JP4002098B2 - 被運搬車の固縛装置及び自動車運搬用車両 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被運搬車を床板材に固縛するための固縛装置及び該固縛装置を備えた自動車運搬用車両に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば自動車を運搬する車両、船舶等には、運搬される自動車(以後、「被運搬車」という)に係脱自在のフック及び該フックに係合されるワイヤを有してなり、該ワイヤを緊縛することにより被運搬車を床板材に固縛可能とされた固縛装置が備えられている。
【0003】
被運搬車にはフックを係止可能なリング状又は孔状の係止部が設けられ、該係止部の位置は一般的に被運搬車の種類により異なる。
【0004】
従って、固縛装置は被運搬車の種類に対応してフックの位置を調節することができるようにされている。
【0005】
具体的には、車両前後方向の幹材及び車両幅方向の枝材を相互に溶接した井桁状の構造物が床板材の近傍に設けられ、該井桁状の構造物に沿ってワイヤが前後方向に配索されてフックに挿通され、該フックがワイヤに沿って前後方向移動自在とされている。これにより、様々な種類の被運搬車の係止部にフックを係止することができるようにされている。
【0006】
該フックの係止位置よりも前側及び後側の2箇所のいずれかの幹材又は枝材にワイヤを直接的又はガイドを介して間接的に係合して該ワイヤを緊縛することにより被運搬車を床板材に固縛することができるようにされている。
【0007】
即ち、被運搬車の係止部の位置に対応してフックの位置を調節すると共にワイヤを係合する幹材又は枝材を選択することにより、様々な種類の被運搬車を固縛することができるようにされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、係止部の位置は被運搬車の種類により特に前後方向に大きく異なる場合が多いため、従来の固縛装置は井桁状の構造物が特に車両前後方向に長くされ、多数の枝材が幹材に溶接されて構成されており、溶接箇所が多く、製作が容易でなかった。更に、井桁状の構造物は溶接の熱により歪みやすく、この点でも製作が容易でなく、生産効率が悪く高コストであるという問題があった。
【0009】
本発明は、当該問題点に鑑みてなされたものであって、製作が容易で生産効率が良く低コストな被運搬車の固縛装置及び該固縛装置を備えた自動車運搬用車両を提供することをその課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、被運搬車が載置され、且つ、上下方向に貫通する固縛用孔が車両前後方向適宜な間隔で複数並設された床板材と、棒状体で前記複数の固縛用孔に沿って前記床板材の下面近傍に取付けられたレール部材と、前記複数の固縛用孔に沿って前記床板材の上面側に配索された紐状部材と、それぞれ前記固縛用孔に選択的に挿通されて前記レール部材に係脱自在、且つ、該レール部材に係合状態で前記紐状部材に上方から当接して該紐状部材を案内する一対のガイドと、該一対のガイドの間で前記紐状部材に係合され、且つ、前記被運搬車に係脱自在とされたフックと、前記紐状部材を選択的に緊縛・弛緩自在、且つ、緊縛状態を保持可能とされた緊縛手段と、を含んでなり、前記紐状部材を緊縛状態に保持することにより前記被運搬車を固縛可能とされたことを特徴とする被運搬車の固縛装置により、上記課題を解決したものである。
【0011】
又、前記床板材に上下方向に貫通する滑り止め用孔を前記固縛用孔から車両幅方向外側に離間して前記車両前後方向適宜な間隔で複数並設し、且つ、該滑り止め用孔の周縁部に、周方向に間隔をおいて並んだ複数個の爪片部が上面側に立上り状に屈曲形成してもよい。
【0012】
更に、前記床板材の材質をアルミニウム系とし、且つ、前記レール部材を該床板材にボルトを介して締結してもよい。
【0013】
又、前記ガイドを、U字形状の基部と、該基部の開口側の両端の間に着脱自在に装着された軸部と、該軸部に軸支されたローラと、を含んで構成し、該ローラにおいて前記紐状部材に当接するようにしてもよい。
【0014】
更に、前記フックを回動自在のローラを含んで構成し、該ローラにおいて前記紐状部材に係合するようにしてもよい。
【0015】
又、上記被運搬車の固縛装置を備えて自動車運搬用車両を構成してもよい。
【0016】
本発明によれば、製作が容易で生産効率が良く、低コストな自動車の固縛装置を実現することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0018】
図1及び図2に示されるように、本実施の形態に係る固縛装置10は、被運搬車12が載置され、且つ、上下方向に貫通する固縛用孔14が車両前後方向適宜な間隔で複数並設された床板材16と、棒状体で前記複数の固縛用孔14に沿って前記床板材16の下面近傍に取付けられたレール部材18と、前記複数の固縛用孔14に沿って前記床板材16の上面側に配索されたワイヤ(紐状部材)20と、それぞれ前記固縛用孔14に選択的に挿通されて前記レール部材18に係脱自在、且つ、該レール部材18に係合状態で前記ワイヤ20に上方から当接して該ワイヤ20を案内する一対のガイド22及び23と、該一対のガイド22及び23の間で前記ワイヤ20に係合され、且つ、前記被運搬車12に係脱自在とされたフック24と、前記ワイヤ20を選択的に緊縛・弛緩自在、且つ、緊縛状態を保持可能とされた緊縛手段26と、を含んでなり、前記ワイヤ20を緊縛状態に保持することにより前記被運搬車12を固縛可能とされたことを特徴とし、自動車運搬用車両に備えられている。
【0019】
尚、自動車運搬用車両の他の構造については従来と同様であるので説明を省略する。
【0020】
前記被運搬車12の下面側には孔状の係止部12Aが設けられている。尚、該係止部12Aは左右それぞれに複数箇所設けられており、これら左右の係止部12Aに対応して該固縛装置10は該被運搬車12の左右両側に備えられている。
【0021】
又、該被運搬車12は車輪12Bが前記床板材16に当接して該床板材16上に載置されている。
【0022】
前記床板材16は、車両前後方向に長い板状体で材質がアルミニウム系とされ、車両幅方向内側の側部に沿って前記固縛用孔14が形成されている。該固縛用孔14は車両幅方向に長い俵型でプレス成形により打ち抜き加工されている。
【0023】
又、該固縛用孔14から車両幅方向外側に離間して前記床板材16には上下方向に貫通する滑り止め用孔28が前記車両前後方向及び車両幅方向適宜な間隔で複数並設されている。該滑り止め用孔28の周縁部には、周方向に間隔をおいて並んだ複数個の爪片部28Aが上面側に立上り状に屈曲形成されている。該滑り止め用孔28も前記車両幅方向に長い俵型とされ、プレス成形により打ち抜き加工されている。
【0024】
尚、前記床板材16は車両幅方向両側が下方に曲折されると共に車両幅方向中央近傍の下面には車両前後方向の角パイプ状の補強材17が溶接されて曲げ剛性が高められている。
【0025】
前記レール部材18は材質が鉄系とされ、図3及び図4に拡大して示されるように、前記車両前後方向の丸棒材18Aと、該丸棒材18Aの上面側に溶接された長方形板状体のブラケット18Bとを含んで構成されている。該ブラケット18Bにおける前記丸棒材18Aの両側には、上下方向に貫通するボルト孔が形成されている。
【0026】
該ボルト孔に対応して、前記床板材16における前記固縛用孔14の間にも、上下方向に貫通するボルト孔が形成され、これらボルト孔に挿通されたボルト30及び該ボルト30に螺合するナット32を介して前記レール部材18は前記床板材16に締結されている。
【0027】
前記ガイド22はU字形状の基部22Aと、該基部22Aの開口側の両端の間に着脱自在に装着された軸部22Bと、該軸部22Bに軸支されたローラ22Cと、を含んで構成され、該ローラ22Cにおいて前記ワイヤ20に上方から当接すると共に、前記基部22Aが前記床板材16の固縛用孔14を貫通して屈曲部内側において前記レール部材18に当接し、該レール部材18と係合されている。
【0028】
即ち、該ガイド22は、前記レール部材18により上方への移動が規制されると共に、前記固縛用孔14の側壁により車両前後方向の移動が規制されている。尚、前記ガイド23の構造は該ガイド22と同じであるので説明を省略する。
【0029】
前記フック24は回転自在のローラ24Aを含んで構成され、該ローラ24Aにおいて前記ワイヤ20に下方から当接して該ワイヤ20に係合されている。
【0030】
前記緊縛手段26は、レバー26Aを揺動させることにより前記ワイヤ20との連結部26Bが進退動するようにされ、これにより該ワイヤ20を緊縛・弛緩自在とされると共に、ラチェット機構(図示省略)により該ワイヤ20を緊縛状態に保持可能とされている。
【0031】
尚、図中における符号34A及び34Bは固定設置されて前記ワイヤ20を案内する固定ガイドを示している。
【0032】
次に、該固縛装置10の作用について説明する。
【0033】
まず生産時における該固縛装置10の作用について説明する。
【0034】
前記床板材16は、前記固縛用孔14、前記滑り止め用孔28及びボルト孔が打ち抜き加工されたプレス成形品であるので、製作が容易であると共に寸法精度がよい。
【0035】
前記レール部材18は、前記丸棒材18Aに前記ブラケット18Bを溶接した簡単な構造であると共に、後述するように該溶接部には大きな荷重が作用することがなく、該レール部材18の製作も容易である。
【0036】
更に、これら床板材16及びレール部材18は、前記ボルト30及びナット32により容易に締結することができ、この作業も容易である。
【0037】
即ち、該固縛装置10は、製作が容易で生産効率が良く、低コストである。特に、フックの位置の調節範囲が広く車両前後方向に長い固縛装置を製作する場合、従来に対し大幅な生産効率の向上を図ることができる。
【0038】
又、前記床板材16は材質がアルミニウム系とされ、更に前記固縛用孔14及び前記滑り止め用孔28が複数形成されているので軽量であり、自動車運搬用車両の最大積載量を増加させることができると共に燃費を向上させることができる。
【0039】
次に、前記被運搬車12の固縛時における該固縛装置10の作用について説明する。尚、予め前記緊縛手段26のレバー26Aを操作して前記ワイヤ20を弛めた状態とし、前記一対のガイド23及び24は前記レール部材18から取り外しておく。
【0040】
この状態でまず、前記フック24を前記ワイヤ20に沿って前後方向に移動させて位置調整し、前記被運搬車12の係止部12Aに係止する。該被運搬車12の他の係止部12Aにも同様にそれぞれフック24を係止する。
【0041】
次に、フック24から前側、後側に同等の間隔の2個の前記固縛用孔14を選択して該選択したそれぞれの固縛用孔14に前記ガイド22及び23を挿通させ、前記レール部材18に係合する。
【0042】
尚、該ガイド22とレール部材18との係合は、前記基部22Aから予め前記軸部22B及びローラ22Cを取り外しておき、前記基部22Aの屈曲部内側を前記レール部材18に下方から当接させて該基部22Aの開口側の両端を前記床板材16の上面側に突出させ、該基部22Aの内側に前記ワイヤ20を挿通させてから該基部22Aに前記軸部22B及び前記ローラ22Cを装着する。
【0043】
同様に、全てのフック24に対応してガイド22及び23を装着した後、前記緊縛手段26のレバー26Aを操作して前記ワイヤ20を緊縛し、該緊縛状態を保持する。
【0044】
これにより、前記被運搬車12は、前記フック24、前記ワイヤ20、前記ガイド22、23、前記レール部材18を介して前記床板材16に固縛され、上下方向の動きが規制される。
【0045】
又、該被運搬車12は、前記車輪12Bにおいて前記滑り止め用孔28の爪片部28Aに係止され、車両前後方向及び車両幅方向の動きが規制される。
【0046】
即ち、該被運搬車12は、該床板材16に対する全ての方向の動きが規制され、該床板材16上に安定した状態で確実に保持される。
【0047】
このように、該固縛装置10は被運搬車を簡単な作業で確実に床板材に固縛することができる。
【0048】
次に、運搬時における該固縛装置10の作用について説明する。
【0049】
自動車運搬用車両が走行すると、路面の凹凸等により該自動車運搬用車両が上下動し、前記被運搬車12に上方向の慣性力が作用することがある。
【0050】
この場合、前記フック24、前記ワイヤ20、前記ガイド22、23を介して前記レール部材18にも上向きの力が作用するが、前記丸棒材18Aは材質が鉄系であるので大きな荷重に耐えることができる。更に、前記ブラケット18Bは前記丸棒材18Aと前記床板材16との間に挟まれているため、該丸棒材18Aとブラケット18Bとの溶接部に大きな荷重が作用することがない。
【0051】
又、下方向、車両前後方向及び車両幅方向の慣性力が前記被運搬車12に作用する場合は、該慣性力を前記床板材16が前記滑り止め用孔28において支持するので、この場合も前記丸棒材18Aと前記ブラケット18Bとの溶接部に大きな荷重が作用することがない。
【0052】
尚、前記被運搬車12に上向きの慣性力が作用すると、前記ガイド22及び23には、前記ワイヤ20の張力の合成力として車両前後方向の荷重が作用するが、この荷重は僅かであり、これらガイド22、23の前後方向の移動を規制する前記固縛用孔14の側壁に作用する荷重は小さい。又、前記ガイド22、23と前記丸棒材18Aとが摺動しても該丸棒材18Aは材質が鉄系であるので磨耗は微少量に制限される。
【0053】
即ち、該固縛装置10は被運搬車に作用するあらゆる方向の慣性力に対して大きな強度を有し、耐久性がよい。
【0054】
更に、前記床板材16は、材質がアルミニウム系であるので、鉄系部材のような錆が発生することがなく、この点でも該固縛装置10は耐久性がよい。
【0055】
特に、前記滑り止め用穴28の爪片部28Aの先端が錆のために欠落することがないので、該固縛装置10は、長期間に亘って被運搬車を確実に固縛することができる。一方、鉄系の前記レール部材18に過度の錆が発生した場合は新たなレール部材に容易に交換することができる。
【0056】
尚、本実施の形態において、前記固縛装置10は自動車運搬用車両に備えられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、自動車運搬用の船舶、立体駐車場等における自動車の昇降装置等に前記固縛装置を適用することも可能である。
【0057】
又、本実施の形態において、前記ガイド22、23、前記フック24はローラを含んで構成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ローラを備えることなくワイヤと摺動自在に係合するガイド、フックとしてもよい。
【0058】
又、本実施の形態において、前記床板材16は材質がアルミニウム系とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば鉄系等他の材質の床板材としてもよい。
【0059】
又、本実施の形態において、前記レール部材18は材質が鉄系とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばアルミニウム系等の他の材質のレール部材としてもよい。
【0060】
尚、床板材の材質とレール部材の材質とが同質である場合には、ボルトの締結によらず、床板材とレール部材とを溶接するようにしてもよい。
【0061】
又、前記床板材16には、前記滑り止め用孔28が形成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば凹凸が被運搬車の車輪の滑りを防止する床板材としてもよい。
【0062】
又、本実施の形態において、前記固縛装置10は前記ワイヤ20が一個のフック24及び2個一対のガイド22,23と係合された構造とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数のフックが備えられて一本のワイヤが複数のフック及び各フックに対応する複数対のガイドと係合される構造の固縛装置としてもよい。このようにすることで、被運搬車の左右両側に複数の係止部が設けられていても、左右に固縛装置を1個ずつ設ければ足り、一層の生産効率の向上及びコスト低減を図ることができる。更に、複数のフックに対して1個の緊縛手段を備えればよく、この点でもコスト低減を図ることができると共に一回のレバー操作で複数のフックの固縛を完了でき、固縛作業の効率を向上させることができる。
【0063】
又、本実施の形態において、紐状部材としてワイヤが使用されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば合成繊維等の他の材質の紐状部材としてもよい。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、製作が容易で生産効率が良く、低コストな被運搬車の固縛装置を実現することが可能となるという優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る固縛装置の全体構造の概要を示す平面図
【図2】同後面図
【図3】同固縛装置における固縛用孔の周辺構造を拡大して示す平面図
【図4】同側断面図
【図5】本発明の実施の形態に係る滑り止め用孔の構造を拡大して示す平面図
【符号の説明】
10…固縛装置
12…被運搬車
14…固縛用孔
16…床板材
18…レール部材
20…紐状部材
22、23…ガイド
22A…基部
22B…軸部
22C、24A…ローラ
24…フック
26…緊縛手段
28…滑り止め用孔
28A…爪片部
30…ボルト
Claims (6)
- 被運搬車(12)が載置され、且つ、上下方向に貫通する固縛用孔(14)が車両前後方向適宜な間隔で複数並設された床板材(16)と、棒状体で前記複数の固縛用孔(14)に沿って前記床板材(16)の下面近傍に取付けられたレール部材(18)と、前記複数の固縛用孔(14)に沿って前記床板材(16)の上面側に配索された紐状部材(20)と、それぞれ前記固縛用孔(14)に選択的に挿通されて前記レール部材(18)に係脱自在、且つ、該レール部材(18)に係合状態で前記紐状部材(20)に上方から当接して該紐状部材(20)を案内する一対のガイド(22)(23)と、該一対のガイド(22)(23)の間で前記紐状部材(20)に係合され、且つ、前記被運搬車(12)に係脱自在とされたフック(24)と、前記紐状部材(20)を選択的に緊縛・弛緩自在、且つ、緊縛状態を保持可能とされた緊縛手段(26)と、を含んでなり、前記紐状部材(20)を緊縛状態に保持することにより前記被運搬車(12)を固縛可能とされたことを特徴とする被運搬車の固縛装置。
- 請求項1において、
前記床板材(16)に上下方向に貫通する滑り止め用孔(28)が前記固縛用孔(14)から車両幅方向外側に離間して前記車両前後方向適宜な間隔で複数並設され、且つ、該滑り止め用孔(28)の周縁部に、周方向に間隔をおいて並んだ複数個の爪片部(28A)が上面側に立上り状に屈曲形成されている
ことを特徴とする被運搬車の固縛装置。 - 請求項1又は2において、
前記床板材(16)は材質がアルミニウム系とされ、且つ、該床板材(16)に前記レール部材(18)がボルト(30)を介して締結されている
ことを特徴とする被運搬車の固縛装置。 - 請求項1〜3のいずれかにおいて、
前記ガイド(22)(23)はU字形状の基部(22A)と、該基部(22A)の開口側の両端の間に着脱自在に装着された軸部(22B)と、該軸部(22B)に軸支されたローラ(22C)と、を含んで構成され、該ローラ(22C)において前記紐状部材(20)に当接するようにされた
ことを特徴とする被運搬車の固縛装置。 - 請求項1〜4のいずれかにおいて、
前記フック(24)は回動自在のローラ(24A)を含んで構成され、該ローラ(24A)において前記紐状部材(20)に係合するようにされた
ことを特徴とする被運搬車の固縛装置。 - 請求項1〜5のいずれかに記載された被運搬車(12)の固縛装置(10)を備えたことを特徴とする自動車運搬用車両。
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