JP4003188B2 - 分岐管の調査・洗浄方法、調査・洗浄装置および洗浄システム - Google Patents

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Description

本発明は、下水道管などの本管から分岐した比較的口径の小さい分岐管内部の調査・洗浄方法、調査・洗浄装置および洗浄システムに関する。
家庭や事業所から流出する通常の排水は下水道管に排出される。一般に下水道管は地下に埋設された本管と、その本管から分岐して各家庭や事業所の排水部まで立ち上がる分岐管(いわゆる取付管)で構成した管路網により構成される。そして本管には所定間隔で地上等の外部と連通するマンホール等の連通部が多数接続され、それら連通部を利用して本管内の点検、清掃等のメンテナンスが行われる。
下水道管を構成する本管の口径は150〜700mm程度が多く、取付管等の分岐管の口径は100〜200mm程度が多い。本管の口径は比較的大きいので、その内部を調査・洗浄する場合はマンホール等の連通部から遠隔駆動により移動する自走式の調査・洗浄装置を挿入し、本管の内部に沿って移動しながら高圧水等の加圧流体を噴出する方法が採用できる。
しかし一般的な自走式の調査・洗浄装置は直線的に敷設された本管内を自由に移動できるが、本管が曲がりくねっている場合や本管と直角に分岐した取付管等の分岐管内の移動は困難である。そのため従来の自走式の調査・洗浄装置を用いた洗浄方法では、このような曲がりくねった本管やそれから分岐する分岐管内の調査・洗浄は実質的に不可能であった。従来、取付管内の調査は、その桝側から取付管内にTVカメラを挿入して行っていた。ところが、桝はその後の各種改装工事その他により、他の取付管を他の位置に配置して不要となり、コンクリート等で閉塞されている場合がある。その場合であっても、旧取付管は本管に接続されたままにある。また、使用されている取付管であっても、その桝の開口蓋は、駐車場等の一部となり、コンクリートで閉塞されている場合がある。このような場合、桝側からその取付管が使用されているものなのか、不使用なものなのか調査することができなかった。
そこで本発明は、かかる従来の調査方法の問題を解決することを課題とし、そのための新しい分岐管の調査・洗浄方法を提供することを目的とする。また本発明はその調査・洗浄方法を効率よく実施できる調査・洗浄装置を提供することも目的とする。さらに本発明は前記洗浄方法を効率よく実施できる洗浄システムを提供することも目的とする。
前記課題を解決する本発明の調査方法は、
加圧流体の噴射作用により推進または洗浄を行うと共に、加圧流体の噴射角度を変えることにより推進方向を変化できるように構成した推進洗浄部15と、外部から推進洗浄部15に加圧流体を供給する可撓性管9と、推進洗浄部15の周囲を撮影する照明装置17付きのカメラ部16を有する調査・洗浄装置7を用意し、
本管2の内部と外部を連通する連通部6から前記調査・洗浄装置7を本管2の内部に挿入し、カメラ部16で本管2の内部を監視しながら可撓性管9で供給した加圧流体の噴射作用により調査・洗浄装置7を推進して調査すべき分岐管3の分岐位置4まで移動し、
加圧流体の噴射角度を調整することにより調査・洗浄装置7の推進方向を変えて本管2の内部から分岐管3の内部に調査・洗浄装置7を移動し、
カメラ部16で分岐管3の内部を監視しながら可撓性管9で供給した加圧流体の噴射作用により分岐管3の内部を調査することを特徴とする分岐管の調査方法である(請求項1)。
上記構成において、
遠隔操作により移動可能で且つ比較的撮影視野の広い照明装置付きのカメラヘッドを備えた移動カメラ装置13を用意し、
本管2の内部と外部を連通する他の連通部6から移動カメラ装置13を本管2の内部に挿入し、
カメラヘッドで本管2の内部を撮影しながら移動カメラ装置13を移動し、前記分岐管3の分岐位置4付近に達したらそこで停止して該分岐位置4の照明を継続し、
前記照明された分岐位置4を目標として、前記調査・洗浄装置7を分岐位置4へ移動することとできる(請求項2)。
次に本発明の洗浄方法は、本管に連通する分岐管の洗浄方法であって、
加圧流体の噴射作用により推進または洗浄を行うと共に、加圧流体の噴射角度を変えることにより推進方向を変化できるように構成した推進洗浄部と、外部から推進洗浄部に加圧流体を供給する可撓性管と、推進洗浄部の周囲を撮影する照明装置付きのカメラ部を有する調査・洗浄装置を用意し、
本管の内部と外部を連通する連通部から前記調査・洗浄装置を本管の内部に挿入し、
カメラ部で本管の内部を監視しながら可撓性管を介して供給した加圧流体の噴射作用により調査・洗浄装置を推進して洗浄すべき分岐管の分岐位置まで移動し、
加圧流体の噴射角度を調整することにより調査・洗浄装置の推進方向を変えて本管の内部から分岐管の内部に調査・洗浄装置を移動し、
カメラ部で分岐管内部を監視しながら可撓性管で供給した加圧流体の噴射作用により分岐管の内部における洗浄部分を洗浄することを特徴とする(請求項3)。
上記洗浄方法において、遠隔操作により移動可能で且つ比較的撮影視野の広い照明装置付きのカメラヘッドを備えた移動カメラ装置を用意し、
本管の内部と外部を連通する他の連通部から移動カメラ装置を本管内に挿入し、
カメラヘッドで本管の内部を撮影しながら移動カメラ装置を移動し、前記分岐管の分岐位置付近に達したらそこで停止して該分岐位置の照明を継続し、
前記照明された分岐位置を目標として、前記調査・洗浄装置を分岐位置へ移動することができる(請求項4)。
また前記課題を解決する本発明に係る調査・洗浄装置は、本管に連通する分岐管の調査・洗浄装置であって、加圧流体の噴射作用により推進または洗浄を行うと共に、加圧流体の噴射角度を変えることにより推進方向を変化できるように構成した推進洗浄部と、外部から推進洗浄部に加圧流体を供給する可撓性管と、推進洗浄部の周囲を撮影する照明装置付きのカメラ部を備えていることを特徴とする(請求項5)。
上記調査・洗浄装置において、前記推進洗浄部は4つの側部を有するケース本体を有し、ケース本体の各側部に加圧流体の噴射部をそれぞれ設け、ケース本体の内部に各噴射部の噴射方向を変化する方向変化手段を設け、前記可撓性管をケース本体の後部から各噴射部に連通し、外部に設けた監視操作手段から延長する方向制御用のケーブルをケース本体の後部から方向変化手段に接続し、
前記照明装置付きのカメラ部を前記ケース本体の前部に連結し、前記監視操作手段から延長する照明用とカメラ用のケーブルをケース本体の後部から前記カメラ部と照明装置に接続することができる(請求項6)。
上記いずれかの調査・洗浄装置において、前記照明装置は白色LEDを配列した発光装置で構成することができる(請求項7)。
さらに前記課題を解決する本発明に係る洗浄システムは、本管に連通する分岐管の洗浄システムであって、加圧流体の噴射作用により推進または洗浄を行うと共に、加圧流体の噴射角度を変えることにより推進方向を変化できるように構成した推進洗浄部と、外部から推進洗浄部に加圧流体を供給する可撓性管と、推進洗浄部の周囲を撮影する照明装置付きのカメラ部を有する調査・洗浄装置と、
前記可撓性管を通して推進洗浄部に加圧流体を供給する流体供給装置と、
前記推進洗浄部における加圧流体の噴出方向を遠隔操作により操作する監視操作手段を備えていることを特徴とする(請求項8)。
上記洗浄システムにおいて、さらに遠隔操作により移動可能で且つ比較的撮影視野の広い照明装置付きのカメラヘッドを有する移動カメラ装置を備えることができる(請求項9)。
本発明に係る分岐管の調査・洗浄方法は、加圧流体の噴射力で推進や洗浄をする調査・洗浄装置を用いるので、本管から容易に方向変換して分岐管の内部に移動し、その内部の調査・洗浄を行うことができる。
また加圧流体を噴射する方式は原理的に従来の自走式より小型に構成できるので、口径の小さい分岐管の内部であっても容易に移動できる。さらに照明装置付きのカメラ部によって周囲を撮影するので、地上等の本管外部に設置したモニター等によりその撮影状況を監視しながら推進方向の操作や洗浄操作等を行うことができる。
上記調査・洗浄方法において、遠隔操作により移動可能で且つ比較的撮影視野の広い照明装置付きのカメラヘッドを備えた移動カメラ装置を用いる場合は、他のマンホール等の連通部からその移動カメラ装置を本管の内部に挿入し、照明装置で照明しながら洗浄すべき分岐管の分岐位置をより容易に調査し、見出した分岐位置を地上等に設置したモニター等で確認し、それを目標にして前記調査・洗浄装置を該分岐位置に移動させることができる。この方法は本管内だけを移動できればよい比較的大型の移動カメラ装置を使用できるので、撮影視野の広い大きなカメラヘッドで本管の内部を広範囲に撮影しながら迅速に分岐位置を見出すことができる。
また、本発明に係る分岐管の調査・洗浄装置を使用することにより、上記調査・洗浄方法を効率的に実施できる。そして照明装置を多数の白色LEDを配列した発光装置で構成することにより、一般的なハロゲンランプと比較して、熱発生量が極めて少なく、衝撃に対しても強く、長時間の使用が可能になる。
さらに本発明に係る分岐管の洗浄システムによれば、上記洗浄方法を効率的に実施できる。
次に図面により本発明を実施するための最良の形態を説明する。図1は本発明の調査・洗浄方法を実施している状態の模式的説明図である。本実施形態は下水道管1を構成する直線状の本管2から分岐する分岐管3の内部を洗浄する例であり、分岐位置4から急角度で斜め上方に分岐する分岐管3は家庭や事業所等の地上に設置した排水枡5に連通する口径100mm〜200mmの取付管である。
なお本発明の方法は、直線状の本管2から分岐する分岐管3の洗浄に限らず、折れ曲がった本管、傾斜する本管2、曲線状部分を有する本管2などの曲がり部分を有する本管2や、口径が変化する部分を有する本管2等の調査・洗浄、あるいはそれらの本管2とそれから分岐する分岐管3の両方を連続して調査・洗浄する場合にも適用できる。
本管2には、所定間隔で地上等の外部と連通するマンホール等の連通部6が設けられ、調査・洗浄装置7は連通部6から吊り降ろされて本管2の内部に挿入される。地上には、流体供給装置8としての高圧水を供給する高圧洗浄車が設置され、その流体供給装置8から延長した高圧ホースなどの可撓性管9を通して調査・洗浄装置7に加圧流体が供給される。
さらに地上には移動台車等に搭載された監視操作手段10が設置され、その監視操作手段10から方向制御用のケーブル11が調査・洗浄装置7に接続される。さらに監視操作手段10からカメラ用および照明用のケーブル12が調査・洗浄装置7に接続される。
本実施形態では調査・洗浄装置7のほかに、遠隔操作により移動可能で且つ比較的撮影視野の広い照明装置付きのカメラヘッドを有する移動カメラ装置13を使用している。この移動カメラ装置13には照明、カメラ、および走行制御用のケーブル14が接続され、図示しない他の連通部6等から本管2の内部に挿入される。
図2は調査・洗浄装置7の1例を示す模式的な斜視図である。この調査・洗浄装置7は推進洗浄部15と、推進洗浄部15の周囲(特に推進方向前方)を撮影するカメラ部16と、その撮影範囲を照明する照明装置17を備えている。推進洗浄部15は、横断面が正方形で、4つの側部19を有するケース本体18を有し、各側部19はエンドレスで360度回転する円錐台形状の噴射部20をそれぞれ構成し、各噴射部20の傾斜面に噴射ノズル21が設けられる。そして噴射部20が回転すると噴射ノズル21の噴射角度が変化する。
後述するように、互いに平行な二面上にある噴射部20を同時に回転駆動するために推進洗浄部15の内部に電動式の回転駆動部39(図6)を有する方向変化手段20cが配置され、その方向変化手段20cを遠隔操作で駆動することにより2対の噴射部20の噴射方向をそれぞれ同期的に同一方向へ変化できるようになっている。そして推進洗浄部15には各噴射部20に加圧流体を供給する可撓性管9および方向変化制御用のケーブル11が接続され、カメラ部16と照明装置17に電源および信号を送るケーブル12が接続される。なお方向変化手段20cの具体的な構造は後述する。
図3(a)〜(d)は調査・洗浄装置7における各噴射部20の噴射方向と推進方向の関係を示す模式的な説明図である。なお噴射部20の噴射角度は直線状の本管2の上流側(図1の左側)を基準点(0度)として反時計回りの角度で表している。加圧流体は通常高圧水を使用するが、調査・洗浄装置7の推進時の水圧は100〜120Kg/cm2 程度に設定され、その水圧による噴射力により可撓性管9およびケーブル11,12等を引っ張りながら移動できるようになっている。なお水圧調整は流体供給装置8に設けた水圧調整手段(図示せず)で行われる。
図3(a)は調査・洗浄装置7を本管2内で移動する場合であり、好ましい噴出角度は30〜45度とされ、この噴出角度で噴射した高圧水を本管2の内壁に衝突させ、その反力で調査・洗浄装置7がスムーズに前方に移動する。図3(b)〜図3(d)は分岐管3の分岐位置に達した調査・洗浄装置7を方向変換する場合の高圧水の噴出角度である。
方向変換開始時は図3(b)のように互いに平行な一対の側面にある噴射ノズル21の噴射角度を90度に調整し、ある程度転回したら図3(c)のように120〜150度程度に調整し、さらに45度以上転回したら噴射角度を再び90度程度まで徐々に減少するように調整する。そして方向変換を完了した調査・洗浄装置7を口径の小さい分岐管3の内部に移動するには、高圧水の噴射力による直接的な反力で推進する方法が望ましいので、噴射角度は図3(a)と同様に維持して推進する。
図4は操作監視手段10の外観図である。操作監視手段10は操作盤30を有し、その垂直面に液晶ディスプレー等の表示部31,32が設けられ、水平または傾斜面にジョイステック33,ジョイステック34、電源スイッチ35および移動カメラ装置13の走行スイッチ36が設けられる。
さらに操作盤30の内部にコンピュータ装置等で構成した制御部、方向変化手段の回転駆動部を駆動するためのサイリスタ装置で構成した出力部、移動カメラ装置13の走行駆動用の出力部等が配置される。なお表示部31は調査・洗浄装置7に設けたカメラ部16から伝送されてくる映像を表示するもので、表示部32は移動カメラ装置13から伝送されてくる映像を表示するものである。
図5は2つのジョイステック33,34の模式的平面図である。ジョイステック33は1または2の番号を付した2方向に倒すことのできるレバーを有し、1または2のいずれかを選択することにより調整すべき2対の噴射部20のいずれかの組を選択できる。ジョイステック34は360度任意の方向に倒すことのできるレバーを有し、0/360、90、180および270の4つの角度表示に沿って任意の方向にレバーを操作することにより、前記ジョイステック33で選択された噴射部20の噴射角度を任意の角度に調整できる。
図6は2つのジョイステック33,34による噴射部の噴射角度制御および移動カメラ装置13の走行制御を構成する制御ブロック図である。ジョイステック34は可変式の抵抗器、コンデンサ、リアクタンス等の電気的調整要素により構成され、その調整値は操作盤30の内部に配置した制御部37に入力される。制御部37はその調整値に応じた制御信号を出力し、その制御信号は切換スイッチからなるジョイステック33の選択された出力部38を駆動する。
出力部38で増幅されたパワー出力は選択された一対の噴射部20の組における噴射角度を変化する方向変化手段20cを制御する。すなわち該方向変化手段20cを構成するモータ等の回転駆動部39を駆動し、一対の噴出ノズル21の噴射角度をジョイステック34で設定した位置に調整する。一方、走行カメラ装置13の走行制御用の走行スイッチ36は前進、停止および後退の3点切換式になっており、停止位置から前進位置にすると走行カメラ装置13が本管2の内部を前進(図1の左方向に移動)し、後退位置にすると走行カメラ装置13が本管2の内部を後退(図1の右方向に移動)する。
次に図1〜図6を参照して分岐管の洗浄方法を説明する。先ず地上に設置した流体供給装置8から延長する可撓性管9の先端に調査・洗浄装置7の推進洗浄部15を接続する。なお可撓性管9の先端部はワンタッチ式の接続部が設けられ、その接続部を推進洗浄部15に設けた被接続部に装着することにより簡単に接続できるようになっている。
さらに、地上に設置した監視操作手段10から延長する方向変化制御用のケーブル11の先端部に設けたコネクタと、カメラ部16と照明装置17に電源および信号を送るケーブル12の先端部に設けたコネクタを、それぞれ調査・洗浄装置7に設けたコネクタ受部(図示せず)に接続する。
次に監視操作部10の電源スイッチ35を入れてカメラ部16と照明装置17を稼動状態にし、可撓性管9をガイドとして調査・洗浄装置7を連通部6から本管2の内部に挿入する。次に、監視操作手段10に設けた表示部31に表示された調査・洗浄装置7の周囲状況を監視しながら、ジョイステック33,34を操作して本管2に沿って調査・洗浄装置7を推進し移動する。
一方、調査・洗浄装置7を挿入した連通部6と別の連通部6から、前記電源スイッチ35を入れたことにより稼動状態となっている移動カメラ装置13を本管2に挿入する。なお移動カメラ装置13の挿入はそのケーブル14をガイドとして行う。本管2内に挿入した移動カメラ装置13は監視操作手段10に設けた走行スイッチ36の操作により本管2に沿って前進し、洗浄すべき分岐管3の分岐位置4付近、具体的には分岐位置4の少し手前に到達したら、分岐位置4を明るく照明した状態で待機する。なお、調査・洗浄装置7で十分に分岐位置4が照明されてその位置を発見可能な場合は、移動カメラ装置13の使用を省略することもできる。
そして移動カメラ装置13で明るく照明された分岐位置4を目標にして調査・洗浄装置7をさらに移動し、分岐位置4に達したらそこで停止する。そして前記のように噴射部20の噴射方向を変えて分岐管3の内部に移動し、その分岐管3の内部を洗浄すると共に、照明装置17で照明しながらカメラ部16で取付管(分岐管3)の使用状況を調査する。調査の結果、使用していない取付管であると判断された場合は、その取付管のメンテナンスを行う必要がなくなる。このことは、例えば、本管の内面全体をライニングした場合、取付管の分岐部をその後に開口する必要がなく、ライニングに伴う閉塞状態を保持することができる。即ち、管更生(全体ライニング)を施工した後の取付管口の削孔を不要とする。
次に、分岐管3の調査・洗浄操作が完了したら、加圧流体(高圧水)の圧力を例えば50〜80Kg/cm2 程度まで下げた状態で、可撓性管9を流体供給装置8側に巻き取ることにより、調査・洗浄装置7を分岐管3から本管2を経由して連通部6から地上に回収できる。なお、これまで説明した洗浄用の水は推進用の水と同じものを使用することが簡便であるが、洗剤等を混合したものに切り換えて洗浄することもできる。
図7は図1に示す調査・洗浄装置の具体例を示す正面図であり、図8はその平面図である。なお、これらの図における図2と重複する部分は説明を省略する。調査・洗浄装置7の推進洗浄部15を構成するケース本体18は、ユニット化したメインブロック18aを形成し、そのメインブロック18aの前部に、例えばレンズとCCDにより構成されるカメラ部16と、同心円状に多数の白色LED(白色発光ダイオード)を配列した発光装置17aに電源配線して構成した照明装置17とを配置したカメラブロック16aが連結され、メインブロック18aの後部に可撓性管9およびケーブル11,12を接続する接続ブロック18bが連結される。
図9は図7,8に示す各ブロックを分解した状態を示す正面図である。なお図9にはメインブロック18aの内部に配置した部品、例えば軸体40、カラー41aの一部を取り出した状態が示されている。またケース本体18の4つの側部19はメインブロック18aに回転自在に連結されるが、その具体的構造は後述する。
図10は図7,8に示す推進洗浄部15の分解斜視図であり、図11は図7,8に示す推進洗浄部15の分解断面図である。なお図10はその左側がカメラ部16側であり、図11(a)は図9のXI−XI線矢視断面図であり、(b)はその噴射部20の内面図、(c)はその正面図である。
図10,図11において、メインブロック18aの中心部で、前後に位置ずれして貫通するように2本の中空の軸体40が直交して回転自在に配置されている。各軸体40は中央部に向かって断面が縮小するテーパ部42と、テーパ部42の両端から軸方向に延長する連結部43を有し、テーパ部42と連結部43の内部にはそれらを連通する流体路が形成される。
そしてテーパ部42の中央部には流体路に連通する流体の流入口42aが開口し、各連結部43には同じく流体路に連通する流体の流出口43aが開口する。さらにテーパ部42と連結部43の各境部分に支持部44が設けられ、それら支持部44はメインブロック18aに嵌着されたカラー41a(図11参照)に軸支される。
図11に示すように、4つの側部19を構成する4つの噴射部20は平坦面20aと傾斜面20bを有するブロック体に形成され、その傾斜面20bに前記噴射ノズル21が開口する。そして噴射部20の中心部に前記軸体40の連結部43を嵌合する孔部45が形成され、その孔部45と噴射ノズル21の開口部は連通している。さらに噴射部20の下方内部の周辺部分に環状の歯車室46が形成され、その歯車室46内に前記環状歯車41が装着固定される。
一方、図10示す如く、メインブロック18aの2箇所にモータ等の回転駆動部39がそれぞれ内装され、4つの噴射部20をメインブロック18aに装着した状態で、回転駆動部39の回転軸に連結した歯車39aがそれぞれ前記環状歯車41と噛合する。なお各噴射部20をメインブロック18aに装着するには、図10に示すように孔部45の外側から固定ボルト47を軸体40の先端部に形成したネジ孔に螺着する。このように4つの噴射部20をメインブロック18aに着脱自在に装着できるように構成すると、調査・洗浄装置7の内部点検等のメンテナンスが容易になる。なお軸体40、回転駆動部39、環状歯車41により前記した方向変化手段が形成される。
次に、図10,図11を参照して噴射ノズル21の噴射方法およびその噴射方向の調整方法を説明する。先ず噴射方法について説明すると、可撓性管9から供給される加圧流体はメインブロック18aに設けた流路(図示せず)を経て2本の軸体40の中央部に形成した流入口42aから内部の流体路に流入し、各流出路43aを経て噴射ノズル21から外部に噴出する。
次に、噴射ノズル21の噴射方向を調整するには、操作監視手段10からの操作により選択した回転駆動部39を駆動する。回転駆動部39の出力軸が回転するとその歯車に噛合した環状歯車41が回転し、それによって環状歯車41が装着されている噴射部20が回転する。すると噴射部20に嵌合した軸体40が回転し、反対側に嵌合した他方の噴射部20も同時に回転する。すなわち選択された回転駆動部39に連結する軸体40の両側にある一対の噴射部20が同方向に且つ同期的に回転する。それによって対向する一対の噴射ノズル21の噴射方向が同期的に調整される。
本発明に係る分岐管の調査・洗浄方法は、下水道等の本管やそれから分岐する比較的口径の小さい分岐管の内部の調査・洗浄に利用できる。また本発明に係る分岐管の調査・洗浄装置を使用することにより、前記調査・洗浄方法を効率よく実施できる。さらに本発明に係る分岐管の洗浄システムは前記洗浄方法を効率よく実施できる。
本発明の洗浄方法を実施している状態の模式的説明図。 図1の調査・洗浄装置7の1例を示す模式的な斜視図。 図1の調査・洗浄装置7における各噴射部20の噴射方向と推進方向の関係を示す模式的な説明図。 図1に示す監視操作手段10の外観図。 図4に示すジョイステック33,34の平面拡大図。
ジョイステック33,34による噴射部の制御および移動カメラ装置13の走行制御を構成する制御ブロック図。 図1に示す調査・洗浄装置の具体例を示す正面図。 図7の平面図。 図7,8に示す各ブロックを分解した状態を示す正面図。 図7,8に示す推進洗浄部15の分解斜視図。 図9のXI−XI断面矢視図であって、図7,8に示す推進洗浄部15を示す。
符号の説明
1 下水道管
2 本管
3 分岐管
4 分岐位置
5 排水枡
6 連通部
7 調査・洗浄装置
8 流体供給装置
9 可撓性管
10 監視操作手段
11,12 ケーブル
13 移動カメラ装置
14 ケーブル
15 推進洗浄部
16 カメラ部
16a カメラブロック
17 照明装置
17a 発光装置
18 ケース本体
18a メインブロック
18b 接続ブロック
19 側部
20 噴射部
20a 平坦面
20b 傾斜面
20c 方向変化手段
21 噴射ノズル
30 操作盤
31,32 表示部
33,34 ジョイステック
35 電源スイッチ
36 走行スイッチ
37 制御部
38 出力部
39 回転駆動部
39a 歯車
40 軸体
41 環状歯車
41a カラー
42 テーパ部
42a 流入口
43 連結部
43a 流出口
44 支持部
45 孔部
46 歯車室
47 固定ボルト

Claims (9)

  1. 本管2に連通する分岐管3内の調査方法であって、
    加圧流体の噴射作用により推進または洗浄を行うと共に、加圧流体の噴射角度を変えることにより推進方向を変化できるように構成した推進洗浄部15と、外部から推進洗浄部15に加圧流体を供給する可撓性管9と、推進洗浄部15の周囲を撮影する照明装置17付きのカメラ部16を有する調査・洗浄装置7を用意し、
    本管2の内部と外部を連通する連通部6から前記調査・洗浄装置7を本管2の内部に挿入し、カメラ部16で本管2の内部を監視しながら可撓性管9で供給した加圧流体の噴射作用により調査・洗浄装置7を推進して調査すべき分岐管3の分岐位置4まで移動し、
    加圧流体の噴射角度を調整することにより調査・洗浄装置7の推進方向を変えて本管2の内部から分岐管3の内部に調査・洗浄装置7を移動し、
    カメラ部16で分岐管3の内部を監視しながら可撓性管9で供給した加圧流体の噴射作用により分岐管3の内部を調査することを特徴とする分岐管の調査方法。
  2. 請求項1において、
    遠隔操作により移動可能で且つ比較的撮影視野の広い照明装置付きのカメラヘッドを備えた移動カメラ装置13を用意し、
    本管2の内部と外部を連通する他の連通部6から移動カメラ装置13を本管2の内部に挿入し、
    カメラヘッドで本管2の内部を撮影しながら移動カメラ装置13を移動し、前記分岐管3の分岐位置4付近に達したらそこで停止して該分岐位置4の照明を継続し、
    前記照明された分岐位置4を目標として、前記調査・洗浄装置7を分岐位置4へ移動することを特徴とする分岐管の調査方法。
  3. 本管2に連通する分岐管3の洗浄方法であって、
    加圧流体の噴射作用により推進または洗浄を行うと共に、加圧流体の噴射角度を変えることにより推進方向を変化できるように構成した推進洗浄部15と、外部から推進洗浄部15に加圧流体を供給する可撓性管9と、推進洗浄部15の周囲を撮影する照明装置17付きのカメラ部16を有する調査・洗浄装置7を用意し、
    本管2の内部と外部を連通する連通部6から前記調査・洗浄装置7を本管2の内部に挿入し、カメラ部16で本管2の内部を監視しながら可撓性管9で供給した加圧流体の噴射作用により調査・洗浄装置7を推進して洗浄すべき分岐管3の分岐位置4まで移動し、
    加圧流体の噴射角度を調整することにより調査・洗浄装置7の推進方向を変えて本管2の内部から分岐管3の内部に調査・洗浄装置7を移動し、
    カメラ部16で分岐管3の内部を監視しながら可撓性管9で供給した加圧流体の噴射作用により分岐管3の内部を洗浄することを特徴とする分岐管の洗浄方法。
  4. 請求項3において、
    遠隔操作により移動可能で且つ比較的撮影視野の広い照明装置付きのカメラヘッドを備えた移動カメラ装置13を用意し、
    本管2の内部と外部を連通する他の連通部6から移動カメラ装置13を本管2の内部に挿入し、
    カメラヘッドで本管2の内部を撮影しながら移動カメラ装置13を移動し、前記分岐管3の分岐位置4付近に達したらそこで停止して該分岐位置4の照明を継続し、
    前記照明された分岐位置4を目標として、前記調査・洗浄装置7を分岐位置4へ移動することを特徴とする分岐管の洗浄方法。
  5. 本管2に連通する分岐管3の調査・洗浄装置7であって、
    加圧流体の噴射作用により推進または洗浄を行うと共に、加圧流体の噴射角度を変えることにより推進方向を変化できるように構成した推進洗浄部15と、
    外部から推進洗浄部15に加圧流体を供給する可撓性管9と、
    推進洗浄部15の周囲を撮影する照明装置17付きのカメラ部16を備えていることを特徴とする分岐管の調査・洗浄装置。
  6. 請求項5において、
    前記推進洗浄部15は4つの側部19を有するケース本体18を有し、そのケース本体18の各側部19に加圧流体の噴射部20がそれぞれ設けられ、
    ケース本体18の内部に各噴射部20の噴射方向を変化する方向変化手段20cが設けられ、
    前記可撓性管9はケース本体18の後部から各噴射部21に連通され、外部に設けた監視操作手段10から延長する方向制御用のケーブル11がケース本体18の後部から方向変化手段20cに接続され、
    前記照明装置17付きのカメラ部16は前記ケース本体18の前部に連結され、前記監視操作手段10から延長するカメラ用および照明用のケーブル12がケース本体18の後部から前記カメラ部16と照明装置17に接続されることを特徴とする分岐管の調査・洗浄装置。
  7. 請求項5または6において、前記照明装置17は白色LEDを配列した発光装置17aであることを特徴とする分岐管の調査・洗浄装置。
  8. 本管2に連通する分岐管3の洗浄システムであって、
    加圧流体の噴射作用により推進または洗浄を行うと共に、加圧流体の噴射角度を変えることにより推進方向を変化できるように構成した推進洗浄部15と、
    外部から推進洗浄部15に加圧流体を供給する可撓性管9と、推進洗浄部15の周囲を撮影する照明装置17付きのカメラ部16を有する調査・洗浄装置7と、
    前記可撓性管9を通して推進洗浄部15に加圧流体を供給する流体供給装置8と、
    前記推進洗浄部15における加圧流体の噴出方向を遠隔操作により操作する監視操作手段10を備えていることを特徴とする分岐管の洗浄システム。
  9. 請求項8において、さらに遠隔操作により移動可能で且つ比較的撮影視野の広い照明装置付きのカメラヘッドを有する移動カメラ装置13を備えていることを特徴とする分岐管の洗浄システム。
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