JP4002678B2 - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ Download PDF

Info

Publication number
JP4002678B2
JP4002678B2 JP18921098A JP18921098A JP4002678B2 JP 4002678 B2 JP4002678 B2 JP 4002678B2 JP 18921098 A JP18921098 A JP 18921098A JP 18921098 A JP18921098 A JP 18921098A JP 4002678 B2 JP4002678 B2 JP 4002678B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
electric circuit
joint bar
mounting
rivet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18921098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000023435A (ja
Inventor
英樹 須永
滋規 大平
成人 佐野
毅 大庭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Calsonic Kansei Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Kansei Corp filed Critical Calsonic Kansei Corp
Priority to JP18921098A priority Critical patent/JP4002678B2/ja
Publication of JP2000023435A publication Critical patent/JP2000023435A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4002678B2 publication Critical patent/JP4002678B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Brushless Motors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブラシレスモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図15は、従来のブラシレスモータの電気回路の要部を示す断面図であり、図16は、図15のA部を示す側面図である。
【0003】
この従来のブラシレスモータでは、図15,図16に示すように、電気回路基板aの部品面a1に、ステータのコイルを流れる電流の電流方向を切り換えるスイッチング素子bや、電解コンデンサc等の電気回路部品が実装されて、所定の配線パターンを備えた電気回路基板aに、ステータのコイルを流れる電流の電流方向を切り換えてモータシャフトを回転させる駆動回路が形成されており、この駆動回路とステータのコイルとを電気的に接続するため、電気回路基板aの部品面a1に金属製のジョイントバーdが取り付けられている。
【0004】
このジョイントバーdは、平行に配置された第1部材d1と第2部材d2とが互いの一端を連結されて、第2部材d2の振動が第1部材d1に伝達されるのを防止する防振構造を備えており、第1部材d1が電気回路基板aにハンダ固定されて前記駆動回路に接続され、第2部材d2が電気回路基板aを貫通して、部品面a1とは反対側の電気回路基板aのハンダ面a2側へ突出し、このハンダ面a2側へ突出した第2部材d2の先端部分が前記コイルと電気的に導通するコイル用の接続部d3とされている。
【0005】
このため、このブラシレスモータでは、ジョイントバーdのコイル用の接続部d3とステータのコイル側との電気的な接続を、スイッチング素子bや電解コンデンサc等の電気回路部品が実装されていない電気回路基板aのハンダ面a2側で行うことができ、しかも、ステータ側からジョイントバーdの第2部材d2に伝達される振動が第2部材d2から第1部材d1へ伝達されるのを防止して、ジョイントバーdの第1部材d1と駆動回路との電気接続が前記振動で外れるのを阻止することもできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、電気回路基板aの部品面a1には、スイッチング素子bや電解コンデンサc等の電気回路部品が実装されており、スイッチング素子bは、その発熱を放熱する放熱フィンe1を備えたアルミ製のヒートシンクeを抱えている。
【0007】
このため、従来のブラシレスモータには、ジョイントバーdを電気回路基板aに取り付ける際にスイッチング素子bや電解コンデンサc等の電気回路部品やヒートシンクeが邪魔をして、電気回路基板aへのジョイントバーdの取付作業の作業効率が悪い、という問題点がある。
【0008】
そこで、本発明では、従来品と比べて、電気回路基板へのジョイントバーの取付作業の作業効率を向上させることができ、しかも、従来品と同様、ステータのコイル側とジョイントバーとの電気的な接続を電気回路基板のハンダ面側で行うことができ、ステータ側からジョイントバーに伝達される振動によるジョイントバーと駆動回路との電気接続の解除を阻止することもできるブラシレスモータを提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための手段として、請求項1の発明では、電気回路基板の部品面に電気回路部品が実装されて、所定の配線パターンを備えた前記電気回路基板に、ステータのコイルを流れる電流の電流方向を切り換えてモータシャフトを回転させる駆動回路が形成され、電気回路基板に固定されて前記駆動回路に電気的に接続された金属製のジョイントバーが、前記コイルと電気的に導通するコイル用の接続部を備えているブラシレスモータであって、前記電気回路基板に、リベットを挿入させるリベット挿入孔を備えたリベット用ランドが形成され、前記ジョイントバーは、リベットを挿入させる取付孔を有する固定部材と、該固定部材から起立し前記接続部が設けられた起立部材とを備え、前記リベット挿入孔に取付孔を一致させて前記部品面とは反対側の電気回路基板のハンダ面に配置された固定部材が、該ハンダ面側に前記起立部材を配置した状態で、該ハンダ面側から前記取付孔及びリベット挿入孔に挿入されてハンダ面側からかしめられたリベットにより前記リベット用ランドに固着されている、という構成を採用している。
【0010】
このため、請求項1の発明では、駆動回路用の電気回路部品が実装されている電気回路基板の部品面とは反対側のハンダ面に、該ハンダ面側から配置したジョイントバーを該ハンダ面側からリベット固定して、駆動回路にジョイントバーを電気的に接続することができる。
【0011】
ところで、ジョイントバーを電気回路基板にハンダ固定した場合には、ステータ側からジョイントバーに伝達された振動がジョイントバーと電気回路基板とのハンダ固定部に伝わると、ジョイントバーと電気回路基板とのハンダによる固定が前記振動で緩み、ジョイントバーと駆動回路との接続が外れる恐れがある。
【0012】
これに対し、請求項1の発明では、ジョイントバーを電気回路基板にリベット固定したので、ステータ側からジョイントバーの起立部材に伝達される振動によってリベットが外れることは無い。
【0013】
請求項2の発明は、請求項1記載のブラシレスモータであって、前記固定部材に、起立部材とは反対側へ突出する位置決め突部が形成され、該位置決め突部が、前記電気回路基板に形成された位置決め突部挿入孔に挿入されていることを特徴とするものである。
【0014】
このため、請求項2の発明では、固定部材に形成された位置決め突部を、電気回路基板に形成された位置決め突部挿入孔に挿入することにより、電気回路基板のリベット挿入孔に固定部材の取付孔を一致させて、電気回路基板のハンダ面にジョイントバーを配置することができる。
【0015】
加えて、請求項2の発明では、ステータ側からジョイントバーの起立部材に伝達される振動によってジョイントバーの固定部材がリベットを中心に回動するのを、電気回路基板の位置決め突部挿入孔に挿入された固定部材の位置決め突部によって防止することもできる。
【0016】
請求項3の発明は、電気回路基板の部品面に電気回路部品が実装されて、所定の配線パターンを備えた前記電気回路基板に、ステータのコイルを流れる電流の電流方向を切り換えてモータシャフトを回転させる駆動回路が形成され、電気回路基板に固定されて前記駆動回路に電気的に接続された金属製のジョイントバーが、前記コイルと電気的に導通するコイル用の接続部を備えているブラシレスモータであって、前記ジョイントバーは、第1部材と第2部材とが平行に配置された互いの一端を連結されて、第2部材の他端側に設けられた前記接続部の振動が第1部材へ伝達されるのを防止する防振構造を備え、第1部材に設けられた取付突部が、電気回路基板に形成された取付突部挿入孔に、前記部品面とは反対側の電気回路基板のハンダ面側から挿入されて、該ハンダ面側に少なくとも前記接続部を配置した状態で、前記取付突部挿入孔を備えた電気回路基板の取付突部用ランドにハンダ固定されていることを特徴とするものである。
【0017】
この請求項3の発明では、ジョイントバーの第1部材に設けられた取付突部が、電気回路基板に形成された取付突部挿入孔に電気回路基板のハンダ面側から挿入されて、取付突部挿入孔を備えた電気回路基板の取付突部用ランドにハンダ固定されているので、駆動回路用の電気回路部品が実装されている電気回路基板の部品面とは反対側のハンダ面に、該ハンダ面側からジョイントバーを配置してハンダ固定し、駆動回路にジョイントバーを電気的に接続することができる。
【0018】
また、請求項3の発明では、ジョイントバーは、第1部材と第2部材とが平行に配置された互いの一端を連結されて、第2部材の他端側の振動が第1部材へ伝達されるのを防止する防振構造を備えており、第2部材の他端側に、ステータのコイルと電気的に導通するコイル用の接続部が設けられているので、ステータ側から第2部材に伝達される振動が第2部材から第1部材へ伝達されるのを防止することもできる。
【0019】
請求項4の発明は、請求項3記載のブラシレスモータであって、前記取付突部に、取付突部の先端側から基部側へ向かって取付突部の表面から徐々に突出し、前記取付突部挿入孔への取付突部の挿入時には取付突部の表面側へ変位し、挿入完了時には初期位置に弾撥復帰してジョイントバーを電気回路基板に仮固定する弾撥片が設けられていることを特徴とするものである。
【0020】
この請求項4の発明では、ジョイントバーの取付突部に設けられている弾撥片は、取付突部挿入孔への取付突部の挿入時には取付突部の表面側へ変位し、挿入完了時には初期位置に弾撥復帰して、ジョイントバーを電気回路基板に仮固定するので、電気回路基板にジョイントバーをハンダ固定する際には、電気回路基板のハンダ面側からジョイントバーの取付突部を電気回路基板の取付突部挿入孔に挿入することによって、電気回路基板にジョイントバーを仮固定することができる。
【0021】
【発明の効果】
請求項1の発明では、駆動回路用の電気回路部品が実装されている電気回路基板の部品面とは反対側のハンダ面に、該ハンダ面側から配置したジョイントバーを該ハンダ面側からリベット固定して、駆動回路にジョイントバーを電気的に接続することができるので、前記電気回路部品に邪魔されることなく電気回路基板にジョイントバーを取り付けることができ、従って、電気回路基板へのジョイントバーの取付作業の作業効率を向上させることができる。
【0022】
しかも、請求項1の発明では、電気回路基板のハンダ面側にジョイントバーの起立部材を配置した状態でジョイントバーの固定部材が電気回路基板にリベット固定され、その起立部材に、ステータのコイルと電気的に導通するコイル用の接続部が設けられているので、ステータのコイル側とジョイントバーとの電気的な接続を電気回路基板のハンダ面側で行うこともできる。
【0023】
そして、請求項1の発明では、ジョイントバーを電気回路基板にリベット固定したので、ステータ側からジョイントバーの起立部材に伝達される振動によってリベットが外れることは無く、従って、前記振動によるジョイントバーと駆動回路との電気接続の解除を阻止することもできる。
【0024】
請求項2の発明では、固定部材に形成された位置決め突部を、電気回路基板に形成された位置決め突部挿入孔に挿入することにより、電気回路基板のリベット挿入孔に固定部材の取付孔を一致させて、電気回路基板のハンダ面にジョイントバーを配置することができるので、電気回路基板のハンダ面へのジョイントバーの配置が容易で、電気回路基板へのジョイントバーの取付作業の作業効率をより向上させることができる。
【0025】
加えて、請求項2の発明では、ステータ側からジョイントバーの起立部材に伝達される振動によってジョイントバーの固定部材がリベットを中心に回動するのを、電気回路基板の位置決め突部挿入孔に挿入された固定部材の位置決め突部によって防止することもできるので、前記振動によるジョイントバーと駆動回路との電気接続の解除をより確実に阻止することもできる。
【0026】
請求項3の発明では、駆動回路用の電気回路部品が実装されている電気回路基板の部品面とは反対側のハンダ面に、該ハンダ面側からジョイントバーを配置してハンダ固定し、駆動回路にジョイントバーを電気的に接続することができるので、前記電気回路部品に邪魔されることなく電気回路基板にジョイントバーを取り付けることができ、従って、電気回路基板へのジョイントバーの取付作業の作業効率を向上させることができる。
【0027】
しかも、請求項3の発明では、ステータのコイルと電気的に導通するコイル用の接続部が、ジョイントバーの第2部材の他端側に設けられて、電気回路基板のハンダ面側に配置されているので、ステータのコイル側とジョイントバーとの電気的な接続を電気回路基板のハンダ面側で行うこともできる。
【0028】
そして、請求項3の発明では、ステータ側からジョイントバーの第2部材に伝達される振動が第2部材から第1部材へ伝達されるのを防止することができるので、ジョイントバーの第1部材の取付突部と電気回路基板の取付突部用ランドとのハンダによる固定が前記振動によって緩むのを防止して、前記振動によるジョイントバーと駆動回路との電気接続の解除を阻止することもできる。
【0029】
請求項4の発明では、電気回路基板にジョイントバーをハンダ固定する際に、電気回路基板のハンダ面側からジョイントバーの取付突部を電気回路基板の取付突部挿入孔に挿入することによって、電気回路基板にジョイントバーを仮固定することができるので、電気回路基板へのジョイントバーのハンダ固定が容易で、電気回路基板へのジョイントバーの取付作業の作業効率をより向上させることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は、請求項1及び2記載の両発明を併せて実施した実施の形態の一例である第1実施形態を示す破断断面図である。このブラスレスモータ1は、車両空調装置のブロアファンモータとして使用されるものであって、軸受部2を介してモータシャフト3を回転自在に支持するハウジング4に、コイル5を備えたステータ6が設けられ、このステータ6に近接して配置されたフェライト磁石7がヨーク8を介してモータシャフト3に固定されている。
【0031】
モータシャフト3の先端部には、送風用のシロッコファン10が取り付けられ、モータシャフト3の後端部には、フェライト磁石7の回転位置を示すセンサ磁石11が取り付けられ、ハウジング4のモータシャフト3後端側の端部に設けられたフランジ部4aには、リング状の取付金具12及び防振ゴム13を介在させて回路保護ケース20が取り付けられている。
【0032】
この回路保護ケース20は、モータシャフト3先端側に位置するアッパーケース21と、モータシャフト3後端側に位置するロアケース22とからなり、回路保護ケース20内には、ステータ6のコイル5を流れる電流の電流方向を切り換えてモータシャフト3を回転させる駆動回路が収納されている。
【0033】
この駆動回路は、ステータ6のコイル5を流れる電流の電流方向を切り換えるスイッチング素子31や、電解コンデンサ32等の電気回路部品が電気回路基板30の部品面30aに実装されて、所定の配線パターンを備えた電気回路基板30に形成されている。
【0034】
電気回路基板30は、アッパーケース21の頂壁21aに垂設されたボス部23にビス止め固定され、モータシャフト3に対して直交配置されている。スイッチング素子31は、アルミ製のヒートシンク33にビス止め固定され、このヒートシンク33は、スイッチング素子31の発熱を放熱する放熱フィン33aを回路保護ケース20外に露出させて、アッパーケース21の頂壁21aに取り付けられている。
【0035】
電気回路基板30における部品面30aとは反対側のハンダ面30bには、金属製のジョイントバー40がリベット34により固定されており、このジョイントバー40は、前記駆動回路に電気的に接続されていると共に、金属製のバスバー35及びターミナルピン36を介してステータ6のコイル5にも電気的に接続されている。
【0036】
図2は、図1のB部を示す拡大図であり、図3は、図2に示すものの下面図である。図2,図3に示すように、ジョイントバー40は、リベット34を挿入させる取付孔41を有する板状の固定部材42と、この固定部材42の一端から起立する板状の起立部材43と、固定部材42の他端から起立部材43とは反対方向へ突出する位置決め突部44とを備えている。
【0037】
電気回路基板30には、リベット34を挿入させるリベット挿入孔37を備えたリベット用ランド38と、ジョイントバー40の位置決め突部44を挿入させる位置決め突部挿入孔39とが所定位置に形成されている。
【0038】
ジョイントバー40は、電気回路基板30の位置決め突部挿入孔39に位置決め突部44を挿入させ、電気回路基板30のリベット挿入孔37に取付孔41を一致させて電気回路基板30のハンダ面30bに配置された固定部材42が、ハンダ面30b側から取付孔41及びリベット挿入孔37に挿入されてハンダ面30b側からかしめられたリベット34によりハンダ面30bに固定されている。
【0039】
そして、ジョイントバー40は、起立部材43が電気回路基板30のハンダ面30b側に起立し、起立部材43の先端部分にバスバー35が溶接されて、その先端部分が、ステータ6のコイル5と電気的に導通するコイル5用の接続部45とされている。
【0040】
図4は、リベットによるジョイントバーの電気回路基板への固定を示す説明図であって、(a)は固定直前の状態を示し、(b)は固定直後の状態を示している。図4に示すように、リベット34は、その先端に配置されたかしめ用の硬体34aと、この硬体34aに固着されてリベット本体34b内を貫通する棒状体34cとを備えている。
【0041】
このため、ブラスレスモータ1では、電気回路基板30のハンダ面30b側からリベット34をジョイントバー40の取付孔41及び電気回路基板30のリベット挿入孔37に挿入した後、リベット34の棒状体34cをハンダ面30b側から引っ張ることにより、ハンダ面30b側からリベット本体34bをかしめて、電気回路基板30のハンダ面30bにジョイントバー40をリベット固定することができる。なお、このリベット固定後、リベット34の棒状体34cは、リベット本体34bから突出する余長部分が切断される。
【0042】
以上説明した第1実施形態では、ジョイントバー40は、電気回路基板30のハンダ面30b側から電気回路基板30の所定位置に配置され、ハンダ面30b側から装着されかしめられたリベット34によって固定されている。
【0043】
このため、第1実施形態では、電気回路基板30の部品面30aに実装されているスイッチング素子31,電解コンデンサ32等の電気回路部品や、スイッチング素子31冷却用のヒートシンク33等に邪魔されることなく、ジョイントバー40を電気回路基板30に取り付けることができ、従って、電気回路基板30へのジョイントバー40の取付作業の作業効率を向上させることができる。
【0044】
また、第1実施形態では、コイル5用の接続部45を備えたジョイントバー40の起立部材43が電気回路基板30のハンダ面30b側に起立しているので、ステータ6のコイル5側とのジョイントバー40の電気的な接続を電気回路基板30のハンダ面30b側で行うこともできる。
【0045】
ところで、ジョイントバー40を電気回路基板30にハンダ固定した場合には、ステータ6側からジョイントバー40に伝達された振動がジョイントバー40と電気回路基板30とのハンダ固定部に伝わると、ジョイントバー40と電気回路基板30とのハンダによる固定が緩んで、ジョイントバー40と駆動回路との接続が外れる恐れがある。
【0046】
これに対し、第1実施形態では、ジョイントバー40を電気回路基板30にリベット固定したので、ステータ6側からジョイントバー40に伝達される振動によってリベット34が外れることは無く、従って、ステータ6側からジョイントバー40に伝達される振動によるジョイントバー40と駆動回路との電気接続の解除を阻止することができる。
【0047】
しかも、第1実施形態では、ジョイントバー40に設けた位置決め突部44を、電気回路基板30に設けた位置決め突部挿入孔39に挿入することにより、電気回路基板30のリベット挿入孔37にジョイントバー40の取付孔41を一致させて電気回路基板30のハンダ面30bにジョイントバー40を配置することができるので、電気回路基板30のハンダ面30bへのジョイントバー40の配置が容易で、電気回路基板30へのジョイントバー40の取付作業の作業効率をより向上させることができる。
【0048】
加えて、第1実施形態では、ジョイントバー40に設けた位置決め突部44を、電気回路基板30に設けた挿入孔30eに挿入させて、ジョイントバー40を電気回路基板30にリベット固定したので、ステータ6側からジョイントバー40に伝達される振動によってジョイントバー40がリベット34を中心に回動するのを防止することができ、従って、ステータ6側からジョイントバー40に伝達される振動によるジョイントバー40と駆動回路との電気接続の解除をより確実に阻止することもできる。
【0049】
(第2実施形態)
図5は、請求項3記載の発明を実施した実施の形態の一例である第2実施形態を示す断面図であり、図6は、図5に示すものの下面図である。なお、以下に行う第2実施形態の説明では、第1実施形態と同一の構成部材には同一の符号を付し、第1実施形態の説明と重複する説明は省略する。
【0050】
図5,図6に示すように、この金属製のジョイントバー140は、板状の第1部材141と、この第1部材141より長い板状の第2部材142とが平行に配置され互いの一端を連結されて、第2部材142の振動が第1部材141に伝達されるのを防止する防振構造を備えており、第1部材141における第2部材142から遠ざかる側の取付面143に、第2部材142から遠ざかる方向へ突出する一対の取付突部144が形成されている。
【0051】
電気回路基板130には、ジョイントバー140の取付突部144を挿入させる取付突部挿入孔131を備えた取付突部用ランド132が所定位置に形成されている。
【0052】
ジョイントバー140は、電気回路基板130のハンダ面130b側から取付突部144を電気回路基板130の取付突部挿入孔131に挿入されて、ハンダ面130b側から電気回路基板130に配置され、ハンダ面130b側に第1及び第2の両部材141,142を突出させて、電気回路基板130のハンダ面130bの取付突部用ランド132に取付突部144がハンダ固定され、電気回路基板130に形成されている駆動回路に電気的に接続されている。
【0053】
そして、ジョイントバー140は、バスバー35が溶接された第2部材142の先端部分が、バスバー35及びターミナルピン36を介してステータ6のコイル5と電気的に導通するコイル5用の接続部145とされている。
【0054】
以上説明した第2実施形態では、ジョイントバー140は、電気回路基板130のハンダ面130b側から取付突部144を電気回路基板130の取付突部挿入孔131に挿入され、ハンダ面130b側から電気回路基板130に配置されて、電気回路基板130のハンダ面130bにハンダ固定されている。
【0055】
このため、第2実施形態では、電気回路基板130の部品面130a側に実装されているスイッチング素子31,電解コンデンサ32等の駆動回路用の電気回路部品や、スイッチング素子31冷却用のヒートシンク33等に邪魔されることなく、ジョイントバー140を電気回路基板130に取り付けることができ、従って、電気回路基板130へのジョイントバー140の取付作業の作業効率を向上させることができる。
【0056】
また、第2実施形態では、ジョイントバー140は、電気回路基板130のハンダ面130b側に第1及び第2の両部材141,142を突出させてハンダ面130bにハンダ固定され、第2部材142の先端部分がコイル5用の接続部145とされている。このため、第2実施形態では、ステータ6のコイル5側とのジョイントバー140の電気的な接続を電気回路基板130のハンダ面130b側で行うこともできる。
【0057】
更に、第2実施形態では、ジョイントバー140は、第2部材142の振動が第1部材141に伝達されるのを防止する防振構造を備えている。このため、第2実施形態では、ステータ6側からジョイントバー140の第2部材142に伝達される振動が第2部材142から第1部材141へ伝達されるのを防止することができ、前記振動によってジョイントバー140の第1部材141と電気回路基板130とのハンダ固定が緩むのを防止して、前記振動によるジョイントバー140と駆動回路との電気接続の解除を阻止することもできる。
【0058】
(第3実施形態)
図7は、請求項3及び4記載の両発明を併せて実施した実施の形態の一例である第3実施形態を示す断面図である。図8は、図7に示すものの下面図であり、図9は、図7に示すもののX−X線断面図である。なお、以下に行う第3実施形態の説明では、第1実施形態と同一の構成部材には同一の符号を付し、第1実施形態の説明と重複する説明は省略する。
【0059】
図7〜図9に示すように、このジョイントバー240は、弾性を有する金属製で、板状の第1部材241と、この第1部材241より長い板状の第2部材242とが平行に配置され互いの一端を連結されて、第2部材242の振動が第1部材241に伝達されるのを防止する防振構造を備えている。
【0060】
そして、第1部材241における第2部材242から遠ざかる側の取付面243に、電気回路基板230のハンダ面230bに沿う固定部244が設けられ、この固定部244の先端に、第2部材242から遠ざかる方向へ突出する取付突部245が形成されて、第1部材241の取付面243に、固定部244を介して取付突部245が設けられている。
【0061】
電気回路基板230には、この取付突部245を挿入させる取付突部挿入孔231を備えた取付突部用ランド232がハンダ面230bの所定位置に形成され、ジョイントバー240の固定部244には、電気回路基板230の取付突部245用ランド232を臨む貫通孔246が形成されている。
【0062】
ジョイントバー240は、取付突部245に、取付突部245の先端側から基部側へ向かって取付突部245の表面245aから徐々に突出する弾撥片247を備えており、この弾撥片247は、電気回路基板230の取付突部挿入孔231への取付突部245の挿入時には取付突部245の表面245a側へ変位し、挿入完了時には初期位置に弾撥復帰して、ジョイントバー240を電気回路基板230に仮固定する。
【0063】
ジョイントバー240は、電気回路基板230のハンダ面230b側から取付突部244を電気回路基板230の取付突部挿入孔231に挿入されて、ハンダ面230b側から電気回路基板230に配置され、ハンダ面230b側に第1及び第2の両部材241,242を突出させて、電気回路基板230のハンダ面230bの取付突部245用ランド232に取付突部245がハンダ固定され、電気回路基板230に形成されている駆動回路に電気的に接続されている。
【0064】
そして、ジョイントバー240は、バスバー35が溶接された第2部材242の先端部分が、バスバー35及びターミナルピン36を介してステータ6のコイル5と電気的に導通するコイル5用の接続部248とされている。
【0065】
以上説明した第3実施形態では、ジョイントバー240は、電気回路基板230のハンダ面230b側から取付突部245を電気回路基板230の取付突部挿入孔231に挿入され、ハンダ面230b側から電気回路基板230に配置されて、電気回路基板230のハンダ面230bにハンダ固定されている。
【0066】
このため、第3実施形態では、電気回路基板230の部品面230a側に実装されているスイッチング素子31,電解コンデンサ32等の駆動回路用の電気回路部品や、スイッチング素子31冷却用のヒートシンク33等に邪魔されることなく、ジョイントバー240を電気回路基板230に取り付けることができ、従って、電気回路基板230へのジョイントバー240の取付作業の作業効率を向上させることができる。
【0067】
ところで、ジョイントバー240の取付突部245には、取付突部245の先端側から基部側へ向かって取付突部245の表面245aから徐々に突出し、電気回路基板230の取付突部挿入孔231への取付突部245の挿入時には取付突部245の表面245a側へ変位し、挿入完了時には初期位置に弾撥復帰してジョイントバー240を電気回路基板230に仮固定する弾撥片247が設けられている。
【0068】
このため、第3実施形態では、電気回路基板230にジョイントバー240をハンダ固定する際に、電気回路基板230のハンダ面230b側からジョイントバー240の取付突部245を電気回路基板230の取付突部挿入孔231に挿入することによって、電気回路基板230にジョイントバー240を仮固定することができ、従って、電気回路基板230へのジョイントバー240のハンダ固定が容易で、電気回路基板230へのジョイントバー240の取付作業の作業効率を更に向上させることもできる。
【0069】
また、第3実施形態では、ジョイントバー240は、第1及び第2の両部材241,242が電気回路基板230のハンダ面230b側に突出し、その第2部材242の先端部分がジョイントバー240のコイル5用の接続部248とされている。このため、第3実施形態では、ステータ6のコイル5側とのジョイントバー240の電気的な接続を電気回路基板230のハンダ面230b側で行うこともできる。
【0070】
更に、第3実施形態では、ジョイントバー240は、第2部材242の振動が第1部材241に伝達されるのを防止する防振構造を備えている。このため、第3実施形態では、ステータ6側からジョイントバー240の第2部材242に伝達される振動が第2部材242から第1部材241へ伝達されるのを防止することができ、前記振動によりジョイントバー240の第1部材241と電気回路基板230とのハンダ固定が緩むのを防止して、前記振動によるジョイントバー240と駆動回路との電気接続の解除を阻止することもできる。
【0071】
加えて、第3実施形態では、ジョイントバー240の固定部244に、電気回路基板230の取付突部用ランド232を臨む貫通孔246が形成されているので、電気回路基板230の取付突部用ランド232にジョイントバー240をハンダで固定する際には、ジョイントバー240の固定部244の外周部分を取付突部用ランドに232にハンダで固定することができるだけでなく、固定部244の貫通孔246から取付突部用ランド232にジョイントバー240の固定部244を固定することもでき、従って、電気回路基板230の取付突部用ランド232へのジョイントバー240のハンダ固定の固定強度を向上させることもできる。
【0072】
(第4実施形態)
図10は、請求項3記載の発明を実施した実施の形態の一例である第4実施形態を示す断面図である。図11は、図10に示すものの下面図であり、図12は、図10に示すもののY−Y線断面図である。なお、以下に行う第4実施形態の説明では、第1実施形態と同一の構成部材には同一の符号を付し、第1実施形態の説明と重複する説明は省略する。
【0073】
図10〜図12に示すように、この金属製のジョイントバー340は、板状の第1部材341と、この第1部材341より長い板状の第2部材342とが平行に配置され互いの一端を連結されて、第2部材342の振動が第1部材341に伝達されるのを防止する防振構造を備えている。
【0074】
そして、第1部材341の先端に、電気回路基板330のハンダ面330bに沿う固定部343が設けられ、この固定部343の先端に、第2部材342の先端から遠ざかる方向へ突出する一対の取付突部344が形成されて、第1部材341に、固定部343を介して取付突部344が設けられている。
【0075】
電気回路基板330には、ジョイントバー340の取付突部344を挿入させる取付突部挿入孔331を備えた取付突部用ランド332と、ジョイントバー340の第1及び第2の両部材341,342をその連結部分側から挿入させる連結部分挿入孔333とが所定位置に形成されている。
【0076】
ジョイントバー340は、電気回路基板330のハンダ面330b側から、第1及び第2の両部材341,342の連結部分が電気回路基板330の連結部分挿入孔333に挿入されていると共に、取付突部344が電気回路基板330の取付突部挿入孔331に挿入され、第2部材342の先端部分を電気回路基板330のハンダ面330bから突出させて電気回路基板330の取付突部用ランド332に取付突部344がハンダ固定され、電気回路基板330に形成されている駆動回路に電気接続されている。
【0077】
そして、ジョイントバー340は、電気回路基板330のハンダ面330bから突出する第2部材342の先端部分にバスバー35が溶接されており、この先端部分が、バスバー35及びターミナルピン36を介してステータ6のコイル5と電気的に導通するコイル5用の接続部345とされている。
【0078】
以上説明した第4実施形態では、ジョイントバー340は、電気回路基板330のハンダ面330b側から、第1及び第2の両部材341,342の連結部分が電気回路基板330の連結部分挿入孔333に挿入されていると共に、取付突部344が電気回路基板330の取付突部挿入孔331に挿入され、電気回路基板330の取付突部用ランド332に取付突部344がハンダ固定されている。
【0079】
このため、第4実施形態では、電気回路基板330の部品面330aに実装されているスイッチング素子31,電解コンデンサ32等の駆動回路用の電気回路部品や、スイッチング素子31冷却用のヒートシンク33等に邪魔されることなく、ジョイントバー340を電気回路基板330に取り付けることができ、従って、電気回路基板330へのジョイントバー340の取付作業の作業効率を向上させることができる。
【0080】
また、第4実施形態では、ジョイントバー340は、電気回路基板330のハンダ面330bから突出する第2部材342の先端部分がコイル5用の接続部345とされている。このため、第4実施形態では、ステータ6のコイル5側とのジョイントバー340の電気的な接続を電気回路基板330のハンダ面330b側で行うこともできる。
【0081】
更に、第4実施形態では、ジョイントバー340は、第2部材342の振動が第1部材341に伝達されるのを防止する防振構造を備えている。このため、第4実施形態では、ステータ6側からジョイントバー340の第2部材342に伝達される振動が第2部材342から第1部材341へ伝達されるのを防止することができ、前記振動によってジョイントバー340の第1部材341と電気回路基板330とのハンダ固定が緩むのを防止して、前記振動によるジョイントバー340と駆動回路との電気接続の解除を阻止することもできる。
【0082】
なお、第4実施形態のジョイントバー340の取付突部345の構造を第3実施形態のジョイントバー240の取付突部245の構造と同様の構造にして、ジョイントバー340の取付突部345に第3実施形態の弾撥片247を設けることは勿論可能であり、この場合には、第3実施形態と同様、弾撥片247によってジョイントバー340を電気回路基板330に仮固定することができる。
【0083】
また、第4実施形態のジョイントバー340の固定部343に第3実施形態の貫通孔246を設けることも勿論可能であり、この場合には、第3実施形態と同様、貫通孔246によって電気回路基板330へのジョイントバー340のハンダ固定の固定強度を向上させることができる。
【0084】
(第5実施形態)
図13は、請求項3記載の発明を実施した実施の形態の他の一例である第5実施形態を示す断面図であり、図14は、図13に示すものの下面図である。なお、以下に行う第5実施形態の説明では、第1実施形態と同一の構成部材には同一の符号を付し、第1実施形態の説明と重複する説明は省略する。
【0085】
図13,図14に示すように、このジョイントバー440は、図5,図6に図示されている第2実施形態のジョイントバー140とバスバー35とを一体成形したものと基本的には同一のものである。従って、ジョイントバー440の第2部材442は、ターミナルピン36を介してステータ6のコイル5と電気的に接続されている。
【0086】
すなわち、ジョイントバー440は、板状の第1部材441と、板状の第2部材442とが平行に配置された互いの一方の端部を連結されて、第2部材442の振動が第1部材441に伝達されるのを防止する防振構造を備え、第2部材442の他方の端部に、ターミナルピン36を介してステータ6のコイル5と電気的に導通するコイル5用の接続部445が設けられている。
【0087】
第1部材441における第2部材442の一方の端部から遠ざかる側の取付面443には、第2部材442から遠ざかる方向へ突出する一対の取付突部444が形成されている。電気回路基板430には、ジョイントバー440の取付突部444を挿入させる取付突部挿入孔431を備えた取付突部用ランド432が所定位置に形成されている。
【0088】
ジョイントバー440の第2部材442は、ターミナルピン36を介して接続部445に伝達されるステータ6の振動が接続部445から第1部材442との連結部側へ伝達されるのを防止するU字状の防振構造を2箇所に備えている。従って、ジョイントバー440は、ターミナルピン36を介して接続部445に伝達される振動が接続部445から第1部材441へ伝達されるのを防止する3重の防振構造を備えている。
【0089】
ジョイントバー440は、電気回路基板430のハンダ面430b側から取付突部444を電気回路基板430の取付突部挿入孔431に挿入されて、ハンダ面430b側に第1部材441及び第2部材442を配置した状態で、電気回路基板430の取付突部用ランド432に取付突部444がハンダ固定され、電気回路基板430に形成されている駆動回路に電気的に接続されている。
【0090】
以上説明した第5実施形態では、ジョイントバー440は、電気回路基板430のハンダ面430b側から取付突部444を電気回路基板430の取付突部挿入孔431に挿入されて、ハンダ面430b側に第1部材441及び第2部材442を配置した状態で、電気回路基板430のハンダ面430bにハンダ固定されている。
【0091】
このため、第5実施形態では、電気回路基板430の部品面430a側に実装されているスイッチング素子31,電解コンデンサ32等の駆動回路用の電気回路部品や、スイッチング素子31冷却用のヒートシンク33等に邪魔されることなく、ジョイントバー440を電気回路基板430に取り付けることができ、従って、電気回路基板430へのジョイントバー440の取付作業の作業効率を向上させることができる。
【0092】
また、第5実施形態では、ジョイントバー440は、第2部材442が電気回路基板430のハンダ面430b側に配置され、その第2部材442の先端部分に、ターミナルピン36を介してステータ6のコイル5と電気的に導通するコイル5用の接続部445が設けられている。このため、第5実施形態では、ステータ6のコイル5側とジョイントバー440の接続部445との電気的な接続を電気回路基板430のハンダ面430b側で行うこともできる。
【0093】
更に、第5実施形態では、ジョイントバー440は、ステータ6側からターミナルピン36を介して接続部445に伝達される振動が接続部445から第1部材441に伝達されるのを防止する3重の防振構造を備えている。このため、第5実施形態では、前記振動によってジョイントバー440の第1部材441と電気回路基板430とのハンダ固定が緩むのを防止して、前記振動によるジョイントバー440と駆動回路との電気接続の解除を阻止することもできる。
【0094】
ところで、図5,図6に図示されている第2実施形態では、バスバー35をジョイントバー140に接続する接続作業が必要である。これに対し、第5実施形態では、ジョイントバー440は第2実施形態のジョイントバー140とバスバー35とを一体成形したものと基本的に同一のものであるので、前記接続作業が不要となり、第2実施形態と比べてブラシレスモータの生産性を向上させることができる。
【0095】
なお、ジョイントバー440と同様に、図1〜図4に図示されている第1実施形態においてジョイントバー40とバスバー35とを一体成形することにより、バスバー35を無くして第1実施形態の他の一例とすることは勿論可能である。そして、ジョイントバー40とバスバー35とを一体成形した場合には、第1実施形態が奏する効果に、ブラシレスモータの生産性を向上させ得る新たな効果を加えることができる。
【0096】
同様に、図7〜図9に図示されている第3実施形態においてジョイントバー240とバスバー35とを一体成形することにより、バスバー35を無くして第3実施形態の他の一例とすることも勿論可能である。そして、ジョイントバー240とバスバー35とを一体成形した場合には、第3実施形態が奏する効果に、ブラシレスモータの生産性を向上させ得る新たな効果を加えることができる。
【0097】
更に、図10〜図12に図示されている第4実施形態においてジョイントバー340とバスバー35とを一体成形することにより、バスバー35を無くして第4実施形態の他の一例とすることも勿論可能である。そして、ジョイントバー340とバスバー35とを一体成形した場合には、第4実施形態が奏する効果に、ブラシレスモータの生産性を向上させ得る新たな効果を加えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を示す破断断面図である。
【図2】図1に示すもののB部を示す拡大図である。
【図3】図2に示すものの下面図である。
【図4】リベットによるジョイントバーの電気回路基板への固定を示す説明図であって、(a)は固定直前の状態を示し、(b)は固定直後の状態を示している。
【図5】第2実施形態を示す断面図である。
【図6】図5に示すものの下面図である。
【図7】第3実施形態を示す断面図である。
【図8】図7に示すものの下面図である。
【図9】図7に示すもののX−X線断面図である。
【図10】第4実施形態を示す断面図である。
【図11】図10に示すものの下面図である。
【図12】図10に示すもののY−Y線断面図である。
【図13】第5実施形態を示す断面図である。
【図14】図13に示すものの下面図である。
【図15】従来品の電気回路の要部を示す断面図である。
【図16】図15に示すもののA部を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ブラシレスモータ
3 モータシャフト
5 コイル
6 ステータ
30,130,230,330,430 電気回路基板
30a,130a,230a,330a,430a 部品面
30b,130b,230b,330b,430b ハンダ面
31 スイッチング素子(電気回路部品)
32 電解コンデンサ(電気回路部品)
34 リベット
37 リベット挿入孔
38 リベット用ランド
39 位置決め突部挿入孔
40,140,240,340,440 ジョイントバー
41 取付孔
42 固定部材
43 起立部材
44 位置決め突部
45,145,248,345,445 接続部
131,231,331,431 取付突部挿入孔
132,232,332,432 取付突部用ランド
141,241,341,441 第1部材
142,242,342,442 第2部材
144,245,344,444 取付突部
245a 取付突部の表面
247 弾撥片

Claims (4)

  1. 電気回路基板(30)の部品面(30a)に電気回路部品(31,32)が実装されて、所定の配線パターンを備えた前記電気回路基板(30)に、ステータ(6)のコイル(5)を流れる電流の電流方向を切り換えてモータシャフト(3)を回転させる駆動回路が形成され、電気回路基板(30)に固定されて前記駆動回路に電気的に接続された金属製のジョイントバー(40)が、前記コイル(5)と電気的に導通するコイル(5)用の接続部(45)を備えているブラシレスモータであって、
    前記電気回路基板(30)に、リベット(34)を挿入させるリベット挿入孔(37)を備えたリベット用ランド(39)が形成され、前記ジョイントバー(40)は、リベット(34)を挿入させる取付孔(41)を有する固定部材(42)と、該固定部材(42)から起立し前記接続部(45)が設けられた起立部材(43)とを備え、前記リベット挿入孔(37)に取付孔(41)を一致させて前記部品面(30a)とは反対側の電気回路基板(30)のハンダ面(30b)に配置された固定部材(42)が、該ハンダ面(30b)側に前記起立部材(43)を配置した状態で、該ハンダ面(30b)側から前記取付孔(41)及びリベット挿入孔(37)に挿入されてハンダ面(30b)側からかしめられたリベット(34)により前記リベット用ランド(39)に固着されていることを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 請求項1記載のブラシレスモータであって、前記固定部材(42)に、起立部材(43)とは反対側へ突出する位置決め突部(44)が形成され、該位置決め突部(44)が、前記電気回路基板(30)に形成された位置決め突部挿入孔(39)に挿入されていることを特徴とするブラシレスモータ。
  3. 電気回路基板(130,230,330,430)の部品面(130a,230a,330a,430a)に電気回路部品(31,32)が実装されて、所定の配線パターンを備えた前記電気回路基板(130,230,330,430)に、ステータ(6)のコイル(5)を流れる電流の電流方向を切り換えてモータシャフト(3)を回転させる駆動回路が形成され、電気回路基板(130,230,330,430)に固定されて前記駆動回路に電気的に接続された金属製のジョイントバー(140,240,340,440)が、前記コイル(5)と電気的に導通するコイル(5)用の接続部(145,248,345,445)を備えているブラシレスモータであって、
    前記ジョイントバー(140,240,340,440)は、第1部材(141,241,341,441)と第2部材(142,242,342,442)とが平行に配置された互いの一端を連結されて、第2部材(142,242,342,442)の他端側に設けられた前記接続部(145,248,345,445)の振動が第1部材(141,241,341,441)へ伝達されるのを防止する防振構造を備え、第1部材(141,241,341,441)に設けられた取付突部(144,245,344,444)が、電気回路基板(130,230,330,430)に形成された取付突部挿入孔(131,231,331,431)に、前記部品面(130a,230a,330a,430a)とは反対側の電気回路基板(130,230,330,430)のハンダ面(130b,230b,330b,430b)側から挿入されて、該ハンダ面(130b,230b,330b,430b)側に少なくとも前記接続部(145,248,345,445)を配置した状態で、前記取付突部挿入孔(131,231,331,431)を備えた電気回路基板(130,230,330,430)の取付突部用ランド(132,232,332,432)にハンダ固定されていることを特徴とするブラシレスモータ。
  4. 請求項3記載のブラシレスモータであって、前記取付突部(245)に、取付突部(245)の先端側から基部側へ向かって取付突部(245)の表面(245a)から徐々に突出し、前記取付突部挿入孔(231)への取付突部(245)の挿入時には取付突部(245)の表面(245a)側へ変位し、挿入完了時には初期位置に弾撥復帰してジョイントバー(240)を電気回路基板(230)に仮固定する弾撥片(247)が設けられていることを特徴とするブラシレスモータ。
JP18921098A 1998-07-03 1998-07-03 ブラシレスモータ Expired - Fee Related JP4002678B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18921098A JP4002678B2 (ja) 1998-07-03 1998-07-03 ブラシレスモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18921098A JP4002678B2 (ja) 1998-07-03 1998-07-03 ブラシレスモータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000023435A JP2000023435A (ja) 2000-01-21
JP4002678B2 true JP4002678B2 (ja) 2007-11-07

Family

ID=16237394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18921098A Expired - Fee Related JP4002678B2 (ja) 1998-07-03 1998-07-03 ブラシレスモータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4002678B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009131121A (ja) * 2007-11-27 2009-06-11 Asmo Co Ltd ブラシレスモータ
JP5568974B2 (ja) * 2009-12-11 2014-08-13 株式会社オートネットワーク技術研究所 回路構成体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000023435A (ja) 2000-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6021043A (en) Miniature heat-dissipating fan with improved hall element and circuit board arrangement
WO2010052922A1 (ja) インバータ一体型電動圧縮機
CN108539894B (zh) 无刷直流电动机以及搭载了该无刷直流电动机的鼓风装置
US10938269B2 (en) Motor with stress absorbing portions
EP1712799B1 (en) Fan
JP2009130963A (ja) バスバー構造およびインバータ一体型電動圧縮機
JP5691397B2 (ja) 電動ポンプ
JP2010112266A (ja) インバータ一体型電動圧縮機
JP2005117737A (ja) 小型モータ
JP4002678B2 (ja) ブラシレスモータ
JP4077932B2 (ja) ブラシレスモータ
JP2000287408A (ja) ファンモータ
JPH1113684A (ja) 換気扇
KR20010089389A (ko) 스위치/인렛 유닛 및 엔터테인먼트 장치
JP3958477B2 (ja) ブラシレスモータ
JP4083298B2 (ja) ブラシレスモータ
US20140070643A1 (en) Rotating electric machine
JP2001069740A (ja) ブラシレスモータ
JP5279401B2 (ja) 表面実装用ファンモータ
JP4083365B2 (ja) ブラシレスモータ
JP4302656B2 (ja) 電気接続箱及びその製造方法
CN216056714U (zh) 一种无刷电机的控制器组件
WO2023207063A1 (zh) 一种集成的高速直流无刷电机
JP4068220B2 (ja) モータの雑音防止構造
CN211422965U (zh) 一种贴片式风扇马达的安装结构及贴片式风扇马达

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20041221

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20070719

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20070814

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070820

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees