JP3999735B2 - ワーク浮き上がり防止機構 - Google Patents
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Description
また、ワークを載せて運ぶワーク移送装置として、移動するワイヤで所望の位置まで移動する移送車が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
図11は、従来の物品搬送装置の基本構成を説明する図であり、物品搬送装置101は、ドア102の一端103を把持する固体クランプ104と、他端105を把持する可動クランプ106と、を備え、可動クランプ106は、移動体107と、移動体107に取り付けたロック装置108(ラック109、係止片111、操作レバー112)を備えるもので、ロック装置108の操作レバー112を手で操作(図の表裏方向)して、ラック109に係止片111を噛み合わせることで、移動体107はロックされるので、移動体107をドア102へ押し付ける(図の上方向)ばね力に抗して操作レバー112を操作する必要がなく、操作レバー112の操作性はよくなる。
図12は、従来の移送車の基本構成を説明する図であり、従来の移送車121は、ワイヤ122を把持するとともにレール部材123を走行する支持台124と、支持台124に板部材125を介して取り付けたワーク載置板126と、を備え、ワーク載置板126にワーク127を載せて所定位置、例えば、加工装置にワーク127を運ぶ昇降装置128まで搬送する。
また、自動化されたロック装置を移送車121に取り付けると、移送車121の重量は重くなり、レール部材123など荷重の加わる部材の強度を高めなければならず、結果的に、生産コストの削減は難しくなる。
図1(a)〜(f)は、本発明のワーク浮き上がり防止機構の原理を説明する概念図であり、ワークWの搬入から搬出まで概要を説明する。
(a):ワーク搬送装置11は、高所に配設した移動ケーブル12と、この移動ケーブル12に吊り下げたワーク移動台としてのワーク移送キャリア21と、ワーク移送キャリア21に取り付けたワーク浮き上がり防止機構25,25と、リフト機構13と、を備える。
ワーク浮き上がり防止機構25はリフト機構13の押し上げ(矢印a1の方向)によって矢印a2,a2の如く上がる。
(c):搬入位置では、リフト機構13でワーク浮き上がり防止機構25,25を上げ、待機させる。
(e):ワーク浮き上がり防止機構25,25をロックした状態で、ワーク移送キャリア21は移動ケーブル12に引かれて、ワークの搬出位置に向かう。
(f):搬出位置では、ワーク浮き上がり防止機構25,25をアンロックし、リフト機構13でワーク浮き上がり防止機構25,25を矢印a6のように上げ、ワークWを矢印a7のように降ろす。
次にこれらの構成を具体的に説明する。
図下方の軸は、座標軸であり、直線又は回転で動く方向を示す。Xは水平な直線運動を示す軸、YはXに直交する鉛直軸、ZはX,Yに直交する軸、BはY軸の周りの旋回運動を示す軸、CはZ軸の周りの旋回運動を示す軸である。
アーム機構31は、キャリア本体24にベースハウジング34,34を取り付け、ベースハウジング34,34にピニオンギヤ35,35を回転可能(C軸方向)に嵌め、ピニオンギヤ35,35間にワーク押えアーム36を取り付け、ピニオンギヤ35,35に駆動バー37,37を噛み合わせるとともに、駆動バー37,37をベースハウジング34,34に嵌合し、駆動バー37,37にスプリング38,38を嵌め、駆動バー37,37の下部間に押上げ部材39を取り付けたものである。41は駆動バー37の上部を示す。
動力伝達機構44は、上方の連結部材23に配置したもので、ワーク移動台(ワーク移送キャリア21)以外の設備、例えば建家側のワーク昇降装置やワーク投入装置などの設備に配置した駆動源48から駆動力を受け、アンロック機構43のリンク46を作動させる。駆動源48は、例えば、空圧シリンダを用いる。動力伝達機構44の詳しい構成については後述する。
ワーク浮き上がり防止機構25は、ワークの搬入位置若しくは搬出位置で、上方の動力伝達機構44を介してロック装置32,32を作動させるとともに、ワーク移動台(ワーク移送キャリア21)下方の工場建家側に配置したリフト機構13によって駆動バー37,37及びアーム機構31,31を作動させる。
次に駆動バーロック機構42を説明する。
駆動バーロック機構42は、駆動バー37を通過させる通孔57を備える下部シーソ片61と、この下部シーソ片61の上に配置し、駆動バー37を通過させる通孔62を備える上部シーソ片63と、これら上部・下部シーソ片63,61の通孔62,57が離れる方向(矢印c1,c2の方向)へ上部・下部シーソ片63,61を付勢する付勢部材64とからなる。
駆動バー37は、ピニオンギヤ35に噛み合うラック67を形成したバー本体68の上端に通し棒材71を一体的に取り付けたもので、通し棒材71に上部41を設けた。
上部シーソ片63は、角柱本体74に通孔62を開け、付勢部材64用の掛止ピン75、支点ピン66用の掛止ピン76を取り付け、端に尾部77をスリット状に形成したものである。
下部シーソ片61は、上部シーソ片63と同様であり、説明を省略する。
ロール65は、中央に尾部77に嵌るガイド部78を有し、回転可能かつ上下動可能に取り付けられ、矢形部材47の円錐部72が上部・下部シーソ片63,61の尾部77,77間、詳しくは、ロール65,65間の隙間を楔作用で広げる際の摩擦抵抗を低減する。
動力伝達機構44は、中央に移動可能に取り付けた第1移動部材81と、第1移動部材81に押されて回動する回動片82・・・と、回動片82,82に押され(X軸方向)て移動する第2移動部材83,83と、この第2移動部材83,83を戻すばね84・・・と、からなり、駆動源(空圧シリンダ)47のロッド56がZ軸方向に矢印b1の如く前進すると、第1移動部材81は二点鎖線のロック位置から実線のアンロック位置へ移動するとともに、回動片82,82はともに実線のアンロック位置まで回動するから、第2移動部材83,83は矢印b2,b2の如く作動して、リンク46,46を作動させる。
なお、駆動源(空圧シリンダ)47を図の下に配置した場合でも、同様にリンク46,46は作動する。
図8(a)〜(d)は、本発明のワーク浮き上がり防止機構の第1作用図であり、概要を説明する概念図である。
(a):ワーク移送キャリア21がワークの搬入位置へ向かう際には、ワーク浮き上がり防止機構25,25を下げた状態にするのが望ましい。ただ、条件によっては、ワーク浮き上がり防止機構25,25を上げた状態(図1(a)参照)で、走行させてもよい。
ワーク浮き上がり防止機構25,25を駆動バーロック機構42,42でロックする。
(b):ワーク移送キャリア21がワークの搬入位置に到着すると、アンロック機構43,43でアンロックとし、ワーク浮き上がり防止機構25,25を上げる。具体的には図9で説明する。
(d):搬出位置に到着すると、アンロック機構43,43でアンロックとし、ワーク浮き上がり防止機構25,25を上げ、ワーク移送キャリア21からワークWを出す。具体的には図9で説明する作用と同様であり、詳しい説明を省略する。ワークWを出した後は、(a)に戻る。
ワークWを載せた後、まず、リフト機構13(図3参照)を下降させると、自重とスプリング38の力によって駆動バー37が下降するのに伴いピニオンギヤ35は矢印d5の如く回り始め、同時にワーク押えアーム36は矢印d5の如く下がり始める。そして、ワーク押えアーム36はワークWに載って動きを止めると同時に、駆動バー37はストロークSeの位置で下降を停止する。一方、下降を続けていたリフト機構13(図3参照)は、待機位置Y1(図3参照)に戻る。この戻りの情報に基づいて、図1の駆動源(空圧シリンダ)48のロッド56がZ軸方向に後退すると、図10のリンク46は矢印d6の如く作動するので、矢形部材47は矢印d7の如く後退し、アンロック機構43はロック状態となる。すなわち、矢形部材47が矢印d7の如く後退することで、付勢部材64によって、尾部77,77は接近し、逆に、通孔62,57は矢印d8,d8のように離れ、通孔62,57は駆動バー37の通し棒材71(上部41)を把持して拘束する。その結果、ピニオンギヤ35は止まり続け、ピニオンギヤ35に取り付けたワーク押えアーム36はワークWに載って止まった状態を維持し続ける。従って、ワークWが載置板26(図2参照)から離れて浮き上がることはない。
Claims (1)
- ワークを載せた状態で水平方向に移動するワーク移動台に付属し、前記ワークの浮き上がりを防止するワーク浮き上がり防止機構において、
このワーク浮き上がり防止機構は、前記ワーク移動台に上下スイング可能に取り付けたワーク押えアームと、このワーク押えアームのスイング中心に取り付けたピニオンギヤと、このピニオンギヤに噛み合うラックを備え、上下動可能にワーク移動台に取り付けるとともに下部を前記ワーク移動台から下方へ突出させた駆動バーと、この駆動バーを下方へ付勢するスプリングと、前記駆動バーの上部を把持して拘束する駆動バーロック機構、この駆動バーロック機構を解除するアンロック機構とからなり、
前記駆動バーロック機構は、駆動バーを通過させる通孔を備える下部シーソ片と、この下部シーソ片の上に配置し、駆動バーを通過させる通孔を備える上部シーソ片と、これら上部・下部シーソ片の通孔が離れる方向へ上部・下部シーソ片を付勢する付勢部材とからなり、上部・下部シーソ片の通孔が離れる方向へ上部・下部シーソ片を揺動させると、通孔に駆動バーが嵌合して摩擦力が発生し、駆動バーの上下動を制限する機構であり、
前記アンロック機構は、前記一対のシーソ片の尾部間の隙間を楔作用で広げる矢形部材と、この矢形部材を前進させるリンクとからなり、リンクを介して矢形部材をアンロック方向へ前進させる機構であり、
ワーク移動台にワークを載せるに際し、外部から駆動バーを上昇させることでワーク押えアームを上方へ待機させ、ワークを載せた後は外力を解除して駆動バーを下げ、ワーク押えアームでワークを押さえ、この状態で運搬を継続させ、これらの過程で、駆動バーロック機構で駆動バー並びにワーク押えアームの上下動を制限し、アンロック機構で駆動バー並びにワーク押えアームの上下動を自由にすることができることを特徴とするワーク浮き上がり防止機構。
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