破砕刃12は固定刃となるとともに、押圧力でもって、既設管aを破砕(破壊)するとともに、可動刃61との協働による挟断作用によって既設管aを破砕する。可動刃61はガイド12以外の部材によって先導管11に取り付けることもできる。可動刃61は、押し込み時、既設管aの内面に当たらないようにその通常時の突出量を適宜に決定する。
可動刃61は、図12に示すノコ刃状や、図13に示す円弧刃状等の種々の形状を選択できる。この可動刃61は、先導管11に固定の筒状ケーシング62にピン63を介して揺動自在になっている。この揺動は複動型の油圧ジャッキ64によって行われる。油圧ジャッキ64はケーシング62に固定されて、到達坑(マンホールM2)からの油圧パイプ64aが連結されている。油圧ジャッキ64は、その伸縮ロッド65の先端がケーシング62内の摺動体66に固定され、その摺動体66がケーシング62内で筒軸方向に移動自在となっている。この摺動体66に可動刃61の端(前記ピン63の反対端)がピン61aによって揺動自在に連結されている。このピン61aは摺動体66に固定のピン68と揺動片67aで連結されている。
この構成において、油圧ジャッキ64のロッド65の伸縮によって、摺動体66が前後(同図左右)に動き、可動刃61は、矢印に示すように、揺動片67aを介しピン63を支点として外側に揺動(回動)したり、内側に揺動したりして既設管(ヒューム管)aに食い込んで切断する。このとき、ガイド12が破砕刃であれば、その破砕刃12も少なからず可動刃61と協働してその既設管aの破砕作用を行う。
油圧ジャッキ64は、図13鎖線に示すように、ケーシング62の後端に設けた有底円筒体69によってカバーすることができる。このとき、円筒体(カバー)69の外周面の適宜な個所にスペーサ69aを設けて円筒体69が既設管a内を円滑に追従移動し得るようにすることが好ましい。ケーシング62と円筒体69はカップリング(図示せず)を介して連結することができる。
先導管11の後部は、2重リング(筒)13、14が設けられ、その内側リング13は先導管11内に嵌っている。外側リング14はその内側リング13の外側に弾性体15を介して嵌り、突起14aによってそれ以上の嵌り込みが防止される。内外リング13、14の後部内面にはねじ13b、14bが形成されている。なお、突起13a、14aは先導管11に溶接によって固定され、内側リング13はその突起13a、14aに溶接によって固定されて、それら13a、14a、13は先導管11に一体となっている。
内外リング13、14には、それぞれ筒状の押圧ソケット16、17がねじ込み可能となっている。また、この内外リング13、14には、先導管11と同径の鋼管製外管19及び少し小径の鋼管製内管(推進管)18がねじ込み可能となっている。
元押装置20は、架台21上に油圧ジャッキ22がその軸方向に移動可能に支持されるとともに、その一端で回転(起伏)可能に設けられており、その元押装置20の軸方向長さは900mm以下としてマンホールM1内の底版9上に横置きできる大きさとなっている。油圧ジャッキ22の起伏(旋回)は両側に設けた旋回ジャッキ(図示せず)の伸縮によって行う。架台21は、油圧ジャッキ22や、マンホールM1の内壁との間に反力板やスペーサを介在可能の構成とする。
油圧ジャッキ22からはロッド23がその軸方向に進退可能となっているとともに、一端には基板24が設けられている。元押装置20には抜き差しピン23aが抜き差し可能に設けられて(図5参照)、この抜き差しピン23aを抜くことによって、油圧ジャッキ(本体)22が架台21に対して軸方向に移動可能となる。
油圧ジャッキ22に移動板26が軸方向に移動自在に設けられ、この移動板26の油圧ジャッキ22の周りには、5個の小型油圧ジャッキ25が等間隔に設けられている(図1(b)、図7参照)。この小型油圧ジャッキ25の数や間隔は任意である。この小型油圧ジャッキ25の伸縮ロッド25aが伸長すると、基板24に当接して小型油圧ジャッキ25を取り付けた移動板26が油圧ジャッキ22に沿って移動する。
なお、油圧ジャッキ22は能力30Ton程度であり、小型油圧ジャッキ25は5本合わせて能力30Ton程度である。
以上の構成の破砕装置によってこの既設管路Aの改築作用を、図1〜図11を参照して説明すると、まず、図1に示すように、発進坑及び到達坑となるマンホールM1、M2のインバート等の作業の邪魔となる部材や部分を撤去するとともに、両マンホールM1、M2内の整理(整備)を行う。また、既設管路AのマンホールM1、M2周りの地盤Wの地質改良を行う。その地質改良は、マンホールM1、M2それぞれから管軸方向に長さ1.6m程度とする。さらに、発進側となるマンホールM1の既設管路Aの周りに先導管11が入る程度を斫りとった孔Cを形成する(図2参照)。その孔Cの軸方向(既設管路Aの筒軸方向)長さは40cm程度とする。その孔Cの形成時、その孔C内の既設管aは各種の手段により破砕して除去する。
次に、発進側となるマンホールM1(図1(a)において右側)の底面に架台21及び元押装置20を設置する。その架台21等のマンホールM1への装入は、各種の吊り下げ機器(図示せず)によって吊り下ろすことによって行う。このとき、架台21等は横長のため、その横長方向を縦(上下方向)にして装入する。
続いて、図2に示すように、外側の押圧ソケット17を取り付けた先導管11(図12参照)を吊りフック等を介した吊り下げによってマンホールM1内に装入する。このとき、油圧ジャッキ22は起立させてその油圧ジャッキ22に先導管11を嵌める(図3)。その後、図4に示すように、油圧ジャッキ22を倒伏させて先導管11を孔Cに同一軸上として臨ませる。このとき、油圧ジャッキ64が邪魔になるため、その油圧ジャッキ64を外し先に下ろして管路A内に置き、その後、油圧ジャッキ22を倒伏させ、その後に、油圧ジャッキ64を先導管11等に装着する。油圧ジャッキ64を油圧ジャッキ22より後に下ろすこともできる。
その後、図5に示すように、ロッド23を伸長させて先導管11を孔C内に押し込む。この先導管11の押し込みは、小型油圧ジャッキ25の伸縮ロッド25aを伸長させて行うこともできる。このとき、ロッド23の先端とマンホールM1周壁の間にスペーサ27を介在し(図4参照)、基板24が押圧ソケット17の後端に当接することによって先導管11は押し込まれる。また、抜き差しピン23aを油圧ジャッキ22に差し込んで架台21に固定し、ロッド23の伸長時、油圧ジャッキ22が架台21上を移動しないようにする。さらに、押圧ソケット17の存在によって、その長さ分、先導管11を孔C内に押し込むことができるとともに、外側リング14の後端のねじ14bの損傷が防止される。
なお、油圧ジャッキ22を起伏させるのは、狭いマンホールM1内で先導管11などを受け取り・横向き設置を行うためである。
そのロッド23が全開長さまで伸長したら、固定用差し板鋼材23bを抜いてロッド23を10cm程度収縮させる。このとき、図5に示すように、油圧ジャッキ22のロッド23と内壁固定の反力鋼板23cとを固定用差し板鋼材23bで繋いで、油圧ジャッキ22が動かないようにする。繋がないと、油圧ジャッキ22が押し込んだ位置に留まってしまうからである。
その後、固定用差し板鋼材23bを反力鋼板23cから外し、必要があれば、反力鋼板23cとマンホールM1周壁の間にスペーサ27を介在し(図4参照)、ロッド23とスペーサ27の間に反力鋼板23cを介在してロッド23を伸長させて先導管11を少し(例えば、6cm程)押し込む。この押し込みは人によっても良い。この押し込み完了後、押圧ソケット17を外側リング14からねじ外す。また、架台21に溶接やボルト締めによって先導管11を仮止めして先導管11が動かないようにして、図6に示すように、ロッド23を引き戻しする(収縮させる)。
その後、図6に示すように、反力鋼板23cとスペーサ27を取り除き、油圧ジャッキ22を上向き回転し(起立させ)、押圧ソケット16、17を吊り上げて回収する(同図実線から鎖線)。続けて、上記とは異なり、両押圧ソケット16、17を取り付けた鋼管製内外管18、19を吊り下げによってマンホールM1内に装入し、油圧ジャッキ22にその内外管18、19を嵌める。その後、油圧ジャッキ22を倒してその内外管18、19を先導管11に臨ませる。このとき、架台21と先導管11の仮止めは開放する。
その内外管18、19が先導管11に臨めば、図7(a)から同(b)に示すように、ロッド23を適宜に伸長しつつ、内管18を先導管11の内側リング13に押圧ソケット16を介してねじ込み固定すると共に、同外管19を同外側リング14に押圧ソケット17を介してねじ込み固定する。
この後、図7(c)に示すように、小型油圧ジャッキ25のロッド25aを伸長させる。この伸長に伴い、内管18を介して先導管11が進行する。
その押し込み長さは、既設管aの破砕程度によって適宜に設定すれば良いが、例えば、塩ビ管であれば、5〜10cm程度とする。
また、外管19は、内管18の押し込みとともに移動したり、地盤Wとの抵坑によって移動しなかったりするが、弾性体15の伸長によって内外管18、19の間の閉塞は維持される。
その後、図7(d)に示すように、油圧ジャッキ22のロッド23を上記小型油圧ジャッキ25のロッド25aの伸長長さと同程度伸長させる。この伸長によって、弾性体15が収縮しつつ、外管19が押し込まれる。このとき、破砕作用は行わないため、地盤Wからの土圧(地下水圧)があってもその押し込みは可能である。
この内管18及び外管19の押し込み時、押圧ソケット16、17の存在によって、その長さ分、内外管18、19を押し込むことができるとともに、内外管18、19の後端のねじの損傷が防止される。
上記先導管11の小型油圧ジャッキ25による押し込みに同調(同期)して、油圧ジャッキ64を作動させて可動刃61によって既設管aを切断する。このとき、塩ビ管aは細かく破砕され難いため、通常、既設管(塩ビ管)aの長さ、例えば、3mの長さの破砕片a’となって、先導管11及び内管18内に収納される。破砕片a’の数は、可動刃61の周方向の数によって決定され、例えば、先導管11の周囲に3〜5枚の可動刃61があれば、一の既設管aに付、3〜5本の破砕片a’が生じる。この実施形態では、可動刃61が3枚のため、3本の破砕片a’が生じる。
なお、既設管aが直管部と受口部を有する物の場合、その径の相違から、可動刃61によって受口部を切断できない場合がある。このため、ガイド12を固定刃(破砕刃)とすれば、その可動刃61と固定刃12の剪断作用によって受口部を破砕することができる。このとき、固定刃12の押し切り作用は少なからず働く。
以上の、尺取り虫の動きと同様な、小型油圧ジャッキ25による押し込みと、油圧ジャッキ22による押し込み及び可動刃61による切断を繰り返して図7(d)に示す状態から、後行きの内外管18、19の内外押圧ソケット16、17がマンホールM1内に少し突出する状態(上記油圧ジャッキ22が全開長さまで伸長した状態)となれば、架台21に溶接やボルト締めによって外管19を仮止めする。この後、内外押圧ソケット16、17を内外管18、19からねじ外した後、ロッド23を引き戻しする(収縮させる)。
その後、油圧ジャッキ22を上向き回転し、上記と同様に、両押圧ソケット16、17を取り付けた内外管18、19を吊り下げによってマンホールM1内に装入し、油圧ジャッキ22にその内外管18、19(2番目の内外管)を嵌める。その後、油圧ジャッキ22を倒してその内外管18、19を先行き(1番目)の内外管18,19に臨ませる。このとき、外管19の架台21への仮止めは開放する。
その内外管18、19が先行きの内外管18、19に臨めば、同様に、ロッド23を適宜に伸長しつつ、内管18を先行きの内管18にねじ込み固定すると共に、外管19を先行きの外管19にねじ込み固定する。このとき、ねじ込み部分に遊びを持たせ、その部分にOリング(弾性体)を介在して外管19を屈曲可能とする。
この後、上記と同様に、尺取り虫の動きによって、押圧ソケット16、17を介して、小型油圧ジャッキ25による押し込みと、油圧ジャッキ22による押し込み及び可動刃61による切断を繰り返して(図7(c)、(d)参照)、図8に示すように、後行き(2番目)の内外管18、19の後端がマンホールM1内に少し突出する状態(上記油圧ジャッキ22が全開長さまで伸長した状態)となれば、架台21に溶接やボルト締めによって後行き(2番目)の外管19を仮止めする。このとき、上記のように、先導管11に突起13a、14aを介してリング13が一体化し、そのリング13に内管18がねじ込んで一体化されているため、外管19を架台21に仮止めすることによって先導管11の後退が阻止されて内管18が後方に押し戻されること(バッキング:BK)はない。
以上の、尺取り虫の動きと同様な、小型油圧ジャッキ25による押し込みと、油圧ジャッキ22による押し込みと、油圧ジャッキ64による可動刃61の揺動とを繰り返して図9に示すように、先導管11、内外管18、19の推進(押し込み)、既設管aの破砕を繰り返し、到達側のマンホールM2まで、先導管11を至らす。
このとき、内管18の推進力(押圧力)の抵坑が高い(大きい)場合は、内管18外側にパッキンを設けた物を所々に配置して内管18に孔を開けて、下記安定液cを内外管18、19の間に満たす処置を行う。これによって、内管18が外管19に対して移動し易くなる。
到達側のマンホールM2においては、先導管11が至る前に、マンホールM2内の支保工を撤去し、管口を先導管11の外径に合わせ、到達坑口を形成する。
その後、さらに、内外管18、19の接続、同押し込み及び既設管aの破砕を行い、到達側のマンホールM2内に押し抜く。
図10に示すように、マンホールM2に至った先導管11及び油圧ジャッキ64等は、吊り上げによって回収する。また、到達側から内管18を順々にねじ外しして回収する。この内管18の引き抜きに伴ってその中の破砕ガラa’も回収することができる。引き抜きによる回収ができない場合、発進側から縮径管を異形アダプタとして使用して到達側に各内管18を押し抜く。全ての内管18が回収されれば、前記縮径管も回収する。それらの回収は先導管11と同様とする。このとき、破砕ガラa’は長尺物であるため、土砂等と区別され易く、選別し易いものである。
その内管18等が撤去された状態が図11に示すものであり、その状態で管路として使用可能であれば、適宜な後処理をして改築が終了する。この態様は、外管19によって新設管路Bが構築されたものとなる。
上記実施形態においては、内外の押圧ソケット16、17及び内外管18、19による2重管によって推力を付与しているが、どちらか一方のソケット16又は17及び内管18又は外管19の1重管によって推力を付与して既設管aを破砕する構成を採用できる。
「実施形態2」
図14〜図25には他の実施形態を示し、この実施形態は既設管aがヒューム管であり、そのヒューム管aを破砕する機器は、内面切り溝装置70と、スクリューフィーダ80と、外面切り溝装置90とからなる。ヒューム管aは鉄筋とコンクリートを入れた型枠を遠心機にかけて締め固めた周知の管であり、灌漑用水や下水道に主に用いられ、この実施形態は下水管の場合である。
切り溝装置70は、図23に示すように、移動体となる断面十字状のフレーム71にその周囲四等分位に設けた算盤玉状切削ローラ(ローラ刃)72からなる。この4個の切削ローラ72はフレーム71の前後2段にあって、計8個を有する。切削ローラ72の先端外周部は硬質な硬化肉盛溶接等によって切り刃となっている。この切削ローラ72の周囲の数、及び前後の配置は、3等分位の3個、同5個・・、1段、3段・・等と任意である。
切削ローラ72は、その支持板78をフレーム71にボルト79の締結によって支持され、そのボルト79に所要数のワッシャ79aを介在することによって径方向の位置調整が可能となっており、任意の位置で固定される。このため、各切削ローラ72は軸心oからの距離が調整可能であって、フレーム71からの突出量(高さ)を任意に得ることができる。
この切り溝装置70は、一のマンホールM2から、繋ぎ棒(ゲビンデ)74によって引かれる。逆に、押し込んでもよいが、押す力に比べて、引く力の方が切り溝装置70には安定して伝わって、移動させることができる。
スクリューフィーダ80は、所要の長さに連結可能であって、その連結部にはフレキシブルジョイントを用いる。このスクリューフィーダ80は、油圧や電動のモータ81によって回転する。スクリューフィーダ80の他端(マンホールM1側)は軸受装置82によって回転自在に支持する。
外面切り溝装置90は、図24に示すように、先導管11に固定の各ガイド12に、可動刃61は付設せず、回転刃(ギアビット)91が回転自在に付設されている。この回転刃91は、既設管aの端部に当接した後、押圧力に伴って回転して、既設管aの外面に切り溝e(図23(a)参照)を形成して破砕する。ガイド12の周方向の数は任意であり、この実施形態においては4枚とした。また、回転刃91のガイド12へのその長さ方向の取付個数は、2、3、4・・と任意であり、この実施形態においては2個とした。
また、外面切り溝装置90は、図25に示すように、上記切削ローラ72と同一構成の切削ローラ92を先導管11の周囲に設けたものとし得る。切削ローラ92及び板状案内ガイド12は周方向及び長さ方向に任意数設けることができるが、この実施形態においては、周方向:4組とし、長さ方向(組):3個とした。切削ローラ92の枠状支持体94及びガイド12はその長さ方向適宜位置の外周を補強リング95を溶接等で固定して補強する。
以上の構成の切り溝装置70、90等によってこの既設管路Aの改築作用を、図14〜図22を参照して説明すると、まず、上記実施形態1と同様に、発進坑及び到達坑となるマンホールM1、M2のインバート等の作業の邪魔となる部材や部分の撤去、両マンホールM1、M2内の整理(整備)、既設管路AのマンホールM1、M2周りの地盤Wの地質改良等を行う。
次に、発進側となるマンホールM1(図14において左側)の底面に架台76及び牽引用油圧ジャッキ77を設置する。この油圧ジャッキ77は後方に退去可能となっている。
この油圧ジャッキ77を後退させた状態、又は油圧ジャッキ77をマンホールM1に設置する前に、繋ぎ棒(ゲビンデ)74をカップラー74aを介して繋ぎ合わせて、その先端を到達坑(マンホールM2)に至らす。一方、そのマンホールM2においては、切り溝装置70を搬入して、繋ぎ棒74の先端に接続する。繋ぎ棒74はマンホールM2から差し入れてマンホールM1に至らすことができる。
この状態において、繋ぎ棒74の基端(マンホールM1側端)を牽引用油圧ジャッキ77の伸縮ロッドに接続してマンホールM1側に牽引する。この牽引は、油圧ジャッキ77の伸縮の繰り返しで行われ、その伸縮の変換時に繋ぎ棒74を切り離す。繋ぎ棒74によらず、ロープ等でも良い。
この牽引に伴い、切り溝装置70が既設管路A内をマンホールM1側に引かれる。これに伴って、既設管(ヒューム管)a内面に切削ローラ72による切り溝eが形成される(図23(a)参照)。この溝eの深さは、切削ローラ72の高さや牽引力等によって決定されるため、実験などによって、所要の溝eが形成可能な牽引力でなし得るようにそれらを適宜に設定する。溝eは既設管aの外面まで至ってもよいが、外面には至らず厚さ方向の途中までとして管自体が壊れないようすることが好ましい。地下水等がある軟弱地盤であると、既設管aが土圧等によって破壊される恐れがあるからである。
既設管路Aの全長に亘って切り溝eが形成されれば、牽引用油圧ジャッキ77を吊り上げる等によってマンホールM1から退去させ、図15、図21に示すように、スクリューフィーダ80をマンホールM1からマンホールM2の既設管路A全長に亘って搬入するとともに、そのスクリューフィーダ80の基端(マンホールM2側)にモータ81を設置する。
その後、図15に示すように、切り溝装置90を発進坑(マンホールM1)の既設管路A(既設管a)の端部に宛がうとともに、上記元押装置20を設置する。このとき、ガイド12が切り溝eに入らないように設置する。元押装置20は上記実施形態と同様のため、以下、その作用は簡略するが、可動刃61を作動させる油圧ジャッキ64、ケーシング62、摺動体66等は省略し、油圧ジャッキ22、25によって切り溝装置90を動かす。
この状態において、上記実施形態1と同様に、先導管11に、2重リング(筒)13、14、押圧ソケット16、17、外管19、内管(推進管)18を取付け、図16に示すように、元押装置20によって先導管11を既設管路A内に押し込む。
この元押装置20の押し込みによって、先導管11内に切り溝eが形成された既設管(ヒューム管)aが入り込みながら、ギアビット91又は切削ローラ92によって既設管aが破砕される。すなわち、上記切削ローラ72によって既設管aが内面からの切り溝eによって破砕され、ギアビット91又は切削ローラ92によって既設管aが外面からの切り溝eによって破砕される。
特に、既設管aの直管部と受口部とは内外径が異なり、その直管部を内面側の切削ローラ72によって主に破砕し、受口部を外側のギアビット91又は切削ローラ92によって主に破砕される。このため、直管部と受口部を有する既設管aであっても、円滑に破砕することができる。
ガイド12は、センタリング効果によって直進性を担保させるが、ガイド12を破砕刃又はローラ刃92とすれば、そのセンタリング効果を担保しつつ破砕作用(特に受口部の破砕)を行うこととなる。
さらに、実施形態1と同様に、弾性体15によって既設管aのある程度のたるみや蛇行に対して先導管11、リング13、14等がそのたるみ等に対応して円滑に押し込み推進される。
また、先導管11の押し込みと同時に、スクリューフィーダ80を到達坑(マンホール)M2のモータ81によって駆動させ、既設管aの破砕による土砂と破砕ガラa’を発進坑(マンホール)M1側に搬送する。この搬送作用によって、土砂と破砕ガラa’が先導管11とリング13、14等の動きに追従しないようにして先導管11における閉塞を防止する。基本的にはこの実施形態では破砕ガラa’が発進坑(マンホール)M1に至らない程度のスクリューフィーダ80の回転数とするが、マンホールM1に至った破砕ガラa’は、適宜にマンホールM1から外部に搬出する。
この作用を、図15、図16を経て、切り溝装置90が到達坑(マンホール)M2に至って既設管路A全長の破砕が終了するまで行う(図17)。
その後、図18に示すように、種々の機械によって、切り溝装置90及びスクリューフィーダ80を発進坑(マンホールM1)側に引き戻す(回収する)。このとき、スクリューフィーダ80には、ヒューム管a内の鉄筋が巻き付くがその回収作業には支障がない。
また、発進坑(マンホールM1)において、管18、19(切り溝装置90)を引き出しながら、内管18を順々にねじ外しして回収する。この内管18の引き抜きに伴ってその中の破砕ガラa’も回収することができる。また、スクリューフィーダ80は同様に連結部で外して分割して回収する。スクリューフィーダ80に巻き付いた鉄筋は適宜に取り外して処理する。
また、引き抜きによる回収ができない場合、又は当初から、発進坑M1側から、元押し装置20によって新管を押し込み、又は各種の機械によって内管18(及び外管19)を押し込み、同様に、到達坑(マンホールM2)側で押し出された切り溝装置90、スクリューフィーダ80及び内管18(及び外管19)を切り離して回収することもできる。
この実施形態においては、既設管a内外面の両切り溝eは、到達坑M2から発進坑M1と、発進坑M1から到達坑M2と、の2方向であったが、両切り溝eとも前者又は後者の一方向とすることができる。
その内管18等が撤去された状態が図19に示すものであり、その状態で管路として使用可能であれば、適宜な後処理をして改築が終了する。この態様は、外管19によって新設管路Bが構築されたものとなる。
上記各実施形態において、地下水がある等の軟弱地盤においては、坑口部を、事前に地盤改良として地下水が流入しないようにした上で、破砕作業に伴って、既設管路A内に安定液cを充填する。
例えば、実施形態1においては、図8において、押圧ソケット16、17を内外管18、19からねじ外した後、ロッド23を引き戻して、油圧ジャッキ22を起立させるとともに、先導管11と内管18、18内の破砕ガラa’を撤去する(図26参照)。
破砕ガラa’を撤去した後、図26に示すように、その隣り合う内管18、18内に両管に亘る止水ボール31を装填する。この止水ボール31には開閉弁33付空気抜きパイプ32が水密に貫通して設けられている。
一方、図27に示すように、到達側(同図において左側)のマンホールM2の既設管路Aの管口に坑口リング(図示せず)を形成して抜け出し防止支保装置を構成する。
その後、到達側マンホールM2の既設管路Aの管口に止水ボール34を装入して止水し、開閉弁35付パイプ36から、水にベントナイト等を混入した安定液cを注入し、既設管路A内に安定液cを充満させて、地下水圧程度の圧力状態とする。このとき、発進側マンホールM1のパイプ32から空気抜きを行う。
この既設管路A内が地下水圧程度の安定液cで充満されていることによって、振動等による土圧などによって既設管路A(既設管a)の破損や既設管路A上部の地盤の崩壊及び弛みが生じる恐れが極めて少ないものとなる。
以後、又は、その前に、押圧ソケット16、17を吊り上げて回収する作用、両押圧ソケット16、17を取り付けた内外管18、19を吊り下げによってマンホールM1内に装入し、油圧ジャッキ22にその内外管18、19を嵌める作用、油圧ジャッキ22を倒してその内外管18、19を先行きの内外管18、19に臨ませて接続する作業等を行う。
このとき、空気抜きパイプ(バイパスパイプ)32の開閉弁33は閉じ、パイプ32は適宜に丸めて既設管路A内に収納する。また、上記BK防止の溶接等は開放(切断)する。
その後、小型油圧ジャッキ25による押し込みと、油圧ジャッキ22による押し込みと、油圧ジャッキ64による可動刃61の揺動とを繰り返す尺取り虫の動きを、繰り返して、図28(a)に示すように、3番目の内外管18、19の押し込み及び既設管aの破砕を行う。この後、油圧ジャッキ22の起立、パイプ32の接続延長等を行い(図28(b))、さらに、上記と同様な作用を行って、図29に示す、4番目の内外管18、19の接続、同押し込み及び既設管aの破砕を行う。
4番目の内外管18、19の押し込みが完了すれば、図30に示すように、油圧ジャッキ22を起立させ、収縮した第2の止水ボール37を4番目の内外管18、19内に装入する。その止水ボール37には、エアホース38やフランジパッキン39a介在のパイプ39を貫通して設ける。エアホース38は管口付近まで移動させる。フランジパッキン39aは止水ボール37の前にあってその中にロッドを通す。
その状態で、5番目の内外管18、19のマンホールM1内への取り込み、4番目の内外管18、19への接続を行い、上記作用によって、押込み破砕を行う。5番目の内外管18,19の後端がマンホールM1の内面に至れば、図31(a)に示すように、第2の止水ボール37を後退させて5番目の内外管18、19まで移動させて、同(b)に示すように、第2の止水ボール37に安定液cを充満させて止水するとともに、第1の止水ボール31を縮小させて3番目の内外管18、19まで移動し、図32に示すように、その第1の止水ボール31に再度安定液cを充満させて止水する。
このように、2つの止水ボール31、37によって止水するのは、第1の止水ボール31の後退時、既設管路A内の多くの安定液cが管口から漏れ出ないように、第2の止水ボール37で止水するためである。
以後、第1、第2の止水ボール31、37の管口への移動(盛替)を行いながら、同様な作用によって、図33に示すように、先導管11、内外管18、19の推進(押し込み)、既設管aの破砕を繰り返し、到達側のマンホールM2まで、先導管11を至らす。
このとき、内管18の推進力(押圧力)の抵坑が高い(大きい)場合は、内管18外側にパッキンを設けた物を所々に配置して内管18に孔を開けて、安定液cが内外管18、19の間にも満たされる処置を行う。これによって、内管18が外管19に対して移動し易くなる。
到達側のマンホールM2においては、先導管11が至る前に、上記支保工を撤去し、管口を先導管11の外径に合わせ、到達坑口を形成する。
その後、さらに、内外管18、19の接続、同押し込み及び既設管aの破砕を行い、図34に示すように、先導管11を既設管a及び止水ボール34とともに到達側のマンホールM2内に押し抜く。その後、図35に示すように、安定液cを抜く。
同図に示すように、マンホールM2に至った先導管11は、吊り上げによって回収する。また、発進側の最終内管18に蓋45をし、到達側から内管18を順々にねじ外しして回収する。この内管18の引き抜きに伴ってその中の破砕ガラa’も回収することができる。引き抜きによる回収ができない場合、発進側から縮径管を異形アダプタとして使用して到達側に各内管18を押し抜く。全ての内管18が回収されれば、前記縮径管も回収する。それらの回収は先導管11と同様とする。その内管18等が撤去された状態が図11に示すものである。
以後、上記と同様に、その状態で管路として使用可能であれば、適宜な後処理をして改築が終了し、一方、外管19の管路Bでは強度等の面から十分でない場合、従来と同様な推進工法によって、新管を推進して新設管路を構築する。
なお、上記止水ボール31の装填、安定液cの充填、防止支保装置の構築は、必ずしも図7(d)に示す内外管18、19を2つ連結した状態でなくても、既設管路Aの破損や既設管路A上部の地盤の崩壊及び弛みが生じる恐れがなければ、何時でも良く、全く、その恐れがなければ、それらを行う必要はない。
また、実施形態2においては、図14又は図15の状態において、同様にして、既設管路Aの両端に止水ボール31、34、37を装填して安定液cを封入する。そのとき、繋ぎ棒74、スクリューフィーダ80の止水ボール31、34、37における貫通孔は適宜な手段によって支障がない限りの水止めを行う。
上記各実施形態1、2において、外管19の管路Bでは、新管としての仕様や精度に適さない場合、従来と同様な推進工法によって、外管19からなる管路(さや管)内に、鉄筋コンクリート管、鋼管等の本管を設置(装填)してその本管からなる新設管路を構築する。このとき、外管19と本管の間には、適宜な個所にスペーサを介在し、その間に中込材を充填する。その本管による新設管路Bは、推進工法によって本管を推進・継ぎ足しによって構築する。
なお、直進性を要求されれば、さや管(外管19)の間にはOリング(弾性体)15は介在しない。締め付けると、動かないからである。
また、外管19からなる管路が曲がっている等によって、新管(本管)を装入できない場合、その発進側の外管19に蓋をした後、到達側から外管19を引き抜きながら、その引き抜きによって生じた空洞に適宜な充填材を充填した(埋め戻した)後、推進工法によって前記新管を推進・継ぎ足しして新設管路を構築する。前記充填材は、ゲル状充填材やセメント系充填材等を使用し、例えば、クリーンバック工法(Clean Back System 株式会社立花マテリアル)などによって、既設管路Aを除去した部位(外管19を引き抜いた部位)全長を埋め戻す。
このとき、外管19の引き抜きが不可能な場合、引き抜きが可能となるまで、発進側から縮径管を押し込み外管19を押しながら外管19を回収する。引き抜き可能となった時点で、発進側の縮径管に蓋をして充填材を充填しながら、外管19及び縮径管を到達側のマンホールM2に引き抜く。その引き抜き及び充填が完了すれば、新管を推進工法によって所定の位置に敷設して新設管路を構築する。
また、引き抜かれた空洞が直線性の無いなどの管路として適切でない場合は、内外管18、19を引き抜き後、掘削等によって適切な直線性を持った形状とする。このとき、自然流下するように2〜3‰(パーミリ)程度の落差勾配を設けた管路とする。
引き抜きが完了すれば、新管を推進工法によって引き抜かれた空洞に装填して新設管路を構築する。
なお、地盤が固く埋め戻す必要がなければ、外管19を引き抜いたままとして新設管路を構築しても良いし、外管19が新設管路の構築に支障がなければ、外管19を引き抜かなくても良い。
既設管路Aの直線性は、図9、図17の内外管18、19が到達坑M2に至った状態で測定したり、図11、図19の内管18等が撤去された状態で測定したり、この改築工法を施工する前等の、管路の直線性を測定し得る時であれば、適宜な時に行えば良い。その直線性は、例えば、PASS:小口径管路測定システム(蛇行・勾配計測システム:Pipeline Alignment Surveying System 機動技研)等によって行う。
上記各実施形態は、内外管18、19を先導管11に接続して、推進押圧破砕したが、一方の管18又は19によって、その推進押圧破砕ができれば、一方の管18又は19のみでも良い。この場合、リング13、14、ソケット16,17や元押装置20等もその態様に適合したものとすることは勿論である。
このとき、その押圧(推進)管(内管18又は外管19)で新設管路を構築できれば、本管(新管)を再装填する必要がないこと言うまでもない。
また、油圧ジャッキ22のみで押し出しが可能であれば、小型油圧ジャッキ25は省略できる。先導管11に推進管18、19を直接に接続して支障がなければ、押圧ソケット16、17は省略し得る。
さらに、各実施形態において、既設管aは、塩ビ管、ヒューム管以外に、陶管や鋼管等に適宜に採用し得る。例えば、実施形態1をヒューム管、実施形態2を塩ビ管とすることができる。但し、塩ビ管の場合、破砕ガラa’が長いため、スクリューフィーダ80の装填は難しいと考える。因みに、塩ビ管の場合、一般的に、破砕ガラa’が長いため、管(先導管11、内管18)内に入って支障がないため、スクリューフィーダ80による移動阻止は必要がない。
ヒューム管の場合は、破砕ガラa’を適宜な手段によって押し出して除去することもできる。
先導管11、内外管18、19の接続は、ねじ込み以外に、嵌め込みによるなどの種々の手段を採用し得る。
なお、マンホールM1、M2への他の管路(マンホールM1の右側管路、マンホールM2の左側管路)は、改築する必要が有れば、同様の作業又は開削によって新設管路としたり、改築が不要であれば、そのままとしたりする。
また、既設管aの破砕は、挿し口側又は受口側のどちらから行っても良いことは勿論である。
この発明における既設管路Aの撤去方法(押し破砕)は下水管に限らず、上水管、ガス管等の種々の管路の改築に適用できることは勿論である。
このように、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
A 既設管路
M1 発進側マンホール
M2 到達側マンホール
a 既設管
a’ 破砕片(破砕ガラ)
11 先導管(移動体)
12 ガイド(破砕刃)
13、14 先導管への装着リング
15 弾性体
16、17 押圧ソケット
18 内管(推進管)
19 外管(推進管)
20 元押装置
22 油圧ジャッキ
23 同ロッド
25 小型油圧ジャッキ
25a 同ロッド
61 可動刃
64 可動刃駆動用油圧ジャッキ
70 内面切り溝装置
71 同装置のフレーム(移動体)
72 同装置の切削ローラ(ローラ刃)
80 スクリューフィーダ(コンベア)
81 同駆動用モータ
90 外面切り溝装置
91 同装置のギアビット(回転刃)
92 同装置の切削ローラ(ローラ刃)

Claims (6)

  1. 地中に埋設された既設管路(A)の改築工法であって、前記既設管路(A)をなす既設管(a)の端面から前記既設管(a)に移動体(11、71)を移動させ、その移動に伴って移動体周囲のローラ刃(72、91、92)によって既設管(a)にその長さ方向の切り溝(e)を形成し、この作用によって、既設管路(A)の一端から他端まで前記切り溝(e)を形成してその既設管路(A)をなす各既設管(a)を破砕し、その破砕した破砕片(a’)を回収して、その破砕片(a’)を回収した既設管路(A)が存在していた部位に新設管路(B)を構築する既設管路の改築工法。
  2. 上記ローラ刃(72)によって既設管(a)の内面にその長さ方向の切り溝(e)を形成し、この作用によって、既設管路(A)の一端から他端まで前記切り溝(e)を形成し、その切り溝(e)を形成した既設管路(A)にその一端から他端まで移動体(11)を移動させ、その移動に伴って移動体(11)周囲のローラ刃(91、92)によってその既設管路(A)をなす各既設管(a)の外面にその長さ方向の切り溝(e)を形成し、これらの両切り溝(e)の形成作用によって前記各既設管(a)を破砕する請求項1に記載の既設管路の改築工法。
  3. 地中に埋設された既設管路(A)の改築工法であって、前記既設管路(A)をなす既設管(a)の端面から前記既設管(a)に移動体(71)を挿入し、その挿入に伴って移動体周囲のローラ刃(72)によって既設管(a)の内面にその長さ方向の切り溝(e)を形成し、この作用によって、既設管路(A)の一端から他端まで前記切り溝(e)を形成し、
    その切り溝(e)を形成した既設管路(A)内に、破砕刃(12)を管軸方向に移動させ、その移動による破砕刃(12)の既設管(a)への押圧によって既設管(a)を破砕し、その破砕した破砕片(a’)を回収して、その破砕片(a’)を回収した既設管路(A)が存在していた部位に新設管路(B)を構築する既設管路の改築工法。
  4. 地中に埋設された既設管路(A)の改築工法であって、前記既設管路(A)をなす既設管(a)の端面から前記既設管(a)に移動体(11)を移動させ、その移動に伴う移動体周囲の可動刃(61)の揺動によって既設管(a)を切断破砕し、その破砕した破砕片(a’)を回収して、その破砕片(a’)を回収した既設管路(A)が存在していた部位に新設管路(B)を構築する既設管路の改築工法。
  5. 地中に埋設された既設管路(A)の改築工法であって、前記既設管路(A)をなす既設管(a)の端面から、可動刃(61)と固定刃(12)からなる破砕刃を管軸方向に移動させ、その移動による固定刃(12)の既設管(a)への押圧、及び前記移動による可動刃(61)の揺動と固定刃(12)の協働によって既設管(a)を破砕し、その破砕した破砕片(a’)を回収して、その破砕片(a’)を回収した既設管路(A)が存在していた部位に新設管路(B)を構築する既設管路の改築工法。
  6. 上記可動刃(61)、ローラ刃(72、91、92)、破砕刃(12)による既設管(a)の破砕前に、上記既設管路(A)内にスクリューフィーダ(80)を挿入し、そのスクリューフィーダ(80)によって前記既設管(a)の破砕ガラ(a’)の移動体(11、71)の移動に伴う移動を阻止するようにしたことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一つに記載の既設管路の改築工法。
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