JP3999700B2 - 医療用画像記録装置 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、医療用画像記録装置に関し、特に、記録媒体の必要な容量を確保する手段を備えた、医療用画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークを介して、医療用画像記録装置は、サーバに画像データを送信する。画像データを受信すると、サーバの側では、ホストコンピュータによって、サーバの記憶媒体に画像データを記録する。
【0003】
医療用画像記録装置も不揮発性メモリ等の一時記憶手段を有しており、不揮発性メモリで画像データを仮記憶している。医療用画像記録装置が常時ネットワークに接続されていれば、データがサーバにスムーズに転送されるため、仮記憶の領域の容量が不足することはない。(例えば、特許文献1参照。)
しかし、例えば、ネットワークにトラブルが発生した場合や、手術室に医療用画像記録装置をサーバから切り離して使用する場合等においては、ネットワークに画像データが送り込むことができなくなる。画像記録装置内の不揮発性メモリ等の一時記憶手段は、ネットワーク内のサーバに設けられたハードディスク等に比べて容量が小さいため、すぐに空き容量が不足してしまう。
【0004】
従来は、空き容量が不足すると、新たに画像データを記録させることができなくなり、検査結果を保存できない状態となっていた。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−141498号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
新たに画像データを保存できなくなった場合、不要な画像データを消去して不揮発性メモリの容量を確保し、検査の進行を妨げることのないようにしなければならない。しかし、例えば、1日に実施する検査数、1回の検査で撮影する画像の枚数が医療機関により異なり、1日に必要とされる容量の大きさも医療機関により異なる。空き容量が不足するごとに固定長のデータを削除する方法では、ユーザの使用状況に応じて空き容量を確保することはできない。
【0007】
例えば、ある病院Aでは、1日30件の検査を行い、1検査あたり20枚の画像を撮影するとする。この病院では、1日あたり600枚分の容量を必要とする。一方、他のある病院Bでは、1日の検査数は5件であり、1検査当たりの画像の撮影枚数も、病院Aと比較して少ないとする。2つの病院A、Bで、一律に固定長のデータを消去するよりも、病院A、Bによって消去するデータサイズを変えられるほうが、各医療機関、ユーザの使用状況に対応したデータの消去方法を備えた医療用画像記録装置を提供することができる。
【0008】
本発明は、検査の進行を遅らせることなく、画像データの管理を可能とすることを目的としている。
【0009】
本発明の一観点として、画像データを保存する記録媒体を備える医療用画像記録装置において、前記記録媒体に空き容量が不足しているかどうかを判断する判断手段と、1日ごとの累計の検査数あるいは累計の画像の撮影枚数を1日ごとの累計の履歴として格納する手段と、前記判断手段で空き容量が不足していると判断されると、過去に行った検査についての前記履歴に基づいて、検査日に予定される検査数分の画像データを保存するのに必要と想定される前記記録媒体の容量を算出する、必要容量算出手段と、前記必要容量算出手段によって算出された、検査日に予定されている検査数分の画像データの記録に必要と想定される容量と同一またはそれ以上の空き容量を前記記録媒体に確保するよう、前記記録媒体から画像データを消去する画像データ消去手段とを備えることを特徴とする、医療用画像記録装置が提供される。
【0010】
医療用画像記録装置内の判断手段が、不揮発性メモリ等の記録媒体の容量が不足していることを認識すると、必要容量算出手段が、過去に行った検査についての1日ごとの累計の検査数あるいは累計の画像の撮影枚数を含む履歴に基づいて、検査日に予定される検査数分の画像データを保存するために、確保する必要のある記録媒体の容量を算出する。算出結果を元にして、画像データ消去手段が、画像データを消去するための処理を実行する。これにより、容量の不足により新たな画像が保存できなくなり検査の進行を妨げられる、ということがない。各医療機関の扱う検査の件数等の事情に合わせた容量を消去することができるため、不用意なデータの消去を避けることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施例に係る医療用画像記録装置1の構成ブロック図である。同図において、医療用画像記録装置1は、記録媒体10、必要容量算出演算部11、画像データ消去部12、容量不足判定部13、入力部14及び表示部15とから構成される。
【0012】
記録媒体10は、例えば、ネットワーク内のサーバに設けられたハードディスク等に比べて容量の小さい不揮発性メモリであって、内視鏡装置等(図1では不図示)から送られてくる観察画像等の画像データや、後述する動作ログ等を格納する手段である。記録媒体10に格納されている画像データは、ネットワーク等を介して、サーバ(図1では不図示)へ送られる。
【0013】
容量不足判定部13は、医療用画像記録装置1の記録媒体10の空き容量が不足すると、画像データ消去部12に通知を行う。画像データ消去部12は、必要容量算出演算部11が動作ログを元に計算した容量の値に基づき、画像データを消去する。ユーザは、入力部14及び表示部15を介し、消去する画像を指定したり、記録媒体10上の画像データが保存されている状況を確認したりすることができる。
【0014】
以下に、図2を用いて、本実施例における医療用画像記録装置1が記録媒体10の空き容量を確保する処理について説明する。
図1の医療用画像記録装置の容量不足判定部13は、記録媒体10上の空き容量を監視している(S100)。記録媒体10上の空き容量が一定の値以下であると判断すると、容量不足判定部13は画像データ消去部12へと通知し(S101)、処理がS102へと進む。なお、ここで言う空き容量の一定の値とは、記録媒体10が画像データを記録するには容量不足であると判断されるような、記録媒体10の空き容量の値であり、例えば1枚の画像データの標準データサイズまたはそれ以下の値(ゼロでもよい)等に設定されている。S102では、図1の画像データ消去部12が同図の必要容量算出演算部11へ指示を出し、必要容量算出演算部11が医療用画像記録装置内の動作ログを参照する。S103で、必要容量算出演算部11が、動作ログから1日の最大検査数または/及び1検査あたりの最大撮影枚数の値を読み込む。
【0015】
S104では、必要容量算出演算部11が、上記読み込んだ最大検査数または/及び最大撮影枚数の値をもとに、確保する必要のある容量Yを算出する。必要容量算出演算部11から容量Yの値を受け取った画像データ消去部12は、S105で、記録媒体に記憶されている画像データを消去し、容量Y分の空きを確保する。
【0016】
1日の最大検査数及び1検査あたりの最大撮影枚数は、医療用画像記録装置の動作を記録した、動作ログに書き込まれている。動作ログは、記録媒体に格納されている。動作ログには、最大検査数及び最大撮影枚数の他にも、各種情報を含む。動作ログは、メンテナンスする人が参照することのできるよう、メニューで隠し持って表示させることが可能である。動作ログを参照することで、1日の最大検査数、1検査あたりの最大撮影枚数等の情報を得ることができる。
【0017】
S104で、1日の最大検査数または/及び1検査あたりの最大撮影枚数の値を用いて、確保する記録媒体の容量Yを算出する処理について更に詳しく述べる。図4で、医療用画像装置の記録媒体に空き領域を確保する処理の概略図を示す。1検査につき記録する画像数をA、その標準データサイズをB、1日の検査数をCとする。確保する必要のある容量Yは、A、B及びCを用いて、以下のように表される。
【0018】
Y=A×B×C
標準データサイズは、厳密には同一圧縮設定(JPEG1/10など)においても、画像内の相関状況により、圧縮後のデータサイズは異なるが、概略は画像のサイズと一致するので、これを仮に標準データサイズBと置く。このとき、1検査につき記録する画像数Aまたは1日の検査数C、あるいは1検査につき記録する画像数A及び1日の検査数Cを上式に代入することで、確保する記録媒体の容量Y、すなわち、削除する必要のあるデータ量を算出することができる。画像数Aのみ、動作ログより読み込んだ最大値を代入する場合は、検査数Cは、標準の検査数(一定値)を使用する。検査数Cのみ、動作ログより読み込んだ最大値を代入する場合は、画像数Aは、標準の画像数(一定値)を使用する。
【0019】
図3の、1日の検査数(または1日の撮影枚数)に関する動作ログを算出・更新する処理のフローチャートを用いて、1日の最大検査数及び1検査当たりの最大撮影枚数の、動作ログへの記録する方法について示す。
まず、電源をオンにされると(S201)、検査数及び枚数の値を初期化する(S202、S203)。入力装置からの患者IDの入力があると(S204)、検査数に1加算する(S205)。入力装置は、例えば、キーボードや、ポインティングデバイス等である。
【0020】
ある患者に対して検査が開始されると、1枚撮影するごとに(S206)、撮影枚数を1加算する(S207)。その患者についての検査が終了した場合は、S208からS209に進む。未だ検査が終了していない場合は、S206に進む。
【0021】
S209では、動作ログの、1検査あたりの最大撮影枚数と今回の検査での撮影枚数とを比較する。今回の検査での撮影枚数が、動作ログの最大撮影枚数以上の値をとる場合、S210に進み、今回の撮影枚数の値を最大撮影枚数として値を書き込んだ後、S211に進む。今回の検査での撮影枚数が、動作ログの最大撮影枚数未満であった場合、そのままS211に進む。
【0022】
S211では、他に検査を予定している患者がある場合、S204へと処理が進む。他に検査を予定している患者がない場合は、S212へと進む。
S212では、動作ログの、1日あたりの最大検査数と、その日1日の検査数とを比較する。その日1日の検査数が、動作ログの最大検査数以上の値をとる場合、S213に進み、その日1日の検査数の値を動作ログの最大検査数として、値を書き込んだ後、S214に進む。その日1日の検査数が、動作ログの最大検査数未満であった場合、そのままS214に進み、電源がオフになると、検査数及び撮影枚数をカウントする処理は終了する。
【0023】
1日の検査数及び1検査あたりの撮影枚数をカウントし、検査数及び撮影枚数をログの最大検査数及び最大撮影枚数とそれぞれ比較し、検査数・撮影枚数が過去の最大検査数・最大撮影枚数の値よりも大きい場合は、検査数・撮影枚数を最大検査数・最大撮影枚数として動作ログの値を書き換える。
【0024】
動作ログを算出・更新する処理においては、電源オンからオフまで常にログを更新している。新しい患者IDが入力される毎に検査数が、新しい画像が撮影される毎に撮影枚数が、それぞれカウントされるようになっており、常に最大検査数/最大撮影枚数と比較を行っている。なお、必要である場合は、1日の画像の撮影枚数をカウントすることとしてもよい。この場合は、電源オンで1日の検査枚数の値を初期化した後、電源をオフするまでの間、画像を撮影する毎に1ずつ加算していく。
【0025】
動作ログの最大検査数及び最大撮影枚数は、初期設定を途中で行わず、常に更新しつづける。よって、動作ログの最大検査数及び最大撮影枚数の値は、過去において検査に医療用画像記録装置を用いたすべての検査数及び撮影枚数のうち、最大の値が格納されている。
【0026】
なお、上記の実施例では、検査数や撮影枚数として、動作ログの最大値を用いて確保する必要のある記録媒体の容量を算出しているが、これに限られることはない。例えば、動作ログから検査数や撮影枚数の平均値を取り、平均値を元に必要な容量を算出することとしてもよい。
【0027】
医療用画像記録装置の記録媒体の空き容量が不足した場合の、記録媒体の領域を確保する方法として、古い画像データから自動的に削除する、という方法がある。動作ログの最大検査数または/及び最大撮影枚数をもとに確保すべき容量Yを算出し、空き領域がYになるまで、タイムスタンプによって古いものから消去していく。ユーザが、入力装置から消去のコマンドを入力することなく、自動的に記録媒体の領域が確保され、ユーザは、記録媒体の空きの容量について意識する必要がない。
【0028】
一方、古い画像データであってもそれが必要なデータで保存しておきたいこともある。このような場合には、消去するデータをユーザが指定できることが好ましい。そこで、ユーザが指定した画像データについて消去ができる手段を更に備えることとしてもよい。
【0029】
以下に、ユーザが消去するデータを指定することのできる記録媒体の領域の確保のしかたについて示す。
図5(a)に示すように、タッチパネルと組み合わせたユーザインタフェースに、インデックスで医療用画像記録装置内に保存されているすべての画像データの一覧を表示する。ユーザが一覧に表示されている画像データにつき、要・不要を指示することができる入力手段がついている。ユーザが画像データを指定すると、図5(a)のように、その画像データについて色を反転させる。色が反転する画像データは、消去するデータとして、ユーザが選択した画像データを指す。▲1▼のボタンを押下すると、医療用画像記録装置は、古い画像から必要な容量分の消去を実行し、▲2▼のボタンを押下するとユーザが選択した画像の消去を実行する。
【0030】
▲2▼のボタン押下により、ユーザが指定したデータについてのみ消去することを指示した場合は、タイムスタンプによって古いものから順に消去しない。古いものであっても保存しておきたいデータがある等のユーザの要求にも応えることができる。
【0031】
更に、消去したい画像データの日付または器官についての情報をユーザが入力すると、医療用画像記録装置は、これらの情報をキーとして、条件に該当する画像データを検索し、検索結果のインデックスに表示される画像データに絞りをかけることとしてもよい。
【0032】
図5(b)に、タッチパネルの画面の例を示す。ユーザが、図5(b)の日付または期間の入力欄50に入力し、日付または期間を指定する。医療用画像記録装置は、記録媒体に記憶されている、指定された日付または期間に記録された画像データを検索する。検索結果の画像データを、ユーザ指定の条件に合致する画像データとして、色が反転した状態でタッチパネルの画面に表示させる。あるいは、指定した日付または期間に記録された画像データのみを、インデックスに表示させることとしてもよい。
【0033】
画像データを記録した日付または期間をユーザが指定する手段を備えることによって、ユーザにとっては、消去するデータの選別が更に容易になる。
図5(a)及び同図の(b)を用いて示した例では、消去する画像データをユーザが指定し、消去することとしていたが、これに限られることはない。例えば、ユーザが、消去したくない(保存しておきたい)画像データを指定し、それ以外の画像データは消去する等にしてもよい。
【0034】
なお、医療用画像記録装置がネットワークに接続されると、医療用画像記録装置は、記録媒体上に保存されており、未だサーバに送信されていない画像データを、LANを介してサーバに向けて送信を始める。図6に、医療用画像記録装置からサーバへのデータの送信を模式的に示す。
【0035】
従来の送信方法では、医療用画像記録装置1にて一時保管する画像データで、サーバ2上に送られていないものがあれば、全て送信し終えるまで、絶え間なくLAN3を介してデータを送り続ける。この送信方法だと、サーバ2に接続されていない時間が長ければ長いほど、医療用画像記録装置1内の、送信しなければならないデータの量が増えてしまう。例えば、接続されていない状況から検査が始まってしまった場合等、途中でデータを送るのを止めないと、データ送り終わるまで検査を開始できないこととなる。しかし、データの送信を行っている間はユーザがレリーズできなくなるため、検査の遅れを招くという点からも、この送信方法は、好ましいものではない。
【0036】
そこで、本実施例における医療用画像記録装置では、サーバと接続されても即時に送信するのではなく、例えば、1患者のデータ毎、というようにデータを区切って送信することとされている。
サーバに接続されている時は、レリーズの毎にデータの送信を行う。サーバに接続されていない場合は、接続された瞬間(電源がONとされた瞬間)から、送信を開始する。その際、まだサーバに送信されておらず、医療用画像記録装置内の記録媒体に保存されているデータを、細切れにして送信する。
【0037】
医療用画像記録装置では、1検査で何枚撮影されたかを把握しているので、患者のIDと撮影枚数とを関連付けて記録媒体上の画像データを管理することができる。したがって、患者のID毎に、つまり、1検査を単位として、データ送信を行う。
【0038】
データ送信と検査が重複したときは、検査を優先させる。検査が開始すると画像データの送信を中断し、検査が終了すると画像データの送信を開始するよう、指示を出す。このため、データの送信は、ある検査と次の検査の合間をぬって行われる。例えば、ある患者(ID1とする)のデータを送信中に、他の患者(ID2とする)についての検査が開始された場合、ID2の患者の検査を優先させるため、ID1についてのデータ送信を中断させる。
【0039】
このような送信方法であると、送信済みのデータ及び未送信のデータを管理するのがより容易になる。例えば、記録媒体に保存された1000枚分のデータのうち、どこで中断したのかを管理するよりも、一人分のデータのうち、どこで中断したのかを管理するほうが容易だからである。
【0040】
ところで、本実施例における医療用画像記録装置は、図7に示すような情報処理装置(コンピュータ等)を用いて実行される。図7の情報処理装置は、CPU(中央処理装置)61、メモリ62、入力装置63、出力装置64及びネットワーク接続装置65を備え、それらはバス67により互いに接続されている。
【0041】
メモリ62は、例えばROM(read only memory)、RAM(random access memory)などを含み、処理に用いられるプログラムと、画像データを含む各種のデータを格納する。CPU61は、メモリ62を利用してプログラムを実行することにより、画像データの消去、メモリ62上の画像データのタッチパネル画面上への表示、ユーザが入力した条件に合致する画像データの検索等、一連の処理を行う。
【0042】
入力装置63は、ユーザが消去したい画像データを指定するとき、日時または期間を指定して画像データを検索するときに用いられる。出力装置64は、記録媒体上の画像データを一覧として表示させるときや、ユーザが指定した画像データを反転表示させるとき、及びユーザが日時または期間を指定して検索した結果をユーザに示すとき等に用いられる。
【0043】
ネットワーク接続装置65は、サーバ等の、他の医療機器に接続するための装置である。医療用画像記録装置は、他の医療機器等からネットワーク接続装置65を介して受信した患者のID等を管理したり、ネットワーク接続装置65を介して画像データをサーバに送信したりする。
【0044】
なお、本発明は以上の例に限定されることなく、更に種々変形して実施することができる。例えば、本願では、画像記録装置内部のメモリを一時記憶手段として、最終的な記憶先をネットワーク内のサーバに求めたが、勿論、非ネットワークのシステムとして、画像記録装置内部のメモリをハードディスクやDVDドライブにして、最終保存を行う構成としても同様の効果が得られる。
(付記1) 画像データを保存する記録媒体を備える医療用画像記録装置において、
前記記録媒体に空き容量が不足しているかどうかを判断する判断手段と、
前記判断手段で空き容量が不足していると判断されると、過去に行った検査に関し、常時更新される履歴に基づいて、画像データを保存するのに必要と想定される前記記録媒体の容量を算出する、必要容量算出手段と、
前記必要容量算出手段によって算出された、必要と想定される容量と同一またはそれ以上の空き容量を前記記録媒体に確保するよう、前記記録媒体から画像データを消去する画像データ消去手段と
を備えることを特徴とする、医療用画像記録装置。
(付記2) 前記画像データ消去手段は、古いデータから順次自動的に消去することによって、必要と想定される容量と同一またはそれ以上の空き容量を確保することを特徴とする、付記1記載の医療用画像記録装置。
(付記3) 前記画像データ消去手段において、画像一覧を示すサムネイルが画面上に表示され、ユーザが選択した画像のデータを消去する手段を更に備えたことを特徴とする、付記1または2に記載の医療用画像記録装置。
(付記4) 古いデータから順次自動的に消去させるか、画面上に表示されたサムネイルから選択したデータを消去するのかをユーザが選択することのできる、付記3記載の医療用画像記録装置。
【0045】
【発明の効果】
以上示したように、本発明によれば、ユーザの使用状況によって必要な記録媒体の容量が異なることを考慮に入れてデータの消去を行うため、検査の進行を妨げることなく画像データの管理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】医療用画像記録装置の構成ブロック図である。
【図2】記録媒体上のデータを削除する処理のフローチャートである。
【図3】1日の検査数(または1日の検査枚数)に関する動作ログを算出・更新する処理のフローチャートである。
【図4】医療用画像装置の記録媒体に空き領域を確保する処理の概略図である。
【図5】(a)、(b)は、タッチパネルの画面の例である。
【図6】医療用画像記録装置からサーバへのデータの送信を模式的に示す図である。
【図7】情報処理装置の構成図である。
【符号の説明】
1 医療用画像記憶装置
2 サーバ
3 LAN
10 記録媒体
11 必要容量算出演算部
12 画像データ消去部
13 容量不足判定部
14 入力部
15 表示部
50 日付または期間の入力欄
61 CPU
62 メモリ
63 入力装置
64 出力装置
65 ネットワーク接続装置
67 バス
Claims (1)
- 画像データを保存する記録媒体を備える医療用画像記録装置において、
前記記録媒体に空き容量が不足しているかどうかを判断する判断手段と、
1日ごとの累計の検査数あるいは累計の画像の撮影枚数を1日ごとの累計の履歴として格納する手段と、
前記判断手段で空き容量が不足していると判断されると、過去に行った検査についての前記履歴に基づいて、検査日に予定される検査数分の画像データを保存するのに必要と想定される前記記録媒体の容量を算出する、必要容量算出手段と、
前記必要容量算出手段によって算出された、検査日に予定されている検査数分の画像データの記録に必要と想定される容量と同一またはそれ以上の空き容量を前記記録媒体に確保するよう、前記記録媒体から画像データを消去する画像データ消去手段と
を備えることを特徴とする、医療用画像記録装置。
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