JP4004977B2 - 調理器用保温蓋 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は調理鍋等の調理器用の保温蓋に関し、特に真空断熱層を有する保温蓋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
各種の調理に用いられる鍋等の調理器において、特に保温を重視する調理の場合は、断熱材を充填した保温蓋や真空断熱層を設け保温蓋を用いることが従来から行われている。このうち、真空断熱層を設けた蓋は、一般に外蓋部材と内蓋部材を所定の間隔をおいて上下に合わせ、その外周縁相互を接合するとともに内部を真空排気することにより真空断熱層を設け、前記外蓋部材の上面につまみを設けた構造が採られる(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−179404号公報(実施の形態1、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記のような真空断熱層をもった蓋は、外蓋部材と内蓋部材の金属素材として、真空圧に耐え得るような強度をもったものを用いる必要があるため、金属素材の板厚が大となって蓋が重くなり、コスト高になるとともに取り扱いにも不便を来たす問題があった。
【0005】
そこで、この発明は、真空圧に対する強度を維持しつつその軽量化を図った調理器用保温蓋を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明は、金属製の外蓋部材と内蓋部材を所定の間隔をおいて上下に合わせ、その外周縁相互を接合するとともに内部に真空断熱層を設けた調理器用保温蓋において、前記外蓋部材と内蓋部材との対向面間に金属製の補強パイプを介在するとともに、該補強パイプに通気部を設けた構成を採用したものである。この構成によると、内蓋部材と外蓋部材はその間に介在された補強パイプにより補強されるため、内蓋部材と外蓋部材の板厚の増大をもたらすことがなく、蓋の軽量化を図ることができる。
【0007】
前記の補強パイプの取付け構造としては、前記外蓋部材に真空排気部を設けた円形凸部を設け、その円形凸部裏面に前記補強パイプの上端部を嵌合し、前記外蓋部材の上面に設けたつまみを前記円形凸部上に嵌着することにより前記真空排気部を覆い隠した構成を採ることができる。この構成によると、真空排気部がつまみにより覆い隠されるので、見た目によい外観が得られる。
【0008】
また、前記内蓋部材の中央部に円錐台形の隆起部を設け、その隆起の上端面外周に前記円形凸部に対向した環状の段部を設け、その段部により前記補強パイプの下端を支持した構成を採ることができる。この構成によると、補強パイプ下端の痕跡が内蓋部材の外面に現れても目立ち難い利点がある。
【0009】
さらに、前記隆起部上にゲッターを載せるとともに、内蓋部材と外蓋部材との間に介在した断熱用の金属箔をそのゲッター上に被せ、前記補強パイプの下端と前記段部との間で金属箔を挟着することにより、該金属箔を固定するとともに、前記ゲッターを保持した構成を採ることもできる。この構成によると、金属箔が補強パイプで抑えられその位置が安定するとともに、ゲッターを保持するための特別の部材(ゲッター金具)を省くことができる。
【0010】
【発明の実施形態】
以下、添付図面に基づいてこの発明の実施形態を説明する。図1に示すように、実施形態の保温蓋10は、ステンレス鋼製の外蓋部材1と内蓋部材2を所要の間隔をおいて上下に合わせ、その外周縁相互を接合して周縁部3を形成している。
【0011】
外蓋部材1は、その中央部分に所定のアールをもって立ち上がった円形凸部4が設けられる。この円形凸部4は、立上りアール部5、その上の円筒部6、円筒部6上端の上端面7とにより形成される。その上端面7の中央部に圧縮切断された真空排気管8が設けられ、該真空排気管8にキャップ9が被せられる。
【0012】
内蓋部材2は、その中央部になだらかな円錐台形の隆起部11が形成され、上端の円形部12が前記円形凸部4の円筒部6に対向している。その円形部12の外周に円形凸部4の内径に等しい径をもった段部13が環状に形成される。
【0013】
前記外蓋部材1の円形凸部4の内面には、その円筒部6に内接して金属製の補強パイプ14の上端が嵌入され、その補強パイプ14の上端が前記上端面7の下面に突き当てられる。また、補強パイプ14の下端は前記段部13に載せられる。
【0014】
補強パイプ14には、その内外を連通させるために通気穴15が設けられる。通気穴15に代えてその端面に切欠き部を設けることによる内外を連通させるようにしてもよい。真空排気の際に通気穴15や切欠き部等の通気部を通じて補強パイプ14内部の空気が外部に排出されるので、真空排気に支障を来たすことがない。
【0015】
前記の外蓋部材1と内蓋部材2との間に断熱用の銅箔等の金属箔16が収納され、また、真空排気後の残留ガス吸着用のゲッター17が内蓋部材2の円形部12上面に載せられる。ゲッター17は金属箔16で覆われ、その金属箔16が前記補強パイプ14の下端により段部13の部分で挟着されることにより、ゲッター17が特別の取付け金具を用いることなく保持される。これと同時の金属箔16も固定され安定する。
【0016】
以上述べた外蓋部材1と内蓋部材2との間に形成された空間内の空気は、前記の真空排気管8を通じて排出され、内部に真空断熱層20が形成される。この真空排気により外蓋部材1と内蓋部材2には真空圧が作用するが、その圧力は補強パイプ14により支持される。補強パイプ14は前記の圧力によりその両端面が外蓋部材1と内蓋部材2に強く押し当てられるため圧痕が生じ、その圧痕が各部材1、2の外面に現れることがあるが、外蓋部材1の外面に現れるものはつまみ18により隠されるので問題はない。内蓋部材2の下面に現れるものは段部13の部分に生じるが、段部13と圧痕との区別が付き難くいため圧痕が目立ち難い。
【0017】
一方、外蓋部材1の前記円形凸部4にキャップ状をなすつまみ18が嵌合され、円筒部6の外周面に溶接により固定される。つまみ18の外周面には、滑り止め用のゴム部材19が嵌合され、また、その上端面に飾り板21が固着される。つまみ18は、これを把持して蓋全体を把持する本来の機能の他に、前述のように、真空排気管8とそのキャップ9を覆い隠す機能も持っている。
【0018】
実施形態の保温蓋10は以上のようなものであり、適宜な調理鍋と組み合わせて使用される。図2及び図3はその使用の一例を示すものである。この場合は、通常の調理鍋22の保温蓋10として用いられる。調理鍋22は円筒状の保温器23に収納される。保温器23はその上縁部の2か所に凹部24、24が設けられ、調理鍋22の取手25、25がその凹部24、24に嵌合される。調理鍋22のつば部26が調理器23の上縁部に載ることによって非接地状態に支持される(図3参照)。保温器23の内部には断熱材27が収納される。
【0019】
上記の保温器23により調理鍋22の外周面が断熱され、また調理鍋22の底面は保温器23の設置台との間の空気層により断熱される。調理鍋23の上面は前記の保温蓋10により断熱される。
【0020】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、外蓋部材と内蓋部材との間に真空断熱層を設けたことにより保温性が付与されるとともに、両部材間に補強パイプを介在したことにより、両部材の板厚を比較的薄く形成することができ、軽量化、低コスト化を図ることができる。前記の補強パイプは通気部を有するため、真空排気に支障を来たすことがない。
【0021】
また、補強パイプ下端の圧痕が目立たないこと、また真空排気管がつまみにより覆い隠されこと等により見た目のよい外観が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の断面図
【図2】同上の使用時の分解斜視図
【図3】同上の使用状態の断面図
【符号の説明】
1 外蓋部材
2 内蓋部材
3 周縁部
4 円形凸部
5 立上りアール部
6 円筒部
7 上面部
8 真空排気管
9 キャップ
10 保温蓋
11 隆起部
12 円形部
13 段部
14 補強パイプ
15 通気穴
16 金属箔
17 ゲッター
18 つまみ
19 ゴム部材
20 真空断熱層
21 飾り板
22 調理鍋
23 保温器
24 凹部
25 取手
26 つば部
27 断熱材

Claims (3)

  1. 金属製の外蓋部材と内蓋部材を所定の間隔をおいて上下に合わせ、その外周縁相互を接合するとともに内部に真空断熱層を設け、前記外蓋部材と内蓋部材との対向面間に金属製の補強パイプを介在するとともに、該補強パイプに通気部を設けた調理器用保温蓋において、前記外蓋部材に真空排気部を設けた円形凸部を設け、その円形凸部裏面に前記補強パイプの上端部を嵌合し、前記外蓋部材の上面に設けたつまみを前記円形凸部上に嵌着することにより前記真空排気部を覆い隠したことを特徴とする調理器用保温蓋。
  2. 前記内蓋部材の中央部に円錐台形の隆起部を設け、その隆起の上端面外周に前記円形凸部に対向した環状の段部を設け、その段部により前記補強パイプの下端を支持したことを特徴とする請求項1に記載の調理器用保温蓋。
  3. 前記隆起部の上端面にゲッターを載せるとともに、内蓋部材と外蓋部材との間に介在した断熱用の金属箔をそのゲッター上に被せ、前記補強パイプの下端と前記段部との間で金属箔を挟着することにより、該金属箔を固定するとともに、前記ゲッターを保持したことを特徴とする請求項に記載の調理器用保温蓋。
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