JP2005207090A - トンネル掘削機のチャンバー点検・保守方法及び装置並びに該装置を備えたトンネル掘削機 - Google Patents

トンネル掘削機のチャンバー点検・保守方法及び装置並びに該装置を備えたトンネル掘削機 Download PDF

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Abstract

【課題】 トンネル掘削機や切羽の点検・保守作業を人為的作業に依存することなく機械的かつ能率的に行なって点検・保守にかかる作業時間を大幅に短縮する。
【解決手段】 筒状をなす掘削機本体1の前部に固定されて内部への掘削土砂の侵入を阻止するバルクヘッド2と、該バルクヘッドの前方に装着されて回転駆動により前方の切羽を掘削するカッタヘッド4との間に、掘削土砂を集積するためのチャンバー7を画成してなるトンネル掘削機において、前記バルクヘッド2の後面側に位置してチャンバー点検・保守装置10を設けると共に、該チャンバー点検・保守装置は、バルクヘッド2に設けたゲート11に開閉される固定外筒12内にマニピュレータ16を、前記ゲートの開時にはチャンバー内への進出が可能に格納すると共に、前記マニピュレータ16の先端部に点検用カメラ18とレンズ洗浄用高圧水ノズル19及び圧密土砂洗浄用高圧水ノズル20とを取り付けてなる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、トンネル掘削機のチャンバー内に挿入されたマニピュレータを介してトンネル掘削機や切羽の点検・保守を行うトンネル掘削機のチャンバー点検・保守方法及び装置並びに該装置を備えたトンネル掘削機に関する。
図6に従来のトンネル掘削機の概略を示す。
図示のように、円筒形状をなす掘削機本体100の前部にはバルクヘッド101が固定されており、このバルクヘッド101には軸受102を介してカッタヘッド103の回転軸104が回転自在に支持されている。このカッタヘッド103は前面部に前方の切羽を掘削するカッタビット105が多数取り付けられていると共に、同カッタヘッド103とバルクヘッド101との間には、掘削土砂を集積するチャンバー106が形成されている。このチャンバー106内にはスクリューコンベヤ107の先端が臨入され、チャンバー106内の掘削土砂が掘削機本体100後方へ排出可能になっている。そして、カッタヘッド103の後部には駆動モータ108が装着され、この駆動モータ108によってカッタヘッド103が回転されるようになっている。
従って、駆動モータ108を駆動しカッタヘッド103を回転させた状態で、図示しないシールドジャッキ等によって掘削機本体100を前進させると、カッタヘッド103のカッタビット105が前方の切羽を掘削することができる。そして、掘削土砂はカッタヘッド103のスリット等からチャンバー106内に取り込まれ、ここからスクリューコンベヤ107及び排土管等によってトンネルの外部に排出される。
特開平4−118499号公報
ところで、上述したトンネル掘削機の稼働下において、土砂の粘着力が高い場合、掘削された土砂がチャンバー106内で付着圧密され、スクリューコンベヤ107まで流れ込むことがきわめて困難となり、掘進能率が低下する。同様に、カッタビット105が摩耗しても掘進能率が低下する。更に、切羽に存在する障害物と遭遇すれば、掘進不能となる場合もある。
上述した掘進能率の低下や掘進不能時は、従来、作業員がチャンバー106内に入って、圧密された土砂の除去や、カッタビット105の点検や交換、切羽状況の確認等の作業を行っていた。
しかしながら、作業員がチャンバー106内に入り、安全に作業を行うためには、薬液注入工法や凍結工法等により予め地盤を改良する必要があり、そのための長期にわたる作業期間と多大な地盤改良費用が必要となるという問題点があった。また、圧気工法を併用する場合も多く、この場合は苛酷な環境下における作業員の負担が大きくなると共に作業能率も低下するという不具合があった。
尚、特許文献1では、シールド掘進機のカッタビット交換方法及び装置として、チャンバー内にマニピュレータを装備した作業函を進出させ、この作業函内からマニピュレータ及びマニピュレータ先端に装着したカッタビット交換治具を遠隔操作してカッタヘッド前面のカッタビットを交換する技術が開示されている。
ところが、上記特許文献1に開示された技術にあっては、作業がカッタビットの交換だけに特化されてしまい、上述したような圧密された土砂の除去や、カッタビットの点検、切羽状況の確認等の作業を行なえないことから、トンネル掘削機の長距離施工化に十分に対応することができないという欠点がある。また、チャンバー内にマニピュレータを装備した作業函毎進出させるため、構造が大掛かりとなってコストアップを招来するという欠点もある。
本発明はこのような問題を解決するものであって、トンネル掘削機や切羽の点検・保守作業を人為的作業に依存することなく機械的かつ能率的に行なって点検・保守にかかる作業時間を大幅に短縮することができるトンネル掘削機のチャンバー点検・保守方法及び装置並びに該装置を備えたトンネル掘削機を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するための本発明に係るトンネル掘削機のチャンバー点検・保守装置は、筒状をなす掘削機本体の前部に固定されて内部への掘削土砂の侵入を阻止するバルクヘッドと、該バルクヘッドの前方に装着されて回転駆動により前方の切羽を掘削するカッタヘッドとの間に、掘削土砂を集積するためのチャンバーを画成してなるトンネル掘削機において、前記バルクヘッドの後面側に位置してチャンバー点検・保守装置を設けると共に、該チャンバー点検・保守装置は、バルクヘッドに設けたゲートに開閉される装置本体内にマニピュレータを、前記ゲートの開時にはチャンバー内への進出が可能に格納すると共に、前記マニピュレータの先端部に点検用カメラと洗浄用高圧水ノズルとを取り付けてなることを特徴とする。
前記洗浄用高圧水ノズルは、前記点検用カメラのレンズ洗浄用高圧水ノズルと圧密土砂を除去・洗浄するための圧密土砂洗浄用高圧水ノズルとからなることを特徴とする。
前記マニピュレータの先端部に、カッタヘッドに取り付けたカッタの摩耗量を計測するためのスケールを付設してなることを特徴とする。
また、本発明に係るトンネル掘削機のチャンバー点検・保守方法は、筒状をなす掘削機本体の前部に固定されて内部への掘削土砂の侵入を阻止するバルクヘッドと、該バルクヘッドの前方に装着されて回転駆動により前方の切羽を掘削するカッタヘッドとの間に、掘削土砂を集積するためのチャンバーを画成してなるトンネル掘削機において、前記バルクヘッドの後面側から同バルクヘッドに設けたゲートの開時にマニピュレータをチャンバー内へ進出させ、このマニピュレータの先端部に取り付けた点検用カメラで目標位置を確認しながらマニピュレータの先端部を目標位置に移動させた後、マニピュレータの先端部に取り付けた洗浄用高圧水ノズルから高圧水を目標物周辺に向け噴射させて目標物周辺を洗浄することを特徴とする。
前記目標物周辺の洗浄後に、点検用カメラで目標物の点検・保守を行なうことを特徴とする。
前記目標物周辺の洗浄後に、点検用カメラのレンズに向けて洗浄用高圧水ノズルから高圧水を噴射してレンズの洗浄を行なうことを特徴とする。
前記点検用カメラをカッタヘッドに取り付けた計測1箇所のカッタに対しマニピュレータにより平行移動させて複数枚の写真を撮影し、各々の画像の重なりより3次元画像を形成し、該3次元画像によりカッタの摩耗量を計測することを特徴とする。
また、本発明に係るトンネル掘削機は、筒状をなす掘削機本体と、該掘削機本体の前部に固定されて内部への掘削土砂の侵入を阻止するバルクヘッドと、該バルクヘッドの前方に装着されて回転駆動により前方の切羽を掘削するカッタヘッドと、前記バルクヘッドとカッタヘッドとの間に画成されて掘削土砂を集積するチャンバーとを備えると共に、前記バルクヘッドの後面側に前記チャンバー点検・保守装置を備えてなることを特徴とする。
本発明の構成によれば、トンネル掘削機や切羽の点検・保守作業を人為的作業に依存することなく機械的かつ能率的に行なって点検・保守にかかる作業時間を大幅に短縮することができる。また、チャンバー内へはマニピュレータのみが進出するので、装置本体側も併せて進出する場合に比べて、装置が大掛かりになることが回避される。
以下、本発明のチャンバー点検・保守方法及び装置並びに該装置を備えたトンネル掘削機を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1を示すトンネル掘削機の概略図、図2は同じくチャンバー点検・保守装置の要部詳細図である。
図1に示すように、トンネル掘削機(泥土圧式シールド掘進機等)の円筒形状をなす掘削機本体1の前部にはバルクヘッド2が固定されており、このバルクヘッド2には軸受3を介してカッタヘッド4の回転軸5が回転自在に支持されている。このカッタヘッド4は前面部に前方の切羽を掘削するカッタビット6が多数取り付けられていると共に、同カッタヘッド4とバルクヘッド2との間には、掘削土砂を集積するチャンバー7が形成されている。
前記チャンバー7内にはスクリューコンベヤ8の先端が臨入され、チャンバー7内の掘削土砂が掘削機本体1後方へ排出可能になっている。また、前記カッタヘッド4の後部には駆動モータ9が装着され、この駆動モータ9によってカッタヘッド4が回転されるようになっている。
従って、駆動モータ9を駆動しカッタヘッド4を回転させた状態で、図示しないシールドジャッキ等によって掘削機本体1を前進させると、カッタヘッド4のカッタビット6が前方の切羽を掘削することができる。そして、掘削土砂はカッタヘッド4のスリット等からチャンバー7内に取り込まれ、ここからスクリューコンベヤ8及び排土管等によってトンネルの外部に排出される。
そして、本実施例では、前記バルクヘッド2の上部にチャンバー点検・保守装置10が図示例では1個設置される。このチャンバー点検・保守装置10はバルクヘッド2の上部に限らず、他の部位に複数個設置されても良い。
前記チャンバー点検・保守装置10は、図2に示すように、バルクヘッド2に組み付けられたゲート11と、該ゲート11の後方に接続されて同ゲート11の開閉によりチャンバー7内と連通・遮断される固定外筒(装置本体)12と、該固定外筒12内を長手方向(掘削機本体1の前後方向)に摺動可能な土砂シール13付きの可動内筒14と、該可動内筒14と固定外筒12との間に架設されて可動内筒14を摺動させるジャッキ15と、同可動内筒14の前面部に支持されたマニピュレータ(もしくは位置制御可能な多軸アームロボット)16とを備える。
前記マニピュレータ16の先端には、取付板17を介して照明及びズーム付きの点検用カメラ18と該点検用カメラ18のレンズ洗浄用高圧水ノズル19と圧密土砂洗浄用高圧水ノズル20とが付設されている。レンズ洗浄用高圧水ノズル19は点検用カメラ18のレンズに向け高圧水(例えば1MPa)を噴射し得るようにノズルの向きが曲げられている。圧密土砂洗浄用高圧水ノズル20は所要部位(目標物)に高圧水(例えば7.5MPa)を噴射して圧密土砂を除去・洗浄し得るように前方に真っ直ぐ指向されている。
前記点検用カメラ18は、マニピュレータ16と共に図示しないケーブルを介して掘削機本体1に搭載された同じく図示しないコントローラに接続されると共に、コントローラには同じく図示しないモニタ装置が接続されている。また、レンズ洗浄用高圧水ノズル19と圧密土砂洗浄用高圧水ノズル20は、図示しないホースを介して掘削機本体1に連結された同じく図示しない後続台車上の同じく図示しない洗浄ポンプユニットに接続されると共に、ジャッキ15は、図示しないホースを介して掘削機本体1に連結された同じく図示しない後続台車上の同じく図示しない油圧ポンプユニットに接続されている。洗浄ポンプユニットと油圧ポンプユニットは前記コントローラにも接続されている。
従って、マニピュレータ16と点検用カメラ18やレンズ洗浄用高圧水ノズル19及び圧密土砂洗浄用高圧水ノズル20の作動がコントローラによって遠隔操作で制御されると共に、点検用カメラ18の画像がモニタ装置に映し出される。
このように構成されるため、トンネル掘削機や切羽の点検・保守作業時には、図においてマニピュレータ16が固定外筒12内に格納された状態でゲート11を開放し(ゲート11の開放は現場での手動のスイッチ操作でも良いし、前述したコントローラによる遠隔操作でも良い)、可動内筒14をジャッキ15の伸長で前方へ移動させれば、マニピュレータ16がチャンバー7内に進出する。このゲート11開放下においても、可動内筒14の外周面には土砂シール13が装着されているので、土砂や泥水が掘削機本体1内に侵入することはない。
そして、マニピュレータ16は例えば6軸の自由度を持って構成されているので、マニピュレータ16先端部の任意位置への移動が、掘削機本体1の後方から遠隔操作で行なえる。この際、点検用カメラ18により、マニピュレータ16前方の状況がモニタ装置に映し出された画像により確認可能である。
チャンバー7内やカッタビット6周辺の圧密土砂を除去・洗浄する場合は、後方のモニタ装置に映し出された画像(以下、モニタ映像という)により圧密位置を確認しながら目的位置にマニピュレータ16先端部を遠隔操作で近づけ、圧密土砂洗浄用高圧水ノズル20から圧密土砂部に向けて高圧水を噴射する。
圧密土砂部が広範囲に渡って存在する場合も、マニピュレータ16先端部を移動させながら圧密部に向け高圧水を連続噴射することにより、容易に圧密土砂を除去することができる。
尚、カッタビット6周辺に圧密付着した土砂を除去・洗浄すれば、カッタビット6のモニタ映像による点検・保守が可能になる。同様に、切羽に存在する障害物周辺を洗浄すれば、モニタ映像による切羽障害物の確認も可能である。
また、圧密土砂洗浄用高圧水ノズル20から高圧水を噴射すれば、跳ね返った噴射水滴や土砂が点検用カメラ18のレンズに付着することにより、モニタ映像が不鮮明になる場合がある。その場合は、付着の都度、レンズ洗浄用高圧水ノズル19からレンズに向けて高圧水を噴射し、レンズを洗浄すれば良い。
点検・保守作業が終了すれば、マニピュレータ16を格納位置に戻し、ゲート11を閉じれば、再度シールド掘進が可能になる。
尚、点検・保守対象物はカッタビット6や切羽に存在する障害物のみならず、モニタ映像可能なもの(例えばチャンバー7内に存在する砂礫や異物、切羽土質の状態等)は全て可能である。また、上述した各点検・保守作業時は、チャンバー7内への土砂の崩壊を防ぐため、バルクヘッド2より切羽側を部分圧気工法にて圧気した状態下で作業を行なっても良い。
このようにして、本実施例では、作業員がチャンバー7内に入ることなく安全に、かつ切羽を開放することなく容易に、圧密土砂の除去やチャンバー7内及び切羽の点検等が可能になる。また、チャンバー7内へはマニピュレータ16のみが進出するので、可動内筒14も併せて進出する場合に比べて装置が大掛かりになることが回避される。
図3は本発明の実施例2を示すチャンバー点検・保守装置の要部詳細図である。
これは、実施例1におけるマニピュレータ16の取付板17にL字状のカッタビット用スケール21を付設し、カッタビット6に付着した土砂を圧密土砂洗浄用高圧水ノズル20からの高圧水で除去・洗浄した後、スケール21をカッタビット6の摩耗部に沿わせ、スケール21に表示された目盛でカッタビット6(厳密にはチップ6a)の高さをモニタ映像を通して計測し得るようにした例である。
これによれば、実施例1と同様の作用・効果に加えて、カッタビット6の点検・保守も容易に行なえるという利点が得られる。
図4は本発明の実施例3を示すチャンバー点検・保守装置の要部詳細図である。
これは、実施例2と同様に、実施例1におけるマニピュレータ16の取付板17にV溝型の計測部を備えたローラカッタ用スケール22を付設し、カッタヘッド4に装着されたローラカッタ6Aに付着した土砂を圧密土砂洗浄用高圧水ノズル20からの高圧水で除去・洗浄した後、スケール22のV溝型の計測部をローラカッタ6Aの外周摩耗部に後方より挿入して、ローラカッタ6Aとスケール22の間に生じた隙間aをモニタ映像を通して読み取ることにより、摩耗量を計測し得るようにした例である。尚、ローラカッタ6Aは掘進時カッタヘッド4の回転に伴い自身も回転するため、摩耗はローラカッタ6Aの外周に対し均一に生じる。そのため、計測位置はローラカッタ6Aの後方でも良い。
これによれば、実施例1と同様の作用・効果に加えて、ローラカッタ6Aの点検・保守も容易に行なえるという利点が得られる。
図5は本発明の実施例4を示すチャンバー点検・保守装置の要部詳細図である。
これは、実施例1におけるチャンバー点検・保守装置を用い、計測1箇所のカッタビット6に対し平行移動させた複数枚の写真を点検用カメラ18で撮影し、コントローラの画像処理部で各々の画像の重なりより3次元画像を形成し、該3次元画像によりカッタビット6(厳密にはチップ6a)の高さを計測し得るようにした例である。
これによれば、実施例1と同様の作用・効果に加えて、スケールを用いることなくカッタビット6又はローラカッタ6Aの点検・保守も容易に行なえるという利点が得られる。
本発明に係るトンネル掘削機は、泥土圧式シールド掘進機に限らず、土圧式シールド掘進機、泥水式シールド掘進機、機械式シールド掘進機やトンネルボーリングマシーン(TBM)等にも適用することができる。
本発明の実施例1を示すトンネル掘削機の概略図である。 同じくチャンバー点検・保守装置の要部詳細図である。 本発明の実施例2を示すチャンバー点検・保守装置の要部詳細図である。 本発明の実施例3を示すチャンバー点検・保守装置の要部詳細図である。 本発明の実施例4を示すチャンバー点検・保守装置の要部詳細図である。 従来のトンネル掘削機の概略図である。
符号の説明
1 掘削機本体、2 バルクヘッド、3 軸受、4 カッタヘッド、5 回転軸、6 カッタビット、6A ローラカッタ、7 チャンバー、8 スクリューコンベヤ、9 駆動モータ、10 チャンバー点検・保守装置、11 ゲート、12 固定外筒、13 土砂シール、14 可動内筒、15 ジャッキ、16 マニピュレータ、17 取付板、18 照明及びズーム付きの点検用カメラ、19 レンズ洗浄用高圧水ノズル、20 圧密土砂洗浄用高圧水ノズル、21 カッタビット用スケール、22 ローラカッタ用スケール。

Claims (8)

  1. 筒状をなす掘削機本体の前部に固定されて内部への掘削土砂の侵入を阻止するバルクヘッドと、該バルクヘッドの前方に装着されて回転駆動により前方の切羽を掘削するカッタヘッドとの間に、掘削土砂を集積するためのチャンバーを画成してなるトンネル掘削機において、前記バルクヘッドの後面側に位置してチャンバー点検・保守装置を設けると共に、該チャンバー点検・保守装置は、バルクヘッドに設けたゲートに開閉される装置本体内にマニピュレータを、前記ゲートの開時にはチャンバー内への進出が可能に格納すると共に、前記マニピュレータの先端部に点検用カメラと洗浄用高圧水ノズルとを取り付けてなることを特徴とするトンネル掘削機のチャンバー点検・保守装置。
  2. 前記洗浄用高圧水ノズルは、前記点検用カメラのレンズ洗浄用高圧水ノズルと圧密土砂を除去・洗浄するための圧密土砂洗浄用高圧水ノズルとからなることを特徴とする請求項1記載のトンネル掘削機のチャンバー点検・保守装置。
  3. 前記マニピュレータの先端部に、カッタヘッドに取り付けたカッタの摩耗量を計測するためのスケールを付設してなることを特徴とする請求項1又は2記載のトンネル掘削機のチャンバー点検・保守装置。
  4. 筒状をなす掘削機本体の前部に固定されて内部への掘削土砂の侵入を阻止するバルクヘッドと、該バルクヘッドの前方に装着されて回転駆動により前方の切羽を掘削するカッタヘッドとの間に、掘削土砂を集積するためのチャンバーを画成してなるトンネル掘削機において、前記バルクヘッドの後面側から同バルクヘッドに設けたゲートの開時にマニピュレータをチャンバー内へ進出させ、このマニピュレータの先端部に取り付けた点検用カメラで目標位置を確認しながらマニピュレータの先端部を目標位置に移動させた後、マニピュレータの先端部に取り付けた洗浄用高圧水ノズルから高圧水を目標物周辺に向け噴射させて目標物周辺を洗浄することを特徴とするトンネル掘削機のチャンバー点検・保守方法。
  5. 前記目標物周辺の洗浄後に、点検用カメラで目標物の点検・保守を行なうことを特徴とする請求項4記載のトンネル掘削機のチャンバー点検・保守方法。
  6. 前記目標物周辺の洗浄後に、点検用カメラのレンズに向けて洗浄用高圧水ノズルから高圧水を噴射してレンズの洗浄を行なうことを特徴とする請求項4又は5記載のトンネル掘削機のチャンバー点検・保守方法。
  7. 前記点検用カメラをカッタヘッドに取り付けた計測1箇所のカッタに対しマニピュレータにより平行移動させて複数枚の写真を撮影し、各々の画像の重なりより3次元画像を形成し、該3次元画像によりカッタの摩耗量を計測することを特徴とする請求項4,5又は6記載のトンネル掘削機のチャンバー点検・保守方法。
  8. 前記請求項1乃至3のいずれかに記載したチャンバー点検・保守装置を備えたトンネル掘削機であって、筒状をなす掘削機本体と、該掘削機本体の前部に固定されて内部への掘削土砂の侵入を阻止するバルクヘッドと、該バルクヘッドの前方に装着されて回転駆動により前方の切羽を掘削するカッタヘッドと、前記バルクヘッドとカッタヘッドとの間に画成されて掘削土砂を集積するチャンバーとを備えると共に、前記バルクヘッドの後面側に前記チャンバー点検・保守装置を備えてなることを特徴とするトンネル掘削機。
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