JP4002788B2 - 急須 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、日本茶等の飲料を注ぐ際に用いられる急須に関する。
【0002】
【従来の技術】
古来より、日本茶を注ぐために急須が広く用いられている。この急須は、急須本体と蓋体とから構成されていて、茶葉およびお湯を急須本体の内部に入れるときは、急須本体の開口部を覆っている蓋体を取り外す。茶葉およびお湯を入れた後に再び開口部を覆うように蓋体を取り付ける。所定時間経過後して、お茶の飲み頃となったときには、取手を握って急須をわずかに傾けて注ぎ口からお茶を茶碗に注ぐ。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、手で取手を持ってお茶を注いでいると、急須本体の内部のお茶が徐々に減少する。お茶が減少すると、お茶の流量を確保し、または注ぎ易くするために、自然に急須をさらに傾けてゆく。ところが、急須の傾斜角度をきつくしてゆくと、しばしば蓋体の急須本体との係合状態が解かれ、蓋体が脱落してしまう。しかも、急須本体の内部には、熱湯が存するため、蓋体の脱落は常にやけどの可能性を伴い、非常に危険なものとなっている。また、蓋体の脱落によって、蓋体が茶碗の一部に当たったり、茶碗の中に入ってしまうことが生ずる。すると、茶碗が割れたり、茶碗内のお茶がこぼれてしまうこととなる。
【0004】
そこで、お茶を注ぐ際に、安全性を確保するため、手で蓋体を抑えた状態で注ぐこととなる。しかしながら、一方の手で急須を持ちながら、他方の手で蓋体を押さえてお茶を注ぐ場合、両方の手を同時に傾けると、姿勢が窮屈になってしまう。また、蓋体部分は、熱湯の湯気が当たる部分であり、温度が上昇しやすい部分である。このため、できるならこの蓋体にはさわりたくないという気持ちが生ずる。また、例えば緊急の来客時には、一方の手でお茶を注ぎながら、他方の手で茶碗を移動させる等、蓋体を押さえる以外の他の作業が必要となることも多い。その場合には、やむを得ず片手でお茶を注ぐこととなり、上述のような危険を伴いながらの作業となる。
【0005】
また、従来の急須は、蓋体部分に外気に常時つながる孔が設けられているか、全く設けられていない構成となっている。常時、外気につながる孔を設けると、注ぎはスムーズになるものの、外気が入りお湯(お茶)が冷めやすい。外気に常時つながる孔が設けられていない場合、お湯は冷めにくいが注ぎの際にすみやかな注ぎを行いにくい。
【0006】
また、従来の急須は、急須本体中のお湯(お茶)の湯気が蓋体の底面に付着し、そこで冷え、再度お湯の中に落ちるという現象が生じている。このため、お茶の味が落ちたり、お湯の温度が低下する場合もある。また、従来の急須では開口部が円形であるため、その開口部に嵌入させる蓋体も円形状とし、どのような位置でも開口部を塞ぐようにされている。この構成は、蓋体を開口部に嵌入させる場合、きわめて好都合であるが、蓋体に空気孔を所定位置に設けたい場合や、蓋体の脱落を防止する手段を設けたい場合等では不都合となる。
【0007】
さらに、従来の急須では、蓋体の重心が急須本体の中心から外方に離れた位置にあるため、急須を少し傾けると、蓋体がずり落ちたり、さらには急須本体から外れてしまうという状態が生じている。
【0008】
本発明は、上記の事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、蓋体を外れにくくし、片手のみでもお茶を容易に注ぐことができる利便性を備えると共に、十分な安全性を有してお茶を注ぐことが可能な急須を提供することにある。また、他の発明は、注ぎの制御が容易となる急須を提供することを目的とする。さらに他の発明は、蓋体の底面に付着した湯気の戻りをできる限り少なくできると共に蓋体が窮す本体から外れにくくする急須を提供することを目的とする。また、他の発明は、蓋体を所定位置関係でのみ急須本体に装着できる急須を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明は、開口部が設けられた急須本体と、この開口部を覆う蓋体とを有する急須において、急須本体に設けられ、蓋体を載置して支持する蓋載置部と、蓋体に設けられ、急須本体の開口部に嵌め込まれる台座部と、台座部に設けられ、蓋体が開口部に嵌め込まれた状態で、蓋載置部のうち蓋体が載置される側とは反対側の裏面に差し掛かる脱落防止手段とを備え、台座部は、内部が中空部となる筒状部に形成されていると共に、蓋載置部に蓋体が載置された場合における筒状部の外周の一部には、中空部に空気を供給するための空気孔が形成されていて、この空気孔は蓋載置部の側縁部分に当接した場合に、塞がれる位置に形成されているものである。
【0010】
このようにすると、脱落防止手段が蓋載置部の裏面に差し掛かった状態で、蓋体が蓋載置部に載置される。それにより、急須本体に蓋体が取り付けられた状態では、片手で急須を持って茶碗にお茶を注ぐ場合でも、脱落防止手段を設けることによって、蓋体が急須本体から外れて脱落するのを防ぐことができる。このため、内部に熱湯が存する急須を片手で持った状態でお茶を注いでも、使用者がやけどするのを防止できる。
【0011】
また、脱落防止手段で蓋体が急須本体から外れるのを防止できるので、片手で急須を持ったままの状態で、該急須を大きく傾けることができる。それにより、お茶を茶碗に入れる流量の勢いを確保したり、急須本体の内部に存するお茶を出し切ることが可能となる。また、片手で茶碗にお茶を注げるので、空いている手で他の作業をすることができ、お茶を茶碗に注ぐ際の利便性が向上する。
また、片手で急須を持つと共に、例えば親指等で蓋体を押さえている場合には、親指を動かして蓋体をスライドさせれば、注ぎ口から注がれるお茶の流量調整を行うことができる。すなわち、空気孔が蓋載置部の側縁部分に当接している状態では、この空気孔が塞がれるので、急須を傾けても中空部の内部に空気を供給することができない。しかしながら、親指を動かして蓋体をずらすと、空気孔が塞がれた状態が解かれ、中空部の内部に空気を供給することができる。それによって、急須を傾けた場合に、お茶を茶碗にゆっくり注ぐことができる。
すなわち、蓋体をずらすことによって、お茶の流量を素早く、かつ簡単に制御することができる。しかも、このお茶の流量調整が、片手のみで行えるので、非常に便利なものとなる。
【0012】
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、蓋体を蓋載置部に載置した場合において、蓋体が蓋載置部に当接する部分が蓋側フランジ部であり、該蓋側フランジ部のうち注ぎ口側が幅広に形成され、取手側が幅狭に形成されていると共に、蓋載置部も、注ぎ口側が幅広に形成され、取手側が幅狭に形成されているものである。
【0013】
このため、幅広の蓋載置部では、幅広の蓋側フランジ部を受け止めることができる。また、幅狭の蓋載置部には、幅狭の蓋側フランジ部を受け止めるものとなる。この場合、蓋側フランジ部が幅狭に形成されていることにより、蓋体の前方側を持ち上げて、該蓋体を急須本体から取り外す場合に、その取り外しをスムーズに行うことができる。また、幅広と幅広とを合わせ幅狭と幅狭とを合わせることで蓋体を開口部に所定の位置関係で係合させることができる。
【0014】
さらに、他の発明は、上述の各発明に加えて更に、蓋体の天井部には、適量の茶葉を急須本体内部に入れる際の目安となる計量部が形成されているものである。このため、急須本体の内部に茶葉を入れるに先立って、計量部に茶葉を盛ることで、急須の容量に適した茶葉の分量を簡単に判別することができる。それによって、お茶を一層おいしい状態で飲むことが可能となる。
【0016】
このため、片手で急須を持つと共に、例えば親指等で蓋体を押さえている場合には、親指を動かして蓋体をスライドさせれば、注ぎ口から注がれるお茶の流量調整を行うことができる。すなわち、空気孔が蓋載置部の側縁部分に当接している状態では、この空気孔が塞がれるので、急須を傾けても中空部の内部に空気を供給することができない。しかしながら、親指を動かして蓋体をずらすと、空気孔が塞がれた状態が解かれ、中空部の内部に空気を供給することができる。それによって、急須を傾けた場合に、お茶を茶碗にゆっくり注ぐことができる。
【0017】
すなわち、蓋体をずらすことによって、お茶の流量を素早く、かつ簡単に制御することができる。しかも、このお茶の流量調整が、片手のみで行えるので、非常に便利なものとなる。
【0018】
また、他の発明の急須は、開口部が設けられた急須本体と、この開口部を覆う蓋体とを有する急須において、急須本体に設けられ、蓋体を載置して支持する蓋載置部と、蓋体に設けられ、急須本体の開口部に嵌め込まれる台座部とを備え、台座部は、内部が中空部となる筒状部に形成されていると共に、蓋載置部に蓋体が載置された場合における筒状部の外周に該中空部に空気を供給するための空気孔が形成されていて、この空気孔は蓋載置部の側縁部分に当接した場合に、塞がれる位置に形成されている。
【0019】
この発明の急須では、蓋体をわずかにずらすことによって、蓋体の中空部への空気の流入を可能としている。このため、中空部が密閉状態となり、その結果、お湯(お茶)の注ぎ具合をゆっくりしたものとしたり、中空部の密閉状態を解きもう少し速く注ぐことができる状態としたりすることができる。すなわち、蓋体をずらすことによって、お茶の流量を素早く、かつ簡単に制御することができる。しかも、このお茶の流量調整が、片手のみで行えるので、非常に便利なものとなる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態に係る急須10について、図1から図4に基づいて説明する。なお、図1は、本実施の形態に係る急須10を示す図で、急須本体11に蓋体12が取り付けられる前の様子を示す側断面図である。また、図2は、急須本体11に蓋体12が取り付けられた後の急須10の様子を示す側断面図である。この図に示すように、急須10は、全体が例えば陶器から形成されていて、急須本体11と蓋体12とから構成されている。このうち、急須本体11には、その前端側にお茶を茶碗に注ぐ注ぎ口13が設けられると共に、後端側に手で把持する取手14が設けられている。
【0031】
ここで、本実施の形態の急須10は、図3に示すように、注ぎ口13の中心線及び取手14の中心線を含む面を対象として、左右面対称となるように設けられている。この場合、蓋体12、注ぎ口13及び取手14は、略同一直線状となるように配置されていて、後述するように、お茶を注ぐ際の操作性の向上を図っている。
【0032】
急須本体11の内部には、お茶を蓄えるための空間となる空洞15が設けられているが、この空洞15に円筒状の茶漉し網16が配置されている。茶漉し網16は、茶葉が注ぎ口13から流出するのを防止するものであり、空洞15に対して着脱自在に設けられている。なお、茶漉し網16は、例えばステンレス製の針金がメッシュ状に設けられることで構成されているが、ナイロン等の樹脂、その他の材料から構成されるものであっても良い。
【0033】
急須本体11のうち、注ぎ口13と取手14の間であって、底部の反対側の部分は、やや扁平した円形状の開口部17となっている。開口部17は、茶葉やお湯を内部に入れるために十分な開口形状を有しているものである。また、この開口部17の周囲は、蓋体12を載置して支持するための蓋載置部18となっている。蓋載置部18は、略平面または開口部17へ向かい僅かに下る傾斜面に形成されている。また、蓋体12を良好に支持するために、後述する筒状部24との間で規定される、所定の寸法を有している。
【0034】
なお、この蓋載置部18は、図1に示すように注ぎ口13側が幅L1とされ幅広に設けられると共に、取手14側が幅狭に設けられている。すなわち、L1>L2とされている。なお、蓋載置部18の注ぎ口13側と取手14側とをつなぐ側面部分は、取手14側と略同一の幅、すなわちL2と略同一の幅とされている。
【0035】
急須本体11の外部であって開口部17の近傍に蓋体12を取り外す際等に指を当てる半円形状の指入れ凹部19が開口部17を挟んで対向する位置に計2個設けられている。
【0036】
注ぎ口13側の幅広の蓋載置部18の前方上部には、蓋体12が注ぎ口13側へ移動するのを防止する、前方側当接部20が設けられている。前方当接部20は、蓋載置部18から見て切り立った壁面状の部分である。また、取手14側の幅狭の蓋載置部18の後方には、蓋体12が取手14側へ移動するのを防止する後方側当接部21が設けられている。なお、後方側当接部21は、取手14の蓋載置部18側の部分を切り欠いて構成されており、前方側当接部20に比べ、より大きく切り立った壁面状に形成されている。
【0037】
このような急須本体11に対して、蓋体12が取り付けられる。蓋体12は、その全体が扁平の傘型を為していて、しかも周囲全体に渡って、他の部分よりも張り出した蓋側フランジ部22を有している。この蓋側フランジ部22が蓋載置部18と当接することで、蓋体12が蓋載置部18によって支持される。なお、蓋側フランジ部22は、蓋載置部18の幅に対応して、注ぎ口13に位置する側の幅M1が幅広に設けられると共に、取手14に位置する側の幅M2が幅狭に設けられている。すなわちM1>M2となっている。また、蓋側フランジ部22の注ぎ口13側と取手14側とをつなぐ側面部分は、取手14側の幅と略同一とされている。
【0038】
また、蓋体12のうち、天井部側(図1及び図2において開口部17から離間する側)は、計量部23となっている。計量部23は、周壁に囲まれて窪んだ状態に形成されていて、ここに茶葉を盛り計量部23から突出した茶葉を取り除き、計量部23の容量と同一な茶葉の量とすると、空洞15に入れるお湯の量に見合った茶葉の分量(具体的には、お茶が一番おいしくなる分量)となるように形成されている。なお、その分量の一例としては、例えば空洞15が一杯となるお湯の量200ccに対して、計量部23に茶葉を盛って一杯としたときに茶葉が6gとなり、お湯と茶葉の分量が釣り合うように設けられている。
【0039】
しかしながら、計量部23に盛る茶葉の分量は、濃い目及び薄目といった夫々の人の好みによって、該計量部23を一杯としたときを基準として、種々変更可能である。なお、計量部23が一杯になるとは、計量部23の底23aと蓋体12の仮想の上部水平線23bとで囲まれるくぼみ部分に茶葉がぎっしり入れられた状態を指す。
【0040】
また、蓋体12のうち、下方側(図1及び図2において空洞15の内部に向かう側)に向かい、台座部としての筒状部24が延出している。筒状部24も、急須本体11と同様に、所定の肉厚を有する中空形状を為すものである。蓋体12が蓋載置部18に載置された場合、この筒状部24は、空洞15の内部に入り込む。また、この筒状部24の下端側から取手14に向かい、脱落防止手段としての舌片部25が延出している。舌片部25は、蓋載置部18であって取手14側の幅狭の蓋載置部18の裏面側と対向するように配置され、後述するように蓋体12が簡単に脱落するのを防止するのに十分な寸法を有するように形成されている。
【0041】
図1、図2及び図4に示すように、筒状部24のうち、取手14側には空気孔26が形成されている。この空気孔26は、筒状部24を貫通して中空部分24aに通じている。そのため、この空気孔26、中空部分24aを介して、空気が空洞15に供給される構成である。
【0042】
中空部分24aは、高さ方向が大きい大径の円柱状となる大空間24bと、径は大空間24bと略同一で、その高さ方向の長さが大空間24bより小さい円板状となる中空間24cと、大空間24bと中空間24cを結ぶ空間で小径の円盤状となる小空間24dとから構成されている。小空間24dを囲む部分は中空部分24aに対して円板状に突出する円形突出部24eとなっている。この円形突出部24eは、蓋体12の底面につけた湯気が落下するのをできる限り防ぐものとなっている。
【0043】
また、円形突出部24eは、さらに、この蓋体12の重心を急須10のより中心側にするためのものである。さらに、円形突出部24eの注ぎ口13側は、急須10を傾けたときに湯気による水分を溜め急須本体11側へ移動しないようにする作用も行う。
【0044】
以上のような構成を有する急須10を用いて、お茶を入れる際の動作について、以下に説明する。
【0045】
まず茶葉を図2の状態または急須本体11から取り外した状態の蓋体の計量部23に盛り、この計量部23にて茶葉が適宜の量であるか否かを計測する。そして、この計量部23で茶葉の大まかな量を計った後に、茶葉を空洞15の茶漉し網16内に入れ、お湯も入れる。この後に、再び開口部17を覆うように蓋体12を取り付けて、お茶の飲み頃となるのを待つ。蓋体12を取り付ける場合、まず舌片部25から最初に空洞15に向けて差し込み、蓋載置部18の裏側にこの舌片部25が差し掛かるようにする。その後に、筒状部24を開口部17に落とし込むことで、該蓋体12の取り付けが為される。
【0046】
蓋体12を前後を逆にして急須本体11に組み込もうとしても組み込むことはできない。これは、舌片部25を注ぎ口13側に入れた場合、蓋体12の後方部分(蓋側フランジ部22の幅広の部分で、図1で長さM1として表示されている部分)が後方側当接部21の存在によって蓋載置部18に載置できない状況となるためである。蓋体12を蓋載置部18上に全面的に載置できるのは、舌片部25を取手14側の蓋載置部18の裏側に差し込む場合のみである。
【0047】
お湯による湯気は、蓋体12の底面12aに付着し、その一部は、急須本体11側に落ちていくが、底面12aの外周部分の湯気は急須本体11ではなく、円形突起部24eに落ち、急須本体11への落下が一部阻止される。
【0048】
そして、お茶の飲み頃となった後に、取手14を手で握り、急須11を持ち上げて茶碗にお茶を注ぐ。このとき、最初は急須10をわずかに傾ける(図5参照)。すると、蓋体12はすべり落ち、蓋体12の前端が前方側当接部20に突き当たると共に筒状部24の前方端が前方側の蓋載置部18に突き当たる。この両部分での突き当たりによって蓋体12の下方へのさらなるすべり落ちは阻止される。なお、両部分で突き当たりをさせずに、少なくとも一方の場所での突き当たりとしても良い。
【0049】
蓋体12が前方へすべり落ちると、空気孔26と後方側の蓋載置部18との間には十分な隙間が発生する。この隙間の発生と共に、例えば指入れ凹部19の近傍の凹みによって、蓋載置部18と蓋側フランジ部22の間に僅かな隙間が生じ、それによって、外部の空気が急須10の内部に所定量ずつ導入される。このため、この状態では、通常では急速に茶碗へお湯が注がれるのに対して、お湯は適正な分量ずつ茶碗に注がれることとなり、茶碗からお茶が飛びはねて出てしまうことがない。
【0050】
その後、急須10内のお湯(お茶)が少なくなり、さらに急須10を傾け、垂直(90度)近くとする(図6参照)。このように急須10を垂直近くに立てても蓋体12の重心Gが蓋体12の回転支点の垂直線上まで届かない位置(図6では蓋体12の先端が回転支点Nでその垂直線の右側)に位置することとなるので、依然として蓋体12は蓋載置部18上に全面的に載置された状態を維持する。
【0051】
さらに、急須10を傾け、図7に示すように垂直または垂直状態を達成させると、蓋体12は、回転支点Nを中心として取手14側の蓋載置部18の裏面に突き当たり、それ以上の回動が阻止される。このため、蓋体12は、急須本体から外れない。また、蓋体12が回動すると空気孔26は、完全に外界とつながり、急須10内のわずかに残っているお湯(お茶)は最も早く茶碗に注がれる。
【0052】
図5、6、7のように急須10を傾けたとき、蓋体12の底面12aに付着した湯気は底面12aをつたって前方側へ落ちていく。そして前方側の突起部24eと底面12aと筒状部24で囲まれた領域に溜まる。このため、冷えた湯気が急須本体11内のお湯へ落ちていくことが防止される。また、このように冷えた湯気が溜まると、蓋体12の重心Gは、より急須本体11側に移行することとなり、蓋体12の回動時期(回動開始角度)が遅れることとなる。
【0053】
以上のように、蓋体12が急須本体11に取り付けられていると、お茶を注ぐために急須10を片手で持った状態で傾けても、舌片部25が蓋載置部18にぶつかって邪魔となり、蓋体12が開口部17を覆ったまま脱落しない。すなわち、通常の使用状態においては、蓋体12が急須本体11から脱落せず、使用者は空洞15等に存するお茶の流量の勢いを確保して注げる。また、片手で持ったままお茶を最後まで出し切れるものとなる。
【0054】
また、再度お茶を注いだり、空洞15を洗浄する場合には、指入れ凹部19に指を入れて蓋体12の前方側を持ち上げて、筒状部24を開口部17から外す。この後に、蓋体12を前方側(注ぎ口13側)に向けてずらすことにより、舌片部25が蓋載置部18の裏面側に差し掛かる状態から外れ、それにより該蓋体12を急須本体11から離す(外す)ことができる。
【0055】
また、お茶の注ぎ方として、次のような方法を行うこともできる。まず、取手14、或いは急須本体11を片手で持つと共に、例えば親指で蓋体12を押さえる。この場合、蓋体12を後方側当接部21に当接する方向に向けて親指で押さえる。すると、空気孔26が蓋載置部18の側縁部に当接かつ蓋体12が蓋載置部18に全面的に載置された状態となり、この蓋載置部18によって空気孔26が塞がれた状態となると共に蓋体12によって開口部17が塞がれた状態となる。
【0056】
そのため、この状態下では、空洞15への空気の供給がされ難くなり、しかも中空部分24a内の空気が取手14側へ移動できないため、急須10を傾けても、注ぎ口13からのお茶の供給がほとんどなされないか、またはゆっくりなされる。
【0057】
しかしながら、急須10を傾けた状態で、蓋体12を前方側当接部20に向けて少しずらすと、中空部分34a内の空気が取手14側へ移動していく。このため、お茶がゆっくり注がれる。また、空気孔26を再度塞ぐと、お湯の出が悪くなる。これにより、お湯の注ぎ速度を加減することができる。
【0058】
また、茶葉12を前方当接部20に向けて少しずらした状態で指入れ凹部19に指を入れて蓋体12を開口部17からわずかに外すと、空気孔26が塞がれた状態が解除されると共に、筒状部24の外周と後側の蓋載置部18との間に隙間が発生する。これによってこの隙間を介して直接に、または空気孔26及び中空部分24aを介して、空洞15に空気が供給される状態となる。それにより、お茶を茶碗に急速に供給することができる。
【0059】
すなわち、使用者は、蓋体12を前後方向にずらしたり、わずかに持ち上げることにより、茶碗にお茶をゆっくり供給する、速く供給するという、動作切替えを瞬時に行うことができる。それにより、通常の急須を用いてお茶を注ぐ場合と比較して、お茶を注ぐ量の調整をきめ細かく行える。
【0060】
このような構成の急須10によれば、片手で急須10をもって急須10を傾けて茶碗等にお茶を注ぐ場合でも、舌片部25によって蓋体12が急須本体11から脱落するのを防ぐことができるので、内部に熱湯が存する急須10を片手で持った状態でお茶を注いでも、使用者がやけどするのを防ぐことができる。また、その傾き角度を急な角度としても、蓋体12が急須本体11から脱落しないので、片手であっても、急須10内のお茶を完全に茶碗等に注ぐことができる。
【0061】
また、舌片部25で蓋体12が急須本体11から外れるのを防ぐことができるので、片手で急須10を持って、急速に傾けることができる。それにより、お茶を茶碗に入れる流量の勢いを確保することが可能となる。また、片手で急須10を持って茶碗にお茶を注げるので、空いている手で他の作業をすることができ、お茶を茶碗に注ぐ際の利便性が向上する。
【0062】
また、急須本体11には、蓋体12を蓋載置部18に載置した場合に、これら注ぎ口13、蓋体12及び取手14が略一直線上に配置される。このように配置することで、例えば注ぎ口13に対し横方向に取手14が設けられている場合と比較して、お茶を注ぐ際に余分なモーメントが手に掛からない。そのため、手に生じる負荷を軽減することができ、お茶を注ぐ際の疲労感を低減できる。
【0063】
さらに、急須本体11には、注ぎ口13側に蓋載置部18から切り立った前方側当接部20が設けられ、取手14側に蓋載置部18から切り立った後方側当接部21が設けられている。しかも、蓋体12の舌片部25は必ず取手14側に配置される。それにより、お茶を茶碗に注ぐため、急須10を傾けた場合に、蓋体12を前方側当接部20で受け止めることができる。さらに、舌片部25によって、急須10を傾けた場合でも、蓋体12の脱落を防止することができる。また、取手14側が下に向くように傾けた場合でも、後方側当接部21で蓋体12を受け止めることができる。それによっても、蓋体12が急須本体11から外れて落下するのを防止することができる。
【0064】
また、蓋体12の蓋側フランジ部22は、蓋載置部18への取付状態において、注ぎ口13側が幅広に形成され、取手14側が幅狭に形成されている。しかも、蓋載置部18も、注ぎ口13側が幅広に形成され、取手14側が幅狭に形成されている。このため、幅広の蓋載置部18では、前方側当接部20での受け止めと相俟って、急須10を傾けてお茶を注ぐ場合に、蓋体12を良好に受け止めることができる。また、幅狭の蓋載置部18は、幅狭の蓋側フランジ部22を受け止めている。このため、蓋体12の前方側を持ち上げて、該蓋体12を急須本体11から取り外す場合に、幅狭の蓋側フランジ部22の係合が外れ、蓋体12の取り外しをスムーズに行うことができる。
【0065】
さらに、蓋体12の天井側に計量部23が設けられることにより、急須本体11の内部に茶葉を入れるに先立って、計量部23に茶葉を一杯に盛ることで、お湯と茶葉の分量が釣り合うように設けられている。このため、計量部23を利用して茶葉を急須本体11の内部に入れることで、最適の茶葉の分量を簡単に入れることができる。それによって、手軽においしいお茶を飲むことが可能となる。
【0066】
また、筒状部24には、空気孔26が形成されていて、しかもこの空気孔26が蓋載置部18の側縁部分に当接した場合に、塞がれるように設けられている。このため、片手で急須10を持つと共に、例えば親指等で蓋体12を押さえると、親指を動かして蓋体12をスライドさせることができる。
【0067】
そして、蓋体12のスライドにより、空気孔26が塞がれて中空部分24aから急須本体11の内部(空洞15)への空気の供給が阻止されたり、或いは空気孔26が開放して急須本体11の内部(取手14側の空洞15)へ空気を供給可能となったりする。それにより、蓋体12のスライドにより、注ぎ口13から注がれるお茶の流量調整を、簡単かつ素早く行うことができる。それによって、急須10を傾けた状態でも、空気孔26が塞がれた状態では、お茶を茶碗に注ぎ難くなるか、ゆっくりのみ注ぐことができるが、この傾けた状態を維持したままで蓋体12をずらすと空気孔26が開放し、お茶を茶碗にかなり速く注ぐことができる。
【0068】
また、蓋体12をわずかに持ち上げれば外気を空洞15へ供給できるので、さらに一層速くお茶を注ぐことができる。しかも、このお茶の流量調整が、取手14をつかんでいない他方の片手のみで行えるので、非常に便利なものとなる。なお、蓋体12の前後動のみであれば、取手14をつかんでいる手のみでも行えるため、一層便利なものとなる。また、蓋体12のわずかな持ち上げも取手14をつかんだ手の指で行うことも可能である。
【0069】
以上、本発明の一実施の形態について述べたが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となっている。例えば、上述の急須本体11の内部(空洞15)に、お湯の量が所定量に達したか否かを視認することが可能な線状の目盛りを設けても良い。
【0070】
また、取手14の位置は、上述の如く蓋体12及び注ぎ口13との間で同一直線上に配置される場合には限られず、他の位置に配置しても良い。さらに、舌片部25は、蓋体12と一体的に設けられた場合について説明しているが、この舌片部25を蓋体12に対して別体的に取り付ける構成としても良い。
【0071】
また、脱落防止手段となる舌片部25を取手14側にくるように配置しているが、注ぎ口13側にくるようにしても良い。また、空気孔26を取手14側にくる位置に設けているが、注ぎ口13側や他の位置にくるように設置しても良い。さらに、突起部24eや空気孔26を設けないようにしたり、計量部23や舌片部25を設けないようにしても良い。また、茶漉し網16は必要なければ空洞15内に配置しないようにしても良い。
【0072】
【発明の効果】
本発明によれば、蓋載置部と脱落防止手段との係合により、急須を傾けてお茶を茶碗に注ぐ場合でも、蓋体が急須本体から脱落するのを防ぐことができる。それにより、片手のみでもお茶を注ぐことができ、お茶を注ぐ際の利便性が向上する。また、片手で急須を傾けてお茶を注いでも、蓋体が脱落しないので、蓋体の脱落により生じるやけどを負うことを防ぎ、十分な安全性を確保することができる。
【0073】
また、他の発明は、注ぎの制御が容易となる急須を得ることができる。さらに他の発明は、蓋体の底面に付着した湯気の戻りをできる限り少なくできると共に蓋体が急須本体から外れにくくする急須を得ることができる。また、他の発明は、蓋体を所定位置関係でのみ急須本体に装着できる急須を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る急須の形状を示す側断面図であり、蓋体が急須本体に取り付けられる前の状態を示す図である。
【図2】図1の急須において、蓋体が急須本体に取り付けられた後の状態を示す側断面図である。
【図3】図1の急須において、急須本体に蓋体が取り付けられた状態での急須の立体形状を示す斜視図である。
【図4】図1の急須において、空気孔及び舌片部が設けられている側から見た蓋体の正面形状を示す図である。
【図5】図1の急須をわずかに傾けた状態であって、急須のお湯(お茶)を省略して示す側断面図である。
【図6】図1の急須を垂直近くまで傾けた側断面図である。
【図7】図1の急須を垂直以上に傾けた側断面図である。
【符号の説明】
10…急須
11…急須本体
12…蓋体
13…注ぎ口
14…取手
15…空洞
16…茶漉し網
17…開口部
18…蓋載置部
20…前方側当接部
21…後方側当接部
22…蓋側フランジ部
23…計量部
24…筒状部(台座部)
25…舌片部(脱落防止手段)
26…空気孔
Claims (4)
- 開口部が設けられた急須本体と、この開口部を覆う蓋体とを有する急須において、
上記急須本体に設けられ、上記蓋体を載置して支持する蓋載置部と、
上記蓋体に設けられ、上記急須本体の開口部に嵌め込まれる台座部と、
上記台座部に設けられ、上記蓋体が上記開口部に嵌め込まれた状態で、上記蓋載置部のうち上記蓋体が載置される側とは反対側の裏面に差し掛かる脱落防止手段とを備え、
上記台座部は、内部が中空部となる筒状部に形成されていると共に、上記蓋載置部に上記蓋体が載置された場合における上記筒状部の外周の一部には、該中空部に空気を供給するための空気孔が形成されていて、この空気孔は上記蓋載置部の側縁部分に当接した場合に、塞がれる位置に形成されていることを特徴とする急須。 - 前記蓋体を前記蓋載置部に載置した場合において、前記蓋体が前記蓋載置部に当接する部分が蓋側フランジ部であり、該蓋側フランジ部のうち注ぎ口側が幅広に形成され、取手側が幅狭に形成されていると共に、前記蓋載置部も、上記注ぎ口側が幅広に形成され、上記取手側が幅狭に形成されていることを特徴とする請求項1記載の急須。
- 前記蓋体の天井部には、適量の茶葉を前記急須本体内部に入れる際の目安となる計量部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の急須。
- 開口部が設けられた急須本体と、この開口部を覆う蓋体とを有する急須において、
上記急須本体に設けられ、上記蓋体を載置して支持する蓋載置部と、
上記蓋体に設けられ、上記急須本体の開口部に嵌め込まれる台座部とを備え、
上記台座部は、内部が中空部となる筒状部に形成されていると共に、前記蓋載置部に前記蓋体が載置された場合における上記筒状部の外周に該中空部に空気を供給するための空気孔が形成されていて、この空気孔は前記蓋載置部の側縁部分に当接した場合に、塞がれる位置に形成されていることを特徴とする急須。
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