JP4004087B2 - 掛止可能なロッカーアームを使用したエンジンバルブ制御システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は内燃機関用バルブ作動装置に関し、特に、ソレノイドアクチュエータの付勢状態に応じてエンジンバルブを作動もしくは非作動とする装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
吸気および排気弁の双方もしくはいずれかを選択的に作動できる、あるいは選定されたリフトプロフィルで作動できるマルチプルバルブエンジン用可変バルブ制御システムが従来技術でよく知られている。例えば米国特許第4,151,817号および第4,203,397号にそのシステムが開示されている。特許第4,151,817号には第1のカムプロフィルと係合する第1のロッカーアームエレメント、第2のカムプロフィルと係合する第2のロッカーアームエレメント、および第1のおよび第2のアームエレメントを相互接続すなわち掛止する手段が開示されている。特許第4,203,397号には掛止機構を用いて、バルブをバルブギヤの台部と接続したり、接続を解いたりするようにエンジンポペットバルブを選択的に係合もしくは係合解除させてバルブを作動させたり静止させたままとする装置が開示されている。
【0003】
油圧ラッシユアジャスタが組み込まれているバルブ列を作動させる従来技術のシステムには、バルブが不動作モードである時にラッシユアジャスタが過度に拡張する、すなわち“ポンプアップする”のを防止する手段を設けなければならず、かつ本質的にバルブスプリングにより加えられる抵抗力が無いという点で特別な問題が存在する。従来技術のシステムでは、カムシャフト上に形成された基礎円カム部と係合してラッシユアジャスタが過度に拡張するのを防止する補助接触面がロッカーアーム構造上に設けられる必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術の方法および機構は応答が遅く、かさばり、高価で作動力が大きく信頼度が低い。選択バルブ作動システムは、吸気および排気弁の双方もしくはいずれかと選択的な係合を行ない、自動車のエンジンの動力出力を負荷に良好に整合させて効率および燃料の経済性を向上させるように設計されている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、係合を解除してエンジンポペットバルブを不作動とするか、もしくは係合してバルブ列を従来の方法で作動させることができる、選択的に掛止可能なロッカーアーム部を有するバルブギアロッカーアームを開示することにより従来技術の制約を克服するものである。
【0006】
本発明において、内側ロッカーアームと外側ロッカーアームと摺動する掛止部材を備え、内側ロッカーアームはカムと接触するローラを有し、外側ロッカーアームはバルブと係合し、内側および外側ロッカーアームは互いに重ね合わせ関係にあり、かつ静止ラッシユアジャスタの出力プランジャとピポット接続し、摺動掛止部材は内側および外側ロッカーアームが互いに有効に掛止されてバルブを作動させることができる動作位置と、内側および外側ロッカーアームが互いに自由に移動できてバルブが作動されない不動作位置間を移動可能である、掛止可能なロッカーアームアセンブリを提供することにより、油圧リフターのポンプアップ問題を解決する手段が開示される。アセンブリはさらに内側および外側ロッカーアーム間に作用して、外側ロッカーアームがエンジンポペットバルブと係合している時に内側ロッカーアームを付勢してカムおよびラッシユアジャスタのプランジャーと係合させるバイアススプリングを含んでいる。内側および外側ロッカーアーム間の重ね合わせの関係は、ロッカーアームが非掛止状態にある時にプランジャーのスプリング力に反作用してラッシユアジャスタがポンプアップしないことを保証するのに有効である。
【0007】
新しいタイプの摺動掛止部材が開示されており、それは外側ロッカーアーム上に摺動可能に支持され、摺動して内側ロッカーアームと係合したり係合解除したりして内側と外側ロッカーアームとを接続することによりエンジンポペットバルブの作動を制御する。掛止部材上に接触板が形成されており、カムシャフトが基礎円位置にある時に、ピボットアーム(ベルクランク)が作動してスプリング掛止部材を掛止スプリングに抗して動かしてバルブ列を不動作とするための接触面を備えている。ベルクランクは制御ユニットにより給電される電磁ソレノイドにより動かされる。このようにして、エンジンポペットバルブを制御ユニットからの信号により作動もしくは停止させ、エンジン動作を最適化させて燃料の経済性および排出物質の双方もしくはいずれかを改善することができる。
【0008】
カムが基礎円位置ではなくバルブ列が作動しているためにソレノイドが付勢されても掛止部材を動かすことができない場合には、アーマチュアシャフト上に配置された蓄力用スプリング装置が圧縮され、それによりバルブ列が動作状態でなくなると、スプリング装置によりピボットアームは掛止部材を動かしてエンジンのピボット弁が作動しなくなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1に、内燃機関のバルブ列の一部として取り付けられる本発明のエンジンポペットバルブ制御システム2の断面図が示される。オーバヘッドカム型内燃機関のエンジンシリンダヘッド10の一部がカムシャフト4、油圧ラッシュアジャスタ5、エンジンポペットバルブ6、バルブスプリング7およびバルブカバー8と共に図示されている。
【0010】
ここに図示されているように、エンジンポペットバルブ制御システム2は特にエンジンポペットバルブ6を選択的に作動もしくは停止するようになっており、エンジンポペットバルブ6を開くように作動する動作モードと弁が開かれない不動作モード間をシフトすることができるロッカーアームアセンブリ14と、ベルクランク44を介してロッカーアームアセンブリ14をその動作および不動作モード間でシフトさせるアクチュエータアセンブリ16を具備している。
【0011】
ロッカーアームアセンブリ14はカムベースシャフト23に支持されたバルブ作動カムシャフト4とカム面20で係合し、またエンジンのシリンダヘッド10と係合する内側ロッカーアーム18と、常時バルブスプリング7により閉じられているエンジンポペットバルブ6と係合する外側ロッカーアーム22と、内側および外側ロッカーアーム18,22間に作用して内側ロッカーアーム18をローラフォロア24を介してカムシャフト4と係合させかつ外側ロッカーアーム22をラッシュアジャスタ5の主ボディ32内のプランジャー30と係合させるバイアススプリング26を具備している。ラッシュアジャスタ5の構造および機能は従来技術で周知であるためここでは詳細な説明は行わない。バイアススプリング26はラッシュアジャスタ5が常に正常な動作範囲で作動し続けるのに十分な力をプランジャー30へ与える。
【0012】
掛止部材28が摺動可能に外側ロッカーアーム22上に配設され、掛止スプリング29により付勢されて“掛止”状態とされており、掛止部材28は内側および外側ロッカーアーム18,22を掛止して一体として回転させることにより本発明のエンジンポペットバルブ制御システム2の動作モードを実現するか、もしくはそれらを掛止しないで内側および外側ロッカーアーム18,22が互いに自由に回転して不動作モードを実現するようにする。リンクピン33が外側ロッカーアーム22に形成された同軸孔および掛止部材28に形成された細長いリンクピン開口部21を貫通し、内側ロッカーアーム18はリンクピン33にピボットし、同時にリンクピン33はラッシュアジャスタ5にピボットすることにより外側ロッカーアーム22は回転可能に支持される。実施例では、内側ロッカーアーム18はリンクピン33にピボットされており外側ロッカーアーム22は回転可能に内側ロッカーアーム18を支持するリンクピン33に結合され、ラッシュアジャスタ5のプランジャー30により間接的に支持される。リンクピン33は、外側ロッカーアーム22に形成された同軸のリンクピン孔61A,61B(図11参照)および掛止部材28に形成されたリンクピン開口部21を貫通し、外側ロッカーアーム22のためのピボット支持部を備え、そこでリンクピン33はプランジャー30にピボットする。実施例では、内側ロッカーアーム18はリンクピン33にピボット支持され外側ロッカーアーム22はリンクピン33上に回転不能に配設され、リンクピン33はラッシュアジャスタ5のプランジャー30によりピボット支持されている。すなわち、リンクピン33は内側および外側ロッカーアーム18,22間の相対回転および掛止部材28の両側に形成された細長いリンクピン開口部21による掛止部材28の軸方向運動を許しながら、内側および外側ロッカーアーム18,22および掛止部材28を適切な方位に保持する。リンクピン33は掛止部材28および外側ロッカーアーム22を貫通しており、内側ロッカーアーム18はサドル部50(図8、図18〜20参照)においてリンクピン33にピボットし、リンクピン33は内側ロッカーアーム18と外側ロッカーアーム22と掛止部材28を保持する。
【0013】
外側ロッカーアーム22は両側壁と、バイアススプリング26と係合する第1の端部22Aと、バルブ係合面22Cが形成された第2の端部22Bとを有する細長い矩形構造である。バルブ係合面22Cはエンジンポペットバルブ6と接触している。内側ロッカーアーム18は外側ロッカーアーム22の両側壁間に配設される細長い矩形構造である(図3参照)。内側ロッカーアームにはロッカーアームアセンブリ14が正常な動作モードである時に掛止部材28と係合する接触面18Aが形成されている。
【0014】
電磁アクチュエータアセンブリ16が付勢されていなければ、掛止スプリング29は、ロッカーアームアセンブリ14を介してカムシャフト4によりエンジンポペットバルブ5を作動させる動作モード位置へ、掛止部材28を押し進めることができる。制御ユニット34により付勢されると、アクチュエータアセンブリ16によりアクチュエータスプリング39を介してベルクランク44へスプリング力が加えられて掛止部材28は内側および外側ロッカーアーム18,22間で作動を伝えない位置へ押し進められ、図1に示すようなカムシャフト4によりエンジンポペットバルブ6が機械的に作動されることのない不動作モードとなる。
【0015】
アクチュエータアセンブリ16は、制御ユニット34によりコイル27へ電流が供給されると電磁石37へ向かって電磁的に吸引される円形のアーマチュア35を有する。円形のアーマチュア35はアーマチュアシャフト38に取り付けられ、アーマチュアシャフト38は圧縮用アクチュエータスプリング39を介してベルクランク44に接続されている。アクチュエータスプリング39はアーマチュアシャフト38によりガイドされ、リテーナ40,43によりアーマチュアシャフト38上の所定位置に保持されており、リテーナ40はアーマチュアシャフト38に固定され、リテーナ43はベルクランク44に接触しながらアーマチュアシャフト38に沿って自由に摺動して、アクチュエータアセンブリ16が付勢されアーマチュア35が電磁石37と接触する時にベルクランク44に対して押圧力を加えることができる。この場合、内側および外側ロッカーアーム18,22から発生するクランプ力が掛止部材28に垂直に負荷されて、電磁石37を付勢しても不動作モードへ移行できない場合には、電磁石37は単にアクチュエータスプリング39を圧縮してアクチュエータ16によるベルクランク44の動作を抑えて蓄力し、ベルクランク44を掛止部材28に対して押圧するだけである。したがって、アーマチュア35は電磁石37に接触するように動き、リテーナ40はアクチュエータスプリング39を圧縮し、リテーナ43を介してベルクランク44へ圧縮力を加えるように動く。掛止部材28へのクランプ力がなくなると、ただちに、蓄力されたアクチュエータスプリング39により掛止部材28はロッカーアームアセンブリ14が不動作モードとなる位置へ押し進めるられる。ベルクランク44はアームピン46に回転可能に取り付けられ、保持プラグ42によりアーマチュアシャフト38に保持される。ベルクランク44は掛止部材28の一部として形成された掛止シュー31において掛止部材28に接触するが、そこでは接触機構は、掛止シュー31が一端がリンクピン33に形成された孔を介して固定されている掛止スプリング29によりエンジンポペットバルブ6を作動させる位置(動作モード)へ向かって付勢されている。
【0016】
バイアススプリング26には、ローラピン25上を回転するローラフォロア24とカムシャフト4との間で荷重を維持してラッシュアジャスタ5が正常な調整範囲内で作動し続けるのに十分な圧縮力が加与えられている。バイアススプリング26に与えられる圧縮力は、プリロードアジャスタ47の位置を変えることにより変化させることができる。
【0017】
図1に不動作位置におけるバルブ制御システム2が示され、アクチュエータアセンブリ16は付勢され、アーマチュア35は磁気的に吸引されて電磁石37と接触している。アーマチュアシャフト38はアクチュエータスプリング39に作用してベルクランク44を押圧し、次にそれが両側の掛止シュー31を押圧する。ロッカーアームアセンブリ14が無負荷状態であってカム面20が基礎円上でローラフォロア24と接触しておれば、掛止部材28は掛止スプリング29に抗して動かされて内側ロッカーアームアセンブリ18を外側ロッカーアームアセンブリ22から切り離し、エンジンポペットバルブ6は閉じたままとなる(すなわち、不動作モード)。
【0018】
ベルクランク44は一端が回転可能に設けられたベルクランク機構として作用し、アームピン46上を回転するピボット45によってアクチュエータから与えられる動きがロッカーアームアセンブリ14へ伝達される。このようにして、アクチュエータの行程はロッカーアームアセンブリ14の掛止部材28が要求する工程と一致させる必要がなく、変位の少ないアクチュエータによりベルクランク44を使用して変位を増幅することにより掛止部材28へ必要な動きを与えることができる。
【0019】
次に図2はベルクランク44’の別の実施例を示し、ピボット45’はアクチュエータアーマチュアシャフト38と掛止部材28間の位置決めをするように動かされている。ベルクランクアームの第1の端部44’Aはベルクランクアームの第2の端部44’Bよりも短く、ベルクランクアームの第1の端部44’Aに対するベルクランクアーム第2の端部44’Bの長さの比率と同じ割合でアクチュエータアセンブリ16の行程が増幅される。したがって、本発明により、力の能力は高いが行程の短いアクチュエータを使用して、掛止部材28がロッカーアームアセンブリ14を動作位置から不動作位置へシフトさせるのに必要な行程を提供することができる。アクチュエータアセンブリ16はコイル27とアーマチュア35とアーマチュアシャフト38とを有する電磁ソレノイドとして図示されている。ベルクランク44と連接された他種のアクチュエータを使用して掛止部材28を動かし、エンジンポペットバルブ6の動作状態を変えることができる。例えば、油圧もしくは空気圧作動アクチュエータを使用して必要な力をベルクランク44へ入力することができる。
【0020】
次にロッカーアームアセンブリ14の動作を良く理解するために図3を参照する。図3のロッカーアームアセンブリ14の斜視図において内側ロッカーアーム18は外側ロッカーアーム22に取り巻かれており、掛止部材28が動作位置である時に内側ロッカーアーム18はラッシュアジャスタ5(図1)に接触かつピボットし、一方外側ロッカーアーム22はエンジンポペットバルブ5に接触して作動させる。カムローラフォロア24が内側ロッカーアーム18内に支持されたローラピン25上を回転する。掛止部材28は掛止部材28の一部として形成された掛止シュー31を押圧する圧縮された掛止スプリング29により動作位置へ付勢されている。
【0021】
掛止スプリング29の両端は、リンクピン33の両端に形成された孔とそれぞれ係合して掛止スプリング29を正しい位置に保持する。リンクピン33はまた内側および外側ロッカーアーム18,22間の相対回転、および掛止部材28の両側に形成された細長いリンクピン開口部21による掛止部材28の軸方向の動きを許しながら、内側および外側ロッカーアーム18,22および掛止部材28を適切な方位に保持する。リンクピン33は掛止部材28および外側ロッカーアーム22および内側ロッカーアーム18を貫通し、掛止スプリング29を掛止部材28の両側で保持する。
【0022】
掛止部材28は接触板41を有し、その位置によりロッカーアームアセンブリ14が動作もしくは不動作モードになるかが決定される。掛止部材28が内側ロッカーアーム18に向かって動かされると、ロッカーアームアセンブリ14は動作モードとなって掛止部材28により内側および外側ロッカーアーム18,22間に機械的な連結が行なわれ、ローラフォロア24に作用するカムシャフト4に応答してエンジンポペットバルブ6が開かれる。掛止部材28が内側ロッカーアーム18から離れるように動かされると、ロッカーアームアセンブリ14は不動作モードとなり、内側ロッカーアーム18は外側ロッカーアーム22と連結されずエンジンポペットバルブ6は閉じられたままとなる。掛止部材28の一部としての接触板41が内側ロッカーアーム18に向かって動かされると、接触板41により内側ロッカーアーム18の端部が捕捉されて内側および外側ロッカーアーム18,22は機械的に連結され、カム面20に応答してエンジンポペットバルブ6が開閉される。接触板41が内側ロッカーアーム18から離れるように動かされると、内側ロッカーアーム18はもはや接触板41とは接触せず、カムシャフト4に応答して動くがその動きは外側ロッカーアーム22やエンジンポペットバルブ6には伝達されない。ロッカーアームアセンブリが不動作モードであれば、内側ロッカーアーム18はプランジャー30においてラッシュアジャスタ5にピボットし、一端が内側ロッカーアーム18により支持され他端が外側ロッカーアーム22により支持されたバイアススプリング26を圧縮する。したがって、バイアススプリング26はカムローラフォロア24とカム面20間の接触を維持し、ラッシュアジャスタ5に適切な圧縮荷重を与えるように機能する。バイアススプリング26の初期圧縮力はプリロードアジャスタ47により変化させることができる。
【0023】
次に図4および図5に、本発明のロッカーアームアセンブリ14の平面図および端面図を示す。内側ロッカーアーム18は全体的に外側ロッカーアーム22に取り囲まれており、掛止部材28は接触板41が内側ロッカーアーム18に接触しエンジンポペットバルブ6を作動させる(動作モード)か、あるいは内側ロッカーアーム18と接触せずに内側ロッカーアーム18を外側ロッカーアーム22から切り離してエンジンポペットバルブ6を停止させる(不動作モード)ように動かされる。掛止スプリング29は、両側に1個づつ形成された掛止シュー31に接触しスプリングによる付勢を与えて掛止部材28を動かし、特に接触板41を内側ロッカーアーム18に向かって動かす。したがって、掛止部材28は動作モードに向かってスプリングで付勢される。図5には内側ロッカーアーム18の下側スプリングサポート43を外側ロッカーアーム22に対して離隔もしくは接近させて、バイアススプリング26の圧縮力を変え、カム面20に対するローラフォロア24の力を変えるプリロードアジャスタ47の機能が明示されている。バイアススプリング26は内側ロッカーアーム18の一部である下側スプリングサポート43と外側ロッカーアーム22間に保持されている。
【0024】
図6は本発明のロッカーアームアセンブリ14に接続されたアクチュエータアセンブリ16の端面図である。アーマチュア35は円形として図示されているがソレノイドの技術で実際に使われているさまざまな形状および構成を利用することができる。電気コマンド信号に応答する任意のタイプのアクチュエータを使用して、ピボット45とアームピン46とで回転するベルクランク44を掛止シュー31に対して接近および離隔させてロッカーアームアセンブリ14を作動もしくは不動作とさせることができる。各掛止シュー31に1個づつ別々のアクチュエータを使用することもできる。
【0025】
前記したように、コイル27が制御ユニット34により付勢された時にアーマチュア35は電磁石37へ磁気的に吸引される。アーマチュア35はアーマチュアシャフト38に接続され、アーマチュアシャフト38に取り付けられたリテーナ40を介してアクチュエータスプリング39を押圧する。この場合に、カム面20がエンジンバルブ6を開いており、接触板41上の内側および外側ロッカーアーム18,22間で発生するクランプ力により掛止部材28を動かすことができない場合には、掛止部材28は、ベルクランク44に対して圧縮されているアクチュエータスプリング39により圧縮力が与えられ、ローラフォロア24がカムシャフト4の基礎円に接触すると、すぐにロッカーアームアセンブリ14を動かして不動作モードとする。同様に、作動モードにシフトするためには、掛止部材28を動かして接触板41を内側および外側ロッカーアーム18,22の両方と係合する位置に移動させる必要があるので、ロッカーアームアセンブリ14の基礎円上にカムローラフォロアが来るようにカムシャフト4を回転させなければならない。
【0026】
図7は本発明の内側ロッカーアーム18の立面図である。内側ロッカーアーム18は2つの側壁53,54および側壁53,54を接続するウェッブ部52とからなっている。下側スプリングサポート43がウェッブ部52の一部として形成されている。
【0027】
図8は図7の内側ロッカーアーム18の切断線8−8に沿った断面図である。内側ロッカーアーム18のウェッブ部52には、プランジャー30(図1参照)に接触しピボットする内側ロッカーアーム18の領域と一致する位置に形成された給油口49を有して図示されている。ローラピン25を支持するピン孔55が両側壁53,54に形成されている。サドル部50がリンクピン33に接触かつピボットし、リンクピン33は次にプランジャー30に接触かつピボットする。ロッカーアームアセンブリ14が動作モードであれば(アクチュエータアセンブリ16は付勢されず掛止スプリング29により掛止部材28は係合するように動かされる)端部58が接触面18Aで接触板41に接触する(図3参照)。
【0028】
図9は図7の内側ロッカーアーム18の切断線9−9に沿った断面図である。ウェッブ部52はバイアススプリング26が載る下側スプリングサポート43を形成するように延在している。また下側スプリングサポート43のバイアススプリング26側の側面とは反対の側面にプリロードアジャスタ47が接触して、バイアススプリング26が搭載されている内側ロッカーアーム18と外側ロッカーアーム22との間の相対距離を調整して、バイアススプリング26に加わる圧縮力を変える。
【0029】
次に図10〜図13に、本発明の外側ロッカーアーム22のさまざまな図を示す。図10は両側壁67,68にリンクピン33を支持するリンクピン孔61Bが形成された外側ロッカーアーム22の側面図である。外側ロッカーアーム22の第1の端部22Aには、上側スプリングサポート57が形成されておりそれは、内側ロッカーアーム18の下側スプリングサポート43と連係して、バイアススプリング26の安全な搭載構造を提供する。したがって、バイアススプリング26により内側および外側ロッカーアーム18,22間の分離力が与えられローラフォロア24はカム面20と接触させられ、ラッシュアジャスタ5のプランジャー30に荷重が加えられる。バルブ接触パッド59が外側ロッカーアーム22の第2の端部22Bに設けられてエンジンポペットバルブ6のバルブステム頂部をバルブ係合面22Cに接触させる。
【0030】
図11は側壁67,68および両方のリンクピン孔61A,61Bをより明確に示す図10の外側ロッカーアーム22の平面図である。図12はバルブ接触パッド59をより明確に示す図10の外側ロッカーアーム22の端面図であり、バルブ接触パッド59はロッカーアームアセンブリ14が動作モードである時にエンジンポペットバルブ6の端部をバルブ係合面22Cに接触させてカムシャフト4および内側ロッカーアーム18により与えられる動きをエンジンポペットバルブ6へ伝達する。また側壁68をどのように形成してプリロードアジャスタ47(図1および図5参照)の支持部69が提供されるかも図示されている。図13は図10の外側ロッカーアーム22の切断線13−13に沿った断面図である。図13にはプリロードアジャスタ47を保持する手段を提供するために、どのように支持部69が延在しているかが図示されている。支持部69に形成された調整孔70は孔をあけタップをたてて所要の保持手段が提供される。側壁67はプリロードアジャスタ47の領域まで延在しないため側壁68しか図示されていないことを理解されたい。
【0031】
図14は接触板41および一方の掛止シュー31Aを示す本発明の掛止部材28の立面図である。リンクピン開口部21によりリンクピン33はそこを貫通して掛止部材28へ位置決め機能を提供することができる。リンクピン開口部21は、掛止部材28が動作および不動作位置へ移動するための余裕を与えるために細長く形成されている。図15は図14の掛止部材28の平面図であり、一端は接合されて接触板41を形成し、反対の端は曲げられてそれぞれ個別の掛止シュー31B,31Aを形成する側壁73,75が示されている。
【0032】
図16および図17は本発明の掛止スプリング29の立面図および平面図である。掛止スプリング29は掛止シュー31A,31Bをリンクピン33から離れるように、リンクピン33に対して作動して掛止部材28へ力を与え、次にアクチュエータ16が付勢されていない場合に、接触面18Aで内側ロッカーアーム18と接触させるように接触板41を引いて、それによりロッカーアームアセンブリ14はエンジンポペットバルブ6を作動させる(動作モード)。コンタクトアーム80A,80Bはそれぞれそれらの掛止シュー31A,31Bを押圧し、スプリングコイル84A,84Bを介してリンクピン33に反作用し、スプリングコイル84A,84Bは掛止部材28のそれぞれの側面でリンクピン33の端部に形成された係合孔を介して延長アーム82A,82Bによりリンクピン33に係合している。図18はピボット部96を示すリンクピン33の断面図であり、リンクピン33はピポット部96でプランジャー30に接触かつピボットしている。給油路94も図示されておりそれはピボット部96から延在していてラッシュアジャスタ5から潤滑油を通すことができる。延長ピン92A,92Bは掛止部材28を支持かつ案内するように延在している。クリップ孔90A,90Bがそれぞれ延長ピン92A,92Bに形成されおり、掛止スプリング29を掛止シュー31に対して作用させる位置に保持するように機能する。
【0033】
図19は内側ロッカーアーム18のサドル部50(図8参照)がリンクピン33の頂部にピボットできるようにする半円形のリンクピン33の端面図である。次に図20に、プランジャー30上に回転可能に支持されたリンクピン33上にサドル部50が回転可能に支持された内側ロッカーアーム18の断面図を示す。プランジャー30に形成された中央給油路98により潤滑油がリンクピン33および内側ロッカーアーム18上へ通されて、リンクピン33がプランジャー30上を回転する時および内側ロッカーアームがリンクピン33上を回転する時および内側ロッカーアーム18が外側ロッカーアーム22に対して回転する時の摩擦抵抗が低減される。
【0034】
図面および明細書により本発明をある程度詳細に説明してきたが、それは説明用であって制約的なものではなく、また実施例だけを示して説明してきたが発明の精神の範囲内でなされる変更や修正は全て発明の範囲内に入り特許請求の範囲によってのみ制限されることをお判り願いたい。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のバルブ制御システムは、カムシャフトのカム面に接触し、カム面の凹凸に従って揺動する内側ロッカーアームと、内側ロッカーアームに外接しエンジンポペットバルブの頂部に接触して揺動しエンジンポペットバルブを作動させる外側ロッカーアームと、外側ロッカーアームに外接して摺動し内側ロッカーアームと外側ロッカーアームとを接続させたり接続を解いたりする掛止部材と、内側ロッカーアームと外側ロッカーアームと掛止部材を支持しラッシュアジャスタ上でピポットするリングピンと、内側ロッカーアームと外側ロッカーアームとを開く方向に付勢するバイアススプリングと、掛止部材を摺動させる作動手段との単純な要素で構成され、特別な手段を用いないでラッシュアジャスタのポンプアップを防止できるので、応答が速く、コンパクトで、価格も安く、信頼性が高く、容易にエンジン出力を負荷に良好に整合させることができるのでエンジンの効率と燃料の経済性を向上させるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】バルブ列に設置された本発明のエンジンポペットバルブ制御システムの断面図である。
【図2】本発明のアクチュエータおよびベルクランクの別の実施例の断面図である。
【図3】本発明のロッカーアームアセンブリの部分斜視図である。
【図4】本発明のロッカーアームアセンブリの平面図である。
【図5】図4のロッカーアームアセンブリの前面図である。
【図6】本発明のアクチュエータおよびロッカーアームアセンブリの立面図である。
【図7】本発明の外側ロッカーアームの前面図である。
【図8】図7の切断線8−8に沿った外側ロッカーアームの断面図である。
【図9】図7の切断線9−9に沿った外側ロッカーアームの断面図である。
【図10】本発明の内側ロッカーアームの平面図である。
【図11】図10の内側ロッカーアームの頂部立面図である。
【図12】図10の内側ロッカーアームの端部立面図である。
【図13】切断線13−13に沿った図10の内側ロッカーアームの断面図である。
【図14】本発明の掛止部材の平面図である。
【図15】図14の掛止部材の頂部立面図である。
【図16】本発明のリターンスプリングの平面図である。
【図17】図16のリターンスプリングの頂部立面図である。
【図18】本発明のリンクピンの断面図である。
【図19】本発明のリンクピンの端面面図である。
【図20】本発明のリンクピンおよびプランジャー上に支持された内側ロッカーアームの部分断面図である。
【符号の説明】
2 エンジンポペットバルブ制御システム
4 カムシャフト
5 油圧ラッシュアジャスタ
6 エンジンポペットバルブ
7 バルブスプリング
8 バルブカバー
10 エンジンシリンダーヘッド
14 ロッカーアームアセンブリ
16 アクチュエータアセンブリ
18 内側ロッカーアーム
18A 接触面
20 カム面
21 リンクピン開口部
22 外側ロッカーアーム
22A 第1の端部
22B 第2の端部
22C バルブ係合面
23 カムベースシャフト
24 ローラフォロア
25 ローラピン
26 バイアススプリング
27 コイル
28 掛止部材
29 掛止スプリング
30 プランジャー
31,31A,31B 掛止シュー
32 ラッシュアジャスタ主ボディ
33 リンクピン
34 制御ユニット
35 円形のアーマチュア
37 電磁石
38 アーマチュアシャフト
39 圧縮アクチュエータスプリング
40,43 リテーナ
41 接触板
44,44’ ベルクランク
44A,44’A 第1の端部
44B,44’B 第2の端部
45 ピボット
46 アームピン
47 プリロードアジャスタ
49 給油口
50 サドル部
52 ウェッブ部
53,54,67,68,73,75 側壁
55 ピン孔
57 上側スプリングサポート
58 端部
59 バルブ接触パッド
61A,61B リングピン孔
69 支持部
70 調整孔
80A,80B コンタクトアーム
82A,82B 延長アーム
84A,84B スプリングコイル
90A,90B クリップ孔
92A,92B 延長ピン
94 給油路
96 ピポット部
98 中央給油路
Claims (9)
- シリンダヘッド(10)と、エンジンポペットバルブ(6)と、カム面(20)が上に形成されたカムシャフト(4)を有する内燃機関用バルブ制御システムであって、
前記シリンダヘッド(10)上にあって、揺動中心点(30)を規定する手段と、
前記揺動中心点の周りに回転可能なリンクピンと、
前記リンクピン上に回転不能に支持され、前記エンジンポペットバルブ(6)と係合可能な外側ロッカーアーム(22)と、
前記リンクピンに回転可能に接触するサドル部を有し、前記外側ロッカーアーム(22)に対して回転可能で、かつ前記カム面(20)と係合する内側ロッカーアーム(18)と、
前記外側ロッカーアーム(22)を前記エンジンポペットバルブ(6)と係合させ、かつ前記内側ロッカーアーム(18)を前記カム面(20)と係合させるバイアススプリング(26)と、
前記カム面(20)によって前記内側ロッカーアーム(18)へ加えられる力に応答して、前記リンクピンと一体となって前記揺動中心点(30)の周りを回転するように、前記内側ロッカーアーム(18)と前記外側ロッカーアーム(22)と選択的に連結させ、また独立して回転するように前記内側ロッカーアームと前記外側ロッカーアームとの連結を選択的に解除する掛止部材(28)であって、前記外側ロッカーアーム(22)の前記ポペットバルブ(6)側の一端近くから前記外側ロッカーアーム(22)に沿って前記リンクピンに向かって延び、前記外側ロッカーアーム(22)に対して摺動可能な掛止部材(28)と、
制御ユニット(41)からの作動信号に応答して前記掛止部材(28)に力を加え、前記内側ロッカーアーム(18)と前記外側ロッカーアーム(22)の連結を選択的に解除する作動手段(16)と、
前記リンクピンと前記掛止部材(28)間に分離力を加えるように配置され、前記作動手段(16)が作動させられていないときに前記内側ロッカーアーム(18)を前記掛止部材(28)および前記外側ロッカーアーム(22)と係合させた状態を維持するようにする掛止スプリング(29)と
を有するバルブ制御システム。 - 前記内側ロッカーアーム(18)上に取付けられて前記カム面(20)と係合するカムフォロア(24)をさらに有する請求項1記載のバルブ制御システム。
- 前記カムフォロア(24)がローラフォロアである請求項2記載のバルブ制御システム。
- 前記外側ロッカーアーム(22)は、対向する両側壁(67,68)と、前記バイアススプリングと係合する第1の端部(22A)と、第2の端部(22B)とを有し、該第2の端部の上にバルブ係合面(59)が形成された、細長い矩形構造である請求項1記載のバルブ制御システム。
- 前記内側ロッカーアーム(18)は前記外側ロッカーアーム(22)の対向する両側壁(67,68)間に受け入れられる細長い矩形構造からなり、前記内側および外側ロッカーアーム(18,22)が前記動作位置にある時に前記掛止部材(28)と係合する接触面(58)が前記内側ロッカーアーム(18)に形成されている請求項4記載のバルブ制御システム。
- 前記接触面(58)が前記掛止部材(28)と接触板(41)上で接触し、前記接触板(41)は前記掛止部材(28)の一部として形成され、前記外側ロッカーアーム(22)により支持されるようになっている請求項5記載のバルブ制御システム。
- 前記作動手段(16)はベルクランク(44)に作用するソレノイドであり、前記ベルクランク(44)は前記掛止部材(28)と接触してこれを軸方向に変位させる第1の端部(44A)を有する請求項1記載のバルブ制御システム。
- 前記ベルクランク(44)はピボット(45)を有し、前記ピボット(45)は前記ベルクランク(44)の第2の端部(44B)に配置されている請求項7記載のバルブ制御システム。
- 前記ベルクランク(44')は前記ベルクランク(44')の前記第1の端部(44'A)と第2の端部(44'B)との間に配置されたピボット(45')を有する請求項7記載のバルブ制御システム。
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