JP4001603B2 - 開くときの安全システムを具備する圧力下で調理するための家庭用器具 - Google Patents

開くときの安全システムを具備する圧力下で調理するための家庭用器具 Download PDF

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Description

本発明は、鍋と、鍋を係止して実質的に漏れ止め性の調理用容器を形成する蓋とを有する圧力下で調理するための家庭用器具の一般的な技術分野に関する。当該器具は、蒸気圧下で鍋内の食品を調理する。
特に、本発明は、蓋ハンドルを備えた蓋および鍋ハンドルを備えた鍋を有し、バヨネット式の閉鎖手段をともなって、圧力下で調理するための家庭用器具に関し、前記蓋および当該蓋とともに動く前記蓋ハンドルは、前記鍋および前記鍋ハンドルに対して自由に回転し、前記蓋ハンドルと前記鍋ハンドルとは、前記器具の閉じ位置において上下に配置されるようになっており、前記器具は、ロック/ロック解除システムをさらに有し、前記ロック/ロック解除システムは、前記蓋上に取り付けられて漏れ出し位置と漏れ止め位置との間を移動する安全弁と、前記蓋ハンドル上に取り付けられ、第1の停止位置と第2の停止位置との間で前記器具の径方向に弾性的に摺動することが可能で、当該第1の停止位置においては前記安全弁の自由な移動を許容し、当該第2の停止位置においては前記安全弁の前記漏れ出し位置から前記漏れ止め位置までの移動を防止する、制御末端部付き安全装置と、前記安全装置上に取り付けられて休止位置と強制位置との間を弾性的に移動するブロック突起を具備するとともに、前記蓋ハンドル上に配置されるブロック対抗突起を具備し、当該ブロック突起および当該対抗突起は、前記休止位置において、当該安全装置を前記第2の停止位置に維持することができるように連携して、当該安全装置を当該第2の停止位置にブロックすることが可能な安全装置ブロック手段と、前記鍋ハンドル上に配置されて、前記蓋ハンドルが前記閉じ位置に接近する場合、前記ブロック突起を前記強制位置まで駆動して、前記対抗突起からの当該ブロック突起の開放および前記安全装置の放出を許容して、当該安全装置を弾性的に前記第1の停止位置に復帰させるトリガ手段と、前記鍋ハンドル内に収容されて、前記安全装置が前記第1の停止位置にある場合、前記制御末端部が引き入れられる切欠き部と、を有する。
圧力下で調理するための家庭用器具は、“圧力調理器具”として知られている。一般的な圧力調理器具は、鍋上へ蓋を係止するために様々なシステムを有することができる。これらの器具は、分割されて、蓋または取り付け爪(バヨネット)を引き込むコの字形の部材を含む。本発明は、特に技術的な概念が広範囲にわたるバヨネット式のシステムに関する。
これらのシステムにおいて、鍋と蓋との間の機械的な接続は、対応するランプ部によってなされる。前記ランプ部は、それぞれ鍋および蓋上に位置して、器具が係止される場合、これらのランプ部は連携して、調理器具内部の圧力によって生じる力を封じ込める。器具の開閉操作は、鍋に対して蓋を回転させることによって実行される。この回転は、蓋と鍋ランプ部との係合、または、蓋の鍋ランプ部からの開放を許容する。
取り扱い(特に、鍋に対する蓋の回転)を容易にするために、器具には鍋および蓋の両方にハンドルが取り付けられている。したがって、器具は、鍋ハンドルおよび蓋ハンドルの両方を備えている。鍋ハンドルおよび蓋ハンドルは両方とも、異なる形状を有して、短いまたは長いハンドルのどちらも形成する傾向がある。また、短いハンドルは、中心蓋ハンドルによって達成されることもできる。
圧力調理器具の安全性を改良することにおいて認知されている要素は、安全装置を使用することである。安全装置は、たとえば、上述のハンドルのうちの一方に組み込まれることができ、器具に圧力がかけられている間、蓋を回転させることができないように組立てられている。
また、蓋に安全弁が備えられた圧力調理器具がよく知られている。圧力調理器具が閉じられる場合、安全弁は上方の位置にあって、容器の封止を提供する。圧力調理器具が開かれる場合、安全弁は、所定の閾値より小さい内部圧力値に対応する下方の位置にあって、容器の内側に含まれる空気が放出されることを許容する。このような方法において、蓋が閉じられて圧力調理器具に圧力がかけられる場合、(上方の閉じた位置にある)安全弁は、器具の径方向に移動可能なように蓋ハンドルに取り付けられた安全装置の内部に設けられる穴の内部で停止する。この構成において、安全装置は、所定の位置に係止されて鍋に対する蓋の回転を防止する。
一方、圧力調理器具内部の圧力が再び所定の閾値より小さくなる場合、安全弁は下方の漏れ出し位置に復帰して、安全装置を開放する。その結果、単純に鍋に対して蓋ハンドルを相対的に回転させることによって、器具は開かれることができる。この操作は、蓋を回転させて鍋ランプ部から開放することを引き起こす効果を有する。
よく知られて広く行き渡った安全システムが、とりわけその自動特性に関して、特定の利点を示す。この自動特性は、ユーザが器具を操作することをより容易にしている。しかしながら、これらの安全システムは、完全な満足を与えるものではない。
とりわけ、安全弁の機能を果たす部分にゆるやかな詰まりが起こることがある。これは、特にこの領域に食品またはカルシウムが蓄積することに起因する。このような詰まりは、安全弁の適切な移動を妨げやすい。
たとえば、ユーザは、安全弁が下方の位置になり次第、鍋ハンドルに対して蓋ハンドルを回転させて、圧力調理器具を開くことが可能である。しかしながら、上述してきたとおり、ある程度まだ鍋を漏れ止めしている間であっても、詰まりによって安全弁が下方の位置にあることが可能である。このような状況において、器具にまだいくらかの圧力がかかっている場合であっても、ユーザは、器具を開くことができる。
したがって、自動で、ユーザにとって操作が容易であるのと同時に、調理器具内部の全ての圧力が排気されるまで器具が開くことを許容しない係止システムを備える圧力調理器具の製造は、明らかに関心を引くものである。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものである。
したがって、本発明の目的は、上述される様々な不利な点を改善し、器具を使用する際の優れた安全性を保証するロック/ロック解除システムを有する新規な家庭用の圧力調理器具を提案することである。
本発明の他の目的は、開くときの付加的な安全性を提供するロック/ロック解除システムを有する新規な家庭用の圧力調理器具を提案することである。
本発明の他の目的は、自動と同時に簡単で、直観的に使用できるロック/ロック解除システムを有する新規な圧力調理器具を提案することである。
本発明の他の目的は、ロック/ロック解除システムのリセットが自動である新規な圧力調理器具を提案することである。
本発明の他の目的は、制御の自動特性が、器具を閉じるときにおいても、器具を開くときと同様に効果的である新規な圧力調理器具を提案することである。
また、本発明の目的は、バヨネット式の閉鎖手段をともなう圧力下で調理するための家庭用器具を用いて達成される。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
本発明の家庭用器具は、蓋ハンドルを備えた蓋および鍋ハンドルを備えた鍋を有し、バヨネット式の閉鎖手段をともなって、圧力下で調理するための家庭用器具であって、前記蓋および当該蓋とともに動く前記蓋ハンドルは、前記鍋および前記鍋ハンドルに対して自由に回転し、前記蓋ハンドルと前記鍋ハンドルとは、前記器具の閉じ位置において上下に配置されるようになっており、前記器具は、ロック/ロック解除システムをさらに有し、前記ロック/ロック解除システムは、前記蓋上に取り付けられて漏れ出し位置と漏れ止め位置との間を移動する安全弁と、前記蓋ハンドル上に取り付けられ、第1の停止位置と第2の停止位置との間で前記器具の径方向に弾性的に摺動することが可能で、当該第1の停止位置においては前記安全弁の自由な移動を許容し、当該第2の停止位置においては前記安全弁の前記漏れ出し位置から前記漏れ止め位置までの移動を防止する、制御末端部が一部に形成された安全装置と、前記安全装置上に取り付けられて休止位置と強制位置との間を弾性的に移動するブロック突起を具備するとともに、前記蓋ハンドル上に配置されるブロック対抗突起を具備し、当該ブロック突起および当該対抗突起は、前記休止位置において、当該安全装置を前記第2の停止位置に維持することができるように連携して、当該安全装置を当該第2の停止位置にブロックすることが可能な安全装置ブロック手段と、前記鍋ハンドル上に配置されて、前記蓋ハンドルが前記閉じ位置に接近する場合、前記ブロック突起を前記強制位置まで駆動して、前記対抗突起からの当該ブロック突起の開放および前記安全装置の放出を許容して、当該安全装置を弾性的に前記第1の停止位置に復帰させるトリガ手段と、前記鍋ハンドル内に収容されて、前記安全装置が前記第1の停止位置にある場合、前記制御末端部が引き入れられる切欠き部と、を有する、家庭用器具において、前記ロック/ロック解除システムが、前記器具を安全に開くための制御手段をさらに有し、前記制御手段が、前記切欠き部に隣接し、前記安全装置が前記第1の停止位置にある場合に前記制御末端部に対する当り止めを形成するように配置されて、前記鍋ハンドルおよび蓋ハンドルが前記器具を開く方向へ回転するのを防止する保持端と、前記安全装置に機能上接続されており、前記制御末端部の前記切欠き部内側から外側への移動を許容して、前記鍋ハンドルおよび蓋ハンドルの相対的な回転、および前記器具が開くことを許可する一方、前記ブロック手段の自動リセットを許容し、前記器具が開かれる間に、前記ブロック突起が前記トリガ手段から離れるのに十分な角度だけ前記蓋ハンドルを前記閉じ位置からずらすことによって、当該ブロック突起が前記対抗突起と連携する弾性的な前記休止位置に復帰することを可能にし、前記安全装置を前記第2の停止位置に係止する駆動手段と、を有することを特徴とする。
前記保持端は、前記器具の径方向に移動する前記安全装置の移動方向と同じ方向に平行に伸びている。
前記駆動手段は、前記蓋ハンドル上に位置され、前記安全装置に機能上接続されて、前記制御末端部が前記切欠き部の内側から外側へ移動することを許容する制御ボタンを有する。
前記制御ボタンおよび前記安全装置は、前記器具が開かれる間に、当該制御ボタンの駆動が、前記器具の半径方向外側に向かう当該安全装置の移動を引き起こすように配置されている。
前記制御ボタンは、前記安全装置の一体部分である。
前記駆動手段は、前記鍋ハンドル上に位置される制御斜面をさらに有し、前記制御末端部が前記切欠き部から一旦離れて位置されて前記蓋ハンドルが前記閉じ位置から離れて置かれると、前記制御ボタンが開放される場合、前記鍋ハンドルと蓋ハンドルとの相対的な回転が進行するとともに、当該記制御末端部は当該制御斜面に倣って前記器具の半径方向外側に向かって移動して、前記安全装置を前記第2の停止位置に移動させるように、当該制御斜面は配置されて方向付けられている。
前記制御斜面は、前記保持端から伸びて、前記安全装置の移動方向に対して斜めに、前記器具の半径方向外側に向かって続いている。
前記制御斜面の長さは、前記安全装置が前記第2の停止位置に到達するのに十分な移動を引き起こす一方、前記ブロック手段がリセットされて、当該安全装置が当該第2の停止位置に維持されることを許容するのに十分な長さである。
前記安全装置が移動する方向を示す軸線方向に突出する制御斜面の長さと前記保持端の長さとは、当該長さの和が、前記第1の停止位置と前記第2の停止位置との間の前記安全装置の経路の長さと等しくなるように構成される。
前記トリガ手段は、前記鍋ハンドル内に収容されていて、前記蓋ハンドルが前記閉じ位置に接近する場合、前記ブロック突起に対して突出して当接し、当該ブロック突起を前記強制位置に押し進めるトリガ止めによって形成される。
前記トリガ止めは、前記安全装置の移動方向と同じ方向に平行に伸びている。
本発明の家庭用調理器具によれば、器具を使用する際の優れた安全性を保証するロック/ロック解除システムを有する新規な家庭用の圧力調理器具が提供される。したがって、ユーザが器具を使用する際の安全性が保証される。
また、開くときの付加的な安全性を提供するロック/ロック解除システムを有する新規な家庭用の圧力調理器具が提供される。したがって、ユーザはより安全に器具を使用することができる。
また、自動と同時に簡単で、直観的に使用できるロック/ロック解除システムを有する新規な圧力調理器具が提供される。したがって、ユーザは容易に器具を使用することができる。
さらに、ロック/ロック解除システムのリセットが自動である新規な圧力調理器具が提案される。したがって、圧力調理器具は、一旦、開かれても、直ちに再び使われる準備ができている。
さらに、制御の自動特性が、器具を閉じるときにおいても、器具を開くときと同様に効果的である新規な圧力調理器具が提供される。したがって、ユーザはより容易に器具を使用することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
本発明の他の特徴および利点は、添付の図面を参照しつつ以下の説明を読むことによって明白になり更に詳細に理解される。これらの図面は、単に説明の目的で与えられたものであって、本発明の領域を制限するものではない。なお、図中の同様の部材には同じ符号を用いた。
本発明は、鍋1(図5参照)と、鍋1上に降ろされて調理器具用の漏れ止めを形成するように意図された蓋2(図4参照)と、を有する、圧力下で調理するための家庭用器具(すなわち、家庭用調理器具)に関する。
本発明に係る器具は、バヨネット式として知られている一種の閉鎖手段を有する。この効果のために、前記器具は、蓋2の端部周辺に蓋ランプ部3と、鍋端部5周辺に鍋ランプ部4と、を有する。このようにすると、前記器具を開閉するために、蓋2を鍋1に対して相対的に回転させて鍋ランプ部4に対して離脱または係合させることが必要となる。閉じ位置において、前記調理器具用の漏れ止めは、蓋2の端部周辺に伸びるシール部6を有する。
前記器具の開閉を容易にするために、鍋1は鍋ハンドル7を有し、蓋2は蓋ハンドル8を有する。蓋ハンドル8は、当該器具の閉じ位置において、鍋ハンドル7に対して上下に配置されて位置合わせされるようになっている。蓋2と蓋ハンドル8とは、一旦、鍋1上に降ろされると、鍋1上を回転することによって前記器具の開閉を許容することができる(図3A,図3B,および図3C参照)。
本発明の範囲から外れることなく、前記器具は明らかに2つ以上のハンドルを備えることができる。
本発明によれば、前記器具は、ロック/ロック解除システム10を有する。ロック/ロック解除システム10は、一方で前記器具の閉鎖および係止を可能とし、他方で、当該器具の係止解除および開放を可能にする。
重要なことに、ロック/ロック解除システム10は、蓋2上に取り付けられて漏れ出し位置および漏れ止め位置の間を移動する安全弁11を有する。前記漏れ出し位置において、安全弁11は都合よく下方の位置をとる(図1Bおよび図2B参照)。前記下方の位置において、安全弁11は、蓋2に設けられた蓋穴部12を介して、調理器具内部から蒸気が外部に漏れ出ることを許容する。一方、前記漏れ止め位置において、図3Bに示されるとおり、安全弁11は都合よく上方の位置をとる。前記上方の位置において、安全弁11の下部は、蓋穴部12の端部に対して停止して、きつい漏れ止めを作り出す。
安全弁11の前記下方の位置、および、より一般的には最下方の位置から最上方の位置までのすべての中間的な位置において、流体は、調理器具9の内部および外部の間を自由に移動することができる。
また、本発明によれば、ロック/ロック解除システム10は、蓋ハンドル8に取り付けられて、当該器具の径方向への移動が可能な安全装置13を有する。安全装置13は、たとえば圧縮ばね(不図示)を用いることによって、弾性的に滑動することができるように取り付けられる。前記圧縮ばねの反力は、調理器具の中心に向かって、矢印F1(図1B参照)にしたがうように方向付けられている。したがって、前記圧縮ばねは、安全装置13を第1の停止位置へ移動させる傾向を有し、前記器具の半径方向内側に向かう安全装置13の復帰を形作る。
より好ましくは、安全装置13は、2つの停止位置の間で、図1Bに示される2つの反対の方向F1,F2にしたがって、前記器具の径方向に滑動することができるように取り付けられる。前記第1の停止位置においては、安全装置13は、安全弁11の自由な移動を許容するように組み立てられている。一方、第2の停止位置においては、安全装置13は、安全弁11が(下方の)漏れ出し位置から(上方の)漏れ止め位置まで移動することを防止するように組み立てられている。
この効果のために、安全装置13は、安全装置13の移動方向F1,F2と同じ方向に平行に伸びている側柱14を有する。側柱14は、内部に開けられた穴部15を有する。図3Bおよび図3Cに示されるとおり、安全装置13が前記第1の停止位置に到達した場合、穴部15の中心軸線は、安全弁11の軸線X−X’と位置合わせされる。
したがって、前記第1の停止位置において、安全弁11は、前記軸線X−X’に沿って自由に移動可能であり、調理器具9内部の優勢な圧力状況にしたがって前記最下方の位置と最上方の位置との間のすべての位置をとることができる。
この形態において、ハンドル7,8は上下に配置されて、器具の閉じ位置にある。
好ましくは、安全装置13は、図1Bに示される前記器具の半径方向外側(矢印F2)に向かう安全装置13の移動を制限する少なくとも第2の停止位置を有する。
半径方向外側への停止位置を形成する前記第2の停止位置は、図2Bに示される。前記第2の停止位置において、第1および第2の停止位置の間の全ての中間位置と同様に、側柱14の端部16は、安全弁11の横に少なくとも部分的に並ぶように配置される。その結果、安全弁11の自由な移動が防止される。安全弁11は、もはや最上方の漏れ止め位置に到達することができず、調理器具9内部と外部との間の永続的な連通を維持する。したがって、前記器具が正しく閉じられていない場合、当該器具に圧力がかかることが防止される。
また、本発明のロック/ロック解除システム10は、前記圧縮ばねによって方向F1(図4参照)にかけられる反力に対抗して、前記第2の停止位置に安全装置13をブロックするための安全装置ブロック手段20を有する。
本発明のブロック手段20は、ハウジング22に取り付けられ、圧縮ばね23によって自由にそして弾性的に移動するブロック突起21を具備する。したがって、ブロック突起21は、ハウジング22の範囲内において、ばね23の反対側の端部21Cがハウジング22から突出する休止位置と端部21Cがハウジング22から突出しない強制位置との間で摺動することができる(図4参照)。ブロック突起21の進路は、安全装置13の運動方向F1,F2に垂直な方向にしたがう。
また、安全装置13のブロック手段20は、蓋ハンドル8上に位置するブロック対抗突起25を有する(図4参照)。
図4に示されるとおり、突起21および対抗突起25は、装着(またはセット)として知られている位置において連携するように取り付けられている。当該位置おいて、突起21は前記休止位置にあって、矢印F1の方向にばねによって作用される反力によって、安全装置13が摺動することを阻止する。その結果、安全装置13を第2の停止位置に維持することが保証される。
この目的のために、突起21は、係止面21Aと、係止面21Aに対して傾斜している戻し面21Bを提示する(図4参照)。同様に、対抗突起25は、係止対抗面25Aと、係止対抗面25Aに対して傾斜している戻し対抗面25Bを有する。したがって、安全装置13のブロックは、係止面21Aが係止対抗面25Aに対して相対的に係合することによって達成される。
また、本発明のロック/ロック解除システム10は、鍋ハンドル7上に配置されたトリガ手段30を有する(図5参照)。蓋ハンドル8が前記閉じ位置(鍋ハンドル7に対して位置決めされる位置)に接近する場合、トリガ手段30は、ブロック突起21を前記強制位置まで駆動する。
トリガ手段30は、鍋ハンドル7上に配置されたトリガ止め31によって形成される。トリガ止め31は突出して、蓋ハンドル8が前記閉じ位置に接近するときに、突起21に対して当接する。したがって、トリガ止め31は、突起21が完全にハウジング22に入る強制位置に突起21を向かわせる。
好ましくは、鍋ハンドル7は、圧力調理器具が運転可能な位置にあるときに水平となる平面7Aを有する。そして、好ましくは、トリガ止め31は、平面7Aに対して実質的に垂直なトリガ止め面31Aを有する(図5参照)。
好ましくは、トリガ止め31(より正確にはトリガ止め面31A)は、安全装置13の移動方向と同じ方向に平行に伸びている。
この結果、蓋ハンドル8が鍋ハンドル7と位置合わせされる場合、少なくとも突起21の端部21Cの一部がトリガ止め面31Aに支えられて、ばね23に対抗する突起21の移動を生じさせる。突起21は、徐々にハウジング22に入り、対抗突起25から開放され安全装置13の放出を可能とする。図3Cに示されるとおり、安全装置13は、弾性的に前記第1の停止位置に復帰する。
好ましくは、安全装置13は、安全装置13の下部を形成する制御末端部17を有する。
本発明において、ロック/ロック解除システム10は、鍋ハンドル7上に配置された(好ましくはU字形の)切欠き部32を有する。切欠き部32は、停止面32Aおよび平行側面32B,32Cを有する(図5参照)。安全装置13が前記第1の停止位置にあるとき、制御末端部17は、切り欠き部32の内側に引き入れられている(図3C参照)。
また、本発明のとりわけ興味深い特徴は、ロック/ロック解除システム10は、すべての安全状況が満たされない限り、調理器具が開かれることを防止する安全性制御手段を有するということである。
前記制御手段は、器具が開かれる方向に切欠き部32を限定している側面の一つである側面32Cで構成されている保持端33を有する。また、保持端33は、安全装置13が前記第1の停止位置にある場合、制御末端部17に対する当り止めを形成するように設置されている(図3C参照)。したがって、保持端33は、調理器具が開かれる方向F3へのハンドル7,8の回転を防止する。それゆえ、保持端33は、ハンドル7,8の単純な回転によって制御末端部17が切欠き部32内側から外側に出てくることを防止して、2つのハンドル7,8を一緒に定位置にブロックすることができるブロック要素を形成することができる。
保持端33は、ユーザがハンドルに単純な牽引力を働かせることによって器具を開くことを防止する。たとえば、保持端33は、ユーザが矢印F3の方向に蓋ハンドル8を動かして鍋ハンドル7から解放しようとすることを防止する(図3C参照)。
また、本発明のロック/ロック解除システム10は、保持端33と組み合わされて、器具が安全に開くことを許容する駆動手段を有する。
前記駆動手段は、安全装置13に機能上接続されて、制御末端部17が切欠き部32内部から外部へ移動することを可能とする。したがって、ハンドル7,8が相対的に回転されて、その結果、器具が開くことが許可される。
また、前記駆動手段は、ブロック手段20の自動再装備(または自動リセット)を可能とする。すなわち、係止面21Aと係止対抗面25Aとが自動係合することが可能となる。
前記駆動手段は、ユーザによって駆動されることができ、また、少なくとも部分的に、ユーザによって動かされることができる。その結果、前記駆動手段の駆動は、制御末端部17の切欠き部32内部から外部への移動を引き起こす。一旦、制御末端部17が保持端33を越えてしまうと、2つのハンドル7,8が互いに離れるように移動することが許可される。
図2Cに示されるとおり、ブロック手段20の自動リセットは、器具を開いている間に、蓋ハンドル8をずらすことによって達成される。蓋ハンドル8は、前記閉じ位置に対して充分な角度αだけずらされて、突起21をトリガ手段30(より正確にはトリガ止め面31A)から引き離す。トリガ止め面31Aから突起21が離れることは、突起21が対抗突起25と連携する弾性的な休止位置に戻ることを許可する。したがって、安全装置13は前記第2の停止位置にブロックされることができる。
この自動リセットのために、圧力調理器具は、一旦、開かれても、再び使われる準備ができている。
上述した駆動手段に対する保持端33の連結は、2つの興味深い特徴を示す。
まず、ハンドル7,8を互いに離れるように旋回させることによってユーザが簡単に器具を開くことができることを防止することによって、開くときのユーザ安全性を保証する。
そして、安全装置13およびブロック手段20の自動リセットを可能にする。その結果、圧力調理器具は、一旦、開かれても、直ちに再び使われる準備ができている。
保持端33は、前記器具の径方向に移動する安全装置13の移動方向と同じ方向に平行に伸びて、ハンドル7,8が回転して互いに離れる方向と一致する方向に続く。
前記駆動手段は、ユーザによって駆動されることができ、制御ボタン50を有することができるという点で、とりわけ有効である。制御ボタン50は、蓋ハンドル8上に位置し、安全装置13に機能上接続されて、制御末端部17が切欠き部32の内側から外側へ移動することを許容する。
特に、器具が開かれるとき、制御ボタン50の駆動が、前記器具の半径方向外側(矢印F2)に向かう安全装置13の移動を引き起こすように、制御ボタン50および安全装置13は配置されている。
なお、好ましくは、制御ボタン50は、安全装置13と一体化されている。
本発明の第1の実施の形態によれば、前記駆動手段は制御ボタン50単独で形成されることができる。制御ボタン50は、安全装置13の対応する経路が、安全装置13が保持端33を横切って第2の停止位置に到達するのに十分であることを許容する以上の距離をユーザによって動かされる。
本発明の第2の実施の形態によれば、前記駆動手段は、鍋ハンドル7上に位置する制御斜面34を有する。図2Cに示されるとおり、器具を開くときに、一旦、制御末端部17が切欠き部32を出て、蓋ハンドル8が閉じ位置を出る(すなわち、鍋ハンドル7に対して角度αだけずらされる)と、制御ボタン50が開放される場合、制御末端部17は制御斜面34に倣って、ハンドル7,8の相対的な回転が進行するとともに前記器具の半径方向外側に向かって移動して、安全装置13は前記第2の停止位置へ向かって移動させるように、制御斜面34は配置されて方向付けられている。
また、本発明の第2の実施の形態におけるこの方法は、ユーザがハンドル7,8を互いに離れるように動かし始めるとすぐに、ユーザが制御ボタン50を開放することができるという長所がある。
好ましくは、図1Cに示されるとおり、制御斜面34は、保持端33から伸びて、安全装置13の移動方向F1またはF2に対して斜めに、前記器具の半径方向外側に向かって続いている。
本発明のとりわけ有利な他の特徴は、制御斜面34が安全装置13の十分な経路をもたらすのに十分な長さを有することである。その結果、安全装置13は前記第2の停止位置に到達し、ブロック手段20のリセットが可能となる。その結果、第1および第2の停止位置の間に安全装置13が維持される。
このような観点で、安全装置13の移動方向を示している軸線Y−Y’方向に突出する制御斜面34の長さおよび保持端33の長さは適合される。したがって、軸線Y−Y’上に突出する制御斜面34の長さと保持端33の長さの和は、前記第1の停止位置と前記第2の停止位置との間の安全装置13の経路の長さと等しい長さLを示す。
本発明に係る器具の作用効果は、図1〜図5を参照しつつ以下に述べられる。
圧力調理器具を使用する観点では、ハンドル7,8が上下に配置されないようにわずかにずらして、ユーザが蓋2を鍋1上に配置することから始まる。
このような配置では、図4に示されるとおり、安全装置13は前記第2の停止位置にある。そして、安全弁11は自由に移動ができず、最上方の位置の漏れ止め位置に到達することもできない。
それから、ユーザは、図2Aに示される矢印F4によって示される方向に2つのハンドル7,8を一緒に徐々に移動させることにより器具を閉じ始める。図3A,図3B,および図3Cに示されるとおり、2つのハンドル7,8は上下に配置されて位置合わせされるまで移動される。
図1Cに示される閉じ前位置において、2つのハンドル7,8は実質的に配置合わせされており、突起21は、トリガ止め31のトリガ止め面31A上に休止するようになる。
この閉じ前位置においては、側柱14の端部16が介在するため、安全弁11は、まだ上方の漏れ止め位置へ移動することはできない。
この部分的に係止された位置において、調理器具9の内部圧力は上昇することができず、ユーザ安全性が保証される。図1A,図1B,または図1Cに示される配置と、図2Aに示される配置との間で、ハンドル7,8が一緒に移動されるので、突起21が対抗突起25から解放されるまで、突起21はトリガ緩衝によって徐々に駆動される。突起21は、ばね23に逆らってハウジング22の中にとどまる。
一旦、突起21の対抗突起25からの解放が起こると、安全装置13は放出されて、図3Cに示されるとおり、第1の停止位置に到達する傾向がある。前記第1の停止位置において、制御末端部17は、切欠き部32および停止面32Aに対して停止するようになる。器具の閉じ位置および係止位置に対応する当該位置において、穴部15は、安全弁11の軸線X−X’と位置合わせされている。したがって、安全弁11の漏れ止め位置へ向かう自由な移動を許可する。このような方法で、調理器具9内部の圧力の穏やかな上昇は、図3Bに示されように、上方の漏れ止め位置への安全弁11の移動を引き起こす。
この器具を閉じるシステムのために、本発明の圧力調理器具は、完全に閉じられて係止された瞬間から、ようやく内部の圧力が増加するという傾向がある。
一旦、調理が終わると、熱源はオフにされて、調理器具9内部の圧力は減少し始める。圧力が閾値以下、たとえば約0.5kPaまで落ちた場合、安全弁11は、下方の漏れ出し位置に復帰することができる。そして、安全装置13は、安全弁11によって係止されず、新たに移動することが可能である。
本発明に伴うロック/ロック解除システム10の配置形態は、安全弁11が下方の位置にあるという違いを除けば、図3Cに示される形態と同様である。図3Cに示すとおり、制御末端部17は、切欠き部32に対して係合される。その結果、器具の開放は、ユーザによる制御ボタン50の初期駆動を必要とする。したがって、器具を開くために、ユーザは何よりもまず制御ボタン50を、前記器具の半径方向外側(方向F2)に向かって引っ張って、制御末端部17を切欠き部32の外側に出さなければならない。とりわけ、制御ボタン50は、制御末端部17が保持端33を越えて通過することを許容する充分な距離以上に動かされなければならない。
そして、2つのシナリオが後に続くことができる。
第1のシナリオにおいて、ユーザは、ブロック手段20がリセットされることを可能とするのに十分な距離以上、制御ボタン50を動かす。この場合、安全装置13は、図4に図示したとおり、突起21および対抗突起25の係止面21Aおよび係止対抗面25Aが相互に係合して、安全装置13を第2の停止位置に閉じ込めるために十分な距離以上を移動する。それから、ユーザは、ハンドル7,8を図1Cに示される矢印F3に従って互いに離れる向きに回転させることによって、ブロック手段20はリセットされて、器具を開くことができる。
一方、第2のシナリオにおいて、制御ボタン50の移動は、安全装置13(正確には制御末端部17)が切欠き部32から解放され、保持端33を越えることを許容するのに十分であるけれども、ブロック手段20がリセットされるのを許容するのには十分でない。
この場合、ユーザは、制御ボタン50を保持する間に、(矢印F3の方向に)ハンドル7,8を互いに離すようにわずかに回転させ始めさえすればよい。回転が進行するとすぐに、ユーザは制御ボタン50を放出することができる。そして、制御ボタン50の放出は安全装置13を放出する効果を有する。一旦放出されると、安全装置13は、前記器具の半径方向内側F1に向かって弾性的に復帰して、図2Cに示されるとおり、自然に制御末端部17を介して制御斜面34と係合するようになる。
器具を開き終えるために、ユーザはそれから、ハンドル7,8を互いに離れる方向F3に回転させ続けなければならない。その間に、同時にそして自動的に、ブロック手段20はリセットされる。このような方法において、制御斜面34は、前記リセットを許容するのに十分な長さを有する。したがって、安全弁11のいかなる移動をも防止する位置に、安全装置13は、新たにブロックされる。
したがって、本発明にともなう圧力調理器具は、安全な開放手順および自動リセットという二重の利点を有する。その結果、器具を開く場合、器具は直ちに使用可能であって、ユーザによって実行される操作の数は最小であるような当該器具の構成が許容される。
調理器具内部の圧力が安全弁のトリガ閾値よりも低い場合、器具の開放に先立って、上下に位置する蓋および鍋ハンドルの上面図である。 調理器具に圧力がかけられていない場合、器具の開放に先立って、ロック解除位置にある本発明のロック/ロック解除システムを示す図1Aの線D−Dに沿った断面図である。 調理器具に圧力がかけられていない場合、器具の開放に先立って、ロック解除位置にある本発明のロック/ロック解除システムの詳細を示す図1Bの線E−Eに沿った断面図である。 調理器具が開放されて圧力がかけられていない場合、ずらされた位置における蓋および鍋ハンドルの上面図である。 調理器具に圧力がかけられていない場合、器具の開放位置における本発明のロック/ロック解除システムを示す図2Aの線B−Bに沿った断面図である。 調理器具に圧力がかけられていない場合、器具の開放位置における本発明のロック/ロック解除システムの詳細を示す図2Bの線C−Cに沿った断面図である。 調理器具に圧力がかけられている場合、上限に位置するロック位置にある蓋および鍋ハンドルの上面図である。 調理器具に圧力がかけられている場合、器具の閉じ位置にある本発明のロック/ロック解除システムを示す図3Aの線A−Aに沿った断面図である。 調理器具に圧力がかけられている場合、器具の閉じ位置にある本発明のロック/ロック解除システムの詳細を示す図3Bの線F−Fに沿った断面図である。 本発明の安全装置が収容される蓋ハンドルを示す斜視図である。 本発明のトリガ手段、保持端、および制御斜面を備えている鍋ハンドルの詳細を示す斜視図である。
符号の説明
1 鍋、
2 蓋、
7 鍋ハンドル、
8 蓋ハンドル、
10 ロック/ロック解除システム、
11 安全弁、
13 安全装置、
17 制御末端部、
32 切欠き部、
33 保持端。

Claims (11)

  1. 蓋ハンドル(8)を備えた蓋(2)および鍋ハンドル(7)を備えた鍋(1)を有し、バヨネット式の閉鎖手段をともなって、圧力下で調理するための家庭用器具であって、
    前記蓋(2)および当該蓋(2)とともに動く前記蓋ハンドル(8)は、前記鍋(1)および前記鍋ハンドル(7)に対して自由に回転し、
    前記蓋ハンドル(8)と前記鍋ハンドル(7)とは、前記器具の閉じ位置において上下に配置されるようになっており、
    前記器具は、ロック/ロック解除システム(10)をさらに有し、
    前記ロック/ロック解除システム(10)は、
    前記蓋(2)上に取り付けられて漏れ出し位置と漏れ止め位置との間を移動する安全弁(11)と、
    前記蓋ハンドル(8)上に取り付けられ、第1の停止位置と第2の停止位置との間で前記器具の径方向に弾性的に摺動することが可能で、当該第1の停止位置においては前記安全弁(11)の自由な移動を許容し、当該第2の停止位置においては前記安全弁(11)の前記漏れ出し位置から前記漏れ止め位置までの移動を防止する、制御末端部(17)が一部に形成された安全装置(13)と、
    前記安全装置(13)上に取り付けられて休止位置と強制位置との間を弾性的に移動するブロック突起(21)を具備するとともに、前記蓋ハンドル(8)上に配置されるブロック対抗突起(25)を具備し、当該ブロック突起(21)および当該対抗突起(25)は、前記休止位置において、当該安全装置(13)を前記第2の停止位置に維持することができるように連携して、当該安全装置(13)を当該第2の停止位置にブロックすることが可能な安全装置(13)ブロック手段(20)と、
    前記鍋ハンドル(7)上に配置されて、前記蓋ハンドル(8)が前記閉じ位置に接近する場合、前記ブロック突起(21)を前記強制位置まで駆動して、前記対抗突起(25)からの当該ブロック突起(21)の開放および前記安全装置(13)の放出を許容して、当該安全装置(13)を弾性的に前記第1の停止位置に復帰させるトリガ手段(30)と、
    前記鍋ハンドル(7)内に収容されて、前記安全装置(13)が前記第1の停止位置にある場合、前記制御末端部(17)が引き入れられる切欠き部(32)と、を有する、家庭用器具において、
    前記ロック/ロック解除システム(10)が、前記器具を安全に開くための制御手段をさらに有し、
    前記制御手段が、
    前記切欠き部(32)に隣接し、前記安全装置(13)が前記第1の停止位置にある場合に前記制御末端部(17)に対する当り止めを形成するように配置されて、前記鍋ハンドル(7)および蓋ハンドル(8)が前記器具を開く方向へ回転するのを防止する保持端(33)と、
    前記安全装置(13)に機能上接続されており、前記制御末端部(17)の前記切欠き部(32)内側から外側への移動を許容して、前記鍋ハンドル(7)および蓋ハンドル(8)の相対的な回転、および前記器具が開くことを許可する一方、前記ブロック手段(20)の自動リセットを許容し、前記器具が開かれる間に、前記ブロック突起(21)が前記トリガ手段(30)から離れるのに十分な角度だけ前記蓋ハンドル(8)を前記閉じ位置からずらすことによって、当該ブロック突起(21)が前記対抗突起(25)と連携する弾性的な前記休止位置に復帰することを可能にし、前記安全装置(13)を前記第2の停止位置に係止する駆動手段と、
    を有することを特徴とする家庭用器具。
  2. 前記保持端(33)は、前記器具の径方向に移動する前記安全装置(13)の移動方向と同じ方向に平行に伸びていることを特徴とする請求項1に記載の家庭用器具。
  3. 前記駆動手段は、前記蓋ハンドル(8)上に位置され、前記安全装置(13)に機能上接続されて、前記制御末端部(17)が前記切欠き部(32)の内側から外側へ移動することを許容する制御ボタン(50)を有することを特徴とする請求項1または2に記載の家庭用器具。
  4. 前記制御ボタン(50)および前記安全装置(13)は、前記器具が開かれる間に、当該制御ボタン(50)の駆動が、前記器具の半径方向外側に向かう当該安全装置(13)の移動を引き起こすように配置されていることを特徴とする請求項3に記載の家庭用器具。
  5. 前記制御ボタン(50)は、前記安全装置(13)の一体部分であることを特徴とする請求項3または4に記載の家庭用器具。
  6. 前記駆動手段は、前記鍋ハンドル(7)上に位置される制御斜面(34)をさらに有し、
    前記制御末端部(17)が前記切欠き部(32)から一旦離れて位置されて前記蓋ハンドル(8)が前記閉じ位置から離れて置かれると、前記制御ボタン(50)が開放される場合、前記鍋ハンドル(7)と蓋ハンドル(8)との相対的な回転が進行するとともに、当該記制御末端部(17)は当該制御斜面(34)に倣って前記器具の半径方向外側に向かって移動して、前記安全装置(13)を前記第2の停止位置に移動させるように、当該制御斜面(34)は配置されて方向付けられていることを特徴とする請求項3〜5のいずれか一つに記載の家庭用器具。
  7. 前記制御斜面(34)は、前記保持端(33)から伸びて、前記安全装置(13)の移動方向に対して斜めに、前記器具の半径方向外側に向かって続いていることを特徴とする請求項6に記載の家庭用器具。
  8. 前記制御斜面(34)の長さは、前記安全装置(13)が前記第2の停止位置に到達するのに十分な移動を引き起こす一方、前記ブロック手段(20)がリセットされて、当該安全装置(13)が当該第2の停止位置に維持されることを許容するのに十分な長さであることを特徴とする請求項6または7に記載の家庭用器具。
  9. 前記安全装置(13)が移動する方向を示す軸線方向に突出する制御斜面(34)の長さと前記保持端(33)の長さとは、当該長さの和が、前記第1の停止位置と前記第2の停止位置との間の前記安全装置(13)の経路の長さと等しくなるように構成されることを特徴とする請求項6〜8のいずれか一つに記載の家庭用器具。
  10. 前記トリガ手段(30)は、前記鍋ハンドル(7)内に収容されていて、前記蓋ハンドル(8)が前記閉じ位置に接近する場合、前記ブロック突起(21)に対して突出して当接し、当該ブロック突起(21)を前記強制位置に押し進めるトリガ止め(31)によって形成されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の家庭用器具。
  11. 前記トリガ止め(31)は、前記安全装置(13)の移動方向と同じ方向に平行に伸びていることを特徴とする請求項10に記載の家庭用器具。
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