JP4005758B2 - 電気車制御装置 - Google Patents
電気車制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4005758B2 JP4005758B2 JP2000120574A JP2000120574A JP4005758B2 JP 4005758 B2 JP4005758 B2 JP 4005758B2 JP 2000120574 A JP2000120574 A JP 2000120574A JP 2000120574 A JP2000120574 A JP 2000120574A JP 4005758 B2 JP4005758 B2 JP 4005758B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric vehicle
- ground wire
- vehicle control
- vvvf inverter
- inverter device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/72—Electric energy management in electromobility
Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、VVVFインバータ装置によりモータを駆動し電気車の駆動制御する電気車制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電気車を駆動制御する電気車制御装置は、主回路システムにVVVFインバータ装置が用いられ、電気車のモータに可変電圧可変周波数の電源を与えて電気車の速度制御を行っている。
【0003】
図2は、従来の電気車制御装置における主回路システムの構成図である。電気車には、直流架線区間にて架線1から集電器2を介して電源が供給される。集電器2に供給された電源は、高速度遮断器3、充電用抵抗器4および電磁接触器5を通してフィルタリアクトル6で高調波成分が除去され、VVVFインバータ装置7に入力される。
【0004】
VVVFインバータ装置7は、直流電力を三相交流電力に変換し、3相出力線を介して電気車を駆動するモータ9に供給する。つまり、可変電圧可変周波数の電源をモータに与えモータの速度制御を行う。また、VVVFインバータ装置7は主回路アース線10を介して接地ブラシ11に接続されている。
【0005】
ここで、モータ9の入力端子には、VVVFインバータ装置7内の半導体素子12のスイッチングによる矩形波の電圧が印加される。このため、モータ9のモータ巻線とモータフレームとの間の浮遊容量により高周波の循環電流が流れる。この高周波循環電流は、これがモータフレームアース13を介してレール14に流出し、信号機のループコイル15や地上子16に誘導ノイズとして影響することになる。
【0006】
そこで、図3に示すように、モータフレームアース線17を設け主回路アース線10とVVVFインバータ装置7内で接続し、高周波循環電流がレール14に流出して誘導障害が発生するのを防ぐようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、モータ9のモータフレーム間をVVVFインバータ装置7を介して短絡する回路が形成されるので、VVVFインバータ装置7に引込んだモータフレームアース線17を介して直流分の電流が流れる。このため、モータフレームアース線17を必要以上に太くする等の処置が必要であった。
【0008】
本発明の目的は、高周波電流分のみをVVVFインバータ装置に帰還させ、レールに高調波電流が流出するのを防止できる電気車制御装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係わる電気車制御装置は、架線から得られた直流電力を三相交流電力に変換し、出力側に接続されたモータの駆動電源を供給するVVVFインバータ装置が接続されてなる電気車制御装置において、前記モータのモータフレームアース線と前記VVVFインバータ装置の主回路アース線とでレールに流れる高周波ノイズを低減する短絡回路を形成し、前記VVVFインバータ装置内の前記モータフレームアース線と前記主回路アース線との間に前記短絡回路に流れる直流分をカットするコンデンサを接続したことを特徴とする。
【0010】
請求項1の発明に係わる電気車制御装置においては、VVVFインバータ装置内のモータフレームアース線とVVVFインバータ装置の主回路アース線とで形成される短絡回路でレールに流れる高周波ノイズを低減し、その短絡回路に流れる直流分をコンデンサでカットする。
【0013】
請求項2の発明に係わる電気車制御装置は、請求項1の発明において、前記コンデンサは、誘導障害時に間題となる周波数において減衰量が大きくなるような定数であることを特徴とする。
【0014】
請求項2の発明に係わる電気車制御装置においては、請求項1の発明の作用に加え、誘導障害時に間題となる周波数をコンデンサにより減衰させる。
【0015】
請求項3の発明に係わる電気車制御装置は、請求項1または2の発明において、前記VVVFインバータ装置の耐圧試験時に前記コンデンサに電圧が印加されることを防止するための耐圧コネクタを接続したことを特徴とする。
【0016】
請求項3の発明に係わる電気車制御装置においては、請求項1または2の発明の作用に加え、VVVFインバータ装置の耐圧試験時には、耐圧コネクタを開きコンデンサに電圧が印加されることを防止する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の実施の形態に係わる電気車制御装置の主回路システムの構成図である。図3に示した従来例に対し、モータフレームアース線17と主回路アース線10とで形成される短絡回路に、直流分をカットするコンデンサ18およびVVVFインバータ装置7の耐圧試験時にコンデンサ18に電圧が印加されることを防止するための耐圧コネクタ19が接続されている。その他の構成は、図3に示した従来例と同一であるので、同一要素には同一符号を付し重複する説明は省略する。
【0018】
図1に示すように、VVVFインバータ装置7内にモータフレームアース線17を引き込み主回路アース線10に接続して短絡回路を形成する。そして、その短絡回路には交流分のみ主回路アース線10に流すためのコンデンサ18が設けられる。また、VVVFインバータ装置7の耐圧試験時に主回路アース線10側とモータフレームアース線17側とを切り離すための耐圧コネクタ19が設けられている。
【0019】
コンデンサ18は、回路の漏れリアクタンスを考慮し、誘導障害時に間題となる周波数において最も減衰量が大きくなるような定数をもって構成される。また、VVVFインバータ装置7の耐圧試験時には耐圧コネクタ19が開放されることから、コンデンサ18の定格電圧は、耐圧試験電圧以下に選定される。
【0020】
すなわち、モータフレームアース線17と主回路アース線10との間に設けられたコンデンサ18により、VVVFインバータ装置7のスイッチング動作によってモータ9に蓄積された浮遊容量は、VVVFインバータ装置7のコンデンサ18に流れ、高調波成分は主回路アース線10に戻されるので、レール14に流れるノイズが低減される。
【0021】
また、VVVFインバータ装置7の耐圧試験時には、コンデンサ18に試験電圧が印加されてしまうことを防止するために耐圧コネクタ19を開放する。つまり、通常時は耐圧コネクタ19は短絡されノイズを低減し、耐圧試験時は耐圧コネクタを開放して耐圧試験電圧を印加してもコンデンサ18に電圧が印加されないようにする。
【0022】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、VVVFインバータ装置内にモータフレームアース線を引き込み、モータフレームと主回路アース線の間にコンデンサ18を設けたので、レールに流れ込む高周波ノイズを減少させることができ、信号機に対する誘導ノイズの影響を低減させることができる。
【0023】
また、コンデンサが直列に挿入されていることから、直流分がカットできる。そして、耐圧コネクタを介すことで、VVVFインバータ装置の耐圧試験時にVVVFインバータ装置内に設置したコンデンサに耐圧試験電圧が印加されることを防げるので、コンデンサの定格電圧は耐圧試験電圧以下に選定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる電気車制御装置の主回路システムの構成図。
【図2】従来の電気車制御装置における主回路システムの構成図。
【図3】従来の電気車制御装置における主回路システムの他の一例の構成図。
【符号の説明】
1…架線、2…集電器、3…高速度遮断器、4…充電用抵抗器、5…電磁接触器、6…フィルタリアクトル、7…VVVFインバータ装置、8…3相出力線、9…モータ、10…主回路アース線、11…接地ブラシ、12…半導体素子、13…モータフレームアース、14…レール、15…ループコイル、16…地上子、17…モータフレームアース線、18…コンデンサ、19…耐圧コネクタ
Claims (3)
- 架線から得られた直流電力を三相交流電力に変換し、出力側に接続されたモータの駆動電源を供給するVVVFインバータ装置が接続されてなる電気車制御装置において、前記モータのモータフレームアース線と前記VVVFインバータ装置の主回路アース線とでレールに流れる高周波ノイズを低減する短絡回路を形成し、前記VVVFインバータ装置内の前記モータフレームアース線と前記主回路アース線との間に前記短絡回路に流れる直流分をカットするコンデンサを接続したことを特徴とする電気車制御装置。
- 前記コンデンサは、誘導障害時に間題となる周波数において減衰量が大きくなるような定数であることを特徴とする請求項1に記載の電気車制御装置。
- 前記VVVFインバータ装置の耐圧試験時に前記コンデンサに電圧が印加されることを防止するための耐圧コネクタを接続したことを特徴とする請求項1または2に記載の電気車制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000120574A JP4005758B2 (ja) | 2000-04-21 | 2000-04-21 | 電気車制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000120574A JP4005758B2 (ja) | 2000-04-21 | 2000-04-21 | 電気車制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001309505A JP2001309505A (ja) | 2001-11-02 |
JP4005758B2 true JP4005758B2 (ja) | 2007-11-14 |
Family
ID=18631359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000120574A Expired - Lifetime JP4005758B2 (ja) | 2000-04-21 | 2000-04-21 | 電気車制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4005758B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10312254B4 (de) | 2003-03-19 | 2007-02-15 | Siemens Ag | Traktionsmotor |
KR101543039B1 (ko) | 2009-10-26 | 2015-08-10 | 현대자동차주식회사 | 임피던스 매칭법을 이용한 인버터 커패시터 모듈의 회로 구성방법 |
DE102013201470A1 (de) * | 2013-01-30 | 2014-07-31 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Elektrische Maschine mit elektrischem Leiter |
CN103523030B (zh) * | 2013-09-27 | 2016-04-13 | 株洲南车时代电气股份有限公司 | 地铁列车vvvf故障工况下hscb自动重投的控制装置及方法 |
DE102014018642B4 (de) * | 2014-12-13 | 2021-07-08 | Audi Ag | EMV-Maßnahme und Kurzschlussdetektion im Kraftfahrzeug |
JP6350291B2 (ja) | 2015-01-13 | 2018-07-04 | 株式会社デンソー | 電子制御装置 |
CN105946588B (zh) * | 2016-06-20 | 2018-03-13 | 中车株洲电力机车研究所有限公司 | 电力机车重投方法、重投系统及电力机车 |
-
2000
- 2000-04-21 JP JP2000120574A patent/JP4005758B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001309505A (ja) | 2001-11-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10063179B2 (en) | Energy saving method for use with active PWM rectifiers in regenerative drives | |
EP2427342B1 (de) | Ladeanordnung für ein fahrzeug und fahrzeug | |
US6288915B1 (en) | Converter circuit arrangement having a DC intermediate circuit | |
US7508160B1 (en) | Soft start system for motors utilizing variable frequency drive and autotransformer | |
JP4041798B2 (ja) | 鉄道車両用多電圧電源 | |
DE102012207697B4 (de) | Elektrisches Fahrzeugsystem | |
KR100319932B1 (ko) | 전동기의과전압방지장치 | |
CN113169665A (zh) | 用于降低变流器的共模干扰的电路装置 | |
JP4005758B2 (ja) | 電気車制御装置 | |
CN102405149B (zh) | 电动车控制装置 | |
EP2559587A2 (de) | Umrichter zum Betreiben eines elektrischen Antriebsmotors eines Elektrofahrzeugs, Kraftwagen und Verfahren zum Betreiben des Umrichters | |
JP2638587B2 (ja) | 可変速度電気モータの制御装置 | |
JP2002315101A (ja) | 電気車駆動制御装置 | |
WO1991009454A1 (en) | Dc-link ripple reduction circuit | |
JPH0823682A (ja) | サージ電圧抑制装置 | |
JPH11299264A (ja) | インバータのコモンモード電圧の抑制方法とその装置 | |
US20020113585A1 (en) | Frequency converter system having a damping device with a passive, static impedance for damping undesirable resonant oscillations in a tuned circuit formed by at least one input-side inductance and parasitic distributed capacitances | |
JPH01186101A (ja) | 電気車制御装置 | |
JPH09168208A (ja) | 電気自動車の電気システム | |
JPH11113102A (ja) | 交直両用電気車制御装置 | |
JP2672885B2 (ja) | 交流電気車の停電検知装置 | |
JPH0446042B2 (ja) | ||
JP2012060792A (ja) | 電気車用電力変換装置 | |
CN115211010A (zh) | 逆变器组件 | |
JP2000188803A (ja) | 電気車制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050318 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20050325 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050803 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070125 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070206 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070409 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070821 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070824 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4005758 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100831 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100831 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110831 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110831 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120831 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120831 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130831 Year of fee payment: 6 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |