JP4002939B1 - レーザマーキング方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 レーザ加工可能の品物の内外にレーザマーキングを施し、これにより品物の特定,内容,所属を確認しその情報管理,安全性の確保,危険防止,盗難防止,偽造防止等を行う情報所属管理用のレーザマーキング方法と展示物等の説明,サービスを受けるための電子カードの盗難防止方法及び所有物の電子的確認処理方法を提供する。
【解決手段】 品物の1つであるカバン2の内又は外にはレーザマーキング1が形成される。このレーザマーキング1をバーコードリーダ(QRコードリーダ)3やパソコン4を用いて管理することにより種々の情報や所属管理ができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 品物の1つであるカバン2の内又は外にはレーザマーキング1が形成される。このレーザマーキング1をバーコードリーダ(QRコードリーダ)3やパソコン4を用いて管理することにより種々の情報や所属管理ができる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、レーザ加工可能なすべての対象物に、この対象物の特定,内容,所属等を管理確認するためのレーザマーキング方法に関する。
最近のレーザマーキングの発達により、対象物にレーザマーキングを施してその対象物の管理を行う種々の技術や方法が開示されている。例えば、「特許文献1」や「特許文献2」が挙げられる。また、建物内に設けられている展示物等の説明に関する装置として「特許文献3」がある。
特開2001−297301(図1)
特開2001−4412(図1)
特開平9−16113
「特許文献1」の「特開2001−297301」の「部品管理システム」は、航空機のエンジン部品等の重要部品にその部品の内容を示すための二次元コードをレーザマーキングしてその安定管理を行うものであり、内容としては部品番号や製造番号等が挙げられる。
また、「特許文献2」の「特開2001−4412」の「測定機器の情報管理方法」は、測定機器に二次元コードをレーザ加工によって施して測定機器の変位検出方式を特定するものであり、かつその測定機器の校正データを含むものである。
また、「特許文献2」の「特開2001−4412」の「測定機器の情報管理方法」は、測定機器に二次元コードをレーザ加工によって施して測定機器の変位検出方式を特定するものであり、かつその測定機器の校正データを含むものである。
以上の「特許文献1」及び「特許文献2」は夫々特徴を有するものであるが、情報管理としての巾が狭く、この発明のような広範囲な情報及び所属管理を目的としたものではない。また、他の公知技術もこの発明とは目的、効果において大きく相異するものである。
対象物としては色々のものがあるが、例えば、日常携帯使用している商品が忘れ物になることが通常よくある。また、車や自転車の盗難も多発している。また、パスポートやカードの偽造も多発している。また、空港等において自分の荷物を早期に発見できない場合も多い。また、試験用の標準品で内部に形成されているものを特定させるには従来はラベルを用いるしかなかった。また、医療関係の器具についてもその内容,経歴等が不明確の場合が多く、医療ミスの原因となる場合も多い。これ等の問題点を解決するために対象物にマーキングをすることが考えられ前記のように実施されているが、対象物が多岐にわたり、対象物がレーザによってマーキングできない場合も多く、特に袋や容器に入っているものをそのままでレーザマーキングできない場合が多い。
「特許文献3」の「特開平9-16113号」の「個別応答形展示説明機」は展示品に
関する説明を見学者に行うための電子的な説明機に関するものであるが、このサービスを受けるための電子カードについては説明されておらず、その電子カードの盗難防止についても開示するものではなく、この発明とは相違するものである。なお、この発明と類似する公知技術は本願出願人の調査では発見されない。
関する説明を見学者に行うための電子的な説明機に関するものであるが、このサービスを受けるための電子カードについては説明されておらず、その電子カードの盗難防止についても開示するものではなく、この発明とは相違するものである。なお、この発明と類似する公知技術は本願出願人の調査では発見されない。
この発明は、以上の問題点をすべて解決するもので出願人がノウハウとして所有しているレーザ加工技術を用いて対象物にレーザマーキングを施し、その特性、内容、所属等を明らかにして前記の問題点の発生を防止し対象物の安全管理と盗難や偽造防止等を効果的に実施できる情報所属管理用のレーザマーキング方法を提供することを目的とする。
以上の目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
請求項1の発明は、対象物にレーザマーキングを行うためのレーザマーキング方法であって、透明又は半透明部材により対象物をカバーし、対象物に透明又は半透明部材を介してレーザを照射して任意の形態にマーキングをし、マーキングをした後に、前記透明又は半透明部材を除去することを特徴とする。
請求項1の発明は、対象物にレーザマーキングを行うためのレーザマーキング方法であって、透明又は半透明部材により対象物をカバーし、対象物に透明又は半透明部材を介してレーザを照射して任意の形態にマーキングをし、マーキングをした後に、前記透明又は半透明部材を除去することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、対象物にレーザマーキングを行うためのレーザマーキング方法であって、紬薬により前記対象物をカバーし、対象物に前記紬薬を介してレーザを照射して任意の形態にマーキングをし、マーキングをした後に、紬薬を除去することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、対象物にレーザマーキングを行うためのレーザマーキング方法であって、カーボン紙により前記対象物をカバーし、対象物にカーボン紙を介してレーザを照射して任意の形態にマーキングをし、マーキングをした後に、カーボン紙を除去することを特徴とする。
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
請求項1に記載の発明では、透明又は半透明部材により対象物をカバーし、対象物に透明又は半透明部材を介してレーザを照射して任意の形態にマーキングをし、マーキングをした後に、透明又は半透明部材を除去することで、マーキングが容易にでき、またレーザマーキングが簡便に行われ、対象物の外部のみならず内部にもできマーキング消滅が少ない。また、レーザマーキングのため二次公害が生じない。
請求項1に記載の発明では、透明又は半透明部材により対象物をカバーし、対象物に透明又は半透明部材を介してレーザを照射して任意の形態にマーキングをし、マーキングをした後に、透明又は半透明部材を除去することで、マーキングが容易にでき、またレーザマーキングが簡便に行われ、対象物の外部のみならず内部にもできマーキング消滅が少ない。また、レーザマーキングのため二次公害が生じない。
請求項2に記載の発明では、紬薬により対象物をカバーし、対象物に紬薬を介してレーザを照射して任意の形態にマーキングをし、マーキングをした後に、紬薬を除去することで、カバーしてレーザ加工がやり難いものに適用され、適用範囲の拡大化が図れ、レーザマーキングのため二次公害が生じない。
請求項3に記載の発明では、カーボン紙により対象物をカバーし、対象物にカーボン紙を介してレーザを照射して任意の形態にマーキングをし、マーキングをした後に、カーボン紙を除去することで、対象物にカーボン紙を乗せることによりレーザマーキング
が可能となり、レーザマーキングできる対象物や部材の範囲の拡大が図れ、レーザマーキングのため二次公害が生じない。
が可能となり、レーザマーキングできる対象物や部材の範囲の拡大が図れ、レーザマーキングのため二次公害が生じない。
以下、この発明の情報所属管理用のレーザマーキング方法の実施の形態を図面を参照して詳述する。なお、この方法を実施するための特殊のレーザ加工については出願人のノウハウであり、ここでは開示できないが、以下のレーザ加工ができることが実証されている。
レーザマーキングを行うための対象物としては固定的の商品のすべてであり、表面処理をしたものにも適用される。また、材質としては金属,プラスチック,ガラス,セラミックス等が挙げられ、形態は自由である。また、商品等の外部のみならず内部描画も勿論可能である。
図1(a)は商品の1つであるカバン2の外部にレーザマーキング1を施したものであり、図1(b)はカバン2の内部にレーザマーキング1をしたものである。このマーキングの内容はレーザ加工可能のすべてのものでよく、文字,画像,彫刻,模様等が施すと共に、これ等とQRコードとを併設したものでもよい。
このレーザマーキングされた文字等やQRコードを読取るにはバーコードリーダ(QRコードリーダ)3が必要であり、これをパソコン4に連結することにより、色々の情報管理や所属管理ができる。
このレーザマーキングされた文字等やQRコードを読取るにはバーコードリーダ(QRコードリーダ)3が必要であり、これをパソコン4に連結することにより、色々の情報管理や所属管理ができる。
レーザマーキングを施すことにより、例えば、カバン2の紛失時における忘れ物早期返還が可能となり、盗難防止や偽物(ブランド)の防止ができる。また、海外に行く時の受付けチェックの簡便化や空港における自分のカバン1の発見が容易である。また、自動車の車両ナンバに適用した場合、ナンバを交換させることの防止にもなる。
また、パソコン4を用いる管理によって保管管理の効率化,保管人の低減,海内外の遠隔化における行き先管理も容易にでき、サービスの向上が図れる。なお、レーザマーキングは微細な加工が可能であり、極めて小形に形成される。
また、パソコン4を用いる管理によって保管管理の効率化,保管人の低減,海内外の遠隔化における行き先管理も容易にでき、サービスの向上が図れる。なお、レーザマーキングは微細な加工が可能であり、極めて小形に形成される。
実施例1は品物の1つであるカバン2の内外にレーザマーキングをしたものを示したが、本実施例では袋体5内に収納されている品物6や容器7内に収納されている品物6に対して、レーザマーキングをするものを示す。この場合、袋体5及び容器7は透明又は半透明のものが必要である。このような状態でレーザマーキングを行うことができるため、わざわざ品物6を袋体5や容器7から取り出す必要がなく、便利で、かつ衛生的なマーキングを行うことができる。
図3はガラス又はミラー8にレーザマーキング1を施したものを示す。ガラスやミラーに損傷を与えることなくマーキングをすることができる。
図4は内部に所定の大きさのキズ9を形成してなる内部キズ試験片10の表面にレーザマーキング1を施したものである。勿論、このレーザマーキング1の中にはQRコードも含まれる。内部キズ標準試験片10(以下、試験片という)は内部キズの発生している品物の内部キズの有無や大きさを検出するための検出装置の検出基準値を特定するためのものであり、内部のキズ9の寸法や試験片10そのものの材質等を予め知る必要がある。このためには従来のようなラベル貼付でなく、レーザマーキング1によって試験片10を特定することが必要である。本実施例はそれを示すものである。
図5はQRコードの一例を示すものである。QRコードとしては15桁以上もできるので例えば最初の4桁は国別,後の桁には形態番号,電話番号,郵便番号,パスポート番号,国旗等を形成することができる。これ等の2つ以上を組み合わせることにより、偽造防止と早期発見,盗難抑止力の大きな効果が生ずる。
図6は対象物の1つであるカバン2に直接レーザマーキング1をしないでカバン2に別体のラベル13やストラップ体14を貼付や吊下げし、このラベル13やストラップ体14にカバン2を特定するレーザマーキング1を設けたものである。
カバン2に直接レーザマーキング1をすることを望まない場合や、カバン2の形状によってレーザマーキング1を施すことが難しい場合に有効である。また、これ等のラベル13やストラップ体14は別体のためレーザマーキングの作業が容易にできる。
カバン2に直接レーザマーキング1をすることを望まない場合や、カバン2の形状によってレーザマーキング1を施すことが難しい場合に有効である。また、これ等のラベル13やストラップ体14は別体のためレーザマーキングの作業が容易にできる。
図7はレーザ加工し難い品物11にレーザマーキング1を施す実施例を示す。この場合は、まず、品物11のレーザ加工側の面に釉薬12を塗布した後図6(a)に示すようにレーザマーキングを施し、図6(b)に示すようにレーザマーキング1の形成後において釉薬12を取り除くものである。
図8はレーザ加工し難い品物11であるが前記の実施例7の釉薬を塗布してもレーザ加工のできない場合のレーザマーキング手段の1つを示す。この場合、品物11の加工面にカーボン紙15を乗せることによりレーザ加工ができる。
例えば、科学館等において、その内部に展示してある種々の展示品については詳しく説明するサービスを受けることが望まれている。その展示物について説明員が居れば説明,サービスを受けることが可能であるが、本発明ではQRコードで作成されるICタグを展示品の所に備えてある読取装置に挿入することにより、その展示品の説明,サービスを受けるようにしたものである。このようにICタグを展示品に対応させて作成し、これにより入場者はそのICタグを用いて展示品に関する説明サービスを受けることができる。しかしながら、科学館を退場する際にこのICタグを入場者が持ち帰る場合もあり、新しく作成する必要が生じる。よって、このICタグの他に、入場者を特定する入場者特定電子カードを同時発行し、退場時においてICタグとこの入場者特定カードを返却装置に挿入して返却確認をとることにより退場が出来るようにすると盗難、紛失が防止される。但し、セキュリティの面から入場者特定電子カードのレーザマーキングの内容としては暗証番号的なものや特定のパスワードを用いたものが望ましい。
所有物は所有者の意志に反して遺失したり、盗難にあったりする。また、盗難等により所有物が所有者の知らない所で不正取引される等のトラブルが多発している。このようなトラブルを防止するため所有物の適切な処理が必要である。従来では、このような場合の適切な処理方法がなく、またあったとしても個人情報が守れない問題点があった。この実施例10はこのようなトラブルを防止し、所有物の適切な処理を電子的に行う方法を開示するものである。なお、この所有物の電子的確認処理方法は図10に示す手順に従って行われる。
まず、第1の手順として所有者の所有物に直接又はこれに貼付等されている部材に所有者専用の暗証番号,サイン,所有者の顔写真,所在,所属等Q個人情報をレーザマーキングによりマークする(ステップ100)。次に、このレーザマーキングされた内容を特定の中央処理機関に電子登録し保管する(ステップ101)。勿論、この中央処理機関は個人情報を秘密保持する責任を有するものであり、公的に認められる機関が望ましい。次に、レーザマーキングの内容を読み取りできるバーコードリーダ(QRコードリーダ)を中央処理機関で予め準備する(ステップ102)。次に、このバーコードリーダ(QRコードリーダ)を中央処理機関の指定する所有物処理機関に配布する(ステップ103)。所有物処理機関は、所有物の所有者からの申し出等により所有物をバーコードリーダ(QRコードリーダ)確認し、その内容を中央処理機関に連絡する(ステップ104)。以上のステップにより、所有物が所有者に正しく返還され、また、不正取引等も防止される。
以上において、色々の実施例を示したが、この発明は以上のものや内容に限定するものではなく、同一技術的範疇のものが適用されることは勿論である。
この発明は、レーザ加工可能のすべての品物に対して適用可能であり、その利用範囲は極めて広く、かつその品物の種々の管理がタイムリーに、かつ確実に行われる。
1 レーザマーキング
2 カバン
3 バーコードリーダ(QRコードリーダ)
4 パソコン
5 袋体
6 品物
7 容器
8 ガラス又はミラー
9 キズ
10 内部キズ標準試験片
11 品物
12 釉薬
13 ラベル
14 ストラップ体
15 カーボン紙
2 カバン
3 バーコードリーダ(QRコードリーダ)
4 パソコン
5 袋体
6 品物
7 容器
8 ガラス又はミラー
9 キズ
10 内部キズ標準試験片
11 品物
12 釉薬
13 ラベル
14 ストラップ体
15 カーボン紙
Claims (3)
- 対象物にレーザマーキングを行うためのレーザマーキング方法であって、
透明又は半透明部材により前記対象物をカバーし、
前記対象物に前記透明又は半透明部材を介してレーザを照射して任意の形態にマーキングをし、
前記マーキングをした後に、前記透明又は半透明部材を除去することを特徴とするレーザマーキング方法。 - 対象物にレーザマーキングを行うためのレーザマーキング方法であって、
紬薬により前記対象物をカバーし、
前記対象物に前記紬薬を介してレーザを照射して任意の形態にマーキングをし、
前記マーキングをした後に、前記紬薬を除去することを特徴とするレーザマーキング方法。 - 対象物にレーザマーキングを行うためのレーザマーキング方法であって、
カーボン紙により前記対象物をカバーし、
前記対象物に前記カーボン紙を介してレーザを照射して任意の形態にマーキングをし、
前記マーキングをした後に、前記カーボン紙を除去することを特徴とするレーザマーキング方法。
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