JP4006307B2 - クラッド材の間接押出方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クラッド材を間接押出により製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、図7に示す如く、従来より、間接押出による加工は、製品の外面形状を規定するダイス3と、製品の内面形状を規定するマンドレル4とからなる押出用工具をコンテナ1内に装着すると共に、ビレット2をルーズダミー6に押し当てた状態でコンテナ1内に配置した上で行われていた(特許文献1参照)。
【0003】
具体的には、ルーズダミー6を固定型とし、コンテナ1内に配置されたビレット2に向かって(詳しくは、ルーズダミー6に向かって)、ダイス3とマンドレル4とを相対的に移動させることで、ダイス孔11から製品形状に押出された押出材10を得ていた。
【0004】
このような間接押出による加工方法は、コンテナ1に対してビレット2が移動されず、コンテナ1内壁とビレット2間に摩擦が起きないため、デッドメタルの形成が少なく、従来より高精度押出製品を中心に脚光を浴びて来た。
なお、上記は管の間接押出についてのものであり、棒(中実材)を間接押出する場合は、マンドレル4がないだけである。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−201618号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術にて、芯材と皮材からなるクラッド用のビレットを間接押出すると、少ないとはいえ芯材からなるデッドメタルの形成により押出初期にそのデッドメタル近傍部分から芯材が製品表皮として押出され、芯材、皮材、芯材からなる3層クラッドという不良クラッドとなることが知られていた。
【0007】
つまり、まず、この場合は、図8(a)に示すように、コンテナ1内に配置された、芯材52と該芯材52の外周を覆う皮材54とからなるビレット50に向かってダイス3が相対的に移動されることになる。すると、図8(b)に示すように、ダイス孔11に流れていかない芯材52からなるデッドメタル52a領域が少ない領域とはいえダイス3近傍の箇所に形成される。次に、ダイス3を更に移動させると、図8(c)に示すように、デッドメタル52a近傍部分から芯材52が製品表皮62としてダイス孔11から押出される。そして、押出材60としては、芯材52からなる第1層(製品表皮62)、皮材54からなる第2層64、芯材52からなる第3層66とを有する不良クラッド(3層クラッド)となっていた(図8(c)、図8(c)のX−X断面図である図8(d)参照)。
【0008】
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、不良クラッドの切捨量を大幅に減少し、製品歩留りを向上できる間接押出方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
かかる課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明は、コンテナ内に配置された、円柱状若しくは円筒状の芯材と該芯材の外周を覆う皮材とを備えるビレットに向かってダイスを相対的に移動させる間接押出によってクラッド材を製造するクラッド材の間接押出方法において、ダイスのビレット押圧面をダイス軸線に対し55〜85°のテーパー状にし、前記ビレットの先端部に、前記皮材と同じ材質の円形若しくは環状の前板を付けて該ビレットと同時に押し出すことを特徴とするクラッド材の間接押出方法をその要旨とする。
【0010】
係るクラッド材の間接押出方法(以下、単に間接押出方法とも言う)によれば、押出加工を行なうと、ビレットの先頭部に設けられた前板がまず流出する。従って、芯材の代わりに前板によりデッドメタルが形成されることとなり、しかもこの前板が皮材と同じ材質にされているため、3層クラッドとはならない。また、ビレット押圧面の角度がダイス軸線に対し55〜85°のテーパー状にされているため、デッドメタル体積自体が減少し、不良クラッドが発生しても押出初期に流出させることができる。ビレット押圧面のダイス軸線に対する角度(以下、テーパー角度ともいう)が85°より大きい場合にはデッドメタル体積の減少効果が得られない。テーパー角度が55°より小さいと、押し残り切断時にダイスのビレット押圧面にビレットの一部が凝着し、押出終了時に凝着部の除去作業が必要となり、作業性を著しく低下させる。
【0011】
なお、本発明の間接押出方法により製造される押出材において芯材と皮材との間に隙間が生ずる現象(フクレ)の発生を好適に防止し、製品歩留りを向上するため、本発明の間接押出方法は、更に次のように構成されている。
すなわち、請求項に記載の本発明は、更に、前記前板の直径を、前記ビレットの直径に対して90〜100%としたことを特徴とする。
【0012】
このような間接押出方法によれば、前板外周角部とコンテナとの間の隙間が小さくなると共に、皮材の変形が前板によって防止されるため、押出時に空気を巻き込むことが少なく、フクレの発生を防止することができる。なお、前板の直径を、ビレットの直径に対して90%未満とすると、前板外周角部とコンテナ間の空隙が大きく、空気を巻き込み易いため、フクレの原因となる。また100%を超えると、コンテナより径が大きくなり、コンテナへの挿入時に引っ掛かり、トラブルを発生させる。
【0013】
請求項に記載の本発明は、更に、前記前板の厚さを、前記ビレットの直径に対して5〜20%としたことを特徴とする。
このような間接押出方法によれば、押出初期における不良クラッド(製品から除去する必要がある)の発生を更に好適に防止することができる。仮に、前板の厚さをビレットの直径に対して5%未満とすると、芯材によるデッドメタルを減少する効果が少なくなり、押出初期に4層クラッド(前板・芯材・皮材・芯材からなる不良クラッド部)が発生し易くなる。一方、20%を超えると、押出初期のクラッド率(押出材における皮材厚さ/押出材の半径)が高くなり過ぎ、長尺のクラッド率上限外れ部が発生し、切り捨て量が多くなってしまう。
【0014】
なお、押出初期に4層クラッドが発生する機構について説明すると、次の通りとなる。但し、以下の説明において使用する図9(a)〜(c)においては、ダイス3のビレット押圧面3aがダイス3の軸線Pに対して55〜85°ではなく、90°とされている(図9(a)参照)。よって、当該図で説明する手法は本発明(請求項1)の技術的範囲に属するものではないが、上記のように前板の厚さをビレットの直径に対して5%未満とした場合において、押出初期に4層クラッドが発生する機構も略同様である。
【0015】
まず、図9(a)に示すように、クラッドビレット70を、芯材72と、該芯材72の外周を覆う皮材74と、該芯材72の先頭部に設けられた皮材74と同じ材質の前板76と、からなるものとして構成する。このクラッドビレット70では、前板76の厚さがビレット70の直径に対して小さく(例えば、5%未満)とされている。
【0016】
このように構成されたクラッドビレット70に向かってダイス3を相対的に移動させていくと、図9(b)に示すように、まず、前板76が製品表皮82となり、その内側に芯材72からなる層84が配置されたものが押出材80としてダイス孔11から押出される。また、このとき、ダイス3近傍の箇所には、前板76の厚さが小さいため、前板76だけでなく、芯材72をも含んだデッドメタル78領域が形成される。そして、ダイス3を更に移動させると、押出初期においては、図9(c)に示すように、デッドメタル78近傍部分から芯材72と皮材74とが、前板76からなる製品表皮82の内側に、夫々、層をなして押出される。具体的には、前板76からなる第1層(製品表皮82)、芯材72からなる第2層86、皮材74からなる第3層88、芯材72からなる第4層90を有する不良クラッド(4層クラッド)となる(図9(c)のY−Y断面図である図9(d)も参照)。
【0017】
また、上記の長尺のクラッド率上限外れ部が発生する機構について図10(a)、(b)を用いて説明する。但し、図10(a)、(b)においても、ダイス3のビレット押圧面3aがダイス3の軸線Pに対して55〜85°ではなく、90°とされている(図10(a)参照)。よって、当該図で説明する手法は本発明(請求項1)の技術的範囲に属するものではないが、上記のように前板の厚さをビレットの直径に対して20%を超えるものとした場合において、押出初期に長尺のクラッド率上限外れ部が発生する機構も略同様である。
【0018】
図10(a)では、図9(a)に示したものと同様の構成のクラッドビレットが示されている(図9(a)に示したものと同様の構成要素については同じ符号を付し、説明を省略)。このビレット70においては、前板76の厚さがビレット70の直径に対して大きく(例えば、20%を超える大きさに)されている。
【0019】
このように構成されたクラッドビレット70に向かってダイス3を相対的に移動させていくと、前板76の厚さが十分に大きいため、図10(b)に示すように、ダイス3近傍の箇所には、主として前板76だけからなるデッドメタル79領域が形成される。そして、押出材81としては、前板76或いは皮材74からなる製品表皮83と、その内側に配置された芯材72からなる層85とからなるものとして押出される。しかし、前板76の厚さがビレット70の直径に対して大きすぎると、押出初期においては、押出材81のクラッド率が所望の値より高くなり、切り捨て対象となる長尺のクラッド率上限外れ部81aが発生してしまう。
【0020】
一方、請求項に記載の本発明は、請求項1に記載のクラッド材の間接押出方法において、前記前板の外周部を、前記ダイスのテーパーに沿って円錐状に形成したことを特徴とする。
このような間接押出方法によれば、前板とダイスの間の空隙が減少するため、フクレ防止に効果的である。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の一実施形態を図面と共に説明する。まず、図1は本発明を適用した間接押出方法に用いられる間接押出機構100の概略構成を示した説明図である。
【0022】
この機構100では、押出材の外面形状を規定するダイス102が、ダイステム104を介したプラテン106に押圧される状態で、コンテナ108内に嵌挿されている。また、コンテナ108において、ダイス102と対向した端部には、クロージングプレート110が装着されている。そして、コンテナ108内におけるダイス102とクロージングプレート110との間の箇所に、クラッドビレット120が配置され、間接押出加工に供される。
【0023】
具体的には、コンテナ108内に配置されたクラッドビレット120に向かって、ダイス10を相対的に移動させて、コンテナ108内のビレット120をビレット押圧面102aで加圧し、ダイス孔102bから押出材として押出すことで製品の製作を行う。
【0024】
但し、本実施例では、コンテナ108、クロージングプレート110、及びクラッドビレット120を一体の状態でダイス10側(図1中の矢印α側)に移動させることで、間接押出加工が行われる。
次に、クラッドビレット120につき、図2(a)、(b)を用いて説明する。図2(a)、(b)は、クラッドビレット120の説明図であり、図2(a)がその断面図、図2(b)が側面図である。本図に示すように、クラッドビレット120では、円柱状の芯材122の外周が円筒状の皮材124にて被覆されている。そしてその先頭部(押出の際に最初にビレット押圧面102aに接触する部分)には円形の前板126が設けられている。前板126は、皮材124と同じ材質にされている。
【0025】
図3(a)にこの間接押出方法に用いるダイス102の一例を示す。本図に示すようにこのダイス102は、ビレット押圧面102aがダイス102の軸線Aに対し70°のテーパーにされている。
以上のようなクラッドビレット120およびダイス102を用いて押出加工を行なった結果を以下に示す。なお、押圧面102aの角度を替えたダイス、前板126の厚さを替えたもの、前板126の直径を替えたものについても押出加工を行ない、比較した。図3(b)、図3(c)はこの比較例において用いたダイスの例であり、それぞれテーパー角度を90°にしたダイス、テーパー角度を110°にしたダイスとなっている。また、芯材122は、材質がJISA3003、直径が92mm、長さが300mmの円柱状のものを用いた。皮材124は、材質がJISA1070、外径が100mm、内径が92mm、長さが295mmのものを用いた。また、図2(a)には、前板126の直径がビレット120の直径に対して100%とされたものが示されているが、100%未満とされた場合の例を図4に示す。図2(a)、図4いずれの場合も、位置決めの便宜のため、コンテナ内にビレット120を配置する前に、前板外周角部126aと皮材124の前端部124aとが溶接等により固定される。
【0026】
評価としては、押出後のフクレを全長に亘って目視観察し、不良クラッド部(前板のみのもの、前板の影響でクラッド率が大きすぎるもの、前板・芯材・皮材・芯材の4層クラッドになったもの)の長さを測定した。この評価結果を、用意した実施例および比較例のパラメータと共に示したのが[表1]である。
【0027】
【表1】
Figure 0004006307
【0028】
この表に示すように、テーパー角度を55°とした実施例1、60°とした実施例2、比較例2、70°とした比較例3、実施例、80°とした実施例6、7、比較例4、85°とした実施例においては、いずれの場合も不良クラッド部の長さが5m以下となり、不良クラッド部の長さが好適に低減された。
【0029】
一方、テーパー角度を50°とした比較例1では、不良クラッド部の長さこそ0.8mと短かったが、手直しが効かないほどの顕著(程度:強)なフクレが発生した上、押し残り切断時にダイス102のビレット押圧面102aにビレット120の一部が凝着したため、押出終了時に凝着部の除去作業に手間取り、作業性が悪かった。
【0030】
また、テーパー角度を90°とした比較例5、6、110°とした比較例では、いずれの場合も不良クラッド部の長さが5mを超えてしまい、不良クラッド部の長さ低減には好ましくない結果が得られた。
一方、実施例1〜8、比較例2〜4のうち、前板126の直径をクラッドビレット120の直径と同じとした実施例1、2、5〜8、前板126の直径をクラッドビレット120の直径に対し90%とした比較例3、実施例3、95%とした実施例では、いずれの場合もフクレが発生しなかった。また、前板126の直径をクラッドビレット120の直径と同じとした比較例4では、フクレが発生したものの、その程度は手直しが可能な程度の軽いものであった。
【0031】
しかし、前板126の直径をクラッドビレット120の直径に対し80%とした比較例2では、手直しが効かないほどの顕著なフクレが発生した。これは、比較例2では、コンテナ108と前板126との空隙が大きかったためと考えられる。つまり、該空隙の大きさゆえに押出時に皮材124と芯材122との間に空気を巻き込み、その結果、顕著なフクレが発生したと考えられる。
【0032】
一方、実施例1〜8、比較例2〜4のうち、前板126の厚さを10mm(クラッドビレット120の直径100mmに対し10%)とした実施例1、2、比較例2、実施例4、8、5mmとした実施例、15mmとした実施例、18mmとした実施例、20mmとした実施例においては、いずれの場合も不良クラッド部の長さが1m以下にまでなり、不良クラッド部の長さが一層好適に低減された。
【0033】
しかし、前板126の厚さを4mmとした比較例3では、不良クラッド部の長さが1mを越え、3.0mにまで及んでしまった。これは、前板126の厚さが薄すぎたために、芯材122によるデッドメタルの体積を減少させる効果が不十分となり、押出初期に4層クラッドが発生した結果である。
【0034】
また、前板126の厚さを23mmに増やした比較例4では、押出初期のクラッド率が高くなり過ぎ、4.2mものクラッド率上限外れ部(不良クラッド部)が発生した。
以上の結果から、クラッド材を製造するに当って、不良クラッド部の長さを好適に低減するためには、テーパー角度を55〜85°にすることが好ましいことが判った。そして、このようにテーパー角度を55〜85°にした際に、更に、フクレの発生を好適に防止するためには、前板126の直径をビレット120の直径に対して90〜100%にすることが好ましいことが判った。また、このようにテーパー角度を55〜85°にした際に、更に一層好適に不良クラッド部の長さを低減するには、前板126の厚さをビレット120の直径に対して5〜20%にすればよいことが判った。
【0035】
以上、本発明を適用した一実施形態について説明してきたが、本発明はこの実施形態に何等限定されるものではなく様々な態様で実施しうる。
例えば、前板126の外周部を、ダイス102の押圧面102aのテーパーに沿って円錐状に形成してもよい。こうすると、前板126とダイス102の間の空隙が減少するため、フクレ防止に効果的である。
【0036】
なお、図5は、前板126の外周部126bを円錐状に形成した例を示す。図5では、ダイス102の軸線Aに対しダイス102の押圧面102aが70°のテーパーにされた場合等に適合するよう、外周部126bの軸線Aに対する角度を70°とした場合が示されている。
【0037】
また、図6に示すように、クラッドビレット120を中空のものとして構成し、コンテナ108内にビレット120を貫通するマンドレル112を配置して、間接押出の際には、ダイス102とマンドレル112とをビレット120に対して相対的に移動させることで、ダイス孔102bから管材として形成されたクラッド材(押出材)を得るよう構成しても良い。
【0038】
この場合、芯材122は、軸方向に延びる貫通孔122aを有する円筒状の部材として構成される。また、前板126も、軸方向に延びる貫通孔126cを有する環状の部材として構成される。図6に示すように、貫通孔122a,126cの孔径は、マンドレルの軸径に対応したものとされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した間接押出方法に用いられる間接押出機構の概略構成を示した説明図である。
【図2】 本発明を適用した間接押出方法に用いるクラッドビレットの説明図である。
【図3】 本発明の間接押出方法を評価するために用いたダイスの説明図である。
【図4】 クラッドビレットにおいて前板の直径が該クラッドビレットの直径に対して100%未満とされた場合の例を示す説明図である。
【図5】 クラッドビレットにおいて前板の外周部を円錐状に形成した場合の例を示す説明図である。
【図6】 コンテナ内にマンドレルを配置してなる間接押出機構の概略構成を示した説明図である。
【図7】 従来の間接押出機構の概略構成を示した説明図である。
【図8】 3層クラッドという不良クラッドが発生する機構を示した説明図である。
【図9】 4層クラッドという不良クラッドが発生する機構を示した説明図である。
【図10】 クラッド率上限外れ部という不良クラッドが発生する機構を示した説明図である。
【符号の説明】
120…クラッドビレット 122…芯材
122a…貫通孔 124…皮材
126…前板 126b…外周部
126c…貫通孔 102…ダイス
102a…ビレット押圧面

Claims (2)

  1. コンテナ内に配置された、円柱状若しくは円筒状の芯材と該芯材の外周を覆う皮材とを備えるビレットに向かってダイスを相対的に移動させる間接押出によってクラッド材を製造するクラッド材の間接押出方法において、
    ダイスのビレット押圧面をダイス軸線に対し55〜85°のテーパー状にし、
    前記ビレットの先端部に、前記皮材と同じ材質の円形若しくは環状の前板を付けて該ビレットと同時に押し出し、
    前記前板の直径を、前記ビレットの直径に対して90〜100%とし、
    前記前板の厚さを、前記ビレットの直径に対して5〜20%としたことを特徴とするクラッド材の間接押出方法。
  2. 前記前板の外周部を、前記ダイスのテーパーに沿って円錐状に形成したことを特徴とする請求項1に記載のクラッド材の間接押出方法。
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