JP4005651B2 - ズーム装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のレンズから構成されており、少なくとも1本の平行入射ビームの直径を変化させることができ且つ射出ビームが入射ビームと同じ光軸を有するズーム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ズーム装置それ自体は知られており、多くの装置で使用されている。ズーム装置は焦点距離を連続的に変化させる働きをする。バリオ光学系と呼ばれることも多い。H.Noumann及びG.Schroederの著書「Bauelemente der Optik」(第4版、Carl Hansen Verlag(ミュンヘン,ウィーン)刊、396ページ以降)には、その数学的基礎が説明されている。
【0003】
米国特許第4,617,578号からは、多重ビームズーム・集束手段が知られている。
米国特許第5,170,277号からは、1つ又は2つの圧電バイモル素子でレンズを保持するビーム偏向手段が知られている。
WO第94/18582号からは、2進光学系を使用する光学アレイが知られている。この場合、1つの物体を走査するために、多数のビームを利用する。使用される光学系は、ビーム直径の大きい平行ビームからビーム直径の小さい平行ビームを生成する。
【0004】
TELEDYME BROWN ENGINEERING社(アメリカ合衆国、Cummings Research Park,300 SparkmanDrive NW,P.O.Box 070007,Hundsville)の宣伝用パンフレットからは、110×110mmの最大アレイサイズを有し且つレンズ直径が10μmから300μmであるレンズを互いに密接させて(間隔は1μmから10μm)張り付けたレンズアレイが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、1本又は複数本の入射ビームが装置に入射し、規定された数の射出ビームが存在するか又は生成され且つ個別の射出ビームの直径を変化させることができるような装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、上記の課題は特許請求の範囲第1項の特徴部分により解決される。すなわち、本発明は、複数のズーム光学系を備えていて、その複数のズーム光学系のレンズの光軸は互いに平行であるか又は少なくとも空間的に固定して配置され、多数の個別ビームから成る光束の場合には、外側の個別ビームの光軸を連ねた周囲境界の直径は一定のままであることを特徴とする。
【0007】
装置には複数の個別のビームが入射する。それらの個別ビームはその光軸に対してほぼ平行であり、個々のビームは互いに空間的に対称にアライメントされている(たとえば、個別ビームの光軸に関して互いに平行である)ので、本発明による装置においては、この空間的に対称のアライメントは装置の後も維持され、個別ビームの直径のみが変化する。
【0008】
また、個別ビームが入射する場合は個々のビームの直径が、空間的に対称であるビームの場合には個々のビームの開角が、ビーム生成手段(たとえば、直線的又は平坦なレーザーダイオードアレイ、直線的又は平坦な微小レンズ構造、直線的又は平坦なプリズム構造など)から射出した後、一定であるということもできる。
【0009】
本発明による装置では、個別ビームの光軸の関係を互いに変化させずに、個別ビームの直径を変化させることができ、個別ビームの周囲の境界直径は一定のままである。
【0010】
1本の平行入射ビームのみが装置に入射する場合には、このビームを規定された数の互いに平行な射出ビームへと分割し、装置により、個々の射出ビームの直径を目的に合わせて変化させることができる。
【0011】
次に、図面の図1から図7に基づいて本発明の実施形態を例示し、さらに詳細に説明する。本発明のその他の重要な特徴並びに本発明をさらに良く理解するのに役立つ本発明の思想の解説と可能な実施形態について説明する。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1に示すズーム装置は、それぞれが1つのズーム光学系を形成する多数の3レンズ装置(L11,L21,L31;...;L1N,L2N,L3N)から構成されている。ズーム装置の個々のズーム光学系は少なくとも直線的なアレイとして、好ましくは平面アレイとして配列されている。個々の3レンズ装置のそれぞれ2つのレンズ(L21,L31;...;L2N,L3N)は、入射光束(PS)の光軸にあって、互いに対して移動自在であると共に、第3のレンズ(L11;L1N)に対する位置も移動自在である。
【0013】
入射光束(PS)は個別の光束(ES)であっても良く、あるいは多重光束(MS)であっても良い。多重光束(MS)は、通常、互いに同じであり且つ互いに分離された複数の個別ビームから成る光束であると理解すべきであり、それらの個別ビームの主軸は互いに平行であるか、又は少なくとも空間的に互いに対称に配置されている。
【0014】
多重光束(MS)を生成する技法には種々のものがあるが、ここではその中の2つだけを挙げておく。
1)直線的又は平面的に配列された個々の光源を密集させる。光源は、たとえば、レーザーダイオードなどから構成される。
2)たとえば、2つの(微小)レンズ素子から構成される装置により、コンパクトで太い1本のビームを多数の細いビームに分割する。
【0015】
個別ビームのビーム直径を可変にすることが望まれる場合、原理上は、多重光束(MS)を従来の技術に従ったズーム光学系を通して送り出すことによってこれを実現できる。ところが、このプロセスは、多重光束(MS)の直径(外径)が全ての個別ビームの変化に比例して変化してしまうという基本的な欠点を有する。すなわち、個別ビームの光軸はズーム装置から規定された距離に固定されているのではなく、変動するのである。たとえば、平面的に配置された走査ミラー領域で多重光束(MS)をさらに処理することは可能であるが、走査ミラー領域も必然的に、元来、幾何学的に比例して変化すると思われるので、その適用はごく限定される。
【0016】
従って、ズーム装置を通過するときに、平行な入射ビームの間隔が一定のままであり、従来の技術とは異なり、ズーム装置の後では、入射ビームの間隔は個別ビームの直径変化に比例して共に変化して行くことが望ましい。
【0017】
入射光束(PS)は、平面的に配置された第1のレンズアレイのレンズ(L11,...,L1N)によって、個々別々の光束(ST11,...,ST1N)に分割、集束される。この具体的な実施形態においては、焦点に、光路中でズーム装置の第1のレンズ(L11,...,L1N)に対して常に同じ距離を維持する絞り(B)が位置している。この絞り(B)は、個別の光束(ST11,...,ST1N)を工作物の表面に縁部も鮮鋭に結像させる働きをする。一般に、ズーム装置では絞り(B)は不可欠ではない。
【0018】
個々の光束(ST11,...,ST1N)が絞り(B)を通過した後、それぞれの光束は、ズーム装置の第2のレンズ(L21,...,L2N)により、個別に、他の光束(ST11,...,ST1N)とは関係なく、光路内で屈折し、集束される。光束(ST21,...,ST2N)の焦点の光路の前方には、ズーム装置の第3のレンズ(L31,...L3N)が位置している。
原理上、第3のレンズ(L31,...,L3N)を光束(ST21,...,ST2N)の焦点の後に配置することも可能である。
【0019】
ズーム装置を出た光束(ST31,...,ST3N)は互いに少なくともほぼ平行であり、この具体的な実施形態においては、たとえば、反射すべき各光束(ST31,...,ST3N)に対して少なくとも1つの軸の方向、好ましくは2つの軸の方向に運動自在である傾斜ミラー(M1,...,MN)を有する方向転換ミラー(M)に入射する。
【0020】
この傾斜ミラー(M1,...,MN)は入射して来た光束(ST31,...,ST3N)を、処理(露光又は切除)すべき工作物表面の所定の一部分へそれぞれ偏向させることができる。光路中の、傾斜ミラー(M1,...,MN)と工作物表面との間に別の光学素子を配置することができる。図面をわかりやすくするため、それらの素子は図示されていない。
【0021】
光束がズーム装置をでるとき、すなわち射出時に光束(ST31,...,ST3N)が互いに平行に進んで行くように、2つのレンズ群(L21,L31;...;L2N,L3N)は互いに調整されなければならないが、その技法は従来より知られており、特に、H.Naumann及びG.Schroederの著作「Bauelemente der Optik」(第4版、Carl Hansen Verlag(ミュンヘン,ウィーン)刊)を参考にすることができる。また、この文献からは、ズーム装置の2つの第1のレンズ(L11,...,L1N;L21,...,L2N)は通常は正レンズであるが、第3のレンズ(L31,...,L3N)は負レンズでなければならないこともわかる。
【0022】
1つのレンズアレイの全てのレンズ(L21,...,L2N 又はL31,...,L3N)を同時に動かすと、個々の光束(ST31,...,ST3N)のビーム直径を全て同時に変化させることができる。
【0023】
一方、最終的に工作物表面に入射する光束(ST31,...,ST3N)が結果として全て異なる直径を有することができるように、レンズ(L21,...,L2N 又はL31,...,L3N)ごとに個別の調整装置を設けることも可能である。このような装置については図6a及び図6bを参照して後にさらに説明し、3種類のズーム領域を有するズーム装置については図4を参照して説明する。
【0024】
図2には、図1による本発明の装置をほぼそのまま再現してあるが、この場合、装置に多数の個別の平行な光束(ST01,...,STON)が入射している。
【0025】
ズーム装置に入射するとき、平行光束(ST01,...,STON)は第1のレンズアレイのレンズ(L11,...,L1N)に入射する。それらの光束(ST01,...,STON)はレンズ(L11,...,L1N)により集束され、その焦点には絞り(B)が位置している。絞り(B)を通過した後、光束(ST11,...,ST1N)は第2のレンズアレイのレンズ(L21,...,L2N)によって屈折し、集束される。それらのレンズの焦点の手前には、入射して来る光束(ST21,...,ST2N)を互いに平行な光束にするための第3のレンズアレイのレンズ(L31,...,L3N)が配置されている。
【0026】
それらの互いに平行な光束(ST31,...,ST3N)は、付加的に設けられた大きな第4のレンズ(L4)に入射する。このレンズは射出する光束(ST41,...,ST4N)を全て1点に集束する。
【0027】
大きなレンズ(L4) の焦点には別の絞り(BL)が配置されている。この絞り(BL)を通過した後、個々の光束(ST41,...,ST4N)は、平坦な形状をとる必要はないと考えられる方向転換ミラー(M)に入射する。この方向転換ミラー(M)は、図1の場合と同様に、多数の傾斜ミラー(M1,...,MN) から構成されており、個々の傾斜ミラー(M1,...,MN)は少なくとも1つの軸に対して傾斜自在である。
【0028】
ズーム装置から射出した各々の光束(ST41,...,ST4N)は、その光束(ST41,...,ST4N)に個別に対応して配置された傾斜ミラー(M1,...,MN) に入射するので、各光束(ST41,...,ST4N)は個別に工作物表面で連続して移動するか、又は個々のステップを経て移動することができる

【0029】
図3には、光束(ST31,...,ST3N)により処理すべき工作物表面10を示す。各々の光束(ST31,...,ST3N)は、一般に、その光束に対応する領域(W13,...,WN3)で移動でき、隣接する領域(W13,...,WN3)は全ての箇所で少なくとも少しずつ重なり合っている。工作物表面10上で、すべての領域(W13,...,WN3)により覆われる全体領域は、工作物を水平面で動かしたとき(垂直方向からの照射)に1つ又は別の複数の全体領域を互いに隙間なく並置でき、その結果として、理論上は無限の大きさの工作物表面10を照射できるように形成されている。
【0030】
図4には3つの同一の又は異なるズーム領域を形成できるズーム装置を示す。この場合、図を見やすくするために、グループごとのズーム光学系の数を2つに限定してある。1つのグループにそれをはるかに上回る多数のズーム光学系が属していても良く、それらのズーム光学系を二次元で配置できることは自明である。
【0031】
この実施例においては、様々なズーム光学系は3つのグループ(Zoom1、Zoom2、Zoom3)に分割されており、1つのグループ(Zoom1、Zoom2、Zoom3)の第2のレンズと第3のレンズ(Z21,...,Z2N;Z31,...,Z3N)は全て同時に動く。これに対し、入射レンズ(Z11,...,Z1N)と絞り(B1,...,BN)はどのズーム位置にあってもその位置を維持する。
【0032】
この実施形態においても、ズーム装置に入射した平行光束(S01ZOOM1,...,SONZOOM3)は第1のレンズ(Z11,...,Z1N) によって集束され、光束(S11,...,SN1)は絞り(B1,...,BN)を通過し、第2のレンズ(Z21,...,Z2N)により屈折する。屈折後の光束(S11,...,SN1)の焦点の前方には、個別の光束(S12,...,SN2)から再び平行な光束(S31,...,S3N)を形成する第3のレンズ(Z31,...,Z3N)がある。光束(S31,...,S3N)は、ズーム装置に入射した光束(S01ZOOM1,...,SONZOOM3)と同じ光軸を有する。
【0033】
レンズ(Z11,...,Z1N;Z21,...,Z2N;Z31,...,Z3N)により形成される個別の光束(S31,...,S3N)がそれぞれ照射可能である工作物表面の例を図5aから図5cに示す。尚、1つの図はズーム装置のズーム光学系(Zoom1,Zoom2,Zoom3)の対応する1つのグループを示している。この場合、光束(S31,...,S3N)は六角形の全面を同時に照射するのではない。六角形は1つの光束(S31,...,S3N)の移動スペースのみを提示しており、図示されてはいないが、それより小さい重なり合い領域を推量しなければならない。
【0034】
図4のズーム装置には太い光束が入射しても良く、多数の細い光束(S01ZOOM1,...,SONZOOM3)が入射することも可能である。ズーム装置をビームスプリッタとして適用することができる。
【0035】
太い光束の、第1のズーム光学系(Zoom1)に入射した部分又はそれぞれ個別の光束(S01ZOOM1,...,SONZOOM1)の直径は、第1のズーム光学系(Zoom1)の3つのレンズ(Z11,...,Z1N;Z21,...,Z2N;Z31,...,Z3N)により所望の直径にされ、ズーム装置に入射した個別の光束(S01ZOOM1,...,SONZOOM1)(又は太い光束から生成される部分ビーム)は、平行光束(S31,...,S3N)としてズーム装置から射出する。
【0036】
太い光束の、第2のズーム光学系(Zoom2)に入射した部分又は各々個別の光束(S01ZOOM2,...,SONZOOM2)の直径も、同じように、第2のズーム光学系(Zoom2)の3つのレンズ(Z12,...,Z1N;Z22,...,Z2N;Z32,...,Z3N)によって所望の直径にされ、また、ズーム装置に入射した個別の光束(S01ZOOM2,...,SONZOOM2)(又は太い光束から生成される部分ビーム)は平行光束(S32,...,S3N)としてズーム装置から射出する。
【0037】
太い光束の、第3のズーム光学系(Zoom3)に入射した部分又は各々個別の光束(S01ZOOM3,...,SONZOOM3)の直径も第3のズーム光学系(Zoom3)の3つのレンズ(Z13,...,Z1N;Z23,...,Z2N;Z33,...,Z3N)によって所望の直径に適合され、また、ズーム装置に入射した個別の(S01ZOOM3,...,SONZOOM3)(又は太い光束から生成される部分ビーム)は平行光束(S33,...,S3N)としてズーム装置から射出する。
【0038】
1つのグループの別々の部分光束(S31,...,S3N)が照射する工作物表面上の各々の照射領域(これに関しては図5aから図5cを参照)は、1つのグループのズーム光学系の部分光束(S31,...,S3N)の相互間に照射できない空間が現れないように重なり合っているべきであろう。
【0039】
次に、図6a及び図6bには、従来の技術から知られている手段によって本発明による装置をどのようにして実施できるかを示す装置の一実施形態を示す。
ズーム装置のズーム光学系の中の1つの光学系の個々のレンズ(たとえば、LA2,LA3)を調整するために、各々のレンズ(LA2,LA3)は牽引ロープ(ZA2,ZA3)にそれぞれ固定されている。調整すべきレンズ(LA2,LA3)は中間支持体(LT11,LT12,LT21,LT22)により案内され、この案内はできる限り摩擦なしで、軽やかなものでなければならない。
【0040】
牽引ロープ(ZA2,ZA3)は両側で方向転換ローラ(UA21,UA22;UA31 ,UA32)を介して、モータ(MA21,MA22;MA31,MA32) と結合されている巻取り手段(AA21,AA22;AA31,AA32)へと導かれる。モータ(MA21,MA22;MA31,MA32)と、巻取り手段(AA21,AA22;AA31,AA32)との間には、すべり結合部材(図示されてはいないが、従来の技術により周知である)がそれぞれ設けられているので、1方のモータ(MA21,MA31)を動作させても、他方のモータ(MA22,MA32)が余りに大きな抑止力を加えることはない。
【0041】
たとえば、図6bのレンズ(LA2)に入射する光束の直径を変化させたい場合、モータ(MA21)により、そのレンズに装着されている巻取り手段(AA21)を動かす。その結果、レンズ(LA2)はこのレンズ(LA2)に取り付けられた牽引ロープ(ZA2)によって光軸と平行な方向へ摺動される。このとき、モータ(MA21)は牽引ロープ(ZA2)の一端を引張る。そこで、牽引ロープ(ZA2) はモータ(MA21)により巻取り手段(AA21)に巻取られる。他端に位置しているモータ(MA22)はすべり結合部を有しているので、その側では、モータ(MA22)に装着された巻取り手段(AA22)から牽引ロープ(ZA2) を繰り出すことができる。同時に、モータ(MA31)は、ズーム光学系の第2の可動レンズ(LA3) をそのレンズ(LA3)に装着された牽引ロープ(ZA3)を光軸方向に必要量だけ移動させて移動させる。このとき、モータ(MA31) は牽引ロープ(ZA3)の一端を引張る。牽引ロープ(ZA3)はモータ(MA31)により巻取り手段(AA31)に巻取られる。他端に設けられているモータ(MA32) はすべり結合部を有しているので、その側では、モータ(MA32)に装着された巻取り手段(AA32)から牽引ロープ(ZA3)を繰り出すことができる。
【0042】
移動させるレンズ(LA2)の両側のモータ(たとえば、MA21,MA22)をズーム装置のそれぞれのレンズ(LA2)に取り付けることはごく難しいので、牽引ロープ(ZA2)を方向転換ローラ(UA21,UA22)によって導く。これにより、平坦なレンズアレイの脇にモータ(MA21,MA22)を取り付けることができる。
【0043】
レンズ(LA2)ごとに2つのモータ(たとえば、MA21,MA22)を設けるのではなく、第2のモータ(MA22)の代わりに、それぞれ対応するレンズ(LA2)を規定された出発位置に戻すための十分に大きなばね力を有するばね手段(図示せず)を使用することも可能である。
【0044】
従来の技術に基づいて別の実施形態を実現することも可能である(たとえば、レンズにきわめて小さな小型モータを設け、それらのモータにより歯車を駆動し、その結果としてレンズを移動させる)が、容易に推量できるので、ここでは詳しく明示しない。ただ、ズーム光学系の3つのレンズを含むレンズ光学系の移動させるべき2つのレンズごとに、対応する光軸に沿って両方向にレンズを摺動させることができる移動手段が必要であることのみが重要である。
【0045】
図7には、個々のビームのビーム横断面をどのように変化させるかをさらに詳細に説明するために、3つのレンズを含むレンズ光学系をさらに拡大して示す。
【0046】
入射ビーム(ES)はレンズ光学系の第1のレンズ101により集束される。第1のレンズ101の焦点f1 には絞り(M)が配置されている。第2のレンズ102が基本位置にあるとき、第3のレンズ103は位置P3にある。射出ビーム(AS)は直径d/ASを有する。
【0047】
この直径d/ASを縮小したい場合には、第2のレンズ102を位置P2′へ摺動させ、第3のレンズ103を位置P3′へ摺動させることができる。これにより得られる射出ビーム(AS)の直径d/AS′は小さくなる。
【0048】
また、この直径d/ASを拡大したいときには、第2のレンズ102を位置P2″へ摺動させ、第3のレンズ103を位置P3″へ摺動させる。これにより得られる射出ビーム(AS)の直径d/AS″は大きくなる。
【0049】
図7には、個々のレンズ(101,102,103)の焦点(f1,f2,f2′,f2″,f3,f3′,f3″)もそれぞれの位置(P1,P2,P2′,P2″,P3,P3′,P3″)に応じて記入されている。2つの可動レンズ(102,103)は光軸104に沿って摺動する。平行な入射ビーム(ES)から平行な射出ビーム(AS)が生成され、そのとき、ビームの光軸(104)は維持されることが容易にわかるであろう。
【0050】
本発明による装置は、特に単色ビーム及び2色ビームに非常に好都合に適用可能である。これは、特に2色ビームの場合、従来の技術に従ってレンズをコーティングすることにより、色誤差を容易に修正できるからである。レンズは球面レンズ又は非球面レンズのいずれであっても良く、非球面レンズを使用すると、その他の結像誤差を修正することもできる。
【0051】
ビーム直径を変化させるための全てのズーム光学系として、直線的又は平坦に1つのアレイに配列でき、個々のビームの光路を妨害しない、従来の技術から知られているズーム光学系を使用できる。すなわち、本発明は3つのレンズを使用するここで図示した実施形態に限定されるのではなく、平行な入射ビームが平行な射出ビームとして手段から射出し、その入射ビームと射出ビームが異なるビーム横断面を有するようなあらゆる光学系に本発明を利用できる。
【0052】
ズーム装置は、ズーム装置を適用すべき所望の手段構成に応じて、2つのズーム光学系から構成されていても良く、あるいは、数百,さらには数千のズーム光学系から構成されていても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 入射ビームが平行であり且つ射出ビームも平行である多重ビームズーム装置の概略図。
【図2】 入射ビームが平行であり且つ射出ビームは集束される多重ビームズーム装置の概略図。
【図3】 図1又は図2の多重ズーム装置により生成される、工作物の表面上の照射パターンを示す図。
【図4】 入射ビームが平行であり且つ射出ビームも平行である別の多重ビームズーム装置の概略図。
【図5】 図1又は図2の多重ビームズーム装置により生成される、工作物の表面上の照射パターンを示す図。
【図6】 本発明の装置の一実施形態をレンズを上から見る方向で示す図(と図5の装置を示す側面図(b)。
【図7】 一般的なズーム原理を説明するための装置を示す図。
【符号の説明】
11,L21,L31,...,L1N,L2N,L3N…レンズ、B…絞り、M…方向転換ミラー、M1,...,MN …傾斜ミラー、L4…レンズ、BL…絞り、Zoom1,Zoom2,Zoom3…ズーム光学系のグループ、Z11,...,Z1N,Z21,...,Z2N,Z31,...,Z3N…レンズ、LA2…,LA3…レンズ、ZA2,ZA3…牽引ロープ、LT11,LT12,LT21,LT22…中間支持体、UA21,UA22,UA31,UA32…方向転換ローラ、MA21,MA22,MA31,MA32…モータ、AA21,AA22,AA31,AA32…巻取り手段、M…絞り、10…工作物表面、101…第1のレンズ、102…第2のレンズ、103…第3のレンズ、104…光軸。

Claims (14)

  1. 複数のレンズから構成されており、少なくとも1本の平行入射ビームの直径を変化させることができ且つ射出ビームは入射ビームと同じ光軸を有するズーム装置において、複数のズーム光学系を備え、各々のズーム光学系のレンズの光軸が互いに平行であるか又は少なくとも空間的に固定して配置され、多数の個別ビームから成る射出ビームの、外側の個別ビームの光軸を連ねた周囲境界の直径は一定のままであることを特徴とするズーム装置。
  2. 各ズーム光学系は独自の光入射レンズ部材を有することを特徴とする請求項1記載のズーム装置。
  3. 各ズーム光学系は光入射レンズと、中間レンズと、光射出レンズとから構成され、初めの2つのレンズはそれぞれ正レンズであり、最後のレンズは負レンズであることを特徴とする請求項1又は2記載のズーム装置。
  4. 光入射レンズと中間レンズとの間に絞りが配置されていることを特徴とする請求項3記載のズーム装置。
  5. 光入射レンズは1つの平面に平坦に又は直線的に配置されていることを特徴とする請求項3又は4記載のズーム装置。
  6. 射出光束は入射光束の光軸と平行に方向づけられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のズーム装置。
  7. ズーム装置の後に少なくとも1つの正レンズ又は正レンズ部分が配置されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のズーム装置。
  8. 中間レンズ及び光射出レンズの複数対のレンズ又は全てのレンズ対は個別に又はグループごとに調整可能であることを特徴とする請求項3又は4記載のズーム装置。
  9. 少なくとも光入射レンズのレンズ縁部は六角形であることを特徴とする請求項2から8のいずれか1項に記載のズーム装置。
  10. 少なくとも光入射レンズは1つのアレイとして配置されていることを特徴とする請求項2から9のいずれか1項に記載のズーム装置。
  11. アレイは、別の、同様のアレイを全ての側に接合できるように構成されていることを特徴とする請求項10記載のズーム装置。
  12. アレイは六角形パターンから形成されていることを特徴とする請求項10又は11記載のズーム装置。
  13. さらに、正レンズの後に配置されてなる方向転換ミラーを含む請求項7記載のズーム装置。
  14. さらに、ズーム装置の後に配置されてなる方向転換ミラーを含み、この方向転換ミラーは、反射すべき各個別のビームに対して少なくとも1つの軸について傾斜可能である傾斜ミラーを含む請求項1から7のいずれか1項に記載のズーム装置。
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