JP4002000B2 - 収納庫用の戸装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は収納庫用の戸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の収納庫用の戸装置として以下の如きものは知られている。即ち、左右の縦枠材及び上下の横枠材によって構成された開口枠と、この開口枠の開口を閉塞する少なくとも2枚の折れ戸と、折れ戸の後方において上下の横枠材に左右動自在に設けられた鏡面を前方に向けたスライド鏡とを有しており、各折れ戸が蝶番によって相互に連結された一対の折れ戸構成板によって構成されており、蝶番によって連結されていない相互に隣接する折れ戸構成板(各折れ戸の、他方の折れ戸側の折れ戸構成板)の前面に鏡が鏡面を前方に向けるようにして取り付けられているものは知られている(特許第2561659号公報参照)
従来の収納庫用の戸装置は、2枚の折れ戸構成板に取り付けられた鏡とスライド鏡とを三面鏡のようにして、1枚の鏡では見にくい身体の後部を容易に見ることが出来る利点を有するものである。
【0003】
【従来技術の欠点】
前記従来の収納庫用の戸装置には以下の如き欠点があった。即ち、折れ戸構成板(各折れ戸の、他方の折れ戸側の折れ戸構成板)の前面に取り付けられた鏡及びスライド鏡が、常時、即ち、鏡を必要としない時でも、前方から見えるものであったため、人によっては落ち着いた気分になれないという欠点があった。
【0004】
【前記欠点を解消するための手段】
本発明は前記欠点を解消するために以下の如き手段を採用した。
請求項1の発明は、左右の縦枠材及び上下の横枠材によって構成された開口枠と、この開口枠の開口を閉塞する少なくとも2枚の戸と、戸の後方において上下の横枠材に左右動自在に設けられた鏡面を前方に向けたスライド鏡とを有しており、前記戸の少なくとも1枚が前側に水平揺動開閉自在に設けられた開き戸であり、この開き戸の後面に鏡が取り付けられているものである。
請求項2の発明は、左右の縦枠材及び上下の横枠材によって構成された開口枠と、この開口枠の開口を閉塞する少なくとも2枚の戸と、戸の後方において上下の横枠材に左右動自在に設けられた鏡面を前方に向けたスライド鏡とを有しており、前記戸の内、相互に隣接する一対の戸が観音開き戸を構成しており、この観音開き戸を構成する開き戸の後面に鏡が取り付けられ、この観音開き戸を構成する開き戸の一方が、上下の横枠材に左右動自在に設けられたスライド縦枠材に、前側に水平揺動開閉自在に設けられているものである。
【0005】
【発明の効果】
本発明は前記した如き構成によって以下の如き効果を奏する。
▲1▼請求項1の発明によれば、戸を閉じた状態では、全ての鏡が部屋から見えないようにすることが出来、他方、開き戸を開いた状態でその開き戸に近接する位置にスライド鏡を位置させることによって、開き戸の後面に取り付けられた鏡とスライド鏡とを利用して、1枚の鏡では見にくい身体の後部を容易に見ることが出来る。
▲2▼請求項2の発明によれば、戸を閉じた状態では、全ての鏡が部屋から見えないようにすることが出来、他方、開き戸を開くと共に、スライド縦枠材に設けられていない方の開き戸の基部(枢着部)に近接する位置にスライド鏡を位置させ、更にスライド縦枠材をスライド鏡の縁部に移動させて、2枚の開き戸の後面に取り付けられた鏡とスライド鏡とを三面鏡のようにして、1枚の鏡では見にくい身体の後部を容易に見ることが出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
なお、この説明において、前とは図1紙面表側を、後とは同裏側をいい、左とは図1左側を、右とは同図右側をいう。
【0007】
部屋に造り付けられた収納庫本体2の前面の開口3の縁部に収納庫用の戸装置4が取り付けられている。
前記収納庫用の戸装置4は、左右の縦枠材7及び上下の横枠材8によって構成された開口枠6と、この開口枠6の開口10を閉塞する少なくとも2枚、具体的には4枚の開き戸11A、11B、11C、11D(請求の範囲でいう戸)と、開き戸11A〜11Dの後方において上下の横枠材8に左右動自在に設けられた鏡面Mを前方に向けたスライド鏡14とを有している。
前記スライド鏡14は、補強板15と、この補強板15の前面に取り付けられた鏡16とを有している。前記補強板15は、上下の横枠材8に長手方向を左右方向に向けるようにして形成された案内溝18に左右動自在に嵌められている。
このような構成によって、スライド鏡14は左右動するようになされている。
前記鏡16は、高さがL(図3参照)で、幅がW(図1参照)である。
【0008】
前記開き戸11Aは、左側の縦枠材7に公知の蝶番(図示略)を介して前側に水平揺動開閉自在に設けられている。
前記開き戸11Bは、上下の横枠材8に左右動自在に設けられたスライド縦枠材20に、公知の蝶番(図示略)を介して前側に水平揺動開閉自在に設けられている。
前記スライド縦枠材20は、本体21と、この本体21の下端部に形成された下方に開放した凹所22に上下動自在に嵌められた上下動片23と、この上下動片23を下向きに付勢するばね24とを有している。そして、スライド縦枠材20の上端部は、上の横枠材8に長手方向を左右方向に向けるようにして形成された案内溝26に左右動自在に嵌められ、スライド縦枠材20の下端部である上下動片23は、下の横枠材8に長手方向を左右方向に向けるようにして形成された案内溝26に左右動自在に嵌められている。なお、上下動片23はばね24の力で強く下の案内溝26の底面に当接し、スライド縦枠材20を左又は右に動かす方向に設定値以上の力を加えない限り、スライド縦枠材20をその停止位置で停止させるロック機能を有している。なお、別の公知のロック機構を設けるようにしてもよいことは云うまでもない。
前記開き戸11Cは、スライド縦枠材20に公知の蝶番(図示略)を介して前側に水平揺動開閉自在に設けられている。
前記開き戸11Dは、右側の縦枠材7に公知の蝶番(図示略)を介して前側に水平揺動開閉自在に設けられている。
図2において符号Pは、開き戸11A〜11Dの揺動中心を示す。また、開き戸11A〜11Dの自由端部には公知の把手(図示略)が設けられている。
【0009】
前記開き戸11Aと開き戸11Bとによって観音開き戸が構成されている。
これら観音開き戸を構成する開き戸11A及び開き戸11Bの後面に鏡27が鏡面Mを開き戸11A、11Bと逆側に向けるようにして取り付けられている。
前記鏡27は、鏡16と同一又はほぼ同一の大きさとなされていが、そうでなくてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態の使用方法】
次に発明の実施の形態の使用方法を説明する。
全ての開き戸11A〜11Dを閉じた状態では、全ての鏡16、鏡27が部屋から見えないようにすることが出来る。
開き戸11Aを所定角度(例えば、120度前後)に開いた状態で、その開き戸11Aに近接する位置にスライド鏡14を位置させることによって、開き戸11Aの後面に取り付けられた鏡27とスライド鏡14とを利用して、1枚の鏡では見にくい身体の後部を容易に見ることが出来る。
上記の状態において、開き戸11Bを所定角度(例えば、120度前後)に開き且つスライド縦枠材20をスライド鏡14の右縁部に移動させることにより、2枚の開き戸11A、11Bの後面に取り付けられた鏡27とスライド鏡14とを開かれた三面鏡のようにして、1枚の鏡では見にくい身体の後部を更に容易に見ることが出来る。
収納庫本体2内に物品を収納したり、収納庫本体2内から物品を取り出す際において、スライド鏡14が邪魔となればスライド鏡14を別の位置にスライド移動させればよい。
【0011】
【変形例等】
以下に変形例等について説明を加える。
(1)収納庫本体2は、部屋に造り付けのものでなく、部屋に載置される収納家具の本体であってもよい。
(2)開き戸11C、開き戸11Dは、ない場合もある。
(3)開き戸11C、開き戸11Dの後面に鏡27を取り付けてもよい。
(4)請求項1の発明においては、開き戸11A〜11Dの少なくとも1つに鏡27を設ければよい。
(5)請求項1の発明においては、4枚の開き戸11A〜11Dの内、少なくとも1枚を開き戸のままとし、他の残りを開き戸以外の戸、例えば折れ戸としてもよい。なお、少なくとも1枚の開き戸の後面には鏡27が設けられる。
(6)請求項1の発明においては、スライド鏡14は、鏡27が後面に取り付けられた開き戸とその隣の戸(左右に戸が有る場合は一方の戸)との間で左右動すればよい。
(7)スライド縦枠材20は、観音開き戸を構成する一対の開き戸を閉じた状態の位置から、スライド縦枠材20に設けられていない開き戸に向かって所定距離移動出来ればよい。
(8)鏡27の大きさは、開き戸の後面に取り付けられる大きさであれば任意である。
(9)鏡16の大きさは任意である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す中間省略の一部破砕正面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【符号の説明】
4 収納庫用の戸装置
6 開口枠
7 縦枠材
8 横枠材
10 開口
11A 開き戸
11B 開き戸
11C 開き戸
11D 開き戸
14 スライド鏡
15 補強板
16 鏡
27 鏡
M 鏡面
Claims (2)
- 左右の縦枠材及び上下の横枠材によって構成された開口枠と、この開口枠の開口を閉塞する少なくとも2枚の戸と、戸の後方において上下の横枠材に左右動自在に設けられた鏡面を前方に向けたスライド鏡とを有しており、前記戸の少なくとも1枚が前側に水平揺動開閉自在に設けられた開き戸であり、この開き戸の後面に鏡が取り付けられている収納庫用の戸装置。
- 左右の縦枠材及び上下の横枠材によって構成された開口枠と、この開口枠の開口を閉塞する少なくとも2枚の戸と、戸の後方において上下の横枠材に左右動自在に設けられた鏡面を前方に向けたスライド鏡とを有しており、前記戸の内、相互に隣接する一対の戸が観音開き戸を構成しており、この観音開き戸を構成する開き戸の後面に鏡が取り付けられ、この観音開き戸を構成する開き戸の一方が、上下の横枠材に左右動自在に設けられたスライド縦枠材に、前側に水平揺動開閉自在に設けられている収納庫用の戸装置。
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JP13288098A JP4002000B2 (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 収納庫用の戸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP13288098A JP4002000B2 (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 収納庫用の戸装置 |
Publications (2)
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JPH11324529A JPH11324529A (ja) | 1999-11-26 |
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Family Applications (1)
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JP13288098A Expired - Fee Related JP4002000B2 (ja) | 1998-05-15 | 1998-05-15 | 収納庫用の戸装置 |
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JP (1) | JP4002000B2 (ja) |
-
1998
- 1998-05-15 JP JP13288098A patent/JP4002000B2/ja not_active Expired - Fee Related
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