JP4001034B2 - 媒体供給装置、媒体供給方法、印刷装置、印刷システム - Google Patents

媒体供給装置、媒体供給方法、印刷装置、印刷システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、媒体供給装置、媒体供給方法、印刷装置、印刷システムに関する。
【0002】
【従来技術】
従来の媒体供給装置は、媒体支持部材上に積層された媒体を、最上位の媒体から一枚ずつ供給する方式が一般的である。そして、以下の方式の媒体供給装置がよく使われている。
この媒体供給装置は、積層された媒体を支持するための移動可能な媒体支持部材と、媒体を搬送するための媒体搬送手段を有している。そして、媒体を供給するために、媒体支持部材は、積層された媒体が媒体搬送手段に当接していない所定の退避位置から、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接する当接位置まで移動する。その後、媒体搬送手段は、当接させられた積層された媒体を搬送する。さらに、媒体支持部材は、媒体搬送手段によって当接させられた積層された媒体が搬送されるのに合わせ、当接位置から所定の退避位置まで移動する。これにより1枚の媒体が供給される。そして、2枚目の媒体については、上記の動作を繰り返すようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−97579
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような媒体搬送装置では、媒体を供給する毎に、媒体支持部材が、積層された媒体が媒体搬送手段に当接していない位置から、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接する位置まで移動するので、積層された媒体が媒体搬送手段に当接する際に衝撃音が発生する。
なお、媒体支持部材の移動量が大きい程、積層された媒体が媒体搬送手段に当接する際の衝撃音が大きくなることが知られている。一方、媒体が供給されると、媒体支持部材上に積層された媒体の量が少なくなる。そして、媒体の量が少なくなるにつれ、媒体支持部材の移動量が大きくなる。そのため、媒体の量が少なくなるにつれ、積層された媒体が媒体搬送手段に当接する際の衝撃音が大きくなってしまう。
そこで、本発明は、積層された媒体が媒体搬送手段に当接する際の衝撃音を抑えることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための主たる本発明は積層された媒体を支持するための移動可能な媒体支持部材と、前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量を検出するための量検出手段と、前記媒体を搬送するための媒体搬送手段を有し、前記媒体支持部材は、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接していない所定の退避位置から、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接する当接位置まで移動し、前記媒体搬送手段は、当接させられた前記積層された媒体を搬送する媒体供給装置において、 前記媒体支持部材と前記媒体搬送手段とを駆動するための駆動源と、前記媒体搬送手段により搬送された媒体を検知するための媒体検知手段と、を有し、前記量検出手段は、前記駆動源が前記積層された媒体を搬送するために駆動を開始してから、前記媒体が前記媒体検知手段により検知されるまでの前記駆動源の回転量により、前記媒体支持部材上の積層された媒体の量を検出し、前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量が所定量より少ない場合には、前記媒体支持部材の移動速度を遅くすることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
『開示の概要』
本明細書及び添付図面の記載により少なくとも次のことが明らかにされる。
【0007】
積層された媒体を支持するための移動可能な媒体支持部材と、前記媒体を搬送するための媒体搬送手段を有し、前記媒体支持部材は、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接していない所定の退避位置から、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接する当接位置まで移動し、前記媒体搬送手段は、当接させられた前記積層された媒体を搬送する媒体供給装置において、前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量が所定量より少ない場合には、前記媒体支持部材の移動速度を遅くすることを特徴とする媒体供給装置。
【0008】
このような媒体供給装置によれば、前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量が所定量より少ない場合には前記媒体支持部材の移動速度を遅くするから、積層された媒体の量が少なくなって媒体支持部材の移動量が大きくなっても、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接する際の衝撃音が大きくならない媒体供給装置を実現できる。
【0009】
また、かかる媒体供給装置において、前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量が、前記所定量より少ない他の所定量より少なくなった場合には、前記媒体支持部材の移動速度をさらに遅くしてもよい。
かかる媒体供給装置によれば、前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量が、前記所定量より少ない他の所定量より少なくなった場合には、前記媒体支持部材の移動速度をさらに遅くするから、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接する際の衝撃音が大きくならない範囲で、移動速度を速くできる。
【0010】
また、かかる媒体供給装置において、前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量を検出するための量検出手段を設けてもよい。
このような媒体供給装置によれば、前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量を検出するための量検出手段を設けたことで、積層された媒体の量を自動的に検出できる。
【0011】
また、かかる媒体供給装置において、前記媒体支持部材を駆動するための駆動源と、前記媒体搬送手段を駆動するための駆動源と、が異なるようにしてもよい。
このような媒体供給装置によれば、前記媒体支持部材を駆動するための駆動源と前記媒体搬送手段を駆動するための駆動源とが異なるから、媒体搬送支持部材の移動速度のみ遅くし、媒体搬送手段は高速で駆動可能で、衝撃音を抑えた範囲内で、媒体を短時間で搬送できる媒体供給装置が実現できる。
【0012】
また、かかる媒体供給装置において、前記媒体支持部材を駆動するための駆動源と、前記媒体搬送手段を駆動するための駆動源と、が同じであってもよい。
このような媒体供給装置によれば、前記媒体支持部材を駆動するための駆動源と前記媒体搬送手段を駆動するための駆動源とが同じであるから、媒体供給装置の小型化を実現できる。
【0013】
また、かかる媒体供給装置において、前記媒体支持部材と前記媒体搬送手段とを駆動するための駆動源と、前記媒体搬送手段により搬送された媒体を検知するための媒体検知手段と、を有し、前記量検出手段は、前記駆動源が前記積層された媒体を搬送するために駆動を開始してから、前記媒体が前記媒体検知手段により検知されるまでの前記駆動源の回転量により、前記媒体支持部材上の積層された媒体の量を検出してもよい。
このような媒体供給装置によれば、前記量検出手段は、前記駆動源が前記積層された媒体を搬送するために駆動を開始してから、前記媒体が前記媒体検知手段により検知されるまでの前記駆動源の回転量により、前記媒体支持部材上の積層された媒体の量を検出するから、センサを用いず媒体支持部材上の媒体の量を検出できる。
【0014】
また、かかる媒体供給装置において、前記媒体支持部材を駆動するための第1駆動源と、前記媒体搬送手段を駆動するための第2駆動源と、前記媒体搬送手段により搬送された媒体を検知するための媒体検知手段と、を有し、前記第2駆動源は、前記第1駆動源と同時に駆動を開始可能であり、前記量検出手段は、前記第1駆動源と前記第2駆動源が前記積層された媒体を搬送するために同時に駆動を開始してから、前記媒体が前記媒体検知手段により検知されるまでの前記第2駆動源の回転量により、前記媒体支持部材上の積層された媒体の量を検出してもよい。
このような媒体供給装置によれば、前記量検出手段は、前記第1駆動源と前記第2駆動源が前記積層された媒体を搬送するために同時に駆動を開始してから、前記媒体が前記媒体検知手段により検知されるまでの前記第2駆動源の回転量により、前記媒体支持部材上の積層された媒体の量を検出するから、媒体支持部材と媒体搬送手段がそれぞれ別の駆動源で駆動されていても、センサを用いず媒体支持部材上の媒体の量を検出できる。
【0015】
また、かかる媒体供給装置において、前記駆動源は、ステッピングモータであってもよい。
このような媒体供給装置によれば、前記駆動源はステッピングモータであるから、回転量をステップ数で判断でき、前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量を検出し易い。
【0016】
また、かかる媒体供給装置において、前記媒体支持部材は、一端部を中心に揺動してもよい。
このような媒体供給装置によれば、前記媒体支持部材が一端部を中心に揺動することで、容易な機械構成で、前記媒体支持部材が、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接していない所定の退避位置から、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接する当接位置まで移動できる。
【0017】
さらに、積層された媒体を支持するための移動可能な媒体支持部材と、前記媒体を搬送するための媒体搬送手段を有し、前記媒体支持部材は、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接していない所定の退避位置から、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接する当接位置まで移動し、前記媒体搬送手段は、当接させられた前記積層された媒体を搬送する媒体供給方法において、前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量が所定量より少ない場合には、前記媒体支持部材の移動速度を遅くすることを特徴とする媒体供給方法。
前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量が所定量より少ない場合には前記媒体支持部材の移動速度を遅くするから、積層された媒体の量が少なくなって媒体支持部材の移動量が大きくなっても、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接する際の衝撃音が大きくならない媒体供給方法を実現できる。
【0018】
さらに、積層された媒体を支持するための移動可能な媒体支持部材と、前記媒体を搬送するための媒体搬送手段を有し、前記媒体支持部材は、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接していない所定の退避位置から、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接する当接位置まで移動し、前記媒体搬送手段は、当接させられた前記積層された媒体を搬送する媒体供給装置と、前記媒体供給装置によって供給された媒体に印刷を行う印刷ヘッドと、を備えた印刷装置において、前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量が所定量より少ない場合には、前記媒体支持部材の移動速度を遅くすることを特徴とする印刷装置。
前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量が所定量より少ない場合には前記媒体支持部材の移動速度を遅くするから、積層された媒体の量が少なくなって媒体支持部材の移動量が大きくなっても、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接する際の衝撃音が大きくならない印刷装置を実現できる。
【0019】
さらに、コンピュータ、並びに、積層された媒体を支持するための移動可能な媒体支持部材と、前記媒体を搬送するための媒体搬送手段を有し、前記媒体支持部材は、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接していない所定の退避位置から、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接する当接位置まで移動し、前記媒体搬送手段は、当接させられた前記積層された媒体を搬送する媒体供給装置と、前記媒体供給装置によって供給された媒体に印刷を行う印刷ヘッドと、を備えた印刷装置、を有する印刷システムにおいて、前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量が所定量より少ない場合には、前記媒体支持部材の移動速度を遅くすることを特徴とする印刷システム。
前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量が所定量より少ない場合には前記媒体支持部材の移動速度を遅くするから、積層された媒体の量が少なくなって媒体支持部材の移動量が大きくなっても、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接する際の衝撃音が大きくならない印刷システムを実現できる。
【0020】
『本発明の実施例』
以下、本発明の実施の形態の一例を、以下の順序で説明する。
A.第1の実施形態
A1.カラーインクジェットプリンタの概略
A2.給紙部
A3.搬送部
A4.キャリッジ周辺部
A5.制御回路
A6.給紙部の詳細な構成
A7.ホッパ上の用紙残量に応じたホッパの移動速度
A8.カラーインクジェットプリンタの給紙方法
B.第2の実施形態
B1.カラーインクジェットプリンタの概略
B2.カラーインクジェットプリンタの給紙方法
C.印刷システム
D.その他の実施形態
【0021】
===A.第1の実施形態===
『A1.カラーインクジェットプリンタの概略』
続いて、「印刷装置」の実施例としてのカラーインクジェットプリンタについて説明する。図1は、カラーインクジェットプリンタの外観を示した図である。
【0022】
このカラーインクジェットプリンタ1は、カラー画像の出力が可能なインクジェットプリンタであり、例えば、シアン(C)、ライトシアン(薄いシアン、LC)、マゼンタ(M)、ライトマゼンダ(薄いマゼンタ、LM)、イエロ(Y)、ブラック(K)の6色の色インクをカット紙などの被印刷体上に吐出してドットを形成することによって画像を形成するインクジェット方式のプリンタである。なお、色インクとして、上記6色に加えて、ダークイエロ(暗いイエロ、DY)を用いても良い。
【0023】
図1に示すように、カラーインクジェットプリンタ1は、背面側上方から供給された媒体を前面から排出する給紙構造を備えている。プリンタ本体1の前面には操作パネル2、排紙部3が備えられ、背面には「媒体供給装置」の一例である給紙部4が備えられている。操作パネル2には、各種操作ボタン2A、表示ランプ2Bが設けられている。排紙部3は、不使用時に排紙口を塞ぐ排紙トレー3Aが備えられている。給紙部4には、図示していない媒体を保持する、「媒体支持部材」の一例としてのホッパ13が備えられている。
【0024】
また、カラー(シアン、ライトシアン、マゼンダ、ライトマゼンダ、イエロ)用のインク・カートリッジINC1とブラック用のインク・カートリッジINC2を取り付け可能なインク・カートリッジ着脱部8が備えられている。そして、2つのインク・カートリッジINC1とINC2は、それぞれ独立で着脱部8に対して着脱可能である。
【0025】
『A2.給紙部』
続いて、カラーインクジェットプリンタ1の内部構成を説明する。カラーインクジェットプリンタ1は、「媒体供給装置」の一例である紙給紙ユニット10、紙搬送ユニット20、インク吐出ユニット30、クリーニングユニット40、キャリッジユニット50を有する。
【0026】
図2は、カラーインクジェットプリンタの搬送ユニット周辺の構成を示した図である。紙給紙ユニット10は、「媒体」の一例である用紙を、後述する紙搬送ユニット20に給紙するためのものである。すなわち、紙給紙ユニット10は、給紙機構として機能する。紙給紙ユニット10は、「媒体搬送手段」の一例である給紙ローラ11と、給紙ローラ軸12と、「媒体支持部材」の一例であるホッパ13と、分離パッド14と、ガイド15とを有する。ただし、紙給紙ユニット10が搬送機構として機能するためには、必ずしも、これらの構成要素を全て要するというわけではない。
【0027】
給紙ローラ11は、略D形の横断面形状を有している。給紙ローラ11の円周部分の周囲長さは、搬送ユニット20までの搬送距離よりも長く設定されているので、この円周部分を用いて用紙Pを搬送ユニットまで搬送できる。また、給紙ローラ11の平坦部分によって用紙Pを通過させ、搬送ローラによる搬送動作時に搬送負荷を与えないようにしている。給紙ローラ軸12は、給紙ローラ11を回転させるための回転軸であり、カムが設けられている。ホッパ13は、回動軸13Aと、ホッパバネ13Bとを有する。ホッパ13には、複数の用紙Pが堆積されている。そして、ホッパ13は、上部に設けられた回動軸13Aを中心に揺動可能になっており、ホッパ13に堆積されている最上位の用紙Pを給紙ローラ11に接触・離間させる。分離パッド14は、ホッパ13に堆積されている複数の用紙Pが一度に給紙されることを防ぐためのものである。すなわち、用紙Pが給紙ローラ11に接触した状態で給紙ローラ11が回転すると、用紙Pが下流に進もうとするが、用紙Pと分離パッド14との間に働く摩擦力によって最上位以外の用紙Pは給紙されず、最上位の用紙Pだけが給紙ローラ11によって給紙されるのである。ガイド15は、給紙ローラ11によって給紙された用紙Pを搬送ユニット20まで案内するためのものである。
【0028】
また、給紙ローラ11が搬送機構20に向かって用紙Pを給紙する途中に、用紙の先端の位置を検出するための「媒体検知手段」の一例としての用紙検出センサ63が設けられている。なお、用紙検出センサ63は、機械的な機構によって用紙の先端を検出するメカニカルセンサである。詳しく言うと、用紙検出センサ63は紙搬送方向に回転可能なレバーを有し、このレバーは用紙Pの給紙経路内に突出するように配置されている。そのため、用紙Pの先端がレバーに接触し、レバーが回転させられるので、用紙検出センサ63は、このレバーの動きを検出することによって、用紙Pの先端の位置を検出する。
【0029】
『A3.搬送部』
搬送ユニット20は、「媒体」の一例である用紙を印刷可能な位置に送り込み、印刷時に所定の方向(図2に示す紙搬送方向)に所定の移動量で紙を移動させるためのものである。すなわち、紙搬送ユニット20は、用紙を搬送する搬送機構として機能する。紙搬送ユニット20は、プラテン21と、「駆動源」の一例である紙送りモータ(以下、PFモータという)83(図3参照)と、紙送りローラ24Aと排紙ローラ24Bと、フリーローラ25Aとフリーローラ25Bとを有する。ただし、紙搬送ユニット20が搬送機構として機能するためには、必ずしも、これらの構成要素を全て要するというわけではない。プラテン21は、印刷中の用紙Pを支持する。PFモータ83は、用紙Pを紙搬送方向(図2参照)に送り出すモータであり、ステッピングモータである。紙送りローラ24Aは、給紙ローラ11によって給紙された用紙Pを印刷可能な領域まで送り出すローラであり、PFモータ83によって駆動される。フリーローラ25Aは、紙送りローラ24Aと対向する位置に設けられ、用紙Pを紙送りローラ24Aとの間に挟むことによって用紙Pを紙送りローラ24Aに向かって押さえる。排紙ローラ24Bは、印刷が終了した用紙Pをプリンタの外部に排出するローラである。排紙ローラ24Bは、不図示の歯車により、PFモータ83によって駆動される。フリーローラ25Bは、排紙ローラ24Bと対向する位置に設けられ、用紙Pを排紙ローラ24Bとの間に挟むことによって用紙Pを排紙ローラ24Bに向かって押さえる。
【0030】
『A4.キャリッジ周辺部』
次に、カラーインクジェットプリンタ1内部のキャリッジ51及びその周辺の構成について、図3を参照しつつ説明する。図3は、カラーインクジェットプリンタのキャリッジ51周辺の構成を示した図である。
【0031】
図3に示すように、キャリッジ51は、駆動ベルト55によりプーリ56を介してキャリッジモータ81に接続され、摺動軸54に案内されてプラテン21に平行に移動するように駆動される。キャリッジ51の媒体に対向する面には、ブラックインクを吐出するノズル列及びカラーインクを吐出するノズル列を有する「印刷ヘッド」の一例であるヘッドIH1〜IH6が設けられ、各ノズルはインク・カートリッジINC1、INC2からインクの供給を受けて媒体にインク滴を吐出し、文字や画像を印刷する。
【0032】
また、キャリッジ51の非印字領域には、非印字時にヘッドIH1〜IH6のノズル開口を封止するためのキャッピング装置45と、図示しないポンプモータを有するポンプユニット46とが設けられている。キャリッジ51が印字領域から非印字領域に移動すると、図示しないレバーにキャリッジ51が当接して、キャッピング装置45が上方に移動し、ヘッドIH1〜IH6を封止する。
【0033】
ヘッドIH1〜IH6のノズル開口列に目詰まりが生じた場合や、インク・カートリッジINC1、INC2の交換等を行ってヘッドIH1〜IH6から強制的にインクを吐出する場合は、ヘッドIH1〜IH6を封止した状態でポンプユニット46を作動させ、ポンプユニット46からの負圧により、ノズル開口列からインクを吸い出す。これにより、ノズル開口列の近傍に付着している塵埃や紙粉が洗浄され、さらにはヘッドIH1〜IH6内の気泡がインクとともにキャップ47に排出される。
【0034】
『A5.制御回路』
続いて、図4を参照してカラーインクジェットプリンタの制御回路70の内部構成について説明する。図4は、カラーインクジェットプリンタの制御回路70の内部構成を示したブロック図である。
【0035】
図示するように、制御回路70の内部には、CPU71、メモリ73、周辺機器入出力部(PIO)74、タイマ75、駆動バッファ76等が設けられている。
【0036】
PIO74には、操作パネル2、パーソナルコンピュータPC、インク・カートリッジの記憶素子MEとの接点MEC、キャリッジモータ81、紙送りモータ83、エンコーダ61が接続されている。駆動バッファ76は、印字ヘッドIH1〜IH6にドット形成のためのオン・オフ信号を供給するバッファとして使用される。これらは互いにバス77で接続され、相互にデータのやり取りが可能となっている。また、制御回路70には、所定周波数で駆動波形を出力する発振器78、及び発振器78からの出力を印刷ヘッドIH1〜IH6に所定のタイミングで分配する分配出力器79も設けられている。
【0037】
『A6.給紙部の詳細な構成』
続いて、前述した紙給紙ユニット10の構成について、図5〜図6を参照して、さらに詳細に説明する。図5は、紙給紙ユニット10の詳細を示す斜視図である。図6は、図5のI−I断面図である。
【0038】
紙給紙ユニット10は、フレーム902に回転可能に支持された給紙ローラ軸12と、「媒体支持部材」の一例としてのホッパ13を有し、給紙ローラ軸12には一対の給紙ローラユニット905が取り付けられている。そして、この一対の給紙ローラユニット905には、「媒体搬送手段」の一例としての給紙ローラ11がそれぞれ取り付けられている。一方の給紙ローラユニット905は、図中の右側フレーム902の近傍に配置され、他方の給紙ローラユニット905は、給紙ローラ軸12に沿って移動可能になっている。スライド可能な給紙ローラユニット905には、ホッパ13の用紙載置面に平行に移動しかつ用紙の一方の側縁をガイドするエッジガイド906が連結されており、紙幅に合わせて調整可能になっている。
【0039】
給紙ローラ軸12は、フレーム902から突出して支持されており、一方の軸端にはホッパダウン用のホッパカム908と、「駆動源」の一例であるPFモータ83(図3参照)の駆動力を給紙ローラ軸12に伝えるローラ駆動用歯車909が固定されている。他方の軸端には各給紙ローラユニット905の給紙ローラ11を一回の給紙動作毎に1回転して停止させる、即ち、側視D形の給紙ローラ11の直線部分を分離パッド14に対向させた位置(所定の退避位置)に停止させるための信号を取り出すエンコーダ910が設けられている。エンコーダ910が配置されたフレーム902の内側の給紙ローラ軸12には、上記ホッパカム908と対をなすホッパカム908が固定されている。
【0040】
ホッパ13は、図6に示すように傾斜し、上端がフレーム902にある回転軸13Aにより支えられ、下端が給紙ローラ11の給紙作用域に伸びており、その載置面に複数枚の用紙Pが積層状態でセットされる。ホッパ13の下部には、サブフレーム920とホッパ13の背面との間にホッパバネ13Bが配設されており、ホッパ13の下端を常時給紙ローラ11側の「当接位置」であるホッパアップ位置へ付勢している。ホッパ13の両側下部には、図7Aに示すようにカムフォロア13Cが形成されており、前述のホッパカム908の当接によってホッパ13をホッパバネ13Bの付勢力に抗して「当接位置」であるホッパアップ位置から「所定の退避位置」であるホッパダウン位置へ作動させる。給紙ローラ11がリセット位置から回転を始めるとホッパカム908とカムフォロア13Cの当接が解かれ、ホッパバネ13Bによりホッパ13をホッパアップ位置へ作動させる。
【0041】
次に、ホッパ13上の用紙Pが給紙ローラ11に当たる際の衝撃音について、図7Aと図7Bを参照しつつ説明する。図7Aは、給紙動作に入る直前のホッパダウン位置の説明図である。図7Bは、給紙時のホッパアップ動作の説明図である。
【0042】
ホッパ13は、図7Aに示すように給紙ローラ11の1回転の終了の少し前からホッパカム908がカムフォロア13Cに作用しホッパダウンが始まり、「所定の退避位置」であるホッパダウン位置で係止爪925がホッパ13に係止される。ホッパ13の係止状態は、次の給紙動作で用紙を給紙ローラ11がピックアップする直前まで保たれる。図7Bに示すように給紙ローラ11の回転によりホッパカム908が係止爪925とホッパ13との係止を解除すると、ホッパ13が「所定の退避位置」であるホッパダウン位置から「当接位置」であるホッパアップ位置に移動する際にホッパバネ13Bの付勢力によりホッパ13の先端が給紙ローラ11に当たって衝撃音が発生する。そして、ホッパ13上に用紙Pがある場合は、用紙Pと給紙ローラ11が当たる際に打撃音が発生する。
【0043】
次に、ホッパ13上の用紙Pが給紙ローラ11に当たる際の衝撃音が、ホッパ13上の用紙Pの残量によって異なることを説明する。図8Aは、ホッパ上の用紙残量が多い場合の、所定の退避位置から当接位置までのホッパの動きを示す図である。図8Bは、ホッパ上の用紙残量が少ない場合の、所定の退避位置から当接位置までのホッパの動きを示す図である。
【0044】
斜線で示すホッパ13は退避位置にある状態を示し、図8Aと図8Bとも同じ位置である。この位置は、ホッパ13上の用紙Pの残量に関わらず同じ位置である。一方、実線で示すホッパ13は当接位置にある状態を示し、図8Aと図8Bで異なる。これは、ホッパ13上の用紙Pの残量に応じて、変化する位置である。そして、図8Aで、ホッパ13が退避位置から当接位置まで移動する際のストロークをXとする。また、図8Bで、ホッパ13が退避位置から当接位置まで移動する際のストロークをYとする。この場合、図8Aと図8Bで示すように、ストロークXとストロークYの関係は、ストロークX<ストロークYである。つまり、ホッパ13上の用紙残量が少ない程、ホッパ13の移動するストロークが大きいことを意味する。
【0045】
また、従来技術で説明したように、ホッパ13が退避位置から当接位置まで移動する際のホッパ13のストロークが大きい程、ホッパ上の用紙Pが給紙ローラ11に当接する際の衝撃音が大きくなることが知られている。そのため、ホッパ13上の用紙Pの残量が少ないと、ホッパ13のストロークが大きくなり、ホッパ上の用紙Pが給紙ローラ11に当接する際の衝撃音が大きくなる。一方で、ホッパ13上の用紙Pの残量が多いと、ホッパ13のストロークが小さくなり、ホッパ上の用紙Pが給紙ローラ11に当接する際の衝撃音は小さい。
【0046】
本発明は、上記のホッパ13上の用紙Pの残量が少ない時の、ホッパ上の用紙Pが給紙ローラ11に当接する際の衝撃音を抑えることを目的とし、以下の説明の中でその解決手段を説明するものである。
【0047】
『A7.ホッパ上の用紙残量に応じたホッパの移動速度』
続いて、ホッパ13上の用紙残量に応じたホッパ13の移動速度について、図9A、図9Bを参照しつつ、説明する。図9Aは、ホッパ上の媒体全般とその媒体の量に応じた、ホッパの移動速度を示す表である。図9Bは、ホッパ上の媒体の種類とその媒体の量に応じた、ホッパの移動速度を示す表である。なお、表中のホッパ13の移動速度を示すα、β、γは、α>β>γの関係にあり、αが3つの中で一番、速度が速い。例えば、αが高速、βが中速、γが低速に該当する。また、表中の用紙の量を示すA1とA2の関係は、A1>A2である。
【0048】
以下の説明は、ホッパ13上の用紙残量が少なくなるにつれて、ホッパ13の移動速度を落とすという本発明の特徴部分に該当する。
そして、▲1▼用紙Pの種類に関わらず、ホッパ13上の用紙残量に応じてホッパ13の速度を遅くする場合と、▲2▼用紙Pの種類を考慮し、ホッパ13上の用紙残量に応じてホッパ13の速度を遅くする場合と、に分けて説明する。
【0049】
<▲1▼用紙Pの種類に関わらず、ホッパ13上の用紙残量に応じてホッパ13の速度を遅くする場合>
図9Aの表が示すように、用紙全般について、ホッパ13上の用紙の残量に応じてホッパ13の移動速度が遅くなっている。具体的には、用紙残量がA1以上の場合はホッパ13の移動速度をαとする。用紙残量がA2以上A1以下の場合はホッパ13の移動速度をαより遅いβとする。用紙残量がA2以下の場合はホッパ13の移動速度をβより遅いγとする。このように用紙Pの種類に関わらず、ホッパ13上の用紙残量に応じてホッパ13の速度を遅くすると、制御がシンプルで、かつ、容易に騒音を低減することができる。
【0050】
なお、上記では、ホッパ13の移動速度をα、β、γと3つにしたが、さらに多くしてもよい。例えば、A1とA2の中間の用紙残量に相当するA3を用いれば、さらに変更できる移動速度を2つ増やすことができ、ホッパ13の移動速度をさらに段階的に落とすことができる。これにより、騒音を低減し、かつ、移動速度を最大にすることができ、給紙時間を短縮できる。
【0051】
<▲2▼用紙Pの種類を考慮し、ホッパ13上の用紙残量に応じてホッパ13の速度を遅くする場合>
図9Bの表が示すように、普通紙の場合は、ホッパ13上の用紙Pの残量に応じてホッパ13の移動速度が遅くなっている。一方、特殊紙の場合は、ホッパ13上の用紙Pの残量が変わっても移動速度は同じである。なお、特殊紙とは、高品質の印刷に使用される用紙をいい、例えば、光沢紙等が該当する。
【0052】
このように、普通紙と特殊紙とでホッパ13の移動速度が異なるのは以下のためである。普通紙の場合は高速で給紙することを前提としている。そのため、用紙残量が少なくなる程、騒音が大きくなる。一方、特殊紙の場合は高品質の印刷を目的とする性質上、もともとホッパ13の給紙速度を遅くすることを前提としていている。そして、その時のホッパ13速度は、用紙残量が少なくなっても、騒音を発生させる原因とならない。そのため、さらにホッパ13の移動速度を落とす必要がない。
【0053】
なお、上記は、普通紙と特殊紙の2種類に分けているが、さらに用紙Pの種類を分けても当然よい。用紙Pによって、騒音にならないホッパ13の移動速度は異なるからである。また、特殊紙の場合は、すべてホッパ13の移動速度が同じになっているが、例えば、用紙Pの残量がA1以上の場合の場合は移動速度をβとし、用紙の残量が(A2以上でA1以下)とA2以下の場合は移動速度をγとしても当然よい。印刷品質に影響を及ぼさず、騒音にならない場合は、ホッパ13の移動速度を速くした方が、印刷時間を短縮できるからである。
【0054】
『A8.カラーインクジェットプリンタの給紙方法』
続いて、カラーインクジェットプリンタ1の一連の給紙方法について、図10を参照しつつ、説明する。図10は、第1実施例にかかるカラーインクジェットプリンタ1の給紙方法を説明するためのフロー図である。
【0055】
以下に説明されるプリンタの各種の動作は、プリンタ内の制御回路70によって実現される。本実施の形態では、メモリ73に格納されたプログラムをCPU71が処理することにより実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
【0056】
以下に説明する給紙装置の給紙方法は、ホッパ13や給紙ローラ11を駆動させる「駆動源」の一例としてのPFモータ83の回転ステップ数により、PFモータ83の回転量を求め、そのPFモータ83の回転量によりホッパ13上の用紙Pの残量を検出し、その求まった用紙残量に応じて、ホッパ13の移動速度を遅くしようとするものである。なお、PFモータ83は、ステッピングモータであるとして、以下説明する。
【0057】
まず、制御回路70が、給紙開始の命令を出す(ステップs500)。それに伴い、「媒体搬送手段」の一例である給紙ローラ11と「媒体支持部材」の一例であるホッパ13の単一駆動源であるPFモータ83が駆動を開始する(ステップs580)。
【0058】
そして、PFモータ83が駆動すると、給紙ローラ11が回転する(ステップs530)。これにより用紙の搬送が可能となる。
一方、PFモータ83とホッパ13の動力伝達経路上にある図示しない電磁クラッチがONになる(ステップs550)。これにより、PFモータ83からホッパ13へ動力が伝達される。
【0059】
次に、制御回路70は、電磁クラッチがONした時の、PFモータ83のステップ数A1を記憶する(ステップs502)。ここで、ステップ数A1が、用紙残量を検出する際の基準値となる。
【0060】
次に、電磁クラッチがONされると、ホッパ13は、所定の退避位置から用紙が給紙ローラ11に当接する当接位置へ移動を開始する(ステップs552)。これにより、給紙動作が開始されることになる。
【0061】
次に、PFモータ83がさらに駆動することで、ホッパ13が当接位置に移動し、用紙Pが給紙ローラ11に当接する(ステップs532)。これにより、給紙ローラ11がホッパ13上の用紙Pを搬送可能となる。
【0062】
次に、給紙ローラ11は、ステップs532で当接された用紙Pを搬送する(ステップs534)。この用紙Pが搬送されるのに合わせ、ホッパ13は、当接位置から所定の退避位置へ移動する(ステップs554)。これにより、給紙ローラ11は、一枚毎に用紙Pを送ることができる。
【0063】
さらに、電磁クラッチをOFFにする(ステップs556)。これにより、PFモータ83からホッパ13への動力の伝達を遮断できる。これにより、確実に一枚毎に用紙Pを送ることができる。また、次の用紙Pを給紙する際に、用紙残量を検出することができる。
【0064】
次に、用紙経路上に設置された用紙検出センサ63が、給紙ローラ11によって用紙経路内を搬送された用紙Pの先端を検知する(ステップs570)。これにより、用紙残量の検出が可能となる。
【0065】
次に、制御回路70は、用紙検出センサ63が用紙Pの先端を検知した時の、PFモータ83のステップ数A2を記憶する(ステップs504)。これにより、ステップ数A1とステップA2を比較することで、ホッパ13上の用紙Pの残量の検出が可能である。
【0066】
一方、給紙ローラ11はさらに用紙Pを所定量だけ搬送する(ステップs536)。これにより、キャリッジ51上のヘッドIH1〜IH6は、用紙Pに印刷可能となる。
【0067】
次に、ステップs502で求められたステップ数A1とステップs504で求められたステップ数A2により、回転ステップ数(A2−A1)を演算する(ステップs506)。これにより、PFモータ83の回転量が求める。そして、このPFモータ83の回転量を基に、ホッパ13上の用紙残量を検出する。
【0068】
そして、用紙残量の検出が終了し、給紙ローラ11が所定量用紙を搬送(ステップs536)し、ホッパ13が当接位置から退避位置へ移動(ステップs554)すると、制御回路70は、駆動停止命令を出す(ステップs508)。それに伴い、PFモータ83が駆動を停止する(ステップs580)。これにより、次の用紙Pを送るタイミングを調整できる。
【0069】
次に、給紙を継続する場合(ステップs510:Yes)は、ステップs506で求めたステップ数(A2−A1)が、所定のステップ数B1より大きいか小さいかの判定をする(ステップs514)。ホッパ13の移動速度を遅くするかどうかの判定をするためである。
【0070】
そして、ステップs506で求めたステップ数(A2−A1)が、所定のステップ数B1より小さい時(ステップs514:Yes)は、ホッパ13の移動速度をαとする(ステップs516)。つまり、ホッパ13上の用紙残量は多いと判断して、ホッパ13を高速で移動することになる。
【0071】
一方、ステップs506で求めたステップ数(A2−A1)が、所定のステップ数B1より大きい時(ステップs514:No)は、さらに、ステップ数(A2−A1)が所定のステップB2より大きいか小さいかの判定をする(ステップs518)。なお、所定のステップ数B2は、所定のステップ数B1より大きい。これにより、どの程度ホッパ13の移動速度を遅くするかの判定ができる。
【0072】
そして、ステップs506で求めたステップ数(A2−A1)が、所定のステップ数B2より小さい時(ステップs518:Yes)は、ホッパ13の移動速度をβとする(ステップs520)。つまり、ホッパ13上の用紙残量は半分程度と判断して、ホッパ13を中速で移動することになる。
【0073】
一方、ステップs506で求めたステップ数(A2−A1)が、所定のステップ数B2より大きい時(ステップs518:No)は、ホッパ13の移動速度をγとする(ステップs522)。つまり、ホッパ13上の用紙残量は少ないと判断して、ホッパ13を低速で移動することになる。
【0074】
次に、ステップs516、s520、s522により定まったホッパ13の移動速度で、次の用紙Pの給紙をする(ステップs500)。
【0075】
一方で、所定枚数の用紙Pを給紙して、給紙継続する必要がなくなった時(ステップs510:No)は、給紙動作を終了する(ステップs590)。
【0076】
以上の給紙方法によれば、ホッパ13と給紙ローラ11を駆動するPFモータ83がホッパ13上の用紙Pを搬送するために駆動を開始してから、用紙Pが用紙検出センサ63により検知されるまでのPFモータ83の回転量により、ホッパ13上の用紙Pの残量を検出し、その用紙残量が所定量より少ない場合にはホッパ13の移動速度を遅くするから、ホッパ13上の用紙の残量が少なくなってホッパ13の移動量が大きくなっても、ホッパ13上の用紙Pが給紙ローラ11に当接する際の衝撃音が大きくならない。
【0077】
なお、上記では、「駆動源」であるPFモータ83として、ステッピングモータを使用したが、当然DCモータ、ACモータ等を使用してもよい。ただし、ステッピングモータを使用した方が、PFモータ83の回転量をモータのステップ数で求められるので、例えばエンコーダ等の他の部品が不要となり好ましい。
【0078】
===B.第2の実施形態===
『B1.カラーインクジェットプリンタの概略』
続いて、「印刷装置」の第2実施例としてのカラーインクジェットプリンタ(以下、単に「プリンタ」と言う)101について説明する。図11はプリンタ101の側断面概略図である。
【0079】
「印刷装置」の実施例の一つであるカラーインクジェットプリンタ1に対して、プリンタ101の大きな違いは、「媒体供給装置」の一例である給紙部102の構成にある。具体的には、カラーインクジェットプリンタ1は、「媒体支持部材」の一例であるホッパ13と「媒体搬送手段」の一例である給紙ローラ11を同一駆動源であるPFモータ83で駆動させている。一方、プリンタ101は、「媒体支持部材」の一例であるホッパ203をASFモータ184で駆動し、「媒体搬送手段」の一例であるピックアップローラ125をPFモータ183で駆動させている。これにより、カラーインクジェットプリンタ1とプリンタ101とでは、給紙方法に違いが出てくる。
【0080】
そこで、以下の説明では、主に、プリンタ101がカラーインクジェットプリンタ1に対して異なる給紙部を中心に説明する。そのため、説明を省く部分は、カラーインクジェットプリンタ1とプリンタ101とで、ほぼ同じ構成である。
【0081】
図11を参照しながらプリンタ101の用紙搬送経路について概説する。プリンタ101は、装置下部前方側から装置上部後方側に向けて斜めに用紙Pを搬送し、傾斜した搬送経路上において用紙Pに印刷し、印刷された用紙Pを斜め上方に向けて排出する構成を有している。
【0082】
「媒体供給装置」の一例である給紙部102は、「媒体支持部材」の一例であるホッパ203と、手差しトレー201と、「媒体搬送手段」の一例であるピックアップローラ125と、紙送りローラ121と、リバースローラ123とを有している。ホッパ203は複数枚の用紙Pを積層状態で支持し、且つ、回動軸203Aを中心にして、揺動可能に構成されている。
【0083】
ホッパ203のこの揺動は、「第1駆動源」の一例であるASFモータ184の駆動力によって可能となる。ASFモータ184の駆動力は、ASFモータ184とホッパ203との間にあるギヤ195を介して伝達される。そして、例えば、ASFモータ184が正転方向に回転すれば、ホッパ203は図の時計方向(ホッパ203が当接位置から所定の退避位置へ移動する方向)に揺動可能となり、ASFモータ184が逆転方向に回転すれば、ホッパ203は図の反時計方向(ホッパ203が所定の退避位置から当接位置へ移動する方向)に揺動可能となる。
【0084】
ピックアップローラ125は外周面が高摩擦材(例えば、ゴム材)によって構成されている。ASFモータ184が逆転方向に回転すると、ホッパ203が所定の退避位置から当接位置まで揺動し、ホッパ203上に積重された用紙Pの最上位のものがピックアップローラ125と接触する。そして、当該接触状態でピックアップローラ125が回転することにより、最上位の用紙Pを下流側の紙送りローラ121及びリバースローラ123へと送り出す。
【0085】
なお、ピックアップローラ125は、「第2駆動源」の一例であるPFモータ183の駆動力によって回転可能となる。PFモータ183の駆動力は、PFモータ183とホッパ203との間にあるギヤ191を介して伝達される。そして、PFモータ183は、ASFモータ184と同期して回転可能である。これにより、ホッパ203上の用紙Pの残量を検出する際、PFモータ183の回転量を求めることで、用紙Pの残量を検出可能となる。
【0086】
紙送りローラ121は用紙Pを下流側に給送する回転方向(図10の反時計方向)に回転駆動され、リバースローラ123は、用紙Pを上流側に戻す様な回転方向(図10の反時計方向)に回転駆動される。ピックアップローラ125によってホッパ203上から送出された最上位の用紙Pは、紙送りローラ121とリバースローラ123とにニップされた状態で、紙送りローラ121が回転することにより、下流側の搬送駆動ローラ128へと給送される。
【0087】
また、「媒体検知手段」の一例である用紙検出センサ115が、紙送りローラ121の下流側に設けてある。これにより、紙送りローラ121で送られた用紙Pの先端の検出が可能である。
【0088】
給紙部102の下流側に設けられた記録部111は、「記録部上流側駆動ローラ」としての搬送駆動ローラ128と、「記録部上流側従動ローラ」としての搬送従動ローラ129と、ガイドローラ130と、「印刷ヘッド」の一例としてのインクジェット記録ヘッド(以下「記録ヘッド」と言う)700と、プラテン165と、記録部下流側駆動ローラ132と、記録部下流側従動ローラ133と、記録部補助ローラ135A及び135Bとを有している。搬送駆動ローラ128は図示しない駆動モータによって回転駆動され、搬送従動ローラ129は、搬送駆動ローラ128に接して従動回転する。
【0089】
次に、搬送駆動ローラ128の下流側には、用紙搬送経路の上側に記録ヘッド700が、用紙搬送経路の下側に、記録ヘッド700と対向する様にプラテン165が、それぞれ設けられている。ここで、記録部111における用紙搬送経路は図示する様に傾斜角を有し、本実施形態においては、水平面に対して約60°の傾斜角を有する様に、用紙搬送経路が構成されている。従って、プラテン165と記録ヘッド700とは、図示する様に傾斜姿勢で設けられている。記録ヘッド700はキャリッジ701の下部に設けられ、キャリッジ701は、主走査方向(図10の紙面表裏方向)に延びるキャリッジガイド軸703を挿通する様に設けられ、キャリッジガイド軸703によってガイドされながら、図示しない駆動手段の動力を受けて主走査方向に往復動する。
【0090】
続いて、図12を参照してカラーインクジェットプリンタ101の制御回路170の内部構成について説明する。図12は、カラーインクジェットプリンタ101の制御回路170の内部構成を示したブロック図である。
【0091】
図示するように、制御回路170の内部には、CPU171、メモリ173、周辺機器入出力部(PIO)174、タイマ175、駆動バッファ176等が設けられている。ただし、これに限定されるものではない。
【0092】
PIO174には、パーソナルコンピュータPC、PFモータ183、ASFモータ83が接続されている。駆動バッファ176は、インクジェット記録ヘッド700にドット形成のためのオン・オフ信号を供給するバッファとして使用される。これらは互いにバス177で接続され、相互にデータのやり取りが可能となっている。また、制御回路170には、所定周波数で駆動波形を出力する発振器178、及び発振器178からの出力をインクジェット記録ヘッド700に所定のタイミングで分配する分配出力器179も設けられている。
【0093】
『B2.カラーインクジェットプリンタの給紙方法』
続いて、カラーインクジェットプリンタ101の一連の給紙方法について、図13を参照しつつ、説明する。図13は、第2実施例にかかるカラーインクジェットプリンタの給紙方法を説明するためのフロー図である。
【0094】
以下に説明されるプリンタの各種の動作は、カラーインクジェットプリンタ101内の制御回路170によって実現される。本実施の形態では、メモリ173に格納されたプログラムをCPU171が処理することにより実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
【0095】
以下に説明するカラーインクジェットプリンタ101の給紙方法は、ピックアップローラ125を駆動する「第2駆動源」の一例としてのPFモータ183の回転ステップ数により、PFモータ183の回転量を求め、そのPFモータ183の回転量によりホッパ203上の用紙Pの残量を検出し、その求まった用紙残量に応じて、ホッパ203の移動速度を遅くしようとするものである。
【0096】
まず、制御回路170は、給紙開始の命令を出す(ステップs600)。
それに伴い、「媒体搬送手段」の一例であるピックアップローラ125を駆動する「第2駆動源」であるPFモータ183が駆動を開始する(ステップs630)。また、「媒体支持部材」の一例であるホッパ203を駆動する「第1駆動源」であるASFモータ184が、PFモータ183と同時に駆動を開始する(ステップs650)。なお、ASFモータ184とPFモータ183は、ステッピングモータであるとして、以下説明する。
【0097】
そして、制御回路170は、第2駆動源であるPFモータ183が駆動を開始した時の、ステップ数A1を記憶する(ステップs602)。ここで、ステップ数A1が、ホッパ203上の用紙Pの残量を検出する際の基準値となる。
【0098】
次に、PFモータ183が駆動すると、用紙Pを搬送するためのピックアップローラ125が回転する(ステップs632)。これにより、用紙Pの搬送が可能となる。
【0099】
次に、ASFモータ184からホッパ203に動力が伝達され、ホッパ203が所定の退避位置から、用紙Pがピックアップローラ125に当接する当接位置へ移動を開始する(ステップs652)。これにより、給紙動作が開始されることになる。
【0100】
次に、ASFモータ184がさらに駆動することで、ホッパ203が当接位置に移動し、用紙Pがピックアップローラ125に当接する(ステップs634)。これにより、ピックアップローラ125がホッパ203上の用紙Pを搬送可能となる。また、次の用紙Pの給紙を待つ状態を維持できる。
【0101】
次に、ピックアップローラ125は、当接された用紙Pを搬送する(ステップs636)。この用紙Pが搬送されるのに合わせ、ホッパ203は、当接位置から所定の退避位置へ移動する(ステップs654)。これにより、ピックアップローラ125は、一枚毎に用紙Pを送ることができる。
【0102】
次に、用紙経路上に設置された用紙検出センサ115は、ピックアップローラ125によって用紙経路内を搬送された用紙Pの先端を検知する(ステップs670)。これにより、ホッパ203上の用紙Pの残量の検出が可能となる。
【0103】
一方、ピックアップローラ125はさらに所定量だけ用紙Pを搬送する(ステップs638)。これにより、これにより、記録ヘッド700は、用紙Pに印刷可能となる。
【0104】
次に、制御回路170は、用紙検出センサ115が用紙Pの先端を検知した時の、第2駆動源であるPFモータ183のステップ数A2を記憶する(ステップs604)。これにより、ステップ数A1とステップ数A2を比較することで、用紙残量の検出が可能である。
【0105】
次に、ステップs602で求められたステップ数A1とステップs604で求められたステップ数A2により、回転ステップ数(A2−A1)を演算する(ステップs606)。これにより、PFモータ183の回転量が求める。そして、このPFモータ183の回転量を基に、ホッパ203上の用紙Pの残量を検出する。
【0106】
そして、用紙残量の検出が終了し、ピックアップローラ125が所定量用紙Pを搬送し、ホッパ203が当接位置から退避位置へ移動すると、制御回路170は、駆動停止命令を出す(ステップs608)。それに伴い、ホッパ203を駆動するASFモータ184と、ピックアップローラ125を駆動するPFモータ183が駆動を停止する(ステップs640、s656)。
【0107】
次に、給紙を継続する場合(ステップs610:Yes)は、ステップs606で求めたステップ数(A2−A1)が、所定のステップ数B1より大きいか小さいかの判定をする(ステップs614)。ホッパ203の移動速度を遅くするかどうかの判定をするためである。
【0108】
そして、ステップs606で求めたステップ数(A2−A1)が、所定のステップ数B1より小さい時(ステップs514:Yes)は、ホッパ203の移動速度をαとする(ステップs616)。つまり、ホッパ203上の用紙Pの残量は多いと判断して、ホッパ203を高速で移動することになる。
【0109】
一方、ステップs606で求めたステップ数(A2−A1)が、所定のステップ数B1より大きい時(ステップs614:No)は、さらに、ステップ数(A2−A1)が所定のステップB2より大きいか小さいかの判定をする(ステップs618)。なお、所定のステップ数B2は、所定のステップ数B1より大きい。これにより、どの程度ホッパ203の移動速度を遅くするかの判定ができる。
【0110】
そして、ステップs606で求めたステップ数(A2−A1)が、所定のステップ数B2より小さい時(ステップs618:Yes)は、ホッパ203の移動速度をβとする(ステップs620)。つまり、ホッパ203上の用紙残量は半分程度と判断して、ホッパ203を中速で移動することになる。
【0111】
一方、ステップs606で求めたステップ数(A2−A1)が、所定のステップ数B2より大きい時(ステップs618:No)は、ホッパ203の移動速度をγとする(ステップs622)。つまり、ホッパ203上の用紙残量は少ないと判断して、ホッパ203を低速で移動することになる。
【0112】
次に、ステップs616、s620、s622により定まったホッパ203の移動速度で、次の用紙Pの給紙をする(ステップs600)。
【0113】
一方で、所定枚数の用紙Pを給紙して、給紙継続する必要がなくなった時(ステップs610:No)は、給紙動作を終了する(ステップs690)。
【0114】
以上の給紙方法によれば、ピックアップローラ125を駆動する「第2駆動源」の一例としてのPFモータ183がホッパ203上の用紙Pを搬送するために駆動を開始してから、用紙Pが用紙検出センサ115により検知されるまでのPFモータ183の回転量により、ホッパ203上の用紙Pの残量を検出し、その用紙残量が所定量より少ない場合にはホッパ203の移動速度を遅くするから、ホッパ203上の用紙Pの残量が少なくなってホッパ203の移動量が大きくなっても、ホッパ203上の用紙Pがピックアップローラ125に当接する際の衝撃音が大きくならない。
【0115】
なお、上記では、「第1駆動源」、「第2駆動源」として、ステッピングモータを使用したが、当然DCモータ、ACモータ等を使用してもよい。ただし、ステッピングモータを使用した方が、PFモータ83の回転量をモータのステップ数で求められるので、例えばエンコーダ等の他の部品が不要となり好ましい。
【0116】
===C.印刷システム===
次に、図14、図15を参照して、本実施の形態に係る印刷装置を含む印刷システムの構成について説明する。図14は、印刷システムの外観を示した図である。図15は、図14に示す印刷システムの構成を示した図である。
【0117】
印刷システム1000は、コンピュータ本体1102と、表示装置1104と、印刷装置であるプリンタ1106と、入力装置1108と、読取装置1110とを備えている。コンピュータ本体1102は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置1104は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ1106は、本実施形態ではカラーインクジェットプリンタが用いられているが、これに限られるものではない。入力装置1108は、本実施形態ではキーボード1108Aとマウス1108Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置1110は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置1110AとCD−ROMドライブ装置1110Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magnet Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
【0118】
なお、以上の説明においては、プリンタ1106が、コンピュータ本体1102、表示装置1104、入力装置1108、及び、読取装置1110と接続されて印刷システムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、印刷システムが、コンピュータ本体1102とプリンタ1106から構成されても良く、印刷システムが表示装置1104、入力装置1108及び読取装置1110のいずれかを備えていなくても良い。さらに、コンピュータ本体1102が収納された筐体内に、RAM等の内部メモリ1202と、ハードディスクドライブユニット1204等の外部メモリが設けられている。
【0119】
上述したプリンタの動作を制御するコンピュータプログラムは、例えばインターネット等の通信回線を経由して、プリンタ1106に接続されたコンピュータ1000等にダウンロードさせることができるほか、コンピュータによる読み取り可能な記録媒体に記録して配布等することもできる。記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスクFD、CD−ROM、DVD−ROM、光磁気ディスクMO、ハードディスク、メモリ等の各種記録媒体を用いることができる。なお、このような記憶媒体に記憶された情報は、各種の読取装置1110によって、読み取り可能である。
【0120】
このようにして実現された印刷システムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
【0121】
===D.その他の実施形態===
以上、いくつかの実施の形態に基づき本発明に係る印刷装置等を説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
【0122】
<印刷装置について>
上記各実施の形態では、印刷装置としてカラーインクジェットプリンタを用いたが、媒体に印刷処理できる印刷装置であれば、これに限られることなく、例えば、モノクロプリンタ、レーザプリンタ、ファクシミリ等に適用しても良い。
【0123】
<媒体供給装置について>
上記各実施の形態では、媒体の一例である用紙を給紙する紙給紙ユニットについて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ラベル等を送る搬送装置であっても当然良い。
【0124】
<媒体支持部材について>
上記各実施の形態では、媒体支持部材であるホッパは、回転軸を中心に揺動しながら移動していた。しかし、これに限られることなく、ホッパは、水平に移動する構成であってもよい。
【0125】
<媒体検知手段について>
上記各実施の形態では、媒体検知手段、はレバーを用いた機械的なセンサであった。しかし、媒体検知手段は、光学式のセンサであってもよい。
【0126】
<量検知手段について>
上記各実施の形態では、量検知手段は、駆動源であるモータの回転量によってホッパ上の用紙の残量を求めていた。しかし、量検知手段は、これに限られることなく、例えば、センサでホッパ上の用紙の残量を求めてもよい。
【0127】
【発明の効果】
積層された媒体の量が少なくなって媒体搬送装置の移動量が大きくなっても、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接する際の衝撃音が大きくならないという作用効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例にかかるカラーインクジェットプリンタの外観を示した図である。
【図2】 第1実施例にかかるカラーインクジェットプリンタの搬送ユニット周辺の構成を示した図である。
【図3】 第1実施例にかかるカラーインクジェットプリンタのキャリッジ周辺の構成を示した図である。
【図4】 第1実施例にかかるカラーインクジェットプリンタの制御回路を示した図である。
【図5】 紙給紙ユニット10の詳細を示す斜視図である。
【図6】 図5のI−I断面図である。
【図7】 図7Aは、給紙動作に入る直前のホッパダウン位置の説明図である。図7Bは、給紙時のホッパアップ動作の説明図である。
【図8】 図8Aは、ホッパ上の用紙残量が多い場合の所定の退避位置から当接位置までのホッパの動きを示す図である。図9Bは、ホッパ上の用紙残量が少ない場合の所定の退避位置から当接位置までのホッパの動きを示す図である。
【図9】 図9Aは、ホッパ上の用紙全般とその用紙残量に応じた、ホッパの移動速度を示す表である。図9Bは、ホッパ上の用紙の種類とその用紙残量に応じた、ホッパの移動速度を示す表である。
【図10】 第1実施例にかかるカラーインクジェットプリンタの給紙方法を説明するためのフロー図である。
【図11】 第2実施例にかかるカラーインクジェットプリンタの側断面概略図である。
【図12】 第2実施例にかかるカラーインクジェットプリンタの制御回路を示した図である。
【図13】 第2実施例にかかるカラーインクジェットプリンタの給紙方法を説明するためのフロー図である。
【図14】 印刷システムの外観を示した図である。
【図15】 印刷システムの構成を示した図である。
【符号の説明】
1 カラーインクジェットプリンタ本体
2 操作パネル 2A 操作ボタン
2B 表示ランプ 3 排紙部
3A 排紙トレー 4 給紙部
8 インク・カートリッジ着脱部 10 紙給紙ユニット
11 給紙ローラ 12 給紙ローラ軸
13 ホッパ 13A 回転軸
13B ホッパバネ 13C カムフォロア
14 分離パット 15 ガイド
21 プラテン 24A 紙送りローラ
24B 排紙ローラ 25A フリーローラ
25B フリーローラ 31 ヘッド
46 キャッピング装置 47 ポンプユニット
48 キャップ 51 キャリッジ
54 摺動軸 55 駆動ベルト
56 プーリ 61 リニア式エンコーダ
63 用紙検出センサ 64 紙幅センサ
64A 発光部 64B 受光部
70 制御回路 71 CPU
73 メモリ 74 PIO
75 タイマ 76 駆動バッファ
77 バス 78 発振器
79 分配出力器 81 キャリッジモータ
83 紙送りモータ 101 カラーインクジェットプリンタ
102 給紙部 111 記録部
115 用紙検知センサ 121 紙送りローラ
123 リバースローラ 125 ピックアップローラ
128 搬送ローラ 129 搬送従動ローラ
130 ガイドローラ 132 記録部下流側駆動ローラ
133 記録部下流側従動ローラ 135A 記録部補助ローラ
135B 記録部補助ローラ 165 プラテン
170 制御回路 171 CPU
173 メモリ 174 PIO
175 タイマ 176 駆動バッファ
177 バス 178 発振器
179 分配出力器 183 PFモータ
184 ASFモータ 191 ローラ駆動用ギヤ
195 ホッパ駆動用ギヤ 201 手差しトレー
201A 可動エッジガイド 203 ホッパ
203A 回転軸 700 インクジェット記録ヘッド
701 キャリッジ 703 キャリッジガイド軸
705 インク・カートリッジ 710 カートリッジ取付フレーム
902 フレーム 905 給紙ローラユニット
906 エッジガイド 908 ホッパカム
909 ローラ駆動用歯車 910 エンコーダ
920 サブフレーム 925 係止爪
1000 印刷システム 1102 コンピュータ本体
1104 表示装置 1106 プリンタ
1108 入力装置 1108A キーボード
1108B マウス 1110 読取装置
1110A フレキシブルディスクドライブ装置
1110B CD−ROMドライブ装置
1202 内部メモリ
1204 ハードディスクドライブユニット
INC1、INC2 インク・カートリッジ
IH1、IH2、IH3、IH4、IH5、IH6 印字ヘッド
P 用紙

Claims (12)

  1. 積層された媒体を支持するための移動可能な媒体支持部材と、
    前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量を検出するための量検出手段と、
    前記媒体を搬送するための媒体搬送手段を有し、
    前記媒体支持部材は、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接していない所定の退避位置から、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接する当接位置まで移動し、
    前記媒体搬送手段は、当接させられた前記積層された媒体を搬送する媒体供給装置において、
    前記媒体支持部材と前記媒体搬送手段とを駆動するための駆動源と、前記媒体搬送手段により搬送された媒体を検知するための媒体検知手段と、を有し、
    前記量検出手段は、前記駆動源が前記積層された媒体を搬送するために駆動を開始してから、前記媒体が前記媒体検知手段により検知されるまでの前記駆動源の回転量により、前記媒体支持部材上の積層された媒体の量を検出し、
    前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量が所定量より少ない場合には、前記媒体支持部材の移動速度を遅くすることを特徴とする媒体供給装置。
  2. 積層された媒体を支持するための移動可能な媒体支持部材と、
    前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量を検出するための量検出手段と、
    前記媒体を搬送するための媒体搬送手段を有し、
    前記媒体支持部材は、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接していない所定の退避位置から、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接する当接位置まで移動し、
    前記媒体搬送手段は、当接させられた前記積層された媒体を搬送する媒体供給装置において、
    前記媒体支持部材を駆動するための第1駆動源と、前記媒体搬送手段を駆動するための第2駆動源と、前記媒体搬送手段により搬送された媒体を検知するための媒体検知手段と、を有し、
    前記第2駆動源は、前記第1駆動源と同時に駆動を開始可能であり、
    前記量検出手段は、前記第1駆動源と前記第2駆動源が前記積層された媒体を搬送するために同時に駆動を開始してから、前記媒体が前記媒体検知手段により検知されるまでの前記第2駆動源の回転量により、前記媒体支持部材上の積層された媒体の量を検出し、
    前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量が所定量より少ない場合には、前記媒体支持部材の移動速度を遅くすることを特徴とする媒体供給装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の媒体供給装置において、
    前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量が、前記所定量より少ない他の所定量より少なくなった場合には、前記媒体支持部材の移動速度をさらに遅くすることを特徴とする媒体供給装置。
  4. 請求項1又は請求項3に記載の媒体供給装置において、
    前記駆動源は、ステッピングモータであることを特徴とする媒体供給装置。
  5. 請求項2又は請求項3に記載の媒体供給装置において、
    前記第1駆動源及び前記第2駆動源は、それぞれステッピングモータであることを特徴とする媒体供給装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の媒体供給装置において、
    前記媒体支持部材は、一端部を中心に揺動することを特徴とする媒体供給装置。
  7. 積層された媒体を支持するための移動可能な媒体支持部材と、
    前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量を検出するための量検出手段と、
    前記媒体を搬送するための媒体搬送手段を有し、
    前記媒体支持部材は、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接していない所定の退避位置から、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接する当接位置まで移動し、
    前記媒体搬送手段は、当接させられた前記積層された媒体を搬送する媒体供給装置を用いた媒体供給方法において、
    前記媒体供給装置に、前記媒体支持部材と前記媒体搬送手段とを駆動するための駆動源と、前記媒体搬送手段により搬送された媒体を検知するための媒体検知手段を設け、
    前記量検出手段は、前記駆動源が前記積層された媒体を搬送するために駆動を開始してから、前記媒体が前記媒体検知手段により検知されるまでの前記駆動源の回転量により、前記媒体支持部材上の積層された媒体の量を検出し、
    前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量が所定量より少ない場合には、前記媒体支持部材の移動速度を遅くすることを特徴とする媒体供給方法。
  8. 積層された媒体を支持するための移動可能な媒体支持部材と、
    前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量を検出するための量検出手段と、
    前記媒体を搬送するための媒体搬送手段を有し、
    前記媒体支持部材は、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接していない所定の退避位置から、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接する当接位置まで移動し、
    前記媒体搬送手段は、当接させられた前記積層された媒体を搬送する媒体供給装置を用いた媒体供給方法において、
    前記媒体供給装置に、前記媒体支持部材を駆動するための第1駆動源と、前記媒体搬送手段を駆動するための第2駆動源と、前記媒体搬送手段により搬送された媒体を検知するための媒体検知手段を設け、
    前記第2駆動源は、前記第1駆動源と同時に駆動を開始可能であり、
    前記量検出手段は、前記第1駆動源と前記第2駆動源が前記積層された媒体を搬送するために同時に駆動を開始してから、前記媒体が前記媒体検知手段により検知されるまでの前記第2駆動源の回転量により、前記媒体支持部材上の積層された媒体の量を検出し、
    前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量が所定量より少ない場合には、前記媒体支持部材の移動速度を遅くすることを特徴とする媒体供給方法。
  9. 積層された媒体を支持するための移動可能な媒体支持部材と、
    前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量を検出するための量検出手段と、
    前記媒体を搬送するための媒体搬送手段を有し、
    前記媒体支持部材は、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接していない所定の退避位置から、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接する当接位置まで移動し、
    前記媒体搬送手段は、当接させられた前記積層された媒体を搬送する媒体供給装置と、
    前記媒体供給装置によって供給された媒体に印刷を行う印刷ヘッドと、を備えた印刷装置において、
    前記媒体支持部材と前記媒体搬送手段とを駆動するための駆動源と、前記媒体搬送手段により搬送された媒体を検知するための媒体検知手段と、を有し、
    前記量検出手段は、前記駆動源が前記積層された媒体を搬送するために駆動を開始してから、前記媒体が前記媒体検知手段により検知されるまでの前記駆動源の回転量により、前記媒体支持部材上の積層された媒体の量を検出し、
    前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量が所定量より少ない場合には、前記媒体支持部材の移動速度を遅くすることを特徴とする印刷装置。
  10. 積層された媒体を支持するための移動可能な媒体支持部材と、
    前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量を検出するための量検出手段と、
    前記媒体を搬送するための媒体搬送手段を有し、
    前記媒体支持部材は、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接していない所定の退避位置から、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接する当接位置まで移動し、
    前記媒体搬送手段は、当接させられた前記積層された媒体を搬送する媒体供給装置と、
    前記媒体供給装置によって供給された媒体に印刷を行う印刷ヘッドと、を備えた印刷装 置において、
    前記媒体支持部材を駆動するための第1駆動源と、前記媒体搬送手段を駆動するための第2駆動源と、前記媒体搬送手段により搬送された媒体を検知するための媒体検知手段と、を有し、
    前記第2駆動源は、前記第1駆動源と同時に駆動を開始可能であり、
    前記量検出手段は、前記第1駆動源と前記第2駆動源が前記積層された媒体を搬送するために同時に駆動を開始してから、前記媒体が前記媒体検知手段により検知されるまでの前記第2駆動源の回転量により、前記媒体支持部材上の積層された媒体の量を検出し、
    前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量が所定量より少ない場合には、前記媒体支持部材の移動速度を遅くすることを特徴とする印刷装置。
  11. コンピュータ、並びに、
    積層された媒体を支持するための移動可能な媒体支持部材と、
    前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量を検出するための量検出手段と、
    前記媒体を搬送するための媒体搬送手段を有し、
    前記媒体支持部材は、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接していない所定の退避位置から、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接する当接位置まで移動し、
    前記媒体搬送手段は、当接させられた前記積層された媒体を搬送する媒体供給装置と、
    前記媒体供給装置によって供給された媒体に印刷を行う印刷ヘッドと、を備えた印刷装置、
    を有する印刷システムにおいて、
    前記媒体支持部材と前記媒体搬送手段とを駆動するための駆動源と、前記媒体搬送手段により搬送された媒体を検知するための媒体検知手段と、を有し、
    前記量検出手段は、前記駆動源が前記積層された媒体を搬送するために駆動を開始してから、前記媒体が前記媒体検知手段により検知されるまでの前記駆動源の回転量により、前記媒体支持部材上の積層された媒体の量を検出し、
    前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量が所定量より少ない場合には、前記媒体支持部材の移動速度を遅くすることを特徴とする印刷システム。
  12. コンピュータ、並びに、
    積層された媒体を支持するための移動可能な媒体支持部材と、
    前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量を検出するための量検出手段と、
    前記媒体を搬送するための媒体搬送手段を有し、
    前記媒体支持部材は、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接していない所定の退避位置から、積層された媒体が前記媒体搬送手段に当接する当接位置まで移動し、
    前記媒体搬送手段は、当接させられた前記積層された媒体を搬送する媒体供給装置と、
    前記媒体供給装置によって供給された媒体に印刷を行う印刷ヘッドと、を備えた印刷装置、
    を有する印刷システムにおいて、
    前記媒体支持部材を駆動するための第1駆動源と、前記媒体搬送手段を駆動するための第2駆動源と、前記媒体搬送手段により搬送された媒体を検知するための媒体検知手段と、を有し、
    前記第2駆動源は、前記第1駆動源と同時に駆動を開始可能であり、
    前記量検出手段は、前記第1駆動源と前記第2駆動源が前記積層された媒体を搬送するために同時に駆動を開始してから、前記媒体が前記媒体検知手段により検知されるまでの前記第2駆動源の回転量により、前記媒体支持部材上の積層された媒体の量を検出し、
    前記媒体支持部材に支持された前記積層された媒体の量が所定量より少ない場合には、前記媒体支持部材の移動速度を遅くすることを特徴とする印刷システム。
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