JP4006652B1 - 仕入業務支援方法及びシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 第1カード仕入情報登録手段41と、優先支払額算出振込指示手段42と、第1カード仕入総額算出手段43と、第2カード売上情報登録手段44と、第2カード売上総額算出手段46と、ネッティング手段48と、第1カード利用限度額情報記憶部51と、第2カード売上第2総額算出手段52と、第2カード平均売上額算出手段53と、掛け目係数設定手段54と、第1カード利用限度額算出手段56と、第1カード利用限度額更新手段58とを備えた仕入業務支援装置40aを用い、可視化できた情報を元に設定された利用限度額の範囲内で販売業者8a,…に対して第1クレジットカードの利用を許容する。これにより、特定販売業者8aの第1カード仕入額を、後に訪れる第2カード売上額で確実に相殺する。
【選択図】 図10
Description
第1クレジット会社と、第2クレジット会社と、第1クレジット会社の加盟店である納入業者と、第2クレジット会社の加盟店及び第1クレジット会社の会員ユーザである販売業者と、仕入業務支援サーバとを、通信回線を介して相互に接続したシステムを利用し、第1期間で有効な利用限度額の範囲内で第1クレジット会社が発行する第1クレジットカードの使用が許可された販売業者が、第1クレジットカード決済によって納入業者から商品を仕入れる業務を支援する方法であって、
前記仕入業務支援サーバが、
第1クレジットカード決済による納入業者の第1クレジットカードによる売上額に関する電子データ(第1カード売上額データ)D1を受信する第1のステップと、
前記納入業者の第1カード売上に対して発生する第1クレジット会社の手数料X1の情報を受信する第2のステップと、
前記手数料X1を前記仕入業務支援サーバの運用管理者名義の口座から引き落とし、これを前記第1クレジット会社名義の口座に払い込むよう第1の入金依頼情報を金融機関に送信する第3のステップと、
前記データD1の中から抽出した前記納入業者の第1カード売上額の第1期間分を合算し、第1カード売上総額を算出する第4のステップと、
前記第1カード売上総額から手数料X3を差し引いた金額Pを前記仕入業務支援サーバの運用管理者名義の口座から引き落とし、これを前記納入業者名義の口座に払い込むよう第2の入金依頼情報を金融機関に送信する第5のステップと、
前記データD1の中から抽出した前記販売業者の第1クレジットカード決済による第1カード仕入額に関する電子データ(第1カード仕入額データ)D3の中から読み出した特定販売業者の特定第1カード仕入額の第1期間分を合算し、第1カード仕入総額を算出する第6のステップと、
第2クレジット会社が発行する第2クレジットカードを用いた決済による前記販売業者の第2カード売上額に関する電子データ(第2カード売上額データ)D6を毎日受信する第7のステップと、
前記データD6の中から読み出した前記特定販売業者の特定第2カード売上額のうち、前記第1期間が終了した直後に訪れる当該第1期間と同一日数の期間である第2期間分を合算し、第2カード売上総額を算出する第8のステップと、
前記第2カード売上総額から、前記特定販売業者の前記第2期間分の第2カード売上に対して発生する第2クレジット会社の手数料X2を差し引いた金額であって、前記仕入業務支援サーバの運用管理者に対して前記第2クレジット会社が入金すべき金額Qを算出する第9のステップと、
金融機関にアクセスし、前記金額Qの入金を確認する第10のステップと、
前記特定販売業者の、第1カード仕入総額と第2カード売上総額の差額を算出し、その差額が前記特定販売業者への振込残金額である場合には、当該振込残金額を前記仕入業務支援サーバの運用管理者名義の口座から引き落とし、これを特定販売業者名義の口座に払い込むよう第3の入金依頼情報を金融機関に送信し、前記差額が前記特定販売業者への請求金額である場合には、当該請求金額を支払うよう支払請求情報を特定販売業者に送信する第11のステップとを、実行し、
前記第2クレジット会社は、
前記金額Qを前記第2クレジット会社名義の口座から引き落とし、これを仕入業務支援サーバの運用管理者名義の口座に払い込むよう入金依頼情報を金融機関に送信するステップを、実行することを特徴とする。この発明は、後述の第1実施形態で具体化される。
前記仕入業務支援サーバが、
前記データD6の中から読み出した前記特定販売業者の特定第2カード売上額の、前記第1期間の開始前に終了する第3期間内における各単位月毎の各特定第2カード単位売上額を合算し、第2カード売上第2総額を算出する第12のステップと、
算出した前記第2カード売上第2総額に基づいて所定月あたりの第2カード売上平均額を算出する第13のステップと、
前記特定販売業者の第1クレジットカードによる利用限度額の決定に必要な掛け目係数を設定する第14のステップと、
前記第2カード売上平均額に、設定した前記掛け目係数を乗じ、前記第1期間で有効な第1クレジットカードの利用限度額を算出する第15のステップとを、さらに実行し、
販売業者に対して使用が許可される第1期間で有効な第1クレジットカードの利用限度額を設定することが好ましい。この発明は、後述の第3実施形態で具体化される。
前記仕入業務支援サーバが、
前記データD6の中から読み出した前記特定販売業者の特定第2カード売上額の、前記第1期間分を合算し、第2カード売上第3総額を算出する第16のステップを、さらに実行し、
前記第2カード売上第3総額と、前記第1カード仕入総額とを対比し、この第3総額が仕入総額より少ないの場合には前記掛け目係数を減少させ、前記第3総額が仕入総額より多いの場合には前記掛け目係数を少なくとも現状維持させる。この発明も第3実施形態で具体化される。
第1クレジット会社と、第2クレジット会社と、第1クレジット会社の加盟店である納入業者と、第2クレジット会社の加盟店及び第1クレジット会社の会員ユーザである販売業者と、仕入業務支援サーバとが、通信回線を介して相互に接続してあり、第1期間で有効な利用限度額の範囲内で第1クレジット会社が発行する第1クレジットカードの使用が許可された販売業者が、第1クレジットカード決済によって納入業者から商品を仕入れる業務を支援するシステムであって、
前記仕入業務支援サーバは、
第1クレジットカード決済による納入業者の第1クレジットカードによる売上額に関する電子データ(第1カード売上額データ)D1を受信する第1カード売上額受信手段と、
前記納入業者の第1カード売上に対して発生する第1クレジット会社の手数料X1の情報を受信する第1手数料情報受信手段と、
前記手数料X1を前記仕入業務支援サーバの運用管理者名義の口座から引き落とし、これを前記第1クレジット会社名義の口座に払い込む旨の第1の入金依頼情報を作成して、これを金融機関に送信する第1入金依頼指示手段と、
前記データD1の中から前記納入業者の第1クレジットカード決済による第1カード売上額を集計し、この集計した第1カード売上額の第1期間分を合算して第1カード売上総額を算出する第1カード売上総額算出手段と、
前記第1カード売上総額から手数料X3を差し引いた金額Pを前記仕入業務支援サーバの運用管理者名義の口座から引き落とし、これを前記納入業者名義の口座に払い込む旨の第2の入金依頼情報を作成して、これを金融機関に送信する第2入金依頼指示手段と、
前記データD1の中から各販売業者毎の第1クレジットカード決済による第1カード仕入額に関する電子データ(第1カード仕入額データ)D3を集計し、登録する第1カード仕入情報登録手段と、
前記データD3の中から特定販売業者の特定第1カード仕入額を読み出し、この第1カード仕入額の第1期間分を合算して、第1カード仕入総額を算出する第1カード買掛債務額算出手段と、
第2クレジット会社が発行する第2クレジットカードを用いた決済による販売業者の第2カード売上額に関する電子データ(第2カード売上額データ)D6を毎日受信する第2カード売上情報登録手段と、
前記データD6の中から前記特定販売業者の特定第2カード売上額を読み出し、この特定第2カード売上額のうち、前記第1期間が終了した直後に訪れる当該第1期間と同一日数の期間である第2期間分を合算し、第2カード売上総額を算出する第2カード売上総額算出手段と、
前記第2カード売上総額から、前記特定販売業者の前記第2期間分の第2カード売上に対して発生する第2クレジット会社の手数料X2を差し引いた金額であって、前記仕入業務支援サーバの運用管理者に対して前記第2クレジット会社が入金すべき金額Qを算出する第2カード売掛債権算出手段と、
金融機関にアクセスし、前記金額Qの入金を確認する入金確認手段と、
前記特定販売業者の、第1カード仕入総額と第2カード売上総額の差額を算出する債権債務差額算出手段と、
前記差額が前記特定販売業者への振込残金額である場合には、当該振込残金額を前記仕入業務支援サーバの運用管理者名義の口座から引き落とし、これを特定販売業者名義の口座に払い込む旨の第3の入金依頼情報を作成して、これを金融機関に送信する第3入金依頼指示手段と、
前記差額が前記特定販売業者への請求金額である場合には、当該請求金額を支払う旨の支払請求情報を作成して、これを特定販売業者に送信する支払指示手段とを、備え、
前記第2クレジット会社は、
前記金額Qを前記第2クレジット会社名義の口座から引き落とし、これを仕入業務支援サーバの運用管理者名義の口座に払い込む旨の入金依頼情報を作成して、これを金融機関に送信する入金依頼指示手段を、備えたことを特徴とする。この発明は第1実施形態で具体化される。
前記仕入業務支援サーバが、
複数の販売業者の第1クレジットカードによる現在の利用限度額に関する電子データ(現在の利用限度額データ)D0を記憶する第1カード利用限度額情報記憶部と、
前記データD6の中から読み出した前記特定販売業者の特定第2カード売上額のうち、前記第1期間の開始前に終了する第3期間内における各単位月毎の各特定第2カード単位売上額を合算し、第2カード売上第2総額を算出する第2カード売上第2総額算出手段と、
算出した前記第2カード売上第2総額に基づいて所定月あたりの第2カード売上平均額を算出する第2カード平均売上額算出手段と、
前記特定販売業者の第1クレジットカードによる現在の利用限度額データを変動させる掛け目係数を設定する掛け目係数設定手段と、
前記第2カード売上平均額に、設定した前記掛け目係数を乗じ、前記第1期間で有効な第1クレジットカードの新たな利用限度額を算出する第1カード利用限度額算出手段と、
前記新たな利用限度額のデータに基づいて前記第1カード利用限度額情報記憶部に記憶されている前記特定販売業者の第1クレジットカードによる現在の利用限度額データを書き換える第1カード利用限度額更新手段とを、さらに備え、
販売業者に対して使用が許可される第1期間で有効な第1クレジットカードの利用限度額を設定することが好ましい。この発明は第3実施形態で具体化される。
前記仕入業務支援サーバが、
前記データD6の中から読み出した前記特定販売業者の特定第2カード売上額の、前記第1期間分を合算し、第2カード売上第3総額を算出する第2カード売上第3総額算出手段を、さらに備え、
前記掛け目係数設定手段は、
前記第2カード売上第3総額と、前記第1カード仕入総額とを対比し、この第3総額が仕入総額より少ないの場合には前記掛け目係数D14を減少させ、前記第3総額が仕入総額より多いの場合には前記掛け目係数D14を少なくとも現状維持させる。この発明も第3実施形態で具体化される。
本発明に係る仕入業務支援システムのメインサーバ(仕入業務支援装置)は、
第1クレジット会社と、第2クレジット会社と、第1クレジット会社の加盟店である納入業者と、第2クレジット会社の加盟店及び第1クレジット会社の会員ユーザである販売業者とを相互に接続する通信回線に接続され、第1期間で有効な利用限度額の範囲内で第1クレジット会社が発行する第1クレジットカードの使用が許可された販売業者が、第1クレジットカード決済によって納入業者から商品を仕入れる業務を支援するシステムのメインサーバであって、
第1クレジットカード決済による納入業者の第1カード売上額のデータD1を受信する第1カード売上額受信手段と、
前記納入業者の第1カード売上に対して発生する第1クレジット会社の手数料X1の情報を受信する第1手数料情報受信手段と、
前記手数料X1を前記仕入業務支援サーバの運用管理者名義の口座から引き落とし、これを前記第1クレジット会社名義の口座に払い込む旨の第1の入金依頼情報を作成して、これを金融機関に送信する第1入金依頼指示手段と、
前記データD1の中から前記納入業者の第1クレジットカード決済による第1カード売上額を集計し、この集計した第1カード売上額の第1期間分を合算して第1カード売上総額を算出する第1カード売上総額算出手段と、
前記第1カード売上総額から手数料X3を差し引いた金額Pを前記仕入業務支援サーバの運用管理者名義の口座から引き落とし、これを前記納入業者名義の口座に払い込む旨の第2の入金依頼情報を作成して、これを金融機関に送信する第2入金依頼指示手段と、
前記データD1の中から各販売業者毎の第1クレジットカード決済による第1カード仕入額のデータD3を集計し、登録する第1カード仕入情報登録手段と、
前記データD3の中から特定販売業者の特定第1カード仕入額を読み出し、この第1カード仕入額の第1期間分を合算して、第1カード仕入総額を算出する第1カード買掛債務額算出手段と、
第2クレジット会社が発行する第2クレジットカードを用いた決済による販売業者の第2カード売上額のデータD6を毎日受信する第2カード売上情報登録手段と、
前記データD6の中から前記特定販売業者の特定第2カード売上額を読み出し、この特定第2カード売上額のうち、前記第1期間が終了した直後に訪れる当該第1期間と同一日数の期間である第2期間分を合算し、第2カード売上総額を算出する第2カード売上総額算出手段と、
前記第2カード売上総額から、前記特定販売業者の前記第2期間分の第2カード売上に対して発生する第2クレジット会社の手数料X2を差し引いた金額であって、前記仕入業務支援サーバの運用管理者に対して前記第2クレジット会社が入金すべき金額Qを算出する第2カード売掛債権算出手段と、
金融機関にアクセスし、前記金額Qの入金を確認する入金確認手段と、
前記特定販売業者の、第1カード仕入総額と第2カード売上総額の差額を算出する債権債務差額算出手段と、
前記差額が前記特定販売業者への振込残金額である場合には、当該振込残金額を前記仕入業務支援サーバの運用管理者名義の口座から引き落とし、これを特定販売業者名義の口座に払い込む旨の第3の入金依頼情報を作成して、これを金融機関に送信する第3入金依頼指示手段と、
前記差額が前記特定販売業者への請求金額である場合には、当該請求金額を支払う旨の支払請求情報を作成して、これを特定販売業者に送信する支払指示手段とを、備えたことを特徴とする。
第1クレジット会社とは別の第2クレジット会社の加盟店であり、かつ第1クレジット会社の会員ユーザーでもある販売業者が、前記第1クレジット会社の加盟店であるいずれかの納入業者から商品を仕入れる場合のカード決済に用いる前記第1クレジット会社が発行する第1クレジットカードの第1期間で有効な利用限度額を算出する利用限度額算出装置を利用する利用限度額算出方法であって、
前記第2クレジット会社が発行した第2クレジットカードを用いた決済による前記販売業者の第2クレジットカードによる売上額に関する電子データ(第2カード売上額データ)D6を毎日受信し、半月単位で登録する処理ステップと、
登録された前記第2カード売上額データD6のリストから特定販売業者の第2クレジットカードによる売上額に関する電子データ(特定第2カード売上額データ)D7を読み出す処理ステップと、
読み出した特定第2カード売上額データD7のうち前記第1期間の開始前に終了する第3期間内における各単位月毎の各第2クレジットカードによる売上額(特定第2カード単位売上額)D8nを合算して特定販売業者の第2クレジットカードによる第3期間分の売上総額に関する電子データ(第2カード売上第2総額データ)D12を算出する処理ステップと、
算出した前記第2カード売上第2総額データD12に基づいて前記特定販売業者の所定月あたりの第2クレジットカードによる売上平均額に関する電子データ(第2カード売上平均額データ)D13を算出する処理ステップと、
前記特定販売業者の第1クレジットカードによる利用限度額の決定に必要な掛け目係数D14を設定する処理ステップと、
算出した前記第2カード売上平均額データD13に、設定した前記掛け目係数D14を乗じることによって前記第1期間で有効な前記特定販売業者の第1クレジットカードによる利用限度額に関する電子データ(利用限度額データ)D15を算出する処理ステップと、
算出した前記利用限度額データD15を前記特定販売業者の第1クレジットカードによる現在の利用限度額D0として記憶保存する処理ステップとを備える。この発明は、後述の第2実施形態で具体化される。
第1クレジット会社とは別の第2クレジット会社の加盟店であり、かつ第1クレジット会社の会員ユーザーでもある販売業者が、前記第1クレジット会社の加盟店であるいずれかの納入業者から商品を仕入れる場合のカード決済に用いる前記第1クレジット会社が発行する第1クレジットカードの第1期間で有効な利用限度額を算出する利用限度額算出装置であって、
複数の前記販売業者の前記第1クレジットカードによる現在の利用限度額に関する電子データ(現在の利用限度額データ)D0を記憶する第1カード利用限度額情報記憶部と、
前記第2クレジット会社が発行した第2クレジットカードを用いた決済による前記販売業者の第2クレジットカードによる売上額に関する電子データ(第2カード売上額データ)D6を毎日受信し、半月単位で登録する第2カード売上第2情報登録手段と、
登録された前記第2カード売上額データD6のリストから特定販売業者の第2クレジットカードによる売上額に関する電子データ(特定第2カード売上額データ)D7を読み出し、この読み出した特定第2カード売上額データD7のうち第1期間の開始前に終了する第3期間内における各単位月毎の各第2クレジットカードによる売上額(特定第2カード単位売上額)D8nを合算して第2クレジットカードによる第3期間分の売上総額に関する電子データ(第2カード売上第2総額データ)D12を算出する第2カード売上第2総額算出手段と、
算出した前記第2カード売上第2総額データD12に基づいて前記特定販売業者の所定月あたりの第2クレジットカードによる売上平均額に関する電子データ(第2カード売上平均額データ)D13を算出する第2カード平均売上額算出手段と、
前記特定販売業者の第1クレジットカードによる現在の利用限度額データD0を変動させる掛け目係数D14を設定する掛け目係数設定手段と、
算出した前記第2カード売上平均額データD13に、設定した前記掛け目係数D14を乗じることによって前記第1期間で有効な前記特定販売業者の第1クレジットカードによる新たな利用限度額に関する電子データ(新たな利用限度額データ)D15を算出する第1カード利用限度額算出手段と、
算出した前記新たな利用限度額データD15に基づいて前記第1カード利用限度額情報記憶部に記憶されている前記特定販売業者の第1クレジットカードによる現在の利用限度額データD0を書き換える第1カード利用限度額更新手段とを、備える。この発明も第2実施形態で具体化される。
図1に示すように、本実施形態では、消費者Aが業者Bから商品を購入するとともに、業者Bが業者Cから商品を仕入れる場合を例示し、消費者A−業者B間と、業者B−業者C間との取引(商品の販売・仕入れ)をそれぞれ異なるクレジットカードを使用したカード決済によって行う場合を想定している。
図2に示すように、本実施形態に係る仕入業務支援システム2は、仕入業務支援装置4と、納入業者6aと、販売業者8aと、情報処理センタ17aと、第1クレジット会社12aと、第2クレジット会社10a,10b,10cと、金融機関14aとの間で構成されるシステムである。
本実施形態の仕入業務支援装置4は、第2クレジット会社10a,10b,10cとの間で包括で加盟契約を締結し、かつ各販売業者8a,…と個別に事業加盟契約を締結している仕入業務支援会社4aに設置され運用される。その結果、各販売業者8a,…は各第2クレジット会社10a,10b,10c毎に個別に加盟店契約を締結しなくても、仕入業務支援会社4aと事業加盟契約を締結することで、各第2クレジット会社10a,10b,10cのすべての会員ユーザー11aが、仕入業務支援会社4aと個別に事業加盟契約を締結したすべての販売業者8a,…で第2クレジット会社10a,10b,10cが発行した何れかのカードEを用いたカード決済による取引を行うことができる。仕入業務支援会社4aとの間で包括加盟契約を締結する第2クレジット会社の数は任意であるが、その数が多ければ多いほど本発明は真価を発揮する。
第1カード売上額受信手段は、カードDを用いた決済によるすべての納入業者6a,…の第1カード売上額データD1を受信する。データD1の受信は、本実施形態では情報処理センタ17aのサーバ17からネットワーク16を介して行われる。そして、第1カード仕入情報登録手段は、この受信した第1カード売上額データD1からカードDによる第1カード仕入額を各販売業者8a,…毎に抽出して集計する。そして、この集計した各販売業者8a,…毎の第1カード仕入額(複数の納入業者6a,…から仕入れた金額を各販売業者8a,…毎にまとめた金額)データD3を半月単位でデータベース化して記憶する。なお、第1カード売上額受信手段で受信する第1カード売上データD1には、各納入業者6a,…のカードDによる第1カード売上額が含まれていればよく、その他に実際の売上日や第1クレジット会社12aの会員ユーザーとしての各販売業者8a,…が利用したカードDの番号などが含まれていてもよい。なお、納入業者6aのカードDによる第1カード売上額は、販売業者8aのカードDによる第1カード仕入額と同じ意味である。
第1手数料情報受信手段は、納入業者6aの第1カード売上に対して発生する第1クレジット会社12aの手数料X1に関する情報(電子データ)を受信する。
第1入金依頼指示手段は、手数料X1を仕入業務支援装置(サーバ)4の運用管理者名義の口座から引き落とし、これを第1クレジット会社12a名義の口座に払い込む旨の第1の入金依頼情報を作成して、これをネットワーク18を介して金融機関14aの金融情報処理装置14に送信する。
第1カード売上総額算出手段は、前記登録手段41で受信した第1カード売上額データD1からカードDによる第1カード売上額を各納入業者6a,…毎に抽出して集計する。そして、この集計した第1カード売上額(複数の販売業者8a,…へ卸した商品の金額を各納入業者6a,…毎にまとめた金額)うち前記第1期間分の第1カード売上額を合算して第1カード売上総額を各納入業者6a,…毎に算出する。そして、第2入金依頼指示手段は、この算出した各納入業者6a,…毎の第1カード売上総額から各納入業者6a,…毎の手数料X3を差し引いた金額Pを算出し、この金額Pを仕入業務支援装置(サーバ)4の運用管理者名義の口座から引き落とし、これを各納入業者6a,…名義の口座に払い込む旨の第2の入金依頼情報を作成し、この第2の入金依頼情報をネットワーク18を介して金融機関14aの金融情報処理装置14に送信する。
第2カード売掛債権算出手段は、前記第2カード売上総額から、特定販売業者8aの第2期間分の第2カード売上に対して発生する第2クレジット会社10aの手数料X2を差し引いた金額であって、仕入業務支援装置(サーバ)4の運用管理者に対して第2クレジット会社10aが入金すべき金額Qを算出する。
入金確認手段は、ネットワーク18を介して金融機関14aの金融情報処理装置14にアクセスし、前記金額Qの入金を確認する。
債権債務差額算出手段は、特定販売業者8aの、第1カード仕入総額と第2カード売上総額の差額、すなわち前記データD5と前記データD9の差額を算出し、前記特定販売業者8aへの振込残金額または請求金額を確定させる。具体的には、前記データD5が前記D9よりも小さい(D5<D9)場合には、当該データD5を当該データD9から差し引き、前記特定販売業者8aへの振込残金額を確定させる。一方、前記データD5が前記D9よりも大きい(D5>D9)場合には、当該データD9を当該データD5から差し引き、前記特定販売業者8aへの請求金額を確定させる。そして、前記差額が前記特定販売業者への振込残金額である場合には、第3入金依頼指示手段によって、当該振込残金額を前記仕入業務支援サーバの運用管理者名義の口座から引き落とし、これを特定販売業者名義の口座に払い込む旨の第3の入金依頼情報を作成して、これを金融機関に送信する。具体的には、振込残金額に関する電子データ(振込残金額データ)D10をネットワーク18を介して金融機関14aの金融情報処理装置14に送信する。
一方、前記差額が前記特定販売業者への請求金額である場合には、支払指示手段によって、当該請求金額を支払う旨の支払請求情報を作成して、これを特定販売業者に送信する。具体的には、請求金額に関する電子データ(請求金額データ)D11をネットワーク18を介して金融機関14aの金融情報処理装置14に送信する。ここでの金融機関14aによる振込処理は、本実施形態では、上述した優先支払額算出振込指示手段42により算出された前記データD2の振込処理よりも優先度が落ちる。
図2及び図4に示すように、各納入業者6a,…の店舗で、特定販売業者8aによるカードDを使用したカード決済による取引(商品の仕入)が行なわれると、その売上情報に関する電子データがそれぞれの決済端末6,…からネットワーク16を通じて情報処理センタ17aのサーバ17に送信される(S1)。ここで、各納入業者6a,…は、各納入業者6a,…毎に、複数の第1クレジット会社12a,…分の売上情報に関する電子データを自己の加盟店番号(例えば各納入業者6a,…毎に設定されるIDなど)でまとめて一つのファイルで送信するため、情報処理センタ17aのサーバ17には、複数の納入業者6a,…からそれぞれ個別のファイルが送信されてくる。
(2)受信したデータD1からカードDによる第1カード売上額を各納入業者6a,…毎に抽出して集計する(S6)。この集計した第1カード売上額うち第1期間分の第1カード売上額を合算して第1カード売上総額を各納入業者6a,…毎に算出する(S7)。そして、この算出した各納入業者6a,…毎の第1カード売上総額(好ましくはこの第1カード売上総額から自己の手数料X3を差し引いた金額P。以下同じ。なお、ここでの手数料X3は、各第1クレジット会社12a,…に支払った前記手数料X1と比較して、X3>X1とすることが好ましい)を各納入業者6a,…名義の払込口座に入金するよう前記各納入業者6a,…毎の第1カード売上総額に関する電子データ(第1カード売上総額データ)D2をネットワーク18を介して金融機関14aの金融情報処理装置14に送信する(S8)。
図2及び図4に示すように、各販売業者8a,…の店舗で、会員ユーザー11aによるカードEを使用したカード決済による取引(商品の販売)が行なわれると、その売上情報に関する電子データがそれぞれの決済端末8,…からネットワーク16を通じて情報処理センタ17aのサーバ17に送信される(S13)。ここで、各販売業者8a,…は、各販売業者8a,…毎に、複数の第2クレジット会社10a,10b,10c,…分の売上情報に関する電子データを自己の加盟店番号(例えば各販売業者8a,…毎に設定されるIDなど)でまとめて一つのファイルで送信するため、情報処理センタ17aのサーバ17には、複数の販売業者8a,…からそれぞれ個別のファイルが送信されてくる。
仕入業務支援装置4は、次に、S12で算出したデータD5と、S18で算出したデータD9との差額を算出し、前記特定販売業者8aへの振込残金額または請求金額を確定させる(S19)。第2カード売上額は安定する傾向にあるため、S19での操作では、特定販売業者8aへの振込残金額が確定することが通常である。本実施形態では、ここでの振込残金額は(a8−c1)で算出される(図5参照)。
本実施形態では、例えば上述した第1実施形態などで、販売業者8a,…がカード決済に用いるカードDの利用限度額を適切に算出することができる方法及びこれに用いる装置について説明する。
以下では、第3期間が3ヶ月かつ断続的なものである場合を例示し、第1期間として例えば4月前半(4月1日から4月15日まで)分のカードDによる利用限度額を設定する場合を例示する。
図6及び図8に示すように、装置40は、上述のS17a及びS18aを実行して、特定販売業者8aの第3期間内での第2カード売上第2総額データD12を算出する。
図6及び図8に示すように、装置40は、上述のS17a及びS18aを実行して、特定販売業者8aの第3期間内での第2カード売上第2総額データD12を算出するとともに、S17aを実行して読み出されたデータD7のうち第1期間分の第2カード売上第3総額データD12’を算出する(S18b)。
本実施形態では、第2実施形態の利用限度額算出装置40を第1実施形態の仕入業務支援装置4に取り込んだ仕入業務支援装置40aについての例である。
図11に示すように、本実施形態に係る仕入業務支援システム2bでは、第2クレジット会社の会員ユーザー11aが、インターネットヘ接続して任意のウエブサイトの提供する情報を閲覧しかつウエブサイトと情報伝送する機能を具備する端末装置11を用い、販売業者8a,…がインターネット上に開設する販売サイト8c,…にアクセスすることによって、販売業者8a,…と取引(商品の購入)する場合を想定している点が、第1実施形態の仕入業務支援システム2(図2参照)と異なる点であり、他は同様の構成を採用してある。この場合の、前記第2カード売上情報登録手段42(図3参照)における前記第2カード売上額データD6の受信は、販売業者8a,…がインターネット上に開設する販売サイト8cからネットワーク16を介して送信される情報処理センタ17aのサーバ17からネットワーク16を介して行われる。販売サイト8cは、例えば、ワークステーション・サーバ等の情報処理装置によって構成され、WWWサーバとしての機能を有する販売装置8bによって実現することができる。このようなシステムによっても第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
図12に示すように、本実施形態に係る仕入業務支援システム2cでは、納入業者6a及び販売業者8aを含む複数企業が取引を行うために参加するインターネットによってリンクされた企業間取引サイト13を介して、販売業者8aが納入業者6aから商品の仕入を行う場合を想定している点が、第1実施形態の仕入業務支援システム2(図2参照)と異なる点であり、他は同様の構成を採用してある。この場合の、前記第1カード仕入情報登録手段41(図3参照)における前記第1カード売上額データD1の受信は、前記納入業者6aがインターネット上に開設する商品仕入サイト(図示省略)からネットワーク16を介して送信される情報処理センタ17aのサーバ17からネットワーク16を介して行われる。納入業者6aがインターネット上に開設する商品仕入サイトは、例えば、ワークステーション・サーバ等の情報処理装置によって構成され、WWWサーバとしての機能を有する販売装置(図示省略)によって実現することができる。このようなシステムによっても第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
2a… 利用限度額算出システム
4,40a… 仕入業務支援装置
40… 利用限度額算出置
4a… 仕入業務支援会社
6… 第1クレジット決済端末
6a… 納入業者(売手)
8… 第2クレジット決済端末
8a… 販売業者(買手)
8b… 端末装置
8c… 販売サイト
10… 第2ホスト装置
10a,10b,10c… 第2クレジット会社
11… 端末装置
11a… 第2クレジット会社の会員ユーザー
12… 第1ホスト装置
12a…第1クレジット会社
13… 企業間取引サイト
14… 金融情報処理装置
14a… 金融機関
17… サーバ
17a… 情報処理センター
16,16a,18… ネットワーク
Claims (8)
- 第1クレジット会社と、第2クレジット会社と、第1クレジット会社の加盟店である納入業者と、第2クレジット会社の加盟店及び第1クレジット会社の会員ユーザである販売業者と、仕入業務支援サーバとを、通信回線を介して相互に接続したシステムを利用し、第1期間で有効な利用限度額の範囲内で第1クレジット会社が発行する第1クレジットカードの使用が許可された販売業者が、第1クレジットカード決済によって納入業者から商品を仕入れる業務を支援する方法であって、
前記仕入業務支援サーバが、
第1クレジットカード決済による納入業者の第1カード売上額のデータD1を受信する第1のステップと、
前記納入業者の第1カード売上に対して発生する第1クレジット会社の手数料X1の情報を受信する第2のステップと、
前記手数料X1を前記仕入業務支援サーバの運用管理者名義の口座から引き落とし、これを前記第1クレジット会社名義の口座に払い込むよう第1の入金依頼情報を金融機関に送信する第3のステップと、
前記データD1の中から抽出した前記納入業者の第1カード売上額の第1期間分を合算し、第1カード売上総額を算出する第4のステップと、
前記第1カード売上総額から手数料X3を差し引いた金額Pを前記仕入業務支援サーバの運用管理者名義の口座から引き落とし、これを前記納入業者名義の口座に払い込むよう第2の入金依頼情報を金融機関に送信する第5のステップと、
前記データD1の中から抽出した前記販売業者の第1クレジットカード決済による第1カード仕入額のデータD3の中から読み出した特定販売業者の特定第1カード仕入額の第1期間分を合算し、第1カード仕入総額を算出する第6のステップと、
第2クレジット会社が発行する第2クレジットカードを用いた決済による前記販売業者の第2カード売上額のデータD6を毎日受信する第7のステップと、
前記データD6の中から読み出した前記特定販売業者の特定第2カード売上額のうち、前記第1期間が終了した直後に訪れる当該第1期間と同一日数の期間である第2期間分を合算し、第2カード売上総額を算出する第8のステップと、
前記第2カード売上総額から、前記特定販売業者の前記第2期間分の第2カード売上に対して発生する第2クレジット会社の手数料X2を差し引いた金額であって、前記仕入業務支援サーバの運用管理者に対して前記第2クレジット会社が入金すべき金額Qを算出する第9のステップと、
金融機関にアクセスし、前記金額Qの入金を確認する第10のステップと、
前記特定販売業者の、第1カード仕入総額と第2カード売上総額の差額を算出し、その差額が前記特定販売業者への振込残金額である場合には、当該振込残金額を前記仕入業務支援サーバの運用管理者名義の口座から引き落とし、これを特定販売業者名義の口座に払い込むよう第3の入金依頼情報を金融機関に送信し、前記差額が前記特定販売業者への請求金額である場合には、当該請求金額を支払うよう支払請求情報を特定販売業者に送信する第11のステップとを、実行し、
前記第2クレジット会社は、
前記金額Qを前記第2クレジット会社名義の口座から引き落とし、これを仕入業務支援サーバの運用管理者名義の口座に払い込むよう入金依頼情報を金融機関に送信するステップを、実行することを特徴とする仕入業務支援方法。 - 前記仕入業務支援サーバが、
前記データD6の中から読み出した前記特定販売業者の特定第2カード売上額の、前記第1期間の開始前に終了する第3期間内における各単位月毎の各特定第2カード単位売上額を合算し、第2カード売上第2総額を算出する第12のステップと、
算出した前記第2カード売上第2総額に基づいて所定月あたりの第2カード売上平均額を算出する第13のステップと、
前記特定販売業者の第1クレジットカードによる利用限度額の決定に必要な掛け目係数を設定する第14のステップと、
前記第2カード売上平均額に、設定した前記掛け目係数を乗じ、前記第1期間で有効な第1クレジットカードの利用限度額を算出する第15のステップとを、さらに実行し、
販売業者に対して使用が許可される第1期間で有効な第1クレジットカードの利用限度額を設定する請求項1に記載の仕入業務支援方法。 - 前記仕入業務支援サーバが、
前記データD6の中から読み出した前記特定販売業者の特定第2カード売上額の、前記第1期間分を合算し、第2カード売上第3総額を算出する第16のステップを、さらに実行し、
前記第2カード売上第3総額と、前記第1カード仕入総額とを対比し、この第3総額が仕入総額より少ないの場合には前記掛け目係数を減少させ、前記第3総額が仕入総額より多いの場合には前記掛け目係数を少なくとも現状維持させる請求項2に記載の仕入業務支援方法。 - 前記仕入業務支援サーバとして、複数の第2クレジット会社と包括で加盟契約を締結しており、複数の販売業者と個別に事業加盟契約を締結している仕入業務支援会社が管理運用する仕入業務支援会社サーバを用いる請求項1〜3の何れかに記載の仕入業務支援方法。
- 第1クレジット会社と、第2クレジット会社と、第1クレジット会社の加盟店である納入業者と、第2クレジット会社の加盟店及び第1クレジット会社の会員ユーザである販売業者と、仕入業務支援サーバとが、通信回線を介して相互に接続してあり、第1期間で有効な利用限度額の範囲内で第1クレジット会社が発行する第1クレジットカードの使用が許可された販売業者が、第1クレジットカード決済によって納入業者から商品を仕入れる業務を支援するシステムであって、
前記仕入業務支援サーバは、
第1クレジットカード決済による納入業者の第1カード売上額のデータD1を受信する第1カード売上額受信手段と、
前記納入業者の第1カード売上に対して発生する第1クレジット会社の手数料X1の情報を受信する第1手数料情報受信手段と、
前記手数料X1を前記仕入業務支援サーバの運用管理者名義の口座から引き落とし、これを前記第1クレジット会社名義の口座に払い込む旨の第1の入金依頼情報を作成して、これを金融機関に送信する第1入金依頼指示手段と、
前記データD1の中から前記納入業者の第1クレジットカード決済による第1カード売上額を集計し、この集計した第1カード売上額の第1期間分を合算して第1カード売上総額を算出する第1カード売上総額算出手段と、
前記第1カード売上総額から手数料X3を差し引いた金額Pを前記仕入業務支援サーバの運用管理者名義の口座から引き落とし、これを前記納入業者名義の口座に払い込む旨の第2の入金依頼情報を作成して、これを金融機関に送信する第2入金依頼指示手段と、
前記データD1の中から各販売業者毎の第1クレジットカード決済による第1カード仕入額のデータD3を集計し、登録する第1カード仕入情報登録手段と、
前記データD3の中から特定販売業者の特定第1カード仕入額を読み出し、この第1カード仕入額の第1期間分を合算して、第1カード仕入総額を算出する第1カード買掛債務額算出手段と、
第2クレジット会社が発行する第2クレジットカードを用いた決済による販売業者の第2カード売上額のデータD6を毎日受信する第2カード売上情報登録手段と、
前記データD6の中から前記特定販売業者の特定第2カード売上額を読み出し、この特定第2カード売上額のうち、前記第1期間が終了した直後に訪れる当該第1期間と同一日数の期間である第2期間分を合算し、第2カード売上総額を算出する第2カード売上総額算出手段と、
前記第2カード売上総額から、前記特定販売業者の前記第2期間分の第2カード売上に対して発生する第2クレジット会社の手数料X2を差し引いた金額であって、前記仕入業務支援サーバの運用管理者に対して前記第2クレジット会社が入金すべき金額Qを算出する第2カード売掛債権算出手段と、
金融機関にアクセスし、前記金額Qの入金を確認する入金確認手段と、
前記特定販売業者の、第1カード仕入総額と第2カード売上総額の差額を算出する債権債務差額算出手段と、
前記差額が前記特定販売業者への振込残金額である場合には、当該振込残金額を前記仕入業務支援サーバの運用管理者名義の口座から引き落とし、これを特定販売業者名義の口座に払い込む旨の第3の入金依頼情報を作成して、これを金融機関に送信する第3入金依頼指示手段と、
前記差額が前記特定販売業者への請求金額である場合には、当該請求金額を支払う旨の支払請求情報を作成して、これを特定販売業者に送信する支払指示手段とを、備え、
前記第2クレジット会社は、
前記金額Qを前記第2クレジット会社名義の口座から引き落とし、これを仕入業務支援サーバの運用管理者名義の口座に払い込む旨の入金依頼情報を作成して、これを金融機関に送信する入金依頼指示手段を、備えたことを特徴とする仕入業務支援システム。 - 前記仕入業務支援サーバが、
複数の販売業者の第1クレジットカードによる現在の利用限度額データを記憶する第1カード利用限度額情報記憶部と、
前記データD6の中から読み出した前記特定販売業者の特定第2カード売上額のうち、前記第1期間の開始前に終了する第3期間内における各単位月毎の各特定第2カード単位売上額を合算し、第2カード売上第2総額を算出する第2カード売上第2総額算出手段と、
算出した前記第2カード売上第2総額に基づいて所定月あたりの第2カード売上平均額を算出する第2カード平均売上額算出手段と、
前記特定販売業者の第1クレジットカードによる現在の利用限度額データを変動させる掛け目係数を設定する掛け目係数設定手段と、
前記第2カード売上平均額に、設定した前記掛け目係数を乗じ、前記第1期間で有効な第1クレジットカードの新たな利用限度額を算出する第1カード利用限度額算出手段と、
前記新たな利用限度額のデータに基づいて前記第1カード利用限度額情報記憶部に記憶されている前記特定販売業者の第1クレジットカードによる現在の利用限度額データを書き換える第1カード利用限度額更新手段とを、さらに備え、
販売業者に対して使用が許可される第1期間で有効な第1クレジットカードの利用限度額を設定する、請求項5に記載の仕入業務支援システム。 - 前記仕入業務支援サーバが、
前記データD6の中から読み出した前記特定販売業者の特定第2カード売上額の、前記第1期間分を合算し、第2カード売上第3総額を算出する第2カード売上第3総額算出手段を、さらに備え、
前記掛け目係数設定手段は、
前記第2カード売上第3総額と、前記第1カード仕入総額とを対比し、この第3総額が仕入総額より少ないの場合には前記掛け目係数D14を減少させ、前記第3総額が仕入総額より多いの場合には前記掛け目係数D14を少なくとも現状維持させる、請求項6に記載の仕入業務支援システム。 - 第1クレジット会社と、第2クレジット会社と、第1クレジット会社の加盟店である納入業者と、第2クレジット会社の加盟店及び第1クレジット会社の会員ユーザである販売業者とを相互に接続する通信回線に接続され、第1期間で有効な利用限度額の範囲内で第1クレジット会社が発行する第1クレジットカードの使用が許可された販売業者が、第1クレジットカード決済によって納入業者から商品を仕入れる業務を支援するシステムのメインサーバであって、
第1クレジットカード決済による納入業者の第1カード売上額のデータD1を受信する第1カード売上額受信手段と、
前記納入業者の第1カード売上に対して発生する第1クレジット会社の手数料X1の情報を受信する第1手数料情報受信手段と、
前記手数料X1を前記仕入業務支援サーバの運用管理者名義の口座から引き落とし、これを前記第1クレジット会社名義の口座に払い込む旨の第1の入金依頼情報を作成して、これを金融機関に送信する第1入金依頼指示手段と、
前記データD1の中から前記納入業者の第1クレジットカード決済による第1カード売上額を集計し、この集計した第1カード売上額の第1期間分を合算して第1カード売上総額を算出する第1カード売上総額算出手段と、
前記第1カード売上総額から手数料X3を差し引いた金額Pを前記仕入業務支援サーバの運用管理者名義の口座から引き落とし、これを前記納入業者名義の口座に払い込む旨の第2の入金依頼情報を作成して、これを金融機関に送信する第2入金依頼指示手段と、
前記データD1の中から各販売業者毎の第1クレジットカード決済による第1カード仕入額のデータD3を集計し、登録する第1カード仕入情報登録手段と、
前記データD3の中から特定販売業者の特定第1カード仕入額を読み出し、この第1カード仕入額の第1期間分を合算して、第1カード仕入総額を算出する第1カード買掛債務額算出手段と、
第2クレジット会社が発行する第2クレジットカードを用いた決済による販売業者の第2カード売上額のデータD6を毎日受信する第2カード売上情報登録手段と、
前記データD6の中から前記特定販売業者の特定第2カード売上額を読み出し、この特定第2カード売上額のうち、前記第1期間が終了した直後に訪れる当該第1期間と同一日数の期間である第2期間分を合算し、第2カード売上総額を算出する第2カード売上総額算出手段と、
前記第2カード売上総額から、前記特定販売業者の前記第2期間分の第2カード売上に対して発生する第2クレジット会社の手数料X2を差し引いた金額であって、前記仕入業務支援サーバの運用管理者に対して前記第2クレジット会社が入金すべき金額Qを算出する第2カード売掛債権算出手段と、
金融機関にアクセスし、前記金額Qの入金を確認する入金確認手段と、
前記特定販売業者の、第1カード仕入総額と第2カード売上総額の差額を算出する債権債務差額算出手段と、
前記差額が前記特定販売業者への振込残金額である場合には、当該振込残金額を前記仕入業務支援サーバの運用管理者名義の口座から引き落とし、これを特定販売業者名義の口座に払い込む旨の第3の入金依頼情報を作成して、これを金融機関に送信する第3入金依頼指示手段と、
前記差額が前記特定販売業者への請求金額である場合には、当該請求金額を支払う旨の支払請求情報を作成して、これを特定販売業者に送信する支払指示手段とを、備えたことを特徴とする仕入業務支援システムのメインサーバ。
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