JP4003594B2 - 船外機用傾斜角制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、船外機用傾斜角制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
船外機は一般にスイベルブラケットおよびトランサムブラケットを介して船体に装着されている。スイベルブラケットは船外機に、トランサムブラケットは船体にそれぞれ固定され、スイベルブラケットがトランサムブラケットに上下方向に傾動可能に軸支されている。
【0003】
また、これらのブラケットによって船外機はチルトおよびトリム操作が可能になっている。チルト操作は停船中や船体の陸揚げ時などに船外機を水面上に上昇させるものである。また、トリム操作は船体と船外機の角度(トリム角)を調整して船体の走行姿勢を変化させるものである。
【0004】
チルトおよびトリム操作の操作方法としては手動で行うものもあるが、船外機の大型化に伴って油圧等の動力機構、いわゆるパワートリム&チルト装置(以下、PTT装置と略す)を用いるものが増えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、船外機は様々なサイズの船舶に取付け可能に設定されているため、船舶の船体形状によっては船外機を最大チルトアップ位置まで上昇させると船外機の一部、例えば船外機の前面上部やハンドル等が船体と干渉する虞がある。そのために、操作者はチルト操作を行う場合、常時船外機の傾斜状態を目視しながら作業を行わなければならない。
【0006】
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、簡単な操作で船外機の傾斜角度を設定でき、その設定位置以上の傾斜を不可能とした船外機用傾斜角制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る船外機用傾斜角制御装置は、上述した課題を解決するために、請求項1に記載したように、スイベルブラケットおよびトランサムブラケットを備えたブラケット装置を介して船外機を船体に装着し、上記スイベルブラケットを上記船外機に、上記トランサムブラケットを上記船体にそれぞれ固定すると共に、上記スイベルブラケットを上記トランサムブラケットに上下方向に傾動可能に軸着し、動力手段を用いて上記船外機をチルトおよびトリム操作可能に構成した船外機用傾斜角制御装置において、上記ブラケット装置に上記トランサムブラケットと上記船外機との相対位置を検出する傾斜角検出器を設ける一方、上記制御装置は、上記船外機のエンジンが停止状態、且つ上記船外機の傾斜角度が設定下限値以上である状態で、上記船外機が所望の停止位置で停止された後に行われる所定のスイッチ操作によって所定の設定条件が成立した場合にのみ、この停止位置が設定停止位置であることを認識し、その位置における上記傾斜角検出器の値を記憶すると共に、希望する上記船外機の停止位置が正常に設定および記憶された場合、警告灯やブザー等を作動させて操作者に設定の完了を伝達し、上記停止位置の設定後、上記船外機は上記制御装置によって上記停止位置で停止制御されるものである。
【0008】
また、上述した課題を解決するために、請求項2に記載したように、上記制御装置に上記船外機が設定停止位置であることを認識および記憶させる所定の操作を、設定操作専用の設定スイッチ、上記傾斜角検出器が出力する抵抗値に相当する値を出力する可変抵抗装置、設定モードに切り替え可能なトリム/チルト操作用スイッチ、または通信装置のいずれかを操作することとしたものである。
【0009】
さらに、上述した課題を解決するために、請求項3に記載したように、上記制御装置に上記船外機が設定停止位置であることを認識および記憶させる所定の操作を、通常上記船外機のエンジンが停止状態、且つ上記船外機の傾斜角度が設定下限値以上の状態では行われないスイッチ操作を行うこととしたものである。
【0010】
さらにまた、上述した課題を解決するために、請求項4に記載したように、トリム/チルト操作用のスイッチを押すことにより上記制御装置に電源が供給されるように構成したものである。
【0011】
そして、上述した課題を解決するために、請求項5に記載したように、設定位置における上記船外機の停止操作が制御可能状態であることを表示すると共に、記憶されている上記船外機の停止位置の値を表示するように構成したものである。
【0012】
そしてまた、上述した課題を解決するために、請求項6に記載したように、上記船外機の停止制御が働いて上記船外機の傾動が停止したことを警告灯やブザー等を作動させて操作者に伝達するように構成したものである。
【0013】
さらに、上述した課題を解決するために、請求項7に記載したように、上記制御装置に電力が入力されている場合のみ上記船外機の傾動操作を可能にすると共に、設定位置情報が解除されていたり記憶値が設定可能範囲外にあるときには操作者に警告表示を行い、上記船外機の傾動を停止制御する一方、上記制御装置が制御可能状態であることを操作者に伝達すると共に、上記制御装置が制御不可能状態で上記船外機の傾動操作が行われたときには操作者に警告を行うように構成したものである。
【0014】
さらにまた、上述した課題を解決するために、請求項8に記載したように、上記制御装置に入力される各機器からの信号の組み合わせ条件を満たした場合に上記船外機の停止位置設定の解除を可能にしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
図1は、この発明を適用した船舶を斜め後方から眺めた斜視図である。また、図2は、この船舶に取り付けられる船外機の左側面図である。図1および図2に示すように、例えば船舶1の船体2後部に位置するトランサム2aに船外機3がブラケット装置4を介して装着される。
【0018】
また、船体2の略中央部は操舵室5であり、操舵席6が設置されると共に、操舵席6の前方には計器パネル7が配置される。また、計器パネル7には後述するタコメータ8等の計器類や警告用のブザー9等が設けられると共に、操舵ハンドル10も設けられる。そして、操舵席6の側方には例えばスロットルレバー11およびシフトレバー12を備えたリモコンボックス13が配置される。
【0019】
図2に示すように、船外機3はエンジンホルダ14を備え、このエンジンホルダ14の上方にエンジン15が設置される。また、エンジンホルダ14の下方にはオイルパン16が配置されると共に、この船外機3のエンジン15、エンジンホルダ14およびオイルパン16の周囲はエンジンカバー17よって覆われる。なお、このエンジン15はその内部にクランクシャフト18を略垂直に配置したバーティカル(縦)型のエンジンである。
【0020】
オイルパン16の下部にはドライブシャフトハウジング19が設置される。エンジンホルダ14、オイルパン16およびドライブシャフトハウジング19内にはドライブシャフト20が略垂直に配置され、その上端部がクランクシャフト18の下端部に連結される。ドライブシャフト20はドライブシャフトハウジング19内を下方に向かって延び、ドライブシャフトハウジング19の下部に設けられたギヤケース21内のベベルギヤ22およびプロペラシャフト23を介してプロペラ24を駆動するように構成される。
【0021】
ギヤケース21内には遠隔操作によってプロペラシャフト23の回転方向を正・逆(フォワード・リバース)または中立状態(ニュートラル)に切り換えるシフト装置25が設けられる。このシフト装置25からはシフトロッド26が上方に向かって延び、リンク27を介して操作ロッド28(またはケーブル)によって上記リモコンボックス13のシフトレバー12に連結される。
【0022】
ところで、この船外機3に搭載されるエンジン15は、例えばシリンダヘッド29、シリンダブロック30およびクランクケース31等を組み合わせて構成された水冷4サイクル四気筒エンジンである。
【0023】
エンジン15の最前部、図2においては最も左側に配置されるクランクケース31の後方(右側)にはシリンダブロック30が配置される。また、シリンダブロック30の後方にはシリンダヘッド29が配置される。
【0024】
前記ブラケット装置4は主にスイベルブラケット32およびトランサムブラケット33から構成され、スイベルブラケット32は船外機3に、トランサムブラケット33は船体2のトランサム2aにそれぞれ固定される。
【0025】
スイベルブラケット32は左右一対のトランサムブラケット33間に架設されたチルト軸34を介して上下方向に傾動可能に軸支され、このスイベルブラケット32内にパイロットシャフト35が鉛直方向に、且つ回動自在に軸支される。また、このパイロットシャフト35の上下端にアッパーマウントブラケット36およびロアーマウントブラケット37がそれぞれ回動一体に設けられる。そして、アッパーマウントブラケット36にはステアリングブラケット38が設けられ、図示しないケーブル等によって前記操舵ハンドル10に連結される。
【0026】
一方、エンジンホルダ14の前部には左右一対のアッパーマウントユニット39が設けられ、アッパーマウントブラケット36に連結される。また、ドライブシャフトハウジング19の両側部には一対のロアーマウントユニット40が設けられ、ロアーマウントブラケット37に連結される。そして、以上により船外機3は(操舵ハンドル10の操作によって)ブラケット装置4に対しパイロットシャフト35を中心に左右に操舵可能になると共に、チルト軸34を中心に上下向方にチルトおよびトリム操作が可能になる。
【0027】
ここで、チルト操作とは停船中や船体2の陸揚げ時などに船外機3を水面上に上昇させるものであって、トリム操作とは船体2と船外機3の角度(トリム角)を調整して船体2の走行姿勢を変化させるものである。そして、本実施形態に示す船外機3は例えば最下位置から上方に向かって20°前後のトリム角度および完全トリム上方位置からさらに上方に向かって60°前後のチルト角度を有する。なお、このトリム角度およびチルト角度はパワートリム&チルト装置41(以下、PTT装置と略す)により油圧制御される。
【0028】
図3は、前述した計器類の一例を示すものであり、例えば図3(a)は、エンジン15の回転数を示すタコメータ8であり、その計器板にはエンジン15の温度や潤滑油の油圧、エンジン回転数に異常が生じた場合に点灯するLED等の警告灯42およびチルト角度の表示装置43が併設されたものである。
【0029】
また、例えば図3(b)は、上述した警告灯42、潤滑油の残量およびチルト角度を示す機能のみを集約して備える多機能モニタ44の一例である。さらに、図3(c)は、船外機3のトリム角度を表示するトリムメータ45であり、図3(d)は、上記PTT装置41を作動させるPTTスイッチ46,47(トリム/チルト操作用スイッチ)である。
【0030】
PTT装置41は、操船者が船外機3のチルトおよびトリム操作を遠隔操作するものであり、PTTスイッチ46,47をUP/DN(DOWN)操作することにより作動される。PTTスイッチ46は、図1に示すように、例えば計器パネル7上やリモコンボックス13のスロットルレバー11(またはシフトレバー12)上など、操船者が操作しやすい場所に設けられると共に、船舶1外部からも操作ができるよう、PTTスイッチ47は船外機3にも設けられる。
【0031】
また、船体2と船外機3との相対位置、一般的には相対角度、すなわち船外機3のトリム角度およびチルト角度を検出する傾斜角検出器48が例えば前記ブラケット装置4に設けられる。図4はこの傾斜角検出器48が設けられたブラケット装置4の拡大側面図であり、図4(a)は船外機3がDN(DOWN)状態、図4(b)は船外機3がUP状態をそれぞれ示す。図4(a)および(b)に示すように、傾斜角検出器48は主に例えば固定側であるトランサムブラケット33に設けられた例えば可変抵抗やホール素子等の回動検出素子49と、この回動検出素子49に回動自在に設けられたレバー50と、可動側であるスイベルブラケット32に設けられた凸部51とから構成され、レバー50の自由端部が図示しないスプリング等で凸部51に常時付勢されて当接している。
【0032】
そして、船外機3が例えばチルトアップされることによりスイベルブラケット32がチルト軸34を介して上方向に傾動すると、この傾動に伴って凸部51が移動し、レバー50が回動検出素子49を軸に回動してその回動量、すなわち船外機3の傾斜角信号が出力される。
【0033】
なお、この傾斜角検出器48は従来のトリムメータ45(トリム角度表示装置)に信号を出力するトリム角度検出器(図示せず)の信号を併用してもよい。
【0034】
図5は本発明の第一実施形態を示すPTT装置41の回路図であり、図6はこのPTT装置41を含む船外機3全体の制御装置52の第一実施形態を示すシステム図である。図5に示すように、リモコンボックス13や船外機3に設けられたPTTスイッチ46,47のUP側とDN(DOWN)側とはそれぞれPTTリレー53(UPおよびDN)に結線され、船外機3を上下に傾動させる図示しない動力手段である油圧装置の動力源となるPTTモータ54を駆動する。なお、リモコンボックス13側のPTTスイッチ46はPTTモータ54とこのモータ54の動力源であるバッテリ55(制御装置52の電源も兼ねる)との間に配置され、さらにPTTスイッチ46とバッテリ55との間にはイグニッションスイッチ56が設けられる。また、PTTモータ54とPTTスイッチ46,47との間には制御装置52によって開閉操作される制御リレー57が配置される。
【0035】
図6に示すように、制御装置52には船外機3内外の各機器から各種の情報が入力される。具体的には、例えばエンジン15の図示しないカム軸の信号(カム角信号)がカム軸信号検出器58から入力回路59を経由して制御装置52内の演算部60(CPU、RAM・ROM)に入力される。以下、エンジン15の回転数信号がクランク角信号検出器61(回転数検出器)から、図示しないエンジン吸気装置を構成するスロットルの開度がスロットル開度検出器62から、吸気圧や大気圧がそれぞれ吸気圧力検出器63や大気圧力検出器64から、吸気の温度やエンジン15の温度(冷却水温度)、排気の温度がそれぞれ吸気温度検出器65やエンジン温度検出器66(冷却水温度検出器)、排気温度検出器67から演算部60に入力される。
【0036】
さらに、上述したエンジン傾斜角検出器48からは船外機3の傾斜角信号が、例えば前述したシフト装置25に設けられるシフト(ニュートラル)スイッチ68からはシフト位置信号がそれぞれ演算部60に入力される。そして、演算部60には後述するストップ(エマージェンシーストップ)スイッチ69および設定スイッチ70からの信号も入力される。
【0037】
制御装置52に入力された各機器からの情報は演算部60内で適宜演算処理され、出力回路71を介して船外機3内外の各機器に出力される。具体的には、例えばPTT装置41の制御リレー57を操作してPTTモータ54を駆動する。他には、例えば燃料の噴射量情報をインジェクター72に、吸気空気量の調整信号をアクチュエータ73の図示しないステップモータやソレノイドバルブ等に、エンジン回転数信号や各機器の異常を伝達する信号をモニタ44の警告灯42(LED)やブザー9、タコメータ8等に、燃料の供給量情報をフューエルポンプ74にそれぞれ出力する。
【0038】
さらに、演算部60は出力回路71から点火装置75(電源回路76が接続される)を介してイグニッションコイル77に点火信号を出力する。
【0039】
ところで、船舶1は例えば停船中や船体2の陸揚げ時などに、チルト操作によって船外機3を水面上に上昇させることがある。そして、本願発明において、操作者は船外機3のチルト操作を行う場合、船外機3の一部が船体2と干渉しないよう、船外機3の最大チルトアップ位置を以下に述べるチルトアップ停止位置設定方法により容易に設定することができる。
【0040】
第一のチルトアップ停止位置設定方法は、操作者が前記PTTスイッチ46,47をUP操作して船外機3を船体2と干渉しない希望のチルトアップ位置までチルトアップさせた後、設定操作専用の設定スイッチ70を操作することにより制御装置52の演算部60に船外機3が希望すべき傾斜角にあることを認識させ、同時に得られるエンジン傾斜角検出器48からの船外機3の傾斜角信号を記憶する。希望するチルトアップ位置が正常に設定された場合、計器パネル7に設けられた計器類の警告灯42(LED等)や警告用のブザー9等を作動(点滅等)させて操作者に設定の完了を伝達する。
【0041】
また、ノイズ等によるエンジン傾斜角検出器48信号の誤認識を防止するために、設定操作時の傾斜角信号を複数回検出し、これらの信号が所定の条件で一致した場合のみ設定値として記憶するようにしてもよい。
【0042】
そして、記憶される設定値は制御装置52の電源が切られても記憶値が保持できるEEPROM等のメモリー装置78(図6参照)に記憶される。
【0043】
第二のチルトアップ停止位置設定方法は、操作者がPTTスイッチ46,47をUP操作して船外機3を船体2と干渉しない希望のチルトアップ位置までチルトアップさせるところまでは第一の方法と同一であるが、制御装置52の演算部60に船外機3が希望すべき傾斜角にあることを認識させ、同時に得られるエンジン傾斜角検出器48からの船外機3の傾斜角信号を記憶させるために設定スイッチ70を操作する方法の場合、例えば操船者が通常使用(操作)時に無意識のうちに設定スイッチ70に触れて誤設定される虞があるため、この第二の方法では専用のスイッチ等を用いずにチルトアップの停止位置を設定するものであり、そのフローチャートを図7に示す。
【0044】
図7に示すように、操作者が任意にチルトアップの停止位置を設定する場合、まず、制御装置52はステップ1−1においてエンジン15が停止状態であるか否かを判定する。その理由としては、通常エンジン15作動中に船外機3のチルトアップ操作は行われないためである。
【0045】
エンジン15が停止状態であると判定されると、制御装置52はステップ1−2において誤設定防止のためチルトアップ角度が設定下限値以上であるか否かを判定する。
【0046】
チルトアップ角度が設定下限値以上であると判定されると、制御装置52は所定のスイッチの状態を検出し、ステップ1−3において設定条件状態であるか否かを判断する。この第二の方法では専用のスイッチ等を用いずにチルトアップの停止位置を設定するため、上述した条件下、すなわちエンジン15が停止状態であり、且つチルトアップ角度が設定下限値以上である場合において通常行われないスイッチ操作を行うことにより、ステップ1−4においてこの操作信号が制御装置52の演算部60に船外機3が希望すべき傾斜角にあることを認識させ、同時に得られるエンジン傾斜角検出器48からの船外機3の傾斜角信号を記憶させる信号として働く。
【0047】
この通常行われないスイッチ操作条件の具体例としては、例えばシフト(ニュートラル)スイッチ68を利用して既定時間内にシフト操作やスロットル操作を設定回数以上、例えば5秒間の間に三回以上行った場合、演算部60に船外機3が希望すべき傾斜角にあることを認識させ、同時に得られるエンジン傾斜角検出器48からの船外機3の傾斜角信号を記憶させる。
【0048】
また、他の条件の具体例としては、例えば緊急時に使用してエンジン15を緊急停止させるストップ(エマージェンシーストップ)スイッチ69を利用して既定時間内にこのスイッチのON/OFF操作を設定回数以上、例えば1秒間の間に三回以上行った場合、演算部60に船外機3が希望すべき傾斜角にあることを認識させ、同時に得られるエンジン傾斜角検出器48からの船外機3の傾斜角信号を記憶させる。
【0049】
さらに、上述した条件を複合させてもよく、例えばストップ(エマージェンシーストップ)スイッチ69をON操作した状態で既定時間内にシフト操作やスロットル操作を設定回数以上行った場合等が考えられる。これらのような通常行われないスイッチ操作条件を適用することにより新たに専用のスイッチを設ける必要がなく、制御装置52のプログラム変更のみで実施可能であるため、コストやレイアウト上のメリットが大きい。
【0050】
いずれの場合でも、ステップ1−4において希望するチルトアップ位置が正常に設定された場合、制御装置52はステップ1−5において計器パネル7に設けられた計器類の警告灯42(LED等)や警告用のブザー9等を作動(点滅等)させて操作者に設定の完了を伝達する。
【0051】
第三のチルトアップ停止位置設定方法は、チルトアップの位置、すなわちエンジン傾斜角検出器48が出力する抵抗値に相当する値をマニュアルで指示する為の例えば可変抵抗装置(図示せず)を装備し、使用者がこの可変抵抗装置を用いて希望するチルトアップ位置に対応する抵抗値を制御装置52に直接入力することにより演算部60に船外機3の希望すべき傾斜角を認識させるものである。
【0052】
第四のチルトアップ停止位置設定方法は、図6に示すように、通信インターフェース(I/F)79を介して通信装置80を制御装置52の演算部60に接続し、パソコン(図示せず)等の通信機能を用いて演算部60に船外機3の希望すべきチルトアップ位置に対応する設定値、すなわち傾斜角度を入力し、認識させるものである。
【0053】
図8は本発明の第二実施形態を示すPTT装置41の回路図であり、図9はこのPTT装置41を含む船外機3全体の制御装置52の第二実施形態を示すシステム図である。なお、第一実施形態に示すものと同一の構成部材には同一の符号を付す。図8および図9に示すように、リモコンボックス13や船外機3に設けられたPTTスイッチ46,47のUP側とDN(DOWN)側とはそれぞれ制御装置52に入力され、演算部60がPTTスイッチ46,47からの入力信号に応じてPTTリレー53を操作してPTTモータ54を駆動する。
【0054】
ここで、第五のチルトアップ停止位置設定方法は上述した本発明の第二実施形態を利用したものであり、PTTスイッチ46,47は、通常時においてPTTモータ54を駆動して船外機3を傾動させるための目的に用いられる。
【0055】
そして、図3(b)に示すように、例えばPTTスイッチ46,47に隣接して設けられたモード(MODE)スイッチ81を押すことにより(設定モード状態)制御装置52の演算部60はPTTスイッチ46,47からのUP/DN(DOWN)操作信号をチルトアップの設定信号として検出する。
【0056】
設定モード状態においては、前述したタコメータ8や多機能モニタ44に設けられたチルト角度の表示装置43、トリムメータ45は現在のチルトアップ設定値(記憶値)を表示するように設定され、操作者はこれらの表示装置を見ながらPTTスイッチ46,47をUP/DN(DOWN)操作することにより任意のチルト角度を設定する。また、操作の回数やPTTスイッチ46,47の作動時間に応じて表示装置の表示値は変更される。
【0057】
操作者によって所望のチルト角度が設定された後、PTTスイッチ46,47が一定時間操作されないと制御装置52の演算部60は表示装置43の表示値を新規のチルトアップ設定値として認識し、記憶する。そして、希望するチルトアップ位置が正常に設定された場合、制御装置52は計器パネル7に設けられた計器類の警告灯42(LED等)や警告用のブザー9等を作動(点滅等)させて操作者に設定の完了を伝達し、PTTスイッチ46,47のモードを通常モードに復帰させる。
【0058】
ところで、上述した第五の方法においては設定の完了条件をPTTスイッチ46,47が一定時間操作されない場合としたが、設定完了専用スイッチ(図示せず)を別途備えたり、前述した第二の方法に示したような通常行われないスイッチ操作を行うようにしたりすることにより設定の完了を制御装置52の演算部60に認識させるようにしてもよい。
【0059】
また、前述した第二の方法同様、例えば操船者が通常使用(操作)時に無意識のうちにモード(MODE)スイッチ81に触れて誤設定される虞があるため、第二の方法に示したような諸条件(エンジン15が停止状態、チルトアップ角度が設定下限値以上、通常行われないスイッチ操作)を満たしたときにPTTスイッチ46,47が設定モードに移行するようにしてもよい。
【0060】
ところで、上述した五つのうちいずれかのチルトアップ停止位置設定方法によって設定されたチルトアップの停止位置は、この停止位置が制御装置52に記憶されていることおよびその設定値が表示される。具体的には、例えば通常イグニッションスイッチ56をON操作すると警告灯42類がランプチェック(自己チェック)を行うので、このときに設定値を一定時間トリムメータ45に、例えば指針による角度表示等で表示させる。
【0061】
また、他の例としては、タコメータ8や多機能モニタ44の計器板に設けられるチルト角度の表示装置43に設定値を例えばデジタル表示させる。さらに、簡易的にはチルトアップ停止位置の設定値が記憶されているか否かの表示を警告灯42類の点灯等で表示するようにしてもよい。
【0062】
次に、チルトアップの停止制御方法について説明する。
【0063】
チルトアップの停止制御は、図10に示すフローチャートに則って行われる。制御装置52の演算部60は上述したいずれかのチルトアップ停止位置設定方法によって設定されたチルトアップの停止位置(停止角度)を記憶しており、また、エンジン傾斜角検出器48が出力する信号から操作者が行うチルトアップ操作、すなわちチルト角度を常時検出している(ステップ2−2)。なお、チルト角度の検出以前にエンジン15が停止状態であることを制御の条件としてもよい(ステップ2−1)。
【0064】
制御装置52はチルト角度が記憶されている停止角度A(°)に達するとチルトアップを停止させるが、船外機3がこの停止角度A(°)を超えないよう、余裕角度α(°)が予め設定されており、船外機3が停止角度−余裕角度(A−α(°))を超えた時点(チルト角度>A−α、ステップ2−3)で前記制御リレー57を操作してPTTモータ54を停止させ、船外機3のチルトアップを停止する(ステップ2−4)。
【0065】
例えば操作者が船外機3より前方の操舵席6でチルトアップ操作を行っている場合、チルトアップの停止制御が働いて船外機3のチルトアップが停止したことを認識できない場合がある。そこで、船外機3のチルトアップが停止した時点で速やかにチルトアップ操作を終了できるよう、例えば計器パネル7に設けられた計器類の警告灯42(LED等)や警告用のブザー9等を作動(点滅等)させて操作者に停止表示を行う(ステップ2−5)。
【0066】
いずれのチルトアップ停止位置設定方法においても、簡単な設定操作を行うことによりチルトアップ操作時に船外機3が船体2と干渉することを防止できる。また、操作者はチルトアップ操作時に船外機3を常時目視する必要がないので、操作性が向上する。また、上述したチルトアップ停止位置設定方法は基準位置からの絶対角度ではなく、傾斜角検出器48が船舶1に取り付けられた状態で個々の船体2と船外機3との相対位置(角度を)認識し記憶する方式であるため、傾斜角検出器48そのものの高い精度(公差)や高い取付け精度を必要とせず、また、組付け時の初期調整が不要になるので、コストの低下を図ることができる。
【0067】
さらに、安全、確実に、且つ高い精度で無段階に船外機3の停止位置を設定できると共に、誤設定、誤操作および誤作動も防止される。
【0068】
ところで、制御装置52の電源は例えば操舵席6の側方に配置されたリモコンボックス13に設けられるイグニッションスイッチ56(図5参照)によってON/OFF操作されるが、本願発明においてはこの制御装置52がチルトアップの停止制御を行う構成であるため、イグニッションスイッチ56のON/OFFに係らず電源を必要とする。
【0069】
また、本願発明に係る船外機3を含め、一般に船外機3は船舶1外部からもチルト操作ができるよう、船外機3にもPTTスイッチ47を設けている。そこで、本願発明に係るPTT装置41においては、イグニッションスイッチ56のON/OFFに係らず船外機3のPTTスイッチ47からチルト操作ができるよう、図5に示すように、PTTスイッチ47のUP操作時にはPTTスイッチ47を押すことにより制御装置52にも電源が供給されるように構成される。この構成により、PTTスイッチ47の操作が行われていないときにはアクセサリ類や制御装置52等に無駄な放電が生じず、保管時にバッテリ55が上がることもない。
【0070】
一方、本願発明に係るPTT装置41は、船外機3がチルトアップ位置に達するとチルトアップ操作者の操作とは別に独立してチルトアップ操作を停止するものである。また、このPTT装置41の制御装置52は上述したように電源が必要であり、電力が入力されないと停止制御ができなくなる回路構成も考えられ、船外機3が設定位置にて停止できないと不具合が生じる。
【0071】
そこで、本願発明に係るPTT装置41においては、図5に示すように、制御装置52に電力が入力されていない状態ではPTTスイッチ46,47を操作しても制御リレー57がON作動せず、チルトアップが行えない回路構成に設定される。
【0072】
また、操作者がチルトアップ操作時に何らかの理由でチルトアップ設定位置情報が解除されていたり記憶値が設定可能範囲外にあるときは、例えば計器パネル7に設けられた計器類の警告灯42(LED等)や警告用のブザー9等を作動(点滅等)させて操作者に警告表示を行うように設定される。さらに、このような状態が発生したときにはチルトアップ動作をその場で停止させたり、予め設定された停止位置で停止させたりするように設定することも可能である。
【0073】
さらにまた、制御装置52に電力が入力されて制御可能状態であることを上述した警告灯42等の手段や音声などで操作者に伝達するようにしてもよい。また、逆に制御装置52に電力が入力されていない状態で操作者がチルトアップ操作をした場合に上述した警告灯42等の手段や音声などで操作者に警告する構成も可能である。
【0074】
ところで、現行のチルトアップ位置(角度)を変更して再設定する場合、例えば新しい位置が現行位置より下であれば上述した第1から第5までのいずれのチルトアップ停止位置設定方法を用いることにより再設定は可能である。一方、新しい位置が現行位置より上であれば上述した第1および第2のチルトアップ停止位置設定方法を用いる場合、現行の設定を一旦解除した後に再設定する必要がある。
【0075】
現行設定の解除方法としては、例えば解除専用の図示しない解除スイッチを設ければよい。また、前述した第二のチルトアップ停止位置設定方法同様、例えば操船者が通常使用(操作)時に無意識のうちに解除スイッチに触れて誤解除される虞があるため、第二のチルトアップ停止位置設定方法に示したような制御装置52に入力される各機器からの信号の組み合わせ条件(エンジン15が停止状態、チルトアップ角度が設定下限値以上または現行設定値、通常行われないスイッチ操作)を満たしたときに現行の設定が解除されるようにしてもよい。
【0076】
なお、上述した実施形態においてはチルトアップ時における停止制御について述べたが、チルトダウン時の停止作業にも適用できることは言うまでもない。
【0077】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る船外機用傾斜角制御装置によれば、簡単な操作で船外機の傾斜角度を設定でき、自動的に船外機の傾動を停止できるので、傾動操作時に船外機が船体と干渉しない。
【0078】
また、操作者は船外機の傾動操作を行う場合、常時船外機の傾斜状態を目視する必要がない。
【0079】
さらに、設定操作性が向上すると共に、誤設定、誤操作および誤作動が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る船外機用傾斜角制御装置の一実施形態を示す船舶を斜め後方から眺めた斜視図。
【図2】図1に示す船舶に取り付けられる船外機の左側面図。
【図3】(a)、(b)、(c)および(d)は計器類の例を示す図。
【図4】(a)および(b)は傾斜角検出器が設けられたブラケット装置の拡大側面図。
【図5】本発明の第一実施形態を示すPTT装置の回路図。
【図6】PTT装置を含む船外機全体の制御装置の第一実施形態を示すシステム図。
【図7】第二のチルトアップ停止位置設定方法のフローチャート。
【図8】本発明の第二実施形態を示すPTT装置の回路図。
【図9】PTT装置を含む船外機全体の制御装置の第二実施形態を示すシステム図。
【図10】チルトアップの停止制御方法のフローチャート。
【符号の説明】
2 船体
3 船外機
4 ブラケット装置
7 計器パネル
9 ブザー
13 リモコンボックス
15 エンジン
32 スイベルブラケット
33 トランサムブラケット
41 PTT装置(パワートリム&チルト装置)
42 警告灯
46,47 PTTスイッチ(トリム/チルト操作用スイッチ)
48 傾斜角検出器
52 制御装置
54 PTTモータ
57 制御リレー
60 演算部
70 設定スイッチ
78 メモリー装置
80 通信装置

Claims (8)

  1. スイベルブラケットおよびトランサムブラケットを備えたブラケット装置を介して船外機を船体に装着し、上記スイベルブラケットを上記船外機に、上記トランサムブラケットを上記船体にそれぞれ固定すると共に、上記スイベルブラケットを上記トランサムブラケットに上下方向に傾動可能に軸着し、動力手段を用いて上記船外機をチルトおよびトリム操作可能に構成した船外機用傾斜角制御装置において、上記ブラケット装置に上記トランサムブラケットと上記船外機との相対位置を検出する傾斜角検出器を設ける一方、上記制御装置は、上記船外機のエンジンが停止状態、且つ上記船外機の傾斜角度が設定下限値以上である状態で、上記船外機が所望の停止位置で停止された後に行われる所定のスイッチ操作によって所定の設定条件が成立した場合にのみ、この停止位置が設定停止位置であることを認識し、その位置における上記傾斜角検出器の値を記憶すると共に、希望する上記船外機の停止位置が正常に設定および記憶された場合、警告灯やブザー等を作動させて操作者に設定の完了を伝達し、上記停止位置の設定後、上記船外機は上記制御装置によって上記停止位置で停止制御されることを特徴とする船外機用傾斜角制御装置。
  2. 上記制御装置に上記船外機が設定停止位置であることを認識および記憶させる所定の操作を、設定操作専用の設定スイッチ、上記傾斜角検出器が出力する抵抗値に相当する値を出力する可変抵抗装置、設定モードに切り替え可能なトリム/チルト操作用スイッチ、または通信装置のいずれかを操作することとした請求項1記載の船外機用傾斜角制御装置。
  3. 上記制御装置に上記船外機が設定停止位置であることを認識および記憶させる所定の操作を、通常上記船外機のエンジンが停止状態、且つ上記船外機の傾斜角度が設定下限値以上の状態では行われないスイッチ操作を行うこととした請求項1記載の船外機用傾斜角制御装置。
  4. トリム/チルト操作用のスイッチを押すことにより上記制御装置に電源が供給されるように構成した請求項1、2または3記載の船外機用傾斜角制御装置。
  5. 設定位置における上記船外機の停止操作が制御可能状態であることを表示すると共に、記憶されている上記船外機の停止位置の値を表示するように構成した請求項1〜4のいずれかに記載の船外機用傾斜角制御装置。
  6. 上記船外機の停止制御が働いて上記船外機の傾動が停止したことを警告灯やブザー等を作動させて操作者に伝達するように構成した請求項1〜5のいずれかに記載の船外機用傾斜角制御装置。
  7. 上記制御装置に電力が入力されている場合のみ上記船外機の傾動操作を可能にすると共に、設定位置情報が解除されていたり記憶値が設定可能範囲外にあるときには操作者に警告表示を行い、上記船外機の傾動を停止制御する一方、上記制御装置が制御可能状態であることを操作者に伝達すると共に、上記制御装置が制御不可能状態で上記船外機の傾動操作が行われたときには操作者に警告を行うように構成した請求項1〜6のいずれかに記載の船外機用傾斜角制御装置。
  8. 上記制御装置に入力される各機器からの信号の組み合わせ条件を満たした場合に上記船外機の停止位置設定の解除を可能にした請求項1〜7のいずれかに記載の船外機用傾斜角制御装置。
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