JP3999811B1 - 移動標的装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】射撃手の上方に配設されたレールに沿って移動する隠顕可能な標的を備える移動標的装置において、台車への被弾の頻度を低減し、射撃手側への弾丸の跳ね返りを防止することが可能な移動標的装置を提供することを目的とする。
【解決手段】移動標的装置1は、射撃場Sの天井部S1に敷設されたレール2と、レール2上を転動する車輪4cを有する台車4と、台車駆動機構7と、台車4から垂下されたシャフト5と、シャフト5の先端に取り付けられる標的6と、標的6を回動させる隠顕駆動機構4hと、台車4の底部4aを下側から覆いシャフト5が移動する部分にその移動を許容する開口部3aを有するカバー部材3とを備え、レール2は台車4の外側の位置に側壁部2bを備え、カバー部材3は開口部3a部分が最も低くなるように傾斜して設けられ、台車4は底部4aがカバー部材3の傾斜と略平行に傾斜するように形成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、移動標的装置に係り、特に、射撃場の天井部に敷設されたレールに沿って移動する隠顕可能な標的を備える移動標的装置に関する。
従来から、射撃手の命中精度を向上させるために、射撃手が拳銃や小銃、レーザ銃等から発射した弾丸等を命中させるための標的を備えた標的装置が知られている。また、より実践的な訓練を行うことを目的として、射撃手に対して単に標的を隠顕させるだけでなく移動させることができる移動標的装置が種々開発されてきた(例えば特許文献1、2等参照)。
例えば、特許文献2では、射撃場の天井部からレールを吊り下げ、そのレールを挟む車輪によりレールに沿って台車を移動させ、また、標的支持棒を介して台車から標的を吊り下げた射撃訓練装置が提案されており、この装置では、標的が射撃手から見て前後方向に移動し、標的支持棒の回動に従って隠顕するようになっており、射撃手がその標的に向かって弾丸等を発射して射撃訓練を行うようになっている。
特開平9−273897号公報 特許第3051053号公報
しかしながら、特許文献2に記載の装置では、射撃手に対して台車がいわば剥き出しの状態となっているため、標的を外れたり他の部材に当たって跳ね返されたりした弾丸が台車に当たる。そのため、特許文献2では、台車が被弾することを前提として、射撃手に対向する台車の面に防弾材を設置することが提案されている。
また、特許文献2では、台車等に当たった弾丸が射撃手の方に跳ね返されることを防止するために、防弾材として、引張強度160kg・f/cm以上のゴム板等の跳弾防止部材を用いたり、そのようなゴム板等とケプラー繊維等の高張力繊維部材や衝撃吸収用粘弾性部材、塑性変形部材等を組み合わせて用いることが提案されている。
しかし、このような防弾材を用いるだけでは、弾丸の射撃手の方への跳ね返りを確実に防止し得るとは必ずしも言えない。また、高機能性を有する部材で防弾材を形成するほどその防弾性能や跳弾防止性能が向上するとしても、その分、防弾材自体のコストが高くなるとともに、被弾の頻度は低下しないから防弾材を一定の頻度で交換しなければならず、装置の製造コストや運転コストの増加につながる。
このように、台車や防弾材が被弾することを前提とする限り、防弾材や台車自体の修理や交換を行わなければならなくなることは避けられない。このような装置では、むしろ台車が被弾することを積極的に防止し、或いは台車への被弾の頻度をより低減させるように構成されることが望ましい。
そこで、本発明は、射撃手の上方に配設されたレールに沿って移動する隠顕可能な標的を備える移動標的装置において、台車への被弾の頻度を低減し、射撃手側への弾丸の跳ね返りを防止することが可能な移動標的装置を提供することを目的とする。
前述の問題を解決するために、請求項1に記載の移動標的装置は、
射撃場の天井部に敷設されたレールと、
前記レール上を転動する車輪を有する台車と、
前記台車を前記レールに沿って移動させる台車駆動機構と、
前記台車から垂下されたシャフトと、
前記シャフトの先端に取り付けられる標的と、
前記シャフトの軸周りに前記標的を回動させる隠顕駆動機構と、
前記台車の底部を下側から覆い、前記シャフトが移動する部分にその移動を許容する開口部を有し、前記レールに取り付けられまたは前記レールから一体的に延出されたカバー部材と
を備え、
前記レールは、前記台車の外側の位置に側壁部を備え、
前記カバー部材は、前記開口部部分が最も低くなるように傾斜して設けられ、
前記台車は、前記底部が前記カバー部材の傾斜と略平行に傾斜するように形成されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、射撃手により発射された弾丸が標的を外れる等して射撃場の天井部に敷設されたレール上を走行する台車の方に向かう場合があるが、弾丸は台車を下側から覆うカバー部材やレールの側壁部に当たるため、台車が被弾から保護され、台車が被弾する頻度が低減される。また、カバー部材は、台車から垂下され先端に標的が取り付けられたシャフトの移動を許容するように設けられた開口部が最も低くなるように傾斜して設けられているため、カバー部材に当たった弾丸は射撃手に向かう方向以外の方向に跳ね返される。また、台車の底部がカバー部材の傾斜と略平行に傾斜するように形成されているため、弾丸が台車に当たっても射撃手に向かう方向以外の方向に跳ね返される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の移動標的装置において、前記台車は、前記車輪のほかに前記レールの側壁部に当接して転動する車輪を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、レールの側壁部に当接して転動する車輪により台車が左右方向に位置ずれを生じることが防止される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の移動標的装置において、前記台車の射撃手に対向する面は、その法線方向が前記射撃手に向かう方向以外の方向を向くように構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、台車の射撃手に対向する面の法線方向が、射撃手に向かう方向以外の方向に向くように構成することで、それらの面に当たった弾丸が射撃手に向かう方向以外の方向に跳ね返される。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の移動標的装置において、
前記隠顕駆動機構は、前記台車内に出力軸が下方を向くように取り付けられたモータ装置を備え、
前記モータ装置は、前記出力軸を回動させることにより前記出力軸に取り付けられた前記シャフトを回動させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、隠顕駆動機構は、台車内に下向きに取り付けられたモータ装置の出力軸を回動させて、出力軸に取り付けられたシャフトを回動させ、シャフトの軸周りに標的を回動させて隠顕動作を行わせる。
請求項1に記載の発明によれば、弾丸が台車に向かって飛んできても、弾丸は台車を下側から覆うカバー部材やレールの側壁部に当たるため、台車が被弾から保護され、台車が被弾する頻度が低減される。そのため、台車の被弾により故障等が発生する可能性が低くなり、台車の修理や交換の頻度を低減させることができ、装置の維持管理のコストの低減を図ることが可能となる。また、カバー部材やレールの側壁部に当たった弾丸は射撃手に向かう方向以外の方向に跳ね返されるため、カバー部材やレールの側壁部に当たった弾丸が射撃手の方向に跳ね返されることを防止することができ、射撃手の安全を図りながら射撃訓練を行うことが可能となる。
さらに、このように、台車への被弾の頻度が格段に低減されるとともに、レールや台車等に当たった弾丸が射撃手の方向以外の方向に跳ね返されるから、台車自体の被弾耐性等の向上を図ることは必要としても、前述した従来例のように、弾丸の射撃手Aの方向への跳ね返りを防止するための高機能の跳弾防止部材や高張力繊維部材、衝撃吸収用粘弾性部材、塑性変形部材等を備える必要はなく、装置の製造コスト等の低減を図ることが可能となる。
また、カバー部材をレールに取り付け、またはレールから一体的に延出して形成することで、カバー部材を容易かつ確実に台車の底部が下側から覆うように配設することが可能となる。さらに、開口部部分が最も低くなるように傾斜して設けられたカバー部材に当たった弾丸は射撃手に向かう方向とは別の方向に確実に跳ね返され、弾丸が台車の傾斜した底部に当たった場合にも弾丸は射撃手に向かう方向以外の方向に確実に跳ね返されるため、上記の効果が的確に発揮されるとともに、開口部を通ってレール内に進入して失速した弾丸が、カバー部材の傾斜に誘導されて弾丸の自重により開口部から落下するため、レール内に進入した弾丸をレール内から自動的に排除することが可能となる。
また、カバー部材やレールの下壁部を開口部部分が最も低くなるように傾斜して設けることで、台車の左右の車輪に開口部方向に向かう内向きの力が加わるようになるため、台車の左右方向の位置が開口部の上方の位置に常に維持されるようになり、台車が移動する際、左右方向に揺れることなくスムーズに移動するようになる。また、台車が走行するレールが射撃場の天井部に敷設され、レールが確実に位置固定される。そのため、台車の移動に伴って前後方向に移動する標的の動きもスムーズになり、移動の際の左右方向への揺れがなくなり、標的の左右方向への揺れの発生も防止することが可能となり、標的が左右に揺れて射撃手に無用の混乱を与えるような事態が生じることを防止することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、前記請求項1に記載の発明の効果に加え、レールの側壁部に当接して転動する車輪により台車が左右方向に位置ずれを生じることが防止されるため、台車の左右方向への揺れがなくなり、標的の左右方向への揺れの発生も防止することが可能となり、標的が左右に揺れて射撃手に無用の混乱を与えるような事態が生じることを防止することが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、カバー部材の開口部から進入した弾丸が台車に当たる場合があるが、台車の射撃手に対向する面の法線方向が射撃手に向かう方向以外の方向に向くように構成することで、それらの面に当たった弾丸が射撃手に向かう方向以外の方向に跳ね返される。そのため、弾丸が射撃手の方向に跳ね返されることを防止するという前記各発明の効果がより的確かつ確実に発揮される。
請求項4に記載の発明によれば、前記各発明の効果に加え、台車内に下向きに取り付けられたサーボモータやステッピングモータ等のモータ装置の出力軸を回動させて、シャフトを介してシャフトの軸周りに標的を回動させて隠顕させることで、標的の隠顕動作を迅速かつ正確に行うことが可能となる。
以下、本発明に係る移動標的装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る移動標的装置1には、射撃手の上方に配設されたレールが備えられており、本実施形態では、レール2は、図1に示すように、射撃場Sの天井部S1に敷設されている。なお、本実施形態では、以下、図中のX軸方向すなわちレール2の延在方向を前後方向、Y軸方向を左右方向、Z軸方向を上下方向または高さ方向という。
本実施形態では、レール2は天井部S1に直接取り付けられているが、レール2を、図2(A)に示すような例えばH字鋼状のスペーサ10を介して天井部S1に取り付けたり、図2(B)に示すように天井部S1に設けられた例えば四角柱状の取り付け部11に取り付けるようにして敷設することも可能である。レール2はスペーサ10や取り付け部11により天井部S1に固定されるとともに、スペーサ10のウエブ10aや取り付け部11の長さを調整することで取り付け高さを調整することができる。
本実施形態では、レール2は、図3(A)に示すように、断面略5角形状の管状に形成され、下方が開口された構造とされている。より詳しく言えば、射撃場Sの天井部S1に取り付けられるレール2の上壁部2aの左右両端部分が略鉛直下方に屈曲されて2枚の側壁部2bとされ、それらの下方部分がさらに内側に屈曲されてそれぞれ下壁部2cとされている。本実施形態では、下壁部2cは、側壁部2bに対してそれぞれ鈍角をなすように屈曲されて形成されている。
また、本実施形態では、各下壁部2cは、その先端部がそれぞれカバー部材3とされている。すなわち、カバー部材3はレール2の下壁部2cから一体的に延出されて形成されている。また、カバー部材3は、その下端部分に後述するシャフト5の移動を許容するスリット状の開口部3aを有している。このように、本実施形態では、カバー部材3は、開口部3a部分が最も低くなるように水平面に対して傾斜して設けられている。
なお、図3(B)に示すように、カバー部材3をレール2の各下壁部2cに溶接等で取り付けるようにして設けることも可能である。また、図4(A)に示すように、レール2の各下壁部2cを各側壁部2bに対してそれぞれ略直角に屈曲させてその先端部をカバー部材3としたり、図4(B)に示すように、各側壁部2bに対してそれぞれ略直角に屈曲させた各下壁部2cにカバー部材3を取り付けるように構成することも可能である。
また、本実施形態では、レール2は前後方向に延在する直線状に構成されることが想定されているが、下記に述べる台車4の走行に支障がない限り、レール2を左右方向に湾曲するS字状の曲線状等の他の形状に形成することも可能である。
上記のように略管状のレール2の中空の部分には、図5に示すように、台車4が配設されている。また、図6に、レール2内に配設された台車4の正面図を示す。これらの図に示すように、本実施形態では、台車4の底部4aは、カバー部材3の傾斜と略平行に傾斜して断面略V字状に形成されており、カバー部材3により下側から覆われるようになっている。また、台車4の側壁4bの左右外側に、レール2の側壁部2bが位置するようになっている。
台車4の底部4aには、台車4がレール2の下壁部2c上を転動する車輪4cが台車4の底部4aの前後左右の計4箇所にそれぞれ設けられており、車輪4cは、それぞれレール2の下壁部2cに略直角をなして当接するように設けられている。
また、本実施形態では、台車4の前部、すなわち台車4の射撃手A(図1参照)に対向する側は、前方に突き出した5角錐状に形成されており、図5や図6に示すように、台車4の前部を構成する5つの面のうち射撃手に対向する4つの面4d〜4gは、すべて各法線方向が射撃手Aに向かう方向以外の方向を向くように構成されている。
台車4の底部4aの中央部付近からは、後述する標的6が先端に取り付けられた棒状のシャフト5が垂下されているが、図6に示すように、台車4の内部には、シャフト5を軸周りに回動させ、標的6をシャフト5の軸周りに回動させて隠顕させるための隠顕駆動機構4hが配設されている。
本実施形態では、隠顕駆動機構4hは、サーボモータやステッピングモータ等のモータ装置4iを備えている。また、モータ装置4iは、台車4の内部に、その出力軸4jが下方を向くように取り付けられており、その出力軸4jを回動させることにより出力軸4jに取り付けられたシャフト5を回動させるようになっている。
なお、台車4のレール2に沿った前後方向の移動に伴って、台車4から垂下されたシャフト5も前後方向に移動するが、前述したように、カバー部材3にはレール2に沿って開口部3aが設けられており、開口部3aを形成することで、カバー部材3がシャフト5の前後方向の移動を妨害せずにその移動を許容するようになっている。
また、図示を省略するが、レール2の内部には、台車4の隠顕駆動機構4hに標的6の隠顕動作すなわちシャフト5の回動動作の指令を伝送し、隠顕駆動機構4hに電力を供給するためのトロリダクトが設けられており、また、台車4には、このトロリダクトから前記指令や電力を受け取るための集電子が設けられている。
シャフト5の下端部分には、図5に示すように、固定部材5aを介して板状の標的6が取り付けられており、標的6は、固定部材5aに着脱することにより交換できるようになっている。また、前述したように、図中矢印Bで示すシャフト5の軸周りの回動に伴う標的6の図中矢印Cで示す方向への回動により、標的6の面がX軸方向に直交する方向を向き図示しない射撃手に正対するように回動する顕出動作と、その面をY軸方向に直交する方向に向けて面が射撃手から見えないように回動する隠蔽動作とが切り換えられるようになっている。
また、図1に示したように、本実施形態では、台車4の前後にタイミングベルト7aが接合されており、タイミングベルト7aは台車駆動機構7の図示しない主動プーリとレール2の最後端部に設けられた従動プーリ7bとに掛け回されている。台車駆動機構7は、指揮室DのコンピュータEから伝送される指令に従って主動プーリを回転させることにより、タイミングベルト7aを介して台車4を前方向または後方向に牽引して、台車4をレール2に沿って移動させるようになっている。標的6は、台車4の移動に伴って前後方向に移動する。
なお、上記のように台車4をタイミングベルト7aで牽引して移動させる代わりに、台車駆動機構を台車4に搭載して例えばモータ装置等を備えるように構成し、台車4の車輪4cの一部または全部を直接回転駆動させることで、台車4をいわゆる自走型の台車として構成することも可能である。
射撃場Sの最も奥側、すなわち射撃手Aから見て標的6の後方には、到達した弾丸を捕捉して回収するバックストップ8が配設されている。本実施形態では、バックストップ8は、平板状の硬質ゴム素材や鋼板等からなる複数のトラップ材8aが所定の間隔をおいて垂下され、トラップ材8aの下方に箱型の弾丸回収装置8bが配設されて構成されている。このバックストップ8は、弾丸を、複数のトラップ材8aを貫通させながらその運動エネルギを徐々に奪い取ることで失速させて弾丸回収装置8bで回収することで、弾丸を破損させずに回収するものである。なお、このバックストップ8についての詳細な説明は、本願出願人により先に提出された特開2006−97932号公報を参照されたい。
次に、本実施形態に係る移動標的装置1の作用について説明する。
移動標的装置1の台車4は、指揮室DのコンピュータEの指令に基づいて作動する台車駆動機構7の主動プーリの回転によりタイミングベルト7aに牽引されて、射撃場Sの天井部S1に敷設されたレール2の内部を図1等に示したX軸方向すなわち前後方向に移動する。
その際、本実施形態では、図5や図6等に示したように、レール2は断面略5角形状の管状に形成され、台車4の底部4aはカバー部材3の傾斜と略平行に傾斜して断面略V字状に形成され、台車4の4つの車輪4cはそれぞれレール2の下壁部2cに略直角をなして当接するように構成されている。
このように構成されていると、図7に示すように、台車4の各車輪4cに、レール2の下壁部2cから上向きの成分(分力)Fzだけでなく内向きの成分Fyをも有する力Fが加わる。そのため、各車輪4cに加わる力Fの上向きの成分Fzにより台車4の自重による落下が阻止されるのは勿論であるが、各車輪4cに加わる力Fが内向きの成分Fyを有することから、台車4が仮に左右方向(Y軸方向)に位置ずれを生じてもレール2の左右方向の中央位置に引き戻す力が加わるため、台車4の左右方向の位置がレール2の中央位置に維持される。
そのため、本実施形態では、台車4は、前後方向の移動の際に左右方向にガタガタと揺れることなくスムーズに移動する。また、台車4の移動に伴って前後方向に移動する標的6の動きもスムーズになり、移動の際の左右方向への揺れがなくなるため、左右に揺れて射撃手Aに無用の混乱を与えることがなくなる。
なお、図4(A)、(B)に示したように、レール2を断面略矩形状に構成した場合、台車4の各車輪4cには上向きの成分のみを有する力が加わるようになる。そのため、このような場合には、図8に示すように、台車4に、レール2の下壁部2cに当接する車輪4cのほかにレール2の側壁部2bに当接する補助車輪4kを設けるように構成すれば、台車4の移動の際の左右方向への揺れを防止することが可能となる。
一方、台車4の隠顕駆動機構4hは、レール2内に敷設されたトロリダクトを介して受信される指揮室DのコンピュータEの指令に基づいてモータ装置4iを所定角度回動させてシャフト5を軸周りに回動させ、その先端に取り付けられた標的6を射撃手Aに対して隠顕させる。この標的6の隠顕は、台車4の前後方向の移動の最中に行われてもよく、また、台車4を停止させた状態で行われてもよい。
また、前述したように、隠顕駆動機構4hのモータ装置4iがサーボモータやステッピングモータ等で構成されていれば、シャフト5を介する標的6の隠顕動作を迅速かつ正確に行うことが可能となる。
射撃手Aは、このように台車4の前後方向の移動に伴って前後方向に移動し、隠顕駆動機構4hの駆動により回動して隠顕する標的6に向けて弾丸を発射して射撃訓練を行う。
その際、発射された弾丸が標的6を外れたり固定部材5a等の他の部材に当たって跳ね返されたりして、台車4の方に向かう場合がある。しかし、本実施形態では、台車4は、図3や図4等に示したように、レール2の下壁部2cやそれから一体的に延出され或いはそれに取り付けられたカバー部材3で下側から覆われており、その側壁4bはレール2の側壁部2bに覆われているから、弾丸はカバー部材3やレール2の側壁部2b等に当たる。そのため、台車4は被弾から保護される。
また、図9に示すように、カバー部材3やレール2の下壁部2c、側壁部2b等はそれぞれX軸方向すなわち前後方向に延在し、それらの法線方向は射撃手Aに向かう方向以外の方向を向く。そのため、それらに当たった弾丸Fは射撃手Aの方向には跳ね返されず、図1に示した射撃場Sの最も奥側のバックストップ8側に跳ね返される。このようにして、本実施形態では、カバー部材3等により台車4への被弾が防止されるとともに、弾丸Fを射撃手Aから遠い方向に跳ね返すことで、弾丸Fの射撃手Aの方への跳ね返りが防止される。
なお、図9や前述した図5では、図中におけるレール2の左端部分が開口されているように表現されているが、実際には、図1に示したようにレール2の射撃手A側は主動プーリ等が設けられた台車駆動機構7で封鎖されており、その開口部分から弾丸がレール2の内部に進入することはない。
しかし、上記のようにレール2の下壁部2cに設けられたカバー部材3にはシャフト5の移動を許容する開口部3aが設けられており、弾丸がその開口部3aからレール2内に進入する場合がある。
レール2の内部に進入した弾丸は、図3等に示したレール2の上壁部2a等で跳ね返されて開口部3aからレール2外に進出するか、レール2の上壁部2aや側壁部2b、下壁部2c、カバー部材3等に衝突して跳ね返されながら運動エネルギを奪われて、レール2内で失速する。
本実施形態では、レール2の下壁部2cやカバー部材3が、カバー部材3の開口部3aが最も低くなるように水平面に対して傾斜して設けられているため、弾丸がレール2内で失速した場合、弾丸は、自重によりカバー部材3の開口部3a方向に誘導されて開口部3aから落下し、レール2の内部から自動的に排除される。
また、開口部3aから進入した弾丸が台車4に直接当たる場合もある。その場合、図5等に示したように、台車4の底部4aがカバー部材3の傾斜と略平行に傾斜して断面略V字状に形成され、また、台車4の前部が前方に突き出した5角錐状に形成されて、台車4の底部4aや4つの面4d〜4gがすべて各法線方向が射撃手Aに向かう方向以外の方向を向くように構成されていれば、図10に示すように、弾丸Fがカバー部材3の開口部3aから進入して台車4に当たっても、弾丸Fは、台車4の傾斜した底部4aや前部の面4d〜4gで射撃手Aに向かう方向以外の方向に跳ね返されるため、弾丸Fの射撃手Aの方への跳ね返りが防止される。
以上のように、本実施形態に係る移動標的装置1によれば、射撃場Sの天井部S1に敷設されたレール2の下壁部2c上を走行する台車4の底部4aを、レール2の下壁部2cに取り付けられ或いは下壁部2cから一体的に延出されたカバー部材3で下側から覆い、さらに台車4の側壁4bをレール2の側壁部2bで覆うように構成したことで、射撃手Aにより発射された弾丸により台車4が被弾する頻度を低減させることが可能となる。そのため、台車4の被弾により故障等が発生する可能性が低くなり、台車4の修理や交換の頻度を低減させることができ、装置の維持管理のコストの低減を図ることが可能となる。
また、台車4の底部4aをカバー部材3等で下側から覆い、台車4の側壁4bをレール2の側壁部2bで覆うように構成したことで、カバー部材3やレール2の側壁部2b等に当たった弾丸が射撃手Aの方向に跳ね返されることを防止することが可能となり、射撃手側への弾丸の跳ね返りを防止して射撃手の安全を図りながら射撃訓練を行うことが可能となる。
さらに、上記のように、台車4への被弾の頻度が格段に低減されるとともに、レール2や台車4等に当たった弾丸が射撃手Aの方向以外の方向に跳ね返されるから、台車4自体の被弾耐性等の向上を図る必要はあるとしても、前述した従来例のように、弾丸の射撃手Aの方向への跳ね返りを防止するための高機能の跳弾防止部材や高張力繊維部材、衝撃吸収用粘弾性部材、塑性変形部材等を備える必要はない。
このように、本実施形態に係る移動標的装置1では、台車4への被弾の頻度が格段に低減されるため、台車4等の修理や交換のコストを低減でき、また、その構造により弾丸の射撃手Aの方向への跳ね返りを防止することができるため、装置の製造コストや運転コストを低減することが可能となる。
また、カバー部材3をレール2に取り付け、またはレール2から一体的に延出して形成することで、カバー部材3を容易かつ確実に台車4の底部4aが下側から覆うように配設することが可能となる。さらに、開口部3a部分が最も低くなるように傾斜して設けられたカバー部材3に当たった弾丸は射撃手Aに向かう方向とは別の方向に確実に跳ね返され、弾丸が台車4の傾斜した底部4aに当たった場合にも弾丸は射撃手Aに向かう方向以外の方向に確実に跳ね返されるため、上記の効果が的確に発揮されるとともに、開口部3aを通ってレール2内に進入して失速した弾丸が、カバー部材3の傾斜に誘導されて弾丸の自重により開口部3aから落下するため、レール2内に進入した弾丸をレール2内から自動的に排除することが可能となる。
また、カバー部材3やレール2の下壁部2cを開口部3a部分が最も低くなるように傾斜して設けることで、台車4の左右の車輪4cに開口部3a方向に向かう内向きの力が加わるようになるため、台車4の左右方向の位置が開口部3aの上方の位置に常に維持されるようになり、台車4が移動する際、左右方向に揺れることなくスムーズに移動するようになる。また、台車4が走行するレール2が射撃場Sの天井部S1に敷設され、レール2が確実に位置固定される。そのため、台車4の移動に伴って前後方向に移動する標的6の動きもスムーズになり、移動の際の左右方向への揺れがなくなり、標的6の左右方向への揺れの発生も防止することが可能となり、標的6が左右に揺れて射撃手Aに無用の混乱を与えるような事態が生じることを防止することが可能となる。
なお、本実施形態では、図3や図4等に示したように、レール2が上壁部2aを備える場合について説明したが、必ずしも上壁部2aが設けられる必要はない。また、その場合、例えば図11(A)、(B)に示すように、並設させた2本のH形鋼20や断面略コ字状の部材21でレール2を形成することも可能である。I形鋼やL形鋼等を用いてもよい。この場合、図示を省略するが、台車は、H形鋼20や部材21の各下フランジ20a、21a上に車輪を当接させ、また、必要があれば、各ウエブ20b、21bに補助車輪を当接させた状態で転動させてレール2上を走行する。
また、本実施形態では、台車4の前部に当たって跳ね返された弾丸が射撃手の方向に跳ね返されないように、台車4の前部を前方に突き出した5角錐状に形成する場合について説明したが、この他にも、例えば、図12(A)に示すように下向きに傾斜する面4lとしたり、図12(B)に示すように左右端が中央より後方になるように傾斜した面4m、4mとする等して、弾丸Fの跳ね返り方向が射撃手の方向以外の方向になるように構成することも可能である。
さらに、本実施形態では、射撃場Sにレール2や台車4、標的6等を備えた移動標的装置1を1機のみ設ける場合について説明したが、射撃場S内に移動標的装置1を複数並設してもよく、機数や並べ方等は適宜決定される。また、射撃場Sの床面に固定される固定式の標的装置をあわせて用いることも可能であり、防弾堤等の必要な設備も適宜配置される。
また、本実施形態では、射撃手Aから見て標的6の後方にバックストップ8を配設する場合について説明したが、この他にも、下向きに傾斜して取り付けられる停弾板等を用いることも可能である。
本実施形態に係る移動標的装置およびそれが用いられる射撃場の概略構成図である。 レールの取り付けに用いられるスペーサ(A)および取り付け部(B)を説明する図である。 本実施形態に係るレールの構成を表す図であり、(A)はカバー部材が下壁部から一体的に延出された場合、(B)は下壁部に取り付けられた場合を示す。 レールを断面矩形状に形成した変形例を表す図であり、(A)はカバー部材が下壁部から一体的に延出された場合、(B)は下壁部に取り付けられた場合を示す。 本実施形態に係る移動標的装置の台車や標的、レール等を斜め下側から見た図である。 レール内に配設された図5の台車およびその内部に配設された隠顕駆動機構の正面図である。 台車の車輪に加わる力およびその上向きおよび内向きの各成分を説明する図である。 補助車輪が設けられた台車の変形例を説明する図である。 カバー部材等に当たった弾丸が射撃手の方向以外の方向に跳ね返される状態を説明する図である。 台車の底部や前部に当たった弾丸が射撃手の方向以外の方向に跳ね返される状態を説明する図である。 (A)H形鋼や(B)断面略コ字状の部材で形成されたレールを表す図である。 台車の前部を(A)下向きに傾斜する面や(B)左右端が中央より後方になるように傾斜した面として構成した変形例を表す図である。
符号の説明
1 移動標的装置
2 レール
2b 側壁部
3 カバー部材
3a 開口部
4 台車
4a 底部
4c 車輪
4d〜4g 台車の射撃手に対向する面
4h 隠顕駆動機構
4i モータ装置
4j 出力軸
4k 補助車輪(レールの側壁部に当接する車輪)
5 シャフト
6 標的
7 台車駆動機構
A 射撃手
S 射撃場
S1 天井部

Claims (4)

  1. 射撃場の天井部に敷設されたレールと、
    前記レール上を転動する車輪を有する台車と、
    前記台車を前記レールに沿って移動させる台車駆動機構と、
    前記台車から垂下されたシャフトと、
    前記シャフトの先端に取り付けられる標的と、
    前記シャフトの軸周りに前記標的を回動させる隠顕駆動機構と、
    前記台車の底部を下側から覆い、前記シャフトが移動する部分にその移動を許容する開口部を有し、前記レールに取り付けられまたは前記レールから一体的に延出されたカバー部材と
    を備え、
    前記レールは、前記台車の外側の位置に側壁部を備え、
    前記カバー部材は、前記開口部部分が最も低くなるように傾斜して設けられ、
    前記台車は、前記底部が前記カバー部材の傾斜と略平行に傾斜するように形成されていることを特徴とする移動標的装置。
  2. 前記台車は、前記車輪のほかに前記レールの側壁部に当接して転動する車輪を備えることを特徴とする請求項1に記載の移動標的装置。
  3. 前記台車の射撃手に対向する面は、その法線方向が前記射撃手に向かう方向以外の方向を向くように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動標的装置。
  4. 前記隠顕駆動機構は、前記台車内に出力軸が下方を向くように取り付けられたモータ装置を備え、
    前記モータ装置は、前記出力軸を回動させることにより前記出力軸に取り付けられた前記シャフトを回動させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の移動標的装置。
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