JP3973242B2 - 切羽監視装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トンネルの切羽やシールドマシンのカッター部あるいはカッターチャンバ内を遠隔で監視するための切羽監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、トンネルの掘削工事はシールドマシンを用いた自動化技術により行われている。
シールドマシンにより自動掘進する場合には、切羽(掘削面)がまったく見えないため、特にシールドマシンに異常な負荷がかかった場合など、切羽の状態を知る必要があるときは、熟練工が経験と勘により推測し、どのような状態であるかを判断している。
【0003】
また、シールドマシンの前面にカッター部が配置され、カッター部は、多数のビットがカッター板に取り付けられて構成されているが、ビットは掘削を継続することによってしだいに摩耗するため定期的に交換する必要がある。
しかし、このビットも見ることができないため、どの程度掘削を行って交換するかは、従来、熟練工が経験と勘により判断していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、シールドマシンによる自動掘進では、切羽を見ることができず、例えば流木や地中埋設物にぶつかり、シールドマシンに異常な負荷がかかった場合などには、状態の判断は熟練者の推測に依存するため、常に迅速かつ的確に対応することは困難であった。
そして、ビットを目視できず、ビットの摩耗の程度は熟練工の経験と勘により判定しているので、ビット交換の作業を常に適切なタイミングで行うことは困難であり、交換作業の実施が早すぎたり、あるいは遅すぎたりする場合が多々あった。
【0005】
また、切羽の土質変化は、主に、掘削排土から推測されているので、例えば砂質土から粘土などへと土質が変化しても、そのような土質変化は掘削排土がチャンバの外に排出されてからでないと判定できず、従って、土質変化に直ちに対応することは困難であった。
【0006】
さらに、切羽の状態や、ビットの状態を目で見て確認する場合には、カッターチャンバ内に溜まっている泥水や掘削土を一旦カッターチャンバ外に排出し、カッターチャンバ内に、人間が入れるだけの空間を確保することになる。
その際、切羽面が安定していないと、地山が崩壊したり、地下水が異常出水する場合があるので、このような危険を回避するため、切羽に薬注を行って切羽を安定させる必要がある。
従って掘削工事は長時間にわたって中断しなければならず、また上記作業に多大の費用がかかってしまう。
【0007】
本発明はこのような事情のもとに成されたもので、その目的は、切羽やビットあるいはカッターチャンバ内の状態を容易に知ることができるようにする切羽監視装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、シールドマシンのカッターチャンバの隔壁に形成された開口と、前記隔壁の後面に取着され、前記開口を通じて前記カッターチャンバに連通する閉塞空間を前記隔壁の後方に形成するハウジングと、前記開口を開閉するシャッタと、前記シャッタを駆動するシャッタ駆動手段と、前記ハウジング内に収容された防水機能を有する撮像装置と、前記隔壁の後方で前記開口を通じて前記隔壁を貫通する方向に延在し、前記ハウジングに水密に挿通されて先端部で前記撮像装置を支持する支持部材と、前記支持部材をその延在方向に移動させる支持部材直動駆動手段と、前記撮像装置と一体的に移動可能に設けられ、前記撮像装置の前方に向けて水を噴出させる第1の洗浄手段と、前記撮像装置と一体的に移動可能に設けられ、前記撮像装置を洗浄するための水を噴出させる第2の洗浄手段と、前記撮像装置と一体的に移動可能に設けられ、前記撮像装置の前方を照明する照明装置とを備え、前記シャッタにより前記開口を開き、前記支持部材をその長手方向に移動させることで前記撮像装置、前記第1の洗浄手段、前記第2の洗浄手段および前記照明装置を前記開口からカッターチャンバに出し入れされることを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、前記支持部材は、ハウジングに水密に挿通される摺動部と、前記撮像装置を支持する先端部と、前記先端部を前記摺動部に対して揺動可能に連結する連結部と、前記先端部を前記摺動部に対して揺動させる先端部揺動駆動手段とを含んで構成されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記支持部材の延在方向に平行な軸の回りに支持部材を回転させる支持部材回転駆動手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、前記ハウジング内に水を噴出させる第3の洗浄手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明は、前記シャッタ駆動手段は、前記カッターチャンバに臨む隔壁の面に取着されたエアーシリンダにより構成されていることを特徴とする。
【0010】
撮像装置によって切羽、ビット、あるいはカッターチャンバ内を撮像する場合には、まず、シャッタを開いて開口を開放状態とする。
次に、駆動手段により支持部材を移動させ、前記撮像装置、前記第1の洗浄手段、前記第2の洗浄手段および前記照明装置開口を通じてカッターチャンバ内に挿入する。
そして、照明装置により撮像装置前方を照明する。
その結果、カッターチャンバ内を撮像することが可能となり、また、カッター部の土砂取り入れ溝を通じて切羽やビットを撮像することが可能となる。
この場合、支持部材の先端部を屈曲させたり、また支持部材を回転させることによって、切羽、ビット、あるいはカッターチャンバ内の全体を撮像することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態例について説明する。
図9は本発明による切羽監視装置の一例を備えたシールドマシンを示す縦断面図である。
図中、2はトンネル、202はセグメントリング、4は切羽、6はシールドマシン、7はシールド、8はシールドの前端に設けられ多数のビットが装着されたカッター部、10はカッター部8の後方に設けられた隔壁、12はカッター部8と隔壁10との間に形成された排土を溜めるためのカッターチャンバ、14は地上の中央制御室、16はコントロール装置をそれぞれ示している。
隔壁10の所定箇所には開口が形成され、その部分に本発明の切羽監視装置18が取り付けられている。
切羽監視装置18とコントロール装置16とは後述するケーブル110などを含むケーブル20により接続されている。
【0012】
図1は切羽監視装置18を示す部分断面側面図である。
この切羽監視装置18は、ハウジング22、テレビカメラ24、支持部材26、支持部材26の駆動装置28などを含んで構成されている。
図2はハウジング22周辺を拡大して示す部分断面側面図である。
この図を参照して、まずハウジング22の部分について詳しく説明する。
隔壁10の所定箇所には上述した開口30が形成されている。
この開口30は、本実施例では、一例として直径が200mm程度の円形の開口となっている。
ハウジング22のハウジング本体22Aは本実施例ではステンレスの円筒によって形成され、その直径は上記開口30より若干小さく、隔壁10側の前端部は開口22Bを成して開放されている。
【0013】
この開口22Bの部分の外側にはリング部材32が固着されており、ハウジング本体22Aはこのリング部材32を介して隔壁10の後面に取り付けられている。
すなわち、図3の正面図に示すように、リング部材32の周辺部には、周方向に所定の間隔で複数の孔32Aが形成されており、これらの孔32Aにボルトを挿通し、隔壁10に形成された対応する雌ネジに螺着することにより、リング部材32、従ってハウジング22が隔壁10に取り付けられている。なお、ハウジング22は、その中心軸が隔壁10に対して垂直となるように取り付けられている。
【0014】
図2に戻って、ハウジング22のハウジング本体22Aの後端部は、後壁34により閉塞されている。
後壁34の中央には円形の開口を有する軸受部34Aが形成されており、この軸受部34Aには支持部材26の摺動部26Aの外ケース26Aー1が挿通されている。
前記外ケース26Aー1は、断面円形のパイプ状の部材であり、軸受部34Aの上記開口の直径は外ケース26Aー1の外径よりわずかに大きくなっている。
従って、水密性及び必要な気密性を確保しつつ摺動部26Aは隔壁10に直交する方向に摺動可能となっている。
後壁34でこのような水密性が確保されている結果、ハウジング22内に形成された空間は、シールドマシン6のカッターチャンバ12にのみ連通し、隔壁10の後方の空間に対しては遮断されている。
【0015】
ハウジング22の開口22Bはシャッタ36によって開閉可能となっている。
シャッタ36は、図4に示すように、ほぼ円形であり、その上部に突出部36Aが形成され、その部分に形成された孔とその孔に挿通された軸36Bとを介してリング部材32に揺動可能に取り付けられている。
このシャッタ36は隔壁10の前面に軸3802を介して揺動可能に取着されたエアーシリンダ38によって開閉駆動され、エアーシリンダ38の力はリンク40によりシャッタ36に伝達される。
上記軸36Bの直下にはもう1つの孔が形成され、この孔とこの孔に挿通された軸36Cを介して、リンク40の一端が揺動可能に連結されている。
そして、エアーシリンダ38のピストンに連動する駆動軸38Aの先端部は、リンク40の他端に、リンク40の他端に形成された孔およびその孔に挿通された軸40Aを介して揺動可能に連結されている。
従って、エアーシリンダ38に圧縮空気が供給され、駆動軸38Aが矢印Aの方向に移動したとき、シャッタ36は図の閉鎖位置から2点鎖線Bで示す開放位置に移動する。
なお、図2に示すように、リング部材32の前面には環状のシール部材3202が取着され、シャッタ36によりハウジングの内部が水密に閉塞されるように構成されている。エアーシリンダ38およびリンク40により本発明に係わるシャッタ駆動手段が構成されている。
【0016】
図1に戻って、支持部材26は、上述した摺動部26A、先端部26B、ならびに連結部26Cにより構成され、前記摺動部26A、先端部26B、連結部26Cは水密に連結され、摺動部26A、先端部26B、連結部26Cの内部には相互に接続する閉塞空間が内部に形成されている。
先端部26Bはテレビカメラ24を取り付けるための部分であり、連結部26Cは先端部26Bを、摺動部26Aに対して所定の角度範囲で揺動可能に連結している。
【0017】
図2に詳しく示すように、先端部26Bの先端には横断面円形の防水型のケース42が取り付けられ、このケース42内にテレビカメラ24がホルダー等により取りつけられ収納されている。
先端部26Bは断面が上下に長い中空の直方体状の外ケース26Bー1を備え、その内部の前記閉塞空間はケース42の内部空間に連通している。
【0018】
連結部26Cは、図5の断面平面図に示すような構造となっており、摺動部26Aの外ケース26Aー1の前端と、連結部26Cの外ケース26Cー1の後端は水密に連結されている。
先端部26Bの外ケース26Bー1の左右の側壁44A、44Bの後部には、回転軸となる円筒部材46A、46Bが中心軸を一致させてそれぞれ外側方向に突設されている。
一方、連結部26Cの外ケース26Cー1の前部には、前方及び上下に開放状の凹部48Bを有する支持部材48Aが取着されている。
凹部48Bの幅は、外ケース26Bー1の側壁44A、44B間の幅よりわずかに広く、外ケース26Bー1の連結部26C側の端部はこの凹部48Bに緩挿されている。
支持部材48Aの側壁44A、44B側で、凹部48Bを構成する内壁50A、50Bにはそれぞれ円形の孔52A、52Bが中心を互いに一致させて形成されている。
これらの孔52A、52Bの直径は、先端部26Bの側壁44A、44Bに突設された円筒部材46A、46Bの外径より大きく、円筒部材46A、46Bはそれぞれ孔52A、52B内に挿通されている。
そして、円筒部材46A、46Bの外周と孔52A、52Bの内周との間にはそれぞれシール機能を備えたベアリング54A、54Bが介在され、その結果、支持部材26の先端部26Bは摺動部26Aに対して上述のように揺動可能となっている。
【0019】
円筒部材46Aの側壁44A側の端部にはプーリ56が形成され、一方、プーリ56に近接する摺動部26Aの所定箇所には、プーリ56と軸が平行なプーリ58が配置されている。
そして、これらのプーリ56、58はベルト60により連結されている。
プーリ58に近接する摺動部26Aの所定箇所には電動モータ62が配設され、その回転軸62Aは、ギアボックス64内の複数のギアを介してプーリ58の軸に連結されている。
従って、モータ62が回転すると、プーリ58が回転し、その結果、ベルト60を介してプーリ56、すなわち円筒部材46Aが回転する。
そのため、先端部26Bは摺動部26Aに対して揺動する。先端部26Bの揺動の範囲は本実施例では、一例として±100度となっている。電動モータ62、ギアボックス64、プーリ58、ベルト60、プーリ56により本発明に係わる先端部揺動駆動手段が構成されている。
尚、前記凹部48Bはこの±100度の範囲で先端部26Bが揺動できる大きさで形成され、この凹部48Bに対応した形状で外ケース26Cー1には溝が形成されているが、支持部材48Aが外ケース26Cー1に取着されることで、外ケース26Cー1、26Bー1は水密に結合され、これらケース26Cー1、26Bー1の内部に互いに連通する閉塞空間が形成される。
【0020】
次に、支持部材26の駆動手段28について説明する。
ハウジング22の下方には、図1に示すように、隔壁10に対して垂直の方向に延在する基台66が配置されている。
基台66は、隔壁10側の端部を隔壁10に固着することにより、隔壁10に取り付けられている。
支持部材26の、ハウジング22の外に出ている部分の長さは、本実施例では一例として概ね1mであり、基台66の長さは、隔壁10と反対側の端部が、支持部材26の端部を若干越える長さとなっている。
【0021】
基台66の上には、隔壁10寄りの箇所に電動モータ68が、その回転軸を隔壁10に対し垂直にして配置されている。基台66の上にはまた、ボールネジ70が、隔壁10と垂直に、従って支持部材26と平行に配置され、ケース72内に収められている。
ボールネジ70の隔壁側の端部は、連結部74において、所定の軸受により回転可能に支持され、かつモータ68の回転軸に連結されている。
ボールネジ70の他端は、基台66の端部に設けられた軸受により回転可能に支持されている。
【0022】
ケース72の上部、すなわち摺動部26Aに対向する部分には、ボールネジ70のほぼ全長に渡って不図示のスリットが形成されている。
摺動部26Aの、隔壁10と反対側の端部には、後に説明する連結部76が配設されており、この連結部76は支持台78上に載置され、支持台78の下部は前記スリットに直線移動可能に結合されている。
さらに、支持台78の下部にはブロック部80が突設され、このブロック部80の雌ねじに前記ボールネジ70が螺合している。
よって、電動モータ68が通電され、その回転軸が回転すると、ボールネジ70が回転し、支持部材26は矢印Cで示す方向に、実施例では隔壁10と直交する方向に移動する。電動モータ68、連結部74、ボールネジ70、ブロック部80、支持台78および連結部76により本発明に係わる支持部材直動駆動手段が構成されている。
【0023】
連結部76には、図6の平面図に示すように、電動モータ82が取り付けられており、その不図示の回転軸は連結部76内に配置された不図示の複数のギアを介して摺動部26Aに連結されている。
従って、電動モータ82が通電され、その回転軸が回転すると、摺動部26A、従って支持部材26はその中心軸の回りに回転する。本実施例では、回転角の最大値は一例として、時計回りおよび反時計回りにそれぞれ170度となっている。電動モータ82および連結部76により支持部材回転駆動手段が構成されている。
【0024】
次に、図7を参照してテレビカメラ24の周辺について説明する。
テレビカメラ24は上述のようにケース42内に収容されており、このケース42は円筒状の側壁42Aと、その前方および後方をそれぞれ閉塞する前壁84および後壁86により形成されている。
前壁84および後壁86はそれぞれボルト88を、側壁42Aの端部42B、42Cに締め付けることにより側壁42Aに取り付けられ、ケース42内部の水密性が確保されている。
【0025】
テレビカメラ24はこのケース42内に、その前面部を前壁84の内面に近接して配置されている。
前壁84の中央部には円形の開口90が形成され、この開口90には耐圧ガラス92が填め込まれている。
耐圧ガラス92は、周辺部をリング部材94で押さえ、リング部材94をネジ96で固定することにより、前壁84に取り付けられている。テレビカメラ24の不図示のレンズはこの耐圧ガラス92に対向している。
【0026】
前壁84の開口90の周囲には、周方向に一定の間隔でそれぞれ複数の孔98、100が形成されている。
図3の正面図に示すように、本実施例では、孔98、100はいずれも4箇所に形成されている。
孔98は水をケース42前方に噴出させるためのものであり、図7に示すように、孔98の前端にはノズル9801が取着され、孔98の後部には送水管102の先端部102Aが連結されている。
一方、孔100は照明のためのものであり、孔100にはライトガイド106を介して光ファイバケーブル104の先端部が水密性を保持した状態で挿入され、孔100内に光ファイバ104Aが装着されている。
上記ノズル9801および送水管102により本発明に係わる第1の洗浄手段が構成されている。
また、孔100、光ファイバケーブル104、ならびに光ファイバ104Aにより本発明に係わる照明装置が構成されている。
【0027】
なお、水を噴出させるためのノズル9801の中の1つには、図3および図8に示すように、その前方に近接して反射板98Aが配置されている。
この反射板98Aは、図8に示すように、耐圧ガラス92と反対側の端部が前壁84にネジで固着されており、耐圧ガラス92に近づくにつれて前壁84からの距離が大きくなるように傾斜している。
従って、ノズル9801から水が噴出すると、その水は反射板98Aに当たって、その噴出方向を耐圧ガラス92の方向に変え、耐圧ガラス92の前面に入射する。
そのため、耐圧ガラス92の前面に泥などが付着している場合には、反射板98Aが配置されたノズル9801から水を噴出させることにより、泥などを排除することができる。上記ノズル9801、送水管102および反射板98Aにより本発明に係わる第2の洗浄手段が構成されている。
【0028】
図7に示すように、後壁86の中央部には開口86Aが形成され、この開口86Aに支持部材26の先端部26Bの内部空間が連通する形で、外ケース26Bー1の先端が後壁86に水密に固着されている。
そして、送水管102および光ファイバケーブル104は先端部26Bの内部から上記開口86Aを通じてケース42内に導かれている。
送水管102および光ファイバケーブル104は、摺動部26Aの連結部76(図1)近傍から摺動部26Aの内部に導入され、連結部26Cの内部を通してケース42内に導かれている。
連結部26Cでは、図5に示すように、先端部26Bの円筒部材46A、46Bの内側を通して先端部26Bの内部に導かれている。
【0029】
送水管102の他端は不図示のポンプに接続されており、コントロール装置16の制御のもとで、所定の圧力に加圧された水が供給されるようになっている。
ただし、上記反射板98Aが装着された孔98に接続する送水管102に対しては、他の孔98とは別に加圧水を供給できるようになっている。
また、光ファイバケーブル104の他端は不図示の光源に接続され、コントロール装置16の制御のもとで光ファイバ104A内に光が導入されるようになっている。
【0030】
また、ハウジング22の後壁34にも、図5に示すように、水をハウジング22内に噴出させるための複数の孔34Bが形成されている。
孔34Bのハウジング22外側の開口部は内側の開口部より径が大きく、その部分に雌ネジが形成されている。
この雌ネジに、送水管108の先端部108Aに形成された雄ネジが螺着され、送水管108が固着されている。
送水管108の他端は上述したポンプに接続されている。上記孔34Bおよび送水管108は本発明に係わる第の洗浄手段を構成している。
【0031】
テレビカメラ24には、図7に示すように、テレビカメラ24が撮像した画像の信号を送り、またテレビカメラ24の制御信号をテレビカメラ24に送るためのケーブル110が接続されている。
このケーブル110も送水管102や光ファイバケーブル104と同様の経路で敷設され、他端はコントロール装置16に接続されている。
【0032】
テレビカメラ24による撮像を行わない場合には、図1に示したように、支持部材26は隔壁10から最も離れる方向に移動されており、テレビカメラ24を収容したケース42および支持部材26の先端部26Bと連結部26Cとはハウジング22内に収納されている。
そして、このときハウジング22の開口22Bはシャッタ36により閉鎖されている。
従って、シールドマシン6の掘進時、開口22Bからハウジング22の内部に土砂等が侵入せず、テレビカメラ24などが破損しないよう保護される。
【0033】
次に、このように構成された切羽監視装置の動作について説明する。
テレビカメラ24によって切羽4などを撮像しようと場合には、中央制御室14内の作業者はまず、シールドマシン6の掘削動作を停止させ、そしてカッターチャンバ12内に貯留している土砂などをカッターチャンバ12の外に排出する。
その後、コントロール装置16の制御のもとで、図4に示したエアーシリンダ38を駆動し、シャッタ36を軸36Bを中心に、2点鎖線Bの位置まで揺動させ、ハウジング22の前方の開口22Bを開放する。
【0034】
次に、この状態で、コントロール装置16の制御のもとで、図1に示した電動モータ68を所定方向に回転させ、ボールネジ70を回転させる。
これにより支持部材26は隔壁10に接近する方向に移動する。
その結果、テレビカメラ24を収容したケース42はハウジング22の外に押し出され、シールドマシン6のカッターチャンバ12内に挿入される。
テレビカメラ24がカッターチャンバ12内に必要な距離だけ挿入されたなら、電動モータ68の回転を停止させ、支持部材26の移動を停止させる。
【0035】
次に、コントロール装置16の制御のもとで、上述したポンプを起動し、送水管102を通じて加圧水を送り、ケース42の前壁84に取着したノズル9801より水を噴出させる。
その結果、テレビカメラ24によって撮像されるカッター部8の背面に付着した土砂や、カッター部8の土砂取入れ溝を通じて切羽4の箇所に付着した土砂などが洗い流される。
このような洗浄の後、コントロール装置16の制御のもとで上記光源に通電して点灯させ、光ファイバケーブル104を通じて光を送る。
その結果、光ファイバ104Aの先端から光が発せられ、テレビカメラ24の前方が照明される。
【0036】
このような状態でテレビカメラ24は撮像を行い、撮像した画像の信号をケーブル110を通じてコントロール装置16に送出する。
コントロール装置16ではこの画像信号により、テレビカメラ24が撮像した画像をモニタ16Aに表示する。
【0037】
中央制御室14の作業者はモニタ16Aに表示された画像を見ながら、必要な箇所を撮像するため、支持部材26の先端部を揺動させたり、あるいは支持部材を回転させたりすることができる。
すなわち、作業者は、例えば切羽4やカッター部8のビットあるいはカッターチャンバ12の下部を見ようとする場合、コントロール装置16を操作して、図5に示した電動モータ62を所定方向に回転させる。
これによりプーリ58が回転し、その回転はベルト60によってプーリ56に伝達され、円筒部材46Aは、矢印Dの方向から見て、時計回りに回転する。
その結果、支持部材26の先端部26Bは下方に揺動し、テレビカメラ24の撮像箇所は下方に移動する。
また、電動モータ62を逆方向に回転させた場合には、先端部26Bは上方に揺動し、テレビカメラ24の撮影箇所は上方に移動する。
【0038】
さらに、先端部26Bを下方に揺動させた状態で、コントロール装置16による制御のもとで、図6に示した電動モータ82を回転させると、連結部76のギアの作用によって摺動部26Aは回転し、従って、テレビカメラ24も回転する。
この回転方向を後方から見て例えば時計回りとし、回転角を例えば90度とすると、テレビカメラ24は切羽4やカッター部8あるいはカッターチャンバ12の左寄り箇所を撮像することになる。
逆に、反時計回りに例えば90度回転させた場合には、テレビカメラ24はカッター部8あるいはカッターチャンバ12の右寄りの箇所を撮像する。
そして、回転角を変えることにより、斜め上や斜め下も無論撮像することができる。
【0039】
また、このようにテレビカメラ24による撮像箇所を変化させたとき、その箇所に例えば土砂や泥などが付着しており、切羽4やカッター部8などが直接見えない場合には、送水管102を通じて再度送水し、ノズル9801から水を勢い良く噴出させて土砂や泥を荒い流し、排除すればよい。
【0040】
さらに、耐圧ガラス92の前面に例えば泥などが付着し、撮像が行えないような場合には、上述した反射板98Aが配置されたノズル9801から水を噴出させ、耐圧ガラス92の前面に水を吹き付けて泥などを排除すればよい。
切羽4などの撮像を終了し、テレビカメラ24をハウジング22内に再度、収容する場合には、まず電動モータ82を回転させて、テレビカメラ24が回転した状態を解消し、次に、電動モータ62を回転させてテレビカメラ24の揺動状態も解消する。
その後、電動モータ68を回転させ、摺動部26Aを隔壁10から遠ざかる方向に移動させ、テレビカメラ24、従ってケース42をハウジング22内に収容する。
【0041】
このとき、コントロール装置16の制御のもとで上記ポンプを駆動し、送水管108に加圧水を送り込み、ハウジング22の後壁34に形成された孔34Bを通じて水をハウジング22内に噴出させる。
これにより、ケース42や先端部26B、あるいは連結部26Cに土砂や泥などが付着していたとしても、それらは水によって吹き飛ばされ、土砂や泥がハウジング22内に蓄積するといったことが防止される。
その後、エアーシリンダ38によってシャッタ36を駆動し、ハウジング22の開口22Bをシャッタ36によって閉鎖する。
【0042】
このように本実施例の切羽監視装置18では、テレビカメラ24を、隔壁10に形成した開口30を通じてシールドマシン6のカッターチャンバ12内に必要な距離だけ挿入し、必要な角度だけ揺動させ、そして必要な角度だけ回転させることができる。
従って、切羽4、カッター部8、ならびにカッターチャンバ12内の全体を、短時間の中に、容易に、かつ安全に撮像することができる。
作業者はその撮像結果を見て切羽およびシールドマシン各部の状態を把握することができる。
その結果、切羽の土質変化に対しても迅速に対応でき、また、流木や地中埋設物にぶつかり、シールドマシンに異常な負荷がかかったときでも、その原因を即座に特定して素早く対応できる。
そして、ビットの摩耗の程度はビットを直接目視して判断できるので、適切なタイミングでビット交換作業を行うことができる。
さらに、カッターチャンバ内に人が入る必要はないので、切羽に薬注を行わなくてもよく、従って、掘削工事を長時間にわたって中断する必要がない。また、人がチャンバ内に入らなくてもよいので安全である。
【0043】
尚、実施例では支持部材26の先端にケース42を取着し、このケース42内にテレビカメラ24を収納した場合について説明したが、防水型のテレビカメラ等を用いることでケース42を省くことも可能となる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の切羽監視装置では、撮像装置によって切羽、ビット、あるいはチャンバ内を撮像する場合には、まず、シャッタを開いてハウジングの開口を開放状態とする。
次に、支持部材直動駆動手段により支持部材を移動させ、支持部材に支持された撮像装置を開口を通じてチャンバ内に挿入する。
また、その際、照明装置により撮像装置前方を照明する。
その結果、カッターチャンバ内を撮像することが可能となり、また、カッター部の土砂取り入れ溝を通じて切羽やビットを撮像することが可能となる。
その際、所定の機構により、撮像装置が取り付けられた支持部材の先端部を屈曲させたり、また支持部材を回転させることによって、切羽、ビット、あるいはチャンバ内の全体を撮像することが可能となる。
【0045】
このように本発明の切羽監視装置では、撮像装置を、隔壁に形成した開口を通じてシールドマシンのカッターチャンバ内に必要な距離だけ挿入することができる。
従って、撮像装置を必要な角度だけ揺動させ、また必要な角度だけ回転させることにより、切羽、ビット部、ならびにカッターチャンバ内の全体を、短時間の中に、容易に、かつ安全に撮像することができる。
作業者はその撮像結果を見て切羽およびシールドマシン各部の状態を把握することができる。
その結果、切羽の土質変化に対しても迅速に対応でき、また、流木や地中埋設物にぶつかり、シールドマシンに異常な負荷がかかったときでも、その原因を即座に特定して素早く対応できる。
そして、ビットの摩耗の程度はビットを直接目視して判断できるので、適切なタイミングでビット交換作業を行うことができる。
さらに、カッターチャンバ内に人が入る必要はないので、切羽に薬注を行わなくてもよく、従って、掘削工事を長時間にわたって中断する必要がない。
また、人がチャンバ内に入らなくてもよいので安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による切羽監視装置の一例を示す部分断面側面図である。
【図2】切羽監視装置の一部を拡大して示す部分断面側面図である。
【図3】切羽監視装置を構成するハウジング部を示す正面図である。
【図4】切羽監視装置を構成するハウジングの開口部を閉鎖するシャッタを示す正面図である。
【図5】切羽監視装置を構成する支持部材の連結部を詳しく示す平面図である。
【図6】切羽監視装置の全体を示す平面図である。
【図7】切羽監視装置を構成するテレビカメラ周辺を示す平面図である。
【図8】切羽監視装置を構成するテレビカメラ周辺に設けられ、テレビカメラ前面の耐圧ガラスを洗浄するための水噴出孔周辺を示す側面図である。
【図9】切羽監視装置を備えたシールドマシンを示す縦断面図である。
【符号の説明】
4 切羽
6 シールドマシン
8 カッター部
10 隔壁
12 カッターチャンバ
14 中央制御室
16 コントロール装置
18 切羽監視装置
22 ハウジング
22B、30、86A、90 開口
24 テレビカメラ
26 支持部材
26A 摺動部
26B 先端部
26C 連結部
28 駆動装置
36 シャッタ
42、72 ケース
62、68、82 電動モータ
78 支持台
102、108 送水管
104 光ファイバケーブル
104A 光ファイバ

Claims (5)

  1. シールドマシンのカッターチャンバの隔壁に形成された開口と、
    前記隔壁の後面に取着され、前記開口を通じて前記カッターチャンバに連通する閉塞空間を前記隔壁の後方に形成するハウジングと、
    前記開口を開閉するシャッタと、
    前記シャッタを駆動するシャッタ駆動手段と、
    前記ハウジング内に収容された防水機能を有する撮像装置と、
    前記隔壁の後方で前記開口を通じて前記隔壁を貫通する方向に延在し、前記ハウジングに水密に挿通されて先端部で前記撮像装置を支持する支持部材と、
    前記支持部材をその延在方向に移動させる支持部材直動駆動手段と、
    前記撮像装置と一体的に移動可能に設けられ、前記撮像装置の前方に向けて水を噴出させる第1の洗浄手段と、
    前記撮像装置と一体的に移動可能に設けられ、前記撮像装置を洗浄するための水を噴出させる第2の洗浄手段と、
    前記撮像装置と一体的に移動可能に設けられ、前記撮像装置の前方を照明する照明装置とを備え、
    前記シャッタにより前記開口を開き、前記支持部材をその長手方向に移動させることで前記撮像装置、前記第1の洗浄手段、前記第2の洗浄手段および前記照明装置前記開口からカッターチャンバに出し入れされる、
    ことを特徴とする切羽監視装置。
  2. 前記支持部材は、ハウジングに水密に挿通される摺動部と、前記撮像装置を支持する先端部と、前記先端部を前記摺動部に対して揺動可能に連結する連結部と、前記先端部を前記摺動部に対して揺動させる先端部揺動駆動手段とを含んで構成されている請求項1記載の切羽監視装置。
  3. 前記支持部材の延在方向に平行な軸の回りに支持部材を回転させる支持部材回転駆動手段をさらに備えた請求項1記載の切羽監視装置。
  4. 前記ハウジング内に水を噴出させる第3の洗浄手段をさらに備えた請求項1記載の切羽監視装置。
  5. 前記シャッタ駆動手段は、前記カッターチャンバに臨む隔壁の面に取着されたエアーシリンダにより構成されている請求項1記載の切羽監視装置。
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