JPH11113102A - 交直両用電気車制御装置 - Google Patents
交直両用電気車制御装置Info
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- JPH11113102A JPH11113102A JP9270044A JP27004497A JPH11113102A JP H11113102 A JPH11113102 A JP H11113102A JP 9270044 A JP9270044 A JP 9270044A JP 27004497 A JP27004497 A JP 27004497A JP H11113102 A JPH11113102 A JP H11113102A
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/72—Electric energy management in electromobility
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 交直両用主回路構成で、PWMコンバータか
らの直流電源を使用する場合に、各リアクトルをそれら
に並列に接続された単位スイッチによって短絡すること
によってコンバータの制御安定性を高め、リアクトルに
不要な発熱をおこさせない。 【解決手段】 コンバータ装置6とインバータ装置10
a,10bとの間に、リアクトル8a,8bと共にこれに並列に
単位スイッチ14a,14bを設置し、交流直流回路切替器4
が交流回路側に切替えられる時には単位スイッチをクロ
ーズさせてリアクトルを短絡することによって、コンバ
ータ装置の出力側とインバータ装置の入力側との間のコ
ンデンサ要素7,9a,9bの並列接続数を多くしてリッ
プル電圧を小さくし、また全体のコンデンサ容量を大き
くすることによってコンバータ装置の直流出力のリップ
ル電流を減少させる。
らの直流電源を使用する場合に、各リアクトルをそれら
に並列に接続された単位スイッチによって短絡すること
によってコンバータの制御安定性を高め、リアクトルに
不要な発熱をおこさせない。 【解決手段】 コンバータ装置6とインバータ装置10
a,10bとの間に、リアクトル8a,8bと共にこれに並列に
単位スイッチ14a,14bを設置し、交流直流回路切替器4
が交流回路側に切替えられる時には単位スイッチをクロ
ーズさせてリアクトルを短絡することによって、コンバ
ータ装置の出力側とインバータ装置の入力側との間のコ
ンデンサ要素7,9a,9bの並列接続数を多くしてリッ
プル電圧を小さくし、また全体のコンデンサ容量を大き
くすることによってコンバータ装置の直流出力のリップ
ル電流を減少させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は交流架線、直流架線
の架線条件に応じてインバータ装置に供給する直流電源
系統を切替えて電気車駆動用の電動機に供給する交直両
用電気車制御装置に関する。
の架線条件に応じてインバータ装置に供給する直流電源
系統を切替えて電気車駆動用の電動機に供給する交直両
用電気車制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】交直両用電気車制御装置として、従来、
図8に示す構成のものが知られている。この交直両用電
気車制御装置は、交流架線区間においては架線1から集
電器2、交流遮断器3、交流直流回路切替器4を介して
変圧器5にて降圧し、サイリスタ又はダイオードによっ
て構成される整流装置25に交流電力を入力して直流電
力に変換し、並設されている複数台の可変電圧可変周波
数(VVVF)インバータ装置10a,10bそれぞれ
に出力し、これらのインバータ装置10a,10bで直
流電力を三相交流電力に変換して電気車駆動用の電動機
11a〜11dに供給する。また直流架線区間において
は、架線1から集電器2、交流遮断器3、交流直流回路
切替器4、直流接触器12を介して直流電力をインバー
タ装置10a,10bに入力し、その直流電力を三相交
流電力に変換して電動機11a〜11dに供給する。
図8に示す構成のものが知られている。この交直両用電
気車制御装置は、交流架線区間においては架線1から集
電器2、交流遮断器3、交流直流回路切替器4を介して
変圧器5にて降圧し、サイリスタ又はダイオードによっ
て構成される整流装置25に交流電力を入力して直流電
力に変換し、並設されている複数台の可変電圧可変周波
数(VVVF)インバータ装置10a,10bそれぞれ
に出力し、これらのインバータ装置10a,10bで直
流電力を三相交流電力に変換して電気車駆動用の電動機
11a〜11dに供給する。また直流架線区間において
は、架線1から集電器2、交流遮断器3、交流直流回路
切替器4、直流接触器12を介して直流電力をインバー
タ装置10a,10bに入力し、その直流電力を三相交
流電力に変換して電動機11a〜11dに供給する。
【0003】そして整流装置25とインバータ装置10
a,10bとの間にはリアクトル8a,8bが接続され
ている。このリアクトル8a,8bは、交流架線区間に
おいては整流装置25から出力される直流電力を平滑化
する働きをし、また直流架線区間では各インバータ装置
10a,10bの入力側に配置されているコンデンサ9
a,9bとそれらのリアクトル8a,8bとによってイ
ンバータ装置10a,10bのスイッチング動作により
発生する高調波成分を除去するフィルタの働きをするも
のである。
a,10bとの間にはリアクトル8a,8bが接続され
ている。このリアクトル8a,8bは、交流架線区間に
おいては整流装置25から出力される直流電力を平滑化
する働きをし、また直流架線区間では各インバータ装置
10a,10bの入力側に配置されているコンデンサ9
a,9bとそれらのリアクトル8a,8bとによってイ
ンバータ装置10a,10bのスイッチング動作により
発生する高調波成分を除去するフィルタの働きをするも
のである。
【0004】このような従来の交直両用電気車制御装置
では、サイリスタ又はダイオードによって構成される整
流装置25が架線側の力率を低下させてしまい、また高
調波も多く含む問題点があった。そこで現在では、交流
電力を直流電力に変換する変換装置として自己消弧可能
な要素を用い、力率制御が可能なPWMコンバータ装置
が採用されるようになっている。
では、サイリスタ又はダイオードによって構成される整
流装置25が架線側の力率を低下させてしまい、また高
調波も多く含む問題点があった。そこで現在では、交流
電力を直流電力に変換する変換装置として自己消弧可能
な要素を用い、力率制御が可能なPWMコンバータ装置
が採用されるようになっている。
【0005】図9はPWMコンバータ装置6を採用した
従来の交直両用電気車制御装置の回路構成を示してい
て、整流装置25に代えてその場所にPWMコンバータ
装置6を搭載している。このPWMコンバータ装置6を
採用した交直両用電気車制御装置でも、コンバータ装置
6と並設されたインバータ装置10a,10bとの間に
はリアクトル8a,8bを接続している。しかしなが
ら、これらのリアクトル8a,8bが存在することによ
り、通常は電圧源として用いられるPWMコンバータ装
置6が電流源になってしまい、PWMコンバータ装置6
の制御が整流装置25を採用した従来のものとは異なっ
たものとなる。
従来の交直両用電気車制御装置の回路構成を示してい
て、整流装置25に代えてその場所にPWMコンバータ
装置6を搭載している。このPWMコンバータ装置6を
採用した交直両用電気車制御装置でも、コンバータ装置
6と並設されたインバータ装置10a,10bとの間に
はリアクトル8a,8bを接続している。しかしなが
ら、これらのリアクトル8a,8bが存在することによ
り、通常は電圧源として用いられるPWMコンバータ装
置6が電流源になってしまい、PWMコンバータ装置6
の制御が整流装置25を採用した従来のものとは異なっ
たものとなる。
【0006】またPWMコンバータ装置6から出力され
る直流電圧は、PWMコンバータ装置6のスイッチング
動作によって発生する高周波のリップル分を含んでいる
が、このリップル分を低減させるには主回路上に配置さ
れるコンデンサ要素を利用する。
る直流電圧は、PWMコンバータ装置6のスイッチング
動作によって発生する高周波のリップル分を含んでいる
が、このリップル分を低減させるには主回路上に配置さ
れるコンデンサ要素を利用する。
【0007】リップル電圧ΔV、リップル電流ΔIは次
の数1、数2式によって表わされる。
の数1、数2式によって表わされる。
【0008】
【数1】 ここで、PL:負荷電力、Vd:直流電圧、Cd:コン
デンサ容量、ω:電源周波数である。
デンサ容量、ω:電源周波数である。
【0009】
【数2】 ここで、Cs:コンデンサ1S分の容量、P:コンデン
サの並列接続数、ω′:2π×2×電源周波数である。
サの並列接続数、ω′:2π×2×電源周波数である。
【0010】これらの数1、数2式に示されるように、
リップル電圧ΔVはコンデンサの容量が大きいほど小さ
くなり、またリップル電流ΔIはコンデンサの並列接続
数が多いほど小さくなる。
リップル電圧ΔVはコンデンサの容量が大きいほど小さ
くなり、またリップル電流ΔIはコンデンサの並列接続
数が多いほど小さくなる。
【0011】通常、このコンデンサ要素はPWMコンバ
ータ装置6とVVVFインバータ装置10a,10bに
配置され、十分な容量を確保しているが、リアクトル8
a,8bが挿入されることによりVVVFインバータ装
置10a,10b側のコンデンサ9a,9bが切り離さ
れた形となる。このため、リップル電圧を低減させるた
めにはPWMコンバータ装置6側のコンデンサ7の容量
を大きくしなければならない。
ータ装置6とVVVFインバータ装置10a,10bに
配置され、十分な容量を確保しているが、リアクトル8
a,8bが挿入されることによりVVVFインバータ装
置10a,10b側のコンデンサ9a,9bが切り離さ
れた形となる。このため、リップル電圧を低減させるた
めにはPWMコンバータ装置6側のコンデンサ7の容量
を大きくしなければならない。
【0012】なぜならば、このコンデンサ7の容量が十
分でないと、上述したようにPWMコンバータ装置6か
ら出力される直流電圧のリップル分が大きくなり、PW
Mコンバータ装置6−インバータ装置10a,10b間
の直達ノイズが増大し、またPWMコンバータ装置6の
入力側の交流電源波形が歪んでしまい、架線1側への高
調波を増大させてしまうからである。また挿入されたリ
アクトル8a,8bについても、そこを流れるリップル
電流が大きくなると発熱が大きくなり、熱、容量の大き
なリアクトルや冷却するための設備が必要となる。
分でないと、上述したようにPWMコンバータ装置6か
ら出力される直流電圧のリップル分が大きくなり、PW
Mコンバータ装置6−インバータ装置10a,10b間
の直達ノイズが増大し、またPWMコンバータ装置6の
入力側の交流電源波形が歪んでしまい、架線1側への高
調波を増大させてしまうからである。また挿入されたリ
アクトル8a,8bについても、そこを流れるリップル
電流が大きくなると発熱が大きくなり、熱、容量の大き
なリアクトルや冷却するための設備が必要となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のPWMコンバータ装置とVVVFインバータ装置とを
備えた交直両用電気車制御装置では、コンバータ装置と
インバータ装置との間に挿入されているリアクトルがコ
ンバータ装置側のコンデンサとインバータ装置側のコン
デンサとを切り離された形にするため、リップル電圧を
低減させるためにはPWMコンバータ装置側のコンデン
サ7の容量を大きくする必要があり、またリアクトルそ
のものに熱容量の大きなものを採用し、あるいは冷却設
備を必要とする問題点があった。
のPWMコンバータ装置とVVVFインバータ装置とを
備えた交直両用電気車制御装置では、コンバータ装置と
インバータ装置との間に挿入されているリアクトルがコ
ンバータ装置側のコンデンサとインバータ装置側のコン
デンサとを切り離された形にするため、リップル電圧を
低減させるためにはPWMコンバータ装置側のコンデン
サ7の容量を大きくする必要があり、またリアクトルそ
のものに熱容量の大きなものを採用し、あるいは冷却設
備を必要とする問題点があった。
【0014】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、交流架線区間でコンバータ装置からの
直流電源を使用する場合には、各リアクトルをそれと並
列に設置されたスイッチ手段によって短絡することによ
り、コンバータ装置の制御安定性を高め、またリアクト
ルの発熱を抑えることができ、設備の小形、軽量化が図
れる交直両用電気車制御装置を提供することを目的とす
る。
なされたもので、交流架線区間でコンバータ装置からの
直流電源を使用する場合には、各リアクトルをそれと並
列に設置されたスイッチ手段によって短絡することによ
り、コンバータ装置の制御安定性を高め、またリアクト
ルの発熱を抑えることができ、設備の小形、軽量化が図
れる交直両用電気車制御装置を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の交直両
用電気車制御装置は、交流電力を直流電力に変換するコ
ンバータ装置と、前記コンバータ装置の直流出力側にリ
アクトルを介して接続されたインバータ装置と、電力供
給源と前記コンバータ装置の交流入力側又は前記インバ
ータ装置の直流入力側のいずれか一方とを接続する交流
直流回路切替手段と、前記リアクトルと並列に設置さ
れ、前記交流直流回路切替手段が前記電力供給源と前記
コンバータ装置の交流入力側とを接続する時にクローズ
して前記リアクトルを短絡し、前記交流直流回路切替手
段が前記電力供給源と前記インバータ装置の直流入力側
とを接続する時にオープンするリアクトル短絡スイッチ
手段とを備えたものである。
用電気車制御装置は、交流電力を直流電力に変換するコ
ンバータ装置と、前記コンバータ装置の直流出力側にリ
アクトルを介して接続されたインバータ装置と、電力供
給源と前記コンバータ装置の交流入力側又は前記インバ
ータ装置の直流入力側のいずれか一方とを接続する交流
直流回路切替手段と、前記リアクトルと並列に設置さ
れ、前記交流直流回路切替手段が前記電力供給源と前記
コンバータ装置の交流入力側とを接続する時にクローズ
して前記リアクトルを短絡し、前記交流直流回路切替手
段が前記電力供給源と前記インバータ装置の直流入力側
とを接続する時にオープンするリアクトル短絡スイッチ
手段とを備えたものである。
【0016】請求項2の発明は、請求項1の交直両用電
気車制御装置において、前記コンバータ装置の直流出力
側に並列に、複数の前記リアクトルそれぞれを介して複
数の前記インバータ装置が接続され、前記リアクトル短
絡スイッチ手段が前記複数のリアクトルそれぞれと並列
に設置されていることを特徴とするものである。
気車制御装置において、前記コンバータ装置の直流出力
側に並列に、複数の前記リアクトルそれぞれを介して複
数の前記インバータ装置が接続され、前記リアクトル短
絡スイッチ手段が前記複数のリアクトルそれぞれと並列
に設置されていることを特徴とするものである。
【0017】請求項3の発明は、請求項1の交直両用電
気車制御装置において、前記コンバータ装置の直流出力
側に単一のリアクトルを介して複数の前記インバータ装
置が並列に接続され、前記リアクトル短絡スイッチ手段
が前記単一のリアクトルと並列に設置されていることを
特徴とするものである。
気車制御装置において、前記コンバータ装置の直流出力
側に単一のリアクトルを介して複数の前記インバータ装
置が並列に接続され、前記リアクトル短絡スイッチ手段
が前記単一のリアクトルと並列に設置されていることを
特徴とするものである。
【0018】請求項1〜3の発明の交直両用電気車制御
装置では、コンバータ装置とインバータ装置との間に、
リアクトルと共にこれに並列にリアクトル短絡スイッチ
手段を設置し、交流直流回路切替手段が電力供給源とコ
ンバータ装置の交流入力側とを接続する時にはこのリア
クトル短絡スイッチ手段をクローズさせてリアクトルを
短絡することによって、コンバータ装置の直流出力側と
インバータ装置の直流入力側との間のコンデンサ要素の
並列接続数を多くしてリップル電圧を小さくし、また全
体のコンデンサ容量を大きくすることによってコンバー
タ装置の直流出力のリップル電流を減少させ、コンバー
タ装置の制御安定性を高め、またリアクトルの発熱を抑
える。
装置では、コンバータ装置とインバータ装置との間に、
リアクトルと共にこれに並列にリアクトル短絡スイッチ
手段を設置し、交流直流回路切替手段が電力供給源とコ
ンバータ装置の交流入力側とを接続する時にはこのリア
クトル短絡スイッチ手段をクローズさせてリアクトルを
短絡することによって、コンバータ装置の直流出力側と
インバータ装置の直流入力側との間のコンデンサ要素の
並列接続数を多くしてリップル電圧を小さくし、また全
体のコンデンサ容量を大きくすることによってコンバー
タ装置の直流出力のリップル電流を減少させ、コンバー
タ装置の制御安定性を高め、またリアクトルの発熱を抑
える。
【0019】請求項4の発明は、請求項1〜3の交直両
用電気車制御装置において、さらに、前記コンバータ装
置と前記インバータ装置との間に設置された、それらの
装置に存在するコンデンサ要素の電荷を放電させるため
のコンデンサ放電回路と、前記リアクトル短絡スイッチ
手段をクローズする直前に前記コンデンサ放電回路を作
動させる制御手段とを備えたものである。
用電気車制御装置において、さらに、前記コンバータ装
置と前記インバータ装置との間に設置された、それらの
装置に存在するコンデンサ要素の電荷を放電させるため
のコンデンサ放電回路と、前記リアクトル短絡スイッチ
手段をクローズする直前に前記コンデンサ放電回路を作
動させる制御手段とを備えたものである。
【0020】請求項4の発明の交直両用電気車制御装置
では、交流直流回路切替手段が電力供給源とコンバータ
装置の交流入力側とを接続する場合に、リアクトル短絡
スイッチ手段をクローズさせてリアクトルを短絡させる
直前に、制御手段によってコンデンサ放電回路を作動さ
せてコンバータ装置とインバータ装置との間に存在する
コンデンサ要素の電荷を放電させる。これによって、コ
ンバータ装置の直流出力側のコンデンサ要素とインバー
タ装置の直流入力側のコンデンサ要素との間の電位差を
消滅させ、リアクトル短絡スイッチ手段によりリアクト
ルを短絡させた時に電荷の移動でリアクトル短絡スイッ
チ手段の接点に電流が流れて溶着を起こすのを防止す
る。これによってリアクトル短絡スイッチ手段に電流投
入能力のないスイッチ手段を選定でき、小型軽量化を可
能とする。
では、交流直流回路切替手段が電力供給源とコンバータ
装置の交流入力側とを接続する場合に、リアクトル短絡
スイッチ手段をクローズさせてリアクトルを短絡させる
直前に、制御手段によってコンデンサ放電回路を作動さ
せてコンバータ装置とインバータ装置との間に存在する
コンデンサ要素の電荷を放電させる。これによって、コ
ンバータ装置の直流出力側のコンデンサ要素とインバー
タ装置の直流入力側のコンデンサ要素との間の電位差を
消滅させ、リアクトル短絡スイッチ手段によりリアクト
ルを短絡させた時に電荷の移動でリアクトル短絡スイッ
チ手段の接点に電流が流れて溶着を起こすのを防止す
る。これによってリアクトル短絡スイッチ手段に電流投
入能力のないスイッチ手段を選定でき、小型軽量化を可
能とする。
【0021】請求項5の発明は、請求項1〜4の交直両
用電気車制御装置において、前記交流直流回路切替手段
が前記電力供給源と前記コンバータ装置の交流入力側と
を接続したことを確認した後に前記リアクトル短絡スイ
ッチ手段をクローズさせる交直切替確認手段を備えたも
のである。
用電気車制御装置において、前記交流直流回路切替手段
が前記電力供給源と前記コンバータ装置の交流入力側と
を接続したことを確認した後に前記リアクトル短絡スイ
ッチ手段をクローズさせる交直切替確認手段を備えたも
のである。
【0022】請求項5の発明の交直両用電気車制御装置
では、交流直流回路切替手段が電力供給源とコンバータ
装置の交流入力側とを接続する場合に、交直切替確認手
段によって交流直流回路切替手段が交流入力側に確実に
切り替わったことを確認してからリアクトル短絡スイッ
チ手段をクローズさせてリアクトルを短絡させる。これ
によって、交流直流回路切替手段がまだ電力供給源とイ
ンバータ装置の直流入力側とを接続している間にリアク
トルを短絡することがないようにする。
では、交流直流回路切替手段が電力供給源とコンバータ
装置の交流入力側とを接続する場合に、交直切替確認手
段によって交流直流回路切替手段が交流入力側に確実に
切り替わったことを確認してからリアクトル短絡スイッ
チ手段をクローズさせてリアクトルを短絡させる。これ
によって、交流直流回路切替手段がまだ電力供給源とイ
ンバータ装置の直流入力側とを接続している間にリアク
トルを短絡することがないようにする。
【0023】請求項6の発明は、請求項1〜5の交直両
用電気車制御装置において、前記リアクトル短絡スイッ
チ手段のすべてがオープンしていなければ前記交流直回
路切替手段が前記電力供給源と前記インバータ装置の直
流入力側とを接続することを禁止する第1のインタロッ
ク手段を備えたものである。
用電気車制御装置において、前記リアクトル短絡スイッ
チ手段のすべてがオープンしていなければ前記交流直回
路切替手段が前記電力供給源と前記インバータ装置の直
流入力側とを接続することを禁止する第1のインタロッ
ク手段を備えたものである。
【0024】請求項6の発明の交直両用電気車制御装置
では、交流架線区間から直流架線区間に進入する際には
リアクトル短絡スイッチ手段を開放する操作を行うが、
リアクトル短絡スイッチ手段が開放する前に電力供給源
とインバータ装置の直流入力側とを接続してしまうと、
直流架線からリアクトルを介さずにインバータ装置に突
入電流が流れ込み、インバータ装置に過電圧が加わる。
そこで、第1のインタロック手段によってリアクトル短
絡スイッチ手段のすべてがオープンしていなければ前記
交流直回路切替手段が電力供給源とインバータ装置の直
流入力側とを接続するのを禁止することにより、直流架
線からリアクトルを介さずにインバータ装置に突入電流
が流れ込み、インバータ装置に過電圧が加わるのを予防
してインバータ装置を保護する。
では、交流架線区間から直流架線区間に進入する際には
リアクトル短絡スイッチ手段を開放する操作を行うが、
リアクトル短絡スイッチ手段が開放する前に電力供給源
とインバータ装置の直流入力側とを接続してしまうと、
直流架線からリアクトルを介さずにインバータ装置に突
入電流が流れ込み、インバータ装置に過電圧が加わる。
そこで、第1のインタロック手段によってリアクトル短
絡スイッチ手段のすべてがオープンしていなければ前記
交流直回路切替手段が電力供給源とインバータ装置の直
流入力側とを接続するのを禁止することにより、直流架
線からリアクトルを介さずにインバータ装置に突入電流
が流れ込み、インバータ装置に過電圧が加わるのを予防
してインバータ装置を保護する。
【0025】請求項7の発明は、請求項1〜6の交直両
用電気車制御装置において、前記リアクトル短絡スイッ
チ手段のすべてがクローズした後でなければ前記コンバ
ータ装置およびインバータ装置の作動を禁止する第2の
インタロック手段を備えたものであり、リアクトル短絡
スイッチ手段がすべてクローズしていない状態でコンバ
ータ装置及びインバータ装置が作動することがないよう
にし、リップル分除去の動作を確実にする。
用電気車制御装置において、前記リアクトル短絡スイッ
チ手段のすべてがクローズした後でなければ前記コンバ
ータ装置およびインバータ装置の作動を禁止する第2の
インタロック手段を備えたものであり、リアクトル短絡
スイッチ手段がすべてクローズしていない状態でコンバ
ータ装置及びインバータ装置が作動することがないよう
にし、リップル分除去の動作を確実にする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の第1の実施の形態の
回路図であり、第1の実施の形態の交直両用電気車制御
装置は、図9に示した従来例と同一の回路要素を備え、
かつ、第1の実施の形態の特徴として、リアクトル8
a,8bそれぞれに並列に単位スイッチ14a,14b
それぞれを接続し、これらの単位スイッチ14a,14
bを交流直流回路切替器4,13の切替動作と連動して
オープン/クローズ動作するようにしている。なお、従
来例と共通する回路要素については同一の符号を付し、
その詳しい説明は省略する。
基づいて詳説する。図1は本発明の第1の実施の形態の
回路図であり、第1の実施の形態の交直両用電気車制御
装置は、図9に示した従来例と同一の回路要素を備え、
かつ、第1の実施の形態の特徴として、リアクトル8
a,8bそれぞれに並列に単位スイッチ14a,14b
それぞれを接続し、これらの単位スイッチ14a,14
bを交流直流回路切替器4,13の切替動作と連動して
オープン/クローズ動作するようにしている。なお、従
来例と共通する回路要素については同一の符号を付し、
その詳しい説明は省略する。
【0027】第1の実施の形態の交直両用電気車制御装
置では、交流架線区間に進入してVVVFインバータ装
置10a,10bの直流電力としてPWMコンバータ装
置6の出力を用いる場合には、交流直流回路切替器4,
13を交流回路側に切替えると共に、単位スイッチ14
a,14bをクローズしてリアクトル8a,8bを短絡
させ、逆に直流架線区間に進入する場合には、交流直流
回路切替器4,13を直流回路側に切替えると共に、単
位スイッチ14a,14bをオープンさせ、リアクトル
8a,8bとコンデンサ9a,9bとによって従来通り
のフィルタ回路を構成させる。
置では、交流架線区間に進入してVVVFインバータ装
置10a,10bの直流電力としてPWMコンバータ装
置6の出力を用いる場合には、交流直流回路切替器4,
13を交流回路側に切替えると共に、単位スイッチ14
a,14bをクローズしてリアクトル8a,8bを短絡
させ、逆に直流架線区間に進入する場合には、交流直流
回路切替器4,13を直流回路側に切替えると共に、単
位スイッチ14a,14bをオープンさせ、リアクトル
8a,8bとコンデンサ9a,9bとによって従来通り
のフィルタ回路を構成させる。
【0028】これによって交流架線区間では、PWMコ
ンバータ装置6とインバータ装置10a,10bとの間
にリアクトル要素が介在しない状態となり、コンバータ
装置6側のコンデンサ7とインバータ装置10a,10
bのコンデンサ9a,9bとがリアクトルによって分断
されることなく並列接続された状態となり、PWMコン
バータ装置6のスイッチング動作によって発生するリッ
プル分を低減させるのに十分なコンデンサ容量を得るこ
とができ、PWMコンバータ装置6の制御安定性を保つ
ことができる。
ンバータ装置6とインバータ装置10a,10bとの間
にリアクトル要素が介在しない状態となり、コンバータ
装置6側のコンデンサ7とインバータ装置10a,10
bのコンデンサ9a,9bとがリアクトルによって分断
されることなく並列接続された状態となり、PWMコン
バータ装置6のスイッチング動作によって発生するリッ
プル分を低減させるのに十分なコンデンサ容量を得るこ
とができ、PWMコンバータ装置6の制御安定性を保つ
ことができる。
【0029】なお、この第1の実施の形態においては、
PWMコンバータ装置6の出力側にはそのスイッチング
動作により前述の数2式に示した高周波のリップル分を
含んだ電流が流れるため、単位スイッチ14a,14b
の接触子部の温度が上昇する。そこで高周波電流に対応
した接触子温度が上昇しても溶着を起こさない単位スイ
ッチを選定する。
PWMコンバータ装置6の出力側にはそのスイッチング
動作により前述の数2式に示した高周波のリップル分を
含んだ電流が流れるため、単位スイッチ14a,14b
の接触子部の温度が上昇する。そこで高周波電流に対応
した接触子温度が上昇しても溶着を起こさない単位スイ
ッチを選定する。
【0030】また単位スイッチ14a,14bとして主
接点を複数個有する単一の単位スイッチを採用し、図2
に示すようにその主接点それぞれを単位スイッチ14
a,14bとしてリアクトル8a,8bそれぞれに並列
に接続することにより、複数のリアクトル8a,8bを
単一の単位スイッチの複数個の主接点の開閉動作によっ
て同時に短絡することができ、これによって用いる単位
スイッチの個数を削減することができる。
接点を複数個有する単一の単位スイッチを採用し、図2
に示すようにその主接点それぞれを単位スイッチ14
a,14bとしてリアクトル8a,8bそれぞれに並列
に接続することにより、複数のリアクトル8a,8bを
単一の単位スイッチの複数個の主接点の開閉動作によっ
て同時に短絡することができ、これによって用いる単位
スイッチの個数を削減することができる。
【0031】次に、本発明の第2の実施の形態を図3に
基づいて説明する。図1及び図2に示した第1の実施の
形態及びその変形例の場合、単位スイッチ14a,14
bを投入した際に、PWMコンバータ装置6に設置され
ているコンデンサ7とVVVFインバータ装置10a,
10bに設置されているコンデンサ9a,9bとの間に
電位差があれば、電位の高い方から低い方へ電流が流れ
込んでしまい、単位スイッチ14a,14bの接点が溶
着してしまう恐れがある。そこで単位スイッチ14a,
14bを投入する前にコンデンサ7、コンデンサ9a,
9bに蓄積されている電荷を放電させ、これらのコンデ
ンサ間の電位差をなくしてから単位スイッチ14a,1
4bを投入することによって電荷の移動による電流で単
位スイッチ14a,14bの接点溶着を予防することが
できる。
基づいて説明する。図1及び図2に示した第1の実施の
形態及びその変形例の場合、単位スイッチ14a,14
bを投入した際に、PWMコンバータ装置6に設置され
ているコンデンサ7とVVVFインバータ装置10a,
10bに設置されているコンデンサ9a,9bとの間に
電位差があれば、電位の高い方から低い方へ電流が流れ
込んでしまい、単位スイッチ14a,14bの接点が溶
着してしまう恐れがある。そこで単位スイッチ14a,
14bを投入する前にコンデンサ7、コンデンサ9a,
9bに蓄積されている電荷を放電させ、これらのコンデ
ンサ間の電位差をなくしてから単位スイッチ14a,1
4bを投入することによって電荷の移動による電流で単
位スイッチ14a,14bの接点溶着を予防することが
できる。
【0032】第2の実施の形態はこのような考察の上に
発明されたもので、各リアクトル8aとコンデンサ9a
との間、リアクトル8bとコンデンサ9bとの間にダイ
オード21a,21bを接続し、またコンバータ装置6
の出力+側にもダイオード22を接続し、これらのダイ
オード21a,21b,22をコンデンサ放電用スイッ
チング素子23と接続し、このコンデンサ放電用スイッ
チング素子23とコンバータ装置6の出力−側との間に
放電用抵抗器24を接続してコンデンサ放電回路を構成
し、さらにリアクトル短絡用単位スイッチ14a,14
bのオープン/クローズ動作をコンデンサ放電用スイッ
チング素子23のオン/オフ制御と連動させる制御部2
5を設置したことを特徴とする。なお、第1の実施の形
態と共通する回路要素については同一の符号を付して示
し、その詳しい説明は省略する。
発明されたもので、各リアクトル8aとコンデンサ9a
との間、リアクトル8bとコンデンサ9bとの間にダイ
オード21a,21bを接続し、またコンバータ装置6
の出力+側にもダイオード22を接続し、これらのダイ
オード21a,21b,22をコンデンサ放電用スイッ
チング素子23と接続し、このコンデンサ放電用スイッ
チング素子23とコンバータ装置6の出力−側との間に
放電用抵抗器24を接続してコンデンサ放電回路を構成
し、さらにリアクトル短絡用単位スイッチ14a,14
bのオープン/クローズ動作をコンデンサ放電用スイッ
チング素子23のオン/オフ制御と連動させる制御部2
5を設置したことを特徴とする。なお、第1の実施の形
態と共通する回路要素については同一の符号を付して示
し、その詳しい説明は省略する。
【0033】この第2の実施の形態では、交流架線区間
に進入する際には、交流直流回路切替器4,13を交流
回路側に切替えるが、これと連動して制御部25がまず
コンデンサ放電回路のコンデンサ放電用スイッチング素
子23を導通させる。これによってコンバータ装置6側
のコンデンサ7に蓄積されている電荷も、インバータ装
置10a,10bそれぞれのコンデンサ9a,9bに蓄
積されている電荷もダイオード21a,21b,22を
通じてコンデンサ放電用スイッチング素子23に流れ、
さらに放電用抵抗器24に流れ込んで消費され、すべて
のコンデンサ7,9a,9bの電荷が放電される。制御
部25はコンデンサ放電用スイッチング素子23を導通
させてコンデンサ7,9a,9bの電荷を放電させた
後、単位スイッチ14a,14bをクローズしてリアク
トル8a,8bを短絡させる。
に進入する際には、交流直流回路切替器4,13を交流
回路側に切替えるが、これと連動して制御部25がまず
コンデンサ放電回路のコンデンサ放電用スイッチング素
子23を導通させる。これによってコンバータ装置6側
のコンデンサ7に蓄積されている電荷も、インバータ装
置10a,10bそれぞれのコンデンサ9a,9bに蓄
積されている電荷もダイオード21a,21b,22を
通じてコンデンサ放電用スイッチング素子23に流れ、
さらに放電用抵抗器24に流れ込んで消費され、すべて
のコンデンサ7,9a,9bの電荷が放電される。制御
部25はコンデンサ放電用スイッチング素子23を導通
させてコンデンサ7,9a,9bの電荷を放電させた
後、単位スイッチ14a,14bをクローズしてリアク
トル8a,8bを短絡させる。
【0034】こうして、単位スイッチ14a,14bを
クローズしてリアクトル8a,8bを短絡させる際に、
その直前にコンデンサ放電回路を動作させて各コンデン
サ7,9a,9bに蓄積されている電荷を放電用抵抗器
24によって放電させることによって各コンデンサ7,
9a,9b間の電位差をなくすことにより、単位スイッ
チ14a,14bをクローズさせる時に電流を投入する
ことがなくなる。この結果、電流投入能力のない単位ス
イッチを選定することができ、回路の小形、軽量化が図
れることになる。
クローズしてリアクトル8a,8bを短絡させる際に、
その直前にコンデンサ放電回路を動作させて各コンデン
サ7,9a,9bに蓄積されている電荷を放電用抵抗器
24によって放電させることによって各コンデンサ7,
9a,9b間の電位差をなくすことにより、単位スイッ
チ14a,14bをクローズさせる時に電流を投入する
ことがなくなる。この結果、電流投入能力のない単位ス
イッチを選定することができ、回路の小形、軽量化が図
れることになる。
【0035】次に、本発明の第3の実施の形態を図4に
基づいて説明する。第3の実施の形態の特徴は、単一の
リアクトル8とこれに並列に接続された単一の単位スイ
ッチ14との一端を、コンバータ装置6の直流出力と直
流回路の直流接触器12の出力との接続点に接続し、リ
アクトル8と単位スイッチ14との他端を複数台のVV
VFインバータ装置10a,10bの共通の直流入力点
に接続した点にある。なお、第1の実施の形態と共通す
るその他の回路要素については同一の符号を付して示
し、その詳しい説明は省略する。
基づいて説明する。第3の実施の形態の特徴は、単一の
リアクトル8とこれに並列に接続された単一の単位スイ
ッチ14との一端を、コンバータ装置6の直流出力と直
流回路の直流接触器12の出力との接続点に接続し、リ
アクトル8と単位スイッチ14との他端を複数台のVV
VFインバータ装置10a,10bの共通の直流入力点
に接続した点にある。なお、第1の実施の形態と共通す
るその他の回路要素については同一の符号を付して示
し、その詳しい説明は省略する。
【0036】この回路構成によって、リアクトル8と単
位スイッチ14が共に1つずつに削減することができ、
回路コストの低減が図れる。
位スイッチ14が共に1つずつに削減することができ、
回路コストの低減が図れる。
【0037】次に、本発明の第4の実施の形態を図5に
基づいて説明する。第4の実施の形態の特徴は、図1に
示した第1の実施の形態の交直両用電気車制御装置にお
いて、さらに交流直流回路切替器4,13の切替動作と
連動してリアクトル短絡スイッチ手段としての単位スイ
ッチ14a,14bをオープン/クローズ動作制御する
制御回路31を備えた点にある。
基づいて説明する。第4の実施の形態の特徴は、図1に
示した第1の実施の形態の交直両用電気車制御装置にお
いて、さらに交流直流回路切替器4,13の切替動作と
連動してリアクトル短絡スイッチ手段としての単位スイ
ッチ14a,14bをオープン/クローズ動作制御する
制御回路31を備えた点にある。
【0038】この制御回路31は、運転台に設置される
交流直流回路切替スイッチ32と、この切替動作によっ
て励磁/非励磁の切替が行われる直流側切替コイル33
aと交流側切替コイル33b、交流側切替コイル33b
の励磁によってクローズする交流側補助接点33c、こ
の交流側補助接点33cがクローズした時に励磁される
単位スイッチ励磁コイル34a,34bで構成され、こ
の単位スイッチ励磁コイル34a,34bの励磁/非励
磁の切替によって単位スイッチ14a,14bそれぞれ
がクローズ/オープン動作する設定である。
交流直流回路切替スイッチ32と、この切替動作によっ
て励磁/非励磁の切替が行われる直流側切替コイル33
aと交流側切替コイル33b、交流側切替コイル33b
の励磁によってクローズする交流側補助接点33c、こ
の交流側補助接点33cがクローズした時に励磁される
単位スイッチ励磁コイル34a,34bで構成され、こ
の単位スイッチ励磁コイル34a,34bの励磁/非励
磁の切替によって単位スイッチ14a,14bそれぞれ
がクローズ/オープン動作する設定である。
【0039】なお、第1の実施の形態と共通するその他
の回路要素については同一の符号を付して示し、その詳
しい説明は省略する。
の回路要素については同一の符号を付して示し、その詳
しい説明は省略する。
【0040】次に、上記の構成の交直両用電気車制御装
置の動作について説明する。交流架線区間に進入する際
には、制御回路31における交流直流回路切替スイッチ
32を運転台にて交流側に切替える操作をする。これに
よって交流側切替コイル33bが励磁され、これによっ
て交流直流回路切替器4,13がいずれも交流側に切替
えられる。また交流側切替コイル33bが励磁すると、
交流側補助接点33cがクローズして単位スイッチ励磁
コイル34a,34bを励磁し、これによって単位スイ
ッチ14a,14bがクローズ動作してリアクトル8
a,8bを短絡する。
置の動作について説明する。交流架線区間に進入する際
には、制御回路31における交流直流回路切替スイッチ
32を運転台にて交流側に切替える操作をする。これに
よって交流側切替コイル33bが励磁され、これによっ
て交流直流回路切替器4,13がいずれも交流側に切替
えられる。また交流側切替コイル33bが励磁すると、
交流側補助接点33cがクローズして単位スイッチ励磁
コイル34a,34bを励磁し、これによって単位スイ
ッチ14a,14bがクローズ動作してリアクトル8
a,8bを短絡する。
【0041】この結果、主回路が交流側に確実に切り替
わったことを条件にして単位スイッチ14a,14bが
クローズしてリアクトル8a,8bを短絡するようにな
り、直流架線区間で直流回路が選択されている状態でリ
アクトル8a,8bを短絡する事態を確実に予防するこ
とができる。
わったことを条件にして単位スイッチ14a,14bが
クローズしてリアクトル8a,8bを短絡するようにな
り、直流架線区間で直流回路が選択されている状態でリ
アクトル8a,8bを短絡する事態を確実に予防するこ
とができる。
【0042】次に、本発明の第5の実施の形態を図6に
基づいて説明する。交流架線区間から直流架線区間に進
入する際に単位スイッチ14a,14bの開放操作を行
うが、単位スイッチ14a,14bを開放する前に直流
接触器12を投入してしまうと直流架線からリアクトル
8a,8bを介さずに突入電流がインバータ装置10
a,10bに流れ込んでしまって、インバータ装置10
a,10bに過電圧が加わることになる。
基づいて説明する。交流架線区間から直流架線区間に進
入する際に単位スイッチ14a,14bの開放操作を行
うが、単位スイッチ14a,14bを開放する前に直流
接触器12を投入してしまうと直流架線からリアクトル
8a,8bを介さずに突入電流がインバータ装置10
a,10bに流れ込んでしまって、インバータ装置10
a,10bに過電圧が加わることになる。
【0043】これを防止するために、第5の実施の形態
の交直両用電気車制御装置では、インタロック回路41
を設けることによって単位スイッチ14a,14bを確
実にオープンさせた後でなければ直流接触器12が投入
できないようにしている。このインタロック回路41
は、VVVFインバータ装置10a,10bそれぞれが
作動している時に閉じる直流接触器投入指令リレー接点
42a,42bと、単位スイッチ14a,14bそれぞ
れがオープン状態でクローズし、逆に単位スイッチ14
a,14bそれぞれがクローズ状態でオープンする単位
スイッチ補助接点43a,43bと、直流接触器励磁コ
イル44の直列回路で構成されている。
の交直両用電気車制御装置では、インタロック回路41
を設けることによって単位スイッチ14a,14bを確
実にオープンさせた後でなければ直流接触器12が投入
できないようにしている。このインタロック回路41
は、VVVFインバータ装置10a,10bそれぞれが
作動している時に閉じる直流接触器投入指令リレー接点
42a,42bと、単位スイッチ14a,14bそれぞ
れがオープン状態でクローズし、逆に単位スイッチ14
a,14bそれぞれがクローズ状態でオープンする単位
スイッチ補助接点43a,43bと、直流接触器励磁コ
イル44の直列回路で構成されている。
【0044】なお、図1に示した第1の実施の形態と共
通するその他の回路要素については同一の符号を付して
示し、その詳しい説明を省略する。
通するその他の回路要素については同一の符号を付して
示し、その詳しい説明を省略する。
【0045】次に、第5の実施の形態の交直両用電気車
制御装置の動作について説明する。交流架線区間では単
位スイッチ14a,14bがクローズしているので、イ
ンタロック回路41における単位スイッチ補助接点43
a,43bはいずれもオープンしていて直流接触器励磁
コイル44は非励磁状態であり、直流接触器12も開放
されている。
制御装置の動作について説明する。交流架線区間では単
位スイッチ14a,14bがクローズしているので、イ
ンタロック回路41における単位スイッチ補助接点43
a,43bはいずれもオープンしていて直流接触器励磁
コイル44は非励磁状態であり、直流接触器12も開放
されている。
【0046】いま交流架線区間から直流架線区間に進入
する際に、単位スイッチ14a,14bを開放する操作
を行うが、インバータ装置10a,10bが作動してい
て、かつ単位スイッチ14a,14bがオープンされた
ことが条件で、インタロック回路41は閉路して直流接
触器励磁コイル44を励磁し、直流接触器12をクロー
ズする。
する際に、単位スイッチ14a,14bを開放する操作
を行うが、インバータ装置10a,10bが作動してい
て、かつ単位スイッチ14a,14bがオープンされた
ことが条件で、インタロック回路41は閉路して直流接
触器励磁コイル44を励磁し、直流接触器12をクロー
ズする。
【0047】この結果、単位スイッチ14a,14bを
確実にオープンさせた後でなければ直流接触器12が投
入できないことになり、直流架線からリアクトル8a,
8bを介さずに突入電流がインバータ装置10a,10
bに流れ込んでインバータ装置10a,10bに過電圧
が加わる事態を予防することができ、回路保護が図れ
る。
確実にオープンさせた後でなければ直流接触器12が投
入できないことになり、直流架線からリアクトル8a,
8bを介さずに突入電流がインバータ装置10a,10
bに流れ込んでインバータ装置10a,10bに過電圧
が加わる事態を予防することができ、回路保護が図れ
る。
【0048】次に、本発明の第6の実施の形態を図7に
基づいて説明する。第6の実施の形態の特徴は、交流区
間動作許可インタロック回路51を備え、単位スイッチ
14a,14bのすべてがクローズしてリアクトル8
a,8bがすべて短絡した状態にならなければPWMコ
ンバータ装置6とVVVFインバータ装置10a,10
bを動作させないようにした点にある。
基づいて説明する。第6の実施の形態の特徴は、交流区
間動作許可インタロック回路51を備え、単位スイッチ
14a,14bのすべてがクローズしてリアクトル8
a,8bがすべて短絡した状態にならなければPWMコ
ンバータ装置6とVVVFインバータ装置10a,10
bを動作させないようにした点にある。
【0049】交流区間動作許可インタロック回路51
は、単位スイッチ14a,14bそれぞれがクローズ状
態の時にクローズし、オープン状態の時にオープンする
単位スイッチ補助接点52a,52bを備え、これらが
すべてクローズした時にコンバータ装置6とインバータ
装置10a,10bに動作許可指令53を出力する構成
である。
は、単位スイッチ14a,14bそれぞれがクローズ状
態の時にクローズし、オープン状態の時にオープンする
単位スイッチ補助接点52a,52bを備え、これらが
すべてクローズした時にコンバータ装置6とインバータ
装置10a,10bに動作許可指令53を出力する構成
である。
【0050】次に、第6の実施の形態の交直両用電気車
制御装置の動作について説明する。直流架線区間では単
位スイッチ14a,14bはすべてオープンであり、イ
ンタロック回路51もオープンしている。そして直流架
線区間から交流架線区間に進入する際には、単位スイッ
チ14a,14bのすべてをクローズ操作するが、これ
に連動してインタロック回路51の単位スイッチ補助接
点52a,52bがすべてクローズし、交流架線区間動
作許可指令53をコンバータ装置6とすべてのインバー
タ装置10a,10bに出力してこれらの動作を許可す
る。
制御装置の動作について説明する。直流架線区間では単
位スイッチ14a,14bはすべてオープンであり、イ
ンタロック回路51もオープンしている。そして直流架
線区間から交流架線区間に進入する際には、単位スイッ
チ14a,14bのすべてをクローズ操作するが、これ
に連動してインタロック回路51の単位スイッチ補助接
点52a,52bがすべてクローズし、交流架線区間動
作許可指令53をコンバータ装置6とすべてのインバー
タ装置10a,10bに出力してこれらの動作を許可す
る。
【0051】これによって第6の実施の形態では交流架
線区間進入時に、リアクトル8a,8bが挿入された状
態でコンバータ装置とインバータ装置が動作することを
確実に防止することができる。
線区間進入時に、リアクトル8a,8bが挿入された状
態でコンバータ装置とインバータ装置が動作することを
確実に防止することができる。
【0052】なお、上記の第1〜第6の実施の形態それ
ぞれではインバータ装置を2台としたが、これに限定さ
れず、さらに多くのインバータ装置を備えたものにあっ
ても適用することができる。
ぞれではインバータ装置を2台としたが、これに限定さ
れず、さらに多くのインバータ装置を備えたものにあっ
ても適用することができる。
【0053】
【発明の効果】以上のように請求項1〜3の発明によれ
ば、コンバータ装置とインバータ装置との間に、リアク
トルと共にこれに並列にリアクトル短絡スイッチ手段を
設置し、交流直流回路切替手段が交流回路側に切替えら
れる時にはリアクトル短絡スイッチ手段をクローズさせ
てリアクトルを短絡するようにしたので、コンバータ装
置の出力側とインバータ装置の入力側との間のコンデン
サ要素の並列接続数を多くしてリップル電圧を小さく
し、また全体のコンデンサ容量を大きくすることによっ
てコンバータ装置の直流出力のリップル電流を減少さ
せ、コンバータ装置の制御安定性を高め、またリアクト
ルの発熱を抑えることができる。
ば、コンバータ装置とインバータ装置との間に、リアク
トルと共にこれに並列にリアクトル短絡スイッチ手段を
設置し、交流直流回路切替手段が交流回路側に切替えら
れる時にはリアクトル短絡スイッチ手段をクローズさせ
てリアクトルを短絡するようにしたので、コンバータ装
置の出力側とインバータ装置の入力側との間のコンデン
サ要素の並列接続数を多くしてリップル電圧を小さく
し、また全体のコンデンサ容量を大きくすることによっ
てコンバータ装置の直流出力のリップル電流を減少さ
せ、コンバータ装置の制御安定性を高め、またリアクト
ルの発熱を抑えることができる。
【0054】請求項4の発明によれば、直流架線区間か
ら交流架線区間に進入する際に、リアクトル短絡スイッ
チ手段をクローズさせてリアクトルを短絡させる直前
に、コンデンサ放電回路を作動させてコンバータ装置と
インバータ装置との間に存在するコンデンサ要素の電荷
を放電させるようにしたので、コンバータ装置の出力側
のコンデンサ要素とインバータ装置の入力側のコンデン
サ要素との間の電位差を消滅させ、リアクトル短絡スイ
ッチ手段によりリアクトルを短絡させた時に電荷の移動
でリアクトル短絡スイッチ手段の接点に電流が流れて溶
着を起こすのを防止することができ、リアクトル短絡ス
イッチ手段に電流投入能力のないスイッチ手段を選定で
き、小型軽量化が図れる。
ら交流架線区間に進入する際に、リアクトル短絡スイッ
チ手段をクローズさせてリアクトルを短絡させる直前
に、コンデンサ放電回路を作動させてコンバータ装置と
インバータ装置との間に存在するコンデンサ要素の電荷
を放電させるようにしたので、コンバータ装置の出力側
のコンデンサ要素とインバータ装置の入力側のコンデン
サ要素との間の電位差を消滅させ、リアクトル短絡スイ
ッチ手段によりリアクトルを短絡させた時に電荷の移動
でリアクトル短絡スイッチ手段の接点に電流が流れて溶
着を起こすのを防止することができ、リアクトル短絡ス
イッチ手段に電流投入能力のないスイッチ手段を選定で
き、小型軽量化が図れる。
【0055】請求項5の発明によれば、直流架線区間か
ら交流架線区間に進入する際に、交流直流回路切替手段
が交流回路側に確実に切り替わったことを確認してから
リアクトル短絡スイッチ手段をクローズさせてリアクト
ルを短絡させるようにしたので、交流直流回路切替手段
がまだ直流回路側にある間にリアクトルを短絡させるこ
とがなく、回路動作の信頼性を高めることができる。
ら交流架線区間に進入する際に、交流直流回路切替手段
が交流回路側に確実に切り替わったことを確認してから
リアクトル短絡スイッチ手段をクローズさせてリアクト
ルを短絡させるようにしたので、交流直流回路切替手段
がまだ直流回路側にある間にリアクトルを短絡させるこ
とがなく、回路動作の信頼性を高めることができる。
【0056】請求項6の発明によれば、交流架線区間か
ら直流架線区間に進入する際に、インタロック手段によ
ってリアクトル短絡スイッチ手段のすべてがオープンし
ていなければ交流直回路切替手段の直流回路側への切替
えを禁止するようにしたので、直流架線からリアクトル
を介さずにインバータ装置に突入電流が流れ込み、イン
バータ装置に過電圧が加わるのを予防してインバータ装
置を保護することができる。
ら直流架線区間に進入する際に、インタロック手段によ
ってリアクトル短絡スイッチ手段のすべてがオープンし
ていなければ交流直回路切替手段の直流回路側への切替
えを禁止するようにしたので、直流架線からリアクトル
を介さずにインバータ装置に突入電流が流れ込み、イン
バータ装置に過電圧が加わるのを予防してインバータ装
置を保護することができる。
【0057】請求項7の発明によれば、リアクトル短絡
スイッチ手段のすべてがクローズした後でなければコン
バータ装置およびインバータ装置の作動を禁止するイン
タロック手段を備えたので、リアクトル短絡スイッチ手
段がすべてクローズしていない状態でコンバータ装置及
びインバータ装置が作動することがなく、リップル分除
去動作が確実に行える。
スイッチ手段のすべてがクローズした後でなければコン
バータ装置およびインバータ装置の作動を禁止するイン
タロック手段を備えたので、リアクトル短絡スイッチ手
段がすべてクローズしていない状態でコンバータ装置及
びインバータ装置が作動することがなく、リップル分除
去動作が確実に行える。
【図1】本発明の第1の実施の形態の回路ブロック図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の変形例の回路ブロ
ック図。
ック図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の回路ブロック図。
【図4】本発明の第3の実施の形態の回路ブロック図。
【図5】本発明の第4の実施の形態の回路ブロック図。
【図6】本発明の第5の実施の形態の回路ブロック図。
【図7】本発明の第6の実施の形態の回路ブロック図。
【図8】従来例の回路ブロック図。
【図9】他の従来例の回路ブロック図。
1 架線 2 集電器 3 交流遮断器 4 交流直流回路切替器 5 変圧器 6 コンバータ装置 7 コンデンサ 8,8a,8b リアクトル 9a,9b コンデンサ 10a,10b インバータ装置 11a,11b,11c,11d 電動機 12 直流接触器 13 交流直流回路切替器 14,14a,14b 単位スイッチ 23 コンデンサ放電用スイッチング素子 24 放電用抵抗器 25 制御部 31 制御回路 32 交流直流回路切替スイッチ 33a 直流側切替コイル 33b 交流側切替コイル 33c 交流側補助接点 34a,34b 単位スイッチ励磁コイル 41 インタロック回路 42a,42b リレー接点 43a,43b 単位スイッチ補助接点 44 直流接触器励磁コイル 51 インタロック回路 52a,52b 単位スイッチ補助接点 53 交流架線区間動作許可指令
Claims (7)
- 【請求項1】 交流電力を直流電力に変換するコンバー
タ装置と、 前記コンバータ装置の直流出力側にリアクトルを介して
接続されたインバータ装置と、 電力供給源と前記コンバータ装置の交流入力側又は前記
インバータ装置の直流入力側のいずれか一方とを接続す
る交流直流回路切替手段と、 前記リアクトルと並列に設置され、前記交流直流回路切
替手段が前記電力供給源と前記コンバータ装置の交流入
力側とを接続する時にクローズして前記リアクトルを短
絡し、前記交流直流回路切替手段が前記電力供給源と前
記インバータ装置の直流入力側とを接続する時にオープ
ンするリアクトル短絡スイッチ手段とを備えて成る交直
両用電気車制御装置。 - 【請求項2】 前記コンバータ装置の直流出力側に並列
に、複数の前記リアクトルそれぞれを介して複数の前記
インバータ装置が接続され、 前記リアクトル短絡スイッチ手段は、前記複数のリアク
トルそれぞれと並列に設置されていることを特徴とする
請求項1に記載の交直両用電気車制御装置。 - 【請求項3】 前記コンバータ装置の直流出力側に単一
のリアクトルを介して複数の前記インバータ装置が並列
に接続され、 前記リアクトル短絡スイッチ手段は、前記単一のリアク
トルと並列に設置されていることを特徴とする請求項1
に記載の交直両用電気車制御装置。 - 【請求項4】 前記コンバータ装置と前記インバータ装
置との間に設置された、それらの装置に存在するコンデ
ンサ要素の電荷を放電させるためのコンデンサ放電回路
と、 前記リアクトル短絡スイッチ手段をクローズする直前に
前記コンデンサ放電回路を作動させる制御手段とを備え
て成る請求項1〜3のいずれかに記載の交直両用電気車
制御装置。 - 【請求項5】 前記交流直流回路切替手段が前記電力供
給源と前記コンバータ装置の交流入力側とを接続したこ
とを確認した後に前記リアクトル短絡スイッチ手段をク
ローズさせる交直切替確認手段を備えて成る請求項1〜
4のいずれかに記載の交直両用電気車制御装置。 - 【請求項6】 前記リアクトル短絡スイッチ手段のすべ
てがオープンしていなければ前記交流直回路切替手段が
前記電力供給源と前記インバータ装置の直流入力側とを
接続することを禁止する第1のインタロック手段を備え
て成る請求項1〜5のいずれかに記載の交直両用電気車
制御装置。 - 【請求項7】 前記リアクトル短絡スイッチ手段のすべ
てがクローズした後でなければ前記コンバータ装置およ
びインバータ装置の作動を禁止する第2のインタロック
手段を備えて成る請求項1〜6のいずれかに記載の交直
両用電気車制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9270044A JPH11113102A (ja) | 1997-10-02 | 1997-10-02 | 交直両用電気車制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9270044A JPH11113102A (ja) | 1997-10-02 | 1997-10-02 | 交直両用電気車制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11113102A true JPH11113102A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17480755
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9270044A Pending JPH11113102A (ja) | 1997-10-02 | 1997-10-02 | 交直両用電気車制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11113102A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012080659A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Toshiba Corp | 電気車駆動装置 |
WO2012105282A1 (ja) * | 2011-01-31 | 2012-08-09 | 株式会社 日立製作所 | 駆動システム、鉄道車両用駆動システムおよびこれを搭載した鉄道車両、編成列車 |
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EP3694741A4 (en) * | 2017-10-12 | 2021-07-14 | Hitachi, Ltd. | TRAIN TRACTION SYSTEM |
-
1997
- 1997-10-02 JP JP9270044A patent/JPH11113102A/ja active Pending
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